「持」の検索結果
全体で34,765件見つかりました。
ザッザッザッーーー
白く、純白で、書き始めのノートのような雪上に2人の男女が痕跡を残す。今、女と女になった。
「なあ、熱くねえか?」
「いや、脱がないでもらえますか? 女体化しないでもらえますか? 剣を扇風機みたいに振り回さないでもらえますか?」
静かに、だが必死ように言う彼女の服装はバニーガールであった。トントンである。
灼熱のように赤い髪を乱雑に切りそろえた彼女はボーイッシュ風で、腹を出したスポブラ、ホットパンツな服装で歩いている。片手に大剣を持ち、簡単そうに振り回している。細い腕で振り回しているのが幻のように感じてしまう。
一方の彼女はバニー姿である。腰ほどまでに揃えられた黒髪は彼女の本来の素材を活かすものになっており、大和撫子のような。淑やかさと、芯の強さが見れる容姿である。一歩歩くごとにツッコミを入れなきゃ気が済まないのか2人の移動は賑やかなものになっていた。
両方が、両方。美人で美女なのだ。見ている分には癒されるものがあるだろう。
だが、世界は世紀末であった。パンデミックがあった。
数十人を残して過去の行動を繰り返すだけの、形を似せた異形が住む世界には同じ周期の歯車しか存在しない。
月曜日は月曜日として機能し、一週間後には同じ月曜日が始める。例えるならNPCしか存在しない世界である。
そんな世界で生き残った人を救うための戦いが、戦うには女体化しなければいけない筋肉質のイケメンと、戦闘力はミジンコ程しかない目の保養要員の大和撫子の2人によって始まっていく。
文字数 5,263
最終更新日 2020.09.16
登録日 2020.09.13
弟への妬みを抱えて生きる青年、緑波目也(ろくなみもくや)。
かつての彼は生きる事への情熱を持っていたが、教師と両親の妨害によって情熱は残酷にも消え失せた。
その代わりに抱え出した妬みは日に日に増していき彼を苦しめた。
やがて人生につまづいて彼は両親に優秀な弟の為に自分の居場所を明け渡すよう強要される。
打ちひしがれ涙を流す目也。
全てを無くしかけたその時、彼は嫉妬の神を名乗るメト・メセキという女性が示した道を行く選択をする。
嫉妬の神によって彼は理から外れた力を持つ『嫉妬魔人(ジェラ・フィエンド)』へ変貌。魔人と化した緑波目也はその時決意した。笑いながら地獄に行くことを。そして憎む者達への報復を開始する。
彼がその先で辿る道は因果応報か、それとも――
一番みにくい魔人の物語。
登録日 2021.01.30
整合歴元年。世界中には人間の他に新たな生物が繁栄した。なぜ拡がったのか、どこからやってきたのかも分からない生物『蛭』。彼らは人間の血を吸い生きていく。そして、異能力を持ち、人間たちを混乱の渦に呑み込んだ。
その蛭立ちを倒すべく、神に許され、神に血を与えられ生まれた人間たちが現れた。『神の子。神様。』と呼ばれる者達の誕生日。整合歴250年頃の話である。神に与えられた力により、蛭と対等に戦えるようになった人間の前に、まだ強力な力を持つ蛭が現れた。
神の子は、次第に、蛭と助け合いながら、何故我々を攻撃するのかを追求していく。
背後に見える強大な壁に気づかないままで。
文字数 1,791
最終更新日 2021.03.26
登録日 2021.03.26
地球は温暖化によって人類は、およそ2割の人口、その命が失われた。
神界に住む神々は、神としての能力を持ちながら人間界に干渉できる”神格者”となって人間界の復興に貢献した。しかし、時が経つにつれて、人々は神格者に頼るばかりで堕落する者が増えた。神々を取りまとめていたゼウスは神格者が直接人間界に干渉することを禁じ、人間との間に契約を結ぶことで、神の異能―――魔法を与えた。契約者となった人々は魔法を日常生活に活用しようと試みるが、上手くいかず最終的には科学力を向上させることで、かつての生活を取り戻したが、魔法の存在は人々の記憶から忘れ去られていった。
神格者が現れてから800年後。
世界中に黒く大きな穴―――ワームホールから異形の怪物が現れ、爪痕を残した魔力災害が発生。
事態を収拾に導いたのは、魔法と共に生きていた10代の少年たちと神格者だった。
先陣を切って戦った9人の戦士たちは、一人の男によって集められた。彼らは魔法神話対策局(通称:ゼノレガシー)という組織に入り、様々な任務を通じて成長していく。
―――これは9人の少年たちが、神格者と歩む運命の物語―――
文字数 84,188
