「堀」の検索結果

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恋愛 連載中 長編 R15
「それじゃあ、ちょっと番に会いに行ってくるから。ええと帰りは……7日後、かな…」  申し訳なさそうに眉を下げながら。  でも、どこかいそいそと浮足立った様子でそう言ってくる夫に対し、 「行ってらっしゃい、気を付けて。番さんによろしくね!」  別にどうってことがないような顔をして。そんな夫を元気に送り出すアナリーズ。  獣人であるアナリーズの夫――ジョイが魂の伴侶とも言える番に出会ってしまった以上、この先もアナリーズと夫婦関係を続けるためには、彼がある程度の時間を番の女性と共に過ごす必要があるのだ。 『別に性的な接触は必要ないし、獣人としての本能を抑えるために、番と二人で一定時間楽しく過ごすだけ』 『だから浮気とは違うし、この先も夫婦としてやっていくためにはどうしても必要なこと』  ――そんな説明を受けてからもうずいぶんと経つ。  だから夫のジョイは一カ月に一度、仕事ついでに番の女性と会うために出かけるのだ……妻であるアナリーズをこの家に残して。  夫であるジョイを愛しているから。  必ず自分の元へと帰ってきて欲しいから。  アナリーズはそれを受け入れて、今日も番の元へと向かう夫を送り出す。  顔には飛び切りの笑顔を張り付けて。  夫の背中を見送る度に、自分の内側がズタズタに引き裂かれていく痛みには気付かぬふりをして――――――。 
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小説 1 位 / 185,548件 恋愛 1 位 / 56,278件
文字数 94,074 最終更新日 2024.06.15 登録日 2024.05.30
恋愛 完結 短編 R18
「ヴィクトリア、紹介するよ。彼女を私の妃として娶ることにした」 (……この人はいったい誰かしら?)  皇后ヴィクトリアは愛する夫からの突然の宣言に混乱しながらも――――心の片隅でどこか冷静にそう思った。  数多の獣人国を束ねている竜人の住まう国『ドラゴディス帝国』。ドラゴディス皇帝ロイエは外遊先で番を見つけ連れ帰るが、それまで仲睦まじかった皇后ヴィクトリアを虐げるようになってしまう。番の策略で瀕死の重傷を負うヴィクトリア。番に溺れるロイエの暴走で傾く帝国。  そんな中いつの間にか性悪な番は姿を消し、正気を取り戻したロイエは生き残ったヴィクトリアと共に傾いた帝国を建て直すために奔走する。  かつてのように妻を溺愛するようになるロイエと笑顔でそれを受け入れるヴィクトリア。  復興する帝国。愛する妻。可愛い子供達。  ロイエが取り戻した幸せな生活の果てにあるものは……。 ※第17回恋愛小説大賞で奨励賞を受賞しました。ありがとうございます!!
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小説 184 位 / 185,548件 恋愛 108 位 / 56,278件
文字数 90,361 最終更新日 2024.02.20 登録日 2024.01.25
恋愛 完結 短編 R15
 一年にわたる長期出張から戻ると、愛する妻のシェルタが帰らぬ人になっていた。流行病に罹ったらしく、感染を避けるためにと火葬をされて骨になった妻は墓の下。  信じられなかった。  母を責め使用人を責めて暴れ回って、僕は自らの身に降りかかった突然の不幸を嘆いた。まだ、結婚して3年もたっていないというのに……。  そんな中。僕は遺品の整理中に隠すようにして仕舞われていた妻の日記帳を見つけてしまう。愛する妻が最後に何を考えていたのかを知る手段になるかもしれない。そんな軽い気持ちで日記を開いて戦慄した。  日記には妻がこの家に嫁いでから病に倒れるまでの――母や使用人からの壮絶な嫌がらせの数々が綴られていたのだ。
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小説 266 位 / 185,548件 恋愛 146 位 / 56,278件
文字数 18,609 最終更新日 2024.03.22 登録日 2024.03.15
恋愛 完結 短編 R15
 その視線に気が付いたのはいつ頃のことだっただろう。  焦がれるような。縋るような。睨みつけるような。  どこかから注がれる――番からのその視線。  俺は猫の獣人だ。  そして、その見た目の良さから獣人だけでなく人間からだってしょっちゅう告白をされる。いわゆるモテモテってやつだ。  だから女に困ったことはないし、生涯をたった一人に縛られるなんてバカみてえ。そんな風に思っていた。  なのに。  ある日、彼女の一人とのデート中にどこからかその視線を向けられた。正直、信じられなかった。急に体中が熱くなり、自分が興奮しているのが分かった。  しかし、感じるのは常に視線のみ。  コチラを見るだけで一向に姿を見せない番を無視し、俺は彼女達との逢瀬を楽しんだ――というよりは見せつけた。  ……そうすることで番からの視線に変化が起きるから。
