「酷」の検索結果
全体で4,553件見つかりました。
酷い人生だった。
神様なんていないと思った。
死にゆく中、今まで必死に祈っていた自分が愚かに感じた。
苦しみながら意識を失ったはずが、起きたら婚約前だった。
絶対にあの男とは婚約しないと決めた。
そして未来に起きることに向けて対策をすることにした。
* 完結保証あり。
* 作り話です。
* 巻き戻りの話です。
* 処刑描写あり。
* R18は保険程度。
暇つぶしにどうぞ。
文字数 211,918
最終更新日 2024.01.25
登録日 2023.10.28
「メリーナ、お前との婚約を破棄する!」夜会の最中に婚約者の第一王子から婚約破棄を告げられ、妹からは馬鹿にされ、貴族達の笑い者になった。
その時、思い出したのだ。(私の前世、美容部員だった!)この体型、ドレス、確かにやばい!
この世界の美の基準は、スリム体型が前提。まずはダイエットを……え、もう次の結婚? お相手は、超絶美形の伯爵様!? からの溺愛!? なんで!?
※シリアス展開もわりとあります。
文字数 158,002
最終更新日 2024.03.28
登録日 2024.01.31
伯爵令息であるセドリックはある日、帝国の英雄と呼ばれるヘルツ公爵が自身の初恋の相手であることに気が付いた。
しかし公爵は皇女との恋仲が噂されており、セドリックは初恋相手が発覚して早々失恋したと思い込んでしまう。
幼い頃に辺境の地で公爵と共に過ごした思い出を胸に、叶わぬ恋をひっそりと終わらせようとするが…そんなセドリックの元にヘルツ公爵から求婚状が届く。
もしや辺境でのことを覚えているのかと高揚するセドリックだったが、公爵は酷く冷たい態度でセドリックを覚えている様子は微塵も無い。
単なる政略結婚であることを自覚したセドリックは、恋心を伝えることなく封じることを決意した。
一方ヘルツ公爵は、初恋のセドリックをようやく手に入れたことに並々ならぬ喜びを抱いていて――?
愛の重い口下手攻め×病弱美人受け
※二人がただただすれ違っているだけの話
前中後編+攻め視点の四話完結です
文字数 56,107
最終更新日 2023.12.18
登録日 2023.03.24
元婚約者のせいで、今、私ったら、「お前を愛することない!」と言う、つまらない台詞を聞く仕事をしておりますが、晴れて婚約者が元婚約者になりましたので、特に文句はございません!やったぜ!
異世界に転生したっぽいのに、魔物も冒険者もいないので、夢と希望は自分で作ることにしました。まずは、一族郎党へのロマンの布教完了です。
*タイトル変更・1話修正・短編から長編に変更
文字数 58,304
最終更新日 2024.05.29
登録日 2024.05.14
「君と結婚をしなくてはならなくなったのは人生最大の屈辱だ。私には恋人もいる。君を抱くことはない」
初夜、夫となったサミュエルにそう告げられたオフィーリア。
3年経ち、子が出来ていなければ離縁が出来る。
それを希望に間もなく2年半となる時、戦場でサミュエルが負傷したと連絡が入る。
大怪我を負ったサミュエルが目を覚ます‥‥喜んだ使用人達だが直ぐに落胆をした。
サミュエルは記憶を失っていたのだった。
※架空のお話です。現実世界の話ではありません。
史実などに基づいたものではない事をご理解ください。
※話の都合上、残酷な描写がありますがそれがざまぁなのかは受け取り方は人それぞれです。
表現的にどうかと思う回は冒頭に注意喚起を書き込むようにしますが有無は作者の判断です。
※作者都合のご都合主義です。作者は外道なので気を付けてください(何に?‥いろいろ)
※リアルで似たようなものが出てくると思いますが気のせいです。
※爵位や言葉使いなど現実世界、他の作者さんの作品とは異なります(似てるモノ、同じものもあります)
※誤字脱字結構多い作者です(ごめんなさい)コメント欄より教えて頂けると非常に助かります。
文字数 46,415
最終更新日 2021.12.23
登録日 2021.12.21
「お前に食指が動くことはない、後はしみったれた余生でも過ごしてくれ」
