「くも」の検索結果
全体で3,693件見つかりました。
突然の雨。傘を持たずに駅前のカフェに駆け込んだ桜井美咲の目に、見覚えのある姿が映った。「春樹?」窓際に座る男性——高橋春樹。彼女のかつての恋人だった。七年ぶりの再会。
二十八歳の出版社編集者・美咲と、建築家になった春樹。七年前、二人はすれ違いの末に別れた。お互いのキャリアを優先し、恋愛よりも仕事を選んだ。それが正しい選択だったと、美咲は自分に言い聞かせてきた。
だが、春樹の姿を見た瞬間、心臓が激しく鼓動した。忘れたはずの感情が、蘇ってくる。
「今度、ゆっくり話さない? 七年分の話を」春樹の言葉に、美咲は答えに躊躇する。また会うべきなのか。過去は過去として、封印しておくべきではないのか。
親友の麻美は指摘する。「あなた、この七年間誰とも真剣に付き合ってないでしょ。まだ春樹を引きずってるからよ」図星だった。何人かの男性とデートしても、いつも春樹と比べてしまっていた。
連絡を取り合い、二人は「思い出の場所」で会うことになる。代々木公園——十年以上前、大学生だった二人が初めて出会った場所。フリーマーケットで隣のブースになり、話が弾み、コーヒーを飲みに行った。それが全ての始まりだった。
公園のベンチで、春樹は告白する。「この七年間、君を忘れられなかった。もう一度、やり直せないかな」温かい手のぬくもり。七年ぶりに感じる、この感覚。美咲の目に涙が浮かぶ。
だが、その瞬間——「春樹!」一人の女性が現れる。沙織と名乗った彼女は言う。「私、春樹の婚約者なんです」
時間が止まる。婚約者? 春樹は誤解だと言うが、美咲は信じられない。「恋人はいない」と言っていたのに。また裏切られた——美咲は公園を飛び出す。
翌日から、春樹の電話とメッセージを無視し続ける美咲。だが麻美は厳しく言う。「あなた、逃げてるだけじゃない? 七年前も問題から逃げて別れを選んだ。また同じことしてる」
その言葉に、美咲は気づく。自分は傷つくことを恐れて、向き合うことから逃げていた。七年前も、そして今も。
決意した美咲は、春樹と再び会う。春樹は説明する。「沙織は両親の知り合いの娘。何度か食事に行ったが、恋愛対象として見たことはない。両親が勝手に婚約者だと思い込んでいるだけだ」そして涙ながらに告白する。「あの時、君を幸せにできるか自信がなくて、臆病だった。でもずっと後悔してた」
美咲も涙を流す。「私も怖くて逃げた。でも、もう逃げたくない」二人は抱き合い、やり直すことを決める。雨が止み、窓の外に虹が出ていた。
一年後、再び代々木公園。春樹は膝をつき、指輪の箱を開ける。「君とずっと一緒にいたい。結婚してくれないか」美咲は涙と笑顔で答える。「うん。私も、春樹と一緒にいたい」
空は晴れ渡っていた。もう雨は降らない。雨上がりの約束は、こうして叶った。
文字数 5,821
最終更新日 2026.01.10
登録日 2026.01.10
水島楓はコンビニでアルバイトをする、
女子大学生。とある日、大学内で妙な噂を耳にする。それは俗にいう、都市伝説。
「コツコツさん」。楓は、このコツコツさんに心当たりがあった。アルバイトの帰り後ろからコツコツと音がする。毎日音は大きくなる。
そんなある日、アルバイト先のコンビニに
拝み屋の男、飯島がやってくる。
この事件をきっかけに
怪しくも美しい、そして残念な、
変人拝み屋「飯島」によって
楓は淫靡で悍ましい世界へと
引きずりこまれていく。
怪談×サイコデレ
⚠︎多少のグロ、性的描写がございます。
性的描写には*。グロには⚠︎。
文字数 69,841
最終更新日 2025.12.25
登録日 2019.07.06
噂では、「地下室で奴隷を切り刻む60歳の伯爵」。
実家の借金返済のため、そんな伯爵に嫁ぐことになった男爵令嬢エマ・カデュアール。
16歳と60歳の年の差婚! 決死の覚悟で嫁いでみれば、噂とはかけ離れた明るいお屋敷で……。
エマを親身に気遣ってくれる伯爵家の家令アーレ。
青年にしか見えない彼こそが、実は伯爵本人だった!?
