「くに」の検索結果
全体で2,246件見つかりました。
商社勤務の社会人一年生リューマが、偶然、勇者候補のヤンキーな連中の近くに居たことから、一緒に巻き込まれて異世界へ強制的に召喚された。万が一そのまま召喚されれば勇者候補ではないために何の力も与えられず悲惨な結末を迎える恐れが多分にあったのだが、その召喚に気づいた被召喚側世界(地球)の神様と召喚側世界(異世界)の神様である幼女神のお陰で助けられて、一旦狭間の世界に留め置かれ、改めて幼女神の加護等を貰ってから、異世界ではあるものの召喚場所とは異なる場所に無事に転移を果たすことができた。リューマは、幼女神の加護と付与された能力のおかげでチートな成長が促され、紆余曲折はありながらも異世界生活を満喫するために生きて行くことになる。
*この作品は「カクヨム」様にも投稿しています。
**週1(土曜日午後9時)の投稿を予定しています。**
文字数 892,846
最終更新日 2023.08.26
登録日 2020.01.11
【一言あらすじ】
『異世界転生が死に絶えた時代に放つ、最悪のディストピア×最弱の格闘無双』
【あらすじ】
還暦直前――
謎の死を遂げた元格闘家の男。
彼が目覚めたのは、ファンタジーの面影すら泥に塗れた、星の寿命が尽きかけた「最果てのディストピア」だった。
空からは文明の遺物がもたらす青白い色の超濃度高放射性雨、
そして間隔を置かず色が赤に変わり強酸性の毒雨が降り注ぎ、すでに水溜りにしては巨大すぎる水溜りは、瓦礫の大地に溜まっては躍動し、
海へと入って祖の全てすら廃液で黒く濁らしている。
人類はとっくに星を捨て、残されたのは、かつて人間だった「デコイ」と、いつの時代からか、遠い昔からの終わらない資源を巡った戦争のは亭に、空間の亀裂から現れた幻想の住人。しかしこの星の大気に毒され、されど亀裂はふさがり戻れなくなり、いつしか機械に身を捧げた「亜人」となったものたち。
星の寿命という……終わりの決まった世界で、彼らは今もなお、無意味な殺し合いを続けていた。
そんなときに一つの国に語られた伝承、または口伝があった。
『救世主』
『勇者』
『メシア』
『聖人アヴァタール』など
そして彼らの伝承は長い歴史の先に、終焉にてようやく成就した。
この伝承として16歳の少年の体で迎えられた主人公。
しかし彼には、格闘家として致命的な欠陥があった。
――「本気で攻撃した時、相手が逆上して返ってくるパンチが怖い。本気で人を殴れない」
レーザーと銃弾が飛び交う戦場で、拳一つで戦うことを強いられる恐怖と葛藤。だが、自分の弱さのせいで、大切な人々が一人、また一人と無惨に肉塊へ変えられていく現実を目の当たりにした時、少年の心の中で「何か」が完全に破断する。
「――もう、殺す――」
怯えと恐怖を怒りに変え、拳を血に染めて突き進む――
11年越しの某掲示板での約束が紡ぐディストピア・バトルファンタジーここに開幕!!!
文字数 65,962
最終更新日 2026.06.24
登録日 2026.06.09
数十年に一度、成功するかどうかの儀式で召喚された友人と巻き込まれただけなのに失敗と言われた少年。何もわからない世界で生き抜くには……関係ない自分は案外結構どうにかなるもんかもしれないです。
※サブタイトルがなく、数字のみの為わかりづらいのではと頂いたのでR18部分に*つけることにしました…何かございましたら報告頂けると助かります!