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小説 405 位 / 185,548件 恋愛 195 位 / 56,278件
文字数 79,231 最終更新日 2023.09.03 登録日 2023.08.25
恋愛 完結 短編 R15
 ノーラはラッテ伯爵家の長女。けれど後妻となった義母も、そして父も、二人の間に産まれた一歳違いの妹だけを可愛がり、前妻との娘であるノーラのことは虐げている。ノーラに与えられるのは必要最低限『以下』の食事のみ。  そんなある日、ピクニックと騙され置き去りにされた森の中でノーラは一匹のケガをした黒猫を拾う。
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小説 464 位 / 185,548件 恋愛 220 位 / 56,278件
文字数 19,088 最終更新日 2024.01.24 登録日 2024.01.18
恋愛 連載中 長編 R15
 ソレを手に入れたのは偶然だった。バイト帰り、立ち寄ったフリーマーケットで手に入れた魔法陣模様のラグ。この上でゲームをやったら気分が最高に盛り上がるに違いない。そう思った私は曰く付きの商品だと聞いていたのにもかかわらず購入した。  なんでもおやつを供えると、悪魔的な何かが召喚されてくるらしい。もちろん信じてなどいなかった。  実際に『ソレ』が召喚されてくるまでは。  召喚されてきたのは魅了堕ちして幽閉された王子様。  彼は言う。  魅了堕ちしたのは真面目過ぎたからだと。  だから二度と魅了に惑わされることのないように娯楽を極めようとしたのだと。  そのためにこの魔法陣を開発して、幽閉中でも遊べるように娯楽の多いこの世界へ召喚してもらえるようにした――と。  私は思った。彼は努力の方向を間違えている。 ※不定期投稿です。
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小説 511 位 / 185,548件 恋愛 240 位 / 56,278件
文字数 453,999 最終更新日 2024.06.15 登録日 2022.01.27
恋愛 完結 短編 R15
「お前を愛することはない」 「お前を愛することはない」 「お前を愛することはない」  デビュタントを迎えた令嬢達との対面の後。一人一人にそう告げていく若き竜王――ヴァール。  彼は新興国である新獣人国の国王だ。  新獣人国で毎年行われるデビュタントを兼ねた成人の儀。貴族、平民を問わず年頃になると新獣人国の未婚の娘は集められ、国王に番の判定をしてもらう。国王の番ではないというお墨付きを貰えて、ようやく新獣人国の娘たちは成人と認められ、結婚をすることができるのだ。  過去、国の為に人間との政略結婚を強いられてきた王族は番感知能力が弱いため、この制度が取り入れられた。  しかし、他種族国家である新獣人国。500年を生きると言われる竜人の国王を始めとして、種族によって寿命も違うし体の成長には個人差がある。成長が遅く、判別がつかない者は特例として翌年の判別に再び回される。それが、キープの者達だ。大抵は翌年のデビュタントで判別がつくのだが――一人だけ、十年近く保留の者がいた。  先祖返りの竜人であるリベルタ・アシュランス伯爵令嬢。  新獣人国の成人年齢は16歳。既に25歳を過ぎているのに、リベルタはいわゆるキープのままだった。
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小説 606 位 / 185,548件 恋愛 279 位 / 56,278件
文字数 51,324 最終更新日 2023.03.28 登録日 2023.03.16
恋愛 完結 短編 R15
 ラシーヌは狼獣人でライフェ侯爵家の一人娘。番である両親に憧れていて、番との婚姻を完全に諦めるまでは異性との交際は控えようと思っていた。  しかし、ある日を境に母親から異性との交際をしつこく勧められるようになり、仕方なく幼馴染で猫獣人のファンゲンに恋人のふりを頼むことに。彼の方にも事情があり、お互いの利害が一致したことから二人の嘘の交際が始まった。  そして二人が成長すると、なんと偽の恋人役を頼んだ幼馴染のファンゲンから番の気配を感じるようになり、幼馴染が大好きだったラシーヌは大喜び。早速母親に、 『お付き合いしている幼馴染のファンゲンが私の番かもしれない』――と報告するのだが。 「そう、番だったら別れなさい」  母親からの返答はラシーヌには受け入れ難いものだった。  お母様どうして!?  何で運命の番と別れなくてはいけないの!?
