「外した」の検索結果
全体で56件見つかりました。
R18 改稿版になります。
「外れガチャもいいところだな……」
ドア越しに聞こえた、青年の声。その言葉を理解すると同時に、アイリスの息が止まった。
──
いつの頃からだっただろうか。親同士が決めた婚約者の手を飾る指輪の色が、アイリスの髪の色ではなくなったのは。
アイリスの髪は、老婆のように真っ白。この色は、人間の神から見放された魔力の無い証拠であり、人々から忌避されている。アイリスの家族や使用人も同様で、母が亡くなって以降、彼女は辛く悲しい生活を余儀なくされていた。
そんな中、政略でアイリスと婚約を結んでから、大切にしてくれた彼を愛するのに時間はかからなかった。
アイリスには、後妻として我が家にやってきた、父の幼馴染みだという妖艶な女性と、その人が産んだ無邪気で可愛らしい妹ラドロウという家族がいる。彼女は、婚約者の指にある真っ赤なその華やかなルビーの色と同じ、深紅の薔薇のような見事な赤い髪を持つ。彼女は、天真爛漫な華やかな少女で、社交界でも大人気なのだ。
一方、地味で引っ込み思案なアイリスは、父から最も忌み嫌われている。厄介者と言わんばかりに父の命令で、人間から野蛮と軽侮されている獣人の国に留学する事になった。
婚約者と、長期休暇の度に会って気持ちを確かめあい、彼の気持ちを頼りに、獣人ばかりの学園でたったひとりの人間として頑張っていた。
ところが、帰省したある日、ふたりが口づけを交わしているのを見てしまい──
前タイトル【完結R18】外れガチャの花嫁~指輪を外した婚約者は、腹違いの妹と結ばれたいらしい
半分ほど改稿済み。青春時代が長いのでR18はかなり遅め。
恋愛主体なので、ドアマットヒロインですが、ざまあ要素は前作よりもかなりマイルドにしています。
この頃は一人称で書いてましたね。最近、三人称で書く練習をしているので、一人称に戻せず三人称が入り混じってるかもしれませんがご容赦くださるとありがたいです。
タグをご覧になり、よろしければ楽しんでいってくださると嬉しいです。
表紙は、この話ではモブでも出してなかった気がしますが、ジャンガリアンハムスターのまろちゃん(りっぱなモノをお持ちの♂)です。出番がなかったらどこかで出演させようか考え中。
文字数 179,340
最終更新日 2024.05.07
登録日 2024.04.11
兄弟である祖父同士が婚約を決めた、カートフォード公爵家のフィンリーとローレンス公爵家のエレノア。
同い年の二人は幼い頃は仲が良かったのに王立学園に入った頃からすれ違い、話もせず目も合わせないという状態だった。
ある日、学園の大階段でフィンリーがエレノアに「婚約を白紙にしたい」と伝える。
その直後、足を踏み外したエレノアをフィンリーが引き寄せ抱きとめたまま階段を転がり落ちた。
フィンリーが目覚めると、婚約を白紙にと伝えたばかりのエレノアの姿に入れ替わっていた。自分の身体はどこにあるのか、どうしたら入れ替わりから元に戻れるのか。
約6万字で「小説家になろう」で最終話まで投稿済みです。
そちらで公開したものから加筆・修正が入っています。
ハッピーエンドです。
文字数 61,284
最終更新日 2023.05.21
登録日 2023.05.07
エミュール・シュトラウス公爵令嬢は、第三王子アトラスと婚約していた。
ある日、アトラスから「話がある」と王宮に呼び出され、客間で待っているとそこに現れたのは、アトラスとナターシャ・ゲイル伯爵令嬢だった。
「悪いがナターシャが妊娠したので、婚約を解消したい」
と言われ婚約を解消した。
そして、新しい婚約者が決まったのだが、その人物はナターシャの元婚約者のカーネリアン・ドガーズ侯爵令息だった。
でも、カーネリアンはさほど気にしていない様子で