文字数 333,269
最終更新日 2023.01.14
登録日 2022.10.22
「あたし、気付いたの。やっぱりリッキーしかいないって。リッキーだけを愛しているって」
人気のない校舎裏。熱っぽい双眸で訴えかけたのは、子爵令嬢のパティだ。正面には、伯爵令息のリッキーがいる。
「学園に通いはじめてすぐに他の令息に熱をあげて、ぼくを捨てたのは、きみじゃないか」
「捨てたなんて……だって、子爵令嬢のあたしが、侯爵令息様に逆らえるはずないじゃない……だから、あたし」
一歩近付くパティに、リッキーが一歩、後退る。明らかな動揺が見えた。
「そ、そんな顔しても無駄だよ。きみから侯爵令息に言い寄っていたことも、その侯爵令息に最近婚約者ができたことも、ぼくだってちゃんと知ってるんだからな。あてがはずれて、仕方なくぼくのところに戻って来たんだろ?!」
「……そんな、ひどい」
しくしくと、パティは泣き出した。リッキーが、うっと怯む。
「ど、どちらにせよ、もう遅いよ。ぼくには婚約者がいる。きみだって知ってるだろ?」
「あたしが好きなら、そんなもの、解消すればいいじゃない!」
パティが叫ぶ。無茶苦茶だわ、と胸中で呟いたのは、二人からは死角になるところで聞き耳を立てていた伯爵令嬢のシャノン──リッキーの婚約者だった。
昔からパティが大好きだったリッキーもさすがに呆れているのでは、と考えていたシャノンだったが──。
「……そんなにぼくのこと、好きなの?」
予想もしないリッキーの質問に、シャノンは目を丸くした。対してパティは、目を輝かせた。
「好き! 大好き!」
リッキーは「そ、そっか……」と、満更でもない様子だ。それは、パティも感じたのだろう。
「リッキー。ねえ、どうなの? 返事は?」
パティが詰め寄る。悩んだすえのリッキーの答えは、
「……少し、考える時間がほしい」
だった。
※この作品は、小説家になろう様にも掲載しています。
文字数 16,270
最終更新日 2022.09.10
登録日 2022.08.22
大学二年生の高瀬律には、絶対に言えない恋がある。
相手は、推理小説研究会の会長・鳴海遥。
冷静で、美しくて、誰よりも鋭い推理をする先輩。律にとって彼女は、近くにいるのに手の届かない人だった。
けれど大学祭前夜、旧図書館――通称・雨音図書館で教授が殺される。
現場は内側から鍵のかかった密室。残された血文字は「VII」。そして、凶器に触れていた可能性がある人物として、遥の名が浮かび上がる。
「律くんも、私を疑ってる?」
そう問われて、律は答えるしかなかった。
「疑っています。でも、犯人だとは思っていません」
信じたい。
でも、疑わなければ救えない。
事件をきっかけに、律と遥は互いの想いを隠したまま、真相を追い始める。雨の中の相合傘、停電した地下書庫で離せなかった手、言いかけて飲み込んだ言葉。二人の距離は少しずつ近づいていくのに、事件と誤解がその恋を何度もすれ違わせる。
やがて、事件を解くたびに仲間が増えていく。
元刑事、孤独な令嬢、毒舌な女子高生、弁護士崩れ、医学生。最初は空っぽだった月城旧館には、少しずつ誰かの席が増え、騒がしくて愛おしい居場所になっていく。
だが、彼らにいつも助言をくれる調査支援AI「栞」には、誰にも言えない秘密があった。
密室、暗号、死体の身元誤認、時刻錯覚、連続事件の偽装。
すべての事件を解いた先で、律たちは知る。
ずっと探していた真犯人は、ずっと自分たちに答えを教えていたのだと。
これは、恋にだけ不器用な大学生たちが、本格ミステリーの謎と、解けない恋心と、最後に待つ涙の真相へたどり着く物語。
文字数 46,584
最終更新日 2026.06.24
登録日 2026.06.12
「──馬鹿馬鹿しい。何だ、この調査報告書は」
ぱさっ。
伯爵令息であるパーシーは、テーブルに三枚に束ねられた紙をほうった。向かい側に座る伯爵令嬢のカーラは、静かに口を開いた。
「きちんと目は通してもらえましたか?」
「むろんだ。そのうえで、もう一度言わせてもらうよ。馬鹿馬鹿しい、とね。そもそもどうして、きみは探偵なんか雇ってまで、こんなことをしたんだ?」
