自己肯定 小説一覧

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ラブレター

彼氏と別れ、「自分は面倒くさい人間だ」と泣いた皐月。 そんな皐月に向けて、10年間ずっと一緒にいた私は、皐月の好きなところをひとつずつ手紙に書いていく。 強くて、面倒くさくて、まっすぐで、不器用な皐月へ。 これは、誰よりも近くで皐月を見てきた私から贈る、ラブレター。
ライト文芸 完結 短編
感想数 0 文字数 2,918 最終更新日 2026.05.20 登録日 2026.05.20
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上書きできない夜を抱いて、おひとりさまを生き抜く

上書きできない夜を抱いて、おひとりさまを生き抜く
『上書き保存のできない夜』――女は上書き保存、なんて誰が言ったの。 25歳の夜、私は「便利な道具」として捨てられた。 愛だと信じていたものは、ただの搾取に過ぎなかった――。 12年が過ぎ、37歳になった高樹麻衣は、実家という名の「聖域」に引きこもり、誰にも心を許さず生きている。彼女の唯一の味方は、着実に積み上げた銀行口座の数字。それは、男性という残酷な存在に依存せず、自分を買い戻すための「誠実な盾」だった。 「おひとりさま」という生き方は、逃げなのか。それとも、至高の自立なのか。 50歳になった彼女が見つめる、上書きできない過去と、誰にも侵されない静寂の結末。 これは、傷跡さえも自分の一部として愛し抜く、ある女性の誇り高い独白。
現代文学 完結 短編 R18
感想数 0 文字数 13,350 最終更新日 2026.03.25 登録日 2026.03.20
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「愛される価値がない」と言われ続けた伯爵令嬢、無口な騎士団長に拾われて初めて「おかえり」を知る

伯爵令嬢フリーダは、婚約者の子爵に「お前は愛される価値がない」と 公の場で婚約を破棄された。家族にも「お前が至らないから」と責められ、 居場所を失った彼女は、雨の中を一人で歩いていた。 声をかけたのは、"鉄面皮"と呼ばれる騎士団長グスタフだった。 「屋根がある。来い」——たった一言で、彼女を騎士団の官舎に迎え入れた。 無口で不器用な男は、毎朝スープを温め、毎晩「おかえり」と言い、 フリーダが泣くと黙って隣に座った。それだけだった。 それだけで、フリーダの凍りついた心が溶けていった。 半年後、落ちぶれた元婚約者が「やり直そう」と現れたとき、 フリーダは初めて自分の言葉で言えた。 「私にはもう、帰る場所がありますので」
ファンタジー 完結 短編
感想数 1 文字数 8,011 最終更新日 2026.03.06 登録日 2026.03.06
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恋や友情が、なくても

この世界には、クラスの中心で笑っている子もいれば、誰にも気づかれずに一日を終える子もいる。 にぎやかでも静かでも、どこかに居場所を探しているのは、みんな同じなのかもしれない。 放課後の空、昇降口の視線、ふとしたすれ違い。 好きかもしれないという気持ちは、言葉にしなくてもそこにある。 誰かと無理に仲良くならなくても、ちゃんと感じるぬくもりがある。 恋や友情がなくても、自分を好きでいられる時間がある。 これは、ひとつの大きな物語ではない。 それぞれの子どもたちが、日々の中で見つける小さな光の話。 孤独でもいい。無理しなくてもいい。 でも、助けがほしいときは、そっと手を伸ばしてもいい。 恋や友情が、なくても。 今日を生きる、あなたの心にそっと寄り添う物語。
児童書・童話 連載中 長編
感想数 0 文字数 49,011 最終更新日 2025.07.20 登録日 2025.07.01
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失ったのに、満ちている

失ったのに、満ちている
失恋したはずなのに、なぜか幸福だった。 自分の中で静かに、でも確かに何かが変わっていた―― 喪失と再生を、静かに描く一篇。
現代文学 完結 短編
感想数 0 文字数 512 最終更新日 2025.06.18 登録日 2025.06.18
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