「本」の検索結果
全体で47,973件見つかりました。
ミケツカミ神の計らいにより、この日本で新しい生を得た榎木広志と魔人のミーア。戸籍を偽造したり、魔力の豊富な心霊スポットのある山を購入したりして、新しい生活を楽しんでいた。
ある嵐の夜、ヒロシ達の山に落ちた落雷。翌朝そこには22名のエルフ達がいた。
エルフ達との生活、新しい命の誕生、そして新しい住人の登場でヒロシ村は発展していく。
順風満帆な生活を送るヒロシ村の住人だったが、そこにある異変がか発生。
ヒロシとミーアは新しい冒険へと巻き込まれていくのだった。
拙著『100年生きられなきゃ異世界やり直し~俺の異世界生活はラノベみたいにはならないけど、それなりにスローライフを楽しんでいます~』
の続編になりますが、全く話が変わっているのでここからでも楽しんでいただけます。
文字数 32,826
最終更新日 2021.11.14
登録日 2021.11.14
◎第1期全12話(各話ごとに10節構成)の台本(約20万文字超)は完成して、只今、1年がかりでボイスドラマ化中です。ボイスドラマをアップするごとに更新いたします。
[おとぎ前線の世界~プロローグ~]
佐賀県鹿島市にある祐徳稲荷神社。その参道にある祐徳稲荷門前商店街に不思議なお店があります。
お店の名前は「前線 Cafe」。 実はこのお店には凄い秘密があるんです。
お店の中には「おとぎ前線」という、遥か昔から天界や魔界、はたまた異世界と呼ばれている不思議な世界と私たちが住む現実の世界のはざまが存在しているのです。
現実世界での、おとぎの世界の住人達は、普段は色んな姿をしています。代表的なものの中にはご神体とよばれるもの、ご神木、石碑、石像、はたまたお人形から地面に転がっている石ころなど千差万別、様々な形で私たちの身近なところに存在しています。 “八百万の神”、”物には魂が宿る”という言葉の起源にもなっているほどです。
その不思議な世界と現実世界、2つの世界が交じり合う境界線は世界中の各地に存在しています。私たちが神話や伝承などのという場所。条件は様々ですが、不思議な世界の住人達は、その重なり合う時間だけ、現実世界で本来の姿で活動することができるのです。
この物語は、偶然、その世界中にある「おとぎ前線」の1つがある小さなお店「前線カフェ」での日々を描いた物語です。そんな もし、運よく、「前線カフェ」前を通る機会があれば、そっとお店の中を覗いてみてください。 おとぎの世界の住人がおしゃべりしているかも知れません♪
登録日 2021.11.20
息抜きに書いたファンタジーものです。
本当は長編の予定でしたが、短編で書いてみました。
あらすじもなにもタイトルでお分かりいただけるかと……
美青年の勇者レオンが魔王に挑むが、負けてからの……ハゲ!
