主道 学

主道 学

初めまして2018年12月9日に登録しました。色々な物語を書いています。表紙にはほぼ全てフリー素材を使わせて頂いています。
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児童書・童話 完結 短編
 俺はあの涼しい夏の頃、正確には高校二年生の時にラウム国を救った。    俺はさすがに記憶があるわけではないけれど、いつもこう思うんだ。母さんの腹の中でも羊水で体を洗っていたのではと考えたくなるほど、とにかく綺麗好きだった。  そんな俺の朝はいつも忙しい。  朝一でさっさと入浴をして、体を洗うこと5回。髪を洗うこと6回。顔を洗うこと7回。歯を磨くこと6回。  洗顔クリームやシャンプーとリンス。歯磨き粉は一週間もしないうちに空になってゴミ箱入りだった。    階下から母さんの声が聞こえる。 「聡――! 洗ってないで! 早くご飯食べなさい!」  階下へ行って、夏の日差しが映えるキッチンのテーブルで、コーヒーを飲んで新聞を読んでいる父さんの肩を少し揉んでから、朝食のベーコンエッグの乗ったトーストと、蜂蜜入りの紅茶を食し、リビングにある鞄をかっさらうと、急いで外へと出た。
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文字数 6,351 最終更新日 2019.04.21 登録日 2019.04.21
「あれ? 財布がない」  全てのポケットを探してみたが、改札を抜ける時まではあったはずの財布がなかった。  地下鉄の中でハッとして周りに視線を送った。乗客はいなかったし、吊革を握って立っているのはおれだけだった。  新しい高校への転校初日だが、先が思いやられてしまう。  このままでは、よく知らない初めての駅の改札口で困るだろうな。駅員さんになんて言おうか?  財布を盗まれた。  そういうのが一番いいけど。  しかし、まったく覚えがないので見つかることはないだろうな。  財布の中には、何故か一円玉が13枚。  転校初日の奇妙な出来事だった。  存在自体から距離を置いてしまった高校生の物語。
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文字数 4,416 最終更新日 2019.04.02 登録日 2019.04.02
裏の畑で、不可解な事件を目撃した小学生の歩は。 事件解決へと乗り出した。 やがて、歩はこの世のものとは思えない恐ろしい事件へと巻き込まれていく。 注)かなり怖い作品です いつも応援本当にありがとうございます 度々、改稿作業をいたします<(_ _)> 本当に申し訳ありません汗
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文字数 66,446 最終更新日 2019.01.27 登録日 2018.12.22
 時は西暦2045年。  日本は少子超高齢化によって経済的に衰退していた。ノウハウというアンドロイドの量産化。仕事がなくなる。そんな世界で。夜鶴 公はど田舎A区と裕福B区の貧富の差の板挟みにあっていた。  とことんツイてなく。B区からA区へ追放され、近所にいた総理大臣の娘と出会い。板挟みに挟まりながらの命掛けの恋愛に踏み切る。  これは、そんなお話。  やがて、二人は国を左右するハイブラウシティという出来事へと巻き込まれていった。
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文字数 85,373 最終更新日 2019.01.25 登録日 2018.12.17
 19世紀のロンドン  自動車というものが流行るこの霧の多い都市で、ぼくは働いていた。 「おいお前。永遠の命欲しくねえか?」  ぼくはいじめられっ子だった。  馬車が行き交うこの町に、友達が一人もいないぼくは、いつもリクたちにいじめられていた。 「いらないよ」 「そんなこと言わないでさ。きっと、面白いぞ。何たって未来永劫死ぬこともねえし、飯も食わなくても生きていけるし、毎日楽しく遊んでいられるんだぜ」  リクは金髪の間に黒髪が少しだけ混じったスコットランド出身の男の子だった。  ぼくは生粋のロンドン生まれ。  金髪の少し太った体格の14歳だった。  永遠の命を得てしまった少年の物語。
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文字数 2,272 最終更新日 2019.01.23 登録日 2019.01.23
男と女の距離は離れているけど、少しでも近づけたなら。 喫茶店での男と女の距離感。
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文字数 2,975 最終更新日 2019.01.21 登録日 2019.01.21
 あれは数年前のローラ姫との密会の場。  玉座に座る王の重税に苦しむ民と戦争を何とかしようと姫が考えていた時だ。  バルコニーに現れた4人の有名な魔女は、それぞれ姫に贈り物をした。  一番目は祝福を。  二番目は名声を。  三番目は美を。  四番目は永遠の眠りを。  国が滅びる。そんな時でも俺は何も言えなかった。
