「ぞ」の検索結果
全体で11,020件見つかりました。
文字数 29,565
最終更新日 2022.06.22
登録日 2022.06.20
「エリアナが婚約!? 馬鹿な……取り返さなくては!!」
「え?」
「こうしちゃいられない。ルシア、君との婚約は破棄させてもらう!!」
「ええ?」
「エリアナ~! 目を覚ますんだぁ~っ!! 愛してるぅ~ッ!!」
こうして私ウィッカム伯爵令嬢ルシア・フラトンは婚約破棄された。
マーニー伯爵令息ブランドン・コーンウェルは幼馴染を愛していたのだ。
ブランドンの幼馴染ソマーズ伯爵令嬢エリアナ・パターソン。
そのエリアナに求婚したクレヴァリー伯爵レナード・マッコーコデール。
手を取りあって見つめあうふたりに突っ込んでいく、ブランドン。
「みっともない。お前に魅力がないせいで恥をかいたぞ!!」
兄エドウィンは私を責めた。兄の婚約者イヴェットは私を嗤った。
「大惨事だ。エドウィン、イヴェット。ルシアを頼む」
父は大慌てで事態の収束に務めた。
なんといっても私たちはロイエンタール侯爵家の昼食会に招かれている身。
スキャンダルを起こすなんて言語道断……なのに。
「あなたのせいよ、ルシア」
イヴェットの目が悍ましく煌めく。
私は罰として、衣装室に閉じ込められてしまった。
「大丈夫かい? 恐くないから、出ておいで」
助けてくれたのは、ロイエンタール侯爵令息ドミニク・ハイムその人だった。
でも、私は彼の優しさを信じられなくて……
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『「華がない」と婚約破棄された私が、王家主催の舞踏会で人気です。』のドミニク卿の物語です。
この物語だけでお読み頂けます。
文字数 22,798
最終更新日 2021.08.29
登録日 2021.08.21
「ごめん、シアラ。婚約破棄ってことで良いかな?」
ヘラヘラと情けない顔で言われる私は、公爵令嬢のシアラ・マークレイと申します。そして、私に婚約破棄を言い渡すのはこの国の王太子、ホリミック・ストラティス様です。
何でも話を聞く所によると、伯爵令嬢のマミ・ミューズレイに首ったけになってしまったそうな。お気持ちは分かります。あの女の乳のデカさは有名ですから。
えっ? もう既に男女の事を終えて、子供も出来てしまったと? 本当は後で国王と王妃が直々に詫びに来てくれるのだけど、手っ取り早く自分の口から伝えてしまいたかったですって? 本当に、自分勝手、ワガママなお方ですね。
正直、そちらから頼んで来ておいて、そんな一方的に婚約破棄を言い渡されたこと自体は腹が立ちますが、あなたという男に一切の未練はありません。なぜなら、あまりにもバカだから。
どうぞ、バカ同士でせいぜい幸せになって下さい。私は特に復讐するつもりはありませんから……と思っていたら、元王太子で、そのバカ王太子よりも有能なお兄様がご帰還されて、私を気に入って下さって……何だか、復讐できちゃいそうなんですけど?
文字数 31,557
最終更新日 2021.12.16
登録日 2021.12.14
※「聖女投稿」の飯テロお兄さんカズン君の過去編です。
※本作はBL版を全年齢向けファンタジー版に加工したバージョンになります。
原典はムーンライトノベルズ版「王弟カズンの冒険前夜」をどうぞ。各キャラ番外編もそちらにまとめてあります。
※BL版→ファンタジー版の順で両方ご覧になるとキャラの関係性や世界観の理解が深まって楽しめます。(隠蔽してても中身BLなので)
※飯テロ、残酷な描写にご注意ください
◇◇◇
名もなき不遇モブとして人生を終えた少年が、異世界で二度目の人生を得た。
──しかも、王家の末っ子として。
けれど転生後も“主役”にはなれなかった。
何せ、幼なじみは美貌の英雄、親戚はイケメン万能王子様。
彼らと比べたら、今世でも彼は〈脇役ポジション〉に過ぎなかった。
──それでも、幸せだった。
優しい家族、気の合う友人、憧れの師匠なんて聖剣の聖者様だ。
そして、いつも美味しいごはんとスイーツ。
王弟カズンとして過ごす平凡な学園生活は、穏やかで、笑いがあって、時にはちょっと騒がしくて、
──宝物のような日々だった。
学園の婚約破棄事件、ダンジョン探索、飯テロパーティー、放課後のトラブルの数々。
ひとつひとつの出来事が、「もうひとつの青春」を彩っていく。
だが、物語はまだ、始まってすらいない。
これは、やがて「勇者」と呼ばれる彼が覚醒する前の、穏やかだった少年時代の物語だ。
© 2021 Magi Asahi
文字数 409,034
最終更新日 2023.05.17
