「もう」の検索結果
全体で14,713件見つかりました。
父は母に皿を投げつけ、母は俺を邪魔者扱いし、祖父母は見て見ぬふりをした。
家族に愛された記憶など一つもない。
高校卒業と同時に家を出て、ようやく手に入れた静かな生活。
しかしある日、母の訃報と共に現れたのは、かつて俺を捨てた“父”だった――。
金を無心され、拒絶し、それでも迫ってくる血縁という鎖。
だが俺は、もう縛られない。
「家族を捨てたのは、そっちだろ」
穏やかな怒りが胸に満ちる、爽快で静かな断絶の物語。
文字数 3,723
最終更新日 2025.05.07
登録日 2025.05.07
「作法教師など、使用人と同じでしょう?」
侯爵令嬢はそう笑い、侍女の手に熱い紅茶を浴びせた。
その瞬間、黒いドレスの作法教師リディア・グレイスは、静かに扇を閉じる。
「一つ。給仕中の侍女への私刑」
「二つ。王宮式茶会規定への違反」
「三つ。教育報告書の虚偽」
ただの作法教師だと侮られた彼女の正体は、身分を隠して地方貴族家を巡察する第二王女エレオノーラ。
元悪役令嬢セレスティナ、腹ぺこ獣人少年ミロ、無口な近衛騎士レオンハルトを連れ、彼女は腐った貴族家を礼儀と証拠と王命で叩き直していく。
使用人への虐待。
庶子令嬢の存在抹消。
獣人奴隷の違法取引。
花嫁修業という名の搾取。
聖女候補への陰湿な罠。
「礼儀とは、弱い者を黙らせるための飾りではありません。強い者が、弱い者を踏まないための鎖です」
泣き寝入りしていた者たちの声を証拠に変え、笑っていた貴族たちを王命で裁く。
やがて一行は、社交界の裏で令嬢たちを点数化し、王国そのものを操る巨大組織《金冠教育会》へ辿り着く。
「作法教師ごときが」と笑った皆様。
授業は、もう終わりです。
文字数 104,723
最終更新日 2026.07.04
登録日 2026.06.22
『「愛したことはない」と離婚されたので田舎でパン屋を始めたら、元夫が毎日来て後悔しています』
物語全体のあらすじ
伯爵令嬢だったエマは、若くして実業家のレオンと結婚した。
だが結婚生活は冷え切っていた。
多忙を理由にほとんど屋敷へ帰らない夫。 交わされない会話。 食卓に並ぶ料理にも興味を示されない毎日。
それでもエマは、“良い妻”であろうと努力し続けていた。
だが結婚三年目の冬。
レオンは静かに告げる。
「……君を愛したことはない」
その一言で、エマの結婚生活は終わった。
離婚後、エマは社交界を離れ、祖母から譲り受けた田舎町の古い店舗で、小さなパン屋を始めることにする。
朝早く起きて生地をこね、焼きたてのパンを並べる毎日。
不器用だが優しい鍛冶屋。 いつも騒がしい子供たち。 世話焼きの隣人。 パンを楽しみにしてくれる常連客。
都会では知らなかった温かさに触れ、エマは少しずつ笑顔を取り戻していく。
そんなある朝。
開店直後の店に、一人の客が現れる。
――レオンだった。
彼は無言でパンを買い、そのまま帰っていく。
翌日も。 その次の日も。
毎朝決まった時間に現れては、パンを買って帰る元夫。
最初は戸惑っていたエマだったが、次第にレオンの変化に気づいていく。
彼は本当に、後悔していた。
仕事しか見えていなかったこと。 エマがどれほど孤独だったか気づかなかったこと。 彼女が去った後、初めて自分の人生が空っぽだったと知ったこと。
しかし、もう離婚は成立している。
今さら優しくされても遅い。
エマは簡単には心を許さない。
一方で、町の人々は少しずつレオンを受け入れていく。
不愛想ながら店を手伝い、 壊れた窯を修理し、 雪の日には誰より先に店先の雪かきをする彼の姿を見て、 皆、彼の不器用な愛情に気づき始める。
そんな中、エマに好意を寄せる青年医師や、穏やかなカフェ店主も現れる。
初めて“選ばれる側”ではなく、 “自分で選ぶ”立場になったエマ。
過去に戻るのか。 新しい未来へ進むのか。
迷いながらも、エマは自分自身の幸せを考えるようになる。
