「中身」の検索結果
全体で1,297件見つかりました。
私はいま恋をしている。
それも、このあいだ生まれたばかりの恋だ。
お互いを好きなのかどうかを確認する作業もなく、デートをするわけでもない。ただ週一度のこの面会だけが、私たちの関係をつなぎ止めていた。
哲也がここに通いだしたのは大学四年の春だった。
「はい、これ」
いつものように面会室で向かい合って座ったとたん、哲也はテーブルの上に分厚い茶封筒を置いた。
「なに?」
「来年のカレンダーのレイアウト。頼まれてたでしょ? 原案ができたから渡しておくね」
そう言って彼は中身を見せた。
紙束の中には六畳間とキッチンとユニットバスの写真があった。
「これ、この部屋?」
「そう。今年の写真も使いまわしなんだ」
来年は私の二十歳の誕生日だ。このあいだの誕生日には、彼がフォトフレームに写真を入れ替えてくれた。
そしてカレンダーにも写真を貼ろうと提案してくれたのだ。
「ありがとう」
私はそれを受け取った。
哲也は茶封筒をまたテーブルの上に置くと、私の方を見てにこっと笑った。
「あとさ、『星々のため息』読んだよ」
「え?」
私はどきりとした。
あれはまだ書きかけの短編小説だった。
文字数 8,379
最終更新日 2023.10.19
登録日 2023.10.19
異世界転生ファンタジーラブ!!
気がついたら異世界? ううん、異世界は異世界でも、ここってマギアクエストの世界だよ!
野々華真希那《ののはなまきな》、18歳。
今年田舎から出てきてちょっと都会の大学に入学したばっかりのぴちぴちの女子大生!
だったんだけど。
車にはねられたと思ったら気がついたらデバッガーのバイトでやりこんでたゲームの世界に転生してた。
それもゲーム世界のアバター、マキナとして。
このアバター、リリース版では実装されなかったチート種族の天神族で、見た目は普通の人族なんだけど中身のステータスは大違い。
とにかく無敵なチートキャラだったはずなんだけど、ギルドで冒険者登録してみたらなぜかよわよわなEランク判定。
それも魔法を使う上で肝心な魔力特性値がゼロときた。
嘘でしょ!?
そう思ってはみたものの判定は覆らずで。
まあしょうがないかぁ。頑張ってみようかなって思ってフィールドに出てみると、やっぱりあたしのステイタスったらめちゃチート!?
これはまさか。
無限大♾な特性値がゼロって誤判定されたって事?
まあでも。災い転じて福とも言うし、変に国家の中枢に目をつけられても厄介だからね?
このまま表向きはEランク冒険者としてまったり過ごすのも悪く無いかなぁって思ってた所で思わぬ事件に巻き込まれ……。
ってこれマギアクエストのストーリークエ?「哀しみの勇者ノワ」イベントが発動しちゃった? こんな序盤で!
ストーリーモードボス戦の舞台であるダンジョン「漆黒の魔窟」に降り立ったあたしは、その最下層で怪我をした黒猫の子を拾って。
って、この子もしかして第六王子? ってほんとどうなってるの!?
文字数 81,242
最終更新日 2023.06.11
登録日 2023.05.04
目を覚ましたら、棺桶の中でした!?
なんとか出られたものの、そこはまったく見覚えのない場所。しかも目の前にいるのは、目つきも口も悪い自称ネクロマンサーの銀髪男だけ。
ていうか、ここどこ? 私、なんで知らない女の子になってんの!?
