「ことの」の検索結果
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記憶から生まれ、1ヶ月で消える運命のあやかし・憶。鎌倉の古い喫茶店「波音堂」で目覚めた彼が最初に出会ったのは、17歳の高校生・夏希だった。
同じ17歳なのに、夏希には18歳の誕生日が来る。憶には来ない。
憶は、大切な人を失った人々を「記憶の渚」へ導き、故人の記憶と対話する手伝いをしている。言えなかった恋の告白、12年越しのさよなら、認知症の夫への思い――4つの「弔い」を通じて、憶は生きること、死ぬこと、記憶することの意味を知っていく。
そして最後、憶は自分の正体を知る。憶は、夏希の母の記憶から生まれたのだと。
「もっと早く、伝えていれば」と後悔する人々に寄り添いながら、憶自身も夏希との限られた時間の中で、大切な気持ちを伝えようとする。
1ヶ月後、憶は静かに光の粒子となって消えていく。でも憶の存在は、夏希の記憶の中で永遠に生き続ける――。
文字数 65,549
最終更新日 2026.01.19
登録日 2025.12.31
瑪瑙国は、妖が未だに闊歩する不思議の国。
皇帝は、外交手段に妖の貸し出しを行い、永世中立国としての立場を保ってきた。
そんな瑪瑙国の後宮の奥の奥。
三代前の皇帝が寵妃を療養させるために建てた別宮は、主の死後封印され百年以上の月日が経っていた。
そこにひっそりと住み着く九尾、陽炎の前に、異国から妖との交換に送られてきた姫君ルーイが放り込まれた。
退屈を持て余していた陽炎は、彼女を囲うことにする。
しかし、子育てなどしたことのない陽炎は、世話の仕方など分からない。
それを助けるのが、この別宮に住まう付喪神達だった。
働き者の付喪神達に育てられたルーイは、ある日、「自分も、働きたい!」と言い出した。
碧眼の彼女は、陽炎に地味な姿に変えてもらって、小間使として活躍し始める。
そこで、微妙な立場にいる三太子、龍青と出会い、彼にだけ本当の姿を見破られてしまう。
その後、何度も接触しようとしてくる彼から逃げていたが、ある日、何者かに斬りつけられ、瀕死の状態で別宮へと龍青が逃げ込んできたから、さぁ大変。
彼を助けたいと思ったルーイが、癒しの力を発動してしまったり、ルーイを守る為に陽炎が過剰防衛してしまったり。
そんなてんやわんやを乗り越えて、九尾の愛し子ルーイが、愛する人と結ばれるお話。
文字数 46,680
最終更新日 2026.01.16
登録日 2025.12.28
名門零楼館高校はもともと女子高であったのだが、様々な要因で共学になって数年が経つ。
文武両道を掲げる零楼館高校はスポーツ分野だけではなく進学実績も全国レベルで見ても上位に食い込んでいるのであった。
そんな零楼館高校の歴史において今まで誰一人として選ばれたことのない“特別指名推薦”に選ばれたのが工藤珠希なのである。
工藤珠希は身長こそ平均を超えていたが、運動や学力はいたって平均クラスであり性格の良さはあるものの特筆すべき才能も無いように見られていた。
むしろ、彼女の幼馴染である工藤太郎は様々な部活の助っ人として活躍し、中学生でありながら様々な競技のプロ団体からスカウトが来るほどであった。更に、学力面においても優秀であり国内のみならず海外への進学も不可能ではないと言われるほどであった。
“特別指名推薦”の話が学校に来た時は誰もが相手を間違えているのではないかと疑ったほどであったが、零楼館高校関係者は工藤珠希で間違いないという。
工藤珠希と工藤太郎は血縁関係はなく、複雑な家庭環境であった工藤太郎が幼いころに両親を亡くしたこともあって彼は工藤家の養子として迎えられていた。
兄妹同然に育った二人ではあったが、お互いが相手の事を守ろうとする良き関係であり、恋人ではないがそれ以上に信頼しあっている。二人の関係性は苗字が同じという事もあって夫婦と揶揄されることも多々あったのだ。
工藤太郎は県外にあるスポーツ名門校からの推薦も来ていてほぼ内定していたのだが、工藤珠希が零楼館高校に入学することを決めたことを受けて彼も零楼館高校を受験することとなった。
