「ス」の検索結果
全体で102,366件見つかりました。
日常で感じた思いを短編で綴ります。人生、恋愛、仕事、怒り、悲しみ、喜び、共感、孤独、失望、、、人間だからこその溢れる思いを備忘録として残したい。ゆく先々で読み返した際に、フレッシュな思いなのか、過去の幼さなのか、その時にしか感じることのできない感情と、言葉のチョイスがどのように未来の自分に映るのかへの興味は尽きません。
コマ落としの映画のように、その瞬間瞬間の自分を切り出し、パラレルワールドのA or Bの選択でそれぞれのドラマが生まれていくのしょう。時には詩のように、時に歌詞のように自分が感じるままに言葉を紡いでいく・・・。一投稿完結の短編です。
文字数 4,281
最終更新日 2022.07.01
登録日 2022.01.27
主人公神原 空は、プロの天体カメラマンを目指している。
かつて親友から作品を盗まれてフォトコンテストの優勝を逃し、プロになり損ねたが夢を諦めきれず、撮影の資金集めとして、嫌々パパラッチをしている。
人気俳優の南 叶多が関係している大物政治家大門 和男の政治汚職疑惑をスクープしようと張り込みを続けていたところ、偶然叶多と大門とのキス写真を撮影してしまう。さらに張り込んでいるところを叶多に見つかり、証拠を渡すと騙されて免許証を奪われた上、奴隷になるよう宣告される。
文字数 42,265
最終更新日 2022.05.11
登録日 2022.05.06
初恋の君の土田空に近付きたいが為に、必死に勉強し進学校へ入学したものの、同じ中学の友達は皆、別の高校へ行き、クラスの中では、早々に出来上がっていた女子グループからあぶれ、高校ではボッチ生活の園内澪。
ある日、教室内で何の気無しに振り向いた事でトラウマを生んだ自分の苗字を嫌悪し、苗字を変えたいがゆえに結婚願望が強くなり、いつの日か『土田姓』になる時を夢見ていた。
憧れの土田に少しでも近付いたり、情報収集をしようと、さり気なく登下校時にクラスの違う土田に接近行動を繰り返しているうちに、やっと土田のTwitterのアカウント名を知る事が出来た!
機械音痴の澪だったが、早速、双子の弟の那知の助けを借り、Twitterを始める運びとなった。
ゲットした土田のアカウント名を検索し、土田をフォローした。
最初は、澪のアカウントはスルーされていたようだが、情報収集を開始し、自身も似たような傾向のツイートを繰り返し、共感アピールしているうちに、土田にフォローしてもらえる事になった。
そんな戦法で、ジワジワと土田への接近を狙っていた澪だが、突然、思いがけず、急接近が叶う事になる。
更に、土田と同じファミレスでバイトし出した那知の協力なども有り、少しずつ土田に近付いていたつもりだったが、そこへ思わぬライバルが現れた。
文字数 36,106
最終更新日 2022.07.17
登録日 2022.06.29
「あなたの冒険者資格は失効しました〜最強パーティが最下級から成り上がるお話」
が、新章スタート。
史上最強のパーティを組んだつもりで、意気揚々と西域の大都市ランゴバルドにやってきた主人公ルトのパーティ「踊る道化師」。しかし、彼のもっていた冒険者のライセンスは、国外では使えないものでした。
しかたなく冒険者学校で一からやり直すハメに。
はっきり言って人間以外のパーティメンバーとともに無事に卒業して、冒険者の資格を得られるのか!
今回はバトル多めです。
文字数 129,547
最終更新日 2022.10.06
登録日 2022.07.31
クリス・エトランゼは、両親が溺愛する妹に、婚約者をとられた。
失意の中、祖父母の元に身を寄せ過ごしていたが、ある日祖父母に夜会にでるように言われ、そこで運命的な出会いを果たす──
文字数 2,816
最終更新日 2022.07.31
登録日 2022.07.31
「私はお兄ちゃんをそんな子に育てた覚えはないよ!?」のアフターストーリーとなります。
今度は金髪碧眼、ちっちゃくてかわいいのに巨乳のオーストラリア人リンダが由紀恵たちの高校に短期留学?
ただでさえ女難の相に悩まされる兄友也に追い打ちキター!