そしてレオンもまた、 愛を言葉にできなかった自分と向き合っていく。
「愛したことがないんじゃない。 愛し方を知らなかったんだ」
ようやく伝えられた本心。
長いすれ違いの果てに、 二人はもう一度、 夫婦ではなく“一人の人間同士”として向き合い始める。
これは、 離婚から始まる、 少し不器用で温かな再恋愛の物語。
文字数 52,269
最終更新日 2026.07.06
登録日 2026.06.03
「恥ずかしくて一緒に歩けない」
……そんなひどい言葉で、私のすべてを否定した婚約者。
彼の隣には、私とは大違いの、誰もが振り返るような華やかな令嬢が寄り添っていました。
惨めで、哀れで、息をすることさえ苦しい。
冷たい視線に晒され、逃げるように走り出した私に、残されたものはもう何もありません。
文字数 10,517
最終更新日 2026.05.29
登録日 2026.05.27
「魔力の流れが見える」
――幼い頃からそう訴えても、両親には気味悪がられ、まともに取り合ってもらえなかった。
伯爵令嬢クレア・フォンティーユは、平凡な魔力量しか持たない令嬢だった。
けれど彼女には、魔力の流れを糸のように見分け、その乱れをほどく繊細な調律の腕があった。
その力を買われ、クレアは王家の魔道具を整備する魔力調律士として働いていた。
けれど婚約者の王太子アルベールは、婚約発表の直前になって「可愛げがない」と一方的にクレアを切り捨て、男爵令嬢マリーベルを正式な婚約者に選んでしまう。
婚約破棄されたクレアは、王命により北方の辺境伯領へ追いやられることに。
実家にも見放され、一人きりで向かったノルトハーゲン領で、彼女は人を寄せつけないと恐れられる「氷の辺境伯」アシュレイ・ノルトハーゲンと出会う。
誰にも理解されなかったクレアの力は、強大すぎる魔力に苦しむアシュレイにとって、唯一の救いだった。
冷徹と恐れられた辺境伯は、次第にクレアに惹かれ、手放せなくなっていく。
一方その頃、クレアを失った王宮では、彼女が整えていた魔道具が少しずつ不調を起こし始めていて――。
王家の魔道具が動かない?
もう私には関係ありません。
文字数 28,904
最終更新日 2026.07.03
登録日 2026.06.24
「お姉様。王太子妃教育を、わたくしに譲ってくださらない?」
妹ミレーヌにそう言われ、王太子ユリウスにも「民に愛される妃はミレーヌだ」と告げられた公爵令嬢アレシア。
三年間、王太子妃候補として王宮の予定表、謁見、茶会、外交使節、予算調整まで支えてきた彼女は、怒ることなく静かに答えた。
「承知いたしました。すべてお譲りいたします」
華やかな地位だけを望んだ妹は、赤字と青字で埋まった予定表を「見苦しい」と言い、白紙の予定表から始めようとする。
そして三日後。
王宮の予定表は、本当に真っ白になった。
外交使節の歓迎式、王妃の慈善茶会、地方貴族の謁見、王太子の視察。何も決まらず、誰も動けない。
ようやく王宮は気づく。
紙と数字ばかり見ていると笑われたアレシアこそが、王宮を回していたのだと。
けれどアレシアは、もう王太子妃候補として戻るつもりはない。
彼女の能力を正しく評価した若き宰相兼王弟殿下レオンハルトは、アレシアを「便利な裏方」ではなく、正式な補佐として迎えようとする。
一方、妹と王太子は、読まなかった引き継ぎ箱と、捨てた予定表と、軽んじた責任の重さを思い知ることになる。
譲っただけです。
ですが、その後どうなったかまでは、私の責任ではありません。
文字数 23,991
最終更新日 2026.05.28
登録日 2026.05.28
婚約者の一番は、いつだって幼馴染のメルンシアだ。
後回しにされるのも、二番手に甘んじるのも
『これは政略結婚だもの』
『メルンシアは体が弱いから仕方ないのよ』
……と、フローラは自分を納得させてきた。
だけど──彼女は思い出した。
(ここは小説の世界。私は儀式に捧げられる生贄……!)
