「患者」の検索結果
全体で469件見つかりました。
元刑事の佐藤明は、ある事件をきっかけに警察を辞め、介護施設「夕陽の丘」で介護士として働いていた。穏やかな日々が続く中、入居者の鈴木幸子から「部屋から大切な写真が消えた」と相談を受ける。些細な出来事と思いながらも、職業病で調査を始める明。
やがて施設に元警察官の高橋源一が入居し、明の前職を知った彼から「この施設には何か秘密がある」と告げられる。同時期、3年前に施設で亡くなった母親の死に疑問を持つ加藤裕子が訪れ、明に調査を依頼する。
看護師長の田中美咲と若手介護士の中村真理、同僚の小林大輔らの協力を得ながら調査を進める明。施設の記録に改ざんの形跡を発見し、複数の入居者の不審な死亡例が浮かび上がってくる。
しかし、施設長の山本健太郎は明の行動に警告し、調査は困難を極める。そんな中、施設周辺で不審な行動をとる斎藤和彦という男の存在に気づく明。彼は元精神科医で、かつてこの土地にあった精神科病院と関係があった。
地元記者の松本誠から、施設建設時のトラブルについて知らされた明は、地元不動産業者の藤田剛を訪ね、この土地の過去を探る。そこで判明したのは、現在の介護施設が建つ前にあった精神科病院での非人道的な実験と、それを隠蔽するために病院が解体された事実だった。
調査が進むにつれ、明たちは危険にさらされる。明の部屋は荒らされ、真理は脅迫を受け、源一は突然容態を悪化させる。施設内での明への風当たりも強まるが、美咲だけは彼を信じ続ける。
やがて、斎藤が元精神科病院の患者だったこと、そして山本施設長がかつての病院と関わりがあったことが発覚する。さらに、施設の地下から発見された古い医療器具と、幸子の失くした写真が事件の核心を指し示していた。
事務員の渡辺静香が保管していた重要書類と、嘱託医の木村哲也から得た医療記録により、山本施設長が過去の罪を隠すために入居者に薬物を投与し、死に追いやっていた全容が明らかになる。
最終的に明は山本と対決し、彼の犯罪を暴く。しかし山本は最後の抵抗として美咲と真理を人質にとる。元同僚の伊藤刑事、大輔、そして意外にも斎藤の協力を得て、明は二人を救出し、山本を警察に引き渡すことに成功する。
事件解決から半年後、新たな施設長となった美咲のもと、「夕陽の丘」は生まれ変わる。明は介護士として働きながらも、時に施設内外で起きる小さな謎を解決する「介護士探偵」として、高齢者たちの平穏な暮らしを守り続けていく。
文字数 277,516
最終更新日 2025.04.11
登録日 2025.04.01
文字数 41,054
最終更新日 2024.01.17
登録日 2024.01.15
運命的な出会いを果たした二人の少女。そう、彼女たちは中二病の重症患者であった。方や右眼と左腕を疼かせる神の使い、方や左目と右腕が疼くネクロマンサー。彼女たちの、中二病としてそして一人の少女としての、魂の物語を綴る。
文字数 21,524
最終更新日 2020.04.01
登録日 2019.09.22
30歳の精神科医、九条怜治は、激務の果てに異世界へと転生する。そこは、魔法によって外傷は瞬時に癒えるが、精神の病は「悪魔の呪い」として忌み嫌われる残酷な世界だった。
怜治が授かったのは、相手の精神状態を可視化する【共感の魔眼】。
彼は辺境の街で小さな「心の診療所」を開き、最初の患者として、トラウマにより魔力を暴走させ「呪われた騎士」として幽閉されていた絶世の美女・アイシャを救い出す。
これは、孤独な医師が現代の心理療法(メンタルケア)を武器に、傷ついた英雄たちの心を解き放ち、やがて国を動かしていく物語。
文字数 19,935
最終更新日 2026.01.10
登録日 2026.01.07
江戸時代末期・新吉原遊廓。
そのほど近くに養生所をかまえる医者・夏樹(なつき)は、ある日の往診帰り、猫を追いかけ、小見世(こみせ)の『いすゞ屋』へと導かれる。
猫を抱き上げ、艶やかに笑うのは、部屋持女郎・春日(かすが)。彼女は夏樹が助けられなかった患者の姉だった。
申し訳なさと心苦しさを抱え、思わず泣いてしまいそうな彼に、春日は「泣きたいなら泣けば良いさ」と声をかける。