ざわざわ。ざわざわ。
王都内でも評判のカフェ。昼時のいまは、客で溢れかえっている。
「──女のカン、というやつでしょうか」
「何だ、それは。素直に言ったら少しは可愛げがあるのに」
「素直、とは」
「婚約者のぼくに、きみだけを見てほしいから、こんなことをしました、とかね」
カーラは一つため息をつき、確認するようにもう一度訊ねた。
「きちんとその調査報告書に目を通されたうえで、あなたはわたしの言っていることを馬鹿馬鹿しいと、信じないというのですね?」
「き、きみを馬鹿馬鹿しいとは言ってないし、きみを信じていないわけじゃない。でも、これは……」
カーラは「わかりました」と、調査報告書を手に取り、カバンにしまった。
「それではどうぞ、お好きになさいませ」
文字数 20,448
最終更新日 2022.07.29
登録日 2022.07.06
王都アルヴェリアの中心にある王城。その豪奢な大広間で、今宵は王太子主催の舞踏会が開かれていた。貴族の子弟たちが華やかなドレスと礼装に身を包み、音楽と笑い声が響く中、私——リシェル・フォン・アーデンフェルトは、端の席で静かに紅茶を飲んでいた。
私は公爵家の長女であり、かつては王太子殿下の婚約者だった。……そう、「かつては」と言わねばならないのだろう。今、まさにこの瞬間をもって。
「リシェル・フォン・アーデンフェルト。君との婚約を、ここに正式に破棄する!」
唐突な宣言。静まり返る大広間。注がれる無数の視線。それらすべてを、私はただ一口紅茶を啜りながら見返した。
婚約破棄の相手、王太子レオンハルト・ヴァルツァーは、金髪碧眼のいかにも“主役”然とした青年である。彼の隣には、勝ち誇ったような笑みを浮かべる少女が寄り添っていた。
「そして私は、新たにこのセシリア・ルミエール嬢を伴侶に選ぶ。彼女こそが、真に民を導くにふさわしい『聖女』だ!」
ああ、なるほど。これが今日の筋書きだったのね。
文字数 12,926
最終更新日 2025.06.20
登録日 2025.06.20
普通の恋だと思っていた。"それ"が間違っていた、なんて――。
「死んで、霊として、ずっと、優磨くんの近くにいるんだ」
そういいながら、屋上の淵に立つは、学園のアイドル――如月結愛。
彼女は、学校中の憧れの的、そして、俺の唯一の話し相手でもある。
そんな話し相手が消えるのは――絶対嫌だ!
俺はその一心で、こう叫ぶ。
「俺に、俺にできることなら、なんでもやる! だから、だから⋯⋯」
俺がそう言うと、彼女は微笑みながら、こう言った。
「じゃあ、私の所有物《かれし》になって?」
俺にそう告げた結愛は、俺に近づく人間を、徹底的に排除していく。
これは、愛なのか。それとも――支配なのか。
これを境に、俺の日常が崩壊していく――なんて、このときの俺は、知るよしもなかった。
―――――――――――――――――――――――――――
毎日18:40に投稿します。
※本作品は「小説家になろう」「カクヨム」「Nolaノベル」との重複投稿になります。
文字数 17,878
最終更新日 2026.06.24
登録日 2026.06.13
悪役は静かに退場したい
レンタル有り旧題:悪役は静かに退場したい・オメガバース
横断歩道の信号待ちをしているとき、突然大きな音が耳に飛び込んだ。咄嗟に近くにいる小学生を助けたが、自分がトラックに跳ねられてしまう。
『三人の攻略対象のルートをクリアしたので、隠しシナリオが現れたよ。やってみる?』
落としたスマホの画面から現れたゲーム説明のテロップに、迷わず『はい』を選択した。その瞬間、スマホの画面から現れている光に包まれる。
目を開ければ、既視感を覚える西洋風の建物の中に立っていた。
トラックに跳ねられたはずなのに、何故生きているのか。
不思議に思っていたら、目の前を通った学生の肩が、黒髪の学生の肩とぶつかってしまう。学生はバランスを崩して階段から落ちそうだ。咄嗟に学生の腕を掴んで引き寄せるが、自分の方が反動で階段から落ちてしまう。