婚約者の【大切】は、メルンシアだけ。
自分の行く末が生贄だと知り、フローラは目が覚めた。
(やってらんないわよ……!!)
愛のために振り回されるのも。
【私】を良いように消費されるのも。
フローラは決めた。
【良い子】の私はもうおしまい。
穏便に儀式の生贄役を降り(婚約解消し)て、穏やかで平凡な幸せを手に入れよう。
彼女は手始めに、自分のスキルで一儲けすることにした。
(いいでしょう、愛を取るというのならどうぞご勝手に)
フローラは、自分の意思で人生を掴み取る決心をした。
☆久しぶりの連載です。そんなに長くならない…と思います。感想いただけたら嬉しいです!!
文字数 68,201
最終更新日 2026.05.29
登録日 2026.05.17
声を出すこともなく、ふたりを見つめていた。
わたしにとって、恋人と親友だったふたりだ。
今日まで身近だったふたりは。
今日から一番遠いふたりになった。
*****
伯爵家の後継者シンシアは、友人アイリスから交際相手としてお薦めだと、幼馴染みの侯爵令息キャメロンを紹介された。
徐々に親しくなっていくシンシアとキャメロンに婚約の話がまとまり掛ける。
シンシアの誕生日の婚約披露パーティーが近付いた夏休み前のある日、シンシアは急ぐキャメロンを見掛けて彼の後を追い、そして見てしまった。
お互いにただの幼馴染みだと口にしていた恋人と親友の口づけを……
* 無自覚の上から目線
* 幼馴染みという特別感
* 失くしてからの後悔
幼馴染みカップルの当て馬にされてしまった伯爵令嬢、してしまった親友視点のお話です。
中盤は略奪した親友側の視点が続きますが、当て馬令嬢がヒロインです。
本編完結後に、力量不足故の幕間を書き加えており、最終話と重複しています。
ご了承下さいませ。
他サイトにも公開中です
文字数 74,790
最終更新日 2024.04.11
登録日 2024.03.15
生まれつき二の腕の内側に奇妙な痣を持って生まれた和音(かずと)は、その痣ゆえに両親から疎まれていた。
また両親の虐待に等しい躾によって、人に二の腕を、ひいては身体を晒すことに嫌悪にも似た苦手意識を持ってしまう。その結果、学生生活すらもうまくいっていなかった。
ある雨の日、乱暴な運転をする車が跳ね上げた雨水に何故か飲み込まれてしまう。
気が付けばそこには見覚えのない光景が広がっていた。
異世界だと認識する間もなく、和音は逆境に曝される。親切な商人に拾われた和音は、自らの二の腕にある痣がこの国の文字だということを知る。
その文字が示すのはこの国で英雄と称えられている騎士団長の名だということも。そして……この世界では運命の相手の名が身体に浮かび上がる世界であるということも。
運命に導かれた二人は今、世界を越えて巡り逢う。
※この作品はBL作品です。一部残酷な表現があります。
文字数 22,150
最終更新日 2026.07.05
登録日 2026.07.01
結婚してから早一年。
最強の魔術師と呼ばれる旦那様と結婚しましたが、まったく私を愛してくれません。
ある日、女性とのやりとりであろう手紙まで見つけてしまいました。
もう限界です。
探さないでください、と書いて、私は家を飛び出しました。
文字数 211,082
最終更新日 2021.03.17
登録日 2020.12.05
政略結婚として、公爵家に嫁いだ私は
愛のない夫婦関係を「仕事」だと思い、正妻の役目を果たしてきた。
夫が愛人を持つことも、
その子を屋敷に迎え入れることも、黙って受け入れてきた。
けれど――
跡取りを、正妻の子ではなく愛人の子にする。
その言葉を、人前で軽く口にした瞬間。
私は悟ったのだ。
この家では、息子を守れないと。
元々、実家との間には
「嫡子以外の子は実家の跡取りにする」という取り決めがあった。
ならば話は簡単だ。
役目を終えた私は、離縁を選ぶ。
息子と共に、この家を去るだけ。
後悔しているようですが――
もう、私の知るところではありません。
文字数 26,284
最終更新日 2026.03.01
登録日 2026.02.23
妹は、姉のものなら何でも欲しがる子。私はずっと、そう思っていた。