「私は必ず自分の体に帰る! 日本に、家族のとこに絶対帰る!! ついでにセクハラ野郎をひざまずかせて、その極悪非道な行いの数々、絶対に懺悔させてやる!!!」
ツンデレネクロマンサー×中身JKリビングデッド令嬢の、日本帰還を目指す物語。
※ サブタイトルに★がついてるお話には挿絵があります。
※ 「小説家になろう」にも掲載しています。
※ 「貴石奇譚」と同じ世界のお話ですが、こちら単体で独立して完結しています。
文字数 122,763
最終更新日 2022.02.17
登録日 2020.06.17
『内容紹介:説明』
その男は空のギターケースを背負い、人の夢を土足で歩む、男の黒い髪と黒い衣服は暖色に溶ける事は無く光を嫌うのだ、夢と共に現れ、夜明けに攫われ消えて行く、ギターケースの中身を探し歩く者だ。
人は誰しも個人差はあれど夢を見る、これは夢日記を小噺のように仕立て書き連ねた物で、登場人物の共通はあれど内容に繋がりは然程無い、好みの題名をどうか気の向くまま、私の執筆する腕と同じように。
文字数 1,613
最終更新日 2020.08.22
登録日 2020.05.31
212歳の魔女アニエスは、魔王討伐の最終決戦で深手を負って死にかける。
仲間を逃がすために自らが犠牲になると決めた彼女は、最終奥義の転生魔法を発動して生き返りを図るが、なんと転生先は三歳の幼女だった。
これまでの全ての人生を魔法と王国のためだけに捧げて来た最強魔女が歩む第二の人生とは。
見た目は幼女、中身は212歳。
そのギャップが生み出す様々な出来事とまったりとした日常、そして彼女を巡る人間たちの様々な思惑を描いていきます。
この作品は「小説家になろう」「カクヨム」にも投稿しています。
登録日 2020.10.07
二〇二〇年、卒業式も入学式も簡素化された春。
中学生になったばかりの髙橋従一郎は、退屈な日々を持て余していた。
放課後、公園で遊ぶのは「逆立ちサッカー鬼ごっこ」。
逆立ちしてサッカーボールを蹴り、逆立ちした鬼に邪魔されないようゴールを目指す、意味が分からないのにやたら体力だけは使う最新遊びだ。
そんなある日、従一郎は公園の端にあった古い石垣のそばで、足を滑らせて穴に落ちる。
お尻には、見たこともない謎の部品のようなものが刺さっていた。テレビで見たオーパーツのような、それでいて何だか不気味な金属片。
痛みは大したことがなかったので、従一郎はそれを穴の中に放り捨て、そのまま帰ろうとする。
ところが、帰り道ですれ違う人たちは、なぜか皆こわばった顔で彼を横目に見て、距離を取る。
家に帰って「ただいま」といつもの調子でふざけて声をかけると、お母さんは腰を抜かし、悲鳴を上げて逃げ出した。
玄関の鏡に映っていたのは、知らないおじさん。
しかしそのおじさんは、従一郎とまったく同じ動きをし、胸ポケットには「髙橋」と刺繍された学ランの名札が付いている。
見た目はどう見ても不審者なおじさん。
中身はふつうの中学生男子、髙橋従一郎。
なぜ自分だけがこんな姿になってしまったのか。
あの穴に落ちた時に拾ったオーパーツもどきは何だったのか。
そして、パトカーのサイレンが響く町で、彼はいったいどんな「事件」に巻き込まれていくのか。
日常の小さな違和感から始まる、ちょっと残念でちょっと切ない、青春コメディミステリー。
たった一つの真実も見抜けない、新時代の迷探偵ゴメンさんが、今日も走って逃げて転びながら、事件と日常にぶつかっていく。
文字数 694
最終更新日 2025.11.25
登録日 2025.11.25
*『不器用な僕たちの恋愛事情』十玖の従姉せっちゃんこと瀬里のお話です。
