「苔」の検索結果

全体で39件見つかりました。
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恋愛 連載中 長編 R18
主人公は高校から家に帰る途中にある森が気になっていた。この森には通学路から細道が延びており、そこから入ることができた。好奇心に釣られるまま立ち入ってしまった彼は少し開けた場所に一軒の洋館を見つけてしまう。洋館は丸木をそのまま建築材としているらしくミステリアスな雰囲気をしており、古びているのか苔まで至る所に生えているのが見えた。興味本位で彼は家宅に侵入したが最後、気を失った──。 ※R18シーンが登場する話には★を付けています。 ノクターンノベルズ、ハーメルンでも連載しています。
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小説 11,391 位 / 185,005件 恋愛 5,191 位 / 56,229件
文字数 33,074 最終更新日 2022.01.28 登録日 2021.10.27
BL 完結 短編 R18
 元冒険者で、ギルドの受付をしている僕は、冒険者時代に助けてくれたSランク冒険者のシオンに恋をしている。そのシオンが自分と同じように『苔庭のイタチ亭』という酒場の常連だと気づいてから、叶わぬ片想いだとは思いつつ、今まで以上に店に通い、長時間滞在していた。そんなある日、シオンに話しかけられて、「好きな相手がいる」と聞いてしまい、僕は失恋した――かと、思いきや。  ※居酒屋BL企画2020の参加作品です(主催:くま様/風巻ユウ様/三谷玲様/猫宮乾)、よろしければご覧・ご参加下さい。異世界の酒場『苔庭のイタチ亭』にまつわるお話です。タグのみで、ご参加頂けます(⇒ 居酒屋BL2020)
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小説 14,743 位 / 185,005件 BL 3,829 位 / 23,926件
文字数 12,436 最終更新日 2020.01.09 登録日 2020.01.09
恋愛 完結 長編 R18
わたしはアリシア=ヘイストン18歳。侯爵家の令嬢だ。跡継ぎ競争に敗れ、ヘイストン家を出なければならなくなった。その為に父親がお膳立てしたのはこの国の皇子との婚姻だが、何と13番目で名前も顔を分からない。そんな皇子に輿入れしたがいいけれど、出迎えにくる皇子の姿はなし。そして新婚宅となるのは苔に覆われた【苔城】で従業員はほんの数人。 はたしてわたしは幸せな結婚生活を送ることが出来るのだろうか――!?  *【sideA】のみでしたら健全ラブストーリーです。  綺麗なまま終わりたい方はここまでをお勧めします。 (注意です!) *【sideA】は健全ラブストーリーですが【side B】は異なります。 因みに【side B】は【side A】の話の違った面から…弟シャルルの視点で始まります。 ドロドロは嫌、近親相姦的な物は嫌、また絶対ほのぼの恋愛が良いと思う方は特にどうぞお気を付けください。 ブラウザバックか、そっとじでお願いしますm(__)m
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小説 14,743 位 / 185,005件 恋愛 6,683 位 / 56,229件
文字数 138,181 最終更新日 2023.12.26 登録日 2023.10.10
青春 連載中 長編 R15
いじめられっ子の苔ノ橋剛(コケノハシ ツヨシ)には、大好きな幼馴染み——西方リリカがいる。 子供の頃に結婚の約束をし、将来を誓い合っていた関係だったのに……それは全部ウソだった?? 今まで自分に優しい態度を取っていたのは、【惨めで可哀想な男子にも優しく接する美少女】という肩書きを得るため?? 更には、いじめっ子のカリスマ動画投稿者——廃進広大(ハイシン コウダイ)の彼女になり、『もしもクラスの陰キャに超絶美少女が優しくしたらどうなるのか実験してみた』という動画のネタになっていたことが判明。 今まで信じていた幼馴染みに裏切られ、正気を失った苔ノ橋剛。 ネット上では、廃進広大が投稿した動画が大ヒットし、『バチャ豚くん』という異名さえも付けられ笑い者にされる日々。 でも、彼は死ねなかった。推しのVtuber『天使のツバサ』がいるから。 ただ——。 「嘘だろ……? バッサーが……活動休止??」 推しが活動休止を発表し、完全に生きる希望を見失った苔ノ橋剛。 そんなある日、死にたがりな謎の美少女——東雲翼(シノノメ ツバサ)が自殺する瞬間を止める。 欺くして、物語の歯車は動き出し、苔ノ橋剛の悩みを聞いた東雲翼は宣言する。 「ねぇ、復讐しようよ。わたしと一緒に」と。
