「ランチ」の検索結果
全体で168件見つかりました。
ママ友とお洒落なレストランでランチを食べていた。
リーダー格の珠代さんが「あ、おトイレに行きたくなっちゃったわ。ちょっとバッグ見ててちょうだい」と言って、席を立った。
トイレから帰ってきた珠代さんはポーチをバッグの中に入れる。
「あら?バッグの中に入れておいた財布が無くなってるわ!どこにいっちゃったのかしら!?」
両手をバッグの中に突っ込みながら中をかき混ぜるようにして探す。
「財布がないんですか?」
「そうなのよ。おかしいわね。確かに、このバッグの内側のポケットの中に入れておいたんだけど」
「私たち、触ってませんよ。ねえ」
「ええ」
ママ友達は顔を合わせて首をかしげる。
「おかしいわね。さっきまで入ってたのに。ね、米田さん知らない?」
「いえ、私は知りませんけど」
「そう?あなた、あたしの真正面に座ってるから、バッグを狙うことは容易にできるわよね?」
「この位置では容易には届きませんけど」
「でも、あなたならこのバッグに手を伸ばせば届くんじゃない?」
なら、隣に座っている青木さんの方が容易に届きそうだけど。
「ね、あなた、私がトイレに行く前にこのバックをジロジロ見てたじゃない?」
「ジロジロなんて見てませんけど」
「いいえ、確か見てたわよ。あたしがトイレに行ってる間に盗ったんじゃない?」
「盗ってません」
「いいえ。あなただわ!あなたがあたしの財布を盗ったのよ」
私が財布を盗ったと決め付けてくる珠代さんに呆れてしまう。
「あの、私は人の財布を盗むような人間じゃありませんから!」
「そう?あたし、見たのよ。あなたがママ友のジャケットのポケットから物を盗むの」
「いつですか?」
「あれは確か・・・昨日よ」
ママ友に「持ってきて」と頼まれたから、車の鍵をポケットから出していただけ。
もう無理!
「あの!本当にバッグの中に財布を入れて持ってきたんですか?」
「はあ?あたしが財布をバッグの中に入れてないって言うの?」
「ええ、最初から入れてなかったんじゃないですかって」
「ふざけんじゃないわよ!それじゃあまるであたしがボケてるみたいじゃないの!」
その時、ママ友の浜口さんが「ね、あった!あったわよ!!」と、トイレから財布を持って走ってきた。
「え!?あ、あっそう」
「珠代さん、謝ってくださいよ。私を疑ったことについて」
「え、ええ。ごめんなさい・・・」
それ以来、私は珠代さんと会話をすることはなくなった。
ママ友も人を疑っておいて謝らない珠代さんにイラついて、無視する。
そんな珠代さんはママ友の会から脱退し、今は家に引きこもる毎日を送っている。
文字数 1,049
最終更新日 2021.05.09
登録日 2021.05.09
星が流れたあの日、2人の想いは繋がった。
毎日会いたくて会いたくて職場に早く到着するようにしていた。
仕事で頼られるのが嬉しくてみんなよりも早く仕事を覚えたくさん仕事をこなした。
誰よりも周りの人の気持ちを考えてくれる彼。
第一印象はきつい顔だから苦手。
というものだったけれど彼の人間性を知るたびに惹かれていった…
でもそれは絶対にいけないこと。
なぜならわたしは既婚者だから。
彼に惹かれている自分の気持ちを自分に悟られまいとわざとふざけて過ごしていた。
彼が自分より早く帰る日はわかりやすくしょんぼりした。
お分かりかもしれませんが私、犬系女子というやつで全部しっぽに感情が現れちゃうわかりやすい性格なのです。
好意を抱きながらも。
それはいけない。
きっと人間的に好きなんだと自分に言い聞かせて。
ふざけながらジャレあいながら過ごしていた。
当然周りの人はあの2人仲良すぎない?なんてことを囁き始めるわけで。
でも何もやましいことはないので「そう!私たちソウルメイト!」なんて茶化していた。
ある日仕事の終わり時刻が同じ日があり、「一緒にご飯でも行く〜?」なんて軽〜いタッチで誘ってみた。
ほんとに軽くタッチで。
なんの考えもなく。
後ろめたい気持ちもなく。
素直にご飯だけに誘った。
すると彼は「時間をずらして集合しましょう」と言った。
落ち着いて考えたら一緒に出て一緒にご飯なんて職場的には恰好の話題になってしまうよね。
そんなこと全く思いつかないで男女という意識なく誘ったわたしは「なにそれ〜不倫カップルみたいじゃんーーー笑笑」と言葉にしてみてハッとした。
そのときはじめてわたしは彼を人間として好きなのではなく男性として好きなのだと意識したからだ。
一緒に過ごす時間は嬉しくて。
でもそれはいけないことで。
