「上」の検索結果

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現代文学 完結 短編
あの日から十五年。今、深い鎮魂の祈りとともに、当時の記憶が呼び覚まされます。犠牲となられた方々へ、心より祈りを捧げます。 ── この物語は、震災当時、板場にいた私自身の経験を基に構成したフィクションです。細部には創作を加えておりますが、あの日感じた熱量と、恩師から受け取った心の火に偽りはありません ── ◇◇◇ ​57歳の板長、月影。休日にスマートフォンで小説を書くのが彼の日常だ。 偶然手にした古い二つ折り携帯が、彼を四十二歳のあの日に引き戻す。 スーパーから物が消え、便乗値上げに走る店もあった混迷の二週間。 親方夫婦と共に、ただひたすらに包丁を振るい続けたあの日々。 「食」で誰かの心に灯をともそうとした、名もなき料理人たちの記録。
文字数 7,088 最終更新日 2026.03.11 登録日 2026.03.11
現代文学 完結 長編 R15
親の虐待から守り切れず最愛の弟を亡くした、村田洋平。 売春をすることでしか自分の価値を見い出せない少女、笹森美咲。 父親に濡れ衣を着せ両親を自殺に追い込んだ警察や司法に強い恨みを持つ、金井秀人。 心に後悔を抱える洋平と、自身に価値を見い出せない美咲、復讐心に囚われる秀人が出会うことで、彼等の人生は大きくその方向を変えてゆく。 これは、過去や自らの生い立ちに心を縛られる人達の物語。 ※作中に犯罪行為の場面がありますが、 本作は上記犯罪行為を助長、推奨するものではありません。
文字数 218,588 最終更新日 2025.02.21 登録日 2025.01.01
ライト文芸 連載中 長編
ボトルメール。手紙を入れた瓶を海に流し、遠くの誰かにメッセージを届けようとするロマンチックな通信手段。片や、返事を期待しない一方的な気持ちの押し付けに、もし返事が帰ってきたら? 梅雨明けの夏、女子高生の沙織の元に、友達の手によって一通の手紙が届けられる。それはどうやら、一週間以上前に沙織が海に流したボトルメールの返事のようで、確かに届いた手紙にはボトルメールに書いていた偽名が宛名として使われていた。 これは島に一人残された少年と少年のいる島に縁を持つ女子高生の奇妙なやり取りの物語。
文字数 12,095 最終更新日 2026.05.21 登録日 2026.04.18
現代文学 完結 長編
 藤原美羽は進学校に通う高校一年生。今まで「優等生」としてそつなく何でもこなしてきたが、高校に入ってから色々なことが上手くいかなくなり、パニック障害と適応障害を発症してしまう。「普通」を必死に装いながらも、段々彼女のおかしさに気付くクラスメイトが増えていく。  ある日電車の中で発作を起こし、動けなくなってしまった美羽を助けたのは、通信制高校に通う少年、柏木悠真だった。彼は自由な校風の中自分のペースで生きていることを知る。  そして彼にも、普通に生きられないハンデを密かに抱えていた。  悠真の言葉や存在が、少しずつ美羽を変えていく。 「壊れたままでも、生きていけるのかもしれない」 そう思えるようになったとき、美羽は初めて自分の本当の気持ちを伝えたいと思うようになった。 これは、「普通」になれなかった二人が、壊れたままでも共に歩んでいく物語。
文字数 45,859 最終更新日 2026.01.29 登録日 2025.02.01
経済・企業 連載中 短編
 |抑々《そもそも》、サラリーマンの処世術とは、社会生活、特に職場で円滑に仕事を進めるためのスキルと言えるであろう。具体的には、人間関係を良好に保ち、自身の評価を高めながら、自らのストレスを軽減して働くための立ち回り方を意味するものだ。  この処世術には様々な要素がある。  例えば人間関係の構築という問題である。  上司、同僚、部下、顧客などとの良好な関係を築くことは、仕事の円滑な進行に不可欠である。    この物語はフィクションです。  この物語に登場する人物、団体など実在していても一切関係はありません。  この小説が皆様のお役に立てれば幸いです。    この物語の主人公は瀬尾悠人。25歳。  大手一般機械器具製造業の本社人事部に所属。  そしてもう一人の主人公は沢田結衣。25歳。  同じ会社の本社総務部に所属。  社内に於ける表と裏を経験しながら社内の不正を暴いていく。  