時が止まる呪いを受けて、18歳の姿のまま生きる彼に、人が寄りつかない怖い噂は好都合。
エマはだんだんとアーレに思いを寄せていくものの、肝心のアーレは恋に激ニブ!! 彼の中では"白い結婚"で、一年後には離縁の予定。エマの恋は実るのか? アーレの呪いは解けるのか?
結婚から始まる恋。ハッピーエンドをご用意しています。38,000文字の中編、楽しんでいただけましたら幸いです!
※「小説家になろう」遥彼方様主催【共通恋愛プロット企画】参加作品です。同サイトに同名作品を投稿しています。
※表紙絵・汐の音様(家令のアーレを描いていただきました。無断転載等禁止)
文字数 38,057
最終更新日 2022.08.20
登録日 2022.07.31
高校3年の大翔は幼馴染の快斗に幼少期から恋をしていた。
けれど、想いは実らず快斗には高校2年の時に彼女ができた。
嫉妬心を抱えながらも、幼馴染として接してきた大翔はある日、1人の先生から快斗のことに関する取り引きを持ちかけられる。快斗を守るためにと条件を飲むが、そこから大翔の生活は変わっていくことになる。
幼馴染のすれ違いと先生攻めが書きたいと思ってたのにちょっとどろどろ昼ドラ系になってしまうかもしれなくもないかもしれない。
ハッピーエンドにはなります!
地雷無い人限定でお読みください、、
文字が、詰め詰めで読みにくすぎたので修正中です、、
文字数 19,598
最終更新日 2024.02.03
登録日 2023.12.30
令和元年──5月○日…その日、1年3組の担任教師含め──35名の全員の消失が確認された。
絢爛豪華な調度品、異並ぶ騎士甲冑、法衣姿の神官…玉座に座する王冠を佩いし初老の男性…、傍らの王女、召喚を行ったとされる巫女服姿の“聖女”。
「──よくぞ参られた、勇者よ」
…そこからの定番の「魔王を倒して欲しい~」からの「魔族との戦争」に関する言及、人類の現状を切々と語る王様。
戸惑い、混乱するクラスメイト達──ただ、その場に一人の少女が居ないことに気づいたのは…少女の幼馴染み二人と担任教師(男)くらいだが。
……。
時を同じくして──魔王城にて。
「……ん?んんっ?もろ好みのお宅はどちら様で?」
「貴様!畏れ多くも魔界を統べる偉大なる魔王様に向かって不敬な…ッ!!」
「セト、少し黙れ」
「はっ!」
黒髪に赤目の端正な顔立ちの魔王様──は、少女…小鳥遊尤兎(16)の元まで一息で赴いた。
「…そなた、吸血鬼にしては少し可笑しいな?」
「?吸血鬼…??だれが──えっ!」
「飲め──どうした?吸血鬼(ヴァンパイア)だろう、そなたは」
差し出された首筋に唇が触れる…。
──これは、そんな色気ムンムン誘惑系魔王(ヒール)に惚れた主人公(女)吸血鬼が彼との結婚の為にクラスメイトの勇者を殺す物語。
文字数 12,317
最終更新日 2019.12.12
登録日 2019.12.12
男爵令嬢のソフィアは、父親の命令で伯爵家へ嫁ぐこととなった。
父親からは高位貴族との繋がりを作る道具、嫁ぎ先の義母からは子供を産む道具、夫からは性欲処理の道具……
とにかく道具としか思われていない結婚にソフィアは絶望を抱くも、亡き母との約束を果たすために嫁ぐ覚悟を決める。
しかし最後のわがままで、ソフィアは嫁入りまでの2週間を家出することにする。
そして偶然知り合ったジャックに初恋をし、夢のように幸せな2週間を過ごしたのだった......