客が来ないと嘆く彼女は「わちきを助けると思って」「医者は人助けするもんだろ」と更に言葉を投げかけた。
誰に対しても分け隔てなく優しく、必ず期待に応えようとする性格の夏樹は、春日を《助けよう》と登楼することを決める。
《誰にでも》優しい医者の《特別》は気まぐれに。
ーーー
『桜に酔いし鬼噺』に登場する医者・夏樹の話となりますが、こちらのみでもお楽しみいただけます。
参考文献は、近況ボードに記載しております。
文字数 174,515
最終更新日 2022.01.02
登録日 2020.11.11
通称、ナキ症候群は八重桜町周辺で頻繁にみられる地方病である。被害者は十日間涙を流し続けるという特徴があるが、これといった原因は特定できない。有識者の意見では、原因は不明であるものの接触感染による広がりが懸念されており、泣き症候群と診断された患者は各専門病院にて隔離処置となる。
先日から、十名のナキ症候群と思われる患者が遺体となって発見された。頭部は何か大きなもので叩きつけた様に、頭蓋骨が粉砕され平の形に変形された状態だった。
ナキ症候群との関連性も含め、警察は事件性も考慮に入れ聴取を続けている。
文字数 56,439
最終更新日 2023.07.18
登録日 2022.11.28
見える人と見えない人。薬のせいでその壁が破れる。
事故の後、体と心の治療を行っている男。薬を変え、青い錠剤をのむようになってから奇妙な顔を見るようになった。
男は医者を訪れた。
*「カクヨム」に投稿しています(名義:@ns_ky_20151225)。
*「小説家になろう」に投稿しています(名義:naro_naro)。
*「エブリスタ」に投稿しています(名義:estar_20210224)。
文字数 1,680
最終更新日 2021.03.07
登録日 2021.03.07
亡くなった伯父に薦められ金儲けの為に古い商店街の中にある伯父の鍼灸接骨院を継ぐも患者数が伸びず営業不振で何とか閉院せずに済んでいるが貧乏暮らしの院長山田太郎。
そんなある日突然1週間の内4日間地球から異世界へ鍼灸接骨院が行き来出来る様になりある出来事がきっかけで交換転移してしまった地球人と異世界人を双方の世界で治療する山田太郎。
そしてそこで働く地球に転移してしまったダークエルフ・サーシャ。
異世界人リステイア・コルトと交換転移してしまい異世界側の4日間スタッフとして働く地球人花咲蘭。
異世界側の患者男爵マドラン・騎士師団長グラッセン・花屋リリー。
地球側での交換転移者藤本圭吾として過ごす元ドワーフ・ドルバノン。
両方の世界で身体だけでなく知らず知らず心の治療もしてしまう守銭奴山田太郎。
接骨院での治療を中心とした少し人情・少し恋愛・少し?がめつい主人公山田太郎と関わる人々のほんわか小説。
文字数 62,340
最終更新日 2024.07.13
登録日 2023.09.22
pixiv執筆応援プロジェクト用に作って公開したものに改変を咥えたものです。
ホラータグなのかな…よくわからない。
文字数 7,551
最終更新日 2021.03.24
登録日 2021.03.03
神などいない。もしいたとしても、そいつは間違いなく狂っている。
人々を救う唯一の希望である「聖女」エリス。彼女の癒やしの魔法は奇跡そのものだが、代償はあまりにもおぞましい。傷が癒えるその刹那、閉じた肉の裂け目から無数の『眼球』がボコボコと湧き出し、虚空を睨みつけるのだ。
だから僕がいる。
「ごめんなさい、ごめんなさい……」と泣きじゃくる彼女の隣で、僕は無機質なハンマーを振り下ろす。グチャリ、プチュッ。増殖した眼球を一つ残らず潰して回るのが、僕の役目だ。激痛と恐怖に絶叫する患者を押さえつけ、聖女の奇跡を「完了」させるための、穢れた仕事。
人々は彼女を崇め、返り血に塗れた僕を忌み嫌う。それでも僕たちは旅を続ける。眼球の増殖速度は日に日に増し、最近では潰された眼球が何かを囁くようになった。
これは英雄譚ではない。鮮血と粘液、そして狂気に満ちた、地獄巡りの記録である。聖女が世界を救うのが先か、僕の精神が眼球の視線に耐えきれず崩壊するのが先か。