トラックに跳ねられた続きだろうかと思う程の出来事に、これは夢ではないかと感じられる。
「危ないっ」
緊迫した低い声が耳に入った瞬間、体中を包み込まれるような衝撃を感じた。下腹に疼くような違和感を覚えながら、鼻腔に香ってくる甘い匂いを辿ると、この世の者とは思えないほど美しい青年に助けられていた。
再び目を開けたら、ベッドに寝かされていて、若い男性たちに叱責されている。何故だか「リアム」と呼ばれ首を傾げるが、鏡に映った自分の姿に衝撃が走る。ゲームに出ていた悪役令息リアム・ベルに転生しているではないか。
――雪。
主人公。クリスマスパーティー。攻略対象。王太子。そして悪役令息、断罪イベント。
脳内に次々とキーワードのような言葉が流れ込んでくる。
『デスティニー~ あなたと恋する未来へ~』は、ボーイズラブのゲームだ。プレイヤーは主人公になり、選択肢した攻略対象の好感度を上げて、ハッピーエンドを目指す。攻略対象は、王太子や騎士系、文官系の学生たちが用意されている。
主人公の恋の邪魔をするのが悪役令息リアム・ベルだ。
そのリアムに、何故自分が転生しているのか。
悪役令息リアム・ベルは、必ずバッドエンドになり、王太子ルートには死亡エンドまで用意されている。
ゲーム終了の卒業パーティーまで、あと三ヶ月。
バッドエンドの未来を回避出来るのだろうかと頭を抱えながら、ゲームの舞台である学園に向かうと、校門の前には、王太子オーウェンが待っていた。
好感度を上げることに失敗したら死亡エンドという状況の中、転生前からの夢を叶える為に、まずは生死を分けるテストイベントのクリアを目指す。
爽やか王太子アルファ×クール系だけれど甘えたがりなオメガ。
オメガバース・悪役令息系・シリアス、不憫切ない系からの、愛されざまあ系。
文字数 183,941
最終更新日 2023.07.12
登録日 2022.05.19
俺、平松友貴也は密かに恋心を抱いていた藤乃航くんの恋人である、K.Yリゾートの倉橋社長から『うちで働かないか?』と誘われ、西表島までやってきた。
慣れないながらも優しい上司たちに囲まれて楽しく充実な離島生活を過ごしていたけれど、俺の心を占めるのは、会社近くにある沖縄料理店の店主・八尋さんの存在。
ゲイを自覚したばかりの俺には優しくて大人な八尋さんがキラキラと輝いて見えるけれど、一回り以上も年下の俺はきっと眼中にないに決まってる。でもそばで見ていられるならそれでいい。それ以上は求めないから近くに居させて欲しい。そう思っていたんだけど何故かすごく溺愛されてる気がする?
高二で両親を事故で失い、バーテンダーとブラック企業での会社員勤めを経て、この南国、西表島で俺の新しい人生が始まる。
右手シリーズの最新作(笑)
これだけでも楽しんでいただけると思いますが、平松くんが出てくる
『運命の出会いは空港で 〜クールなイケメン社長は無自覚煽りの可愛い子ちゃんに我慢できない』を読んでいただけるともっと楽しんでいただけると思います。
そこまで長くならない予定ですが、楽しくなったら長くなるかも(笑)
R18には※つけます。
文字数 261,796
最終更新日 2026.06.03
登録日 2024.01.31
宇治の川辺のこの庵をお訪ねくださり、誠に御足労でございます。
私が庵主の尼でございます。
私の説く物語が、都で評判になっていると聞き、驚いております。
物語を聞きに来てくださる皆さまのお陰で、賑やかな日々が戻って参りました。
ささやかなもてなしとして、麦茶と干し柿を御用意いたしました。
どうぞ、お召し上がりください。
……では、かの物語をお話しいたしましょう。
それは、遥かな異郷の物語。
時の堰を超え、黄泉の川を遡った月の国の物語でございます。
心広き王帝さまが治めるその国は、長き平和が続いていました。
されど、神逅椰(かぐや)と名乗る悪しき宰相の禍々しき力により、公卿たちは謀反の濡れ衣を着せられ、多くの血が流れました。
木は枯れ、魚たちは川から姿を消しました。
宰相に立ち向かった若き剣士たちも命を奪われ、亡骸は黄泉の泉の底に沈められました。
