「それ」の検索結果
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AIとの大戦後、壊れた機材の中で生活していた。廃材を使えるように修理することを仕事として生活をしているキラは、廃材の山でアンドロイド拾う。
修理したアンドロイドは家事をしてキラを助けるようになったが、エネルギー補充のため月が出る夜に外出をしていた。そして、いつからか花を持って帰るように。
荒廃し、自然がない世界に咲く一輪の花。変化していく二人の関係。
それでも、キラはこの生活がずっと続くと思っていた――――
※小説家になろう・pixivにも投稿
本日中に完結
文字数 11,531
最終更新日 2024.03.19
登録日 2024.03.19
月下美人の花言葉をご存知ですか?
母は気が強くて負けず嫌いな完璧主義者。だが実際は、暗闇も苦手な寂しがり屋。体格がよくて一見健康そうだが、若い頃から入院、日帰り問わず、何らかの手術を受けていた。
だが本格的に体を壊し始めたのは、高齢期に入ってから。一時は危篤まで陥り、もう駄目かと思われたが、奇跡的に回復。このとき3つの病院を転院しながら約半年の入院生活。その後はリハビリを経て通常の生活に戻ったが、再び原因不明の病魔が襲う。
春から幾つものクリニックや病院を渡り歩き、秋になってようやくたどり着いた都内の大学病院で、やっと病名が判明する。
膠原病。厳密にいうと、この頃、まだ近所のクリニックの医者さえ知らなかった顕微鏡的多発血管炎。母の場合はその他にもウェゲナー肉芽腫、大血管炎も混じった珍しい3種混合型膠原病だった。
免疫機能の暴走による、健康な細胞さえ攻撃する難病。病の細かい解明よりまず、病状安定が急務との診断により、ステロイドパルスが行われると報告を受けたのは、私が買い物に出掛けた先での携帯電話。慌てて自宅に帰り、大学病院へ向かった。ステロイドパルスとは、点滴でステロイドを3日間投与する治療法。
本で得た知識しかなかったが、それは劇的効果をもたらした。両耳がほぼ聴こえなくなっていた母が、ステロイドパルス終了後には、普通に会話できるまで回復したのだ。
ステロイドは有効だったが、代償となる副作用もあった。まず皮膚の脆さ。少しぶつけただけでも大あざが出来る。そして血糖値の上昇による糖尿病インスリン注射開始。免疫機能を抑えることで発病する数々の病気。
母は年に何度も入退院を繰り返した。その間に、父が糖尿病性腎不全、兄が肝硬変を患った。3人同時に入院することもあった。
都内まで通院するのは、母にはキツかっただろう。だが午後に診察の多かった母は、外食を楽しみにしていた。さすがに高価な場所へは連れていけなかったが、採血を終えて診察時間までの間、大学病院周辺のランチメニューを美味しそうに食べていた。診察の待ち時間が長引いて疲れた時には、電車に乗る前にカフェで休憩した。田舎暮らしで、蕎麦やうどん以外の外食に縁がなかった母の数少ない楽しみにもなっていた。だが家族が緩やかに悪化していく中、母も次第に弱っていく。命を助けてもらった都内の大学病院から、地元の病院へ、そして最後は在宅医療へ。
父を、兄を、愛犬を見送るごとに、母の心は欠けて壊れていった。そして母もまた、家族を追うように旅立った。あの頃は病院の面会が容易ではなく、私は父と兄を看取れなかった。せめて母だけは最期まで付き添いたい。在宅での最期を希望した。
そして馴染み深い家から、あの世へ旅立った母の顔は、心身の辛さから解放され、微笑んでいるかのようだった。
文字数 218,026
最終更新日 2024.09.22
登録日 2024.09.01
オタクの高校生である真響たけるは、御崎かなた。通称ギャルさんに、からかわれる日々を過ごしていた。夏休みに入る前日、ゲームの攻略を心待ちにするたけるだったが、ギャルさんは補修の替え玉を頼んでくるのだった。渋々と、それに従ったたけるだが、なぜか、補修当日の教室にはギャルさんの姿が。その日から、ギャルさんは、たけるに対しての態度が急変する。たけるとギャルさんは、補修を通して仲を深めていく。そして、夏祭りの日に、彼らの関係を大きく変える出来事が起こり。そして、ギャルさんが突然優しくなった理由を語り始める……