その幸せな思い出を胸に嫁いだソフィアだったが、ニヶ月後に妊娠が発覚する。
夫ジェームズとジャック、どちらの子かわからないままソフィアは出産するも、産まれて来た子はジャックと同じ珍しい赤い瞳の色をしていた。
そしてソフィアは、意外なところでジャックと再会を果たすのだった……ーーー
ソフィアと息子の人生、ソフィアとジャックの恋はいったいどうなるのか……!?
※毎朝6時更新
※毎日投稿&完結目指して頑張りますので、よろしくお願いします^ ^
※2024.1.31完結
文字数 140,771
最終更新日 2024.01.31
登録日 2023.10.26
森で母と二人きりで過ごしていた少女時代は、母の死で幕を閉じた。
父とは呼びたくもない男の家で貴族令嬢として教育を受けていたある日、名ばかりの婚約者から婚約破棄を告げられる。
もういいよね?家族ごっこは飽きたし。
ルーチェは己だけに許されたある名前を呼ぶ。
文字数 27,665
最終更新日 2021.11.27
登録日 2021.06.11
「こんな、こんな、いかがわしいこと……。精霊様が見たら、きっとお怒りになります……!」
「ばっかだなぁ。精霊様だって見たいに決まってんだろ」
────王都郊外のしがない農村で暮らす少年リュリュは、その地に根付く精霊信仰の敬虔な信徒であり、そして天涯孤独の身であった。身内を亡くした侘しさを紛らわさんと王都まで出稼ぎに行き、忙しくも充実した日々を送るリュリュは、常連客である眉目麗しい騎士オリヴェルに対して密かな思いを寄せる。しかしオリヴェルは特定の恋人を作らない生来の遊び人だとの噂が……。そんな身分違いの恋に振り回される中、リュリュには何やら特別な力があることが分かり、事態は思わぬ方向へと進展していく。
◇◇
※男性妊娠を可能とする描写があります。
※「お前」呼びしちゃう攻めです。
※タイトル回収後もしばらく話が続く予定です。
※R-18描写が入る回には米印(※)を付けます。
文字数 56,709
最終更新日 2024.10.10
登録日 2024.09.10
事故に遭い、片足に後遺症が残ってしまった主人公は、陰口に耐えられず、全寮制の男子校へと転校した。
夜、眠れずに散歩に出るが林の中で迷い、生徒に会うが、後遺症のせいで転んだ主人公は、相手の足の付け根の間に顔が埋まってしまう。
翌日、謝りに行くものの、またしても同じことが起きてしまう。
それを機に、その生徒と関わることが増えた主人公は、抱えているものを受け入れてもらったり、彼のことを知っていく。
本来は、コメディ要素のある話です。理由付けしたら余分なシリアスが入ってしまいました。主人公の性格でシリアスをカバーしているつもりです。
話は転校してからになります。
主人公攻めで、受けっぽい攻め×攻めっぽい受け予定です。
文字数 307,658
最終更新日 2017.10.20
登録日 2017.02.07
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【作品の魅力・見どころ・特色】
美しくも危険な崖の上の展望カフェを舞台に、極限状況で禁断の愛に目覚める兄弟の物語。「どちらかが飛び降りなければ出られない」というデスゲーム的状況下で、二人の関係性が劇的に変化していきます。日常では決して交わらなかった兄弟の境界線が、閉ざされた空間で溶解していく様を、繊細かつ官能的に描きます。最終的に兄が怪物化するという衝撃的な展開は、愛する者を守るために自己を犠牲にする究極の愛の形を表現しています。
【主要登場人物】
冬馬(25歳):計算高く冷静な兄。常に弟のために自分を犠牲にしてきた過去を持つ。世話焼きな性格で、弟への愛情は兄弟愛を超えている。物語終盤で怪物化するが、人間としての心は失わない。
