「太」の検索結果
全体で14,918件見つかりました。
2027年8月5日、東京。度重なる不正と汚職により、ついに財務省が解体された。国民は歓喜し、新時代の到来を信じた。しかし、その期待は、やがて絶望へと変わっていく。
青年記者・佐藤健一は、上司の命令で財務省解体の真相を追うことになる。元職員からの内部告発、裏帳簿、そして組織的な腐敗の証拠。調査を進めるほどに、財務省の闇の深さが明らかになっていく。だが、それは序章に過ぎなかった。
財務省に代わって設立された「国家財政最高審議会」。各省庁の大臣による合議制で、透明性と公正性を謳った新組織は、国民の希望の象徴だった。しかし健一が掴んだ証拠は、新組織がさらなる腐敗の温床となっていることを示していた。専門知識を持つ官僚組織を失った結果、予算編成は大幅に遅れ、社会保障費の支払いが滞る。年金を受け取れない高齢者、医療費が払えない病人——国民生活は崩壊の危機に瀕していた。
そして、新組織のトップたちは、大企業からの巨額の賄賂を受け取り、国民の利益を犠牲にして私腹を肥やしていた。財務省時代を遥かに超える規模の汚職。責任の所在が曖昧な合議制は、むしろ不正を助長していたのだ。
健一は真実を報道し、国家財政最高審議会も解体に追い込まれる。そして誕生したのは、「国家財政管理庁」——財務省と酷似した、第二の財務省とも言える組織だった。
結局、何も変わらなかったのか?
いや、変わったものがある。それは、「無知の代償」を知った国民の意識だ。
財務省を批判するのは簡単だ。だが、その機能を本当に理解していたのか? 専門的な予算管理の重要性を知っていたのか? 知らないまま批判し、知らないまま解体を叫んだ結果が、この混乱ではなかったのか?
本作は、組織の腐敗と改革の狭間で揺れる現代日本を描いた社会派ミステリーである。緻密な取材と、リアルな描写で展開される物語は、読者に重い問いを投げかける。
財務省は、本当に悪だったのか? それとも、私たちが知らなかっただけで、必要悪だったのか?
無知であることの危険性。知らないまま批判することの罪。そして、真実を求め続けることの重要性——。
この物語は、すべての国民への警告である。
文字数 7,835
最終更新日 2026.01.12
登録日 2026.01.12
ここは一つの国…
そこには多くの市民が住んでいるが大半が髪の色、目の色によって差別されていた。
この国の最高権力者である国王の長女として産まれたアルには兄が1人居た。
長男しか後継者にしない王家でアルはまるで居ないものとして扱われる。そんなアルをガネットは我が子のように育てた。
ところがある日アルはガネットから引き離され城の一室で暮らすことになる。
ドレスに身を包み、見た目は立派な貴族だが彼女の中にはほかの王族貴族には無い、ある想いが宿っていた。
これはそんなお姫様の成長物語…。
〜主な登場人物紹介〜
アル=ヘルガ
この話の主人公。ヘルガ族(王族)の長女。しかし第二子の女子ということもあり同族からはあまり良く思われていない。そのため幼い時から野放しにされていた。だれにでも優しく、太陽のような性格だが暴れん坊なところもあり。
ガネット
アルの育ての親。助産師としてアルを引き取り育てた。心優しくハキハキとした母親。アルの性格はだいたいガネットから来ているといっても過言ではないくらい似てる。
国王(ハロルド)
王国の国王。国王になってすぐ髪や目の色で曖昧だった身分の階級を決めるという革命を成し遂げた。
自分の命令は絶対のプライドの塊で国民は勿論、同族からも恐れられている。
文字数 6,973
最終更新日 2019.03.27
登録日 2019.03.27
大学3年生の夏休み、主人公・凛太は遊ぶ金欲しさに高収入バイトを探していた。インターネットや求人雑誌を利用して辿り着いたのは睡眠治療のサポートをするバイト。求人情報に記載されている業務内容は医師の下での雑務と患者の見守り。特に難しいことは書かれていない中、時給は1800円と破格の高さだった。
すぐに応募した凛太を待ち受けていたのは睡眠治療の中でも悪夢治療に限定されたもので……しかもそれは想像とは全く違っていたものだった……。
文字数 64,568
最終更新日 2021.03.03
登録日 2020.07.12
皇妃教育から逃げたくて婚約破棄を望んだ公爵令嬢と、婚約者が大好きな皇太子の話です。
文字数 19,273
最終更新日 2024.05.31
登録日 2024.05.02
人々はヒーローを求めてる。
蜘蛛男だったり、鉄男だったりだ。
だが、それは外国での出来事に過ぎない。
この日本に居るヒーローは彼だ。