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文字数 3,502 最終更新日 2019.01.13 登録日 2019.01.13
夜鶴の過去の恋物語。
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文字数 8,418 最終更新日 2019.01.10 登録日 2019.01.10
 夕焼けが、寂しさを徐々に紛らわしてくれた。  今日が初日の私には、退学をした弟も通っている深夜学校へと赴いた。  ただ、赴いた。  冷え込み始めた昇降口に革靴を入れ、生徒数が圧倒的に少ない校舎へと入る。    そこは社会へでるための最後の学校。
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文字数 1,771 最終更新日 2019.01.08 登録日 2019.01.08
 柔い日差しが降り注ぐ街だった。私は初めて来た街だが、なんだかとても懐かしい。友達とはぐれて一人。道の真ん中で佇んでいた。ただ、道に迷っていた。  そこは異様な料理店のある死者の街だった。
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文字数 2,641 最終更新日 2019.01.06 登録日 2019.01.06
青春 完結 ショートショート
町にサンタがやってきた。 遥々ドイツから来たそうだ。 私はドイツへ行く。そう、初恋を乗せて……。
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文字数 2,381 最終更新日 2018.12.25 登録日 2018.12.25
古きもの。新しきもの。 古書塔が傾く時。一つの可能性を二人が噤む。
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文字数 3,416 最終更新日 2018.12.22 登録日 2018.12.22
青春 完結 ショートショート
高校までの帰路は、いつも彼と一緒だった。 彼が突然、学校を辞めた。
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文字数 1,778 最終更新日 2018.12.22 登録日 2018.12.22
児童書・童話 完結 ショートショート
男は78年も生きていた。 生涯独身で、何もない。 そんなある日のこと。 銀行へ行くとかなりの額の蓄えがあった。 大人向けの童話です。
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文字数 2,509 最終更新日 2018.12.21 登録日 2018.12.21
青春 完結 ショートショート
罪と罰。誰でも知っている。 神がいるのかはわからない。 けど、罪や神の捉え方。 私はそう思った。 そうとしか思えない。
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小説 203,168 位 / 203,168件 青春 7,437 位 / 7,437件
文字数 928 最終更新日 2018.12.16 登録日 2018.12.16
SF 完結 ショートショート
私は銀河の果てで彼を想う。 そう、今日は人生の境目だ。
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小説 203,168 位 / 203,168件 SF 5,830 位 / 5,830件
文字数 767 最終更新日 2018.12.13 登録日 2018.12.13
恋愛 完結 ショートショート
あの人。忘れもしない。 モーツァルトの生涯のフィクションです。
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文字数 1,412 最終更新日 2018.12.11 登録日 2018.12.11
青春 完結 ショートショート
夏祭りの終わりの瞬間。 一時でも、大切にしたい。 生まれ変わった小聖と志津の青春。 (注)この物語はフィクションです。
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小説 203,168 位 / 203,168件 青春 7,437 位 / 7,437件
文字数 2,761 最終更新日 2018.12.11 登録日 2018.12.11
ホラー 完結 ショートショート R15
江川さんの席には、いつも赤い花瓶が置いてある。 何度死んでも蘇る江川さん。 江川さんを殺したのは多分、私と四里だ。
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小説 203,168 位 / 203,168件 ホラー 7,399 位 / 7,399件
文字数 1,226 最終更新日 2018.12.09 登録日 2018.12.09
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