文字数 2,353
最終更新日 2021.11.24
登録日 2021.11.24
地方のゼネコンA建設に勤務する杉尾玖音(25)は、設計事務所を経営する父と兄を持ち、いわば“修業”の身で営業マンをしている。彼の後輩であり相棒である華城騎士(27)は寡黙で真面目。年上、イケメンな一流商社上がりの男。そんな彼に密かに恋心を抱いている玖音だったが、生まれ持っての女王様気質のせいでなかなか素直になれない。そんな時、華城が参加した工事の入札で談合疑惑をかけられる。それに追い打ちをかけるようにライバル会社の営業マン吉家と華城のキス現場を見てしまった玖音は失恋のショックで自暴自棄になるが……。
※基本的には主人公である杉尾玖音の視点で書いていますが、【~Side】でその人物の視点に変わります。
※本作に登場する事件、場所、人物、企業・組織等はすべてフィクションです。
※鬼畜・レイプなどの描写があります。ご注意ください。
※表紙イラスト:紅@xdkzw48さん
※この作品は他小説サイトにも掲載しています。
文字数 151,538
最終更新日 2022.11.19
登録日 2022.10.31
テロで親友を失い、自身もまた殉職した自衛官、木佐岡利也。彼が目覚めたのは、異世界だった。
ホームレス同然であった彼は、冒険者の少女トゥピラの家に転がり込み、共に暮らすことになる。
安寧を手にしたかに思えたが、それは須郷という女の来訪によって崩壊する。
突然の日本人の登場に困惑する木佐岡に、須郷は告げる。
「私は知っているんだ。この世界を出る方法、お前の失った友人を生き返らせる方法をな」と。
初めこそ彼女を信用しなかった木佐岡だったが、その日の夜中に襲撃が発生。須郷の来訪を聞きつけた魔王の手先と、異世界に根城を築いていたナチス=ドイツの残党によるものだった。
銃撃戦の末、彼らを撃退した木佐岡の元に、再度須郷は訪れる。
彼女を信用するようになっていた木佐岡は、須郷との協力を決意。
彼の心は既に、怪物へと変貌していた。
異世界を脱出するためには、"鍵の破片"を集めなければならず、その破片は15人の人物の体内に潜り込んでいる。
魔王やテロ組織である科学財団、ナチス、他の異世界転生者達、謎の男"カトラス"もそれぞれの思惑を胸に鍵を狙って動き出していた。
木佐岡は日本へ帰還するために、鍵の破片を巡る争奪戦に身を投じることとなる……。
最終的に鍵を手にするのは一体誰か。
混乱、殺戮、悪意、全てを煮詰めた争乱がここに開幕!
★★★
この作品は異なる題名で小説家になろうとカクヨムにて連載中です。
なろう「異界の三等陸曹 〜銃の勇者の異世界黙示録〜」
カクヨム「射撃手達の帰還道 〜アイアンサイトは魔法世界にて〜」
文字数 61,550
最終更新日 2023.02.28
登録日 2023.01.29
ピザのはなし
2023/03/06
明日日本に一時帰国を予定している私たち夫婦の冷蔵庫は前日の夜にして空っぽ。昼はなんちゃってプッタネスカのペンネを食べたが夕方にはお腹が鳴り出した。
一日一食が定着してきたとはいえ、お腹が空いたときは食べる。
ゴミ出しをすませた私たちは夕焼けがなくなる頃に、家から徒歩1分程の場所にあるピザ屋に行った。元々あることは知っていたが、引っ越して三か月、未だ利用したことはなかった。
外観は向かって右にレストラン、その隣にテイクアウト専用窓口がある。住宅街の海に面した場所でなかなかに静かで雰囲気が良かった。テイクアウトしたい旨を伝えると、女性スタッフが隣の窓口を指定し私たちは表に出ているメニューを見て各々のピザを頼んだ。
彼はプルドポークピザ、私はマルタピザ。ここはマルタ共和国だ。
待っている間にマルタビール代表のCISKを飲み、公園で遊ぶティーンエージャーカップル達をぼんやりと眺めた。三十分程はたっただろうか、そろそろ出来たかと覗いてみると既にボックスに納められたピザが放置されていた。流石マルタだ。出来た途端に声をかけてもらえるだなんて期待することはナンセンスなのである。
私たちはピザボックス二枚を抱えて不良エレベーターの横を通り過ぎ階段で四階まであがると一目散に手を洗いピザボックスの蓋を開けて喰らいついた。
ピザといえば日本ではピザーラのクリスピータイプ照り焼きチキンピザを好んで食べる。時々無性に食べたくなるジャンキーへの渇望はなんなのだろうか。あれは突然現れ食べたらすぐに罪悪感というものに変わっていく。イタリアのミラノで食べたピザ、マルタのピザ専門店、意外にもいろいろな所でピザを食べてきたが、このピザが美味しかった。
彼のプルドポークは照り焼きチキンの照り焼き味に似ていて豚は柔らかくチーズは具の下に敷いているスタイルで、チーズだけの味にならないし生地が薄くて重くない。私のマルタピザと命名されたピザは、マルタソーセージというマルタ名物がっつり生ソーセージが満遍なくトッピングされていてトマトベースだった。こちらもぺろりと食べれてしまった。
「これ、好きだなあ、」
彼がしんみり呟いて、それから日本でピザーラ頼まなくて良くなった。と言った。
私は彼が美味しい物を食べた時に目を瞑って舌に意識を集中させる顔を見るのが好きなのだが、久しぶりにその顔を見ることが出来て私も大満足である。
夏には海で泳いだ帰りにびちょびちょの水着のまま注文し、テラス席でビールを飲みながら待つように、マルティーズスタイルにあやかってみたいものだ。
文字数 1,074
最終更新日 2023.03.27
登録日 2023.03.27
俺はロイとして、異世界トピアに転生した元日本人。
転生してから数日後、庭で出会ったスライムにエサをあげたら懐いたのでペットにした。
この世界では、魔物をペットにした者をテイマーというらしい。
テイマーが不遇の扱いを受けていたので、女神様のお願いのために改革します!