文字数 15,003 最終更新日 2026.03.22 登録日 2026.03.19
ライト文芸 完結 短編
休日のショッピングモールは、昼を過ぎても人で溢れていた。 源(みなもと) 加代子(かよこ)、二十三歳。県警勤務。 今日は貴重な非番だった。 本当なら、ただ服を見て、少し甘いものでも買って、早めに帰るつもりだった。 けれど仕事柄なのか、休みの日でもつい周囲を見てしまう。 人の流れ、不自然な動き、困っている子ども、騒ぎになりそうな空気。 意識しないようにしても、目が勝手に拾ってしまうのだ。 「……職業病、ほんと嫌」 小さく呟きながら、加代子は肩にかけたバッグを持ち直した。 その時だった。 人混みの向こうに、妙に目を引く男が立っていた。 最初はイベント関係者か、何かの撮影かと思った。 だが、どこか違う。 長い黒髪。 艶のある雅(みやび)な装束。 見慣れない重ねの衣。 まるで歴史絵巻から抜け出してきたような姿なのに、不思議と安っぽさがない。 周囲の誰よりも浮いているはずなのに、その男の立ち姿だけはやけに堂々としていた。 しかしその目は、明らかに戸惑っていた。 天井を見上げ、光る案内板に目を細め、エスカレーターが動くたびにわずかに身を引く。 きょろきょろと落ち着きなく辺りを見回しながら、それでも気品だけは崩れない。 ――変な人。 加代子は眉をひそめた。 酔っている様子はない。だが、放っておいて何かあっても困る。 声をかけようかと一歩踏み出しかけたその時、男が不意にこちらを見た。 視線が合った瞬間、男の表情が変わる。 迷っていた顔が、ふっと和らいだ。 それから吸い寄せられるように、まっすぐ加代子のほうへ歩いてくる。 嫌な予感しかしない。 加代子は反射的に背筋を伸ばいた。 男は彼女の目の前で足を止めると、しばし見つめ、やがて心から感嘆したように言った。
文字数 50,597 最終更新日 2026.05.07 登録日 2026.03.19
現代文学 連載中 長編
 四月一日、新入社員たちは皆、眦を吊り上げて入社式に臨んでいた。そして、半年後、思いを新たにそれぞれの部門に配属されたのだが・・・  ビジネスマンは誰しも皆、悔恨や悔悟、無念や失意など言葉なんかでは一括りに出来ない深くて重いものを胸の中一杯に溜め込んで日夜奮闘している。これは同期の新入社員の成功と挫折、誇りと闘いの物語である・・・ビジネスマンに希望を!
文字数 129,591 最終更新日 2024.04.16 登録日 2024.02.22
青春 連載中 短編
憧れのコーヒー店で働く薫は、長年付き合ってきた恋人との安定した関係を保ちながらも、日常にどこか物足りなさを感じていた。ある日出会った大学生に惹かれ、彼の刈り上げを触ったことをきっかけに、薫の人生は大きく揺らぎ始める。 愛と嫉妬が交錯する中、薫の髪は剃り落とされ、スキンヘッドへ――。髪を失うことで彼女が見出したのは、恐怖か、解放か、それとも新たな愛の形か。
文字数 10,489 最終更新日 2026.01.19 登録日 2025.08.18
青春 完結 短編
バスケットボール部の厳しい規則により、髪を短く切ることを強いられる少女たち。 「勝利のため」という名のもとで繰り返されるバリカンの音が、彼女たちの心を徐々に追いつめていく。 髪が失われるたびに湧き上がる葛藤と喪失感、そして揺れ動くアイデンティティ。 それでもチームメイトとともに大会を目指して走り続ける中で、彼女たちは何を守り、何を捨てるのか。 “切る”という行為を通して浮かび上がる、少女たちの強さと儚さを描く物語。