お兄ちゃん大好きな由紀恵も大奮闘?
へんてこ外国人リンダと由紀恵たちの新たなドタバタ開幕!?
さあどうなる事やら!
*今回の物語はちょっとエッチが多いです。苦手な方はどうぞご理解の上ご覧いただけますようお願い致します。
*私の作品の中もでかなりいい加減です。ギャグ要素も強いのでご理解のほどよろしくお願い致します。
*前作を知っている前提で書かせていただいていますので解説不足が有るのはご容赦ください。ご興味ある方は前作の「私はお兄ちゃんをそんな子に育てた覚えはないよ!?」をご覧になられてからこちらを読んで頂けることを強く推奨させていただきます。
文字数 112,813
最終更新日 2022.10.08
登録日 2022.08.20
「今ね、テレビで、50年前の出来事っていう番組をやってたの」
と、おばあさんは、真剣な顔をしながら、続けてしゃべりかけた。
「97歳の男が、軽自動車を運転して、歩道を数十メートル走行してね、歩道にいた女の人をはねて死亡させてしまったんですって」
「あー、そうかい、大変だったねー、むかしは」
と、おじいさんは、新聞から目をはなして、おばあさんの顔を見て言った。
「今は、30年ほど前に自動運転車ができてから、運転免許証を持っている人で、自分の運転に自信がなくなってきたら、むかしからある運転免許証の返納というものの他に、自動運転車使用許可証に交換できるような制度になったから、ここの日光のような車がないと不便なところに住んでいる人は、みんな自動運転車使用許可証に交換して、自動運転車に乗るようになっているから、そのような事故は、起きないよね、おばあさん」
文字数 817
最終更新日 2022.11.22
登録日 2022.11.22
あっぱっぱ、この物語はフィクションです。実在の人物や、団体などとは一切 肉体関係も愛情関係もありませんので悪しからず。作品を鑑賞するときは、精神状態を可能な限り明るくして、作者の意図からは出来る限り遠く離れ、既成概念からはなるべく逸脱して御覧下さい。また、本篇の一部にノイズが発生しておりますが、作品自体の品質に於いては何ら問題は御座いませんので、ご了承下さい。そして、この作品の内容には不適切な比喩や、配慮すべき表現事故、千年の誤読、虚実の誤謬、趣味嗜好の濫用、不純形而上交遊、言語感覚の老成麻痺、ことばの解体業者による不法投棄、支離滅裂な思考占拠、思念舞踏会、被害妄想パラノイア、世にも奇妙な諧謔図鑑、反社会的マインドマップ、有害ルネッサンス、ネオシュールレアリスモ、大規模なソサイエティに挑む闇の俳諧師 ... 等々、多数のぶざまな生きざまが収録されておりますが、執筆当時の作者の精神的状況を鑑みて、作品は風吹鴉;オリジネイター、一部無修正にて「永遠」と云う字を切り盛りしておりますので、ご了承ください。それではァあああああ!!!!!
文字数 4,144
最終更新日 2022.12.29
登録日 2022.12.29
嫌なことには目標にする価値がある。
1、嫌だってことを目標にする。
2 、「快感」って言い聞かせる。
↓↓生死の境(別世界)をさまようって快感。
行かなくても ここで出来ちゃってる
同等の生死の境(別世界)って何?
