「通う」の検索結果

全体で2,292件見つかりました。
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――私は会長だけの書記。彼女が私を欲しいと言ってくれたから。 地方の私立高校に通う八尋環季は成績優秀だが友人皆無、部屋でラジオを聴くことだけが唯一の趣味という帰宅部女子だった。 そんな彼女は終業式の日、人気実力ともに抜群の生徒会長・白倉莉子に、新生徒会の書記になって欲しいと頼まれる。 白倉の熱意にほだされた環季は、彼女の真意もわからぬままに書記となることを承諾し、副会長に指名された後輩の金澤司とともに三人で生徒会活動を開始した。 様々な活動を通して白倉との友情を、そして金澤への恋心を育んでいく環季にも、やがて卒業の時が近づいてくる…… すれ違う心、戻らない時間。流れるラジオに乗せて互いの恋心を綴る学園恋愛小説。 あの時、手に入れることが出来なかったあなたへ―― 序章 :イントロダクション 第一章:インビテーション 第二章:オリエンテーション 第三章:パーティシペーション 第四章:ディスコミュニケーション 第五章:アイソレーション 第六章:フラストレーション 第七章:セパレーション 第八章:サマーバケーション 第九章:コンフェッション 終章 :グラデュエーション 全45話、完結保証です。毎日18:20の更新予定です。 表紙提供:虹乃ノラン様
大賞ポイント 7,761pt
文字数 101,101 最終更新日 2024.05.19 登録日 2024.04.30
バラは赤い、スミレは青い、お砂糖は甘い、そうして君も……。 一九六三年ミズーリ。代々トウモロコシ農家を営むベンの住む田舎町へやって来たハンナは、初対面でズケズケものを言う嫌味な女だった。母親を亡くし、フィラデルフィアでの美術教師の職を辞めてきたという。ベンたちのさぼり場である湖の景観の美しさに心を奪われたハンナは、そこをアトリエ代わりに通うようになる……。(★R15指定) 愛と友情の物語です。 戦地が描かれるのは四章からとなります。 ・全体を二部構成として捉えています。   第一部:一章~三章まで、ミズーリ編   第二部:四章以降   、ベトナム編~現在 ・第一部では、とうもろこし農家で日々鬱屈した日常をすごすベンの、ハンナとの出会いにおける心の変化を追い、第二部では戦地に身を置く中で、守るべきものを失っていくことに対するベンの葛藤を描きます。 ・戦地でベンが決定的に何かを失う瞬間のシーンとしては、四章『少年兵のリボン』『ドッグタグ』を、  戦争の実情、心をえぐるシーンのピークとしては、四章の『内通する村』『シンローイ』をあげます。 ・別作品『ベイビーちゃん』(Kindle発売中)にてベンの将来が描かれています。 よろしくお願いいたします。
大賞ポイント 2,064pt
文字数 103,828 最終更新日 2024.05.20 登録日 2024.04.03
俺、日生遼、本名、竹中祐は2年前に病に倒れた。 人気絶頂だった『Cherry’s』のリーダーをやめた。 2年間の闘病生活に一区切りし、久しぶりに高校に通うことになった。けど、誰も俺の事を元アイドルだとは思わない。薬で細くなった手足。そんな細身の体にアンバランスなムーンフェイス(薬の副作用で顔だけが大きくなる事) 。 誰も俺に気付いてはくれない。そう。 2年間、連絡をくれ続け、俺が無視してきた彼女さえも。 もう、全部どうでもよく感じた。
大賞ポイント 1,154pt
文字数 47,193 最終更新日 2023.01.01 登録日 2022.04.30
 千葉県千葉市美浜区のとある地下街にある「コスチュームショップUG」でアルバイトする鹿島香澄には自身のファッションブランドを持つという夢があった。そして彼女はその夢を叶えるために日々努力していた。  そんなある日。香澄が通う花見川服飾専修学園(通称花見川高校)でいじめ問題が持ち上がった。そして香澄は図らずもそのいじめの真相に迫ることとなったーー。  前作「日給二万円の週末魔法少女」に登場した鹿島香澄を主役に服飾専門高校内のいじめ問題を描いた青春小説。
