「理」の検索結果
全体で29,673件見つかりました。
「もう我慢できない! あんたなんて、出ておいき!」
「なんだい、なんだい。後から入ってきた女が、息巻いてみっともないよ。ちょっとは我慢も覚えな」
「出てけー!!!」
あらら、追い出されちまったよ。
わたしの母さんが死んで、すぐ家に入って来た女、モアールの性格が悪いのなんの。顔は可愛いし声も高いけれど、化粧はケバいし香水付けすぎだ。くしゃみが出るよ。
まあ女らしい体つきは、大抵の男が喜びそうだけどね。
父さんが居ない間に出かけては、服やら宝石やらを買ってくるし、時々一緒に連れてきた従者? とよろしくやってるし酷いんだよ。
まあそれなら、100歩譲ってギリギリ我慢もできる(父さんの目利きが失敗しただけだ)が、使用人に手を出されたら無理さね。だから言ってやったんだよ。
ちょっとは我慢しなと。
ここは、お貴族様の屋敷じゃないんだよと。
そう言ったら、キレやがったんだよ。
ずいぶんと辛抱が足りないよ、大人なのに。
父さんが貿易に行っていない間に追い出されたわたしは、ここの商家の娘でレノアさ。まだまだピチピチの5才だ。
使用人達が慌ててついて来ようとしたが、悪いけども戻って貰ったんだ。だって今のわたしには金がないからね。 給金が出せないんだよ。
みんな家族がいて、生活しなきゃならないしね。
と言うことで、一人で家を出たのさ。
キレるとどこかの喧嘩師のように、何かが乗り移ったように口汚く叫ぶレノア。その時のことをレノアは、よく覚えていない。ただ猛烈に怒ったと言う以外は。
◇◇◇
「うーっ、うーっ」
テクテク歩いて行くと、森の入り口で大きな灰色の犬が苦しげに唸って踞っているから、手持ちの薬を振りかけたんだよ。
そうしたら途端に元気になって、わたしの後をついてきた。
「わん、わんっ」
わたしの周りを元気にクルクルとまわっている。
「悪いけど、餌なんてないんだよ」
そう言うんだが、言葉の壁が邪魔をして通じない。
はーっ、はーっ言ってついてくる。
まあ、腹が減れば行っちまうだろう。
こうして1人と1匹旅が始まったんだ。
という感じで始まった、レノアの小さな冒険です。
小説家になろうさん、カクヨムさんにも載せています。
文字数 18,175
最終更新日 2025.12.08
登録日 2025.12.08
世界は、ひとつの宣言から静かに崩れ始める。
聖都エデンに響き渡った「終末宣言」。
神の管理ログは冷酷に告げる。
かつて高次存在であった天使は、致命的な異物――“反抗”を検知されたことにより、「魔王」へと再定義された、と。
世界の安定化まで、残り十日。
神の命を絶対の正解と信じる勇者は、自らを“主の剣”と称し、迷いなく討伐へ向かう。
市民は恐怖と狂信のあいだで揺れ動き、敵の名を叫ぶことで安心を得る。
だが、魔王となった元天使は日誌を記す。
それは破壊の記録ではない。
世界が「正解」に収束していく過程を観測するための記録だ。
涙をノイズと断じる神。
救済を処理と呼ぶ勇者。
愛が一瞬で憎悪へと変換される都市。
この物語は、善悪の戦いではない。
定義と未定義の衝突。
秩序と自由の対峙。
そして、「正しさ」という名の鎖に抗う者の静かな反逆である。
十日後、世界は救われるのか。
それとも、書き換えられるのか。
神のログ、勇者の報告書、そして魔王の日誌。
三つの視点が交錯する、終末までの十日間を描くダーク・システム・ファンタジー。
文字数 22,117
最終更新日 2026.02.19
登録日 2026.02.19
人の強さの基準となるパラメータ、ステータス。それを上げるにはレベルを上げるしかないのに何故かあがらない! しかしレベルが上がらないのには理由があった! 旅をしながら仲間を集め自分を探しにいくファンタジー小説です。
登録日 2015.09.05
「愛してる」の言葉よりも、日々の「貸し借り」を。
猫耳メイドに転生して悪役令嬢を攫った(攫われた)主人公が、持ちつ持たれつな恋愛関係を築いていくお話。
異世界で最初に目にしたのは悪役令嬢の断罪シーン。
気付くと私は飛び出していた。
少女の手を引いて学園を抜け出す猫耳美少女メイド。
月夜に始まる二人の逃避行。
目指すは南国の楽園。
目的は特に無し。強いて言えば愛の探求。
早々に軍資金を使い果たした二人。
お気楽ポンコツ猫娘、アズキ。
愛に飢える光の悪役令嬢、スフィア。