「各上の公爵家の婿に入れるのなら、幸運ですよ」
等と言った。淑女の仮面を外したエミュールの反撃が始まった。
文字数 102,952
最終更新日 2021.11.09
登録日 2021.01.21
クラリス・シャリエ伯爵令嬢。
彼女には生まれた時から決められた婚約者がいた。
眉目秀麗、文武両道。エリートなアンリ・サン=トゥール侯爵令息だ。
彼との婚約はお互いの祖父が魔法誓約書によって定めたもので、簡単には破棄できない。
クラリスは容姿も魔法の才も平凡以下な自分では優秀なアンリに相応しくないと、彼に婚約破棄してもらうためある薬を飲むのだが……。
彼女の計画はあっという間にアンリに見抜かれ、彼の屋敷に連れ帰られてベッドでのお仕置きが始まってしまって……。
* 世界観はあくまで創作です。
* この作品は『ムーンライトノベルズ』様でも掲載中です。
文字数 43,335
最終更新日 2023.03.25
登録日 2023.03.08
極度の近視で分厚いメガネをかけている子爵令嬢のミーシャは家族から嫌われている。
学園にも行かせてもらえず、居場所がないミーシャは教会と孤児院に通うようになる。
そこで知り合ったおじいさんと仲良くなって、話をするのが楽しみになっていた。
しかし、おじいさんが急に来なくなって心配していたところにミーシャの縁談話がきた。
会えないまま嫁いだ先にいたのは病に倒れたおじいさんで…介護要員としての縁談だった?
この結婚をきっかけに、将来やりたいことを考え始める。
一人で寂しかったミーシャに、いつの間にか大切な人ができていくお話です。
文字数 60,750
最終更新日 2023.09.12
登録日 2023.08.25
幼い頃に交通事故で両親を亡くした勇士は、父親の親友であり、ヤクザの組長でもある龍一郎に引き取られる。龍一郎は小学校にも通わせない程過保護であり、それでも優しく穏やかな良き父親であった。だが勇士が成長すると厳しく、他人行儀のように冷たくなってしまう。そして同時期、勇士は小学三年生でやっとのこと通学が許されたが、災いから逃れられるようにと御守りとして龍一郎から貞操帯をつけられてしまう。高校生になっても勇士は、冷たいままの龍一郎に苦悩していた。しかし貞操帯を外したあるひと時だけ龍一郎は昔のように優しくなる。龍一郎が勇士に貞操帯をつける、その背景には重い過去があった。
※大スカ、小スカあり。※なんでも許せる方向け。
イラストは姉が描いてくれました!
文字数 70,232
最終更新日 2024.02.25
登録日 2023.06.08
第一王子アルウィンにはソフィア・バウムガルトナー公爵令嬢という婚約者候補がいた。
しかし王子は男爵令嬢のクロリスこそが【真実の愛】の相手だと信じて疑わなかった。
ある日王子はクロリスにそそのかされ、顔も知らないソフィアを悪女と決めつけ婚約者候補から外してしまう。
だがソフィアを婚約者候補から外した直後、ソフィアが絶世の美少女だと知った王子は彼女を手放すのが惜しくなる。
王子はソフィアを婚約者候補に戻そうとするが……。
ソフィアに、
「殿下は私と同じ年であらせられるのに、すでに真実の愛のお相手を見つけられているのですね。羨ましいですわ。ぜひその方と添い遂げてください。私、陰ながら殿下の恋を応援しております」
と言われ振られてしまう。
その上、義妹を溺愛する公爵令息を怒らせてしまい……。
「Copyright(C)2022-九頭竜坂まほろん」
※無断転載を禁止します。
※朗読動画の無断配信も禁止します。
※小説家になろうにも投稿しています。
※表紙素材はあぐりりんこ様よりお借りしております。
※小説家になろう、異世界恋愛ジャンルランキング、2022/09/05朝と昼、日間14位まで上がった作品です!