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小説 14,743 位 / 185,005件 青春 156 位 / 6,541件
文字数 146,895 最終更新日 2024.02.19 登録日 2024.02.03
 島津武士団の撤退。  その瞬間、三百余名の運命が定まった。  七月二七日。筑前の名将・高橋紹運とその郎党七六三名は、宝満城に籠もる事も適わず、岩屋の苔となった。  世間に出回る歴史書では、この壮烈な玉砕戦の後に太閤秀吉による九州平定が成されると記述があるが、その陰には、もう一つの壮烈な玉砕戦があった。 ※この当時、立花宗茂は「統虎」と名乗っていましたが、わかりやすいよう「宗茂」にて統一しております。
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小説 26,308 位 / 185,005件 歴史・時代 193 位 / 2,214件
文字数 4,777 最終更新日 2020.08.18 登録日 2020.08.18
 ここは地球、そして日本によく似た未来の世界。  「青葉 連理(あおば れんり)」は、ダンジョン活動が活発な郷迷市に住む、少し配信活動をしているだけの自称普通の高校生だ。  ダンジョン探索部に所属し、部活とともにダンジョン活動を行う彼は、ある日その部活から連絡が届くことになる。  それは、今度行う他学園との交流祭において、ダンジョン探索部の配信者として広報件交流代表役として他学園とパーティーを組んで欲しいというものだった。  その提案を、彼は面白そうだという理由で引き受けてしまう。  そうして、連理は今までパーティーを組んでいなかったが、そんなきっかけによって新たなメンツとパーティーを組むことに。そんな生活も案外悪くないもので、すぐに馴染んでいく連理。  そんなある日、彼の配信の視聴者数はさらに伸びていくことになり……?  交流祭での他学校との連携。双方の学校の不穏な動き。彼の住む高校の地下にあるダンジョンは、一体なんなのか。  誰とも知れぬ思惑が絡む中、彼らは次第に大きな何かへと巻き込まれていくことになる。  まだ子供でしかない彼らは、その中で何を考え、何を守り、どう生きるのか。  彼らの、彼女たちの青春は、今ここで繰り広げられる。  これは、そんな学生たちの「ありえない日常と青春」の物語。
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小説 26,308 位 / 185,005件 ファンタジー 3,661 位 / 42,508件
文字数 147,727 最終更新日 2024.05.13 登録日 2023.09.29
BL 完結 短編 R15
婚姻式当日、ヘイランディ・ボロストファ軍曹は花嫁に逃げられた 花嫁の父親である上官に責任を追求され、辺境への左遷が決まってしまう 異動前に、上官に代わりお詫びで各所を巡り…… 世界から超高度文明と魔法と人外種族が滅んだ後の、とある小国の話 :注意: 作者は素人です 見た目は人×人ですが、人外ものです、タグをどうぞ 本編と補話は六万文字程度、おまけあり
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小説 38,079 位 / 185,005件 BL 9,942 位 / 23,926件
文字数 81,639 最終更新日 2022.01.08 登録日 2021.12.27