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小説 621 位 / 185,548件 恋愛 286 位 / 56,278件
文字数 18,457 最終更新日 2023.08.28 登録日 2023.08.24
恋愛 完結 短編 R15
 貧乏な伯爵家の長女として産まれた私。売れる物はすべて売り払い、いよいよ爵位を手放すか――というギリギリのところで、長女の私が変態相手に売られることが決まった。 『変態』相手と聞いて娼婦になることすら覚悟していたけれど、連れて来られた先は意外にも訳アリの公爵家。病弱だという公爵様は少し瘦せてはいるものの、おしゃれで背も高く顔もいい。  これはお前を愛することはない……とか言われちゃういわゆる『お飾り妻』かと予想したけれど、初夜から普通に愛された。それからも公爵様は面倒見が良くとっても優しい。  ……けれど。 「あんたなんて、ただのお飾りのお人形のクセに。だいたい気持ち悪いのよ」  自分は愛されていると誤解をしそうになった頃、メイドからそんな風にないがしろにされるようになってしまった。  暴言を吐かれ暴力を振るわれ、公爵様が居ないときには入浴は疎か食事すら出して貰えない。  そのうえ、段々と留守じゃないときでもひどい扱いを受けるようになってしまって……。  そんなある日。私のすぐ目の前で、お仕着せを脱いだ美人メイドが公爵様に迫る姿を見てしまう。
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小説 761 位 / 185,548件 恋愛 351 位 / 56,278件
文字数 31,987 最終更新日 2023.12.15 登録日 2023.11.16
ホラー 完結 ショートショート
 僕は駄目な子らしい。  お母さんが大事に仕舞っていた手鏡を割ってしまって怒られた。僕は鏡と『あいしょう』が悪いらしく、何でか割ってしまう……。 お4枚鏡2(続編) 『あなたって子は。……お兄ちゃんの方は手のかからない良い子なのに』――それが母親の口癖だ。  朝、登校する前に玄関の鏡が割れていた。  やったのは部活の為に一足早く家を出たお兄ちゃんだけど、家に帰ったらあれも私のせいにされるのだろう。  どうせ怒られるならもっと盛大に怒られようと思った。  だから――学校の鏡を割ったのは間違いなく私。
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小説 783 位 / 185,548件 ホラー 9 位 / 6,761件
文字数 6,185 最終更新日 2024.03.17 登録日 2023.02.28
恋愛 完結 短編 R15
 獣人には番と呼ばれる、生まれながらに決められた伴侶がどこかにいる。番が番に持つ愛情は深く、出会ったが最後その相手しか愛せない。  私――猫獣人のフルールも幼馴染で同じ猫獣人であるヴァイスが番であることになんとなく気が付いていた。精神と体の成長と共に、少しずつお互いの番としての自覚が芽生え、信頼関係と愛情を同時に育てていくことが出来る幼馴染の番は理想的だと言われている。お互いがお互いだけを愛しながら、選択を間違えることなく人生の多くを共に過ごせるのだから。  だから、わたしもツイていると、幸せになれると思っていた。しかし――全てにおいて『番』が優先される獣人社会。その中で唯一その序列を崩す例外がある。 『飼い主』の存在だ。  獣の本性か、人間としての理性か。獣人は受けた恩を忘れない。特に命を助けられたりすると、恩を返そうと相手に忠誠を尽くす。まるで、騎士が主に剣を捧げるように。命を助けられた獣人は飼い主に忠誠を尽くすのだ。  この世界においての飼い主は番の存在を脅かすことはない。ただし――。ごく稀に前世の記憶を持って産まれてくる獣人がいる。そして、アチラでは飼い主が庇護下にある獣の『番』を選ぶ権限があるのだそうだ。  例え生まれ変わっても。飼い主に忠誠を誓った獣人は飼い主に許可をされないと番えない。  そう。私の番は前世持ち。  そして。 ―――『私の番には飼い主がいる』
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小説 933 位 / 185,548件 恋愛 433 位 / 56,278件
文字数 27,388 最終更新日 2022.07.22 登録日 2022.07.14
恋愛 完結 短編 R15