文字数 12,372 最終更新日 2025.04.30 登録日 2025.04.30
青春 完結 短編
### 坊主のちひろと仲間たち:変化と絆の物語 ちひろは高校時代、友達も少なく、スポーツにも無縁な日々を過ごしていた。しかし、担任の佐藤先生の勧めでソフトボール部に入部し、新しい仲間たちと共に高校生活を楽しむことができた。高校卒業後、柔道整復師を目指して専門学校に進学し、厳しい勉強に励む一方で、成人式に向けて髪を伸ばし始める。 専門学校卒業後、大手の整骨院に就職したちひろは、忙しい日々を送る中で、高校時代の恩師、佐藤先生から再び連絡を受ける。佐藤先生の奥さんが美容院でカットモデルを募集しており、ちひろに依頼が来る。高額な謝礼金に心を動かされ、ちひろはカットモデルを引き受けることに。 美容院での撮影中、ちひろは長い髪をセミロング、ボブ、ツーブロック、そして最終的にスキンヘッドにカットされる。新しい自分と向き合いながら、ちひろは自分の内面の強さと柔軟性を再発見する。仕事や日常生活でも、スキンヘッドのちひろは周囲に驚きと感動を与え、友人たちや同僚からも応援を受ける。 さらに、ちひろは同級生たちにもカットモデルを提案し、多くの仲間が参加することで、新たな絆が生まれる。成人式では、ロングヘアの同級生たちとスキンヘッドの仲間たちで特別な集合写真を撮影し、その絆を再確認する。 カットモデルの経験を通じて得た収益を元に、ちひろは自分の治療院を開くことを決意。結婚式では、再び髪をカットするサプライズ演出で会場を盛り上げ、夫となった拓也と共に新しい未来を誓う。 ちひろの物語は、外見の変化を通じて内面の成長を描き、友情と挑戦を通じて新たな自分を見つける旅路である。彼女の強さと勇気は、周囲の人々にも影響を与え、未来へと続く新しい一歩を踏み出す力となる。
文字数 11,219 最終更新日 2024.07.07 登録日 2024.07.07
ライト文芸 完結 短編
自由気ままな猫神様は、いつも突然ふらりと姿を現す。 人間たちの『幸福の匂い』を糧に、今日も今日とて街を闊歩しているのだ。 その気まぐれな一歩が、誰かの人生をそっと揺らす。出会い、別れ、そして小さな奇跡の数々。 そんな猫神がある日訪れたのは、一人の青年画家の家。 コンテストに落選し続けていた青年は、筆を折ろうとしているところだった。だが一枚だけ、かつての情熱が残されている絵が転がっている。その上で猫神は、青年に「吾輩を描いてみろ」と促す。自由に描いたその絵には、昔の情熱が戻りつつあった。そしてコンテストで佳作を収め、青年は再び前を向き出す。 幸福の匂いを頂戴した猫神は、気ままにふらりと青年の前から姿を消した。 二人目はずっと昔、大正時代の話。 妻と飼い猫に先立たれたマサフミは、孤独に庭の枯木を眺めていた。近寄った猫神を竹ぼうきで追い払うが、次第に猫神に心を開いていく。 ともに過ごし、枯木は妻が大事に育てていた椿の木だと知った猫神。 蕾がつき、花開いたとき、マサフミは満足したように永遠の眠りにつく。 猫神は人間の儚い最後を見届け、また街に繰り出す。 これは猫神様と人間たちが織りなす、優しくも切ない物語。
文字数 14,959 最終更新日 2026.04.20 登録日 2026.04.19
青春 完結 短編
その約束は、100年の時さえも追い越していく… 「ねぇ、期間限定の愛を一つくれませんか?」 陸上選手としての未来を失いかけた少年・ハルトと、重い病を抱えながらも微笑む少女・サキ。 病院での再会から始まったのは、終わりが約束された「期限付き」の恋だった。 放課後の校庭、潮騒の響く砂浜、そして石鹸の香りが残る部屋。 二人の「今」を繋ぎ止めるように重ねられた時間は、あまりにも眩しく、残酷なほどに尊い。 「一生っていう期限だ。二度と離さない」 そう誓ったハルトの想いは、予期せぬ運命の濁流に飲み込まれていく。 引き裂かれる二人。途切れたはずの約束。 しかし、彼女が日記に遺した「最後の願い」が明かされるとき、物語は絶望の先にある**「100年目の奇跡」**へと加速する。 病魔も、悪意も、そして時を隔てる壁さえも。 すべてを越えて巡り合う魂の軌跡。 これは、あなたの心に「永遠」という名の傷跡を残す、究極の純愛ストーリー。
