「語った」の検索結果
全体で115件見つかりました。
代わり映えのしない日常の中で、「私」は背中に翼を生やした子供と出会う。
空から落ちてきたその子はミシェルと名乗り、自分は天使だと語った。
お題「路地」の短編です。
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文字数 3,159
最終更新日 2022.05.27
登録日 2022.05.27
時は西暦2100年。日本国に在住留置しているササキとケリーは世界各地の内部紛争、テロリズムに終止符を打つために足を運ぶ。
終わりが見えない戦争の中、僕達は「幸福」をどう見いだすのか?
各話一章となっておりますので完結しております。
「幸福」の意味と考えうる世界情勢を語ったSF中編小説。
近未来的端末を用いるなどでより身近に感じやすい話だと思います。
よかったら読んでくださったら嬉しいです。
そしてもう一度「幸せとは何であろうか?」と心の中で思い返してくだされば、私にはもう何も言い残すことはありません。。。
※本作品は他サイト様でも投稿しています。
文字数 100,238
最終更新日 2018.06.13
登録日 2018.03.27
あんたはなア、貴族の血を継いでるさかいに……」
そう語った婆やは既に亡くなり、男は退屈の日々を過ごしていた。そんな折、彼は夜の街の中に見慣れないバーを見かける。光に導かれるままに中へと入ると、そこには女が佇んでいた。
「あなたには、話しておかなくちゃ……」
彼はいつしか眠りに落ち、目が覚めるとそこは奈良時代の日本であった。女は、自身の正体が幾千年と生きる狐であることを明かすと、父について徐に語り始める。父とは、かの大悪人、弓削道鏡であった。
文字数 30,742
最終更新日 2024.02.13
登録日 2024.02.13
寝物語に、かつてあった国の隆盛と滅亡を。
子供に向けてに話は、ただおしまいで終わる。どこか遠い国の話。
その真実を知り、夢物語を現実として知る存在が、彼女に語った。
文字数 1,211
最終更新日 2022.03.18
登録日 2022.03.18
エステルは王家から迎えに来た馬車の中で、ずっと自答自問していた。
「アレシュ王……何故、私を王妃に望まれたの……?」と。
幼かった王の慰めに様々な物語の語ったしがない家庭教師のエステル。
あれから八年も月日が経ったのに……。突然、王妃候補として主城に上がることになった彼女。しかも自分は結婚に縁のない女。婚約者との破棄以来、見合いをすればいつの間にか立ち消えるという経験をしてきた。
すっかり自信を無くしたエステルに『賢王』と評されるまでになった美しい王が、王妃にと望まれて……。
王は何を考えているのか?エステルの決断は?
文字数 89,928
最終更新日 2015.12.19
登録日 2015.11.29
──総ては、あの日君が語った夢のために。
地方領主であるアステリアム伯爵家の後継たる少年シエルは、幼い頃から騎士に憧れを抱き、最年少で王都の騎士団に入団した。
華奢な体格で剣術は人並み、補助魔術の腕は専門の魔術師にも劣らないが、基礎の攻撃魔術はからきし。
年齢に比べてその言動は大人びており、日々理想の騎士像を体現すべく紳士的に振舞っている。
しかし、その正体はシエルと双子の妹、シャルロットだった。
一つの目的を胸に、ちょっとずれた騎士道と、複雑な乙女心を隠しながら波乱含みの騎士生活を始める。
嘘と真実、狂気と正気、死と生の狭間に揺れる少女が見出した世界は……。
文字数 34,112
最終更新日 2020.02.23
登録日 2018.10.22
結婚式当日の夜 束縛夫の3股が
発覚した
離婚することになった。
大学生で同居してたので
初めての自由な1人暮らしが出来る!
それまでを語った話
良かったらコメント、お気に入り、
応援していただけると
大変励みになります!