「え!? スライムって、こんな計算もできるの!?」
「スライムの特産品って、なに?」
「スライムって、こんなこともできるの!?」
家族や出会う人々を驚かせて、女神様からのお願いを叶えようと奮闘する物語です。
スライムと一緒に楽しく世間に刺激を与えます!
登録日 2023.05.26
冴えないフリーターのおっさんが、事件に巻き込まれる話です。
一応長編のつもりです、完結目指して頑張ります。
文字数 6,975
最終更新日 2023.08.12
登録日 2023.08.07
仕事帰りのある日、居眠り運転をしていたトラックにはねられて死んでしまった主人公。次に目を覚ますとなにやら暗くジメジメした場所で、自分に仕えているというヴィンスという男の子と二人きり。
彼から話を聞いているうちに、なぜかその話に既視感を覚えて、確認すると昔読んだことのある児童向けの小説『ララの魔法書!』の世界だった。
その中でも悪役令嬢である、クラリスにどうやら成り代わってしまったらしい。
混乱しつつも話をきていくとすでに原作はクラリスが幽閉されることによって終結しているようで愕然としているさなか、クラリスを見限り原作の主人公であるララとくっついた王子ローレンスが、訪ねてきて━━━━?!
原作のさらに奥深くで動いていた思惑、魔法玉(まほうぎょく)の謎、そして原作の男主人公だった完璧な王子様の本性。そのどれもに翻弄されながら、なんとか生きる一手を見出す、学園ファンタジー!
ローレンスの性格が割とやばめですが、それ以外にもダークな要素強めな主人公と恋愛?をする、キャラが二人ほど、登場します。世界観が殺伐としているので重い描写も多いです。読者さまが色々な意味でドキドキしてくれるような作品を目指して頑張りますので、よろしくお願いいたします。
完結しました!最後の一章分は遂行していた分がたまっていたのと、話が込み合っているので一気に二十万文字ぐらい上げました。きちんと納得できる結末にできたと思います。ありがとうございました。
文字数 796,246
最終更新日 2024.04.12
登録日 2023.09.19
いつまでも続くと思っていた、このつまらなくも悪くないと思える世界。
だけどある日、世界は変わった。
人を食らう化け物、ゾンビのあふれる世界へと変わってしまった。
男はそんな世界を駆け抜ける。
己の目的、最期に1本のタバコを吸うために。
文字数 26,348
最終更新日 2023.11.06
登録日 2023.11.01
「普通、こんなレアな生き物簡単に捨てたりしないよね?俺が言うのもなんだけど、変身できる能力を持ったモンスターってそう多くはないんだし」
人間やモンスターのコミュニティから弾きだされた者達が集う、捨てられの森。その中心に位置するインサイドの町に住むジム・ストライクは、ある日見回りの最中にスライムが捨てられていることに気づく。
本来ならば高価なモンスターのはずのスライムが、何故捨てられていたのか?