登録日 2022.08.31
「エルザ・ベルガンドル!今この時を以て、貴様との婚約を破棄する!」
いきなり婚約破棄を告げられた公爵令嬢のエリーザ・ベルガンドルは比較的冷静に受け止めていた。
それはエリーザ自身も婚約者の事を好きではなかった為である。
そもそも王妃教育で時間がないエリーザには婚約者とあっている時間なんてなかった。
そしてそれは第一王子であるガルダ・ミリヤードも同じ。
それぞれが王位、そして王妃になるべく過ごしている中ガルダ殿下が一人の女性に熱を上げ、結果言い掛かりとしかいえない内容で婚約破棄を告げたその時だった。
ガルダ殿下を誘惑した男爵令嬢が悲鳴を上げ、人が変わったように殿下たちを貶し始めた。
頭お花畑がいますので、気にせずに読んでいただけたらと思います。
また息抜きのつもりで書きました。
ゆるゆる設定で、ぬるっと書いてますので、細かいところは考えてません…。
※こちらの作品について、Kindleさんに投稿させていただきました。
(内容的には同じで、少し加筆修正しました)
もしKindle Unlimitedに登録している方、また興味がある方がいらっしゃいましたら読んでみていただけると嬉しいです。
文字数 9,659
最終更新日 2023.06.16
登録日 2023.06.14
幼なじみの言葉を信じ、婚約者の“浮気と借金”を理由に婚約破棄した貴族令嬢フローラ。しかしその真相は誇張と誤解が重なっただけで、むしろ問題の根は幼なじみエミリアの思惑と、すれ違い続けてきた自分たちの関係にあった。
誤解が解けるほどに浮かび上がるのは、誰か一人の嘘ではなく、信じきれなかった三人それぞれの弱さだった——。
やがて再会したフローラとアルフォンスは、ようやく「本当に向き合う関係」を選び直していく。
文字数 5,219
最終更新日 2026.05.26
登録日 2026.05.26
4月から高校生になりました。
友達作って、青春を楽しむぞ!って意気込んでいた時期がありました、、、
え、ちょっ、まって、俺の周りに寄ってくる奴クセが強すぎる。
この世界は、学園ファンタジーの予定です。
外には魔物や、モンスター(一緒やん)などはお外にいなくてダンジョンの中に生息してる設定です。
あ、そうそう
主人公は、前世の記憶はないです。
とりあえず、R18の時は※つけますので苦手な方は飛ばしてください。
短編で連載予定です。
そう、予定は未定w
文字数 26,094
最終更新日 2020.02.24
登録日 2020.01.21
婚約者同士の二人がすれ違い…とんでもないことに。
その容姿と性格から、きらきらの綺良と言われ、常に目立つ存在の綺良Ωは大学生。
最愛の婚約者、雅臣αとは生後すぐから婚約関係を結ばれていた。
周囲には家同士の政略だと思われているが、そうではなく、お互いに唯一無二の相手として過ごしてきたはずだった。
ところが久しぶりのデートで、雅臣から「婚約はやめにしよう」と言われた綺良は…。
すれ違いからの一線突破BLオメガバースストーリー!
全11話+番外編4話。(番外編は当初2話の予定が長大になりましたので倍増しました)
性描写、あります。
■登場人物
・石和綺良(いさわ・きら)オメガ 21歳
・久我雅臣(くが・まさおみ)アルファ 21歳
BLオメガバースですが、世界観の説明は入りません。
※R-18シーンが有る回にはタイトルに★マークを入れます。
⌘ ⌘ ⌘
登場の二人は既作の『勘違いへたれアルファと一途つよかわオメガ──ずっと好きだったのは、自分だけだと思ってた 』に登場する裕吾と翠の同級生で友人です。当作品はあちらの世界の時間より1年ほど前になります。
それぞれ独立した作品なので、あちらの作品を未読でも問題なくお読みいただけます。
…両方読むと世界がつながって面白いかも(^^)
文字数 37,877
最終更新日 2025.09.06
登録日 2025.08.23
野良猫と藪医者のスピンオフです
お世話になっている、榊医師の非日常を書きました
短い作品ですので、お気軽のどうぞ
文字数 17,627
最終更新日 2020.10.09
登録日 2020.10.09
成人以上の者であれば誰でも登録できる有料会員制のWeb上のエロ実況配信チャンネル『UraEro.ch(うらえろちゃんねる)』通称『うらちゃん』の会員であり、数ある実況者=エロチャーのりんたくんこと『りんりん』のオナニーエロ実況配信に年がら年中発情興奮しまくりな、とあるモブ男な『モブ太郎』さんのシコシコ話でございます♡
どうも皆さまこんにちはそらもです、昨年は大変お世話になりどうもありがとうございました!