出口の見えない冒険が、今日もまた、湿った破裂音と共に幕を開ける。
文字数 1,482
最終更新日 2025.11.21
登録日 2025.11.21
豊かな緑と青い海に囲まれた「グリーンピアト」という国。
ここには数多くの伝説が残されています。
代々の国王様はとても一途に一人の女性愛しぬいていた事でとても有名。
地上ばかりか天界と地上を結んだり、地上と地底を結んだり、産まれる前の記憶を持った子供がいたり…。
そんな多くの伝説が残された国から今回お届けするのは。
不慮の事故で愛する妻を亡くして「もう二度と恋はしない。勿論、結婚もしません」と言い切っていた国王ジュニアールが、命を懸けた手術で出会った女医のセシレーヌにもう一度恋をしたお話です。
家系の遺伝で心臓が弱く、一人で公務をこなすようになったジュニアールは弱かった心臓に負担がかかり医師からは手術を強く勧められた。
しかしこの手術の成功率は40%以下と言われ、手術をしても完全に元気になれる保証はなく万が一の場合は逆に命が短くなる場合もあると言うリスクが伴っていた。
ジュニアールは愛する妻メイシスが残した一人娘のミディスが気がかりで、リスクの高い手術をずっと迷っていた。
メイシスが事故で亡くなり10年が経過した頃。
ジュニアールは日々の忙しさで、とうとう倒れて病院に運ばれた。
「もうお待ちできません、国王様。一刻も早く、手術を受けて下さい」
そう院長のクラウドルに言われて、切羽詰まったジュニアールは手術を受ける決意をした。
手術の説明の為に病院に行った日。
クラウドルと一緒に助手として手術に付き添う事になった女医のセシレーヌがいた。
ジュニアールはセシレーヌを見た瞬間。
胸がドキッと鳴り魂から惹かれるものを感じた。
セシレーヌは片目を眼帯で覆って、大きなマスクをつけ、右手には白い手袋をつけている医師と言うよりも患者と呼ぶ方が相応しい姿で目つきも鋭く愛想のない表情をしていた。
「セシレーヌさん。私の手術を担当して下さい。貴女なら安心してお任せできますから」
魂が赴くままジュニアールは担当医のクラウドルを差し置いてセシレーヌに、手術をお願いした。
不愛想なままセシレーヌは手術を引き受ける事にした。
セシレーヌに魂から惹かれたジュニアール。
だがセシレーヌはジュニアールをかたくなに拒んでいた。
「私は…あんたの奥さんを殺したから…」
そう言ったセシレーヌ。
セシレーヌの言う事は一体どうゆうことなのだろうか?
一途な国王ジュニアールと火災で大火傷を負って心を閉ざしていたセシレーヌとの、命を紡ぎ愛を紡ぐ壮大なロマンスが今始まる…。
文字数 93,404
最終更新日 2021.08.19
登録日 2021.07.24
月曜日の早朝、私は車に轢かれた。相手は中型のワンボックスカー。
出勤前に自治庁舎に出す国からの支援金の書類を郵便ポストに出そうと思っていたのだった。
私は横断歩道の向こう側にある郵便ポストに青になった瞬間、走った。
その時、何故か右手に止まっていたその車が急発進した。私の足を巻き込みながら三メートル程、前進した。
救急車、パトカーを呼ぶべきだったのだろうが、呼ぶ気力、意識がなくなり、仰向けになって倒れてしまった。
次に意識を回復したのは、救急隊の大きな呼び掛け声だった。
「高本さん、意識戻りましたね、失礼して財布見させてもらいました。大学病院二つ診察券を持ってらっしゃいました。今、どちらにも連絡入れています。ちょっと待ってて下さい」
サイレンの音が鳴り響く。
時間が過ぎる。随分と明るい室内だ、この救急車は。
「受け入れ病院は東邦大学総合病院!」
「一件だけ電話をする事が出来ますよ!はい」とスマート端末と財布を手渡された。
この時間、会社の上司には繋がらない。警備室なら繋がるはずと私は閃いた。警備担当に事故の事、大学総合病院で救急治療がいる事、定時になったら上司に伝言して欲しいと伝え、端末を切った。
「何故一件だけなんだ?」私は聴いた。
「それがこう言う状況下では一番効率がいいんだ。安心してほしい、足の痛みはないのか?」
「ああ、不思議とあまり痛みはないが、重く鈍い感覚はある」小声で私は救急隊の一人に伝えた。