そんな言葉を最後に婚約者のランドルフ・ファルムンド王子はデイジー・ルドウィンを捨ててしまう。
人生の全てをかけて愛してくれていた彼女をあっさりと。
正妃教育のため幼き頃より人生を捧げて生きていた彼女に味方はおらず、学園ではいじめられ、再び愛した男性にも「遊びだった」と同じように捨てられてしまう。
人生に楽しみも、生きる気力も失った彼女は自分の意志で…自死を選んだ。
再び意識を取り戻すと見知った光景と聞き覚えのある言葉の数々。
デイジーは確信をした、これは二度目の人生なのだと。
確信したと同時に再びあの酷い日々を過ごす事になる事に絶望した、そんなデイジーを変えたのは他でもなく、前世での彼女自身の願いであった。
––次の人生は後悔もない、幸福な日々を––
他でもない、自分自身の願いを叶えるために彼女は二度目の人生を立ち上がる。
前のような弱気な生き方を捨てて、怒りに滾って奮い立つ彼女はこのくそったれな人生を生きていく事を決めた。
彼女に起きた心境の変化、それによって起こる小さな波紋はやがて波となり…この王国でさえ変える大きな波となる。
文字数 199,627
最終更新日 2022.08.21
登録日 2022.07.08
趣味は読書、特技は家事全般の御厨透はモブに転生してしまった。悪の将軍の初恋の人で、悪役令嬢の従兄弟のオズワルドに。
1年間意識不明で眠り続けたために廃嫡されたオズワルド。用無しと蔑まれ、虐待される従姉妹のルクレツィアを救うには、悪の将軍(予定)の王弟殿下と結婚するしかないらしい。…は?それってどこのボーイズラブ ?
物静かな溺愛系王弟×大人しくやらかす体弱い系転生者。基本淡々とした話ですが、仄暗かったり、残酷な表現もあります。たまに料理回があります。
R-18はタイトルに※印が付いてます。読み飛ばしても話は繋がります。でもエロあんまりないです。1話が超短いです。
文字数 162,169
最終更新日 2020.04.22
登録日 2019.11.28
王都のとあるカフェテリアで、イーディスは、すでに婚約者のいる男性貴族であるアルバートを呼び出していた。
向かい合わせに座って、それからこうして呼びだした経緯について話した。
それは三ヶ月ほど前の事。
その時はイーディスも婚約者に連れられて舞踏会に出席していた。そこでアルバートに出会い、イーディスは一目見て彼は婚約者に酷い目にあわされているのだとわかった。
しかしそれと同時に気がついた。自分も彼と同じように婚約者に大切にされていない。
気がついてからのイーディスの行動は早く、さっさと婚約を破棄して、気がつかせてくれたアルバートに、自分の元に来ないかと提案するのだった。
文字数 121,864
最終更新日 2024.05.17
登録日 2024.05.03
とある子爵家の長女であるエルミーユは、家長の父と使用人の母から生まれたことと、常人離れした記憶力を持っているせいで、幼い頃から家族に嫌われ、酷い暴言を言われたり、酷い扱いをされる生活を送っていた。
エルミーユには、十歳の時に決められた婚約者がおり、十八歳になったら家を出て嫁ぐことが決められていた。
地獄のような家を出るために、なにをされても気丈に振舞う生活を送り続け、無事に十八歳を迎える。
しかし、まだ婚約者がおらず、エルミーユだけ結婚するのが面白くないと思った、ワガママな異母妹の策略で騙されてしまった婚約者に、婚約破棄を突き付けられてしまう。
突然結婚の話が無くなり、落胆するエルミーユは、とあるパーティーで伯爵家の若き家長、ブラハルトと出会う。
社交界では彼の恐ろしい噂が流れており、彼は孤立してしまっていたが、少し話をしたエルミーユは、彼が噂のような恐ろしい人ではないと気づき、一緒にいてとても居心地が良いと感じる。
そんなブラハルトと、互いの結婚事情について話した後、互いに利益があるから、婚約しようと持ち出される。
喜んで婚約を受けるエルミーユに、ブラハルトは思わぬことを口にした。それは、エルミーユのことは愛さないというものだった。
それでも全然構わないと思い、ブラハルトとの生活が始まったが、愛さないという話だったのに、なぜか溺愛されてしまい……?