2023年も自分好みのえっちなBL話をゆる~りと書いていきたいと思っておりますので、よければよろしくお願いいたします♪
今回のお話は以前から書いてみたかったエロ実況者さんモノ! 基本台詞オンリーで、実際に攻め(思考)のモブ太郎ことしのぶさん26歳童貞クンと受けの実況者さんのりんりんことりんたくん23歳のえっちしてるシーンとかは一切ないのですが(妄想では犯してくってますが)それでもオッケーという方はどうぞ覗いてみてくださいませ♡
あとこのうらちゃんの設定でまた別の実況者さんの何かが書ければな~とも個人的には思っておりますです♪
※ R-18エロもので、♡(ハート)喘ぎ満載です。
※ 素敵な表紙は、pixiv小説用フリー素材にて、『やまなし』様からお借りしました。ありがとうございます!
文字数 13,775
最終更新日 2023.01.06
登録日 2023.01.06
現代日本の地味なオタク女子・ハナは、大好きな乙女ゲームの悪役令嬢に転生してしまう。舞台は中世ヨーロッパ風の王国。物語の冒頭、彼女はゲームのメインヒーローである第一王子レオンハルトから、表向きの罪――悪辣な言動――を理由に婚約破棄を言い渡される。玉座の間では、聖女エリシア(乙女ゲームの主人公)が勝ち誇ったように王子の隣に立ち、ゲーム本編の正史が再現された瞬間だった。
だが、ハナは涙を流さず冷笑する。なぜなら彼女は、このイベントがゲーム内の既知の展開であることを知っていた。そして彼女は知っている――この「敗北」からこそ、最も背徳的で強烈な快楽と愛に満ちた、隠しルートが始まるのだと。
王都から追放され、辺境の村ルスラへと流刑となったハナ。そこにはゲーム内でも「隠しキャラ」とされる、危険な魔術師・エリックが住んでいた。媚薬と性玩具、そして肉体と感情の境界を破壊する“研究”を繰り返す男。彼はハナを「最高の素材」として迎え入れ、彼女を研究対象――すなわち性的な実験体として扱い始める。
文字数 14,076
最終更新日 2025.05.28
登録日 2025.05.27
「『和解』が成ったからといってこのあと何も起こらない、という保証も無いですけれどね」
まぁ、相手もそこまで馬鹿じゃない事を祈りたいところだけど。
***
社交界デビューで、とある侯爵子息が伯爵令嬢・セシリアのドレスを汚す粗相を侵した。
そんな事実を中心にして、現在社交界はセシリアと伯爵家の手の平の上で今も尚踊り続けている。
両者の和解は、とりあえず正式に成立した。
しかしどうやらそれは新たな一悶着の始まりに過ぎない気配がしていた。
もう面倒なので、ここで引き下がるなら放っておく。
しかし再びちょっかいを出してきた時には、容赦しない。
たとえ相手が、自分より上位貴族家の子息であっても。
だって正当性は、明らかにこちらにあるのだから。
これはそんな令嬢が、あくまでも「自分にとってのマイペース」を貫きながら社交に友情にと勤しむ物語。
◇ ◆ ◇
最低限の『貴族の義務』は果たしたい。
でもそれ以外は「自分がやりたい事をする」生活を送りたい。
これはそんな願望を抱く令嬢が、何故か自分の周りで次々に巻き起こる『面倒』を次々へと蹴散らせていく物語・『効率主義な令嬢』シリーズの第4部作品です。
※本作品までのあらすじを第1話に掲載していますので、本編からでもお読みいただけます。
もし「きちんと本作を最初から読みたい」と思ってくださった方が居れば、第2部から読み進める事をオススメします。
(第1部は主人公の過去話のため、必読ではありません)
以下のリンクを、それぞれ画面下部(この画面では目次の下、各話画面では「お気に入りへの登録」ボタンの下部)に貼ってあります。
●物語第1部・第2部へのリンク
●本シリーズをより楽しんで頂ける『各話執筆裏話』へのリンク
文字数 69,973
最終更新日 2021.06.24
登録日 2021.03.07
オリジナルBL?です。
男2人に女1人の登場人物で、それぞれの視点での話があります。
〈登場人物〉
嶋上 晴人(シマウエハルト)/24才
ヘテロロマンティック・ホモセクシュアル
受け。執着する人。嫉妬深い。依存傾向。
彼氏、彼女有り。アパレル販売員。
西 茉優(ニシマユ)/24才
ヘテロロマンティック・アセクシャル
お姉さん気質。暗い過去有り。
彼氏有り。事務員。
日比野文也(ヒビノフミヤ)/23才
ゲイ
攻め。とにかく優しい人。
お兄ちゃん気質。料理上手。
彼氏有り。DJ
〈超絶簡単なあらすじ〉
嶋上晴人と西茉優は付き合って同棲している。だが、それぞれのセクシュアリティによって深い関係を築く事は出来ていない。
ある日晴人はクラブで日比野文也と出会い、体の関係を持ってしまう。
そこから奇妙な三角関係が生まれてしまい?