文字数 1,041
最終更新日 2024.03.05
登録日 2024.03.05
代わり映えしない毎日に飽き飽きしていた、夕凪(ゆうなぎ)高校二年生の朝比奈麗美(あさひなれみ)。
五月のある日、麗美は第一図書室で、望月絵美子(もちづきえみこ)という美少女と出会う。二人はすぐに打ち解けるが、この新しい友人には謎が多く、麗美は徐々に違和感を覚えるようになる。また、学校内では次々と不可解な出来事が発生、日常に少しずつ影が差してゆく。
梅雨に差し掛かる頃、麗美は母方の叔母であり、夕凪高校の卒業生でもある星崎百合子(ほしざきゆりこ)と、数年振りに再会する。学校生活でおかしな事はないかと百合子に尋ねられた麗美は、絵美子と不可解な出来事の数々について話す。
「そんな……どうして」
百合子は明らかに動揺していた。
「叔母さん?」
「絵美子は死んだのよ。二〇年前、私の目の前でね」
百合子は語った──二〇年前、夕凪高校で起こった、やはり不可解な出来事の数々を。そしてその裏に隠された、ある衝撃的な真実を。
エブリスタ小説大賞2022 三社合同 最恐小説・コミック原作大賞 最終候補
アルファポリス第7回ホラー・ミステリー小説大賞 奨励賞
※若干暴力的・残酷な描写がございます。
※他投稿サイトでも公開しております。
※矛盾点や誤字脱字、その他変更すべきだと判断した部分は、予告・報告なく修正する事がございますのでご了承ください。
文字数 112,989
最終更新日 2022.10.11
登録日 2022.08.26
強力な魔法を自由自在に操る、魔族の青年シモン。
そんな彼が帝都で営むのは──『レンタル魔王』。
客からの要望に、様々な魔法で応えるのが彼の仕事だ。
普段は
「壁を土魔法で直してくれ」
「水魔法で掃除を頼む」
「浮気が見つからないようにしてくれ」
といったショボい依頼を生業にしているシモンの元に、婚約破棄の騒ぎ真っ只中にある、皇族のお嬢様がやってきた。
彼女の口から語られた依頼内容は
「私と一日恋人になってください」
というものだった。
彼女に詳しく理由を聞くと
「許嫁との結婚が決まっているが、今まで恋愛したことがない。せめて一度だけでも街中をデートして、恋人気分を味わいたい」
とのことで、シモンはこれに了承し二人のデートが始まる。
皇帝の娘である彼女を連れ戻そうと騎士団が迫る中、シモンは追っ手を追い払いながらマイペースに街中でデートしていたが⋯⋯。
少し打ち解けたお嬢様が語ったのは、婚約者の浮気疑惑だった。
シモンの提案によって婚約者を呼び出し、駆け引きを駆使して浮気を追及した結果──。
婚約者は逆上して浮気を認め、彼女から正式に婚約破棄が通告される。
家柄が上の皇女からの宣言に、婚約者はさらに焦って暴走してしまい、帝都を揺るがす一大騒動へと物語は動き出す。
しかもその騒動は、シモンが「レンタル魔王」を名乗り始めた理由と複雑に絡み合っていった。
※小説家になろう、カクヨムにも掲載してます。
文字数 69,921
最終更新日 2023.04.23
登録日 2023.04.19
ある患者の母親が、私にこんな言葉を語った。
精神科閉鎖病棟の看護師が体験した、感動できるエピソード。
文字数 827
最終更新日 2024.03.21
登録日 2024.03.21
砂漠の中に埋もれるように、静かに滅亡の時を待つ村があった。
村の住人は、ぼくとじっちゃんの二人だけ。
じっちゃんは亡くなる直前に語った。
二十八年前に星の鳥を見た、と。
ぼくは、旅に出た。星の鳥の跡を辿って。
この物語は、2/11 BUMP OF CHICKEN ホームシック衛星のライブで、聴いた音楽から生まれた作品です。
ライブのネタバレではありません。
ただ一人のBUMPファンがつくった物語です。
結成28年に感謝をこめて。
文字数 4,044
最終更新日 2024.02.18
登録日 2024.02.18
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赤子を取り上げ、病を癒し、星を読み、死者のために歌う――そして、海をゆくものに良い風を与える。女神ミセルマの力を持って生まれた〈ミセルマの子〉は、古くから森の賢者としてミゼルカの人々に敬われてきた。
しかし、こんな風聞が連日取りざたされるようになった――「数年前の戦争で従軍した〈ミセルマの子〉が、相手国の民間人をその力の犠牲にした」と。
〈ミセルマの子〉であるミカゼは、海軍将校のニルス・パーミリオの勧誘を拒否し、窮地に陥ったところを商船ベルマリーの航海士カツミに救い出される。ミセルマの子がいてくれるとありがたい――ベルマリー号の面々の温かさに心を動かされ、ミカゼは彼らと航海をすることに。
その背後にうごめく、不穏な陰謀の影。妙な嵐に流されて辿り着いたレーヌ・エリス島で、ある男が秘められた過去を語ったとき、ミゼルカ全土を揺るがす衝撃の真実が明らかに!
