歴史・時代 江戸小説一覧

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(時代小説新人賞最終選考落選歴あり、別名義、別作品) 死の間際、陰陽師の師が「そちの出自のことを知りたくば、江戸の智徳殿にお会いするのだ」という言葉と江戸へ向かえというせりふを遺したために京を旅立つ伊左衛門。  江戸について早々、“狐憑き”の女性に遭遇し老女に襲いかかろうとするのを取り押さえる。彼女は大店の内儀であり成り行きから“治療(じょれい)”をすることになる、彼の除霊は、後世いう心理療法のことだった――
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小説 2,998 位 / 185,424件 歴史・時代 23 位 / 2,272件
文字数 30,739 最終更新日 2024.05.29 登録日 2024.05.28
「百万人都市江戸の中から、たった一人を探し続けてる」 深川の河岸の端にある小さな船宿、さくら。 そこで料理をふるうのは、自由に生きる事を望む少女・おタキ。 はまぐり飯に、菜の花の味噌汁。 葱タレ丼に、味噌田楽。 タケノコご飯や焼き豆腐など、彼女の作る美味しい食事が今日も客達を賑わせている。 しかし、おタキはただの料理好きではない。 彼女は店の知名度を上げ、注目される事で、探し続けている。 明暦の大火で自分を救ってくれた、命の恩人を……。 ●江戸時代が舞台です。 ●冒頭に火事の描写があります。グロ表現はありません。
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小説 3,786 位 / 185,424件 歴史・時代 38 位 / 2,272件
文字数 7,166 最終更新日 2024.05.29 登録日 2024.05.26
 一八世紀末、日本では浅間山が大噴火をおこし天明の大飢饉が発生する。当時の権力者田沼意次は一〇代将軍家治の急死とともに失脚し、その後松平定信が老中首座に就任する。  遠く離れたフランスでは革命の意気が揚がる。ロシアは積極的に蝦夷地への進出を進めており、遠くない未来ヨーロッパの船が日本にやってくることが予想された。  時ここに至り、老中松平定信は消極的であるとはいえ、外国への備えを画策する。  大権現家康公の秘中の秘、後に『蘭癖高家』と呼ばれる旗本を登用することを――
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小説 4,039 位 / 185,424件 歴史・時代 44 位 / 2,272件
文字数 46,381 最終更新日 2024.05.29 登録日 2024.04.30
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歴史・時代 連載中 長編 R15
山名藩家老家次男の三沢新之助が学問所から戻ると、屋敷が異様な雰囲気に包まれていた。 門から入った新之助をいち早く見つけ出した安藤久秀に手を引かれ、納戸の裏を通り台所から屋内へ入った。 久秀に手を引かれ庭の見える納戸に入った新之助の目に飛び込んだのは、今まさに切腹しようとしている父長政の姿だった。 父が正座している筵の横には変わり果てた長兄の姿がある。 「目に焼き付けてください」 久秀の声に頷いた新之助だったが、介錯の刀が振り下ろされると同時に気を失ってしまった。 新之助が意識を取り戻したのは、城下から二番目の宿場町にある旅籠だった。 「江戸に向かいます」 同行するのは三沢家剣術指南役だった安藤雅也と、新之助付き侍女咲良のみ。 父と兄の死の真相を探り、その無念を晴らす旅が始まった。 他サイトでも掲載しています 表紙は写真ACより引用しています R15は保険です
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小説 453 位 / 185,424件 歴史・時代 1 位 / 2,272件
文字数 2,105 最終更新日 2024.05.29 登録日 2024.05.29
     浅草一体を取り仕切る目明かし大親分、藤五郎。  町内の民草はもちろん、十手持ちの役人ですら道を開けて頭をさげようかという男だ。    そんな男の二つ名は、鈍牛。    これは、鈍く光る角をたたえた、眼光鋭き牛の物語である。