文字数 20,698
最終更新日 2022.12.13
登録日 2022.12.07
旧題:おとぎ話の、その後で
母を亡くし、天涯孤独となったヴィクトリア。職を求めて皇都にやってきた彼女は、基準値に届く魔力さえあれば「三食寮費すべてタダ」という条件に飛びつき、男だらけの学院、通称『楽園』に入学した。目立たないように髪を切り、眼鏡をかけて。そんな行き当たりばったりで脳天気かつマイペースなヴィクトリアは、お約束通りの「眼鏡を外したら美少女」です。男の園育ちの少年たちが、そんな彼女に翻弄されたりされなかったりしますが、逆ハーにはなりません。アルファポリスさまから書籍化していただきました。それに伴い、書籍化該当部分をヒーロー視点で書き直したものに置き換えています。
文字数 629,169
最終更新日 2019.05.23
登録日 2016.08.21
ある日通りがかりに女の子に美人である事を責められた。
よくよく話を聞いてみると……。
描写というほどではないですが作中で中学生が自殺していますので苦手な方はご注意下さい。
なんとなくミステリーカテに放り込みたい衝動があったけどやめといた(笑)。自分のミステリの定義は絶対おかしい。
お久しぶりです。いやうん、こっちからすればしばらく待機放出だったからね。
熱暴走はどっちも酷いですが外に持ち出さないのでまだなんとかなりそうなノーパソより、発熱のせいかバッテリーの持ちまで悪くなったスマホの方がヤバいとなって新しい機種を買いました……やっぱり中古ですが(爆)。
そしたらインストールしたアプリがヤバいのかOSのバージョンで仕様変わったせいか何か通知が来ない。アルファのってのなら「初動を失敗した完結済みの作品にちょっと付け足したくらいでお気に入りをしてくれると思うなんて身の程知らずな」とか脳内悪役令嬢が悪役のくせに正論吐いて終わるだけなんだけど(してくれた人もしいたらありがとう)、天気予報アプリとかまで身の程とかいって通知出さなくなったりしないよなぁ? おまけに通知ってこっちで自由に出せるものは決まったアプリだけだから、前述のように単純に来てないだけの可能性もあるアプリもあるわけで。来たり来なかったりならまだ親切。前回も通知がーってやったからそこは真っ先に見たし、通知はもちろんバッテリーの設定とかもいじったんだけど、どうも改善が見られない。勝手に消えるし。自作にお気に入りしたり外したり連続でしまくって実験したらヤバいよね、やっぱ。
という訳なのでお気に入りしてくれても分からない……のはモチベに繋がらないだけだからまぁいいとしても、近況ボードのコメントとか質問用に開けてる感想覧とかにもし何か書いてくれたとしても現状気づかない可能性が高いです。すみません。
ただいま諸事情で出すべきか否か微妙なので棚上げしてたのとか自サイトの方に上げるべきかどうか悩んでたのとか大昔のとかを放出中です。見直しもあまり出来ないのでいつも以上に誤字脱字等も多いです。ご了承下さい。
文字数 3,406
最終更新日 2020.07.04
登録日 2020.07.03
ヤリサーっぽいものを書こうとしたんですが、ちょっと違うものが出来上がってしまいました。
夜遊び慣れてない処女の真面目な女の子が、初めての夜遊び(飲み会)でハメを外したらハメられちゃったお話です。
文字数 8,010
最終更新日 2024.02.27
登録日 2024.02.27
「――取引だ、ここから出たらお前……俺の番になれ。」
山羊内七歩(やぎうち ななほ)が目を覚ました時そこは見知らぬ屋敷だった、自分を拉致監禁した屋敷の主は首輪を嵌め自分のところまでくればその首輪を外すと言った……。七歩は首輪は外したいものの、自分を拉致した男のものになるのは嫌だった為脱出をしようとするが、首輪を外されない限り屋敷から出られない事を知った。絶望に打ちひしがれていた七歩に同じ屋敷に囚われていた謎のヤクザの男・狼谷朧(かみや おぼろ)はある取引を七歩に持ちかける。朧と協力し、七歩は屋敷の主の魔の手から逃げられるのか? オメガバースを題材にしたサイコサスペンス、始動!
※この作品はムーンライトノベルス様のほうでも掲示しているものをアルファポリス版に掲示したものです。ムーンライトノベルス様の方では番外編と補足を不定期に更新してますのでそちらの方もよろしくお願いします。
※なお濡れ場などはタイトルの横に*がつきます
文字数 149,753
最終更新日 2017.11.24
登録日 2017.11.24
完結しました!