高本瀬里は赤ん坊の頃からモデルをしている。当然、顔良し。スタイル良し。だけど中身がなかなか残念。それと言うのも男系一族で育ったが故にちょっとばかり男性観が歪み、そこにトラウマも加味された所為で、大の男嫌いに成長した彼女は集ってくる男に容赦ない。SERIに手出しするなら討ち死に覚悟で―――とは、業界でもちょっと有名な話である。
そんな瀬里が高校二年の春休み。歩行者天国で無差別殺人の事件現場に偶然居合わせてしまう。凶刃に遅れを取った瀬里を守って怪我をしたのは、彼女が天敵とする一歳上の狭間京平。この男が中々の食わせ者で、瀬里は出会った頃から構い倒してくる京平に勝てた試しがない。
大嫌いな男筆頭、敵認定第一位。そんな男に助けられた所為で、彼女の人生が思わぬ方向に動き始めた。
目の前で外堀がどんどん埋められていく中、既に粗方の外堀が埋められていた事に気付いた頃には進退極まり、男性嫌悪症をおしてその責任を取る羽目になっていた。そして瀬里は、二十四時間貞操の危機に怯えることに……。
文字数 91,270
最終更新日 2020.09.26
登録日 2019.10.03
かつて夜の街で「ノア」と崇められた女王・梨沙。
潔癖な美貌とプライドで男たちを跪かせてきた彼女が、今、場末のスナックの二階で「十万円の酒代」として売買される――。
薄い壁を隔てた隣の部屋では、彼女を売ったカネを握りしめる甥・敏則が、その「利息」の喘ぎを聴き届けるべく待ち構えていた。
プライドを剥がされ、ただの「肉」へと堕ちていく女。
その悲鳴をBGMに、かつて踏みにじられた男の復讐が、静かに、そして残酷に加速する。
密室の護送 ―― 遠ざかる光と、値踏みの指 ――
安アパートのドアが深夜に静かに開いた。 外気を吸おうと身を乗り出すが、梨沙を待ち受けていたのは、夜の冷気と「黒い車」の排気ガスが醸し出す異質な匂いだった。
迎えに来たアルファードの後部座席に押し込まれ、ドアが閉まる音は、彼女の「家出少女としての安息」の終焉を告げた。 本能的に反対側のドアノブに手を掛けたが、ロックされていてびくともしない。 ドアも窓も右側だけ開かないようにしてあった。
運転席の男は、ハンドルを握る前にバックミラーを調整し、梨沙の全身を、いや「その中身」を値踏みするような目で見つめる。
「……なるほど、十万の価値はありそうだ、いや、俺が『寝取り』を愉しむには、このボロボロの絶望感が最高のスパイスだな」
車が走り出すと隣に座った男の手が梨沙の細い太ももへそろりと伸びる。
警備員の男の粗野な手とは違う、陰湿で執拗で、どこか獲物を解体するような冷静な指先。
車が角を曲がり、アパートが見えなくなった瞬間、梨沙の脳裏に「とっちゃん」という言葉が、激しい頭痛とともに再び浮かび上がり――。
脳裏に、川島雄三監督の映画『洲崎パラダイス 赤信号』を思い浮かべ・・・
続きは『知佳の美貌録』で先行公開中
登録日 2026.02.26
突然彼女からアナル調教をしたいとせがまれて断れずに受け入れた幸村千明(ゆきむらちあき)。彼女がインターネット通販で購入したアナル開発グッズは彼の自宅へ届けられる予定だったが、住所入力ミスで全く違う場所に届けられていたことが発覚。すぐさま彼女に荷物を取りに行けと言われ断れず、素直にかの家へと足を運ぶ。
訪れた邸宅の前には届いているはずのダンボールは存在せず、仕方なくチャイムを鳴らして家人を呼ぶ千明の前に現れたのは鹿嶋瑛太(かしまえいた)。すでに箱の中身を確認していた鹿嶋は、これを引き取りに来た千明の容姿を一目で気に入り、彼を半ば強引に宅内に引き入れて……。
文字数 25,055
最終更新日 2024.11.25