ジムはそのスライムに“チェルク”と名前をつけ、仲間達と共に育てることにしたのだが……実はチェルクにはとんでもない秘密があって。
文字数 120,075
最終更新日 2024.09.06
登録日 2024.08.12
「俺はこの【迷宮創造】で過酷な異世界を生き抜いて見せる!じっちゃんとばっちゃんと知らない誰かの名にかけて!」(本編には登場しない台詞です)
40歳のおっさんにしてスーパーのレジ打ちアルバイト。最近引き籠りから脱したばかりの駄目なおっさん加藤保彰は、ある日の朝アパートを出ると目の前に見知らぬ森が広がっていた。
「嘘だろ…?そんな…。入れ替わってるぅぅ!?」じゃなくて、どうやら異世界に転移したらしい…。
唐突に異世界へと放り出された保彰は、砂色の超巨大魔物(通称クソデカ蜥蜴)に狙われ、死の追い掛けっこの最中に【迷宮創造】を発動させた。
どうにか逃げ込んだ迷宮内は安全と見てクソデカ蜥蜴を煽り倒す保彰。
いつまでも何度でもクソデカ蜥蜴を煽り続けると心に決めた保彰だったが、謎の音声にさっさと進めろと急かされて…。
これは40歳のテキトーな妄想系おっさんがおっさんの知恵袋で最強となり、特に無双はせずに迷宮を開発して遊ぶスローライフなお話である。
※大体ずっとふざけてます。主人公はあたおかです。おっさんらしい常識的な行動には期待しないで下さい。おっさんのエンジンが掛かってくるのは7話から。
文字数 39,080
最終更新日 2024.09.03
登録日 2024.08.30
※本作『忘れられた面影』は、『愛してる、と言って死んで』の読了を前提とした番外編です。️
物語の舞台はネルが人間だった時代に遡り、彼が人間として生きていた日々を描きます。
『愛してる、と言って死んで』の重要な核心部分(ネタバレ)に触れてますので、『愛してる、と言って死んで』を読了後の閲覧を強くお勧めします。
「愛してる、と言って死んで」
https://www.alphapolis.co.jp/novel/38100749/560940839
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周囲から「完璧なレディ」として期待される一方で、ネルの心は常に「僕」としての自我に引き裂かれていた。婚約に備えて描かれた肖像画、息苦しい礼儀作法、歪んだ自己嫌悪と屈折した欲望——やがて、病に倒れた彼を待っていたのは、運命を変える出会いと、残酷な運命の始まりであった。
人間として生きたネルの葛藤と、彼の魂が辿った痛ましい軌跡を描く物語。
※AIアシストあり
2025/03/16 第9話に2000字ほど加筆
文字数 53,606
最終更新日 2025.03.11
登録日 2025.03.11
介護施設で懸命に働く白河洋輝。
彼が胸に抱くのは、ただ一つの想いーー
洋輝「もっとこのしかし、突きつ仕事を「目の前の人の人生」の一瞬として、向き合いたいんです。」
一つの仕事を出会いとして受け止め、丁寧に寄り添う洋輝。
洋輝「大丈夫ですか?」
洋輝「お金とられたんですか?それは大変でしたね。」
優しい言葉をかける彼の声は、時に「理想」として現場の同僚から浮いてしまう。
一ノ瀬詩織「一人の人に時間かけすぎよ。」
そう告げるのは同期の一ノ瀬詩織。洋輝は静かに頭を下げる。
洋輝「ごめん。つい...............ね。...............。」
そんな中彼は動けない身体で横たわる女性久保田愛子に出会う。
洋輝「愛子さん。今日もよろしくお願いします。お身体のケアさせていただきますね。」
返事のない愛子。その手に触れた優しさに、彼女の中で何かが動き始める。
閉ざされた意識の奥ーー蘇る記憶。
愛子「またたんこぶできちゃった...............」
陽菜「病院行きましょ。おかあさん。」
娘。陽菜の声が響く。
愛子の中で起こる...............名もなき............キセキ...............