最終更新日 2026.06.28
登録日 2022.03.06
新婚生活の始まりです。この気持ちを
いつまでも持ち続けていきたいものです。
小説 "続 線香花火" の劇中詩の再録となります。
文字数 265
最終更新日 2022.04.11
登録日 2022.04.11
仕事に情熱を燃やすことのできず、
プライベートもいまいちで、希望の持てない
生活を送る教師、理戸 望。
ミュージカルクラブを結成したいという
ひそかな夢を持つ彼女はある時、
天性の美声を持つ少年、道駒 麗夜に出会う。
いろいろな葛藤を抱えながら、生きる子供達で
ミュージカルクラブを結成したいという、
理戸の夢が再燃し、いろいろな問題を
抱える子供達と様々な困難を乗り越え、
ミュージカルクラブで絆を深めていく。
子供達と一緒に、人生を切り開いていく
教師と青春を歌に捧げる生徒達の物語。
文字数 1,170
最終更新日 2022.09.10
登録日 2022.09.10
作者本人の誰にも相談できなかった日常の不満から精神的に病んでいった様です。
あくまでも作者本人の愚痴です。
非難とか否定的な感想を抱くことがあるかもしれませんが、作者は強い精神力は持ち合わせてませんのでそのまま否定的な言葉を感想欄に書き込むのはご遠慮ください。
文字数 3,131
最終更新日 2022.10.06
登録日 2022.10.06
**R18ですがエッチな内容がメインではないことをご了承ください**
社交界での憧れの的である次期ワイマール公爵のシオンから思慕される子爵令嬢リリーシア・マクレガーは同世代の令嬢達からの羨望と嫉妬の的だった。家業の製薬会社のために隣国の法科大学院に合格して、サルニア帝国立大学の卒業まであと4ヶ月となったある日、大学の3期先輩である皇太子レオンハルトが同性の恋人アダルベルトを伴ってリリーシアを訪ねてきた。
マクレガー家と君を保護したい、という殿下は「サルニア帝国次期皇帝として私は欲しいものがあるのだが、君にはそれを手に入れるのを手伝って欲しい。」と言った。
レオンハルトの秘書官として入宮したリリーシアはアダルベルトの不審な行動に疑問を持ったことをきっかけに大きな陰謀に巻き込まれていく。
*この作品は、「カクヨム」に同時掲載しています。
文字数 234,752
最終更新日 2023.03.27
登録日 2023.01.25
一匹狼の冒険者、デニット。
酒と女、そして博打に財産を注ぎ込み、蓄えなどは持たない主義だ。この年まで、その日暮らしを続けてきた彼も、気がつけば40歳になっていた。
彼が住む星には、”スキル本”という特別なアイテムが存在する。
スキル本とは、一種の魔法の本のようなもので、開くだけで中身を理解し、そのスキルを自動的に習得できる非常に便利なアイテムだ。
スキル本のランクはDから始まり、現在の最強ランクはAまで確認されている。マイナーなスキル本である、【剣術】や【回復】、それに【ファイア】のランクDは、ダンジョンから大量に出る分、買取価格は安い。
それでもデニットは日銭を稼ぐため、価値の低いスキル本を求めて今日もダンジョンへと潜る。
そんな彼にも転機が訪れた。いつも通っているダンジョンの上層で、偶然、隠し扉を見つけたのだ。
扉の奥には、神々しく輝く一つの宝箱。そして、その中には黄金のスキル本が納められていた。
置かれていたのは...”混ぜるな危険!”というスキル本。
このスキル本との出会いが、彼の逆転劇の始まりとなる。
40歳まで酒と女、そして賭博に溺れていたオッサン冒険者のデニット。だが、"混ぜるな危険!"を手にした彼は、新たな人生を歩み出した。
様々なダンジョンに潜り、新たなるスキルと仲間に出会い、どんどん強くなっていく。
物語は、今始まったばかりだ...。
「今までオッサンと馬鹿にしてきた冒険者どもよ。俺の活躍を指くわえて見ていやがれ!」 そう意気込むデニットであった。
文字数 26,178
最終更新日 2025.09.03
登録日 2025.08.31
高校二年生、鹿山 成臣(かやま なるおみ)はこれといった特徴はないものの、子供の頃から「人当たりが良くて真面目な優等生」と評されてきた。そんな成臣が生徒会副会長を務める山吹高校には人目を惹く男子生徒がいる。
二年生の水無瀬 遙(みなせ はるか)。クオーターの彼はすらりとした長身と彫りの深い顔立ち、色素の薄い髪と目を持つモデルのような外見で女子学生からの人気を集めている一方、「愛想無し、いつも仏頂面、話しかけたら舌打ちされそう」と噂されている生徒だ。