【攫われて異国へ!陰キャなイケメン夫を立派な領主にしてみせる!】
【あらすじ】
結婚式を数日後に控えたアリスは貧乏子爵家の長女。
仕事の帰りに婚約者の浮気現場を目撃、さらには何者かに誘拐されてしまう。
目が覚めると遠い異国に連れ去られており、その国の有力者の息子を名乗るファハドから「弟と結婚してほしい」と頼まれる。
美しく気品がある兄ファハドに対し、ローブに身を包みフードまで被る弟ウィリアム。
断ろうとした矢先、ローブを外したウィリアムがあまりにもイケメンでアリスは結婚を承諾。
他人とのコミュニケーションが苦手なウィリアムを立派な領主にすべく、アリスは領主夫人として前世の記憶を頼りに保育所を開設し精力的に活動することに。
攫われてきた異国でヘタレなイケメン夫に溺愛されながら、彼を支え様々な問題を乗り越える異世界ラブストーリーです!
文字数 88,074
最終更新日 2024.02.27
登録日 2024.01.31
新たな年を迎える直前、世界は大きな地震に見舞われ各地にダンジョンが現れた。
混乱する人々の頭に声が響き声の主は言った。
《これは救いであり試練である》ーーと。
消費され壊されていく自然と、下らない欲を満たす為の争いを繰り返す人類に神々は一手を打った。
生きたければ戦え。
ダンジョンには試練と恩恵があると。
しかし人類の殆どは混乱し、神の思惑を外した。
一人の少女を除いて――。
眞守鈴子。
母親に再婚の邪魔だと祖父母宅に置いて行かれて11年、祖父母は亡くなり遺産を受け継いだ少女は祖父母が残してくれた家で一人暮らしをしていた。
祖母が残してくれた家にまさかダンジョンが出来ると誰が思うのか。
ダンジョンには火を吐く魔物が居て、そいつらが外に出てきたら家が火事になってしまうしダンジョンがある事を知られたら国に家が取られてしまう。
そう思った私は自らの手でダンジョンをどうにかしようとし――何故か色々な能力を得てしまう。
《この世界の誰よりも早く ダンジョンに踏み込みました》
《この世界の誰よりも早く 魔物を討伐しました》
《この世界の誰よりも早く アイテムを手にしました》
《この世界の誰よりも早くーー》
きっと同じようなタイミングでダンジョンに踏みこみ世界でバラけるはずだった特別な称号と異能を得てしまい頭を抱えることになった。
祖母の残してくれた家を守りたかっただけなのに…。
タイトル変更しました。
前:現実世界のダンジョン事情
文字数 193,444
最終更新日 2023.03.02
登録日 2023.01.23
二次元に恋する笠原菜子は、夢見がちのままアラサー突入。
いいのいいの、私には今ハマってるウィズラブっていう小説があるし、そこに出てくる騎士隊長のアズールが推しなの!
かっこいい!
大好き!
高まる気持ちは二次創作への糧となるのよ!
そんな妄想繰り広げるある日、本の整理中脚立から足を踏み外したことをきっかけにウィズラブの世界に入ってしまった。
「シャルロット、しっかりしろ!」
「…………誰?」
どうやらウィズラブの主人公であるシャルロット王女になったみたいで……。
これは乗っ取り?
いや、転生?
目の前で心配する彼こそが、私の推しであるアズールその人だった!
ま、マジ?
鼻血出そうなんですけどっ!
