「調」の検索結果
全体で7,640件見つかりました。
このエッセイは、子どもたちも家から巣立って妻とも共通の話題も少なくなり仕事の立ち位置も将来が見えてしまった51歳のちょっぴり寂しさを感じる春この頃・・・などとちょっぴりセンチなおっさんの話です。
数年前まで当たり前だった家族との慌ただしい日々から、子供も巣立ち否応なく始まった寂しさ感じる日々に理解がなかなか追いつかず、休みを過ごすにも何したらいいか、どう生きていくかわからなくなった中でひょうたんから駒ならぬ首からガンが湧いた現実に心が追いついていかない私。
この理解したくない現実を妻や家族、親戚や職場の助けをもらいながら病気と精神を立ち直していく過程を体験記という形で書き起こしました。ガンの中では軽かったほうですが、ガンに限らず病気や家族離れに感情の揺れを感じている方に読んでいただけたら嬉しいです。
文字数 35,388
最終更新日 2024.04.14
登録日 2024.03.04
お酒が好きなので料理話しでも。
普段作っている料理を、大豆の星から来た妖精(嘘)である架空の二人のキャラが、対話形式で作りながら紹介します。架空なのは多分キャラと空間だけの筈です。
例外はありますが、メイン料理の他サラダとスープも一緒に作っています。
⇒追記:後半になるとネタが無くなり、タイトルのものが主です。
注意
作中、料理を作っておりますが、調味料の分量は書いておりません。私自身計りませんので。慣れるとどれくらい使ったらいいかというのが感覚で分かるのですが、実際に試す場合や、慣れていない場合は味見をしながら調節して作ると、料理は失敗しにくいです。
文字数 127,800
最終更新日 2020.03.21
登録日 2018.10.06
文字数 49,440
最終更新日 2023.06.14
登録日 2019.12.18
全ては神が仕組んだこと
神は自分に似せて人間を創り出した。ドラゴンと人間の女との間にできた異類婚姻(いるいこんいん)メリサンド(人間とドラゴンのハーフ)生まれ出てきた子は神に近すぎた。その存在に脅威を感じた神は、この世に殺戮の精霊「死魔」を送り込んだ。
17年後、辺境の地カナトス王国の皇子タイガと剣術使いのサー・ブルーは父王の密命により、絶滅の危機にあるドラゴンの子供を秘密裏に国に連れ帰るよう命じられる。旅の途中、刺客に襲われたタイガは美しきメリサンドの娘リリスに助けられる。リリスの美しさに心を奪われたタイガは、ほかの男と結婚しないよう禁婚令を下す。
絶滅の危機にあるドラゴンを救えるのか。王位をめぐる陰謀と思惑。タイガとリリスの恋の行方はーー。
登場人物
◆主要人物
【タイガ・リオン】 カナトス王国の皇子(王子)腹違いの次男であることから命を狙われる。王位継承権第三位
【リリス】 ドラゴンとのクオーターであり冥府の神の血を受け継ぐ可能性があることから、小鬼の長に育てられる
【サー・ブルー】 タイガの護衛を務めるカナトス一の剣術使い。母親はタイガの乳母
【アーロン】 魔導師プロフェッサー・バトラーの弟子。タイガと行動を共にする。
【プロフェッサー・バトラー】魔導師。ドラゴンとメリサンドの種の絶滅を調べ歩く。
◆冥界の住人
【ペルセポネ】 老婆の姿をした冥界を司る死の女神。
【死魔】 東方の死の四精霊のうちの一精霊
【小鬼の長ホビショー】ペルセポネに仕える小鬼の長 リリスの育ての親
【下級の使い魔】銀狐のクロノム
【ベリアル】貴公子の姿をした魔の精霊
◆カナトス王国
【リオン十二世】 タイガの父親
【王妃クレア】 王の正室 タイガの養母 息子アーサーの王位を脅かすタイガを排除しようとする
【レーテル】 タイガの実の母 農園の娘。不遇の女《ひと》
【乳母ミルドレッド】 タイガの乳母 サー・ブルーの実母
【イワン・リオン皇太子】 王位継権承第一位
【エルサ皇太子妃】皇太子の妻
【イワン王子】王位継承権第二位
【ユリウス公爵】王妃クレアの実家
【オルレアン伯爵】貴族院の長。赤の貴族の異名
【ベルリーニ枢機卿】カナトス国教会の最高位
用語
異類婚姻《いるいこんいん》人間の種を越えた混血