愛子「あれ...............これは...............」
動かないはずの表情筋が、そっとゆるむーー
そしてもう一人、浩紀のまっすぐな優しさに心揺らされる詩織。
詩織「洋輝くん...........その優しさ..............私にも向けて欲しい...............。」
これにより、物語は絡み合い。前に進んでいく.............。
詩織「洋輝くん...........その優しさ..............私に向けて...............。」
介護の現場で交錯する現実と奇跡、そして静かに始まる心の恋物語。
「愛子さんのキセキ」
優しさの意味と「本当の愛」のカタチをあなたはきっとみつけるーー。
文字数 6,214
最終更新日 2025.04.21
登録日 2025.04.14
一つの町に集結した変態達による壮絶なバトル(?)と感動のドラマ(笑)の話
※この作品に18歳未満の人物は一切登場しません。
※また、この作品には性的な描写は一切存在せず、作者もまたそのような意図は一切ございません。ですが作者の豊かな妄想力によりこの作品を性的だと感じる人がこの世界のどこかに存在する可能性があると判断された為一応R18です。
※というかこの作品の本文では地球上で人類が使用したと確認されたことのある言語は一切使われておりません。作品の登場人物は全て全く別の星に住む異星人で本文では彼らが使用する文字をそのまま起こして採用しております。この文字は日本語などの一部の文字と非常に類似しておりますが
全く違う意味を表した別の文字なので地球上のあらゆる事柄とは一切の関係を持ちません。
文字数 11,837
最終更新日 2025.09.30
登録日 2025.08.01
……風は吹かない。
空は灰色。地面はひび割れて、死んだ土の匂いが鼻を刺した。
どこまでも広がる、枯れた世界。
黒く錆びついた鉄の塔が無数に突き立ち、沈黙の中に、わずかな機械音だけが漂っていた。
僕はそこにいた。
ただの鳥――ムサシ。
どうしてここにいるのか、わからない。
目を開けたら、もうこの世界だった。
命の気配はない。
動物も、草も、空気すらも、どこか死んでいた。
でも、僕の中にはまだ何かが残っていた。
本能が、動いていた。
体を少しだけ沈める。
そして――
……落ちた。
乾いた地面に、小さな湯気が立つ。
それは、静かにそこに在った。
何も起こらないと思った。
でも、土のひびの間から、じわりと何かが芽吹いた。
色のない大地に、かすかに滲む緑。
細い蔓が震えながら、光のない空に向かってのびていく。
それを、僕は動かずに見ていた。
この世界で、初めて目にした、生きものの色だった。
それは、小さな芽だった。
ひび割れた地面の隙間から、そっと顔を出していた。
風もなく、音もない世界で、それだけが……確かに生きていた。
僕は目を離せなかった。
どうしてかなんて、わからない。
でも、見ていると――
この世界の沈黙が、少しだけ揺らいでいくような気がした。
*
そのときだった。
背中に、ひやりとした気配が落ちた。
見られてる――そう思った。
振り返ると、遠くの塔のてっぺんで、赤い光が点滅していた。
冷たい、機械のまなざし。
そして、低い音。
ガリ……ゴガガ……。
塔の根元が裂け、鋼の塊のような何かが這い出してくる。
八本の脚、赤い単眼、蒸気を吐きながらのそのそと迫ってくる金属の虫。
「侵入生体、確認」
「排除対象:有機活動物」
無機質な声。
命令しか喋れない、殺すための存在。
僕は本能で走り出した。
飛ばない。走る。
芽があった場所が、巨大な脚で踏み潰される。
緑は、あっけなく消えた。
……でも、走りながら、ふと振り返った。
踏み荒らされた地面。
そのひびの奥に、なぜだか、かすかな違和感があった。
ほんの一瞬だけ、やわらかくなっているように見えた。
いや――
見えた、というより、感じた。
僕の“それ”が落ちた場所。
芽が生えた場所。
今は何も見えないけど……そこにはまだ、何かが、息を潜めている気がした。
たぶん、ただの勘だ。
根拠なんてない。
でも、僕の中で何かがはっきりしていた。
あれは、終わってない。
消されてなんか、いない。
走りながら、知らず口元が引き締まった。
鼓動が少しだけ強くなった。
この世界で僕だけが持っているもの。
この世界にとって、きっと、異物であり――可能性。
文字数 4,606
最終更新日 2025.07.22
登録日 2025.07.22