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このお話は他のサイトにも掲載しています
文字数 46,654
最終更新日 2021.09.29
登録日 2021.07.21
お正月に友人たちと初詣に行く約束をした麗香(れいか)。
待ち合わせ場所の神社に着くと、友人たちの話を聴いてしまった。「麗香(れいか)ちゃんって綺麗だからって、何考えてるかわからないし、お高くとまってるよね〜。」「俺も、あれはないな。2人っきりだと黙り込むし、デートがきつかった。俺やっぱりあれは、無理だわ~。」「私も友達として、引き立て役みたいでキツいわ。」
複数の笑いから逃げるように、その場から立ち去ろうとし、神社の階段を踏み外した。
気づくと、豪華な部屋、見知らぬ場所に……。
着ていた着物のせいで、異国のお姫様に間違えられてしまった。
堅物強面とキレイ系OLの一万文字の恋愛物語。
文字数 10,000
最終更新日 2020.05.20
登録日 2020.05.15
イシュトハン家シリーズ1作目
女伯爵としての未来が決まっているクロエは、暫く会話もしていなかった幼馴染でもあるフリードリヒ殿下との婚約を突然知らされる。
婚約を拒んでいたのだが、あれよあれよと言う間に婚約は発表されてしまう。
3年前にフリードリヒ殿下が、社交性がないなどと言って、クロエを婚約者候補を外したことを知っているクロエは、突然の婚約に「絶対結婚しない」と掲げて婚約破棄を目論んでいるが、卒業式のプロムはもうすぐそこ。
それなのにプロムに誘われないクロエは、王子の監視を続ける。
殿下がクロエの友人のサリーにプロムのドレスを贈ることを知ったクロエは、自分との結婚を隠蓑にして友人といちゃつく計画なのだと確信する。
結婚はしたくないがプロムには出たい。
一生に一度の夢の舞台のプロム。
クロエは無事に参加できるのか。
果たしてその舞台で微笑むのは誰なのか…
文字数 286,078
最終更新日 2023.05.26
登録日 2021.01.01
幼馴染の真理子さん、留学までして極めた生物工学のドクターなのに、何処でどう踏み外したのか僕の嫁になっている。
学生時代の色々な話を知っている僕としては慎ましく生きたいのよ本当は。
でも、毎日が楽しいかも。
各話完結の不定期更新です。
プロローグ編は「嫁のリクエスト」
文字数 90,665
最終更新日 2024.04.20
登録日 2021.01.26
騎士は次元刀(じげんとう)を用いて、道を踏み外した人間や妖魔を斬る存在である。そんな世界で騎士学校に入学した夾也(きょうや)は、あることが原因で次元刀の召喚に失敗してしまう。しかし次元刀の召喚には失敗したものの、その手には次元刀の使い手の証である紋章が刻まれていた。
強い騎士になるって、兄貴と約束したんだ……だから……!
登録日 2015.03.18
フェレトとディアスの師弟物語、第4弾。(オレは、フェレトさまを救いたいんです。)フェレトへの想いはディアスの理性を崩壊させ、ディアスは、禁断の術に手を染める。フェレトは、ディアスを助けるために、「今すぐオレの弟子をここへ戻せ。従わないなら嬲り殺す。」と、ふだんは秘している冷酷な面さえ見せるが…。この話は、「あの人とは違う形で、あなたを支えてみせます。」~最強の魔法使い師弟~、「おまえが育つまで、オレはちゃんと待っていてやる。」~最強の魔法使い師弟2~、「これからは、遠慮なく巻き込ませてもらうぜ。」「望むところです。」~最強の魔法使い師弟3~の続編ですので、先にそれらを読んでいただけるとありがたいです。舞台は、魔法使いの組合(ギルド)、<星の塔>。フェレト・リウスは、その最高位、6人しかいない賢者の一人、<風の賢者>で、<星の塔>最強を謳われる魔法使い。超絶美形の青年でもある。しかし、素行が悪く、数々の問題を起こし、統治機関の<元老院>から目の敵にされている、<星の塔>一の反逆児にして異端児でもある。フェレトの唯一の弟子である、ディアス・パレルは、<アカデミア>を飛び級で、しかも首席で卒業した天才少年。見た目は、少女よりも可憐で愛らしい美少年だが、実は生意気でひねくれていて、師匠のフェレトにも平気で口答えする。しかし、本当はフェレトのことになると冷静な判断ができなくなるほど、フェレトを慕っている。古代魔法は、時間を遡ることが可能だったことを知り、ディアスはフェレトを救うために、ある計画を立てて動き出す。ディアスの真意に気づいたフェレトは、自分への想いゆえに道を踏み外したディアスを止めるために、弟子を追う。(オレは、ディアスを失いたくない。)その言葉の意味するものは。フェレトの差し伸べる手は、ディアスに届くのか。
文字数 31,880
最終更新日 2021.07.31
登録日 2021.07.31