メリサンド(ドラゴンと人間のハーフ
「蒼氓の月」はアルファポリス、エブリスタなどでご活躍中の海善紙葉さんから名付けていただきました。
文字数 102,720
最終更新日 2021.12.09
登録日 2021.08.30
これは自分がΩだと思い込んでいる自己肯定感0の極上αがパリピαとラブラブ結ばれる物語である。
日本でも屈指の財閥、臥竜院家の長男である紫貴(しき)は最上級の俺様αだった。そう、だった。ある日突然Ωと診断され、お尻は濡れた。お家は断絶。
紫貴は男のΩのくせに調子に乗っていた自分を恥じた。もう、消えちゃいたいくらいに昔を忘れたかった。自信をなくし己を蔑む日々。男のΩのくせに顔をさらけ出してて恥ずかしいと髪もボサボサ伸び放題の大爆発。マスクで顔を隠した。会社のキラキラパリピαとはなるべく世界線を交えないように生きてきた紫貴。
なのに、パリピαに紫貴は顔を見られてしまう。それからなぜか付きまとわれる日々。困るっ。目立ちたくないっ。だって、俺男のくせにΩなんだもん。自分の事、極上αと思い込んで調子に乗っていたΩなんだよっ。
(攻めパリピα談)いや、何?あんた見たことないくらいイケメンですけど?自己肯定感0の超絶イケメンてなんで面白ろすぎるんですけど?ウェーイ。
(受け自己肯定感0のΩ本当はα)ひー!パリピαが訳の分からない事言って話かけてくるっ。これってこんなに嫌なのにヒートきたら獣のようにSEXしちゃうやつだよね。ああ、消えたい。(注意)αなのでΩのヒートは一生きません。
※受けは女好きで下半身ゆるゆるです
※女性との絡みありです
※受けは俺様αでした(サイテーα)
☆α×α
☆パリピ×モサ男
☆自分の事をΩと思ってるα
☆185㎝×185㎝(猫背)
☆自己肯定感0のα受け
☆美形×極上美形
☆苛烈なΩがでてきます
☆作者はパリピをよく分かってません(IWのキング(窪塚☆介さん)みたいな人?)
※素敵な表紙はいもこは妹様よりお借りしました
文字数 36,505
最終更新日 2024.03.16
登録日 2023.04.04
辺境の街にある、古びた冒険者宿「エルフリア」。
そこには、どこかパッとしない冒険者たちが集い、ドタバタとした日常を繰り広げている。
主人公の岡村は、前向きでお調子者の男主。かつて一人前の冒険者を目指していたが、仲間とともにどこか頼りないチームを組み、日々を何とかやり過ごしている。
将臣は炎魔法を操るが、思い通りに制御できず暴発気味。その焦りが災いして「追放」寸前まで追い込まれた過去を持つが、仲間たちに助けられ、自分の魔力と向き合い続けている。
朗雄は剣の使い手で、真面目だが融通が利かない。以前の大仕事で腕を負傷し、完治を目指しリハビリを続けている。
エリナとロイドは、かつて別のパーティに所属していたが、リーダーのデュークと意見が対立し、半ば追放される形でエルフリアに流れ着いた。今は過去の自分を見つめ直し、再出発を図っている。
孝征、銀次、基一、裕翔の4人は、各々が独特のスキルや個性を持ちながら、自由でフットワークの軽い生き方を楽しむ“フリー冒険者”だ。特に孝征の「面白スキル」や銀次の「士気アップ術」は、仲間を和ませるために欠かせない存在となっている。
エルフリアの日常は、基本的には賑やかで平和。しかし、封印された遺跡が発見されたことで、彼らの日常は一変する。遺跡を狙う邪教「ヴァルマート教団」が暗躍し、封印を破壊しようと企む中、岡村たちは領主からの依頼を受け、遺跡を守るべく立ち上がる。
一見パッとしない連中が集まったチームだが、失敗を恐れず、笑い合い、助け合うことで少しずつ強くなっていく。激戦の末、封印を守り抜き、領主からの信頼を得た彼らだが、同時に自分たちの成長や未来について真剣に考え始める。
笑いと涙、そして成長と別れが織り交ざるドタバタコメディ冒険譚。
“パッとしない”と言われ続けた彼らが選んだのは、仲間と共に自由に生きること。
その選択が、新たな未来を切り拓く。
「パッとしない冒険者たちの宿『エルフリア』」で繰り広げられる、痛快で温かい物語をお楽しみください!