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小説 3,786 位 / 185,424件 歴史・時代 38 位 / 2,272件
文字数 20,608 最終更新日 2024.05.29 登録日 2022.05.23
水戸藩四代目藩主の徳川宗尭(むねたか)は、大叔父に水戸黄門(徳川光圀)をもち、幼い頃から「義公行実」をはじめ「桃源遺事」「久夢日記」などの黄門様伝記を読みふけ強い憧れを持っていた、そして時が経ち藩主の座に着いてもなお、憧れは変わらずにいた宗尭は藩政を改善したのち早々に次男の宗翰(むねとも)に家督を譲り隠居、私も御老公になる!と言い、独自の世直し劇を開始する。
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小説 4,665 位 / 185,424件 歴史・時代 53 位 / 2,272件
文字数 4,764 最終更新日 2024.05.28 登録日 2024.05.26
(時代小説新人賞最終選考落選歴あり、別名義、別作品) 渋川春海に出会う前の村瀬義益、彼は剣鬼だった。佐渡奉行の元で働いていた父が、朋輩によって殺された。地下御前試合、大店の主人や大名家によって運営される、真剣による立ち合いの場に身を投じ、ここに参加しているという仇の姿を求めていた――
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小説 5,070 位 / 185,424件 歴史・時代 59 位 / 2,272件
文字数 7,023 最終更新日 2024.05.28 登録日 2024.05.28
 八代将軍徳川吉宗の時代、服部文蔵という武士がいた。  服部という名ではあるが有名な服部半蔵の血筋とは一切関係が無く、本人も忍者ではない。だが、とある事件での活躍で有名になり、江戸中から忍者と話題になり、評判を聞きつけた町奉行から同心として採用される事になる。  忍者同心の誕生である。  だが、忍者ではない文蔵が忍者と呼ばれる事を、伊賀、甲賀忍者の末裔たちが面白く思わず、事あるごとに文蔵に喧嘩を仕掛けて来る事に。  それに、江戸を騒がす数々の事件が起き、どうやら文蔵の過去と関りが……
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小説 3,185 位 / 185,424件 歴史・時代 30 位 / 2,272件
文字数 118,165 最終更新日 2024.05.28 登録日 2024.05.01
 女渡世人、やさぐれ同心、錺簪師、お庭番に酌女・・・ 武士も町人も、不器用にしか生きられない男と女。男が呻吟し女が慟哭する・・・ 剣が舞い落花が散り・・・時代小説の愉しみ
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小説 4,316 位 / 185,424件 歴史・時代 48 位 / 2,272件
文字数 35,360 最終更新日 2024.05.28 登録日 2024.05.07
島田宿本陣の孫息子、河廣は某大名の落胤。不幸に死んだ母を憐れに思い、父への思いが侍に対する反発になっていた。そんな中、川留めとなりとある藩が急遽、本陣に泊まることに。しかし、丁稚の少年が太刀を盗んだと騒ぎになる。河廣は太刀を探し回るが――。
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小説 6,254 位 / 185,424件 歴史・時代 78 位 / 2,272件
文字数 99,312 最終更新日 2024.05.28 登録日 2024.04.27
芝七軒町寺子屋師匠菊池三之亟には、時として鋭い直観が走ることがある。   これが幸いして、残忍な大盗賊の江戸の引き込み役、妖艶な三味線師匠お竜を疑い、親友三ツ池屋に驚いた仕掛けを飾り職時次郎と施す。 高崎夜盗赤城の又三郎一味を先手をうち一網打尽にすることとな
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小説 5,239 位 / 185,424件 歴史・時代 62 位 / 2,272件
文字数 12,021 最終更新日 2024.05.27 登録日 2024.05.27
三ツ池屋を訪ねた芝寺子屋師匠菊池三之亟は、店前で取り囲まれる久保田藩目付け滝沢を助ける。 藩米の汚職騒動の助けに入るおせっかい三之亟の、機転と剣が冴え渡る。 江戸の町にこんな寺子屋師匠がいるのも、頼もしい限りで