⭐︎全56話、最終話まで予約投稿済みです。小説家になろう様にも投稿しております。2/16女性HOTランキング1位ありがとうございます!⭐︎
文字数 165,677
最終更新日 2024.02.15
登録日 2024.02.09
侯爵家の次女として生まれたエリシュカ・ベンディーク。彼女は見目麗しい家族に囲まれて育ったが、その中で彼女らしさを損なうことなく、実に真っ直ぐに育っていた。
だが、それが気に入らない者も中にはいたようだ。一番身近なところに彼女のことを嫌う者がいたことに彼女だけが、長らく気づいていなかった。
嫌うというのには色々と酷すぎる部分が多々あったが、エリシュカはそれでも彼女らしさを損なうことなく、運命の人と出会うことになり、幸せになっていく。
彼だけでなくて、色んな人たちに溺愛されているのだが、その全てに気づくことは彼女には難しそうだ。
文字数 72,514
最終更新日 2024.04.30
登録日 2024.03.10
友人の婚約者をむりやり手に入れようとする王子が巻き起こす残酷な行動と、それを逃れてハッピーエンドを迎える恋人達の話。
【王子の盲愛】ブラコンを拗らせたダルトン王子が欲望のままに動いて幸せになる話です。 ❇︎ BLでは有りません
【王太子の恋人】恋愛に鈍い王太子 X 俗世に疎い聖女の恋物語 純愛なのでエロは殆ど有りません。
【王太子は濃密】メイヴィスの周囲の人に焦点を当てたストーリー
続編【皇子の狂愛】の布石となる話も有ります。 ❇︎ エロなし
【皇子の狂愛】美しさに魅了された皇子が美形の男女を集めて楽園を作る話【傲慢な王子】のジャスティンも出ます、皇子は割と胸糞です。 ❇︎ エロ満載 ソフトBL有り
⚠️ダルトン王子編は第四章で完結しました。
【王太子の愛情】は【王太子の恋人】の続編で二人の恋愛模様は一旦完結です。❇︎ ほぼエロ無し【騎士団の危険な二人】に関連エロ有
文字数 157,671
最終更新日 2024.05.29
登録日 2024.03.09
「娘のために、敵となりうる存在は全て排除します!」
従妹一家に乗っ取られ、虐げられてきた侯爵令嬢アリーシア。
氷の皇子と呼ばれ皇帝となるカシウス陛下に見初められ皇妃となるが、戦争のため心を通わせる間はなかった。
一度きりの逢瀬で娘を産むも、皇帝の不在を狙った従妹マリナより嘘の証拠をでっちあげられ、偽皇妃として投獄される。
アリーシアは娘を奪われ、断罪され、非業の死を遂げた……はずだったが、時を遡り人形から女の子の声が聞こえるようになる。
声を守護霊と信じ、アリーシアは再び娘をこの手に抱くために誓う。
自分を陥れ、娘の障害となる者たちへの復讐と、愛はなくても再び皇妃となることを。
※第1部完結まで書き溜めており、全29話で毎日更新いたします。
※残酷・暴力・性描写について、直接的な描写はありませんが、想起させる部分はあります。
※他の投稿サイトにも同作品を投稿しております。
文字数 110,376
最終更新日 2024.05.12
登録日 2024.04.30
伯爵令嬢クラウディア・マクラウドは長年の婚約者であるダミアン・ウィルコックス伯爵令息のことを大切に想っていた。結婚したら彼と二人で愛のある家庭を築きたいと夢見ていた。
ところが新婚初夜、ダミアンは言った。
「俺たちはまるっきり愛のない政略結婚をしたわけだ。まぁ仕方ない。あとは割り切って互いに自由に生きようじゃないか。」
そう言って愛人らとともに自由に過ごしはじめたダミアン。激しくショックを受けるクラウディアだったが、それでもひたむきにダミアンに尽くし、少しずつでも自分に振り向いて欲しいと願っていた。
しかしそんなクラウディアの思いをことごとく裏切り、鼻で笑うダミアン。
心が折れそうなクラウディアはそんな時、王国騎士団の騎士となった友人アーネスト・グレアム侯爵令息と再会する。
初恋の相手であるクラウディアの不幸せそうな様子を見て、どうにかダミアンから奪ってでも自分の手で幸せにしたいと考えるアーネスト。
そんなアーネストと次第に親密になり自分から心が離れていくクラウディアの様子を見て、急に焦り始めたダミアンは─────
(※※夫が酷い男なので序盤の数話は暗い話ですが、アーネストが出てきてからはわりとラブコメ風です。)(※※この物語の世界は作者独自の設定です。)
文字数 79,235
最終更新日 2023.03.27
登録日 2023.03.06
内容はほぼ題名の通りです。
生まれた頃から始まり、幼少期を経て大人になっていきます。
主人公の幼少期の時から性的描写、接触あります。
性的接触描写入れる時にはタイトルに✱付けます。
苦手な方ご注意ください。
残酷描写タグは保険です。
良くある話のアレコレ。
世界観からしてご都合主義全開です。
大した山も谷もなく、周囲からただただ溺愛されるだけの話になることでしょう(今の所それしか予定なし)
ご都合溺愛苦労なしチート人生系が読みたい、好きという方以外は面白みないと思われます!