成臣が小学生6年生の時、遙の弟の喘息療養のため、祖父の実家に越してきた。中学生に上がるまでの間、集団登校の班長だった成臣は、転校を拗ねて輪に入ろうとしない遙の面倒を見たり、弟のように構っていた時期があった。
が、何故かある時期から遙は成臣を避けはじめ、理由を聞けないまま他県の全寮制の中学校に入学してしまった。時が経ち、高校生二年生になった成臣の通う山吹高校に、遙が入学してくる。
当時『成兄』と呼んで懐いてくれた遙ともう一度仲良くしたいという思いから、ついつい構いに行ってしまう成臣だったが、遙はツンと澄ました顔で冷たく素っ気ない。果ては成臣と付き合っていると噂のあった先輩女子と付き合って交際1週間で分かれたという話が出回り、『一年の水無瀬 遥は副会長の成臣先輩が嫌い』という噂まで立ってしまう。
嫌われるようなことをしてしまったなら、謝って仲直りしたい……だがふとした時に見せてくる遙の仕草が煮え切らなくて、本心が分からない。
そんな時、体育祭で盛り上がる表彰式で、遙が放った公開告白が二人の距離を引き寄せる。
【クールな見た目と裏腹に不器用一途・独占欲強いワンコ後輩】×【無自覚天然な優等生メガネ先輩】
(;´∀`)
習作です。別で更新中の作品と並行しながら、終わりまで書きたいな…頑張ります
文字数 22,156
最終更新日 2025.08.29
登録日 2025.08.28
文字数 1,376
最終更新日 2025.09.14
登録日 2025.09.14
『レベルゼロからの神話学』あらすじ
高校生のアキラは、勉強や進路、そして幼馴染との喧嘩から逃れたいと願い、図書館で古びた神話学の本を手に取る。その瞬間、世界が「カチッ」と音を立ててずれ、彼はレベル0、何のチート能力も持たないまま、剣と魔法のファンタジー世界エウロペへと転生してしまう。
アキラの唯一の武器は、元の世界で学んだ「知識の貯蔵庫」スキル。彼は辺境の村で、魔獣の襲撃や不作の原因を、化学、生物学、農学といった元の世界の科学的知識と論理で解明し、問題を解決に導く。その活躍から彼は『知恵の導き手』として崇拝されるが、心の奥には、元の世界で幼馴染に素直になれなかった後悔が残っていた。
数ヶ月後、異世界での「役割」を終えたアキラは、元の世界への帰還を告げられる。彼は異世界転生が、単なる逃避ではなく、自分が「何ができるか」を知るための観測だったと気づく。
現実世界に戻ったアキラは、わずか数秒しか経っていない図書館で、幼馴染と再会する。異世界で知識が村を救ったように、今度は素直な言葉で一番大切な人との関係を救うことを選び、彼は自分の居場所と、今いる世界の価値を再認識する。
これは、チート能力ではなく、「論理と知識」こそが最強の武器となり、「逃げたかった現実」こそが、彼にとって一番大切な場所だと気づかせてくれる、異世界転生ファンタジー短編です。
文字数 3,501
最終更新日 2025.10.12
登録日 2025.10.12
生まれ持った魔力の量が人生を左右する、魔法使いの世界。
だからこそ、地位や権力、財産を得る為に、人々は『魔力略奪犯罪』に手を染める。
他人から魔力を『略奪』する手段は『呪い』と『交わり』の二つ……。
それらによる魔力略奪犯罪を取り締まるのが、魔法警察庁・魔力略奪対策局……通称・魔対の仕事だ。
若き魔剣士、フレン・カーティスもまた、魔対の一員として略奪犯罪と向き合う日々を送っていた。と言っても、彼の本業は局長補佐。最強魔剣士と呼ばれるクロエ・ブランシェ局長を支える事。
フレンは強く、優しいクロエに強烈に惹かれ……ある時から、関係を持つようになる。
しかし、それでも彼女の心をとらえきれないでいる現状に、出るのはため息ばかり。
更には、クロエに関するとある噂が、フレンを一層苦悩させる事になる。
『最強魔剣士クロエ・ブランシェの魔力量が桁外れなのは……大勢の男と交わり、魔力を略奪したから』
そんな……いかがわしい噂が。
文字数 130,633
最終更新日 2026.03.07
登録日 2026.01.23
花田美智子、35歳。一年前、45歳の夫を亡くした。悲しみはもちろんあったけれど、最近の彼女の悩みはもっとブッ飛んだものだった。
「……また、来た」
真夜中、閉め切った寝室にふわりと漂う、懐かしいタバコの匂い。そして、マットレスが沈み込む重み。亡くなった夫が、夢の中に...