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小説 7,421 位 / 185,424件 歴史・時代 82 位 / 2,272件
文字数 10,476 最終更新日 2024.05.27 登録日 2024.05.27
他人を踏み台に出来る人間てのは、どうしてなかなかに恐ろしいものがあるそれが両国の香具師吉蔵である。 御家人娘萩乃と弟広太郎は父の無念を晴らせるだろうか。
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小説 16,809 位 / 185,424件 歴史・時代 165 位 / 2,272件
文字数 8,963 最終更新日 2024.05.27 登録日 2024.05.27
芝の寺子屋師匠菊池三之亟が、どんなに強いかと、どんなふうに話したら、北町奉行にわかってもらえるかと、与力権田十郎が迷ったのはこの年の卯月のことであった。 類を見ない飛鳥のような剣裁きであったからだ。
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小説 16,809 位 / 185,424件 歴史・時代 165 位 / 2,272件
文字数 10,203 最終更新日 2024.05.27 登録日 2024.05.27
  いつの世にも悪女というのはいるものである。   しかしそれが、妖艶の女ざかりで、強欲ときては始末に負えない。亭主を殺し店を乗っ取ろうとするお時に何が起こったのだろうか。
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小説 9,361 位 / 185,424件 歴史・時代 91 位 / 2,272件
文字数 9,906 最終更新日 2024.05.27 登録日 2024.05.27
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歴史・時代 連載中 短編 R18
場所は江戸。 昨今、世間を騒がせていたのは『白刃の斬裂き男』と呼ばれる殺人鬼である。 彼には信念は無く、ただただ斬るのが楽しいだけ。 もっとも女には逆らえないようだが。
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小説 185,424 位 / 185,424件 歴史・時代 2,272 位 / 2,272件
文字数 8,377 最終更新日 2024.05.26 登録日 2024.05.24
 八代将軍吉宗が将軍宣下すぐに発した命は、『御鷹献上』であった。 宗次郎は吉宗が和歌山から呼び寄せた鷹匠宮井杢右衛門の養子で、優れた餌差である。 餌差とは、鷹狩の鷹のために雀など小鳥を狩る殺生人のこと。 やたらと小鳥に好かれる宗次郎にとって、小鳥を狩ることは児戯にも等しい。 一方、江戸の隅々まで牛耳ろうと考える吉宗は、江戸城内の人事に左右されない使い勝手の良い隠密を欲していた。 宗次郎を一目見て気に入った将軍吉宗は、宗次郎を自らの隠密に任命する。   宗次郎に任された仕事は、お鷹役人の殺害事件の下手人捜査。そこからさらに事件は広がりを見せ…… 鳥請負による不正取引の裏に見つかった裏切り。その裏切りは「復讐」か、あるいは「謀反」なのか。 殺陣あり、事件あり涙ありの本格時代劇小説。 ☆エブリスタで連載していた作品を推敲して掲載しています。
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小説 8,236 位 / 185,424件 歴史・時代 86 位 / 2,272件
文字数 157,894 最終更新日 2024.05.26 登録日 2024.03.24
 三代将軍・徳川家光に仕える保科正之。  悪戯が過ぎる家光とそれに毎回切れて、稽古の名目で家光をしばく十兵衛に困りつつ、比較的穏やかな江戸生活を送っていたが……。  柳生宗矩から息子の十兵衛と一緒に辻斬り調査の命を受ける。  巷で辻斬りの犯人が、家光だと噂になっているのだ。  面倒事はまっぴらごめんな正之だが、恩のある家光のあるかどうかわからない名誉のため、捜索を開始する。
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小説 185,424 位 / 185,424件 歴史・時代 2,272 位 / 2,272件