でもなにもないし楽しい時間を過ごすだけ。
でもそういう時に限って事件って起きるもの。
気持ちに気がついたわたしは動揺してごはんを食べるところで携帯をなくしてしまった。
店員さんに聞いてもない。
ダメなわたしにうんざりしているかなと思ったら一緒になって探してくれる彼。
見つからなきゃいいのにとさえ思った。
結局、トイレの紙タオルを捨てるところに一緒に捨ててしまっていたようだった。
人は舞い上がるとどうなるか分からないものだなと思いながら…
店員さんにお礼を言って彼にもお礼を言って楽しいランチはおしまい。
そのお店の駐車場で「もう携帯捨てちゃダメですよ」といじられながら別々に帰って行った。
今日は楽しかったな。
うん。
彼は8歳も年下で地元には彼女もいる人で。
わたしとどうこうなるなんて絶対に有り得ない状況で。
その事実が悲しいやら逆に進展するはずがなく安心するやらで。
文字数 1,916
最終更新日 2020.03.19
登録日 2020.03.19
ランチタイムを楽しみにできる大人っていいですよね♪
入社三年目の僕が目にする、JKランチの実態とは……。おじさんと一緒に楽しく昼食を過ごすだけのショートストーリーです。
文字数 5,876
最終更新日 2022.04.27
登録日 2022.04.27
並行世界《エターナル・アース》。そこは、双子の天使ミカエとガブリーヌが管理する世界。
ある日、ミカエはキッチンカーでお弁当を移動販売している瑠那を転生させる。
グランゼニア公国の第二公女として転生した瑠那は、この世界の神話にある《夜を統べる》女神ルナリアから、『ルナ』と名付けられる。
ルナが産まれて間も無く、魔法の石【飛空石】を巡って戦争が起きる(【天魔戦争】である)。
ルナが9歳の時に、《黒皇帝》フィリスⅢ世により戦争終結。
姉レオナは荒廃した国土と飢饉に苦しむ民の為に、略奪皇帝に嫁ぐことを決める。
ルナは姉を守る為に、皇帝に自力で国を再興させると宣戦布告。
「3年、そなたの姉を娶るのを待ってやろう。3年以内に国庫金、金貨30000000枚と国土の半分の復興が成されていれば、この婚姻は白紙に戻してやろう!!」
ルナの手作りお弁当屋さん異世界支店《ランチBOX》開店です♪
文字数 2,886
最終更新日 2019.05.03
登録日 2019.05.02
私は大賢者ロルフの弟子で、名前はソピア。魔道士見習いの12歳。
皆と同じ普通の魔法が、全然使えない。覚えられない。だけど、魔力(地球で言う所のテレキネシス的な?)ものは人一倍馬鹿力だった。
ある日、魔導の修行中に、アカシックレコードから異世界の記憶がダウンロードされてしまった。
最初は異世界転生?かと思ったのだけど、そのうち魂は幾つも飛んで来る。一体何人分やって来るんだろう?
魔導による仮想スリングショットから始まり、爆轟による長距離砲撃から超電力を生み出すプラズマ発電炉(魔導リアクター)、そして、マッハ17で弾丸を打ち出すレールガン(EML=エレクトロ・マグネチック・ランチャー)。この世界には無かった飛行魔法。ジェットエンジンにロケットエンジン。黒玉(マイクロブラックホール)等、イメージさえ有れば何でも出来る。
新しい魔導を次々と開発して行ったら、いつの間にか女神呼ばわり?
ふと気が付くと、私を神だの女神だの呼び出す人が沢山現れて来てしまった。
最初は、私の考えたオリジナル魔法とか、この世界では知られていない電撃魔法(皆が神の雷と呼ぶ)を使うせいかなと思ったのだけど、どうやらそういう訳でも無いらしい。
ドラゴンのプロークなんかは、何か私の中に神の格が宿っているとか言い出しちゃってる。
どうなっちゃうの?私。
登録日 2018.12.31
「会議の資料~?テキトーでいーよ~」
「よくありません」
真面目一筋で生きてきた私の前に
突如、立ちはだかった
最強のテキトー男・五十嵐課長
「オジサンとランチに行かないかーい?」
「行きません」
「イイジャナイノ~」
「何ですかその変なイントネーションは」
「つれないな~。ダメヨ~ダメダメ~」
「だから、イントネーションが変です」
ーーまったく意味不明、なのに……
「かぁわいいな~食べちゃいたーい☆」
「……馬鹿なんですか?」
「仕事よりー俺とイイコトしよーよ♡」
「……セクハラしてる暇があったら
ちゃんと仕事してください、課長」
ーーこの人といると、何か調子が狂う……
「よしよし、抱きしめてあげよう」
ーーどきん、と高鳴る私の心臓
いったいどうしちゃったの……?