↓↓
断崖絶壁から落下。冬山で遭難。敵陣に潜入して暗殺。綱渡り。トライアスロン。滝行。千日回峰行。空中ブランコ。ライオンに喰われる。
臨死のユーフォリア(幸福感)。 あれはドーパミンです。
闘う事もも逃れる事もできない深刻で重大なストレスにさらされると「心の最期の救い」とも呼べる処置を脳がするんです。
極度の緊張状態で脳内麻薬様物質(オピオイド)を多量に放出し、精神の麻痺や感情鈍麻を起こし、夢うつつのまま捕食者の餌食となるのです。
臨死体験などは呼吸停止くらいから意識が無くなる瞬間くらいにユーフォリアがあるみたいです。
感覚が無くなってしまうから、死の直前は苦しい訳ではないみたいです、試しようがないですが。
ガゼルなど大型草食獣が、ライオンやハイエナ等の捕食者に襲撃され、追跡と闘争の結果として捕食されるような場合、実は被捕食者は殆ど痛みを感じていません。
むしろ、擬人化を行うならば「恍惚とした」感覚に近いのではないかと推測されます。
動物は恐怖・驚愕の刺激を受けるとノルアドレナリンという物質を脳内で分泌し、闘争か逃避か、ストレス体験を終息させるための行動を選択します。
このとき、ノルアドレナリンの過剰分泌は強い疲労感を生むため、基本的には抑制ホルモンであるセロトニンも分泌されて沈静化が図られます。
しかし、回避不能のストレスにさらされ続けると、セロトニンの分泌が生成を上回るために枯れ、興奮が続くことで脳内麻薬物質(オピオイド)が分泌されることになります。
このオピオイドが脳内で分泌されることにより、沈痛・無痛・褒賞・傾眠といった感覚がもたらされます。
全てを合わせると何も感じることができず、むしろ心地よく眠りに就く寸前のような感覚と推測されます。
主観が可能な人間でも、オピオイドが大量分泌されることにより、離人症的な症状がもたらされることが確認されています。
症状については、
現実感の喪失、自己と外界を隔てる透明な壁のある感じ、
自分のことを遠くで自分が観察している感じ、
自分の手足の消失する感じ、等と述べられています。
追跡時や闘争時に負わされる痛みについては感覚があるとも考えられますが(こちらもアドレナリンやドーパミンの作用で緩和されている可能性もありますが)
最後の瞬間にはもはや何も感じていないのでしょう。
https://ka2.link/situke/urazuke-6/#b
弱っちいほうが 生死の境(別世界) に行くのに手間が少なくてすむ。
文字数 3,125
最終更新日 2023.01.25
登録日 2023.01.25
周りの同性と違いすぎる個性を持つ主人公ーーユリウス・ワーグナーは、昔からかわいいものが好き。憧れは「囚われの姫」童話の姫のようにドレスを着て化粧をして、仲の良い女の子たちと顔合わせパーティーに参加した。そこで彼は、「気持ち悪い」と第一王子から言われてしまう。それからは閉じこもり人を避けるように。なんとか立ち直った彼は、いつも冷めた態度から「氷の王子」と呼ばれる学園のアイドルに。
そして、ひょんなことから同性同士の恋愛が大好きな令嬢ーーオルナ・デパイスと出会う。
周りと違いすぎる個性を持つ故に、トラウマを抱える2人は、互いの存在によってーー。
文字数 49,698
最終更新日 2023.10.22
登録日 2023.09.30
俺の名前は蒼介。普通の高校生で、特撮ヒーローやライトノベル、プラモデルが趣味の凡庸な男子だ。恋愛とは無縁の生活を送っていたはずだった――中学の夏までは。その夏、ずっと想いを寄せていた彼女に告白した。放課後の教室、夕陽が差し込む中、緊張しながら告白した俺は、友達として大切に思っているという答えを受け取った。その優しい断りの言葉は、俺の心に深く刺さり、恋愛を諦める決意をさせた。以来、俺は趣味に没頭することで恋愛の痛みを忘れることにした。特撮ヒーローの勇敢な姿に憧れ、ライトノベルの物語に夢中になり、プラモデルを組み立てることで心の平穏を保った。俺の日常は、そのまま続くはずだった。高校に進学し、腐れ縁の健太と同じクラスになることが決まった。彼とは中学からの友人で、バカなことも一緒にやってきた仲だ。1年A組に振り分けられた時、健太も同じクラスだったことで、俺は「これでバカできる」と安心した。そんなある日、学食で昼食を取っていた俺の隣に、美穂が座った。彼女は俺に相談を持ちかけてきたのだ。彼氏との問題について、どうしたらいいか分からないと困った顔で話し始めた。俺は彼女の話を聞き、アドバイスを送った。それが、美穂との相談の始まりだった。次に相談を持ちかけてきたのは、転校生の桜子だった。彼女は小さい頃に一緒に遊んだ仲で、久しぶりに再会したのだ。新しい環境に馴染むのが難しく、彼氏との関係に悩む桜子は、俺に心を開いて悩みを打ち明けた。俺は彼女の話を聞き、少しずつ昔の友情を取り戻していった。さらに、二学年上の先輩、美咲も俺に相談してきた。