いわゆる『オタクに優しいギャル』の構図です。
文字数 49,154
最終更新日 2024.11.18
登録日 2024.11.15
慶応四年三月。桜には早く、しかし名残の雪が江戸の空を淡く舞う。薩摩藩邸、田町。灰色の空の下、西郷隆盛は黙して待つ。頬に残る薩摩の陽射しは、ここでは通じぬ。彼はこの地で、幕臣・勝海舟を迎えようとしていた。
勝は、どこか滑稽なほど急いでいた。懐に忍ばせた書簡は、徳川慶喜の意思を綴ったもの。「江戸を守りたい」と書かれたその筆跡に、勝はかつて見た将軍の瞳を思い出していた。栄華を捨て、命を捨て、それでもなお人々の暮らしを想う男。その影を背負いながら、勝は雪を踏みしめる。
会談は、言葉少なに始まった。
西郷は軍略を持つ男であり、血を流すことに慣れた男である。それでも、その大きな掌は震えていた。江戸に火を放てば、十万の命が消える。それは敵ではない。女や子ども、老いたる町人、彼らの炊事場、火鉢、布団、書物――ただの日常が、黒煙に包まれる。
「おいは……江戸を焼きたくはない」
そう語った西郷の声は、低く、確かだった。勝はそこで初めて、この男が真に恐れているのは戦の勝敗ではなく、人心の断絶であると知る。幕が下り、新たな時代が来る。そのことは避けられぬ。だが、西郷もまた未来を見ていた。武ではなく、誠意で国を結び直す覚悟が、彼の背にあった。
ふたりは語る。
江戸という町の美しさを。
人々が炊き立てた飯の匂いを。
火消しの纏が立つ火の見櫓を。
明日も、明後日も、生きていく人々の鼓動を。
「戦に勝つことと、この国を守ることは、別の話でごわす」
西郷が言ったとき、勝は静かにうなずいた。
そして春雪の中、ふたりの男は、歴史に残る選択をする。
それは、刀を抜かずして成された、もっとも激しい戦い。
己の名を捨てる覚悟と、時代を超えて語り継がれる、沈黙の勝利だった。
文字数 16,482
最終更新日 2025.05.31
登録日 2025.05.31
あのとき、教室の隅で笑われた自分は、
ほんとうは泣きたかったのかもしれない。
でもナナは、その“視線”に、微かに震える心地よさを感じてしまった。
注目されるには、美人でも秀才でもなくていい。
「恥ずかしさ」だけが、自分を照らす光になる――
この章では、ナナという人物の核心を掘り下げる。
“なぜ彼女は、見られることに存在の実感を求めるようになったのか”。
“なぜ笑われ、辱められる場面でこそ、心も身体も反応してしまうのか”。
それは性的な倒錯ではなく、
**「誰にも選ばれなかった過去を、ようやく反転させた女の物語」**なのかもしれない。
ただ注目されたいのではない。
“見てくれる人にだけ、全部を差し出したい”。
そう願うナナの深層心理と過去を、
静かに、丁寧に、でも赤裸々に綴っていく章。
文字数 3,971
最終更新日 2026.02.26
登録日 2026.02.23
砂の女 高木康文
果てしなく 砂漠を歩いて 疲れきって 倒れたとき 深く大きな蟻地獄に落ちていった 甘い香りに気が付くと ひとりの女性がそばにいた その女性は私に 恋愛生活を許した 砂の下の部屋からは 二度と出してはもらえない しかしずっと二人きりで居られる 二人きりの暮らし その女性は砂の女 それでいい いやになって逃げ出そうと 一瞬にして一人ぽっちになる 砂の女は地上には出られない 俺はそれでいい
(詩集「愛と命の渇き」から)
幼児から小中高校と内気の強い少青年は、自然といじめられ体質を持っていて、少青年は人に言われたことに「嫌だ」と言えなかった。勉強はそこそこで、体力のなさからいつも疲れていて、学校に遅刻が多かったが、誰も理解などしてもらえない。ただ母性本能から優しさをただ、持っている。高校生ではもう大人の入口に近づき、俺は社会には出られないという気持ちとなる。しかしニートはもうからない、遊びもない、そこで強制と矯正で人との共生しようと働き始める。ここは我慢強くだけが、人の何倍も必要でした。そして自分と向き合うために、独り暮らしを始めましたが、一例に過ぎないとも言えます。「砂の女」といは幻想でしょうが、思慕と畏敬、尊厳を幼稚に表現したようです。
文字数 504
最終更新日 2025.06.28