文字数 33,676 最終更新日 2026.04.30 登録日 2026.04.27
青春 完結 長編
なぜ、同じ日本語を話しているはずなのに、話が通じないのか? なぜ、相手のためを想って言った言葉が、相手を深く傷つけてしまうのか? 本作は、単なる「頭の良し悪し」や「性格の不一致」では説明がつかないコミュニケーションの断絶を、**「世界を見る解像度の違い」**という新たな視点で描いた青春群像劇です。 【8K映像の世界と、ドット絵の世界】 主人公の湊(みなと)とヒロインの静(しずか)は、世界を**「8K映像」のような圧倒的な情報量で知覚しています。 相手の一言から、その背景、文脈、感情の機微までを瞬時に読み取ってしまう彼らにとって、教室の会話は「説明不足」で「ノイズだらけ」です。 対して、クラスメイトの翔(かける)たちは、世界をシンプルで力強い「ドット絵」**として見ています。「楽しい=正義」「沈黙=悪」という単純明快な記号で生きる彼らと、湊たちの会話(プロトコル)は、物理的に噛み合いません。 【善意という名の暴力】 この物語の最大の悲劇は、悪意ではなく「純粋な善意」から生まれます。 ヒロインの静は、周囲から浮かないように自分の解像度を下げて「擬態」し、心を摩耗させています。 そんな彼女に、翔は屈託のない笑顔でこう言います。 「俺がその難しいアンテナ、折ってやるよ。一緒にバカになって笑おうぜ」と。 それは彼なりの最上級の愛ですが、静にとっては「自分という存在の殺害予告」に等しい。 **「愛を受け入れるには、自分を殺さなければならない」**という絶望的な断絶が、読者の胸を締め付けます。 【安易な「和解」を拒否するラスト】 クラスの潤滑油として言葉を「薄めて」伝えていた調整役・大樹(だいき)の離反。 そして文化祭での決裂。 物語は「みんなで分かり合って大団円」という嘘をつきません。 「分かり合えない」という残酷な事実を直視し、その上で**「周波数は重ならないけれど、平行線のまま隣で鳴り続けることはできる」**という、切実で美しい「共存」の形を提示します。 周りのノイズに疲れてしまったあなたへ。 孤独な受信機たちの魂の共鳴を、ぜひ見届けてください。
文字数 199,949 最終更新日 2026.03.06 登録日 2025.12.10
現代文学 連載中 長編
佐藤健人、26歳。職業、地味な経理。極度の人見知りで、日々のノルマを無感情にこなすのが仕事だ。 しかし、彼には裏の顔があった。ひとたびキッチンに立てば、神業的な精度で極上のお菓子を生み出す、正体不明の天才パティシエ「ムッシュ・シュクル」。顔を隠し、完璧なレシピをSNSの片隅で公開することが、彼の唯一の心の安らぎだった。 そんな彼の日常を破壊しに来たのは、崖っぷち動画配信サービス「バズチャンネル」の美人ディレクター、田中里奈。情熱と行動力は人一倍、だけど詰めが甘すぎて企画はいつも大失敗。会社の存続をかけ、偶然突き止めた健人の正体を盾に、半ば脅迫ぎみにお菓子作りのライブ配信を強要する! 「シュー生地は科学です」――完璧な解説をボソボソと喋る健人。 しかし、その隣では照明が倒れ、マイクはハウリングし、ゲストに呼んだインコがフルーツを強奪していく……。里奈が仕掛ける素人丸出しの演出が、健人の神聖なキッチンをカオスの渦に叩き落とす! だが、なぜだろう。放送事故レベルのアクシデントが起きるたびに、配信のコメント欄は熱狂し、再生数は爆上がり。「このグダグダ感がクセになる」「ガチな技術と事故のギャップが神」と、健人は意図せずして伝説の配信者への道を駆け上がっていく! 天才パティシエの【神スキル】と、ポンコツディレクターの【放送事故】が織りなす、甘くて笑えるサクセス・コメディ。 あなたの心を掴むドタバタキッチン、ここに開店(オープン)!