彼女がなぜ俺に相談するのか分からなかったが、彼氏との関係に悩む美咲は、俺に心を開いて話してくれた。俺は彼女の話を真剣に聞き、少しでも力になれるよう努めた。こうして、俺の平凡な日常は少しずつ揺らいでいった。彼女たちの相談に乗りながらも、内心では自分の安全を心配していた。彼氏たちが俺を誤解して襲ってくるのではないかという恐怖が常にあった。しかし、それ以上に彼女たちの支えとなることを決意していた。ある日の昼休み、健太が俺に向かってきてからかうような口調で言った。「おい、蒼介。またまた無自覚にNTRしてるんだって?誰か新しい女の子も話しかけてきたんだろ?」俺はその言葉に少しイラッとしながらも冷静に答えた。「そうだけど?」健太は大げさに肩をすくめて、「さすが、歩く女誑し、歩くNTRだな」と冗談めかして言った。俺は健太の冗談にうんざりしながらも、真面目な顔で答えた。「冗談でも言うなよ。俺はそんなつもりじゃないし、知らん間に勝手に相談されてるだけなんだ。」「でもさ、惚気ばなしまでされたら堪ったもんじゃないよ」と俺は少し愚痴をこぼした。健太はそれを聞いて笑いながら、「まあ、蒼介はみんなに信頼されてるってことだろ?悪いことじゃないさ。でも、無理すんなよ」と言った。
文字数 11,273
最終更新日 2024.06.24
登録日 2024.05.24
魔道具のせいでイケメンハイスペックなのにチェリー道をいくヴォルフと、ちょっとズレてるレイトの汗と涙とこんちくしょうな白い結婚の物語
文字数 20,292
最終更新日 2024.08.15
登録日 2024.07.11
文字数 3,724
最終更新日 2025.01.26
登録日 2025.01.26
大火災で親を失ったリリは3歳年上の兄ラスとふたり、山間にあるイネス村で暮している。
リリに対して過剰なまでの庇護欲を見せるラスに、友人たちは妹離れできない兄だと揶揄ったりしていた。
秋の収穫祭の夜、リリは村で一番人気の男性エイダンに愛を告げられ交際を申し込まれる。
それを見て激怒したラスは二人を引き剝がすと、有無を言わさず、リリを家に連れて帰った。
ラスのあんまりなふるまいに怒りをぶつけるが、強引に唇を奪われ、そのまま寝室へ連れ込まれてしまう。
無理矢理、身体を重ねようとするラスに、必死で抵抗するリリ。
兄妹で交わるなど正気の沙汰ではない。
しかし、優しく触れられ、舐められ、体中を愛撫されると、心とは裏腹に肉体は絆されてゆく。
ラスが与えてくれる愛と快楽に翻弄されながら、激しく求められることにリリは心から喜びを感じた。
兄に純潔を捧げた翌朝、田舎の山村に王都から王宮騎士団がやってきた。
兄妹は、追われるように家を捨て、村を離れる。
そしてそれはリリの封印された記憶を紐解く旅の始まりだった。
文字数 93,295
最終更新日 2025.02.27
登録日 2025.01.31
深夜のオフィスで届いた一通のDM。アカウント名は「warning_2025」、プロフィール画像は真っ黒。IT企業の広報担当・佐伯美咲の前に突如現れた警告は、彼女の運命を大きく変えていく。
「23時45分、あなたの部屋の玄関チャイムが3回鳴ります。絶対に応答してはいけません」
半信半疑で警告に従った美咲は、一命を取り留める。しかし、それは悪夢の始まりに過ぎなかった。警告は次々と形を変え、SNSを介して新たな犠牲者を求めていく。警告に従えば生き残れるが、無視すれば死が待っている。
同僚の山岸、取引先の中島玲子など、警告を受けた生存者たちとオンラインコミュニティを形成する美咲。しかし、警告の内容は次第に過酷になっていく。スマートフォン、パソコン、監視カメラ—あらゆるデジタル機器が、彼らを死へと誘う媒体と化していった。
全ての警告の背後には、黒いスーツの人影が存在する。防犯カメラは捉えるが、人の目には映らないその存在。記録されては消える警告の痕跡。デジタルの闇に潜む「何か」は、人々を選び、試し、そして追い詰めていく。
生き残るためには警告に従うしかない。しかし、その先には更なる恐怖が待ち受けている—。
スマートフォンの通知音が鳴るたび、あなたは不安を感じるだろう。なぜなら、次の警告は、あなたのもとに届くかもしれないから。
文字数 47,290
最終更新日 2025.02.23
登録日 2025.02.23
高校1年生白山悠太はエロ本好きとボケとセクハラ発言の問題児と見た目は美女(男)、中身は変態の親友といつもと変わらない日常を送っていた
いつも変わらない日常を送っていたが親の再婚によって彼の日常は大きく変わる
同い年の同級生3つ子
長女の愛香(アイカ)、次女の玲萌音(レモン)、三女の友梨花(ユリカ)
三姉妹と新・母と暮らすことになった彼は平和な生活から大きく変わることになる
3人ともスタイル抜群であり、目立つ容姿
そんな3人からアプローチをされる白山悠太!