ストーリーに意味を求める方もUターンをオススメしますm(_ _)m
勢いのまま書くので、文章や言い回し可笑しくても脳内変換したりスルーしてやってください(重要)
どうしてもそういうの気になる方は回れ右推奨。
誤字や文章おかしいなって読み返して気がついたらその都度訂正してます。
完全なる自分の趣味(内容や設定が)と息抜きのみの為の勢いでの作品。
基本の流れも作風も軽ーい感じの設定も軽ーい感じの、主人公無自覚総愛され溺愛モノです。
近親相姦なので苦手な方はお気をつけください。
何かあればまた追記します。
更新は不定期です。
なろう様のムーンライトノベルズで掲載しています。
10/23より番外編も別で掲載始めました( ᵕᴗᵕ )
こちらには初めて投稿するので不備がありましたらすみません。
タグ乗せきれなかったのでこちらに。
地雷ありましたらバックお願い致します。
BL恋愛ゲームに転生 近親相姦 自称モブ 主人公無自覚受け 主人公総愛され 溺愛 男しかいない世界 男性妊娠 ショタ受け (幼少期は本場なし) それ以外はあるかも ご都合チート ただイチャイチャ ハピエン 兄弟固定カプ
作中に出てくるセリフ解説
✱学園編 5話 カディラリオ
うろっと覚えとけば〜
訳:何となくで覚えとけば
(うろ覚えなどのうろの事で造語です。)
文字数 201,080
最終更新日 2020.12.18
登録日 2020.08.02
アデルの婚約者、セドリック。アデルの幼なじみ、ダーラ。二人がアデルの目の前で口付けを交わす。
そして。
「このままアデルが死ねば、きっとなんの障害もなく、きみと一緒になれるのに」
セドリックの台詞に、ダーラが「……セドリック様」と、熱っぽい眼差しを向ける。
「軽蔑したかい?」
「いいえ、いいえ。あたし、同じことを思っていました。だってこのまま、例え意識を取り戻さなくても、アデルが生きていたら、セドリック様はずっと縛られたままなんじゃないかって……」
「流石にずっとこのままじゃ、それはないと思うけど。でもやっぱり、死んでくれた方が世間体もいいしって、考えてしまうよね」
「そう、ですね。でもあたしたち、酷いこと言ってません?」
「かもね。でも、きみの前で嘘はつきたくないから。その必要もないし」
「ですね」
クスクス。クスクス。
二人が愉快そうに笑い合う。
傍に立つアデルは、顔面蒼白なまま、膝から崩れ落ちた。
文字数 22,198
最終更新日 2023.12.15
登録日 2023.12.04
咲夜は6つ年上の姉の許婚だった。
初めて会った時、私はまだ7歳で、けれど彼に一目惚れをした。初恋だった。だけどそれは、美しい私の姉も同じだった。そして咲夜も私の姉に恋をした。
⋆ ・⋆ ・⋆ ・⋆⋆ ・⋆ ・⋆ ・⋆
初投稿です。誤字脱字あると思います、すみません。
9話完結です。
日本に酷似していますが、パラレルワールドです。
結婚は男女共に16歳以降になるとできます。携帯電話などはありません。
迷信めいた事も信じられていたりする、そんな世界です。
文字数 10,598
最終更新日 2021.09.16
登録日 2021.09.11
ある日突然、私はすべてを失った。
『もう君はいりません、アリスミ・カロック』
恋人は表情を変えることなく、別れの言葉を告げてきた。彼の隣にいた私の親友は、申し訳なさそうな顔を作ることすらせず笑っていた。
恋人も親友も一度に失った私に待っていたのは、さらなる残酷な仕打ちだった。
『八等級魔術師アリスミ・カロック。異動を命じる』
『えっ……』
任期途中での異動辞令は前例がない。最上位の魔術師である元恋人が裏で動いた結果なのは容易に察せられた。
私にそれを拒絶する力は勿論なく、一生懸命に築いてきた居場所さえも呆気なく奪われた。
それから二年が経った頃、立ち直った私の前に再び彼が現れる。