「ただいま美智子。寂しかったろ?」
「あなた、ちょっと、毎日すぎるってっ」
夫の手がシーツの中に潜り込み、美智子の柔らかな曲線を手慣れた様子で愛撫する。夢とは思えないほど、彼の肌は熱く、吐息は生々しい。夫は美智子の耳朶を甘噛みしながら、ぐいぐいと強引に彼女を自分の方へ引き寄せた。
「い、イク、美智子……! 全部、美智子の中に……注ぎ込んでやる……っ!」
美智子の奥に熱い塊が...夢の中なのに、腰が浮き、爪を立てるほどの実感。
翌朝、目が覚めると股の間はぐっしょりと濡れ、真珠のように光る奇妙な液体がシーツに残っている。「これ、夢じゃないよね?」そんな確信とともに、彼女のお腹はあり得ないスピードで膨らみ始めた。
「嘘でしょ、昨日より5センチは育ってる……」
たった三日で、まるでスイカを抱えているような大きさに。服が次々に弾け飛び、美智子は家から一歩も出られなくなった。
そしてある夜、夢の中で彼女は「銀色の瞳の赤ん坊」を産み落とした。
「パパによろしくね」なんて冗談を言う暇もなく、目が覚めたらお腹はペッタンコ。赤ん坊の姿もない。
「夢オチ?……にしては、体が軽すぎる」
その日の午後、隣の空き家に引っ越してきた若い女性が挨拶に来た。彼女が抱いていた赤ん坊を見た瞬間、美智子は手に持っていたお茶を床にぶちまけた。
「……その子」
陶器のような白い肌に、吸い込まれるような銀色の瞳。
昨日、自分が夢の中で産んだあの赤ん坊が、なぜか隣の女の腕の中で、あくびをしながら美智子を見て「ニヤリ」と笑ったのだ。
「可愛いでしょう? 一週間前に産まれたんです。不思議なんですけど、夢で亡くなった旦那に授かった子なんですよ」
隣の女も、美智子と全く同じことを口走る。
ここからだった
隣の赤ん坊は、毎日、数年分もの速さで急成長していく。
月曜日にはハイハイをしていたのに、水曜日には反抗期の中学生になり、金曜日にはスーツを着た45歳の「夫」の姿になって、隣の庭でタバコを吹かしているのだ。
「美智子、お隣さんから醤油借りてきてくれないか?」
ベランダ越しに、夫が、いや、隣の「元・赤ん坊」が、かつての夫と全く同じ声で話しかけてくる。
しかも、美智子のお腹はまた、少しずつ膨らみ始めていた。
「待って。私が夢で『製造』して、お隣さんが『出荷』するってこと!?」
この「夢の生産ライン」には、一体どんな秘密が隠されているのか。
夫が死の直前に契約したという、怪しげな生命保険の書類が、美智子の引き出しから見つかったのはその翌日のことだった。
文字数 9,925
最終更新日 2026.02.18
登録日 2026.02.18
名門育ち・商社マンの妻。そのすべてを脱ぎ捨てて私は『地獄』で息をする
かつての彼女は、誰もが羨む「正解」の中にいた。
偏差値の高い人気女子中高で、サファイア・ブルーの制服に身を包み、輝かしいJC・JK時代を謳歌した麗子。名門大学を経て丸の内OL、そして誰もが羨む商社マンの妻へ。彼女の人生は、常に選ばれし者だけの光に満ちていた。
しかし、その完璧なパッケージは、自らの過ちによって音を立てて崩壊する。
孤独な心を埋めるように足を踏み入れた、夜の社交場。若きホスト・遼の甘い罠に溺れ、麗子は狂ったように財産も家庭も、築き上げたプライドも注ぎ込んでいく。離婚、孤立、そして困窮。
追い詰められた彼女の前に、かつての「恩人」として再び現れた遼。彼の「恩返し」という言葉に導かれ、麗子は夜の街の深淵へと、さらに深く堕ちていく。かつての誇り高き経歴さえも、男たちの支配欲を満たす「商品価値」として搾取され、心身ともにボロボロに磨り潰されていく二度目の転落。
