「引」の検索結果
全体で15,899件見つかりました。
無魔力の助手ヒルダは、不遜で生意気な天才魔術師ドミニクスに振り回されながらも、傍で支え続けてきた。
そんなある夜、媚薬を盛られた彼が助けを求めて転がり込んでくる。
触れたのは、いつも尊大に振る舞う男の弱さだった。
介抱のはずが、息がかかる距離で心が揺れていく。
栄養も休息も削り、孤独に才能を燃やしてきた魔術師。
その手を引けるのは、自分だけなのだと気づいたとき――
助手と雇い主の関係は、静かに形を変え始める。
恋に不器用な天才魔術師と、現実的な助手。
ふたりが選び取る“幸せになる未来”の物語。
※ムーンライトノベルズにも掲載しています
文字数 74,420
最終更新日 2026.01.26
登録日 2026.01.26
ミュルーズ伯フィリテの宮殿では舞踏会が開かれていた。豪華なシャンデリアに焚かれた香の匂いが充満する。怪しげな雰囲気が最高潮に達し、伯爵閣下は仰られた。「こよい、この裏切り者の女ミリィを処刑する。」
引き出されたのは哀れにもボロを纏わされた一人の女だった。
「私は、きっと報われます。」
文字数 1,075
最終更新日 2021.08.05
登録日 2021.08.05
人とコミュニケーションを取るのが苦手だった。
そんな俺の手を引いてくれた人。その日から彼は特別な友達になって、きっと彼は俺の人生を変えてくれる人。そう確信してこれからの未来を夢見た時、彼は突然俺の前から消えた。
そして現れた『赤い扉』に付きまとわれる。赤い扉が開いたその先にあるものとは……幸せか不幸か。
※他サイト様で公開していた作品を加筆修正したものとなっております
文字数 75,290
最終更新日 2021.12.10
登録日 2021.11.24
2039年、S国に逃亡した国際指名手配犯マリア・リンこと篠宮茉莉花は逃亡先のホテルにて身柄を拘束される。
彼女は取り調べ中に自らの奥歯に仕込んだ毒薬のカプセルを噛み砕き自殺を図った。
後に彼女の人生を捜査官や組織の内部リークなどの情報から一冊の本がとあるジャーナリストから出版される。その本は皮肉にもベストセラーになってしまう。
タイトルは"悪女"と称された。
彼女の死後も彼女の思想、ビジネスは法をすり抜け引き継いでる者が世界に多数いるのが現状だ。
これは彼女の罰か、それとも世界の罰なのか。善悪とは表裏一体。
ごくごく一般的な大学生の彼女が、世界を狂わせた、世界に狂わされた話である。
文字数 33,474
最終更新日 2023.11.22
登録日 2023.11.04
八十神薫子(やそがみかおるこ)は、帝都守護職についている鎮守の神と呼ばれる、神の血を引く家に巫女を捧げる八十神家にうまれた。
八十神家にうまれる女は、神癒(しんゆ)――鎮守の神の法力を回復させたり、増大させたりする力を持つ。
けれど薫子はうまれつきそれを持たず、八十神家では役立たずとして、使用人として家に置いて貰っていた。
ある日、鎮守の神の一人である玉藻家の当主、玉藻由良(たまもゆら)から、神癒の巫女を嫁に欲しいという手紙が八十神家に届く。
神癒の力を持つ薫子の妹、咲子は、玉藻由良はいつも仮面を被っており、その顔は仕事中に焼け爛れて無残な化け物のようになっていると、泣いて嫌がる。
薫子は父上に言いつけられて、玉藻の元へと嫁ぐことになる。
何の力も持たないのに、嘘をつくように言われて。
鎮守の神を騙すなど、神を謀るのと同じ。
とてもそんなことはできないと怯えながら玉藻の元へ嫁いだ薫子を、玉藻は「よくきた、俺の花嫁」といって、とても優しく扱ってくれて――。
文字数 103,018
最終更新日 2024.04.21
登録日 2024.04.19
エリート私立高校「蒼陵学園」に通う龍一は、ある日、クラスメイトの春人を見た瞬間に頭を貫く衝撃に襲われる。過去の愛と血に染まった記憶がフラッシュバックし、彼の心を乱す。それは、かつて恋人だった春樹との別れを刻んだもの。だが、春人は何も覚えていない。ただの高校生として笑う彼に、龍一は言いようのない疼きを感じる。
やがて、龍一を悩ませる予知夢が現れる。春人が危険に晒される未来の断片。それは過去の悲劇が繰り返される前兆なのか? 学校の影で暗躍する海也の存在が、二人の運命に不穏な波紋を広げる中、龍一は春人を守るため、記憶と現実の狭間で葛藤する。