 ある秋の夜長に仕事を終えて何時も通る川沿いの道を歩いていると、前方が騒がしく、近寄ってみると子犬を抱えながら葦を握っている女の子が居た!  誰も助けないのか?話しかけるだけで誰も動かないので俺はカバンを放り投げて女の子の下流から近寄っていく。  何故下流からか?もし手が離れても受け止めることが可能かも知れないからだ!  幸いにも子供と犬を抱えることに成功し、近くの若夫婦っぽい人に子供と犬を手渡す所までは良かったが不運にも俺自身は苔か何かに滑り流された… 意識が戻ると…主神にあたる神様から死んだ時の事柄を詳しく聞き、状況を鑑みて勇者や英雄級のチートは与えることが出来ないが、善行を行ったのでそれなりの能力は与えることが出来るという話を聞いて俺は俺TUEEEな能力は要らなかった(読んだり見たりは面白いけど自分に降りかかるのは嫌だった)ので了承し、降り立った地で色々確認したんだけど…途方に暮れた。 と言うのも俺、山川翔的には生きるのに困らない能力があれば十分だったのだが…これ普通にチートじゃね? 序盤以外は不定期掲載になると思います。
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小説 38,079 位 / 185,005件 ファンタジー 5,745 位 / 42,508件
文字数 13,663 最終更新日 2023.09.19 登録日 2023.08.31
 俺の母親は凝り性だ。お友達と楽しくお昼を過ごせるように、と高校に入ってから毎日、細部までこだわった見事なキャラ弁を作ってくれる。  しかしいじめられっ子な上、ぼっち属性が強い俺は、高校に入学してからずっと一人でソレを食べ続けた。  そんな今日のお弁当は、ファンタジー雑誌に載っていた願いを叶える魔法陣を模した海苔弁当。  ソレはあまりにも精度が高すぎて、日頃から現実逃避している俺は異世界召喚をされてしまう。
24h.ポイント 7pt
小説 38,079 位 / 185,005件 ファンタジー 5,745 位 / 42,508件
文字数 4,592 最終更新日 2022.01.21 登録日 2022.01.18
BL 完結 長編 R18
深い森の中で目を覚ますと、全裸だった。大きな木の根本の、ふかふかの苔の上。人がくる気配はない。 おれは自力で森を抜ける。 「あぁ……、神子様。ようこそこの世界へ」 森の外には神官と騎士、そんな感じの美形な2人がおれを迎えに来てくれていた。 ※予告なく性描写が入ります。多いです。 ※植物が人間になった世界で、妊娠出産は番外編までありませんが、授乳はあります。 ※元が植物なので花粉を撒き散らすように、『愛』をばら撒きます。 ※挿入だけが固定です。 美人神官× 主人公 男前騎士× 主人公 ※ムーンライトにも掲載しています。 2021.1.7.番外編3話追加しました。 苦手な方には申し訳ありませんが、妊娠出産があります。
24h.ポイント 7pt
小説 38,079 位 / 185,005件 BL 9,942 位 / 23,926件
文字数 89,671 最終更新日 2021.01.07 登録日 2020.10.30
オオカミちゃんが次々とメンヘラ・ヤンデレ男に会っていくも何とか逃げる話です。 ―――――――― 様々な童話モチーフが出てきます。残酷な描写タグが付いてますがそこまで酷いことにはならない……はず。 不定期更新。主人公のランちゃんが監禁されそうになったりセクハラを受けたり酷い目にあいます。また、ランちゃんの見た目はケモ耳ケモ尻尾を付けただけのほぼ人間です。ご注意ください。 ※この作品の無断転載、コピー、自作発言など著作権に違反すると思しき行為は全面的に禁止します。 ※この物語はセクシャルハラスメントや法律違反などを容認、推奨するものではございません。
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小説 38,079 位 / 185,005件 恋愛 16,721 位 / 56,229件
文字数 35,774 最終更新日 2023.08.20 登録日 2023.02.22
BL 連載中 短編 R15
高3の時趣味程度に描いたので設定破綻してます。今書いても変わらんと思うけど☺︎リサーチもしていなくて登場人物少なめのシンプルなストーリーです。エロシーンの描写が得意ではなくてやたら抽象的です、
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小説 185,005 位 / 185,005件 BL 23,926 位 / 23,926件
文字数 15,406 最終更新日 2022.10.27 登録日 2022.10.27
美容院という小さな空間で繰り広げられるストーリー。
