「朝一」の検索結果
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それは何の変哲もない日だった。
学園に登校した私は、朝一番、教室で待ち構えていた婚約者であるデイビット・ハミルトン王子に開口一番罵声を浴びせられた。
「シエスタ・フォード! この性悪女め! よくもノコノコと登校してきたな!」
「え……?」
いきなり罵声を浴びせられたシエスタは困惑する。
「な、何をおっしゃっているのですか……? 私が何かしましたか?」
尋常ではない様子のデイビットにシエスタは恐る恐る質問するが、それが逆にデイビットの逆鱗に触れたようで、罵声はより苛烈になった。
「とぼけるなこの犯罪者! お前はイザベルを虐めていただろう!」
デイビットは身に覚えのない冤罪をシエスタへとかける。
「虐め……!? 私はそんなことしていません!」
「ではイザベルを見てもそんなことが言えるか!」
おずおずと前に出てきたイザベルの様子を見て、シエスタはギョッとした。
イザベルには顔に大きなあざがあったからだ。
誰かに殴られたかのような大きな青いあざが目にある。
イザベルはデイビットの側に小走りで駆け寄り、イザベルを指差した。
「この人です! 昨日私を殴ってきたのはこの人です!」
冤罪だった。
しかしシエスタの訴えは聞き届けてもらえない。
シエスタは理解した。
イザベルに冤罪を着せられたのだと……。
文字数 7,661
最終更新日 2022.03.20
登録日 2022.03.09
喧嘩っ早い幼馴染み(花陵翔 かりょう しょう)を時々遠くから眺めながら普通の高校生活を送っていた俺(朝一晴 あさか はる)
その日もちょうど、他校の生徒と小競り合いをしていた翔と偶然に出会す。
合えば話くらいする中の二人、今日もたわいなく言葉を交わそうと近付いたら、眩く光る光に巻き込まれてしまった……
目をそっと開けてみれば、そこは見知らぬ森の中…周りを見回してみても森の中……これからどうする?と行く道を決めようと言う時に、何やらいつもの違うあいつがそこに……
やって来ちゃったと思ったこの国はジェンダーフリー、色々フリーな国だった。
国民もフレンドリー……
帰れないと思ったら…え?帰れるの…?
ごく普通の女の子が好きだったはずの俺がこんな事に巻き込まれて、真逆な態度のあいつにあっちとこっちで振り回されて行くお話……
番外編を書き足しています。
良ければお読みください。
R18には*付けます。苦手な方は飛ばしてください。最初は無理やりシーンが入ります。
暴力シーンには*入れます。
文字数 82,667
最終更新日 2022.01.25
登録日 2022.01.03
寝食を忘れるほど研究にのめり込む婚約者に惹かれてかいがいしく食事の準備や仕事の手伝いをしていたのに、ある日帰ったら「母親みたいに世話を焼いてくるお前にはうんざりだ!荷物をまとめておいてやったから明日の朝一番で出て行け!」ですって?
まあ、癇癪を起こすのはいいですけれど(よくはない)あなたがまとめてうちの実家に郵送したっていうその荷物の中、送っちゃいけないもの入ってましたよ?
※またも小説の練習で書いてみました。よろしくお願いします。
※すみません、婚約破棄タグを使っていましたが、書いてるうちに内容にそぐわないことに気づいたのでちょっと変えました。果たして婚約破棄するのかしないのか?を楽しんでいただく話になりそうです。正当派の婚約破棄ものにはならないと思います。期待して読んでくださった方申し訳ございません。
文字数 40,834
最終更新日 2021.10.02
登録日 2021.05.30
学校からの帰り道、不審者に襲われて死んでしまった私は異世界に転生する。喜んだのもつかの間、なんだか私の周りは不穏なようで……?