凸凹な二人のきまぐれラブロード。
※以下ちょっとネタバレあらすじ
(本物語の骨子です)
ヒロインが求めるのは白馬の王子様。無償の愛を向けてくれる聖人君子。けれど主人公は普通の俗物。しかもポンコツ。何も出来ないのにとにかく飛び込む。
旅の間も尻拭いは全てヒロインに任せきり。なのに主張はいっちょ前。必ず恩を返すが口癖。けど何も出来ない。戦えない。料理もできない。旅の全てがヒロイン任せ。
それでもヒロインは救われる。主人公はありがとうを欠かさない。ヒロインに無償の愛は与えられないけれど、愛と貸し借りを大切にする子。
幸せの青い鳥。ヒロインの持っていないものを与えるのではなく、持っているものに気付かせてくれる存在。
「愛より貸し借りじゃない。愛も貸し借りも大切」それが主人公の信条。主人公はリアリスト。けれどロマンを解さないわけじゃない。むしろロマン大好き。
ヒロインの根底はロマンチスト。けれどリアリストにならざるを得なかった子。主人公の影響を受けて、少しずつ本来の自分を出せるようになっていく。そんな物語。
文字数 118,839
最終更新日 2026.05.12
登録日 2026.04.28
男爵家の令嬢だったキサラ・アニエスは『貴族の娘にも関わらず剣の稽古をしていた』という、よくわからない罪で開拓地での労役を命じられ、故郷の街から追放されてしまう。
幼馴染のアクヤ・クレイ伯爵令嬢はそんなキサラを気にかけており、ツンデレ混じりに彼女の旅を助けるのだが、目的地にたどり着く直前、強力なモンスターに襲われてしまう。
絶体絶命と思われたその瞬間、キサラの剣が鞘から抜き放たれた。
実はキサラの亡くなった父は剣聖と呼ばれる程の剣の達人且つ『最高の冒険者』と称えられていた。
父が稽古しているのを見ていたキサラは見様見真似でその必殺剣を習得しており、実力は既に英雄級。
また、見た目は王国三大美女の一人『北部の白薔薇』と崇められた母譲りの美貌を受け継ぎながらも童顔で親しみやすいルックスの持ち主。
そんな最強無敵の美少女のキサラが追放先としてたどり着いたのはフェブリアル自治区。
魔族の住む魔族領に隣接しており、とある理由から女性以外は住んではならない、とされている街。
故郷とは全く違う風習や文化に戸惑いながらも、新しい友達と珍しい料理やお菓子を食べ歩き、比較的安全な冒険や街での催しを通して、ユカイで心温まる暮らしを送るのだった。
※小説家になろうでも公開しています
登録日 2020.10.26
ありのままの自分で愛されたいなあ。
そんなの、無理な話だって、知ってるけど。
李木百樹(すももぎ・ももき)二十歳。
子供の頃のトラウマが元で、自分は愛されないと思っている憑依型役者。
チャラ男の役が降りたまま街にくり出したある日、目覚めると隣には見知らぬイケメンが。
どうやらビッチな役が降りたまま、S○Xしてしまったらしい。
イケメンが目覚める前に逃げ出したのだが、なんとお互い財布を取り違えていて、再び会うことに。
無事財布を交換後、立ち去ろうとする百樹に、イケメン、岡龍介は申し出る。
「俺に教えてくれないか。ゲイの世界のこと」
行きずりの関係だったはずが、百樹はどんどん龍介に惹かれてしまう。
けれど龍介が望んでいるのはきっと〈ビッチなおれ〉。
百樹は自分の気持ちにブレーキをかけたまま、引き続きビッチを演じることになるのだが――
「雨さえやさしく」(コミックRouge原作賞最終選考)で人気のあった、龍介がちゃんと幸せになるお話です。
「雨さえやさしく」はこちら
https://www.alphapolis.co.jp/novel/274361563/632319569
※エブリスタさん、fujossyさんにも掲載しています。
すでにラストまで書き上がっているので、手直ししながらの更新で、全20回程度の予定です。エタらない保証。
※表紙イラスト:もすけ様 有償依頼したものです。禁無断転載。
文字数 101,284
最終更新日 2021.06.19
登録日 2021.05.24
ある介護士のお話
この物語は、筆者である私「メカ」の経験を元に
語られる介護士の裏側の物語。
ノンフィクション(経験)であり、フィクション(登場人物は仮名)。
そんな矛盾を抱えるお話。
貴方に映るこの「介護士」は
果たして、理想的な介護士でしょうか?
それとも、単なる理想郷を求めた若者の寝言でしょうか?