登録日 2024.10.15
「つきあってくれ」
「はい、どこにですか?」
ちぐはぐな会話から始まった二人。ツンデレスパダリ大金持ちの子息である大洲清永(おおすせいえい)と、頭脳は明晰見た目は平凡中身はやや天然の駒江伽羅(こまえきゃら)。清永からの申し出によって「恋人」としての時間を過ごすことになる二人だが、伽羅自身は恋愛をしたことがない。そんな中でも、清永はぐんぐんと伽羅への距離を縮めてくる。
難病を患う弟を持ち両親のいない伽羅は、日々生きるのに一生懸命。また恋愛をしたことがないので今一つ清永の行動の理由がわかっていない。そして清永が伽羅に構うことで、清永を慕う者たちが伽羅へと嫌がらせを始める———
ツンデレスパダリウルトライケメンを書いてみたくて見切り発車です。ハッピーエンドに持ち込みたい‥。
*小説家になろうさんでも公開予定です。
*18R部分は、当社比少な目、あるとしても後半です。
文字数 120,187
最終更新日 2025.08.27
登録日 2025.06.08
妄想激しい王女は毎日の日課として騎士の訓練場を訪れる。
汗を流し、懸命に訓練する騎士達を見ながらするティータイムは格別だと豪語する。
騎士団長は団長としての任務よりも娘を守れと親バカな王に言われ、毎日王女の妄想を聞かされる苦痛を味わっている。
だがある日、王女に結婚の話がきて……
ふと浮かんだことだけ書いたので短い上、中身はほとんどないです。
暇つぶしにでも読んでいただければと思います。
※9月30日が最終話となり、毎日更新です。
文字数 35,300
最終更新日 2021.09.30
登録日 2021.09.25
魔王サタンが支配する荒野が広がる魔界と、ヤハウエ家が支配する豊かな土地を持つノド王国は紛争を繰り返し軍靴の音は目前まで迫り王都エデンに住む人々は恐怖の中生きていた。
しかし、王都から遠く離れた農村テフワトに住むシーフのカインはスライムや獣を狩りつつ、出世払いで買った酒に溺れ自堕落な生活を送っていた。
今日も狼を狩り僅かな報酬を片手に安い果物酒を飲んでいたところギルドの門を叩く音が聞こえる。
訪れたのは魔王を殺す『兵器』として国民の期待と羨望の目を向けられている勇者であった。しかし、この勇者は魔王を殺すためならば犠牲を厭わない外道で......
これまでの王道ファンタジーに『NO』を叩きつける?ダークファンタジーここに開幕?
『下書き版のご説明』
下書き版とは、まだ話の展開練ってる途中だけど、こんなチマチマ書いてられるか!! 一旦上げちゃえという浅はかな考えからアップされている作品です。
そのためすでにこの作品だけで、手元にあるプロットが五種類以上あります、何なら今後も増えます。
PV数や感想などを見ながら調整するため途中でストーリーを変更する恐れがあります。(その際はご報告します)
最終的には誤字脱字、ストーリーライン等、中身を整理して正規の物が出る予定ではあります。
『要約』
つまりまだストーリーがまだハッキリと定まってないけど、取り合えず投稿してみたい。
ついでに感想にこんなストーリーが見たい、こんな展開が良い、あんなキャラが性癖と書けば展開が変わるかも?ということです。気軽に感想お願いします。(>ㅅ<)
文字数 4,226
最終更新日 2025.03.25
登録日 2025.03.25
(最初に)
今を生きる人々に勇気を与えるような作品を作りたい。
もっと視野を広げて社会を見つめ直してほしい。
そんなことを思いながら、自分に書けるものを書こうと思って書いたのが、今回のサンドアートナイトメアです。
物語を通して、何か心に響くものがあればと思っています。