春樹(22歳):素直で明るい弟。兄への依存度が高く、中学生の頃から兄に恋愛感情を抱いていた。無邪気な外見の裏に、兄への深い愛と献身性を秘めている。
【ストーリー展開】
兄弟が久しぶりの旅行で訪れた崖の上の展望カフェ。突如として監禁され、「どちらかが崖から飛び降りなければ出られない」という残酷な選択を迫られます。絶望的な状況の中、二人は互いの本当の気持ちに気づき、禁断の一線を越えていきます。展望席、外テラス、厨房、屋上と、カフェ内の様々な場所で深まる関係。しかし7日目、タイムリミットが迫る中、兄の身体に異変が起こり始めます。愛する弟を守るために怪物へと変貌していく兄。涙の別れの後、1年の時を経て、弟は兄を取り戻すため再び崖の上へと向かいます。
【読者が期待できる要素】
・緊張感溢れるデスゲーム設定と官能的なラブシーンの融合
・場所を変えながら展開する多彩なエロティックシーン(ガラス張り展望席、崖っぷちテラス、厨房、星空の下の屋上など)
・兄弟という禁忌の関係性が生み出す背徳感と純粋な愛の表現
・徐々に明かされる兄の献身的な過去と、弟の長年の想い
・怪物化という衝撃的展開がもたらす涙腺崩壊の結末
・エピローグで示される希望と、永遠に続く二人の絆
文字数 27,867
最終更新日 2025.10.07
登録日 2025.10.02
牧野 正樹は悩んでいた。「この頃時々、妻が…別人に…女にすら思えない時がある…」
相談を受けた親友は「まあ、子供が産まれたら妻も母親って感じになって、女として感じられなくなる。よくあること」と笑われるが、果たしてそれだけのことだろうか!?
無駄にカンのいい正樹に戦々恐々な、ワタシ牧野 桜子の中身は実のところ、Happy nationの住人(時々ね! )。
そもそもワタシが異世界である地球の『桜子』に憑依している目的は、魔物の討伐で肉体を死滅させちゃった幼馴染である二つの魂に肉体を与えること。
方法は簡単。ワタシが地球の人間・女に憑依して、地球の人間・男と子を成して、二つの魂に「肉体」も作ること! まあ。そんな大技。勿論誰もが出来るわけではない。そんなことが出来るのは、神獣であり最高位魔法使いである俺:本名『サカマキ』だからですよ! 。
異世界である地球に依り代を求めて転移した俺は、交通事故で植物状態になりかけている「格好の器:性別・女」を見つけて憑依した。言葉とか、記憶とかいろいろ「わからないこと」ばっかりですけど、事故の影響の記憶障害だから仕方ない☆ さっさと結婚して子供を産むぞ! って、‥なになに。出産って、研究室でビーカーやらなんやらでなんとかなんないの? 男とまぐあうとか‥痛いとか、やなんだけど‥。
そんな聞くも涙語るも涙の努力の末に、ようやく目的もはたしたし、さっさと元の世界に帰りましょ~! ‥え、なんか話大きくなってない? もしかして、これ、俺のせい?? 俺が「運命」みたいなもの変えちゃった?
地球と薄皮一枚で隔てられたHappy nationは、魔法と剣と魔物の 厨二と、オタクが喜ぶ世界。
地球と全く変わらないようで、全然違う世界。
だけどある日、Happy nationと地球との膜が消えちゃった‥!
地球に、Happy nationの魔物が跋扈する。
魔物と対抗するために、主導権を握るHappy nationの王様のありがた~い提案。「地球の皆さんにも魔物の討伐を行ってもらいます」「そのため今から、地球の住人の皆さんの適性を調べて潜在能力の開花を行います」希望しようがしまいが、拒否権はない! このままでは、地球もHappy nationも滅びてしまうから!
捻じ曲げた世界の秩序やら運命なんて関係ない! 俺たちは、自分の手で「それなりに幸せ」になります!