登録日 2016.01.27
——今を生きる者へ想いと願いを
——失われる命に花と祈りを
今日も日本の片隅で、自衛官として日々の務めに邁進する神崎零士と、受験を控えた高校生らしく勉強に励む神崎翔平。そんなどこにでもいるような兄弟は、気づくと見知らぬ屋敷の中にいた。直前までの記憶、無し。発生した現象、不明。帰還方法、不明。あるのは零士に銃とロケットランチャー。翔平には学力。
そして、追い詰められた時、兄弟はその本性を現し、想いはすれ違う。帰還の為に戦う? 誰かを生かす為に戦う? 生きる為に戦う?その先に待つのは、救いか絶望か。時空の歪みは心を、想いを歪ませていく。
これが、報いだと言うのか……?
※小説家になろうでも執筆中です
文字数 101,328
最終更新日 2018.05.19
登録日 2018.04.29
コミュニティラジオ局で冠番組を持つ元声優の舞也は、同性の恋人と交際していることを隠したまま仕事を続けていた。しかし生放送中、うっかり恋人の『愛妻弁当』について話してしまう。舞也は必死に弁解するが奮闘虚しく、スタッフやリスナーの要望によって、弁当の中身を紹介するコーナーが始まった。
声は良いけど顔はイマイチなラジオDJ×愛くるしい魔性の料理男子による、飯テロ連作短編。超・不定期更新。
※内容の一部に、R-15相当の性的表現が含まれます。
※表紙画像は『かんたん表紙メーカー2(https://sscard.monokakitools.net/covermaker2.html)』で作成しました(Photo by Mikael Cho on Unsplash)。
文字数 23,232
最終更新日 2023.11.25
登録日 2023.04.29
伊座敷貿易の社長令嬢、朱音は何不自由ない生活を送ってきた。
彼女は初代社長の血を色濃く引き継ぎ、アルファ性の中のアルファとも言える。
そんな彼女が、運命の出会いを果たした。
「アンタが俺の運命の番だ!!!」
「はぁ!?」
食堂で友人達とのランチタイムを楽しんでいる所に、変な男がやって来て、食堂中に聞こえる馬鹿でかい音量で喚き散らした。
オメガバース
アルファ女性×オメガ男性
文字数 13,049
最終更新日 2024.04.30
登録日 2019.11.03
国一番の商家の一人娘として生まれた「私」ことレヴィ・エコーズは、没落貴族のジギー・ランチマネー子爵と縁談の後結婚する。思いの外順風満帆な結婚生活が続くと思いきや突如私は病に倒れてしまう。私が死ぬ間際、子爵はドヤ顔で私の病が実は毒が原因であることを得意げに語るのだった。
彼が言うには、結婚する際両家の間に、
『もし後継者がいないときにレヴィとジギーどちらかが何らかの理由によって死亡した場合、生きている方の家に死んだ方の家の資産を譲渡する』
という契約を交わしていたというのだ。つまり、そもそも結婚自体エコーズ家の財産目当てだったわけで、結婚して邪魔になった私を死因が特定されにくい毒殺という方法で排除したわけである。
すべてを知った私は、怨嗟の呪詛を吐きながら息絶えた。しかし、怨嗟にまみれた魂に興味を持った悪魔公が私の前に現れ、私は彼の眷属として新たな肉体を与えられた。悪魔城で暮らすことになった私は、四苦八苦しながら悪魔としてのイロハを叩きこまれ、復讐の牙を研ぐのだった。
文字数 35,007
最終更新日 2021.10.01
登録日 2021.08.26
な……ん、で?
殿下に私と同じアレがついてるの?
男子高校生の隼人が自我を取り戻したのは、王太子との初夜の床だった。
悪役令嬢を陥れる残酷な乙女ゲームのヒロイン・フランチェスカ(見た目は美少女)として育った結果、こんなことになっちゃって……。
ヒロイン(女装男子)が、王太子をはじめとする攻略対象キャラのエンディングを回避しながら、幸せな結末を探す物語です。
ゆるコメディ。BL要素は無に等しいと思いますが苦手な方はご遠慮ください。R15は保険です。
主人公は男を好きになりません。攻略対象キャラは主人公を女だと思っています。
不定期更新です。
文字数 28,965
最終更新日 2020.02.01
登録日 2020.01.11