そう、清掃員の彼だ。
文字数 3,462
最終更新日 2025.02.23
登録日 2025.02.23
――太平洋に浮かぶ孤島、“ダールポイント”。
民間海洋観測施設であるこの地に、海洋音響学の専門家・葛原碧は高額の報酬で招かれた。
だが、赴任直後から彼の周囲では奇妙な出来事が起こり始める。
夢の中に現れる水底の声。
観測機器に記録された、“誰かを呼ぶ”ような不可解な波形。
やがて同僚がひとり、またひとりと姿を消していく。
すべての鍵を握るのは、海底に“埋まっていたもの”。
それはかつて星の外から訪れ、長き眠りの末に目覚めた門(ゲート)だった。
記録と記憶を食らう、“海の形をした知性”。
逃れる術はない。
ただ、呼ばれるままに、沈むしかない。
――この海の呼び声に、あなたは抗えるか。
文字数 21,657
最終更新日 2025.07.03
登録日 2025.07.03
作品名:烈火刀削麺 ~壮築楼の同時注文は運命の合図~
【設定】 舞台は魔法(魔導)が浸透した宮廷社会。主人公・刀 真葉音(とう まはね)は、異常なまでの「刀削麺」愛を持つ新米官吏。彼女は研修先の倉庫で、サバサバした先輩の和尚(かずな)や、掴みどころのない同僚の井 本(い もと)と過ごしながら、本宮への正式配属を夢見ていた。
【展開】 ついに本宮・行事運営局への配属を勝ち取った真葉音。彼女には「運命の相手と同時に刀削麺を注文する」という理想があった。初日の昼、食堂「壮築楼」で名物・烈火刀削麺を注文しようとするが、理想とは裏腹にお局官吏に最後の麺を奪われてしまう。落ち込む真葉音だったが、偶然居合わせた本が、自分の頼んだ特製拉麺と真葉音の麺をさりげなく交換し、彼女を救う。
【結末】 その夜、真葉音が癒やしを求めて太井炭にある馴染みの刀削麺屋を訪れると、そこには仕事帰りの本の姿があった。驚く真葉音に対し、本は「ここ、俺の実家」だと告げる。理想の妄想とは形は違うけれど、ずっと隣にいた「運命」に気づき、小麦の香りに包まれながら二人の距離が近づいていく。
文字数 12,264
最終更新日 2026.01.16
登録日 2026.01.16
文字数 712
最終更新日 2017.05.03
登録日 2017.05.01
女性の間で時代を超えて、いつまでも輝きを失わない文学作品と云えば「源氏物語」でしょう。作者は紫式部。生前その紫式部の生まれ変わりではないかとまで云われた作家が樋口一葉です。こちらも式部同様、単に女性のみならず性別と世代を超えて、我々日本人に愛され続ける作家と云えましょう。彼女の作品がと云うよりは一葉自身が好かれているのだと思います。でもそれはいったいなぜだと思いますか?かくお尋ねする私自身が一葉の大ファンでして、実はその理由を模索するためにこの小説執筆を思い立ったのです。模索する上でいちばん手っ取り早い方法は一葉本人に会って、暫しの交誼をお願いするのがベストだと思います。そこで、私は一葉をいっとき平成の御世(この4月で終りますがね)にワープさせて、その上で私と対談してもらうことを思い立ったのです。場所はなぜか大森、東京都大田区の大森です。実はその大森で、就中区内の某公園でこの構想を思い立ったがゆえのことなのですが、その事と次第は小説内で私自身(小説内では‘俺’と云ってますが)に述べさせることとしましょう。さあ、では論より‘小説’、さっそくあなたも樋口一葉に会ってみてください。夜の公園へと…私がエスコートいたしましょう。
おっと、これでは筆足らずでした。一葉との現代における邂逅のあと、実はこんどは私が明治の世へと一葉を訪ねてまいります。やはり往時の彼女を確認しませんと模索になりませんからね。でも訪ねるとは云ってもある特殊な媒体(と云っては失礼なのですが)を通じてのことで、私自身が小説内に登場することは次の明治編ではありません。彼女の男の友人たちという媒体の中に私は潜もうと思っているのです。斉藤緑雨とか平田禿木とかの中にですね。
こうした時代を跨いでの模索の末に彼女の実像というか、本懐を描き得ましたらば作家冥利に尽きるというものです。現紙幣になるような国民的作家というよりは、我々日本人に愛され続けて止まない樋口一葉の実体を、私は皆様の前でまつぶさにしてみたい…。
文字数 21,851
最終更新日 2020.07.19
登録日 2020.07.19
2011年(平成23年)3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震。 東日本大震災。
そして私は愉しむことにしました。 でも、忘れません。 まけるな東北!