「勘弁してくれ・・・」
三人から止まることもないアプローチから生き残ることができるか
彼の変わった日常は始まる
文字数 102,584
最終更新日 2025.05.02
登録日 2025.04.23
古流の居合術を継ぐ少女・凪咲(なぎさ)は、人を斬ることへの恐怖から、本来の力を抑えて生きていた。
その「不安定さ」を理由にパーティーから追放され、誰にも必要とされないまま、ダンジョンの外れで細々と日銭を稼ぐ日々。
そんなある日、彼女は人語を話す奇妙なスライムと出会う。
「斬っても死なない相棒」との出会いにより、凪咲の剣は再び鞘から抜かれることになる。
少女の居合はただの剣術ではない。
一撃で結界を裂き、群れを断つ。
だが、彼女自身はまだ知らない。
その“斬る力”が何を壊し、何を救うのかを。
「追放されて一人になったから全部斬る!」
過去に縛られた少女が、人との絆を剣で断ち、そして。
繋ぎ直す物語。
文字数 29,908
最終更新日 2025.05.23
登録日 2025.05.04
スーツに高級時計、外車にお姉ちゃんとの飲み会。
絵に描いたような、
「カッコ良い社会人」――新卒の頃に憧れた煌びやかな世界。
ブラック?労働基準法?パワハラ?
関係ない。
夢を掴むためなら俺は何だってやる。
入社初日から昼夜を問わないチラシ配り、アポが取れるまで、受話器はガムテープで手に固定。
駅前で「家買いませんか!?」と叫ぶ広告塔になり、訪問営業では怒鳴られ門前払い。
不動産"営業"が何かもわからないまま、恥をかなぐり捨てて走り回った。
そして――たった"1案件"が、全てを変えた。
気づけば月間売上トップ。
自分では何をしたのかも分からないまま、ボーナス240万円。
その金は、高級時計やオーダースーツ等の高級品、飲み代へと消えていく。
「使った分、稼げばイイんだよ!」
カネは使わないと入って来ない、そう教わった。
次第に知恵がつき、客=カネ、如何に効率よく金を引っ張れるかが肝と学んだ。
宅建業法?そんなの知らねぇ。
自分さえ良けりゃ何でも良かった。
不動産屋は稼いでナンボ。
授かり婚をした妻とは口論ばかり、子供にも愛情が湧かず、家庭はギリギリでも、可愛い愛人が居ればどうでも良い。
それでも社会は動き続ける。
金利上昇、融資審査は厳格化。
買い顧客はこれまで通りの物件だと手が届かなくなり、売却依頼に群がる不動産屋たち。
買取再販在庫は捌けず、
かつての“イケイケ社長”は、
SNSの更新すら止まり――
ある日、海に浮かぶ遺体として発見された。
そして会社は倒産。
営業マンだった俺は、無職になった。
あの時、憧れていた“キラキラ”は、もう欠片も残っていない。
社会の現実に呑み込まれた再就職先を探す男の携帯に一本の着信が届く――
これは、不動産業界の光と闇、
“勢いだけの若者”が辿った、ひとつの物語。
文字数 9,450
最終更新日 2025.06.03
登録日 2025.06.01