文字数 3,268 最終更新日 2024.05.26 登録日 2024.05.26
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歴史・時代 連載中 ショートショート
(時代小説新人賞最終選考落選歴あり、別名義、別作品) 父が惨殺される場面を目撃し、“ひきこもり”となっていた宗左衛門。彼は瓜二つの顔をした双子の妹、あきに御役目を任せ登城させていた。人の視線を恐れるようになっている宗左衛門は、人目の絶える夜中に散歩に出かける習慣ができている。その日も例のごとく他出する宗左衛門。だが、そこで彼は忍び者に追われる娘と遭遇する――
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小説 185,424 位 / 185,424件 歴史・時代 2,272 位 / 2,272件
文字数 100,158 最終更新日 2024.05.25 登録日 2024.05.21
(時代小説新人賞最終選考落選歴あり、別名義、別作品) 敵討(かたきうち)のために、双子の二刀流の遣(つか)い手を追う愛洲藤兵衛雄彦(あいすとうべえたけひこ)と八重(やえ)の兄妹。彼らは敵の足跡をたどるための情報収集と路銀を稼ぐために、徒党を組む無宿人の前に歯が立たない番太の代わりに用心棒を務める『さすらい番太』として悪党(わる)を斬りながら旅をしていた。旅の先々で、無宿人とその用心棒、村丸ごとが盗賊の集落、神を名乗って供物を捧げさせる猛獣使い、などを対峙する。その過程で、兄妹の間に生まれていた肉親以上の感情がいよいよ大きくなっていく……。
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小説 185,424 位 / 185,424件 歴史・時代 2,272 位 / 2,272件
文字数 63,392 最終更新日 2024.05.25 登録日 2024.05.23
 南町奉行池田播磨守頼方(いけだはりまのかみよりまさ)が下す裁断についての、江戸市民たちの評判がすこぶる良い。大見得を切って正義を振りかざすような派手さは無いのだが、胸にジンと染みる温情をサラリと加える加減が玄人好みなのだと、うるさ型の江戸っ子たちはいう。  池田播磨守頼方は、遠山の金さんこと遠山景元の後任の町奉行だ。あの、国定忠治に死罪を申し渡した鬼の奉行として恐れられていた。しかし、池田が下す裁断は、人情味に溢れる名裁断として江戸市民たちの評判を呼んでいく。  取り立て屋の市蔵が死体で発見される。  調べが進むと、小間物屋「奄美屋」の番頭清二が、借金の取りたでで市蔵に脅され理不尽な要求をされ、止むに止まれず殺したことがわかった。  世間は奄美屋に同情する。    果たして、播磨守の裁断やいかに。
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小説 185,424 位 / 185,424件 歴史・時代 2,272 位 / 2,272件
文字数 25,544 最終更新日 2024.05.24 登録日 2024.05.22
(時代小説新人賞最終選考落選歴あり、別名義、別作品)藩の忍びだった小平治と仲間たち、彼らは江戸の裏長屋に住まう身となっていた。藩が改易にあい、食い扶持を求めて江戸に出たのだ。 が、それまで忍びとして生きていた者がそうそう次の仕事など見つけられるはずもない。 そんな小平治は、大店の主とひょんなことから懇意になり、藩の忍び一同で雇われて仕事をこなす忍びの口入れ屋を稼業とすることになる――
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小説 13,136 位 / 185,424件 歴史・時代 124 位 / 2,272件
文字数 97,551 最終更新日 2024.05.23 登録日 2024.05.05
超絶男社会の町火消し。 私がマトイを持つ!! 江戸の町は、このあたしが守るんだ! なんか文句ある? 十五歳の少女お七は、マトイ持ちに憧れて、その世界に飛び込んだ。 ※歴史・時代小説にエントリーして頑張る予定です!! ※憧れの人に会いたくて江戸の町に火をつけた歌舞伎の八百屋お七。その情熱が違うベクトルに向かったら? そんな発想から産まれた作品です♪ ※六月にガンガン更新予定です!!