大賞ポイント 1,042pt
文字数 89,516 最終更新日 2024.05.18 登録日 2024.04.01
 高校に通う、ある生徒。ある日の深夜、眠りについていると不思議な夢を見る。その後目覚め、何者かの声によって外へと誘われ、深夜の街へと繰り出す。 ある声の導く方へと歩いていくと、そこには見慣れないコンビニが——。  数奇な運命と世界の理不尽。それぞれの意思通う時、呪われた地に祝福が訪れる……。 ※この作品は小説家になろう、カクヨムでも掲載しています。
大賞ポイント 1,017pt
文字数 7,835 最終更新日 2024.05.11 登録日 2024.02.29
統合失調症。   それは、百人に一人の割合で発症する病気。 世界中の人間の、百人に一人は、統合失調症患者だ。それは、けっして少ない数ではない。 おそらく世間一般には、 統合失調症は「幻覚、妄想を起こす病気」というイメージがあるのではないか。 しかし、この病気の本質は《自我の障害》だ。 自我とは、 《私》と《他人》を隔てる《殻》のようなものだ。 統合失調症患者は、その殻がもろくなる。そして、自分と他人の境目があいまいになっていく。 それによって、さまざまな症状が出現する。 高校生の私(夏音)は、統合失調症の素因をもっており、ストレスに対して脆弱性を抱えていた。 そんな私は、家庭環境や受験によるストレスから、徐々に精神に異常をきたしはじめる。  私の精神状態に大きな変化が起こりそうな予兆がある中、 先に精神に異常をきたしたのは兄だった。 高校三年生の夏、私の兄は、 統合失調症の診断で、 精神科病院に入院した。 兄に初恋に似た感情を抱いていた私は、兄の発病に心を乱されながらも、 精神科病院に通い、兄を見舞う日々を送る。 そんな頃、私にはもう一人、重要な人物が現れる。 兄の入院する精神科病院はとある丘に建っていた。丘には団地もあり、その団地には私と同じ高校に通う少年が住んでいた。私は、その夏、兄の見舞いの行き帰りに頻々と少年と出会う。そして、私と少年は少しずつ心の距離をつめていくこととなる。 私、兄、少年との、三人の人間模様と統合失調症という病を描いた物語。    
大賞ポイント 573pt
文字数 42,151 最終更新日 2024.04.08 登録日 2024.03.14
ある日、女子校に通う夏木聖那は『魔法少女募集』という奇妙な求人広告を見つけた。 そして彼女はその求人の日当二万円という金額に目がくらんで週末限定の『魔法少女』をすることを決意する。 そんな普通の女子高生が魔法少女のアルバイトを通して大人へと成長していく物語。
大賞ポイント 508pt
文字数 231,141 最終更新日 2023.11.13 登録日 2023.03.28
時は昭和! 春の入学式も終わり、高校生活にも少しなれた頃の春の終わり。 二階の自身の部屋で、進学に向けて自習勉強中の、頭の余り賢くない、主人公山本新作の耳へと吉報。 そう、彼の両親のヒソヒソ声が? 聞こえてくるのだが。 その内容と言うのが? 父親の経営する会社の業務拡大に伴って。 他県へと会社を移転するから、皆で引っ越そうと言う話しで、新作を他県の高校へと転校させようと言った話しなのだが。 その話しを聞いた当の本人である新作は顔色を変えてしまう。だって彼は、自身の担任のピチピチした御姉様教師の久美ちゃん先生に憧れと恋心、想いを寄せているからだ。 だって主人公は大学卒業後に、先生を自身の嫁にしたいと心から思っているから進学に向けて猛勉強。 彼女個人レッスンを受けているから。彼は安易に転校をしたくはない。 でも新作が通う高校は県内一の不良学校、悪の巣窟だから。 新作の父親は、この機会に真面目な新作を転校させたいからと妻に相談する。 でも新作の母親は、父親の想いとは裏腹の意見を述べてくるのだ。 新作が通う高校には近所の幼馴染がいる。 その彼が悪の巣窟。県内ワーストワンの学園で、上級生達も恐れるような、広島市内でも凶悪、関わりたくない№1のサイコパスな人間で、新作は彼と仲が良いのと。 