お姫様に憧れる少女が転生したのは、美少女に見紛うほどの美形王子ライラ。
王家に生まれたライラは、王家が持ってはいけない要素を持って生まれてきたせいで迫害寸前。
「私は……自由になりたい」
強いですが最強ではありません。努力と人との触れ合いによって成長していきます。
※主人公の外見は男ですが、中身は女の子なので“女”として読んで頂きますようよろしくお願いします。
※序章は少し暗いです。その後はほどほどになります。
小説家になろう、カクヨムにも投稿しています。
感想や指摘、評価など頂けると嬉しいです。
文字数 113,799
最終更新日 2020.04.08
登録日 2020.03.14
つき合っていた頃から、窓を全開にして朝一番のコーヒータイムを楽しむ人だった。寒い冬も暑い夏も同じで、それは結婚してからも変わらない目覚めの朝の一コマ。そんな朝が今日もやって来る。
文字数 1,652
最終更新日 2024.03.27
登録日 2024.03.27
夕麿を治療のために両親に預けた清方。しかし心の病は一朝一夕では回復しない。無情にも夕麿の回復に期限がつけられ、望めない場合は武が幽閉される決定が下る。
雫はその場合、彼自身が主と仰ぐ武を幽閉場所へ送らなければならなくなった。今は亡き武の父と雫は従兄弟同士。臣下としての忠義の気持ちからも、身内としても武を守りたかた。
しかし清方は武の命令もあって夕麿の治療を第一にする。
二人の想いの差が軋轢を生んでしまう。
文字数 45,385
最終更新日 2020.04.09
登録日 2020.04.09
俺はあの涼しい夏の頃、正確には高校二年生の時にラウム国を救った。
俺はさすがに記憶があるわけではないけれど、いつもこう思うんだ。母さんの腹の中でも羊水で体を洗っていたのではと考えたくなるほど、とにかく綺麗好きだった。
そんな俺の朝はいつも忙しい。
朝一でさっさと入浴をして、体を洗うこと5回。髪を洗うこと6回。顔を洗うこと7回。歯を磨くこと6回。
洗顔クリームやシャンプーとリンス。歯磨き粉は一週間もしないうちに空になってゴミ箱入りだった。
階下から母さんの声が聞こえる。
「聡――! 洗ってないで! 早くご飯食べなさい!」
階下へ行って、夏の日差しが映えるキッチンのテーブルで、コーヒーを飲んで新聞を読んでいる父さんの肩を少し揉んでから、朝食のベーコンエッグの乗ったトーストと、蜂蜜入りの紅茶を食し、リビングにある鞄をかっさらうと、急いで外へと出た。
文字数 6,351
最終更新日 2019.04.21
登録日 2019.04.21
婚約者の不貞現場を押えた子爵令嬢のセシルは、二度と家には帰らない決意で飛び出した。
不貞の事実は前々から掴んでおり、計画通りに家を出たセシルは、安宿に泊まる。宿泊の交渉をしていると、背後から眼帯をつけた男に声をかけられる。男も宿を探していた。
宿には二人部屋しか空きがないという。仕方なく、二人は同室で泊まることにした。
眼帯の男は、セシルを男だと勘違いしており、旅人に扮したフード付きのコートを脱ぐと女が出てきて大いに驚く。
気にせず寝た翌朝、セシルは早々に宿をたつ。
王太子殿下が住まう御所は一年前から呪詛の霧に狙われていた。セシルはその霧を払う魔眼を持つ。太子が住まう御所を包む霧を一掃し、朝一番の仕事を終えた。
その日は前線で活躍した猛者が新任の近衛騎士副団長がやってくる予定であり、急いで近衛騎士団長の執務室へと向かう途中で、偶然、昨夜、宿を共にした男とぶつかってしまう。
彼こそが、新任の近衛騎士副団長。近衛騎士団長の弟であり、名をデュレクという。
恵まれない家で育った二人の振れ合いと王太子を狙う一件を追う物語。
褐色と紅の瞳を持つ光彩異常症(ヘテロクロミア)の男性騎士×菫色の瞳の女性騎士。
文字数 129,437
最終更新日 2023.08.15
登録日 2023.06.03
2038年。天才科学者〈桜吹雪〉はこれまでなし得なかった夢と現実の相互作用技術を開発し、夢の記録・再現・世界との共有を始めとする多様な機能を搭載する「夢コン」を発生み出した。現実に物足りなさを感じていた〈星月裕也〉は偶然出くわした〈桜吹雪〉から「夢コン」を手渡される。困惑しつつも彼の友人である〈遠藤実也〉や〈海川愛〉との夢での交流を通じて、夢の世界への興味を持ち始めた。そして初の夢コン対応ゲームである「ドリーム・クロスコネクト」を朝一番から並んで購入することに成功する。サービス開始初日の夜、剣士〈ユウヤ〉としてドリームワールドへのログインを済ませ、〈商店街〉で冒険の準備をしていると、剣士〈サクヤ〉に声をかけられる。2人は〈始まりの森〉にてモンスターの討伐の練習と武器を揃えるのに必要な通貨〈コイン〉を集めていた。夢からなかなか覚めないことに疑問を感じ始めた頃、〈夢広場〉に強制テレポートさせられた。そこに現れた〈桜吹雪〉は全プレイヤーに対して、ドリームワールドは現実世界と完全に切り離され異世界となったことを告げる。現実世界に帰るための条件はただ一つ、このゲームをプレイヤー同士で協力して生きて完全クリアすることだった。HPの減少度が各プレイヤーの心理状況である〈マインドカラー〉に影響されることとHPがゼロになることは両世界での死を意味することを伝えると、〈桜吹雪〉はその場から姿を消した。自分がデス・ゲームに囚われていることに愕然とするプレイヤーたち。〈ユウヤ〉は〈サクヤ〉にソロで自身を強化したあとにパーティを組むと約束して、始めの一歩を踏み出した。
文字数 9,892
最終更新日 2018.08.08
登録日 2018.08.03
高校2年生の春。朝一人で起きられない幼馴染のために小島龍は今日も家まで起こしに行く。幼馴染である熊谷梓が朝に弱いのは理由があって……
その他にもぬいぐるみ大好きな残念イケメンや天然S会長、ロリ魔術師が持ち込むトラブルに龍は巻き込まれていく。これはそんな彼の青春トラブルストーリー
文字数 17,285
最終更新日 2022.03.23
登録日 2022.02.15
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【人事部 杉山 美夏
本日をもって、秘書課へ移動】
朝一、会社に着くとそんな張り紙がされていた。
秘書課…空気が読めて、観察力に優れ、気配りのできる美人美男の集まり…。
なんで私が…?!