「ずるいですわ、ずるいですわ、お義姉様ばかり! 私も伯爵家の人間になったのだから、そんな素敵な髪留めが欲しいです!」  ドレス、靴、カバン等の値の張る物から、婚約者からの贈り物まで。義妹は気に入ったものがあれば、何でも『ずるい、ずるい』と言って私から奪っていく。  どうしてこうなったかと言えば……まあ、貴族の中では珍しくもない。後妻の連れ子とのアレコレだ。お父様に相談しても「いいから『ずるい』と言われたら義妹に譲ってあげなさい」と、話にならない。仕方なく義妹の欲しがるものは渡しているが、いい加減それも面倒になってきた。  ――何でも欲しがる義妹が『ずるい』とうるさいので。  ここは手っ取り早く魔法使いに頼んで。  義妹が『ずるい』と言えないように魔法をかけてもらうことにした。
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小説 1,034 位 / 185,548件 恋愛 482 位 / 56,278件
文字数 20,296 最終更新日 2023.06.07 登録日 2023.05.25
青春 連載中 長編 R15
何の取り柄もない男子高校生、大神士狼の通う高校には双子の『女神さま』がいる。 頭脳明晰、容姿端麗、誰に対しても優しい聖女のような性格に、誰もが憧れる生徒役員と、天は二物を与えずという言葉に真正面から喧嘩を売って完膚なきまでに完勝している完全無敵の美人姉妹。 その名も『古羊姉妹』 本来であれば彼女たちの視界にすら入らない【THE☆人畜無害】を地でいく士狼とは縁もゆかりもない存在……のハズだった。 ――士狼が美人姉妹を悪漢から助ける、その日までは。 悪漢を撃退した翌日から、何故か士狼に付きまとい始める古羊姉妹。 それどころか、士狼を巡って姉妹喧嘩まで勃発しっ!? これは恋に不器用な女の子たちが、お互いを牽制し、出し抜きつつも、目当ての男の子の外堀を埋めて、逃げられなくするまでの物語。 【なろう】にてAカップ、【カクヨム】にてGカップ編を掲載中
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小説 1,379 位 / 185,548件 青春 11 位 / 6,569件
文字数 1,473,442 最終更新日 2024.06.15 登録日 2023.06.17
恋愛 完結 短編 R15
「カメリア・アイオーラ伯爵令嬢! 悪いがお前の妹との婚約は破棄させてもらうっ!!」  王家主催の夜会が始まるや否や、王太子殿下が私に向かいそう宣言した。ざわめく会場。人々の好奇の視線が私に突き刺さる。  そして私は思う。 (ああ……またなの。いい加減、本人に言ってくれないかしら)  妹は魅了のスキル持ち。婚約者達は本人を目の前にすると言えないからって姉である私に婚約破棄を言ってくる。  誠実さが足りないんじゃないですか? 本人に言ってください。
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小説 1,723 位 / 185,548件 恋愛 832 位 / 56,278件
文字数 11,501 最終更新日 2021.11.22 登録日 2021.11.17
一部の界隈でそれなりに有名だった薬師のアラーシャは、隣国に招かれることになった。 隣国の第二王子は、謎の現象によって石のように固まっており、それはいかなる魔法でも治すことができないものだった。 アラーシャは、薬師としての知識を総動員して、第二王子を救った。 すると、その国の第一王子であるギルーゼから求婚された。 彼は、弟を救ったアラーシャに深く感謝し、同時に愛情を抱いたというのだ。 一村娘でしかないアラーシャは、その求婚をとても受け止め切れなかった。 しかし、ギルーゼによって外堀りは埋められていき、彼からの愛情に段々と絆されていった。 こうしてアラーシャは、第一王子の妻となる決意を固め始めるのだった。
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小説 1,799 位 / 185,548件 恋愛 874 位 / 56,278件
文字数 18,338 最終更新日 2024.05.27 登録日 2024.05.23
『婚約破棄の途中ですが課金しますか?』  婚約破棄の真っ只中。そんな選択肢が突然目の前に現れて、私は思い出した。  ああ、ココは生前にやっていたアプリゲームの世界だと。  確か、ヒロインは目の前で私の婚約者にぶら下がっている男爵令嬢だ。悪役令嬢に対する断罪がうまくいくかどうかで結末が変わる――そんなゲームだった。  このゲームは課金が全て。そして、私はヒロインではなく断罪される側の悪役令嬢。  悪役令嬢である私が修道院送りを避けるには私も課金しまくって会場を味方に付けるしかなさそうだけど……何故かヒロイン視点ではあったお財布表示がない。マナー無視で大きなカバンを持ち込んでいるヒロインと違って、現金を持っていないから……?  こうなったら、下取り&課金システムで、手持ちのアイテムを売るしかない……!!