(あらすじ)
産まれて間もない頃からの全盲で、色のない世界で生きてきた少女、前田郁恵は病院生活の中で、年齢の近い少女、三由真美と出合う。
ある日、郁恵の元に届けられた父からの手紙とプレゼント。
看護師の佐々倉奈美と三由真美、二人に見守られながら開いたプレゼントの中身は額縁に入れられた砂絵だった。
砂絵に初めて触れた郁恵はなぜ目の見えない自分に父は砂絵を送ったのか、その意図を考え始める。
砂絵に描かれているという海と太陽と砂浜、その光景に思いを馳せる郁恵に真美は二人で病院を抜け出し、砂浜を目指すことを提案する。
不可能に思えた願望に向かって突き進んでいく二人、そして訪れた運命の日、まだ日の昇らない明朝に二人は手をつなぎ病院を抜け出して、砂絵に描かれていたような砂浜を目指して旅に出る。
諦めていた外の世界へと歩みだす郁恵、その傍に寄り添い支える真美。
見えない視界の中を勇気を振り絞り、歩みだす道のりは、遥か先の未来へと続く一歩へと変わり始めていた。
文字数 32,953
最終更新日 2023.04.15
登録日 2023.04.07
冒険者を始めて35年。
アリドバ 通称アド 45歳 独身。
30歳の時、迷宮で金の宝箱を発見。
すぐに開けて中身を確かめたい気持ちを抑え、引退後の楽しみにしようと、マジックバッグに入れていた。
45歳、冒険者の活動するにも限界がきた?
引退を決意。借りている宿の一室で、マジックバッグから金の宝箱を取り出す。
罠がないことは確認済みだ。
あとは宝箱を開けて中身を確認して売りに出せばいい。
そんな軽い気持ちで宝箱を開けた瞬間ーーー
宝箱から出てくる煙を浴びて意識を失った。
目を覚ませば、空の宝箱が視界に入った。
何も、入っていなかった。
「ハハ…」と、乾いた笑いが口から溢れる。
金の宝箱だ。期待しないわけがなかった。
すぐに気持ちを切り替えることができず、ベッドに倒れこみ、眠りについた。
目が覚めて、体に違和感を覚える。
腰の痛み、膝の痛みが無くなっている。
動きが軽くなった体を起こし、空の宝箱をマジックバッグに入れる。
昨日は重たいと感じていた宝箱を軽々と持ち上げている自分に、何かがおかしいと思いながらも、何がおかしいのかがわからない。
いつものように、顔を洗うため部屋を出る。
外の井戸で水を組み上げて、桶に入った水面に映る自分を見て驚愕した。
「誰だ、お前」
どうやら俺は、若返ったらしい。
文字数 106,322
最終更新日 2018.06.14
登録日 2018.04.27
顔が見えないからこそ、中身をとことん好きになる。
平凡な学生の僕には裏の顔がある。
大人気スマホゲームのギルドでサブマスを任されているのだ。
誰に任されているかって? それはもちろん親愛なるギルマスのアヤさんだ。
ギルマスアヤさんの眩いばかりの魅力、そして僕が抱き始めた誰にも言えないこの気持ち。
果たしてこれは恋と呼ぶべきものなのか、それとも・・・・・・
文字数 3,093
最終更新日 2022.06.18
登録日 2022.06.18
あたくし岩は、口入屋の蓬莱屋たんの口利きであちこちのお店やお屋敷を渡り歩く下女でごだいます。還暦を越えて独り身、好奇心旺盛、お芝居を観るのが一番の愉しみでごだいます。前歯が二本ないものですから、自分では「さ」と申しているのですが、皆たまには浅草が「あたくた」、座長が「だちょう」と聞こえてしまい、申し訳ごだいません。
第一話「玉三郎様(たまたぶろうたま)」