過去と現在が交錯する輪廻の果てに、彼らは再び愛を見出せるのか。それとも、運命は再び二人を引き裂くのか。ミステリーと情熱が絡み合う、切なくも美しい少年たちの物語が、今始まる。
文字数 6,040
最終更新日 2025.03.17
登録日 2025.03.16
旅人の主人公は、遺跡調査のため4年近く滞在している街から、奇妙な偶然が続き出発できずにいた。
そんな中、街一番の若き女商人コロネ・カペレイアから、熱烈な求婚を受ける。
かつて彼女を助けた主人公は、彼女にとってかけがえのない恩人であり、唯一心を許す相手となっていた。
しかし、主人公には世界を滅ぼす『厄災』を根絶するという使命があり、
妻帯者では危険な旅を続けることはできないとして、コロネの想いに応えないことにした。
別れを告げようとする主人公に対し、コロネは驚くべき行動に出る。
街の権力を使い、主人公の出発をあらゆる手段で妨害していたのだ。
ついに再会した二人。
別れを告げようとする主人公に対し、コロネは一歩も引かない。
「あなたを手に入れるためなら、どんなことでもやります」と、狂気とも言える執着を見せる。
彼女の愛は、もはや常軌を逸していたのだ。
文字数 34,555
最終更新日 2025.06.02
登録日 2025.05.25
「わたしは美少女なのです」
美崎珊瑚は高卒のゴスロリ乙女。彼女にこよなく愛される黒猫・橋下乃音湖は、ホームレスのナツメと橋の下で暮らしている。毎日現れては、あちらこちらへと引っ張り回す珊瑚にうんざりする乃音湖。しかし、その日常は唐突に終わりを迎える。姿を見せない珊瑚に乃音湖は苛立ち、本心に気づく。吾輩は珊瑚の友である。戻ってきた彼女にそう伝えようとして、伝えられない己に、乃音湖は一抹の寂しさを覚えた。
珊瑚は、十二個下の妹りつに「憎んでいます」と言い残して失踪する。姉は、悪い魔女のように意図的に自分や両親を傷つけた。姉への憧れは嫌悪に変わっていた。その後、社会人となったりつは、姉が本当は自分を愛してくれていたと気づき、戸惑う。姉の親友・厳島沙良と宝樹騎夜と連絡をとり、りつは真相を悟り、決意する。姉と、家族なんかではなく友達になろうと。
ナツメは、江戸時代から生きており、異の法という一種の魔法を扱う存在であることを珊瑚に語る。ホームレス、魔法使い。ふつうの人とは異なる存在にも関わらず、一切のレッテルを貼らない珊瑚。そんな彼女に、ナツメは根無し草だったはずの自分が、一つの橋の下に留まり続けた理由を自覚した。珊瑚と乃音湖とともに旅に出ることを決めたナツメは、彼女らに出会うきっかけとなった、今は亡き少女に想いを馳せる。夕闇色のその少女に背中を押され、ナツメは思い出の街を後にする。
長年の職場の悩みで仕事を辞めた沙良は、かつて珊瑚と一緒に働いていたカフェに戻っていた。そんな折、沙良の前に銀髪の美少女アイリスが現れる。彼女の立ち振る舞いに親友の姿を思い浮かべた矢先、沙良は珊瑚、そして昔恋した男・騎夜と再会する。過去の恋物語と地続きの現在の悩みを皆に語り、沙良は己の気持ちに一区切りをつける。
のちにアイリスと名乗るアリス・リコリスは、二千歳を超えるにも関わらず十二歳ほどの見た目をしていた。アリスはその昔、自らを狙う者たちに眼前で最愛の人を殺され、村ごとその敵を凍らせて皆殺しにした、紅く冷たい過去を持つ。自らが住む古城を訪れた珊瑚らとの交流、城に現れた妖怪との戦闘。それらを経て、己とようやく向き合えたアリスは、凍り付いていた時間を再び動かす。老いて死に、最愛の彼の元へ逝くために。
騎夜はりつとの結婚前夜、乃音湖が言葉を話せると知る。同時に、そのことを珊瑚には伝えられずにいるとも。言葉で気持ちを伝えるとは何か。式後、ナツメや珊瑚との過去の確執を乗り越えていく妻・りつ。それを肌に感じつつ、アイリスらと言葉を交わした騎夜。そして、珊瑚から告げられる積年の想い。珊瑚もまた、前に進もうとしている。それをひしひしと感じた騎夜は乃音湖の背中を押して、その場を立ち去る。あとは、知性ある黒猫と、永遠のゴスロリ乙女だけで語ることだから。
文字数 182,158
最終更新日 2018.11.21
登録日 2018.11.12
ある日、買い物帰りに突如現れた通り魔に殺され死んでしまった引きこもりニートの九条誠。
目が覚めると、何故かダンジョンマスターとして転生していた。
未知の世界で分からない事だらけの中、戸惑いながらも、ダンジョンコアを使って仲間のモンスターとそれなりに楽しく過ごしていた。