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小説 1,820 位 / 185,548件 恋愛 883 位 / 56,278件
文字数 7,331 最終更新日 2022.07.23 登録日 2022.07.21
恋愛 完結 短編 R15
「お姉様ばかりずるい! 私も! 楽しそうだから私もダンスを習いたいわ」  ダンスが苦手だった私が二年間ほど習ってようやく楽しめるようになったころ。妹がそんなことを言い出した。そして遅れて習い始めた妹に半年もしないうちにサクッと追い越されてしまう。  ああ、やっぱりこうなるのね、と思う。  妹は何でも私のマネをしたがる。そして優秀な妹は私の数倍の速さで色々な技術を身に付ける。両親はそんな妹に期待をかけて、いつの間にか妹に習わせたいものだけを私にやらせるようになった。  料理も水泳も山登りも、私が望んだものは何一つ習わせてもらえない。  そして常に品行方正を強いられる。  妹のためとはいえ、様々な習い事や勉強で知識を増やしてきた私はそれなりに注目されていたらしく、なんと王太子殿下の婚約者に指名されてしまった。  そして、王太子妃教育が始まり3年立ったころ。  やはり、いつものアレが始まった。 「お姉様ばかりずるい! 私も! 楽しそうだから私も王太子妃教育が受けたい」  ……妹の中では王太子妃教育も習い事に入るみたい。
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小説 1,836 位 / 185,548件 恋愛 895 位 / 56,278件
文字数 4,063 最終更新日 2022.01.27 登録日 2022.01.25
恋愛 完結 ショートショート
「ハミング・シュトライヒ侯爵令嬢! お前との婚約を破棄する!!」  卒業パーティーの会場で婚約者である王太子から突然婚約破棄をされてしまった侯爵令嬢のハミング。  どうやら王太子はイノセント男爵令嬢と恋人関係にあり、彼女と婚約を結び直したいようだ。そして王太子によりハミングに吹っ掛けられる冤罪の数々。  それに対し、ハミングは静かに口を開く。 「……なるほど。王太子殿下は私がイノセント男爵令嬢の教科書をペタペタ~ッと破り、夜会会場ではズシン! ズシン! と彼女の背後から忍び寄り、ピャ~☆ っと彼女のドレスにワインをかけた……とおっしゃりたいのですね?」  妙な擬音と共に。悪役令嬢の反撃が今、始まる――。
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小説 1,942 位 / 185,548件 恋愛 941 位 / 56,278件
文字数 13,243 最終更新日 2023.07.16 登録日 2023.07.13
恋愛 完結 短編 R15
 オカルト研究会がやらかした。異世界へ行く魔法陣を作り出そうとして、逆に向こうから自称ヒロインと悪役令嬢を召喚してしまった。魔法陣の製作者によると時間はかかるが元の世界に戻すことは可能らしい。帰還させるまでの間、二人は学校で生徒として保護することで話は付いた。そして生徒会長である俺が悪役令嬢の世話をすることになった。  悪役令嬢は真面目だ。掃除も嫌がらずにやってくれる。優秀な彼女はすぐにこちらの生活に馴染んでくれた。  一方その頃自称ヒロインは……。  ※委員長side(4話)とおまけの1話を追加しました。
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小説 1,965 位 / 185,548件 恋愛 952 位 / 56,278件
文字数 93,640 最終更新日 2022.02.05 登録日 2021.08.06
恋愛 完結 短編 R15
『あっ、もしもし、オレオレ! 実は悪い女に唆されて夜会で婚約破棄をしちゃってさ。怒った両親から廃嫡されそうなんだよね。でも、今日中に婚約者の家に慰謝料5百万オークを支払えば、婚約破棄自体を無かったことにしてもらえるんだ。そう! 何もかもがそれで元通り。それで悪いんだけど、侍従を使いに出すからそいつに金を渡してくれないか? やった、ありがとう! それじゃー、頼むよ、おばあ様!』 「いや、それ絶対、転生者が犯人でしょ」  最近、王都ではそんな感じの詐欺が流行っている――友人からそれを聞いたとき。反射的にそう答えて初めて『ソレ』に気が付いた。  ――って、私も『転生者』じゃないのっ!!  友人が詐欺事件に巻き込まれたことから、前世を思い出した伯爵令嬢のソネット。  とりあえず前世知識チートで思いつくままに商売をしているうちに詐欺事件について話が聞きたいと、王都の治安維持を担う騎士団の若き副騎士団長ジャスティスがソネットの元へとやってきた。  ソネットは前世の記憶から『オレオレ婚約破棄詐欺』の解決方法を副騎士団長に提案するが、事態は思わぬ方向へと転がって……!?
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小説 2,391 位 / 185,548件 恋愛 1,177 位 / 56,278件
文字数 28,644 最終更新日 2023.07.12 登録日 2023.06.30
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