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小説 185,424 位 / 185,424件 歴史・時代 2,272 位 / 2,272件
文字数 2,619 最終更新日 2024.05.19 登録日 2024.05.12
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歴史・時代 連載中 長編 R15
 元禄十三年。江戸の街は元禄十一年に起こった勅額火事の影響から復興しつつあった。その江戸の中に勅額火事を運良く免れた一件の骨董屋があった。 名を骨董屋 鬼灯。骨董ならば何でもござれのこの店の主人は醜女の若い女主人であった。表の顔は骨董屋、そして裏の顔は何でも屋。 そう、庭木の剪定から暗殺まで何でもこなす。 例え其れが幕府や大名が関わろうとも・・・・・・。 骨董屋鬼灯は今日も醜女の店主と変わらぬ日々を送り出すのであったがある日突然襲われる鬼灯。相手の流派から、少し前に武具を都合した親子と関係があることが分かる。 それから何故か首を突っ込んでゆく鬼灯。 さてさて、どのような事件に首を突っ込んだのか・・・・・・。 (作中の姉川家は架空のものです)
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小説 185,424 位 / 185,424件 歴史・時代 2,272 位 / 2,272件
文字数 59,861 最終更新日 2024.05.19 登録日 2017.05.30
クソ真面目なため、不器用にしか生きられない若者がいた。しかしそのクソ真面目が意外な展開を見せて、志郞という武士にあたらしい世界を見せることになった。クソ真面目な新しい世界に、入れ替わったことで妻として会うことになる賢明な女性が登場する。
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小説 185,424 位 / 185,424件 歴史・時代 2,272 位 / 2,272件
文字数 23,846 最終更新日 2024.05.19 登録日 2024.05.19
 元禄十三年秋、広島藩浅野家家臣徒目付の藤村数馬は、実父沢村次郎右衛門の死によって心ならずも公儀隠密の役目を継ぐことになる。数馬には、三歳年下の愛しい妻美寿々がいた。美寿々は現在妊娠中で、出産予定日は、来年の三月半ば過ぎだった。同年、晩秋、数馬は藩の上役で大目付の三枝から、秋山文六左衛門と云う男を上意討ちにしろと命を受ける。秋山を討ち果たした数馬は、徒目付組頭に昇進。  翌元禄十四年、美寿々が長男長太郎を出産したその日、三月十四日、江戸城松の大廊下で赤穂藩主浅野内匠頭が、高家筆頭吉良上野介に刃傷に及ぶ。事件に対処するため、数馬は三枝と他の藩士たちと赤穂へ向かう。大石内蔵助を説得するためだ。数馬の繋ぎ役月舟尼こと於倫は、大石の身を護れと命じ、三枝からは大石を斬れと云う相反する命令を受ける。無二の親友青木幹之助も数馬同様公儀隠密で二人して大石を護り、三枝たちを斬る。全ては美寿々と幼い我が子を護るための行動だった。  翌元禄十五年、数馬は幹之助とともに川崎平間村の軽部屋敷に逗留する大石の許を訪れ、そこで同朋の井本善兵衛と妻美寿々の兄宇佐美慎之介に正体がばれ、激しい戦闘の末、幹之助と義兄慎之介は死亡する。その後数馬は、三次浅野家屋敷近くの南部坂で吉良方の刺客と戦闘の末、絶命する。  二十年後の享保七年、再婚した美寿々の許へ謎の僧侶が現れ、数馬の形見の品、千手院和泉守守正の業物と梅の飾りが付いた簪を渡す。美寿々は、何も真実を知らないまま、最愛の良人数馬の形見を見て泣き崩れる。全ては数馬の思惑通り進み、家族の命は救われたのである。
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小説 25,094 位 / 185,424件 歴史・時代 220 位 / 2,272件
文字数 82,032 最終更新日 2024.05.18 登録日 2024.05.18