しかし、突如現れた人間に誠は殺され、ダンジョンも奪われ、無慈悲にも目の前で一体、また一体と仲間が殺されていく。
ーー俺はお前に死んで欲しくないんだ。
ーー本当に、不甲斐ないダンジョンマスターでごめんな。
誠は、唯一助かったエンギと共に、亡くなった仲間のためにも、理不尽に抗い、復讐をすると決意する。
これは、ダンジョンマスターの「マコト」がダンジョンを奪い奪われる中で成長していく物語……の予定。
※小説家になろう様、カクヨム様にも投稿しています。
登録日 2020.04.08
8歳から18歳を繰り返す主人公ゾーイ。
ゾーイの役回りはその名もズバリ「悪役令嬢」役だ。
よくある物語の通り、最後は殺され物語は幕を閉じるーー筈が、気付くと8歳の婚約が決まる運命の日に戻ってしまう。
何度も、何十回も、繰り返される物語。
心を入れ替え、手を替え品を替えても必ず戻る事に身も心も疲れ果てたゾーイはふと思う。
「この物語には私は必要ないのだ」と。
だとしたら早々に幕引きをしなくては、と自分をこの物語から消滅させようとするも―――…
※こちらの物語は、以前書いていたものを加筆修正したものになります。
文字数 87,850
最終更新日 2023.11.10
登録日 2021.08.30
富豪の大海原(わたのはら)家を継いだとたん唐突に探偵業を開業した若き当主、大海原 告(わたのはら つげる)。
色を見分けることに長けたメイド、多香乃(たかの)を強引に助手に引きこみ、手始めに友人の刑事から教えられたダイイングメッセージの残された懸賞金つき事件にいどむ。
✘1話完結です。
登録日 2022.03.22
両親が死んだ。
引取ってくれる親戚がいないということで、施設に入る直前だったとき、絶縁状態だった母の兄に引き取られた。
彼には一緒に住んでいる人がいると言う。
それでもという条件で一緒にすむことになった。
文字数 36,171
最終更新日 2023.03.24
登録日 2022.10.21
太古から、妖怪、化け物、怪物、悪魔として忌み嫌われてきたモノたちが、突如現代社会に現れ、人を恐怖のどん底に陥れる。闇に紛れ、闇でしか生きてこれなかったモノたちが那美(なみ)という、化け物たちの生死の鍵を握ると言われる少女をおびきだすために、堂々と現れ、人を襲いだしたのだ。
化け物たち蒜壷一族(ひるこいちぞく)は、餓鬼という醜いやからを引き連れ、人を襲っていた。
蒜壷一族の猿人雁黄(がんき)は、刑事を襲うことで、那美をおびき出すことに成功し、餓鬼食肉(じくにく)や針口(しんこう)という醜いやからを使い、那美に襲い掛かる。
那美は光破剣という光り輝く剣で、雁黄と食肉、針口を撃破するが、高井戸という若い刑事が雁黄に殺される。
蒜壷一族雁黄と那美の死闘の後、古川という中年の刑事が訊く。
おまえは何者で、あの得体のしれない化け物は何なんだと!
文字数 183,411
最終更新日 2025.08.23
登録日 2025.03.20
24歳の蒼井陽は、年末の帰省で実家の部屋を片付けている時、引き出しの奥から片方だけのイヤホンを見つける。それは高校時代、恋人の成瀬みなみと片耳ずつ分け合って音楽を聴いていた、大切な思い出の品だった。
高校2年の春、図書館で出会った二人。内向的な陽と、音楽への情熱を持つみなみは、「片耳ずつイヤホンを分け合う」という小さな約束から心を通わせていく。Luneの「空、もうすぐ雨」、Amber Waltzの「イヤホン越しの君へ」─共有する音楽が、二人の距離を縮めていった。
恋人同士になった夏は、音楽に包まれた幸せな日々。しかし高校3年の秋、進路への価値観の違いから二人の心は離れ始める。音楽の道を目指し東京へ向かうみなみと、地元の大学を選んだ陽。やがて二人は別れを迎える。
6年後、陽は偶然にもみなみの音楽活動を知る。彼女が歌う「Half Song」には、あの頃の二人の記憶が込められていた。片方だけのイヤホンで聴く彼女の歌声に、陽の封印された想いが蘇る。
伝えられなかった気持ちと向き合う陽。果たして、二人の物語はどのような結末を迎えるのか──。
青春の甘酸っぱさと別れの痛み、そして静かな再生を、音楽と片耳イヤホンという繊細なモチーフで描く、心に響く青春小説。
文字数 15,209
最終更新日 2025.07.08
登録日 2025.07.08