されど、その御魂は朽ちることなく、遥か彼方の黄泉の対岸へと流されて行ったのです……。
そうして、三千世の時が流れました。
御齢が十五の少年は、その国で穏やかに暮らしておりました。
父を早くに亡くし、占術を生業とする母と仲良く暮らしておりました。
隣に住まう少女に恋をし、雪の降るその朝も、一緒に学舎に向かいました。
宰相の魔手が、ひそやかに忍び寄っているとも知らず……。
これは、闇を打ち払う物語――。
シナヅキの王に挑んだ、四人の勇士たちの物語――。
勇士たちと思いを共にした、気高き人々の物語――。
それを、我『果てなる者』が語ろう。
我が、次なる『世』に去る前に。
友よ。
輪廻と祈りの物語を、勇士たちの崇高なる闘いを伝えよう……。
*
『カクヨム』でも連載中です。
そちらの加筆修正版となります。
文字数 248,897
最終更新日 2026.06.24
登録日 2026.03.07
文明が崩壊して、百年以上が経った。
草と蔦に飲み込まれた廃墟の街を、十代の少女アカリは一人で旅している。理由は、ほんの少しの好奇心——世界がこうなったわけを、知りたかった。
旅の途中で辿り着いた廃駅に、一匹の猫がいた。灰色のハチワレ。長いあいだそこにいた、と言う。なぜかは言わない。
アカリは猫に名前をつけた。ハッサク。理由はなんとなく。翌朝、ハッサクはアカリについてきた。理由は、気が向いたから。
こうして、ひとりと一匹の旅が始まった。
行商人、図書館の番人、祭りを続ける老夫婦、地図を作る男——旅の先々で出会う人たちは、それぞれの場所で、それぞれの日常を生きていた。崩壊した世界に慣れて、嘆かず、騒がず、ただ今日を過ごしていた。
ハッサクはアカリを観察しながら旅をする。この人間の感情は読める。でも、名前のつけられない感情が、少しずつ増えていく。
アカリが探している答えは、案外近くにあるかもしれない。でも、それはまだ、誰も知らない。
文字数 15,131
最終更新日 2026.06.24
登録日 2026.06.24
浮気夫に捨てられた私、冷徹公爵に溺愛されて元夫の領地を買い叩く
新興商会の会頭である夫フェルディナンドのために、泥にまみれて働き商会を大きく育て上げた男爵家令嬢シルヴェスタ。しかし夫は、大商会の令嬢オクタヴィアを愛人に迎え、シルヴェスタを「無能の給料泥棒」と罵って着の身着のままで強制的に離婚、追放する。
豪雨の中で行き倒れたシルヴェスタを救ったのは、冷徹無比と恐れられるヴァルデマール公爵だった。シルヴェスタの隠された卓越した商才と帳簿への高い審美眼を見抜いた公爵は、彼女に自領の経営立て直しを依頼し、破格の条件で契約結婚を申し出る。公爵の深い溺愛に包まれながら、シルヴェスタは自らの才覚でメキメキと頭角を現し、公爵領をまたたく間に繁栄させていく。
一方で、シルヴェスタという優秀な頭脳を失った元夫の商会は、後妻に収まったオクタヴィアの底なしの浪費とずさんな経営により、急速に傾き始める。シルヴェスタは公爵の全面的な支援のもと、身分を隠して新たな流通網を牛耳り、元夫をじわじわと経済的に追い詰めていく。
ついに資金繰りに行き詰まった元夫は、先祖代々の領地を担保にするが、それすらもシルヴェスタに底値で買い叩かれる。勝負の舞台となった王立夜会。元夫はオクタヴィアの実家の大商会の力を借りてシルヴェスタを叩き潰そうと目論むが、そこで衝撃の真実が明かされる。オクタヴィアの実家はとっくに破産しており、元夫の資産を奪うために仕向けられた罠だったこと、そしてその大商会を裏で完全に買収し、元夫を最初から手のひらで転がしていた黒幕こそが、他ならぬシルヴェスタだったのだ。すべてを失い借金まみれで破滅する元夫たちを余所に、シルヴェスタは公爵と本物の愛で結ばれ、極上の幸せを掴み取る。
文字数 37,174
最終更新日 2026.06.18
登録日 2026.06.18
同じ学園に通う婚約者に婚約破棄を言い渡される
しかし、その相手は既に貴族ではなくなっていた。それに学園に居る事自体おかしいはずなのに
とっくに婚約は破棄されているのに、それに気づいていないのかしら?