 南町奉行池田播磨守頼方《いけだはりまのかみよりまさ》が下す裁断についての、江戸市民たちの評判がすこぶる良い。大見得を切って正義を振りかざすような派手さは無いのだが、胸にジンと染みる温情をサラリと加える加減が玄人好みなのだと、うるさ型の江戸っ子たちはいう。  池田播磨守頼方は、遠山の金さんこと遠山景元の後任の町奉行だ。あの、国定忠治に死罪を申し渡した鬼の奉行として恐れられていた。しかし、池田が下す裁断は、人情味に溢れる名裁断として江戸市民たちの評判を呼んでいく。  幕府勘定役組頭の奥田源右衛門《おくだげんえもん》が殺された。深夜に、屋敷で首を刺されていたのだ。下手人はどうも、奥田が毎夜のように招いていた女のようだ。奥田は女好きとして有名で、その筋の女を買うことが少なくない。  その関係の殺しとも思われたが、調べが進むと、お役目に関わる事情が浮上して来た。  町奉行池田播磨守は、どうやって犯人を追い詰めるのか。そして、どのような裁断を下すのか。
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小説 185,424 位 / 185,424件 歴史・時代 2,272 位 / 2,272件
文字数 37,097 最終更新日 2024.05.18 登録日 2024.05.13
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歴史・時代 連載中 ショートショート
過去に起こった出来事を、新たな解釈で 短編小説にしてみました。
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小説 25,094 位 / 185,424件 歴史・時代 220 位 / 2,272件
文字数 1,104 最終更新日 2024.05.18 登録日 2024.05.16
(小説新人賞最終選考落選歴あり、別名義、別作品で)水呑百姓の平太は、体の不自由な祖母を養いながら、未来に希望を持てずに生きていた。平太は、賭場で無宿(浪人)を鮮やかに斃す。その折、親分に渡世人飛脚に誘われる。渡世人飛脚とは、あちこちを歩き回る渡世人を利用した闇の運送業のことを云う――
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小説 25,094 位 / 185,424件 歴史・時代 220 位 / 2,272件
文字数 97,293 最終更新日 2024.05.16 登録日 2024.05.06
 富くじ 魚屋の松次   江戸に多くの神社はあっても、神はいるのであろうか。それが、いたのである。湯島天神の神が 魚屋の松次に幸運を運んできた。  
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小説 185,424 位 / 185,424件 歴史・時代 2,272 位 / 2,272件
文字数 9,837 最終更新日 2024.05.16 登録日 2024.05.16
 辻斬り御家人 伊織  雨が降ると伊織の頭の中に、地を揺るがす太鼓に合わせ、甲高く鋭い笛が響き、鬼がやって来る。きりきりと猛烈な痛みが頭を襲い、失神しそうになる。そして、それが時として辻斬りへと自分を誘ってしまうのだ。  
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小説 185,424 位 / 185,424件 歴史・時代 2,272 位 / 2,272件
文字数 8,890 最終更新日 2024.05.16 登録日 2024.05.16
座頭の和一   世の中の強欲な輩は、好色でもあると相場は決まっているが、座頭和一のそれは並外れている。並みの人間が勝てるはずはなかったのだが。  
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小説 185,424 位 / 185,424件 歴史・時代 2,272 位 / 2,272件
文字数 9,390 最終更新日 2024.05.16 登録日 2024.05.16
 絵師   梅島彩庵 枕絵と好色、むつみ合いが梅嶋彩庵の世界の全体だった。   こんな絵師が江戸にもいたのである。金のために堕ちてゆく彩庵と悪党。芝七軒町鍵屋長屋、寺子屋師匠菊池三之亟との対決は思わぬ方向に流れてゆく。   
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小説 185,424 位 / 185,424件 歴史・時代 2,272 位 / 2,272件
文字数 8,053 最終更新日 2024.05.16 登録日 2024.05.16
板前 三次  十四歳でおやじの無念の死に顔を見た三次は、どんなことをしても腕のいい板前になろうと決意していた。二度と無念な姿を晒したくは無かった。   