スポーツ分野でも名をはせている零楼館高校に工藤太郎が入学すること自体は何の違和感もないのだが、本来入学する予定であった高校関係者は落胆の声をあげていたのだ。だが、彼の出自も相まって彼の意志を否定する者は誰もいなかったのである。
二人が入学する零楼館高校には外に出ていない秘密があるのだ。
零楼館高校に通う生徒のみならず、教員職員運営者の多くがサキュバスでありそのサキュバスも一般的に知られているサキュバスと違い女性を対象とした変異種なのである。
かつては“秘密の花園”と呼ばれた零楼館女子高等学校もそういった意味を持っていたのだった。
ちなみに、工藤珠希は工藤太郎の事を好きなのだが、それは誰にも言えない秘密なのである。
この作品は「小説家になろう」「カクヨム」「ノベルアッププラス」「ノベルバ」「ノベルピア」にも掲載しております。
文字数 289,190
最終更新日 2025.02.03
登録日 2024.09.29
第9回キャラ文芸大賞エントリー中。第8回ほっこり・じんわり大賞奨励賞受賞。京都の山に住み、神様のお手伝いをしているタヌキのソラとキツネのハナは、食べ歩きが大好き。自分でも作ってみたくなったソラは、べっこう飴を作り、ハナに食べてもらう。
気に入ったハナは、飴屋さんをやろうと盛り上がる。夢を持ったことのないソラだけれど、ハナのお陰で挑戦する気になる。家族からは反対されてしまうが、キッチンカーで飴屋さんをオープンさせる。
好きなことにまっすぐに向かっていくお話。
文字数 33,262
最終更新日 2025.07.27
登録日 2025.06.30
結婚を控えたある冬の日、地元である山口県下関市へ同窓会に参加をするため戻ってきた万美子は、学生時代に名前も知らない男の子に恋をしたことを思い出す。
高校生の万美子は両親の離婚により、生まれ育った東京都から母の実家のある山口県下関市へ引っ越してきた。
すべてのことに希望を失っていた万美子は、ある少年と出会う。
槻尾万美子(16)
通称、マミ。
高校一年生の冬に東京から山口県下関市に引っ越してきた。
母親と二人暮らしで、冷めきった両親の影響で人のことを信用できず、日々に絶望している。
大学は東京の大学に行きたいと思っている。
セイ
木曜日にだけ会うことのできる男の子。
北九州市門司区に住んでいるらしく、万美子の家の近くから下関市の高校に通っているらしい。
もともとは下関に住んでいたが、両親が転勤したことにより、ひとりだけ門司区に住む祖父母のところに滞在しているという。
陸上部。
関門トンネル
山口県下関側の御裳川と福岡県門司側の和布刈を結ぶ780mのトンネル。
通行可能時間は6:00~22:00。
歩行者は無料、自転車・原付は20円。
トンネルの中程には山口県と福岡県の県境があり、記念撮影スポットとして人気。
(Wikipediaより)
文字数 19,845
最終更新日 2026.01.09
登録日 2025.12.31
産まれてすぐ教会の前に捨てられたポルンには、大切な人が1人しかいない。
同じ教会に預けられた聖女のララだ。
ララは、平民に多いこげ茶色の髪に、それよりは少し薄い茶色い目をした女の子。
聖女と言われなければ、誰も気づかないほどありふれた容姿をしている。
それに対してポルンは、ウサギのように白い髪に赤い瞳。
お人形のように綺麗な顔をしていた。
2人はいつも姉弟のように、恋人のように仲良く育った。
成長した2人の間に、異物のように入り込んだバーバラ。
彼女は領主の娘で、美しい黒髪に翠の瞳をした、ポルンの隣に立っても見劣りすることのない美しい少女だった。
文字数 2,464
最終更新日 2025.05.03
登録日 2025.05.03
中央ヨーロッパのとある小国にある、世界一美しい図書館には風変わりなサービスがある。その名は”宅配司書”。一人の女性司書が、世界各国どこへでもかけつける。地球上のどこかで待つ、たった一人のための本のプレゼン――ブックトークを届けるために。
「英語圏の本ならなんでも」
「舞台化に適した原作本」
「寂しいとき、寄り添ってくれる一冊」
彼女はどんな依頼にも、選りすぐりの数冊を選び、物語のように一冊一冊を結び繋いで、あなたに紹介してくれる。
