現代文学 静かな物語 小説一覧
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13件
1
賢者の石 ― 名付けられなかった勇気
この物語に、魔法や戦いは登場しません。
名を呼ばれなかった誰かが、
世界とのあいだにある“言葉にならない感覚”に、そっと触れていきます。
語られなかった記憶、
届かなかった声、
そして、ほんのわずかな沈黙のゆらぎ。
それらが連なった断章のなかで、
存在のかたちが少しずつ、静かに変わっていきます。
もし一つでも、あなたのなかに沈む音があれば──
その響きが、この作品のすべてです。
※本作は『ハリー・ポッター』シリーズとは一切関係ありません。
タイトルは象徴的に用いられており、まったく別の物語です。
感想数 0
文字数 1,315
最終更新日 2025.06.13
登録日 2025.06.13
2
拝啓、白い者達へ
夜の解剖学研究室。骨学実習を終えた後、助手の荻原(おぎはら)は献体された骨を箱に綺麗に詰め直す作業をしていた。 その箱のひとつに書かれていた数字が『19』であることに気づく。 なんとも言いがたい感情のまま作業していると、どこからか甘い匂いが漂ってきて……。
感想数 0
文字数 3,170
最終更新日 2026.03.31
登録日 2026.03.31
3
まだ名前のない輪郭で
──意味になる前の、あなたと私。
触れたのか、触れなかったのか。
伝えたのか、伝わらなかったのか。
すべてが形になる前の、感情と出来事の輪郭だけが、静かに漂っている。
本作は、言葉になる寸前の「なにか」を描く。
「わかり合えた」と思うことが幻想であるように、
「わかり合えなかった」と言い切るには、少しだけあたたかい。
これは、関係の成立よりも前、
意味の固定よりも前、
まだ名前のない、私たちの輪郭の物語。
感想数 0
文字数 2,950
最終更新日 2025.06.12
登録日 2025.06.12
4
『ライターと話して、火が消えるまで』
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文字数 6,216
最終更新日 2025.07.04
登録日 2025.07.04
5
猿と椿
感想数 0
文字数 1,894
最終更新日 2026.06.16
登録日 2026.06.16
6
好きと共に
光と影は共にある。
それ故に、ふたつの強さもまた同じ。
僕はこの明るすぎるこの街と、大好きなこの街と共に、別れを告げる。
感想数 0
文字数 1,290
最終更新日 2025.08.12
登録日 2025.08.12
7
白と静寂の短編集
この短編集には、三つの物語が収録されています。
小学生の女の子が、おばあちゃんとロボット犬との絆を深めていく「無機質なぬくもり」
誰もいない冬の公園で、雪だるまを作る不思議な少女と出会う「白にとける」
静かな雪の庭で、失われた記憶を取り戻していく少女の物語「白の境界」
冬の白と静寂の世界を、楽しんでもらえたら嬉しいです。
※他サイトにも投稿しています。
感想数 0
文字数 13,220
最終更新日 2026.01.24
登録日 2026.01.19
8
小川
小さな家と庭、そして裏を流れる小川。
それだけが、少女の世界のすべてだった。
父と母、共に過ごす子どもたち。
変わらない毎日が、当たり前だと信じていた時間。
けれど、ある夜を境に、
世界は静かに形を変えていく。
感想数 0
文字数 2,422
最終更新日 2026.01.11
登録日 2026.01.11
9
短々編-1-なくし物
死を目前にした人は、ときに思いもよらないことを口にする。
それを知っていた僕は、ベッドに横たわる彼に尋ねた。
「死は、怖くないのですか?」
彼は穏やかに微笑みながら、こう答える。
「君、死とは、すべてを失くすことだよ」
時間の尽きかけた病室で交わされる、静かな会話。
そこには絶望も涙もなく、ただ真っ直ぐに『死』という現象を見つめるまなざしがあった。
人は、忘れ物なのかもしれない。
「死」を通して浮かび上がる、「生」の輪郭。
ひとつの終わりに寄り添う、短くも深い物語。
感想数 0
文字数 491
最終更新日 2025.07.15
登録日 2025.07.15
10
ただ、生きている
静かな日常の中にある、
小さな孤独、ささやかな喜び、
言えなかった言葉、そして失ったもの。
特別な出来事は起きない。
けれど確かに、私たちは生きている。
『21:00の街』と同じ空気の中にある、
日々の風景を切り取った掌編連作。
感想数 0
文字数 5,233
最終更新日 2026.03.01
登録日 2026.03.01
11
雨音が小さな花
東京で編集者として働く美月は、五年ぶりに実家へ戻る。倒れた父の容体を心配してのことだったが、久しぶりの帰郷は、忘れかけていた記憶と感情を呼び覚まし始める。
かつては当たり前だった日々の光景。母の作る朝食の匂い、父との将棋、庭の梅の木。それらは美月の中で、いつの間にか色褪せていた。しかし、日々を過ごすうちに、美月は自分が気づかぬうちに閉ざしていた心の扉が、少しずつ開いていくのを感じる。
父の書斎で見つけた古い日記、丁寧に保管されていた子供の頃の作文、そして父が密かに読んでいた美月の小説。言葉にできなかった想いは、別の形で確かに存在していた。
「人間は言葉にできないことが多すぎる。だから、お前のように言葉を紡げる人間は大切なんだ」
父のその言葉が、美月の人生を変えるきっかけとなる。
繊細な筆致の本作は、普段は口にしない感情や、心の奥底で灯り続ける家族の絆を静かに、しかし力強く描き出す。そこには悲劇的な出来事はなくとも、日常の中に潜む小さな感動と再生の物語があり、読む者の心に静かな余韻を残す。
雨音のように繊細に降り注ぐ言葉たちが、心という名の小さな花を育んでいく―。
感想数 0
文字数 12,789
最終更新日 2025.05.20
登録日 2025.05.20
12
失ったのに、満ちている
感想数 0
文字数 512
最終更新日 2025.06.18
登録日 2025.06.18
13
知らないふりで、始まった
あの夜のことは、誰も話さなかった。
私も、彼も。
していないことにしただけ。
知らないふりで、私たちは始まってしまった。
覚えていないことになった関係と、
それでも続いてしまう日常のなかで、
私は“何か”を忘れないまま、今日を過ごしている。
感想数 0
文字数 1,303
最終更新日 2025.06.19
登録日 2025.06.19
13件
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