「両足は応急処置で簡易ギブスをしているから。病院到着まで四十分見込んでる」その一人の救急隊員が説明した。
救急車の内部の異様な程、空間の白く明るい内部は二つの眼球に痺れを与えそっと瞼を閉じた。暫くして私は眠りについた。
乗ってるストレッチャーが、ガタッと横揺れした時、目が覚めた。
「高本さん、病院着きました。ストレッチャー降ろします」
後部ドアが開き、数人がストレッチャーを車内から引っ張り出して、私は病院の救急の入口に連れて行かれた。
廊下を走らせている時、呼吸器マスクを口元に着けられた。暫く後、私の意識は徐々に遠のいていく途中、手術のサインを求められ、私は誓約書にサインした。これが後に病院との軋轢を生んでしまう。
長い病院の廊下をストレッチャーで運ばれて行く感覚だけを残して、私の一抹の不安を残して、私の意識はなくなっていった。
次に意識を取り戻した時は、狭い個室の病室にいた。私の身体のほとんどは布団で覆われていた。
前に聞いた事がある。病院の個室に入院したら退院の時、法外な差額ベッド代を請求される事を。急に不安になってきて、ナースコールボタンを押した。
暫く待ったが反応がないので、もう一度押した。焦りながら。すると扉が二回開く音がした。この個室は二重扉になっている!
若いパンツスタイルの女の看護師が入ってきた。
文字数 14,241
最終更新日 2024.11.11
登録日 2024.11.02
私は文字を読むのに、普通の人よりも時間がかかります。
覚えたはずの漢字も、形を正しく認識できず、間違った形で記憶してしまうことがあります。
人の言葉を理解するのにも時間を要します。
ガヤガヤした場所では会話が聞き取りにくく、電話の声も苦手です。
計算も得意ではありません。
子どもの頃も養成校時代も、テストの成績は良くありませんでした。
担任の先生からは「ちゃんと勉強をしなさい」とよく叱られていました。
それでも私は、根拠のない自信だけはありました。
「自分はいつか花開く」と思っていたのです。
言語聴覚士の国家試験の年、私はバセドウ病を発症し、思うように勉強する体力がありませんでした。
しかしその時、勉強方法を大きく変えました。
それが良かったのか、国家資格を取得することができました。
資格を取得した後、尊敬できる医師や立派な先輩と出会うこともありました。
一方で、「お前は医療に向かない」と怒鳴られ、冷笑され戦力外とされた経験もあります。
そんな中で私が出会ったのが、離床という考え方でした。
身体を起こし、生活の中で動くことによって、言語や嚥下の機能も改善していく。
さらに私は、音楽療法のリズミック・イントネーション・キューイングをアレンジし、自分なりの方法で言語聴覚士として25年間働いてきました。
これは、その25年の経験と2026年に入院患者となった経験を通して、後輩たちに伝えたいことを書いた記録です。
文字数 1,912
最終更新日 2026.03.08
登録日 2026.03.05
葉山(メンクリ通いの高校生)×清水(真面目な精神科医)
医師から渡された番号に、葉山は夜ごと短い連絡を送る。
部屋にいること。
外には出ないこと。
自分を傷つけるつもりはないこと。
それは、危うい夜を越えるための最低限の報告だった。
けれどある夜、葉山は決められた項目の最後に、ひとつだけ余計な言葉を付け足す。
「ラーメンまずかった。」
状態報告ではない。
必要な情報でもない。
本来なら、医師が読む必要のない一文。
それでも清水は、その言葉を読む。
読んだうえで、「不要です」と返す。
読まれることに縋る高校生と、医者の顔を置いていけない男。
境界線を越えないはずの二人が、たった一文のメールで少しずつ近づいていく。
静かな依存、医師と患者、読まれるだけで救われる夜の話。
文字数 9,852
最終更新日 2026.06.14
登録日 2026.06.14
統合失調症の重度の患者である私が、夜、寛解して、それから、書き物の仕事をすることなどを、短編小説に仕上げました。上手くまとまりました。どうぞよろしくお願いいたします。
文字数 3,435
最終更新日 2022.05.08
登録日 2022.05.08