文字数 255,696
最終更新日 2025.05.02
登録日 2025.04.06
令和十七年四月――神奈川県鎌倉市・県立潮風高校。新入生の陽太は、屋上で見た青い水平線に背中を押され、「仲間の成功を全力で祝福し合う」探究系クラブ〈海辺研究会〉を立ち上げた。共に集ったのは、名脇役に徹する結月、口下手だが知識豊富な裕之、マイペースで努力家の絢香、大胆な改善案を連発する悠介、遅刻常習でも几帳面な紗織、冷静沈着でタスク管理の達人・豊、そして思慮深く人の意見に耳を傾けるミズキ。
四月下旬、彼らは由比ガ浜の漂着ゴミを種類ごとに測定し、海洋ゴミの実態を可視化する第一歩を踏み出す。五月、プランクトン採取や潮流観測でデータを積み上げ、六月の市民科学コンテストへ挑戦。しかし、遅刻で抜けた時刻データ、測定器破損による誤差、体調不良で止まる集計――「祝福の拍手」がいつの間にか消え、互いの弱点が痛みとして浮かび上がる。
夏合宿の江の島灯台。夜明け前の強風の中、陽太は仲間を円陣に招き、一人ずつの“得意”をホワイトボードに再配置する。「誰かが躓いた瞬間こそ、一番大きな拍手を贈ろう」。その言葉を合図に、仲間は欠落データの穴埋めへ走り出し、文化祭では子ども向け海洋教室を成功させる。豪雨で中止になった地域フェスも、屋根下へ展示を即席移設し、拍手の輪で来場者を迎えた。
十二月。江の島水族館ホールで開かれた〈海辺の未来フォーラム〉本番当日、秒刻みで進行を回す紗織の腕時計に合わせ、裕之の最新解析が大スクリーンを彩る。結月は裏方席で照明を操り、絢香は緊張する後輩を励まし、悠介は即席パネルを補修。ステージ袖から見守る陽太の目に、かつて屋上で描いた“拍手の海”が現実となって広がっていた。
卒業式。後輩たちは研究会のバトンとして「拍手で祝福をつなぐセレモニー」を受け継ぐ。仲間の成功を讃える音が、潮騒に混じってキャンパス中に響き渡る――これは、海とともに学び、つまずきを拍手に変えた八人の一年間の物語である。
文字数 34,305
最終更新日 2025.07.28
登録日 2025.07.04
女王様と呼ばれると、胸の奥がずくりと甘く疼く。子供の頃になりたかったお姫様に少しだけ近づけたような気になってしまうのだ。
普通の恋人関係にどこか物足りなさを感じていた29歳のOL・涼香。
彼氏の雅との関係は悪くはないけれど、どこか満たされない日々を送っていた。
そんなある日、SNSの裏アカに投稿したさりげない写真がきっかけで、ひとりの熱心なフォロワー「K」からメッセージが届く。
丁寧すぎるほどの言葉遣いと、異様なまでの崇拝。
最初は気味が悪かったはずなのに、女王様と呼ばれ、求められ、かしずかれ、涼香の心の奥底に眠っていた何かが、少しずつ目を覚ましていく。
いつでもやめられるはずだった遠隔調教あそびに涼香はいつの間にか絡めとられていって……。
※ 冒頭の試し読みです。続きはKDP電子書籍で読めます。プロフィール欄のWebサイトという青いバナーをクリックしてみてください。
文字数 1,303
最終更新日 2026.01.18
登録日 2026.01.18
マルスーン国から隣の国ナハースへ派遣された魔女の娘は図書室の管理を任されることに派遣当日ナハースの中将に敵と思われ調べを受け…誤解は解けたが、そこから魔女の娘に関心を持ち出して…
* ・* ・ * ・ * ・* ・ *
『…』がやたらと多くなりまして、順に修正して行きました。タイトル後ろに*ついてます。
文字数 28,148
最終更新日 2019.06.13
登録日 2019.05.31
【閲覧ご注意点】
1:童話ならではな非道なシーンがあります。
2:複数もあります。
3:そのくせハピエンです。
4:広義な意味でのアダルトテイストです。
5:ただのサルカニでは終わりません。
6:全体的に少し変わってます。
7:風変わりBLが好きですという方に読んで頂きたいです。
※魔性の総受けとなったサルーオ公爵の美表紙は晃咲蘭さん♡
※この作品は2020年の『屈強なオスたちによってサルーオがざまぁとなった後の、さ迷えるカニーオの愛の行方(長すぎるので以下略)』の新装改訂版(投稿小説風に再編してみました)です。
※エンターテイメント型小説です。
※ですます調の優しい語り口でお送りしながら、容赦なくアダルトテイストな――BL大人の童話第1弾です。
文字数 14,614
最終更新日 2022.02.02
登録日 2022.02.02
「さて、何が聞きたい?」
昏い取調べ室に一人の青年が居た。彼は嘗て15人の人の命を奪った大量殺人鬼。そんな彼が一人だけたった一人命を奪わ無かった少女が居た……。彼は何故少女を殺すこと無く隣に座らせていたのか、彼は何故あれだけ逃げ回っていたのに簡単に捕まったのか……。
全ての謎は彼が語る記憶にのみ答えが眠っている。貴方には見つけられるか?