それぞれの視点から、自身のセクシュアリティやお互いに対しての気持ちを深めていく三人の話。
少しでも楽しんで頂けたら嬉しいです!
文字数 109,037
最終更新日 2022.12.07
登録日 2022.12.07
両親の顔を知らない双子の兄弟。
あらゆる害悪から双子を守る二人の従者。
かけがえのない仲間を失った若き女冒険者。
病に苦しむ母を救うために懸命に生きる少女。
幼い頃から血にまみれた世界で生きる幼い暗殺者。
両親に売られ生きる意味を失くした女盗賊。
一族を殺され激しい復讐心に囚われた隻眼の女剣士。
Sランク冒険者の一人として活躍する亜人国家の第二王子。
自分という存在を心底嫌悪する龍人の男。
俗世とは隔絶して生きる最強の一族族長の息子。
強い自責の念に蝕まれ自分を見失った青年。
性別も年齢も性格も違う十三人。決して交わることのなかった者たちが、ノア=オーガストの不思議な引力により一つの方舟へと乗り込んでいく。そして方舟はいくつもの荒波を越えて、飽くなき探究心を原動力に世界中を冒険する。この方舟の終着点は果たして……
※『side〇〇』という風に、それぞれのキャラ視点を通して物語が進んでいきます。そのため主人公だけでなく様々なキャラの視点が入り混じります。視点がコロコロと変わりますがご容赦いただけると幸いです。
※一話ごとの字数がまちまちとなっています。ご了承ください。
※物語が進んでいく中で、投稿済みの話を修正する場合があります。ご了承ください。
※初執筆の作品です。誤字脱字など至らぬ点が多々あると思いますが、温かい目で見守ってくださると大変ありがたいです。
文字数 1,241,627
最終更新日 2026.07.08
登録日 2022.12.08
「うわー、可愛いなあ。妖精かな? 翼の生えた小さな兎がいるぞ!」
嘘つき皇子が叫んでいます。
どうせ嘘でしょう?
なろう様でも公開中です。
文字数 8,295
最終更新日 2020.12.27
登録日 2020.12.21
中出しを希望する女性なら、誰でも入学許可が下りる――
『絶対中出し希望学園』。
学園に集う女性徒たちは、皆それぞれの事情や闇を抱えていた。
自身の抱えているモノと決別するために、
女性徒たちは、学園の門を叩き、自らの門を開いていく。
『絶対中出し希望学園』の「中出し希望」の名に恥じないように、
女性徒たちは、感度を高める授業やSMプレイ講習、性に纏わる
ありとあらゆるテクニックを学園で学んでいくが……!?