文字数 628
最終更新日 2021.06.18
登録日 2021.06.18
あらすじ
ある日、大学生の健太郎は、叔父である福澤より、AIを搭載したアンドロイドを紹介される。福澤は、健太郎にAIアンドロイドを紹介した。
健太郎には、今付き合ってる彼女、美咲がいた。断ろうとする健太郎に、福澤は、この子に感情を教えてくれと頼まれる。
果たして、AIは恋を、できるのか?
文字数 2,230
最終更新日 2021.09.09
登録日 2021.09.09
王室の末端に生まれた彼にとって、人生の大半は「駒」であることしかなかった。
王の庶子として生を受け、乳飲み子のうちに母を亡くし、傅役の老伯爵邸で「婚姻外交の道具」として磨き上げられた。秀でた容貌と知性、そして与えられた役割を完璧にこなす謙虚な振る舞いは、全てが国益のための「商品価値」だったのだ。
9歳で結ばれた北の大国との婚約。次いで、女性君主が台頭し始めた国際的潮流の中、新たな外交戦略の要として求められたF国王太女への婿入り。だが彼の縁談は、幾度となく持ち上がっては消えていった。特に「真実の愛」を理由に破談を突きつけられた屈辱は、彼から愛を信じる心を奪い、冷徹な軍人へと変貌させた。
やがて国際情勢は激変し、彼の「駒」としての役割も終わりを告げたかに見えた。しかし、心に深い孤独を抱えた彼を突き動かしたのは、軍務への狂気的な没頭と、そして──ある令嬢との出会いだった。
彼女は、王室の思惑にも、世間の目にも、貴族社会の倫理にも逆らってでも、彼が手に入れたいと渇望する、唯一の存在。「私の家族」だ。
これは、「駒」として生きてきた一人の男が、全ての運命に抗い、自らの手で唯一の王国を築こうとする、苦く切実な「破談」の記録である。
※架空の国の架空の人物の手による手記形式の読み物です
文字数 12,031
最終更新日 2025.06.30
登録日 2025.06.24
死の大地。そう呼ばれる大島が在る。乾いた大地に作物は育たず、中心にそびえ立つ山脈は活火山。そんな厳しい土地で生存競争を繰り広げる獣たちは強く凶暴で、力無き人間の侵入を許さない。育たず、狩れず、採掘も出来ず。そんな不毛な大島が放置されて数百年。人が幅を利かせる世界において、誰の物にもなっていない土地と言う奇妙な場所が出来上がっていた。
そんな実入りも無く危険極まりない大島に現れる異邦者。
無能男。小さな少女。格闘する熊。割と万能な亀。無能な一人と三匹の《超獣》が自由気ままに自分たちの国を創っていく。それが後の世に燦然と名を残す伝説の始まりだった。
文字数 24,871
最終更新日 2015.08.17
登録日 2015.08.11
昔話、桃太郎をベースとした物語です。
小説家になろう様にも掲載中
完結したので
一応、R15指定にしました。
(流血シーン等ある為)
文字数 21,305
最終更新日 2016.10.07
登録日 2016.02.13
幕末。
日本人だけで太平洋を渡る――その無謀な挑戦の裏には、歴史に残らない“思惑”が渦巻いていた。
幕府の従者として、半ば強引に咸臨丸へ乗せられる事になった青年医師・長尾幸作。
寒さと船旅を嫌い、アメリカ行きなど望んでいなかった彼は、ただ断りを入れるつもりで講武所を訪れる。
しかしそこで彼を待っていたのは、
艦長・勝麟太郎の突然の下船騒動、
水夫たちの怒号、
幕府内部の不穏な思惑、
そして、異様なまでに人の本質を見抜く男――福澤諭吉だった。
「この航海には、表に出ていない意味がある」
日本初の太平洋横断。
その“さきがけ”となった者たちは、何を見て、何を隠したのか。
史実を土台に、勝海舟、福澤諭吉、大鳥圭介ら幕末の群像を瑞々しく描く、青春歴史小説。
理想と打算、誇りと恐怖が交錯する船上で、一人の青年は時代のうねりに巻き込まれていく。
文字数 104,042
最終更新日 2026.06.30
登録日 2026.05.27