殺人鬼が語る一つの記憶とは一体どんなものなのだろうか……?
登録日 2023.04.10
主人公の近藤 要(かなめ)は同級生と共に修学旅行先である日光に向かう。テレビ番組などで賑わう心霊スポット紹介番組や霊能者を取り上げた番組の話で盛り上がる昭和の終盤、日光華厳の滝へ訪問する予定の中で多くの自殺者がいたという話題で盛り上がりながらクラスメイトと東京都西部のS区から出発する。
ちょうどその2年前、小学四年生の夏から不思議な体験をするようになった要。両親が営む日本料理屋が忙しく、要が受ける説明のつかない現象を両親に話そうとするがなかなかちゃんと話せる時間が無いまま時が過ぎていた。
両親共働きで食生活がままならず、2歳年下の妹春香(はるか)と栄養失調になったのを機会に母芳江(よしえ)の実の母親であり実家の日本料理屋の元女将であった伊勢(いせ)と共に暮らす事になった要と春香は徐々に体力も戻り伊勢との生活に慣れてきていた。
伊勢の夫であり、要の祖父である日本料理屋の三代目典三(つねぞう)は、要がまだ小さい頃から脳溢血により半身不随となり近くの病院で入院していた。
普段は多くを語らない祖父の典三だが、要が不思議な体験をするようになった頃からお見舞いに行くと
「何か怖い事があったらおじいちゃんの所に来るんだよ。」
と要は静かに耳元で言われる事が多くなった事をとても気にしていた。
要が何も語らないのに、典三はまるで何かを知っているような目と語り口で言うのだ。
祖母との生活にも慣れ始め、祖父の入院する病院にも祖母と行くようになった頃の小学生時代からこの物語は始まる。
文字数 6,518
最終更新日 2016.09.27
登録日 2016.09.27
直径4000キロメートルもある巨大な円形の山脈内に、超常現象によって日本が国土ごと転移した。
海から完全に切り離されたことで海洋国家でなくなり、アメリカも他の国々もいない完全孤立となった日本。
転移した星は地球よりはるかに巨大で人工衛星が回り、テレビ放送を発信し、国家や軍、国連と同等組織が存在する現代文明が栄えていた。
もちろん転移した円形山脈もイルリハランと言う国の領土であり、日本は不本意ながら侵略をしてしまったのだった。
そしてこの星に生きる人種は不可思議にも生身で空を飛び、乗り物も全て空を飛ぶよう研究開発をしていた。
当然領土国であるイルリハランは空飛ぶ軍を派遣し、日本も調査として地上を走って異星の地を掛ける。
お互いに宇宙から来ると信じていた異星人と初めて相対した時、銃を向けて挨拶をするか、会話による挨拶をするのか。
文明格差が同じだった場合、果たして日本は、イルリハランは、転移先の星の社会はどんな反応を示すのか。
ただ一つ分かるのが、異星国家として現れた日本が戦おうとまず負けてしまう。
戦わずして勝ちを得るしか生存の道はない。
国家存続を賭けた、全てが手探りな外交が今始まる。
登録日 2019.11.10
訳あって郊外の寄宿学校に入学したエヴァリーには摩訶不思議な体質があった。それはエヴァリーが好きな人に触れるとその相手はすっぽりとエヴァリーを忘れてしまう……そのせいかエヴァリーは実現不可能な恋物語に恋焦がれ、空想に耽る事を得意として恋愛話も恋愛小説も大好物だ。そんなエヴァリーは学園の人気者二人と親友の割には華やかでない学校生活を、大好きな恋愛小説と共に順調にに送っていた。敵対するブライトン学園の悪魔が現れるまでは……
※ふわっと設定です※小説家になろう様にも投稿してます※魔法要素弱めです
文字数 56,400
最終更新日 2024.08.19
登録日 2024.07.28