――二度と交わらないはずだった運命の歯車が、また動き出した……。
※このお話の設定は架空のものです。
※お話があわない時はブラウザバックでお願いします(_ _)
文字数 98,096
最終更新日 2024.02.22
登録日 2024.01.02
思いっきり殴られた瞬間に俺は前世の知識が蘇った。
前世はブラック企業で働いていたが、今世も酷い。
虐待を受けているし、いきなり捨てられた。
捨てられた理由は魔力量が少ないから。
でも平民並みにはあるんだけどな。
前途多難だが、俺は異世界の大人の知識があるから心配はしない。
転生先の子供の知識で知ったのだが、この世界には魔法がある。
魔法の呪文というのが独特で火球の呪文一つとっても『火球、飛べ』でも『炎よ球状に渦巻いて敵を穿て』でも何でも良い。
要はイメージを補助する役割だ。
ただし、法則がある。
細かく指定するほど安定が良くなり魔力消費が少なくなる。
その代わりに呪文は長くなり、発動までの時間が長くなる訳だ。
文字数 646,086
最終更新日 2024.05.29
登録日 2023.08.30
僕はシュリエル・エバンス公爵令息。貴族というよりも、ルルーガレス王国を代表する水の巫子をやっている。水の巫子としての能力や、血筋から選ばれて、王子様と婚約していた。
幼い頃に結ばれた婚約だが、ディルク殿下に恋をしてから、ずっと自己研鑽に努めてきた。聖女が現れても、殿下に相応しいのは僕だと、心の中で言い聞かせるようにしていたが、
殿下の隣には、いつの間にかローズブロンドの美しい聖女がいた。
なんとかしてかつての優しい眼差しに戻ってほしいのに、日が経つ毎に状況は悪くなる。
そんなある日、僕は目を疑うものを見てしまった。
攻め・威圧系美形
受け・浮世離れ系美人
(HOTランキング最高3位、頂きました。たくさんの閲覧ありがとうございます!)
※ざまぁというより自業自得
※序盤は暗めですが甘々になっていきます
※本編60話(約16万字)+番外編数話くらい
※残酷描写あります
※ R18は後半に
文字数 204,792
最終更新日 2023.07.14
登録日 2023.05.29
地球とは別な世界ラステル。
剣と魔法が生きる異世界で、一人の女性が眼を覚ました。彼女の名前はエカテリーナ・ラ・アンダーソン。悪名高き御令嬢である。通称黒薔薇。
エカテリーナは自国の王太子に懸想しており、ある夜、協力者を得て王太子に薬を盛り、その不埒な願望を成就させた。しかし、その翌日、錯乱した王太子の魔法で意識不明の重体に陥る。
命は助かったものの、その衝撃で彼女の魂は昇天してしまう。つまり昏睡状態で空っぽな身体。
そんな彼女の中で目覚めたのはエカテリーナでなく、日本人の主婦橘薫。
ある事故で亡くなってしまった薫は神に頼まれ、同じく中身が死んでしまい植物人間状態だったエカテリーナの身体に転生する。
《チビを救ってくださいっ!》
悲壮な顔の神、ヒューズから聞いた話に薫は激怒した。彼の説明によれば、エカテリーナの中に芽吹いた命が、薫の元愛犬だったチビの生まれ変わりだというではないか。
『ふざけんなぁぁぁーーーーっっ!!』
謀で生まれたチビの将来は果てしなく暗い。
そう考えた薫は、チビと生き抜くために王太子から逃げ回る。………なので、彼女だけが気づかなかった。王太子が、必死の形相で、心配げにエカテリーナを追いかけてきていることに。
子供を守るため死物狂いで逃げる薫と、完全な思惑の食い違いから逃げまくられる王太子。すれ違うどころが、追いまくっても追いつけない王太子に未来はあるのか。
☆ いくらかの性的表現、残酷な描写、奴隷などの人権無視もございます。御注意を。
文字数 39,662
最終更新日 2024.05.29
登録日 2024.05.20