婚約者まで妹に奪われた日、私はもう何も言わず家を出た。
けれど本当に私から物を奪っていたのは、妹ではなかった。
「姉なのだから」「妹が喜ぶから」そう言って私達を見なかった、両親だった――
ところが妹が、その婚約者に刺されたという…… 一体誰が悪いのか。どうしてこうなったのか。
私達はようやく、家の中で何が起きていたのかを知ることになる。
※タイトル変更致しました。
更新は初日以外は、7時・10時・15時・19時の1日4回になります。
※本作は生成AIによる文章案をもとに、作者が取捨選択・加筆修正して制作した作品です。
賞・出版申請を目的とした作品ではありません。
文字数 201,562
最終更新日 2026.05.29
登録日 2026.05.09
「誰がお前のことなんか好きになると思うの?」
地味で冴えない小鳥遊凪は、ずっと憧れていた蓮見馨に勢いで告白してしまう。
するとまさかのOK。夢みたいな日々が始まった……はずだった。
だけど、ある出来事をきっかけに二人の関係はあっけなく終わる。
過去を忘れるために転校した凪は、もう二度と馨と会うことはないと思っていた。
ところが、ひょんなことから再会してしまう。
しかも、久しぶりに会った馨はどこか様子が違っていた。
「今度は、もう離さないから」
「お願いだから、僕にもう近づかないで…」
文字数 203,102
最終更新日 2025.09.08
登録日 2025.03.04
「出て行け」
愛を囁き合い、祝福されずとも全てを捨て
結ばれたはずだった。
「金輪際姿を表すな」
義父から嫁だと認めてもらえなくても
義母からの仕打ちにもメイド達の嫌がらせにも
耐えてきた。
「もうおまえを愛していない」
結婚4年、やっと待望の第一子を産んだ。
義務でもあった男児を産んだ。
なのに
「不義の子と去るがいい」
「あなたの子よ!」
「私の子はエリザベスだけだ」
夫は私を裏切っていた。
* 作り話です
* 3万文字前後です
* 完結保証付きです
* 暇つぶしにどうぞ
文字数 31,871
最終更新日 2025.10.23
登録日 2025.10.11
春祝宴で王太子アーヴィンから最初の一曲に選ばれ、未来の妃として努力し続けた公爵令嬢イリス。けれど王太子の幼なじみサラに陥れられ、無実の罪で婚約を破棄され、家族も未来も奪われたまま命を落としてしまう。
次に目覚めたのは、すべての始まりとなった宴の朝。幸せへ続くはずだった一曲が、破滅への扉だったと知った彼女は決意する。もう愛されない場所で笑わない。もう誰かの野心の踏み台にならない。
黒いドレスをまとったイリスは王太子の手を拒み、前世でただ一人自分を信じてくれたギルバートと共に、サラと旧貴族派の陰謀へ立ち向かう。誰が敵で、誰が味方なのか。涙を隠して耐えるだけだった令嬢が、怒りを言葉にし、大切な家族と自分自身を守り抜く。
奪われた春を取り戻し、今度こそ心から愛される未来を選び直す、死に戻り逆転ロマンス。
文字数 13,904
最終更新日 2026.05.19
登録日 2026.05.19
第三王女ロクサーヌには婚約者がいた。騎士団でも有望株のナイシス・ガラット侯爵令息。その美貌もあって人気がある彼との婚約が決められたのは幼いとき。彼には他に優先する幼なじみがいたが、政略結婚だからある程度は仕方ない、と思っていた。だが、王宮が魔導師に襲われ、魔術により天井の一部がロクサーヌへ落ちてきたとき、彼が真っ先に助けに行ったのは幼馴染だという女性だった。その後もロクサーヌのことは見えていないのか、完全にスルーして彼女を抱きかかえて去って行くナイシス。
嘘でしょう。
その後ロクサーヌは一月、目が覚めなかった。
そして目覚めたとき、おとなしやかと言われていたロクサーヌの姿はどこにもなかった。
「ガラット侯爵令息とは婚約破棄? 当然でしょう。それとね私、力が欲しいの」
もう誰かが護ってくれるなんて思わない。
ロクサーヌは力をつけてひとりで生きていこうと誓った。
だがそこへクスコ辺境伯がロクサーヌへ求婚する。
「ぜひ辺境へ来て欲しい」
※時代考証がゆるゆるですm(__)m ご注意くださいm(__)m