人間、エルフ、獣人、天翼人の四種族が共に生きている”ハルメニア大陸”では種族間の完全な和解への道は未だ発展途上であり各国や領内で問題とされていた。特に力なき”エルフ”に対する奴隷商売は人間が治める国「エラシア王国」と「ゾラネク帝国」の二国では深刻化と衝突の原因になっていた。エルフ搾取を積極的に行っているゾラネク帝国は”人間”という種の発展と自国の勢力拡大を図っておりエルフの国「エルフェイド」への侵略行為も目立ちつつあった。対するエラシア王国は治めるハロル王の信念に基づきエルフ解放運動が盛んに行われていた。各領土へ解放軍を設立し奴隷として捕らえられたエルフの救出や心身のケアから保護まで異種族である彼らと共に手を取り合い”調和”の世を目指すという国のあり方を掲げていた。人間が治める国は大陸内にもう一つあり二国の国の在り方やしがらみから脱したい人々が新しく建国した「エルピスタ共和国」も存在する。エルピスタは発展途上で領土こそ狭いものの、ゾラネク帝国の人間とエラシア王国の人それぞれが手を取り合い”自由”を目指して新たな国の在り方を目指して芽生え、育ちつつあった。
文字数 9,655
最終更新日 2025.12.06
登録日 2025.11.25
※あらすじ
舞台は夢ノ宮のアーケード街――。
文房具を買いに来た塚森キミカは、そこで“二足歩行するゴールデンレトリーバーの怪異”と遭遇する。
誰にも気づかれず、誰にも届かず、ただ自分の「おうち」を探して彷徨うその姿は、あまりにも哀れで、あまりにも孤独だった。
キミカは思わず声をかけようとするが、それを阻んだのは従兄弟の塚森コウ。
彼は対怪異捜査組織・朱雀機関のアルバイトとして、“シロテブクロ”と呼ばれるその怪異の調査を任されており、ここ数日間、その動向を監視していたのだった。
コウはキミカの浅はかな行動を激しく叱責し、
「お前みたいな子供になにができる。見た目で怪異を判断するな」
と吐き捨てるように言い残し、雑踏へと消えていく。
しかしキミカの胸には、シロテブクロの寂しげな背中が焼き付いて離れない。
そして翌日。
学校でユカリと話している最中も、キミカの心はあの怪異のことでいっぱいだった。
そんな彼女の前に、突然“稚児天狗”が姿を現す。
――連れてきておやり。
その声に反応したキミカは即座に席を立ち、
ユカリに謝りながら教室を飛び出す。
うちにも、あの子のためにできることがあるんや――。
そう信じて、胸を高鳴らせながら。
この後に待つ、地獄のような結末を夢にも思わないまま。
※童ノ宮には、語り継がれる怪異がいくつもある。『童ノ宮奇談・読切篇』は、その一つひとつを語り部屋から切り出した独立した怪異譚の記録です。どの篇から読んでも構いません。
※すべての怪異を通して辿りたい方は、『童ノ宮奇談(総合版)』へどうぞ。
文字数 31,784
最終更新日 2026.02.11
登録日 2026.01.25
午前零時になると、5秒間だけ未来予知のできる男、「有田修平」。彼は、その能力を使って投資会社の社長になり、一財産を築いていた。しかし、そんな彼にも悔いの残る出来事があった。それは、ある女性にプロポーズを断られた思い出だった。
ある日、彼はその因縁の元彼女「留美子」の身に危険が迫っていることを知る。秘書を使って彼女の住所を調べ、そこへと向かう。
そして、彼を待ち受けていた運命とは――
登録日 2015.11.07
「僧と共に先聖先師の前には立てぬ」
林鳳岡が少年の日に出会った儒者は、厳しい口調でそう言った。京から下ってきたばかりのその男の名は、山崎闇斎。初夏の日射しが地に落とす影にも似た、くっきりと鮮やかなその姿が、幕府に仕える林家の在り方を当たり前のものとしてきた少年の内に疑念を目覚めさせる。
創作歴史小説。舞台は江戸初期、明暦年間から始まります。時の将軍は四代目徳川家綱。祖父羅山、父鵞峰の跡を継ぎ、林家三代目として、後に幕府が命じる初めての大学頭となる林鳳岡の物語。
【主な登場人物】
林春勝 林羅山の息子。鵞峰と号する。羅山の跡を継ぎ、幕府の儒臣となる。
林春常 春勝の次男。後に信篤と名乗る。鳳岡と号する。
林春信 春勝の長男。梅洞と号する。春常より一歳年長。
林守勝 春勝の六歳年少の同母弟。読耕斎と号する。
山崎闇斎 京から江戸へ下ってきた儒者。春勝と同年生まれの儒者。後にその門流は崎門といわれた。
「小説家になろう」にも投稿済みです。
文字数 43,153
最終更新日 2020.04.11
登録日 2020.04.05