信じるべきものを、信じることができるか。みずからの誇りを守り、気高くいつづけることができるか。
誠実とたくらみがぶつかり合うとき、彼らの勇気が試される。
古代の神の力を受け継いだ子らを巡る海洋ストラテジックファンタジー、開幕!
【登場人物】
ミカゼ……………………〈ミセルマの子〉。縄の結び目にあらゆる風を結びとめ、自由に使うことができる。世間の迫害や海軍の追手から逃れるため、ベルマリー号での航海に加わることに。
カツミ……………………ベルマリー号の航海士。鷹のような、精悍な目をした青年。人並み外れた足の速さと怪力の持ち主。奇異の目で見られ続けてきたためみずから素性を明かすことはなく、ミカゼのことを最初は避けていた。
ニルス・パーミリオ……ミゼルカ海軍の提督秘書官。〈ミセルマの子〉と似た力を持っているらしく、迫害される〈ミセルマの子ら〉を救うため、秘密裏に海軍への勧誘を進めていた。アクルという名の鷲を飼っており、アクルに伝令や追跡をさせることも。
マリー…………………ミゼルカの商船ベルマリー号の船長。色白の美女だが、豪快で竹を割ったような性格。気に入った相手なら、誰でも自分の船に迎え入れる。本人いわく、「人を見る目はあるんだ。母親譲りでね」。
トラン・ヴィヴァン………レーヌ・エリス島の農夫。一見気弱で人がよさそうだが、過去に船乗りだったことがあるらしい。
マロード・ヴァイゲル…ミゼルカの隣国、マルテルの海軍提督。トランの親友。実家は農家らしい。
メッケンドルフ一世…ミゼルカ国王。ミゼルカに国教を定めようとしており、そのことが民間の信仰に基づく存在である〈ミセルマの子ら〉が迫害される一因となってしまった。
タルヤム王…………ミゼルカの隣国、バーシュの国王。ミゼルカに国教を定めることを提案した。
文字数 80,942
最終更新日 2023.02.27
登録日 2023.02.21
グランズデール皇国に《聖女》が召喚された。
皇国は300年ぶりに召喚の儀を行い、聖女を異界から召喚する事に成功したのだ。
召喚されたのは、12才の幼き少女。
就寝中にいきなり身体が熱くなり、熱が引いたと思ったら異世界に居たという。
元の世界に帰して!少女は泣き喚き、盛大に嘆いた。
召喚の儀を執り行ったこの国の皇弟であり魔法術騎士団総長は憐みの表情をしてーーーー
「異界渡りは召喚は出来ても、戻す方法はないのです。最上位の聖女として、何不自由なく慈しみますから、皇国を救ってください」
と、大きな不安に体を震わせる少女に語った。
少女は泣き顔を伏せ蹲り、表情を見せない様にして動かなくなった。
伏せた顔の本当の表情はーーーーー
『残念でした!いつでも帰れますけど?』
悪い顔をして嘲笑う。
何も知らない、知ろうとすらしない人たち。
好きの反対は無関心だというけれど、私はこの人たちから無関心な存在だったのかもしれない。
もう二度と心を開いたりしない。
実はこの召喚の儀によってこの場所へ現れるのは、少女は二度目である。
一度目は思い出したくもない惨めな結末だった。
全てを失い連れて来られた知らない世界で、生涯笑う事などないだろうと嘆いた世界で、やがて自分の全てで支えたいと愛した人の裏切りを知り、自害したのだ。
神は見ていた。
少女の激しい苦悩の痛みを天界からずっと。
その可哀そうな魂を救い上げ癒し、また少女の望む逆行させた時の中に送り出した。
神は、少女の憂さ晴らしのついでに、捩れた世界の調整を頼んだ。
――――今度は間違えない。
全てを失ったあの時のように泣いたりはしない。
心許す事も、愛すこともない。
異世界と現世を行ったり来たりして何も失うことなく、今度は熨しをつけてくれてやるのだ。
ーーー違う国が召喚した聖女もどきに、あの人なんてくれてやるわ。
文字数 8,542
最終更新日 2022.11.23
登録日 2022.08.31
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