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小説 185,424 位 / 185,424件 歴史・時代 2,272 位 / 2,272件
文字数 8,716 最終更新日 2024.05.16 登録日 2024.05.16
安中藩大内平三郎の生活が荒れ、狂気の沙汰が始まったのは、二年前に父、そして昨年母を亡くしてからだったろう。 唯一の親族、父の弟叔父とも折り合いがよくなかった。両親が健在な時には,平三郎の凶暴な性格もおさまっていたが、このところは酒と,北川向こうの岡場所で、放埓の毎日であった。そんな平三郎が何とか勘定方を務められたのは、たぐいまれな勘定の才覚があったからである。
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小説 185,424 位 / 185,424件 歴史・時代 2,272 位 / 2,272件
文字数 10,203 最終更新日 2024.05.16 登録日 2024.05.16
第五話      いかさま賭博 丁半博打さえ知らぬ、寺子屋師匠菊池三之亟が、博打場で大立ち回りをするとは。人の世は面白いものである。
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小説 185,424 位 / 185,424件 歴史・時代 2,272 位 / 2,272件
文字数 9,784 最終更新日 2024.05.16 登録日 2024.05.16
 泥棒村 こんな風変わりな村が、一つぐらいあってもいいのかもしれない。  つけ火の捕縛に活躍した、三之丞と田島牛乃進の親交が深まり、その一年後の元禄三年同じ師走のことであった。   三之丞は鍵屋長屋東北角の厠を使い、露地右に折れて井戸に向かう。長屋の木戸の方角から、小男が,師走の寒い風を避けるように、北西の奥に向かっていくのを見ていた。  三月ほど前にも確か、あの男は大圓寺の裏門、北西角の家にきたような気がする。竹のぶらしで歯をすすぐと、ゆっくと木戸入口右側の自宅へと向かう。北の方角から、強い風が吹き長屋の路地に土埃が舞う。  
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小説 185,424 位 / 185,424件 歴史・時代 2,272 位 / 2,272件
文字数 16,740 最終更新日 2024.05.16 登録日 2024.05.16
 この師走、また南八丁堀で大火があろうとは知る由もない。  昼までは暖かな風が午後は急速に強い北風となり吹き抜ける。江戸中期。元禄元年の話である。
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文字数 16,503 最終更新日 2024.05.16 登録日 2024.05.16
江戸。 喜介は盲目の介錯人。元々は武士として、江戸城の番方を務めていた。同時に剣術道場の師範代を務めるほどの剣の実力の持ち主だった。 ある日、賊が自宅に押し入り、妻と娘が殺害される。喜介も両目を負傷し、盲目となる。 突如妻子を失い、視力を失くした喜介は、絶望の淵に沈むが、死ぬ気力も起きない廃人のような状態に陥った。 そんな喜介に、幕府は介錯人になることを命じる。喜介は迷った末にその話を受ける。喜介には、ある思惑があったのだ。
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文字数 16,296 最終更新日 2024.05.16 登録日 2024.05.16
「遊びすぎ、神田の大店両替商越後屋を勘当された、長男幸太郎が、何と実の妹八重をかどかわし、亡き者にせんと、香具師泉屋の六郎に依頼する。事は深川浪人原田から、無頼浪人橋本、上原が実行する。なんとか廃寺からに逃げた八重が記憶喪失のまま芝 七軒町鍵屋長屋の新発田藩浪人、加藤一ノ辰や、旗本三男坊寺子屋師匠菊池三之亟、長屋隣、大円寺宝蔵院流槍の名手にして和尚の大覚法円、芝の岡っ引き琴屋の徳蔵らの活躍で、乱闘の末、決着する。ー江戸 元禄 人模様  寺子屋師匠 菊池三之亟事件控え 第一シリーズ53話の第一話である」
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文字数 11,798 最終更新日 2024.05.15 登録日 2024.05.15
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