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小説 185,005 位 / 185,005件 エッセイ・ノンフィクション 7,830 位 / 7,830件
文字数 1,816 最終更新日 2021.08.12 登録日 2021.08.12
今流行りの異世界転生をしたと思ったら恐らくシンデレラの世界に転生した人の話。 ―――――――― 大人気のテーラー×シンデレラの継姉(次女) 継母と継姉と父親は主人公に対して酷いことをします。が、ちゃんと報いは受けます。 テーラー目線の話とシンデレラ目線の話も後々上げていきたいと思います。 この作品はカクヨムにも掲載されています。 ※この作品の無断転載、コピー、自作発言など著作権に違反すると思しき行為は全面的に禁止します
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小説 185,005 位 / 185,005件 恋愛 56,229 位 / 56,229件
文字数 24,620 最終更新日 2023.03.19 登録日 2023.03.19
青春 連載中 長編
四年前の夏。ひとりの少女は、突如として姿を消した。 それはまるで炭酸の泡のように。 消える運命だったかのように。 なんの知らせもなく消えた。 過疎化の進む小さな港町、 全校生徒60人の高校、 たいして人の来ない夜の夏祭り、 苔の生い茂った神社、 全部全部欠けることなくあるのに 彼女だけがそこには存在しないのだ。 彼女は本当に消えたのか、 それとも殺されたのか。 これは、 変えることのできない運命の中で 彼女の結末を探す 4人の少年少女たちの物語。 《不定期更新》 一気に話を更新する時もあれば 全く更新しなくなる時もあります。 御理解よろしくお願いします。
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小説 185,005 位 / 185,005件 青春 6,541 位 / 6,541件
文字数 2,459 最終更新日 2022.07.20 登録日 2022.07.20
青春 完結 短編 R18
今でも時々考える事がある。 僕とあずみという、一組の男女の関係。当時中学生だった僕らは一体、お互いをどの様に思っていたのだろう。大切な人? 愛している人? ――今となっては、そんな事を知る術など無いけれど。あの夜の出来事は、今も鮮明に僕の脳裏に蘇る。
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小説 185,005 位 / 185,005件 青春 6,541 位 / 6,541件
文字数 3,264 最終更新日 2019.04.12 登録日 2019.04.12
 柊つばめは人と人ならざるモノの間を取り持つ調停役である。しかしそれ故に様々な方面から恨みを買いやすい。そこで柊つばめのとおーい祖先は考えた。「強い妖怪やらに惚れ薬を飲ませて護衛させたらいいんじゃね?」と。  時は流れ、現代においてもこの惚れ薬作戦は続いている。無論、つばめも薬を使って狼の大妖怪「南天」を惚れさせ護衛兼恋人になった。なったのだが、南天に心の底から惚れてしまったつばめは薬で洗脳している今の状態に大きな罪悪感を抱いていた。南天を解放したいと思うものの彼ほどの力を持った者は現れず悩む日々。しかし、ある日南天と同じくらいの力を持ったサキュバス、愛野桃が現れて――? ―――――――――― 執着腹黒美形妖怪(南天)×純真素直女の子(柊つばめ) ヒーロー側がかなり気持ち悪い変態です。また、ヒーローがヒロインに詰め寄るシーンがあります。 妖怪要素は小指の爪の先ほどしか出てきません。 基本はつばめ目線で話が進みますが、最後は南天目線に変わります。 この作品はカクヨムにも掲載されています。 ※この作品の無断転載、コピー、自作発言など著作権に違反すると思しき行為は全面的に禁止します。
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小説 185,005 位 / 185,005件 恋愛 56,229 位 / 56,229件
文字数 16,909 最終更新日 2023.02.19 登録日 2023.02.19