登録日 2025.06.28
勇者を目指して決勝まで上がってきたセオリー・ツ・シャルル。
毎年コロシアムでは出場者128名の選手の中から『勇者』を決める大会が開かれていた。そこで優勝した1名が『勇者』の称号を贈られ魔王討伐に行くという。
しかし決勝戦、試合は一瞬だった。
そしてチャンピオンには賞金と『勇者の称号』それとまさかの審判と解説者の『美女二人』が付いてきた。
彼女達を仲間にして勇者の気ままな魔王を倒す旅が始まった――。
文字数 76,432
最終更新日 2025.09.28
登録日 2025.08.30
家出少年と夜の街の大人の事情……。“とある少年の日常”のもし、お兄さんが、居なかったら、の話。朝岡シキの、中学生時代の話です。女性の抱き方と男性の抱き方とを教えてもらうので、それが駄目な方はやめておいて下さい。更新は不定期です。
文字数 8,135
最終更新日 2025.09.14
登録日 2025.09.07
魔法が存在する世界では、王族の魔力を安定させる半身と呼ばれる存在が重要な役割を担っていた。
王の息子、アルジームにはまだ半身が見つかっていなかった。ある日薬草園で半身の証を持つ者に出会うが、それは男だった。
文字数 14,708
最終更新日 2025.10.25
登録日 2025.10.25
筋肉質な年下(蛍)×癖持ち年上(恭一)
恭一にはある癖を持っていた。
それは筋肉質な男性が好きなのだ。
ある筋肉質な男性を見ていたら
その筋肉質な男性が近づいてきて?!
文字数 5,704
最終更新日 2026.04.12
登録日 2025.11.28
兵庫県、西宮。再開発の重機が街を喰らう足音が迫る中、古びた商店街の片隅で、一軒の理髪店が静かにサインポールを回し続けている。
店主・白川寅三が振るうのは、亡き父から受け継いだ一丁の「本ハガネ」のカミソリと、客の頭蓋を直接打ち据える熱き「咆哮する水」。
土地を狙う冷徹な地上げ屋、効率を説く若き天才理容師、そして理容界を支配する巨大な闇・大門――。
押し寄せる時代の荒波を前に、寅三は客の産毛だけでなく、魂にこびりついた「迷い」をも削ぎ落としていく。それは、失われゆく街の記憶を守り、父が遺した錆びたカミソリに隠された「真実」へと辿り着くための、孤独な戦いだった。
圧倒的熱量で描かれる、職人の矜持と男たちの交錯。
今、人生を切り拓くための「銀の境界線」が引かれる。
文字数 36,682
最終更新日 2026.03.30
登録日 2026.03.19
ひとつ賭け事をしねぇか?
いいぜ、何を賭ける?
じゃあ、俺が勝てばお前の命を、貴様が勝てば願いをひとつ叶えよう
願いねぇ、それは何でもいいんだな?
もちろんだ
ある二人の男の賭博話
文字数 1,237
最終更新日 2016.08.12
登録日 2016.08.10
その体は、二十メートルを超える巨体。しかし、その大きな体に似つかわしくないほど繊細な心を持った怪獣グルース。
山奥で誰にも相手にされず、孤独にひっそりと生きる日々。人間で言えば、まだ子供のグルースは、時たま見える人間達の温かい生活を羨み、憧れを抱いでいきます。
そんなある日、それが運命だと諭すように神様は、一つの奇跡を与えました…。
文字数 9,728
最終更新日 2016.10.05
登録日 2016.10.05
それは20XX年、弱肉強食と言えざるをおえない若き闘争を持った少年少女達が集う学校がそこにはあった。
これはとある少年が通った3年間の学校物語である。
今宵も痛く、鋭いバトルが幕をあける!!とくとご覧あれ
文字数 852
最終更新日 2017.02.27
登録日 2017.02.27
満州国は、日本が作った対ソ連の干渉となる国であった。 未開の不毛の地であった。 無法の馬賊どもが闊歩する草原が広がる地だ。 そこに、農業開発開墾団が入植してくる。 とうぜん、馬賊と激しい勢力争いとなる。 馬賊は機動性を武器に、なかなか殲滅できなかった。 それで、入植者保護のため満州政府が宗主国である日本国へ馬賊討伐を要請したのである。 それに答えたのが馬賊専門の討伐飛行隊である。
文字数 251,763
最終更新日 2020.03.23
登録日 2019.06.09