文字数 60,434 最終更新日 2025.07.27 登録日 2025.07.19
現代文学 完結 長編
この世で最も厄介なのは、死者(ゴースト)か、生者(人間)か――。 神山ジンは、この世に未練を残した霊たちを浄化する、腕利きのゴーストバスター。しかし、その信条は「霊はただのバグだ。感情を挟まず、処理するだけ」。過去に大切な人を失ったトラウマから、彼は心を固く閉ざし、誰にも深入りせず、ただ淡々と仕事をこなす日々を送っていた。普段はお調子者で明るく振る舞うが、ひとたび現場に立てば、一切の感情を排したクールな機械へと変貌する。それが、彼が自分を守るための、唯一の方法だった。 そんな彼の孤独で完璧な日常は、二人の厄介な「侵入者」によって、音を立てて崩れ始める。 一人は、太陽のように明るく、猪突猛進な押しかけ助手、桜井ミソラ。ジンの除霊姿に一目惚れし、「師匠!」と呼びながら、台風のように彼のテリトリーに踏み込んでくる。彼女の存在は、ジンの閉ざされた心に、温かい光と、絶え間ない騒動をもたらす。 そして、もう一人(一体?)は、彼が初めて「処理」できなかった幽霊の少女、サキ。古い一軒家に囚われていた彼女の、あまりにも悲しい記憶に触れてしまったジンは、これまでの信念を曲げ、彼女を事務所に連れ帰るという禁忌を犯してしまう。 こうして始まった、腕利きゴーストバスターと、人間と幽霊、二人のワケあり助手による、奇妙で騒々しい共同生活。たった一個のプリンを巡って繰り広げられる、人間と幽霊の仁義なき戦い。軽口とツッコミが絶えない、笑いに満ちた日々。 しかし、物語は単なるドタバタコメディでは終わらない。SNSの炎上に心を砕かれたアイドル、長年の想いを伝えられなかった老夫婦……。ジンたちが向き合うのは、様々な「心残り」を抱えた霊たちの、切ない魂の叫びだ。「なぜ、彼らはそこに留まるのか?」――その問いは、やがて、人間の愛と執着、そして「伝えることの大切さ」という、深く普遍的なテーマへと繋がっていく。 サキの過去を辿る旅は、いつしかジンが自らの心の傷と向き合う旅へと重なっていく。仲間との絆を通して、彼は本当に「救う」とは何か、そして「人の価値」とは何かを知る。これは、魂を解放する物語。そして、残された者たちが、再生していく物語だ。 「幽霊」がもたらす切なさと、「プリン」に象徴される笑える日常。そして、「師匠」と呼ばれることで育まれていく、不器用で、どうしようもなく愛おしい絆。 笑って、泣いて、最後には心がじんわりと温かくなる。そんな不思議な日々を、あなたも一緒に覗いてみませんか?
文字数 149,008 最終更新日 2025.09.19 登録日 2025.06.17
ライト文芸 連載中 長編
山と川に囲まれた閉塞的な田舎で暮らす玲那は、毎週金曜日の深夜1時からインターネットラジオで流れるエクスネクという配信者の歌を楽しみに聞いていた。ある日、不意に立ち寄った屋上で聞き馴染みのある音楽が聞こえてきていた。その歌は先週聞いたばかりの歌だった。歌っていたのはクラスで毎日1人でいる鳴沢健助だった。
文字数 109,680 最終更新日 2026.05.27 登録日 2025.11.07
ライト文芸 完結 長編 R15
勝者は『賞金二十五億円』、敗者には死。このゲームを勝ち抜くことはできるのか?! バニシングナイトとは、年に一度、治外法権(ちがいほうけん)の無人島で開催される、命を賭けた人狼ゲームの名称である。 勝者には五億円の賞金が与えられ、敗者には問答無用の死が待っている。 このゲームに抽選で選ばれたプレーヤーは十二人。 彼らは村人・人狼・狂人・占い師・霊媒師・騎士という役職を与えられ、村人側あるいは人狼側となってゲームに参加する。 人狼三名を全て処刑すれば村人の勝利、村人と人狼の数が同数になれば人狼の勝利である。 高校三年生の小鳥遊歩(たかなし・あゆむ)は、バニシングナイトに当選する。 こうして、平和な日常は突然終わりを告げ、命を賭けた人狼ゲームの幕が上がる!