すべてを失い、名前も顔も捨てて辿り着いたのは、鉄の匂いが立ち込める地方の自動車工場だった。
泥にまみれ、油に汚れ、かつての輝かしいエリート街道から「社会の底辺」へと墜ちた麗子。そこで出会ったのは、ぶっきらぼうに荷物を持つ、前科のある男・斉藤だった。
「どこまでも堕ちて、ようやく私に還れた。」
自らの過ちで地獄を見た女性が、不器用な愛に支えられ、人間としての手触りを取り戻していく――。
虚飾の皮を剥ぎ取った、壮絶なる再生の記録。
文字数 20,743
最終更新日 2026.03.14
登録日 2026.03.09
名門伯爵家に生まれながら、レティシアは“無能”と蔑まれてきた。
聖力を持たず、家族からも冷遇され、婚約者であるエドワードからも名前すら呼ばれない日々。それでも彼女は、いつか認めてもらえると信じて耐え続けていた。
――だが、その願いは無惨にも踏みにじられる。
華やかな舞踏会の場で突きつけられたのは、公開での婚約破棄。
新たな婚約者として選ばれたのは、聖力を持つ美しい令嬢ミレーヌ。嘲笑と侮蔑に包まれながら、すべてを失ったレティシアは、ただ静かにその場を去ろうとする。
その時だった。
「――くだらない」
場の空気を一瞬で支配する、低く冷たい声。
現れたのは、隣国を統べる“獣人王”ラグナ。圧倒的な力と美貌を持つその男は、誰もが息を呑む中、なぜかレティシアに手を差し伸べる。
「いらないなら、もらう」
そう言って彼は、彼女を強引に連れ去った。
すべてを奪われたはずの人生は、その瞬間から大きく動き出す。
冷酷無慈悲と恐れられる獣人王は、なぜかレティシアだけには異様な執着を見せ――やがてその感情は、甘く重い“溺愛”へと変わっていく。
一方で、彼女を捨てた元婚約者は、少しずつ“ある違和感”に気づき始める。
そして知ることになるのだ。自分が切り捨てた存在の、本当の価値を。
――これは、すべてを失った少女が、最強の王に選ばれ、運命を塗り替えていく物語。
後悔しても、もう遅い。
彼女はすでに、“別の誰か”のものなのだから。
文字数 2,672
最終更新日 2026.04.17
登録日 2026.04.17
人が作る神って……。失敗すると怖いんです!
作者の私的には、まじめな設定にちょっと小悪魔的な要素を持った妹 あかねちゃんが主人公のお兄ちゃん 颯太くんを弄ぶ(?)風な要素を入れて、面白く仕上げたつもりです。
舞台は人の形をした知性も理性も持たない生き物が闊歩する崩壊した旧首都。崩壊現象の中心部である「爆心地」より勢力を伸ばしていく、全知全能の「神」を崇める謎の新興勢力「教会」に対し、首都奪還を目指す軍。
二つの勢力の争いに巻き込まれながら、父親と幼馴染の凛ちゃんを探す兄妹は、教会上層部に父親と凛ちゃんの影を感じ始めます。
この現象は何なのか、引き起こしたのは誰なのか。その答えにたどり着いた時、父親や凛ちゃんは……。
別作品の改稿版です。序盤、中盤、終盤に手を加えて、新規登録しました。
序盤は崩壊した首都に向かう経緯を追記し、
中盤からは新キャラ "ツンツン未果ちゃん"を登場させました。
文字数 230,289
最終更新日 2016.06.11
登録日 2016.03.26
祖父の遺品を整理していたところ、片手で持つことのできるサイズの手鏡を見つけた。手鏡の裏には魔方陣の絵が。
それは祖父の部屋で見たことがあった絵。祖父いわく「これは魔法の絵」という、それを思い出しながら、懐かしみながら考えに耽っていると。。。
手鏡に変化が…………。
注意
趣味でBLに走る傾向あり
BLファンタジー作品です。
文字数 27,729
最終更新日 2017.02.26
登録日 2017.01.09