しかも社長の秘書?!
呼んだのは、社長本人…いや、
昨晩一緒に寝た彼?!
ドSで余裕な社長×彼氏いない歴イコール年齢の平凡社員
文字数 1,722
最終更新日 2017.11.08
登録日 2017.10.17
幼女の名は逢瀬瑠璃という。その日、幼稚園が終わってからいつも通り母親の迎えを待っていた。だが、今まで1度もそんなことはなかったのに、園児たちがみな帰ったあとも姿を見せなかった。毎日、帰る道々幼稚園での出来事をおしゃべりするのが楽しみだったし、今日も話すことが今にも破裂しそうな風船のように、瑠璃の心を満たしていた。
そろそろ寂しさも限界に近づき風船もしぼみかけた頃、幼稚園の門の前に一台のタクシーが止まった。降りてきたのは瑠璃の父親だった。瑠璃にとり、それはとんでもないサプライズで、サンタクロースのプレゼント並みの喜びだった。
満面に笑みを湛え父親に飛びつく瑠璃だったが、「お帰り」と抱きかかえた父親の言葉は素っ気なかった。何から何までいつもと違うことに、瑠璃は不安を覚え、どうしたのと父親に問うた。しかし答えを聞かされないまま、待たせていたタクシーに乗せられた。
行き着いた先は病院だった。病室のベッドには頭を白いネットで覆われた母親が眠っていた。今朝一緒に幼稚園まで来て、じゃあねと別れたときからは想像のできない姿だった。瑠璃は全く理解ができなかった。流れる涙をそのままに、母親のベッドの脇に立っていた。
翌日、母親は意識を取り戻すことのないまま、死んだ。兄とともに泣きじゃくる瑠璃だったが、葬儀の日からぴたりと泣かなくなった。それがむしろ参列者の涙を誘った。瑠璃が4歳のときのことだった。
都立下恋雀(しもれんじゃく)高校は、港東区にある中堅レベルの進学校だった。文武両道、自主独立を教育方針とするのは都立ではごく当たり前だが、そんなことよりも校舎を新築したことが、地味だったこの学校を一躍人気校にした。
瑠璃は、都立には珍しく、図書室に続く廊下と、そこに面したテラスにカフェテリアのあることが第一に気に入った。成績的にはもっと上の学校を狙っても良かったが、そういう訳でここを第一志望校に選びトップで合格した。
瑠璃の名は、ラピスラズリが好きだった画家の去来が付けた。それを知った瑠璃のともだちはらずりと呼んでいる。
これは、高校2年生の瑠璃を取り巻く友人たちや的屋たちとの関わり、また瑠璃の、家族との関わりを通じた成長の物語である。
登場人物たちの軽妙なやり取りや少しのユーモアもお楽しみください。
文字数 99,887
最終更新日 2023.04.30
登録日 2023.04.30
オタク気質の私立探偵、花峰遊眞には絶賛片想い中の人がいる。その相手は、探偵事務所の下で喫茶店を営む藤堂という男だ。
藤堂がいる喫茶店で毎朝一杯のコーヒーを飲むことだけが、想いを伝えられない花峰にとって唯一の楽しみだった。しかしそんなある日、花峰の事務所に藤堂からの依頼が持ち込まれる。藤堂に頼られた事に喜んで舞い上がる花峰だったが、別件の依頼で訪れたラブホテルの中に入っていく藤堂の姿を目撃してしまい……
文字数 68,829
最終更新日 2022.06.24
登録日 2022.05.20
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