文字数 86,666 最終更新日 2022.01.12 登録日 2021.09.14
青春 連載中 短編
 高校に入ってすぐに仲良くなった奴は武田。スラっとしてるわりに力も強くて女の子にやさしいイケメン。隣の席で同じゲームが好きな俺たちはすぐに仲が良くなった。  もう一人は上杉。武田の幼馴染の美少女で武田と仲が良い。 そんな二人と仲良くなった俺に訪れた最初にハプニング。  さて、俺は平穏な高校生活を送ることができるのだろうか カクヨム、小説家になろうにも掲載しています。
文字数 19,333 最終更新日 2026.03.09 登録日 2025.12.31
ライト文芸 完結 ショートショート
「死のうとした夜、記憶が命を引き戻した。」 全話書き換え完了! 人は、どこまで壊れたら「終わり」を選ぶのだろうか。 そして、どれほど小さな光があれば、もう一度「生きたい」と思えるのだろうか。 本作は、42歳の男・加藤幸助が“死のうとした瞬間”から始まる物語である。 誰にも必要とされていないと信じ、怒りと絶望に支配され続けた人生。 家族とも断絶し、社会にも馴染めず、自分の存在価値すら見失った男が、ついに自ら命を断とうとしたその時――彼の脳裏に、走馬灯のように「過去」が流れ始める。 理不尽に怒鳴られ、心を壊した少年時代。 人を信じられなくなった日々。 精神疾患というレッテルに押し潰され、居場所を失い続けた時間。 だが、その記憶の中には確かに存在していた。 自分を“ただの人間”として見てくれた一人の男。 共に汗を流し、笑い合った仲間。 そして――不器用ながらも、変わらず自分を想い続けていた家族の姿が。 「生きててほしいんだよ。俺が悲しいからさ」 その何気ない一言が、どれほど深く、どれほど強く、人の心を救うのか。 本作は、劇的な奇跡ではなく、“人と人との関わり”が紡ぐ現実の希望を、痛いほどのリアリティで描き出す。 生きる理由なんて、最初から持っている人の方が少ない。 それでも人は、誰かとの記憶によって、何度でも立ち上がれる。 これは、絶望の底から這い上がる物語ではない。 これは、“生きることを選び直す”物語だ。 読み終えたとき、きっとあなたは気づく。 あなたの中にも、まだ消えていない「誰かの記憶」があることに。 そして、そっと思うだろう。 ――もう少しだけ、生きてみてもいいかもしれない、と。
文字数 21,178 最終更新日 2025.05.04 登録日 2025.04.05
ライト文芸 完結 長編
ラブコメの皮を被った青春恋愛モノです。 【あらすじ】 高校三年生になり一人暮らしになった小田巻碧(おだまきあおい)は、新しいクラスの自己紹介で一人の女子が目に留まる。 それは、アオイが絵を描いた配信者の女子だった。 「葉賀紫乃(はがしの)です。留年してて……高校三年生は二回目です」 そう自己紹介した彼女は同級生だった。年上の。 年上でお姉ちゃん的な存在のしっかり者。勉強もできる彼女がなぜ、留年? ──そして暑い季節も長袖なのはなぜなのか。 アオイは彼女と席が前後になり、同じ委員会になり、手の届く距離感の学校生活を共に過ごすようになる。 紫乃は放課後、家の仕事を手伝た後に配信をする。 『えへへ……あの男子かっこよかったねえ』 俺のことじゃないか。 そう思ってアオイは配信のたびに、絵師であることを隠したまま見るようになる。 十七歳と十八歳。 けれど同じ学年。 年齢を気にしていなかったアオイだが、紫乃が大人でないと助けられない場面に遭遇していく。 『ママだから言うんだけどね』 学校ではお姉ちゃんぶって強がる彼女が、配信では秘密を打ち明ける。 『毛深いのが悩みで長袖なんだよね、さすがに足はスカートだからちゃんとしてるけど』 そんな彼女が水着を着る。 処理し忘れた背中の産毛! 「俺が剃るよ」 そしてただよ他人には許さないことをお願いし、二人の距離は近づいていく。 しかし、学生である子どもという立場に、紫乃は苦境を強いられる。 紫乃を助けようとするアオイには、絵を描いた立場の他に隠している秘密もある。 ──河川敷で星は見ないし、夜のプールにも忍び込まない。線路の上を歩いたりなんてしない。 それでも相応で、肩を並べて星を見られる居場所を見つける。 高校三年生の二人の青春と夏の話。
文字数 131,177 最終更新日 2026.04.11 登録日 2026.04.11
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