待ちに待ったお芝居の初日。お目当てのたまたぶろうたまがご病気で休演。幕間に食べるつもりのおにぎりを食べ、土砂降りの中を帰りますと、見知らぬ若い男が上がり込んでいたのでごだいます。秀次と名乗り、追われているので匿って欲しいという聞き憶えのある声。その人は、たまたぶろうたまだったのでごだいます。
その日から、その人を秀たんと呼んで、着替えの古着を借り、総菜を二人前買い、一緒にけんちん汁を作るなど、一つ屋根の下で夢のような時を過ごしたのでごだいます。
遊び人の金次こと金たんから、たまたぶろうたまを巡る引き抜き騒動があると聞きました。勝手に年間の公演を組む江戸三座に、たまたぶろうたまは不信を抱き、そこに養い親の柳太郎たんも荷担していると誤解していました。
実は柳太郎たんは、暗躍する尾張の座元から、たまたぶろうたまを守ろうとしたのです。
あたくしは、舞台に戻るよう、こう申し上げたのでごだいます。
「お芝居も人生も幕間が大事」と。
第二話「故郷は佐久(ふるたとはたく)」
次にご紹介いただいたのは日本橋の履物問屋「信州屋」の下女のお仕事でごだいました。
信州屋たんご夫婦には跡継ぎがなく、近く店を畳んで故郷に帰るとか。お江戸は楽園でごだいます、こんなに楽しいお江戸をどうして離れるのでしょう。
ところが、よくよくお話を聞きますと、故郷に帰ってどうするのか何も決まっておらず、奥たまのお気持ちさえ確かめていないのでごだいます。
古着屋で身の回りの物の処分をなたった奥たまをこっそり尾行しますと、奥たまは初老の男と向島の庵に消えました。不貞の香りでごだいます。その晩、奥たまは旦那たまに、故郷には帰らない、江戸に残りたいと伝え、閉店の日の晩、奥たまは家を出ました。
そこに事件です。盗賊に土蔵が破られ無一文に。抜け殻のような旦那たまと、心配して駆けつけた奥たまに、土蔵でみつけた古びた布袋をお見せ致しました。袋の中身は、初めての薮入りの日に行った増上寺の境内の玉砂利でした。お二人の宝物なのでごだいます。きっと、やり直せるはずでごだいます。
文字数 61,963
最終更新日 2020.05.23
登録日 2020.05.23
【七難八苦学園】は【闘士】を育てる学校である。闘士である学生たちは【闘気】と呼ばれる力を駆使し、最強の頂きを目指す。
鬼守桜花は、そんな学生の一人である。しかし彼は、あまり闘いたいとか思っていなかった。
ある日、一枚の封筒が桜花のもとに届く。その封筒の中身こそが闘争への幕開けであった。
文字数 26,545
最終更新日 2018.09.28
登録日 2018.08.30
無属性のヴェロニカは騎士の娘。美少女なのにモテないのは、中身が喪女だから?
それが突然聖女に! しかも、どんどん逆ハーレムへの道を進んで……
転生先は『乙女ゲーム・百花繚乱~貴方の口づけがほしい~』=花キスに似た世界だった。
★一章一気に公開中!
★十八禁、NL✳BL✳✳混在、軽い描写は予告なし(高確率)。
★地雷多数(キーワードをご参照の上、ダメな時はブラウザバックをお願いします)
★説明回・伏線あり、登場人物増殖……おおらかな方大歓迎!
☆目次☆
一章『聖女と守護者たち』喪女、聖女になる
二章『結婚の儀』心の絆を結ぼう
三章『披露の儀』家族になろう
【キーワード】乙女ゲーム 逆ハーレム 転生 魔法 聖女 性女 悪役令嬢(疑) 精霊 腹黒 最強 S夫 NL BL 複数H SM 大人の玩具 花の名前 花言葉
☆最高難度・逆ハーレム・パーフェクトクリア☆
★小説家になろう(ムーンライトノベルス)様にて九章(本編最終章)完結ずみ。再構成・校正を機会に、アルファポリス様、エブリスタ様にも投稿させて頂きます。
文字数 101,506
最終更新日 2020.08.22
登録日 2020.08.10