文字数 27,616
最終更新日 2021.08.27
登録日 2021.08.11
転生系チュートリアルをすっ飛ばしてその後の活躍を短編形式で描いた作品。
どこにでもいる平凡な高校一年生の朝倉春は幼馴染を不良から庇って死んでしまう。女神のお気に入りだった彼は女神が個人的に管理する世界に転生する事になり――1年後、まずまずの冒険者として成長したハルは自由気ままな異世界ライフを楽しんでいた。
カクヨム、小説家になろうでも連載中
文字数 63,171
最終更新日 2021.08.31
登録日 2021.08.18
この上ない史上の煌めきを僕は見ていた。傍に見えない、空の彼方にいる、その存在に想いを馳せる僕は、とてもじゃないが自分自身から逸脱していた。心からその姿に憧れ、手を伸ばせる。全てが間違っていたとしても、僕が全てを否定しようとしても、やはりそれは、手放してはならないものだろう。答え探しをし続けて、過ちや、正しさ、それすらも僕には寧ろ、意味が無かった。心にさえ、その推察して来た日々は無駄だと思える。自分が脅威を感じてないものが、自分の課題では無いのと同じだ。答えなんか、なくても、僕らはまた、明日生きたいじゃないか。その死を願うとか、言う感覚が僕に全くない。死を望む人が居るのは分かる。けれど、その人達と僕の接点が全くない時点で、それは、もう僕の理解の範疇を超えていたんだ。死にたくない。死に美しさを感じようと、死んだ後は無になる、その理想が、かりそめの幻想に過ぎないとしても、死んでいく人々が明日、笑顔で居てくれる確かな保証は何処にもない。僕はそれがよくわからない。答えられない。自信もないし、その世界についてさえ、知らない。けれど、空を見上げて、手を伸ばし、|翳したら《かざしたら》、僕は、この世界の蔑みにすら、屈せずに立っている!そんな、地上の大地を踏み締めて居る、地に足をつけた人間なんだと自信を持って言えたんだ。
文字数 6,747
最終更新日 2021.09.05
登録日 2021.09.05
世界を大虐殺する彼はなぜ生まれたのか?
原因不明の大規模爆発で何十万人が消滅した都市から13年、近未来の新世界都市となった街で主人公は1人の少女と出会う。この日からすべての歯車が軋みはじめていく。
新世界都市に初めて踏み込んだことで正体不明、目的不明の敵の襲撃に巻き込まれる。
それは13年前の大爆発に巻き込まれて行方不明だった父親が関係していた。
人の力の及ばない理不尽で不条理な世界で強大な力を持った敵を前に彼は何を選択していくのか。
親の愛情と恵まれた環境で育った主人公が、いずれ世界大中で大虐殺するバケモノに堕ちていくまでの記録。
文字数 179,531
最終更新日 2022.10.19
登録日 2022.08.20
【超簡単なあらすじ!!】
ゲームの世界に転生した38歳こどおじ松田樹は、自分が作った最強妹NPC5人と共に異世界で無双することに。自分の趣味を反映させまくった5人の妹相手に主人公は理性を保つ事が出来るのか!そもそも38歳のオッサンと10代メインの若い妹達は一緒に楽しく旅が出来るのか!?ほのぼのしつつも、ほんのりダークな雰囲気漂う異世界の旅が今始まる!!
登録日 2023.01.04
関わった人間は、二次元と三次元を問わず病みの底に落とす『病みと希望のラビリンス☆』というゲームがあった。
そのゲームは誰かを曇らせる展開に尋常ではなく力を注いでおり、その熱意はバッドエンドだけに収まらずハッピーエンドにも侵食しているほどだ。
しかし、そんな狂ったゲームにもやり込むゲーマーはいる。推定クリアタイムが200時間のストーリーを何周もするような狂った人間が。
そんな人間の一人が『病みと希望のラビリンス☆』へ転生する。それも、彼にとって最高の形で。
故に彼は突き進む。
ゲームで見れなかった理想のハッピーエンドを掴むために。
※カクヨムでも公開中です!
文字数 100,854
最終更新日 2023.06.03
登録日 2023.05.02
魔女・セレストは未婚だが娘がいる。血の繋がらない娘の名前はローズマリー(マリー)。セレストの弟子であるエリスと親公認で絶賛交際中の恋する乙女である。マリーがエリスに夢中であるのは自他共に認める事実。気がかりなのはエリスがツンデレであるということ。人目がある場所ではどうにもマリーにツンツンしてしまうエリスと、マリーとを心配するのはセレストばかりではない。セレストの恋人であるレスターはワケ知り顔で放っておけばいいと言うけれど――。
義理の娘とその恋人(で弟子)を見守る継母とその恋人のほのぼのラブコメディー。
※大きな山も谷もありません。シリアスは一瞬だけです。
※他投稿サイトにも掲載。
文字数 8,645
最終更新日 2023.08.16
登録日 2023.08.09
料理人・神名咲は、ある日突然、別世界に飛ばされてしまう。
右も左も分からず途方に暮れていたところ、レストラン「フルン・ダーク」の人びとに助けられる。
そのレストランは古く、暖かな場所であったが、料理長が代替わりしてからというもの、客足が遠のき、不安を抱えていた。
咲は、フルン・ダークのお世話になることになったのだが、そこで不思議な夢を見る。
混乱のせいで妙な夢を見たのだと思い込む咲。
しかし、その夢が、店の運命を変えることになる――
*小説家になろう・カクヨムでも連載中
文字数 105,753
最終更新日 2025.07.03
登録日 2023.12.05