文字数 4,182
最終更新日 2021.03.14
登録日 2021.03.12
え? まさか。一瞬動揺しましたが、僕はまだ半信半疑でした。でも松本先生は、すっかりその気になってしまったのです。先生の次の言葉は、僕にとって頭から冷水を浴びせられるようなものとなりました。
「よし、さあ早く前へ出てこい! いまからこの定規で思い切りケツをひっぱたく!」
教室がざわめきました。あの頑丈そうな定規でお尻をひっぱたかれるのだと思うと、僕はひどく動揺しました。恥ずかしい。痛そう。でもどのくらい痛いのかな。一度は体験してみてもいいかも。いや、こんなチャンスめったにないぞ。どうせもう逃げられないんだし。嫌だなと思いつつも、僕は妙に新鮮な興奮を覚えていました。家でも学校でもまともに叱られたことのなかった僕は、これから始まるお仕置きの実感がわかず、夢心地で教室の前へと歩いていました。魅入られたというか、いま囚われの身となった自分が突然スポットライトを浴びているような不思議とワクワクする気持ち。でもまだ心の整理ができていなかった僕には、照れや反抗的な気持ちの方が勝っていました。僕はいかにも嫌そうにゆっくり片方ずつポケットから手を出し、しぶしぶ教卓の真横のところにつきました。自分の態度がいかにも聞き分けのない悪戯っ子のように思えました。松本先生は僕の後ろに下がって見えなくなりました。
「お前がいちばん態度が悪い!」
追い打ちをかけるように叱られて、もう覚悟を決めるしかありませんでした。教室は今度は水を打ったようになりました。こんなにドキドキしたことは初めてでした。気持ちが高ぶってきて抑えられません。松本先生には自分の心の中を背後から見透かされている気がしました。後ろを向かされているのが悔しい。いつまでこんな格好のまま立たされているの? 僕はその静寂に耐えきれず、平静を装って横を向き、生徒の席を見回しました。幼馴染みの女の子と視線が合いました。僕の方から視線をそらせ、また前を向きました。みんな興味津々みたいだ。僕はみんなから見ると横向きに立たされていました。松本先生は生徒に背を向けて黒板の向きに立っていて、前の席の生徒には定規の軌道が僕のお尻に当たる瞬間までよく見えるはずです。それにひっぱたかれる瞬間の僕の横顔も見られてしまう。自分は見世物にされていると感じました。それにしてもなかなか叩かれません。松本先生はいま、どんな姿勢で定規を構えているんだろう。定規はお尻のどの辺に当たるのだろう。思い切りひっぱたかれるのかな。先生すっかり怒らしちゃったしな。きっとすごく痛いのかな。しっかりつかまってないと、前に吹っ飛ばされるかも。
文字数 1,069
最終更新日 2022.08.13
登録日 2022.08.13
過労死したOLが転生した「男爵令嬢リリアナ」は聖女候補だった。
しかし、彼女の力は微々たるもので「無能聖女」として追放されてしまう。
そんな彼女のもとに現れたのは白いもふもふした謎の生き物「もふぞー」
リリアナともふぞーの辺境スローライフが今始まる。
*カクヨム先行です。
文字数 102,671
最終更新日 2025.10.24
登録日 2025.08.20
「私は、滅びの魔女。この国は滅ぶ。竜王、ゆる……せん……」
――違う。そうじゃない。
言い伝えの日に生まれたというだけで『滅びの魔女』とされ、レジール国を追放されたノーリング伯爵家の令嬢シェリーは、獣人の国グランゼイルの森の中で行き倒れる。
しかもそんな時に出くわしたのは、そのグランゼイルを治め、世界で最も強いと恐れられる竜王。
咄嗟に害意がないことを伝えようとするが喉がかれて声が出ず、繋ぎ合わせたら不穏な言葉の羅列になってしまった。
殺される。
お付きの人に「この小僧……」「ころすわよ?」と殺気立たれるが、「滅びの魔女と言われているけれど滅ぼすつもりはないし、男の格好ではあるけれど男ではないんです」とややこしい弁解などする余力もなく気を失ってしまう。
しかし。
目を覚ますと、ふかふかのベッドに寝かせられていた。
「もう少し大きく口を開けろ。でないとこぼれるぞ」
そして温かいご飯を手づから食べさせていたのは、世に恐れられる竜王その人だった。
父親に男として生きるよう強いられ、屋敷に軟禁されていたことで少年にしか見えないほどやせ細ったシェリーに竜王レイノルドは自ら世話をし、寒さに震えるシェリーを温めて眠った。
一方、『滅びの魔女』を追い出し平和になったはずのレジール国では、ちょっとした騒ぎが起きていた。
最も強いがゆえに日々にハリがなく退屈を持て余していた竜王と、ただ誰にも迷惑をかけずに生きたいと願う一人の少女。
「か弱い子ども」と「おかあさんみたい」な間柄は徐々に変化していき――。
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小説家になろう様にも掲載していますが少し異なります。(大筋は同じです)
※無断転載・複写はお断りいたします。
文字数 196,829
最終更新日 2025.01.30
登録日 2024.12.26