アウトサイダーと言われる人々が示す生き方。天才が持つ傷。孤独がくれるギフト。
社会の王道からあぶれてしまった人々へ紡ぐ、本の紹介。
書物たちの世界は奥深く、時に人生のひみつにたどり着いてしまうかもしれない――。
人生が息苦しく感じたことのあるあなたへ贈る、ビブリオ・トラベル・ロマン。
文字数 106,905
最終更新日 2025.12.30
登録日 2025.12.01
ススキの原には亡霊姫と呼ばれる幽霊が出る。
そんな噂を聞いた野盗の男ロクは、どうしてもその話が気にかかりススキの原に訪れ、亡霊姫と出会うこととなる。
すると彼女を目にした瞬間、今まで感じたことのない感情に襲われ、どうしようもなく亡霊姫に惹かれた。
「ねぇ、明日の晩も良ければ私と話をしてくれない?」
亡霊姫に誘われ、ロクは毎晩彼女と話をすることが日課となった。
他でもない自分の中にある奇妙な感情の正体を確かめるため、男は今日も亡霊姫と語らう。
文字数 5,604
最終更新日 2026.01.16
登録日 2025.12.31
老舗パン屋「風見堂」で働く23歳の看板娘・雨音。
優しい声を褒められ、空いた時間に始めた配信活動で出会ったのは、
“売れない声優”を名乗る男・雷牙だった。
言葉巧みで、どこか孤独そうな彼。
甘い声に惹かれ、恋に落ちる雨音。
けれど次第に、彼の優しさは「愛」ではなく「支配」へと変わっていく。
雷牙は声を使い、言葉で人の心を操る。
“恋愛はトーナメント。
勝ち残った子がヒロイン。
その言葉を冗談だと思っていた雨音は、
やがて焦げつくような違和感の中で、
“本当の声”を取り戻していく――。
焦げたパンの香り、沈黙の温度。
声と愛の狭間で生きる人たちに贈る、
痛くて、優しくて、少し苦い恋の物語。
文字数 3,828
最終更新日 2025.11.01
登録日 2025.10.30
文字数 6,747
最終更新日 2025.12.14
登録日 2025.12.14
【何にカテゴライズすればいいのかわかりません‥が、現代日本で異能を持って戦うバディものです】
ともに大学生である流文字読真〈闘書士〉と字通真秀〈封書士〉。読真と真秀は、まだまだ嚙み合わない『闘封』ではあるが、必死に力を合わせて異生物に立ち向かう。
現代日本を襲う異生物と『闘封書』で戦う二人の物語。
闘書士・封書士は、異生物と闘い封殺することのできる者たちの事を言う。
異生物とは、この世界とは違う次元世界が何かのきっかけで重なってしまったとき、別次元から現れる生物の総称だ。異生物は何をしても「死なない」。人々は古来からこの異生物に悩まされてきた。そして「闘封書」が編み出された。
「書」を以て異生物と闘い、弱らせる役目の「闘書士」。
「書」を以て異生物を封じ、この次元世界から追い出す役目の「封書士」。
この二つの役割の書士たちが、異生物の退治を担ってきているのである。
「小説家になろう」さんの方でも連載しています。
文字数 160,960
最終更新日 2025.04.16
登録日 2024.10.21
「救われない。でも、忘れられない店がある。
その店に入れるのは、
一度は「死」を考えたことのある人間だけ。
路地の奥、看板のない食堂。
そこでは料理が、感情で作られている。
後悔、執着、怒り、そして空白。
出されるのは、人生を“よくする”料理じゃない。
ただ、感情を切り分けるための一皿だ。
店主のあやかしは言う。
「生きろとは言わない。死ぬなとも言わない。
ここは台所だ。吐くなら吐け」
主人公・真白は、
生き延びたことを「失敗」だと思っている青年。
気づけばこの店で皿を洗い、
他人の後悔を“出す側”になっていく。
――だが、料理には代償がある。
救われないまま、欠けていくものがある。
この店は、希望をくれない。
それでも読後に残るのは、
「それでも、まだ終わらせなくていい」という
曖昧で、逃げ場のない感覚。
癒しではない。
説教でもない。
それでも忘れられない、感情処理の物語。
登録日 2025.12.26
16
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