素行が真面目な新作のことを担任の久美ちゃん先生が、目をかけてくれて。大学進学をサポートしてくれる。 だから母親が新作の転向を反対し、彼を父親の兄の家に居候をさせてもらえるように嘆願をしてくれと告げる。 でも新作の父親の兄の家には一人娘の美奈子がいるから不味いと告げるのだが。美奈子は、幼い時に新作の嫁にくれると言ったから。二人の間に問題が生じても、家の嫁だから問題はないと。主人公が今迄知らなかった事を母親は父親へと押し切り。新作は伯父の照明の家から学校へと通うことになるのだが。 でも主人公が幼い頃に憧れの従姉の姉ちゃんは、実は伯父さんが夫婦が手に余るほどのヤンキーへと変貌しており、家でいつも大暴れの上に。室内でタ〇コ、シ〇ナーは吸うは、家に平然と彼氏を連れ込んで乱交パーティー。 だから伯父さんと従姉は喧嘩になるから主人公が間に入って止める日々が続く。 でもこのままでは、個々の炉の病に侵されている伯父さんが従姉を殺害しかねないので、主人公新作は従姉を更生させるのだと決意、近所の幼馴染へと相談するのだった。
大賞ポイント 123pt
文字数 30,502 最終更新日 2024.05.20 登録日 2024.04.26
【第7回ライト文芸大賞エントリー中!投票よろしくお願いします!】 一部界隈で狂信的な人気を誇った中学生バンド【日本オ〇ニー最前線】は中学卒業を期に解散した。その後、楽器陣の3人はVOLCANYOSを結成。圧倒的な実力で世間の注目を集める事となる。しかし【オナ前】でフロントマンを務めていた仮性神こと亀頭伊織は別のバンドを組むことなく、高校で女の子のお尻を追い掛けるばかり。そんな伊織が仮性神であるのに気付いた同じ高校に通う岡稔琉は、彼をバンドに誘うことにして…。 変人で変態が過ぎる天才フロントマンと、見た目はチャラいのに中身は平凡なギタリスト。個性的なメンバーが織りなす物語と紡ぎ出す音楽は、やがて伝説へ至る。 ※一部例外を除き二千文字以上の話は分割しています。読み辛いと感じた方はアルファポリスのアプリで読むと快適です。表紙はAIイラストを加工した画像を使っています。
大賞ポイント 41pt
文字数 27,163 最終更新日 2024.05.06 登録日 2024.04.30
現実にリンクした恋愛物語✕呪い=「罪と純愛」 哀しき絆は感動の結末へ! パンデミック禍のリアル社会を彷彿とさせる、激動のサスペンス恋愛ファンタジー。 恋人に「愛してる」が言えない。人から人へ連鎖する哀しき呪いの雪解けは叶うのか。 悲劇の罪を背負う男子大学生を中心に、置かれた環境に翻弄されてきた人々の愛の行く末を描く感動の物語。関係が拗れた彼らの隠された強い想いが、時を経て再び交錯し、全ての真相が暴かれる。 【あらすじ】 僕はいつの間にか誰かによって呪われていた。封印されてしまった君への愛情の言葉は、どうやって届けたらいいのだろうか……。 大学に通う薬学部の学生である廉斗は恋人である沙奈とのデート中に突如、自身の異変に気付く。廉斗は自分の意思とは反対に、沙奈に対して「愛してる」や「好き」といった愛の言葉を全く話せなくなってしまったのだ。自分ではどうすることもできず、代わりに行動で愛情を伝えるべく廉斗は奮闘する。沙奈はそんな廉斗に理解を示すも、自身の生い立ちのせいで内心では寂しさを感じていた。 そんなある日、世間を騒がせている未知の感染症が沙奈を襲う。感染症病棟に隔離されてしまった沙奈に廉斗は液晶画面越しで愛情を伝えようとするが、やはりどんな方法を使っても言葉にできない。さらに佐奈は病魔に心も身体も蝕まれていく。果たして、この悲劇的な運命から二人は解放されるのだろうか。そして、廉斗から愛の言葉を奪った呪いの正体とは──!? ※縦読み推奨。 ※この物語はフィクションです。実在の人物や施設、団体、事件などとは関係ありません。 ※この作品には公的データに基づく医学情報がありますが、素人による情報統合のため正確性に欠けています。ここでの医学情報は鵜呑みにせず、ご自分でもご検証くださいますと幸いです。
大賞ポイント 33pt