総合・恋愛ランキング1位(2025.8.4)hotランキング1位(2025.8.5)になりましたΣ(・ω・ノ)ノ ありがとうございます<(_ _)>
文字数 93,405
最終更新日 2025.08.21
登録日 2025.08.01
侯爵家令嬢エレノア・ヴァレンティアは、婚約者である侯爵家嫡男レオナルドとの結婚を控えていた。
しかし現実は、令嬢とは名ばかりだった。
帳簿管理、取引先対応、使用人管理、催事準備――侯爵家を支える膨大な仕事を一手に引き受けながらも、義母マーガレットと婚約者レオナルドから感謝されることはない。
「お前はそれしか取り柄がない」
「どうせ侯爵家に養われているだけの女だ」
そう言われ続け、自分には価値がないのだと思い込んでいた。
そんなある日、婚約者が若い令嬢ソフィアと関係を持ち、自分を追い出そうとしていることを知ってしまう。
さらに亡き母の形見まで勝手に処分され、ついにエレノアの心は限界を迎えた。
――もう、こんな家にはいられない。
深夜、エレノアは誰にも告げず侯爵家を去る。
そして辿り着いた先は、かつて仕事上の縁があった有力侯爵アレクシス・グランディアの屋敷だった。
初めて与えられた優しさ。
初めて受けた正当な評価。
そして初めて知った、自分自身の価値。
一方その頃、エレノアを失った侯爵家では少しずつ異変が起き始めていた。
誰も気付いていなかった。
家を支えていたのが、見下していたエレノアただ一人だったことに。
やがて崩壊していく侯爵家。
焦り始める婚約者と義母。
そして始まる反撃。
これは、無能と蔑まれた令嬢が本当の評価と幸せを手に入れ、彼女を利用し続けた者たちへ現実を突き付ける逆転劇である。
この作品は初投稿日以降、一日に5:50と17:50の2話公開していきます。
文字数 119,371
最終更新日 2026.06.23
登録日 2026.06.05
宰相閣下の執愛は、平民の俺だけに向いている
レンタル有り旧題:平民のはずの俺が、規格外の獣人に絡め取られて番になるまでの話
アホな貴族の両親から生まれた『俺』。色々あって、俺の身分は平民だけど、まぁそんな人生も悪くない。
無事に成長して、仕事に就くこともできたのに。
ここ最近、夢に魘されている。もう一ヶ月もの間、毎晩毎晩………。
朝起きたときには忘れてしまっている夢に疲弊している平民『レイ』と、彼を手に入れたくてウズウズしている獣人のお話。
連載の形にしていますが、攻め視点もUPするためなので、多分全2〜3話で完結予定です。
※6/20追記。
少しレイの過去と気持ちを追加したくて、『連載中』に戻しました。
今迄のお話で完結はしています。なので以降はレイの心情深堀の形となりますので、章を分けて表示します。
1話目はちょっと暗めですが………。
宜しかったらお付き合い下さいませ。
多分、10話前後で終わる予定。軽く読めるように、私としては1話ずつを短めにしております。
ストックが切れるまで、毎日更新予定です。
文字数 205,689
最終更新日 2025.02.23
登録日 2022.05.24
メリルは、レイクハート公爵家に引き取られた「遠縁の養女」として育った。社交界に出ることも許されず、領地の治療院で病人の世話に明け暮れる日々。義姉ソフィアが王家に嫁ぐまでの「つなぎ」として第二王子の仮の婚約者に立てられても、メリルは「いずれ退く身代わり」と承知していた。
けれど治療院に通う第二王子リオネルと、メリルは本当に心を通わせてしまう。義姉ソフィアと後見人ライラは「養女が分を超えた」と激怒し、婚約を破棄してメリルを治療院ごと辺境へ追放した。
だが、辺境で疫病が広がったとき、王都は気づく。病を癒せる「聖癒」の力を持つ者が、もう一人も残っていないことに。
十八年前、ひとつの嘘があった。公爵令嬢の赤子と、後見人の娘の赤子がすり替えられていたのだ。社交界の令嬢ソフィアではなく——治療院の「養女」メリルこそが、公爵家のただ一人の正統な令嬢だった。
日陰で生きてきた手が、王国を救う。
文字数 178,135
最終更新日 2026.06.15
登録日 2026.05.24