なろうさんで完結済みの作品です。手直し・加筆・第二弾です。
文字数 496,862
最終更新日 2020.12.01
登録日 2020.08.06
学校から帰る途中、近道のシャッター街で怪しい占い師とすれ違う天野 義悠(あまの よしはる)。
その占い師が「義悠」と名前を呼んだ。
驚いて立ち止まった瞬間、義悠の一歩先に老朽化した看板が落下する。
間一髪で助かった義悠は、お礼となぜ自分の名前を知っているのか占い師に聞こうと振り返る。
すると義悠の足元に魔法陣が現れ義悠の身体は沈んでいく。
パニックになる中、伸ばした手を何者かが掴む。
しかし引き上げることは叶わずその主諸共魔法陣に吸い込まれてしまった。
気が付くと義悠は冷たい石の台座の上に居た。
そして台座の前に跪いた美しい女性に声を掛けられる。
「ようこそおいでくださいました。勇者様」
「どうかこの世界を”怪異”からお救いください」
麗しくも冷淡な占い師 琶濃宮 玖龍(はのみや くりゅう)護衛として付けられた騎士団副団長 ギルバード・ハインツ と共に魑魅魍魎に立ち向かっていく異世界ファンタジー×ホラー×ミステリー
文字数 12,506
最終更新日 2026.06.28
登録日 2026.06.27
「俺はただ、誰かのヒーローになりたかっただけなのに──」
少女漫画の世界に迷い込んだ、“偽物のヒーロー”。
世界の中心に立つ、“本物のヒーロー”。
少女漫画のルールをぶち壊した、世界の主役と異分子による、狂おしいほど切ないすれ違いラブストーリー。
少女漫画のヒーローに憧れ、現実世界で「痛い奴(泉桜高校のヒーロー様)」と嘲笑されていた男子高校生・皐月宏斗(さつきひろと)。
ある事件に巻き込まれた彼は、目が覚めると、文字通り白銀の髪の王子様が統べる“少女漫画の世界”へと迷い込んでいた。
そこで出会ったのは、世界の中心に立つ本物のヒーロー・如月律(きさらぎりつ)。
背景に薔薇やダイヤのエフェクトを背負う、どこか感情の薄い律だったが、宏斗の奏でる「音楽」を通じて、初めて人の温かさを知り、徐々に彼に惹かれていく。
初めて覚えた独占欲は、激しくも“重すぎる”ほどに真っ直ぐな愛情表現。
しかし、惹かれ合うほどに、宏斗の胸には「自分はこの世界の人間ではない」「いつか元の世界へ帰らなければいけない」という残酷な現実がのしかかる。
「君は、俺のヒーローだよ」
文字数 42,241
最終更新日 2026.06.06
登録日 2026.05.30
2日に1度更新
荒んだ日常の中、ただ静かに生き延びるだけの高校生・水無瀬幸(みなせ さち)。
家庭では父親からの虐待、学校では孤立。どこにも逃げ場のない幸の前に、ある日突然現れたのは、精神病棟から抜け出してきたという不思議な青年・日野逸喜(ひの いつき)。
幼い口調で無邪気に笑いかけてくる逸喜は、幸の「大丈夫?」という一言に執着し始める。
最初は鬱陶しいだけだった。だが、誰からも必要とされないと感じていた幸にとって、逸喜の「君がいないと僕はダメなんだ」という言葉は、深く胸に突き刺さるものだった。
次第に、2人の関係は誰にも理解されない「歪んだ繋がり」へと変わっていく。
逃げようとする幸、追い詰める逸喜。互いに依存し合う彼らが紡ぐのは、純粋すぎる愛情か、それとも破滅的な狂気か――。
「君といると、楽になっていく。」
二人の視線の先にある結末とは。孤独と執着が交錯する、危うくも美しいBLストーリー。
繊細な心理描写と儚げな関係性が好きなあなたに、ぜひ読んでほしい一作です。
文字数 18,391
最終更新日 2025.02.05
登録日 2025.01.18
とある国、さらに魔界。魔王は疲れていた。
名はシド。
彼は非常に疲れていた。仕事(魔王業)に――。
魔族の名門に産まれ、そこそこの人生を送ると思いきや。気がつけば魔王として魔界を統治するハメに!