文字数 109,702 最終更新日 2024.05.10 登録日 2023.01.16
 ある夜、森崎一真が辿り着いた喫茶店〈風町シネマ〉。不思議な店名に誘われて入ってみると、そこには店主の女性・乃絵と、飼い犬トトがいた。ここは彼女の祖父がやっていた映画館を改装して作られた喫茶店だった。  乃絵はトトを物語の中から抜け出してきた犬なのだと語る。ここが映画館だったころ、最終日に上演されたのは『オズの魔法使』だったが、映画が終わった時スクリーンの真下で見つかった犬がトトなのだ。  店の雰囲気と温かく懐かしいメニューに惹かれ、足しげく通ううち、いつしか圭の中で諦めていたシナリオライターへの夢が甦っていく。
大賞ポイント 33pt
文字数 15,229 最終更新日 2024.04.22 登録日 2024.04.19
人間の女に恋をしたモンスターのお話がハッピーエンドだったことはない。鬼と怖れられモンスターだと自覚しながらも、恋して焦がれて愛さずにはいられない。 恋するオトメと武人のプライドの狭間で葛藤するちょっと天然の少女・禮と、モンスターと恐れられるほどの力を持つ強面との、たまにシリアスたまにコメディな学園生活。 名門お嬢様学校に通う少女が、彼氏を追いかけ地元で恐れられる最悪の不良校に入学。女子生徒数はわずか1%という特異な環境のなか、入学早々にクラスの不良に目をつけられたり暴走族にさらわれたり、学園生活は前途多難。 周囲に鬼や暴君やと恐れられる強面の彼氏は禮を溺愛して守ろうとするが、心配が絶えない。
大賞ポイント 16pt
文字数 163,508 最終更新日 2019.01.08 登録日 2016.05.04
父親が営むインテリアショップで働く萩原翔太は大阪の高校に通う二年生。 そんな彼のクラスにある日、白峰華煉という転校生の女の子がやってきた。 容姿端麗で学力も優秀、けれども超がつくほどの塩対応な彼女は早くもクラスでは孤高の美少女というポジションを確立してしまうことに。 そんな転校生と自分は関わることはないと思っていた翔太だったが、偶然にも白峰が翔太の働くお店にやってきたことがきっかけで二人は一緒に働くようになってしまう!?
大賞ポイント 13pt
文字数 110,276 最終更新日 2024.04.09 登録日 2024.04.01
ひとつ屋根の下。三兄弟によって10日の間に繰り広げられる諸事情コメディ。  放浪癖のある父がヨーロッパを放浪中フランス人女性と付き合い、できた子が貴純(たかずみ)で、その後、日本人女性との間に生まれた二卵性双生児が侑一(ゆういち)と侑二(ゆうじ)だ。双子が大学へ入学したのを見届けた父は、またも放浪の旅に出てしまった。  そういうわけで。  貴純は、歳の離れた次男と三男の面倒をみながら主夫状態にあるのだが。次男が三男に恋心を抱いているのではないか、と確信する。そうして、三男侑二とともに次男侑一を見張る日々がスタートする。  侑一の見張りで双子の通う大学へ行った貴純は、偶然、学生時代に恋人だった遼子(とおこ)と再会。飲みに誘われて貴純は、遼子に生来の弱点を暴かれ、再び付き合うことになるのだが――
大賞ポイント 13pt
文字数 34,442 最終更新日 2018.06.15 登録日 2018.04.03
美少女と強面との美女と野獣っぽい青春恋愛物語。 恋するオトメと武人のプライドの狭間で葛藤するちょっと天然の少女と、モンスターと恐れられるほどの力を持つ強面との、たまにシリアスたまにコメディな学園生活。 名門お嬢様学校に通う少女が、彼氏を追いかけて地元で恐れられる最悪の不良校に入学。 女子生徒数はわずか1%という環境でかなり注目を集めるなか、入学早々に不良をのしてしまったり暴走族にさらわれてしまったり、彼氏の心配をよそに前途多難な学園生活。 不良たちに暴君と恐れられる彼氏に溺愛されながらも、さらに事件に巻き込まれていく。 人間の女に恋をしたモンスターのお話がハッピーエンドだったことはない。 鐵のような両腕を持ち、鋼のような無慈悲さで、鬼と怖れられ獣と罵られ、己のサガを自覚しながらも 恋して焦がれて、愛さずにはいられない。