 魔法とコーヒー、そして紙の匂いがする不思議な喫茶店にある店、そこに一人の少女が入っていった――という物語の皮を被った、エッセイ風小説。  喫茶店のマスターの格好をした作者の分身(?)レイバーと、作者の性癖が詰め込まれた毒舌系銀髪碧眼ストレートロングヘアー少女レニルが、駄弁りながら創作について語っていく、らしい。  話の脱線、雑談なんてなんのその、作者の筆が止まれば内容がなんであろうと好き勝手に書かれる作品だ。  そんな新時代を切り開くクソエッセイが今、始まる。  果たして底辺作家のこんなエッセイに需要はあるのか、こんなのを書いてる暇があったら作品を書いた方がいいんじゃないのか、ただ寒いだけの作品になってしまっているんじゃないか、そんな不安が頭をよぎる中、作者は公開ボタンをクリックした―― ※注意:この小説はフィクションです。登場する人物、団体、物体、理論はあくまで真実ではないものとしてお楽しみください。実在する何かを引用する場合はありますが、一部脚色が混じっている場合もあるため、真に受けないようにお願い申し上げます(要約:エッセイとはいえあくまでフィクションであるため、これをソースにするのはやめてね☆)
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小説 21,287 位 / 21,287件 エッセイ・ノンフィクション 746 位 / 746件
登録日 2024.04.07
「_______大丈夫、また会えるから」 時は新暦980年。 ヒトの残してきた文明は、今や緑に覆い尽くされ、機能するものはほとんどなくなっていた。 ヒトは滅び、支配され続けていた動物が新たな文明を築き上げようとしていた。 その中、苔の生えた研究所の地下で、1人の少女が目覚める。 目が覚めた少女は、暗闇に問う。 目が覚めた少女は、暗闇に嘆く。 たった1人のこの世界に、少女は何を求めるのか。 そして、ヒトは少女に何を託したのか。 ある夏の1日を追い、少女は走り出す。 遥かな夏は、彼女に掴めるのか。 取り戻せ、世界の記憶を_____
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小説 185,005 位 / 185,005件 ファンタジー 42,508 位 / 42,508件
文字数 6,590 最終更新日 2017.08.09 登録日 2017.08.09
「ねえねえ、おばばさま。あのお話聞かせてよ。ゆうしゃさまのお話!」  「はいはい、わかったからこっちへおいで。このお話は、ばばの生まれるずーと昔のお話じゃよ。」  「うんうん!」  「勇者様はね、神様が鍛えた大きな大きな聖なる剣と悪魔が産み落とした瘴気を纏った剣、2つの剣を携えていたそうじゃ。そして女神と魔神、常に二柱の神様を従えていたそうじゃ。天も魔も、聖も邪も彼にとっては別段どうでもいいことだったのかもしれんのお。」  「へえ~それでそれで。」  「それでの勇者様は世直しの旅をしながら、飢えてる人を救い、悪人にはその道を解き、迷っている人を導き、人に害をなす魔物をちぎっては投げちぎっては投げ、この世の悪と言う悪を綺麗さっぱり片付けたのじゃ。」  「うんうん、それで!」  「神通力という魔法みたいなものも使えての、不治の病で困ったひとがおったならたちどころに癒やし、吉凶を占い、この国を豊かで平和な国に導いた御方じゃ。」  「すごいすごい!ボクもゆうしゃさまみたいになりたいな!ねぇねぇ、おねえちゃん、ゆうしゃさまってすごいね!」  「う~ん、なんて言ったらいいんですかねぇ。そこまですごいって感じの人じゃなかったような気がするんですけど。あははは…。」  夕暮れ時、町外れの小さな墓の前。美しい女性がちょこんと腰を下ろしている。墓石全体に広がる苔やひび割れからかなり古いものだと確認できる。碑文もかすれすでに読むことは叶わない。女性はその場のしんみりした雰囲気に似つかわしくない朗らかな笑顔を讃え口を開いた。  「クーロンさん、クーロンさんが伝説の勇者なんですって。しかも、何か話がものすごいことになっちゃってます。あははは…。」   この物語は、後に伝説になってしまった一人のしがないオッサンの冒険活劇である。
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小説 21,287 位 / 21,287件 ファンタジー 8,268 位 / 8,268件
登録日 2015.11.14
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