そこからもう怒涛の仕事人生。
前任者のめちゃくちゃな運営により、財政は火の車。
そして次々と勃発する種族間のトラブルと小競り合い。
魔界の王といっても、その仕事は実に地味で骨が折れるのである。
……そんなこんなで魔王はひどく疲れていた。
そんな中、思わぬ事態が起こる。なんと人間の勇者と名乗る男が、魔界に乗り込んできたのだ。
傍若無人、乱暴無法者の男は次々と魔物たちを襲っているという。
夜にその報告を受けたシドは、盛大にため息。
明日の朝、何とかしなければと重い頭で考えながら就寝。
とにかくもう疲れきっていたのだ。
しかしどうも眠れない。
疲れすぎたからだろうか。
そこでふと『生理現象』が頭をもたげる。
それは誰しも持ってる――性欲。
驚くなかれ、魔王様だって疲れてる時にはこそ欲求不満にもなるのだ。
そこで自分を慰め始めたのが運の尽き。
――その瞬間、寝室に人が飛び込んできた。
それはなんと全裸の大男。
(自称)勇者、アレスである。
男はこう叫んだ。
『魔王、覚悟ッ!』と――。
(自称)勇者 ×魔王
唐突に始まる、R18な魔界ファンタジー。
※ ♡喘ぎ注意
※ 唐突に始まるエロ
※ 勇者が全裸である
あと諸々、地雷原でしかない人は回れ右!
文字数 27,036
最終更新日 2022.03.18
登録日 2022.03.02
「お前が俺を召喚した奴か?」
アスタール公爵家の長男として生まれた俺には、前世の記憶がある。どうやら俺は16歳で死んだらしい。…童貞で。
だから今世こそ、可愛い彼女を作って幸せになるぞ!と息巻くも、俺が転生した世界は恋愛事情がフリーダムだった…。
つまり、異性婚はもとより同性婚も当然の世界だったのだ!ちなみに俺の両親は夫夫。そして、生物学的に父親である母親(?)の容姿をそっくり受け継いでしまった俺は、男女問わず…じゃなく、男に異常にモテてしまう体質をも受け継いでしまった。
当然可愛い彼女は夢のまた夢で、現実は俺に目茶苦茶厳しかった。
そして俺が16歳になった時。身内に降りかかった災難のとばっちりを受けた俺は、あるとんでもないモノを召喚してしまって…。
文字数 359,102
最終更新日 2023.11.10
登録日 2022.08.13
瞳に世界樹の種を宿して生まれた勇者
対となる魂を有する魔王もまた、その宝玉を手にしていた
宝玉は触れた者の望みを叶える
魔王はその力を狙っていた
宝玉は「相応しくない者」が触れるとマナを失い、世界樹から消失する
それは選ばれた人間の身体に宿り、復活の時を待つ
本来であれば、勇者の魂は覚醒するはずではなかった
宝玉を生まれ持ったこと、対の魂である魔王が宝玉を有していたことで、勇者は戦いたくもないのに戦わなければならなくなった
だが、勇者には、他に選択肢はなかった
自ら閉ざした勇者の運命は宝玉によって覆される
世界から捨てられた勇者を元魔王が拾う
元魔王は、対の魂を有する勇者を愛するようになっていた
すべてに失望していた勇者は、愛されることに慣れていなかった
宝玉は、最高神アーテルから最初の勇者アナスタシアへの贈り物だった
だが、果たしてそれは本当に贈り物だったのだろうか
【王道ファンタジー×サイコホラー】
過去作のリメイク版です
「イフの葬列~天使は人の子を愛す~」に繋がっています
同人誌版を頒布中です
詳しくはSNSをご覧ください
*小説家になろう、カクヨムにも掲載
文字数 32,407
最終更新日 2026.06.06
登録日 2026.05.31
「静まれ、静まれ、このフライハイト王家の証である紋章が目に入らぬか!!ここにおわすお方をどなたと心得る。 恐れ多くも今のフライハイトの次期国王リオン・フライハイト様にあらせられるぞ!!」俺は今日も目の前で繰り広げられる正義の味方ごっこをいつものように淡々と見ていた。
文字数 30,850
最終更新日 2024.08.07
登録日 2024.07.29