大賞ポイント 12pt
文字数 407,370 最終更新日 2023.05.31 登録日 2016.09.15
幼馴染はとにかくモテる。道を歩けば見知らぬ女子に声を掛けられ、電車に乗れば黄色い悲鳴とともにシャッター音が鳴り響く。高校二年の春、そんな幼馴染に彼女ができた。彼女の名前は甘神連珠(あまがみれんじゅ)。私立の女子高に通う清楚系美少女で、休日は保護猫カフェでボランティアをしている。珍しいことに幼馴染のほうが彼女に惚れて告白したらしい。それなのに彼は今、他の女子といちゃついている。彼女が見ている前で――そんな光景を遠目で眺めていた普通の高校生、御伽草士(おとぎそうし)が幼馴染と入れ替わったことで誤解が解け、高嶺の女子と結ばれて幸せになる話。
大賞ポイント 11pt
文字数 54,967 最終更新日 2024.03.24 登録日 2024.03.24
坂の上にある高校は、頭がいい人が通う学校 坂の下にある高校は、頭が悪い不良が通う学校 上の人は下を見下し それが当たり前だと思っていた だけど、キミは そんなことをなんて気にしない 不思議な人だった・・・ーーーーー ーーーーー 章が変わるたび、 話の主人公が変わります。 坂の上のキミも 坂ノ下のジブンも みんな、主人公 ーーーーー
大賞ポイント 11pt
文字数 12,656 最終更新日 2024.05.19 登録日 2024.04.30
地元の高校に通う高校1年生の中村キコは、同じクラスで同じ委員会になった男子生徒から、突然「大っ嫌い」と言われる。しかし、なぜそう言われたのか、全く見当がつかない。 初夏から始まる青春短編。 ※小説家になろう様、カクヨム様、ノベルデイズ様にも掲載 ※すでに書き終えているので、順次アップします。
大賞ポイント 10pt
文字数 32,879 最終更新日 2024.04.19 登録日 2024.04.09
※5月17日〜既存エピソード改稿・これからリメイク版を更新していきます※ 「わたしね、実は映画の中だけじゃなくて、本当に病気なんだ」  中学三年の四月。僕――白鷺新汰(しらさぎ あらた)の通う学校に、ひとりの美少女が転校してきた。  彼女の名前はサクラノハナミ。一昨年に公開された大ヒット恋愛映画で主演を務めた有名女優だ。  映画やドラマを見ると吐き気やめまいを催す謎の症状から、彼女のファンになれなかった僕。  彼女と同じクラス委員になったことから、僕らの関係は動き出す。 「本当にね、余命宣告、されたんだ」  元気そうに見える姿からは信じられない、彼女の一度目の告白。嘘か冗談だと思った。  意味ありげな態度に、他のクラスメイトの前では気丈に振る舞う姿。僕は何を信じていいのかわからない。  修学旅行の日の夜。彼女は僕に二度目の告白をする。ようやく過去の闘病生活について教えてくれたことで、彼女の嘘は終わったはずだった。  数々の行事で青春を謳歌して、距離を近づけていく僕たち。  卒業式の日。別れる前にと彼女への恋心を明かす僕に、彼女は三度目の告白を――「本当の病状と余命」の告白をする。  僕が映像作品を見られなくなった理由とは。  彼女が最後まで隠し続けたある症状とは。  これは、死の瞬間まで「女優」として生きた彼女と、彼女との思い出を綴って生きる小説家志望の「僕」の話。
大賞ポイント 10pt
文字数 8,272 最終更新日 2022.04.28 登録日 2022.04.28
中学三年生の藤田秀男は現在不登校である。原因は陸上部を退部してしまった事だった。その年の五月末ZARDの坂井泉水が死ぬ。大きなショックを受けた彼はうさ晴らしに千葉県の大多喜町を訪れる事にした。そこで大多喜高校の運動会に鉢合わせた彼はZARDの「負けないで」を偶然聞き、陸上部に復帰し学校にもまた通う事を決意する。
大賞ポイント 7pt
文字数 21,840 最終更新日 2023.05.16 登録日 2018.10.14
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