陰陽転化

『あらすじ』
とある依頼により地方の山奥にやってきた祓い師の御屋敷晴明。
仕事中に見知らぬ男が現れ、共に調査をすることに……。
男は浮世離れした姿をしており、結界や瘴気にも平気な顔をしていることから普通の人間ではないことを早々に見抜く。
隠すつもりがないのか妖だろうと問うても男は動じず、親し気に晴明に話しかけてくる。

「……相も変わらず律儀だな」
「今何て……?」
「いや、こちらのことだ」

男は何かを隠している。
それでも悪い妖ではないのだろうと信じた晴明は男の名を聞く。

「――雨月」

そう名乗った男は何か目的をもって動いているようだ。
遥か昔の因縁を断つため、晴明の運命が大きく動き出す――。
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