※この作品は、旧題:婚約破棄? いえ、そもそも貴方の家は先日お取り潰しになっていますよ? を加筆修正した作品となります。
文字数 14,316
最終更新日 2025.12.01
登録日 2025.11.29
本編「Two Moons ~砂に咲く花~」に登場するノインを主人公とする外伝。その改訂版となります。
レドとシュウを北の国に奪われて以降、シュウを罠に掛けたエスペローサの工作員を探し出すべく内偵するノインとタルカス。
ノインとレドの過去の話、さらにノインの失脚の顛末を描きます。
レドとノインの少年時代、とくにレドの家族内の話がちょっとせつない系。
残酷シーンありの話には※※を入れております。
本編がR18のため同カテゴリとしていますが、こちらではほとんどそういったシーンはありません。ノインさんはノーマルの人です……と書いたのですが、どうもシュウが出てくるとちょっと彼もぐらぐらっと……。
よろしかったらどうぞ!
文字数 67,717
最終更新日 2026.06.24
登録日 2026.05.09
異性間でも子どもが産まれにくくなった世界。
子どもは魔法の力を借りて同性間でも産めるようになったため、性別に関係なく結婚するようになった世界。
ファーマ王国のアレン=ファーメット公爵令息は、白銀に近い髪に真っ赤な瞳、真っ白な肌を持つ。
神秘的で美しい姿に王子に見初められた彼は公爵家の長男でありながら唯一の王子の婚約者に選ばれてしまった。どこに行くにも欠かせない大きな日傘。日に焼けると爛れてしまいかねない皮膚。
公爵家は両親とも黒髪黒目であるが、彼一人が色が違う。
それは彼が全てアルビノだったからなのに、成長した教養のない王子は、アレンを魔女扱いした上、聖女らしき男爵令嬢に現を抜かして婚約破棄の上スラム街に追放してしまう。
だが、王子は知らない。
アレンにも王位継承権があることを。
従者を一人連れてスラムに行ったアレンは、イケメンでスパダリな従者に溺愛されながらスラムを改革していって……!?
*誤字報告ありがとうございます!
*カエサル=プレート 修正しました。
文字数 83,020
最終更新日 2024.08.13
登録日 2024.07.14
文字数 118,108
最終更新日 2026.06.24
登録日 2026.01.19
【第七部開始】
高校一年生の春休み直前、クラスメートの紅野アザミに告白し、華々しい玉砕を遂げた黒田竜司は、憂鬱な気持ちのまま、新学期を迎えていた。そんな竜司のクラスに、SNSなどでカリスマ的人気を誇る白草四葉が転入してきた。
眉目秀麗、容姿端麗、美の化身を具現化したような四葉は、性格も明るく、休み時間のたびに、竜司と親友の壮馬に気さくに話しかけてくるのだが――――――。
転入早々、竜司に絡みだす、彼女の真の目的とは!?
◯ンスタグラム、ユ◯チューブ、◯イッターなどを駆使して繰り広げられる、SNS世代の新感覚復讐系ラブコメディ、ここに開幕!
第二部からは、さらに登場人物たちも増え、コメディ要素が多めとなります(予定)
文字数 1,163,904
最終更新日 2026.06.24
登録日 2022.10.01
悲しみの先に、彼は未来を描いた。
病院の近くに佇む、小さなオーセンティック・バー。
若いバーテンダーは、今夜もカウンターに立つ。
別れの儀式に、ギムレットを。
拭い去れない後悔に、ラスティ・ネイルを。
カウンターを照らすダウンライトの下、酒を見て、氷を見て、
そして――客の背負っているものを見つめる。
磨き上げた技術で、その一杯を差し出す。
ただ、寄り添うために。
寄り添うことの重さと、代償の意味が明らかになった時。
もう一つの物語が幕を開ける。
最後の一ページを開いた瞬間。
あなたは、読んできた夜の輪郭を、もう一度確かめることになる。
これは、一人のバーテンダーの物語。
――魂の継承の記録。
※本作には、当時の時代背景や社会の空気を反映する、及び作中での表現意図から、未成年者の飲酒や適正量を超える過度なアルコール摂取、暴力などの描写が含まれます。これらは当該行為を肯定・推奨する意図は一切ございません。
また、作中に登場するカクテルの感想等は実飲に基づくものですが、アルコールの感じ方や適量には個人差があります。お酒を楽しまれる際は、ご自身の体質や体調に合わせて無理のない範囲でお楽しみください。
文字数 193,914
最終更新日 2026.06.24
登録日 2025.12.23