「六月」の検索結果
全体で153件見つかりました。
『初めてのさよならのために』作品紹介
静かに降る雨の夜、事件は再び幕を開けた。
三年前、連続殺傷事件の舞台となった公園──ウエストパークは、新たな名を与えられた。過去の惨劇を拭い去るかのように、名前を変え、明るい照明を灯したその場所。しかし、時間は罪を流し去ることはなかった。
刑事・飯田駿介は、静かに現場へ向かう。彼の目の前に横たわるのは、一人の若い女性の遺体。そして、その手がかりは三年前の未解決事件を思い起こさせた。過去に決着がついたはずの事件が、今になって再び姿を現したのだ。
「事件が再び動き出したのは、先月始めの蒸し暑い六月の夜のことだった」
飯田の脳裏に、かつての記憶がよぎる。
かつて愛した女性がいた。
奥沢麻理江──彼女は三年前の事件と、奇妙な繋がりを持っていた。かつて結婚し、すぐに別れた夫の連れ子。年齢の近い義理の息子。彼の名は、小菅利治。
事件が再び動き始めた時、麻理江の周囲の人々が次々と命を落としていった。過去と現在、交錯する事件の中で、彼女の存在はひとつの鍵を握っていた。しかし、その姿はいつしか捜査線上から消えてしまう。
そして、もう一人の少女がいた。
夜の闇の中で、静かに語りかける少女。彼女の声は、現実と幻想の狭間に響く。
「迷わないで」
彼女は何者なのか? 彼女の言葉は何を意味するのか?
飯田は、かつての事件の記録を洗い直しながら、真実へと近づいていく。三年前に自殺したとされた犯人。遺された証拠の数々。再び繰り返される犯行。そして浮かび上がる一つの可能性──本当の犯人は、まだ生きているのではないか?
事件の裏に潜む、誰もが見落としていた歪んだ感情。
愛と憎しみ、執着と孤独、罪と罰。
そして、やがて辿り着く“さよなら”の瞬間。
それは、愛する人のために選ばれた結末だったのか。
それとも、避けようのない運命だったのか。
静かに、深く、心に残るクライム・サスペンス。
『初めてのさよならのために』──
その言葉の意味を、あなたは最後に知ることになる。
文字数 16,784
最終更新日 2025.02.28
登録日 2025.02.28
由緒正しき魔法使い一族の父親、娼婦の母親の間に生まれてしまった俺。
一族の恥も同然の俺は勿論殺されかけて、身を潜めながら暮らしてる。
そんな俺にもチャンスは巡ってきた。
百年に一度の赤い満月の夜。地上にマナが溢れかえる夜。
母親が娼婦とは言え、父親は由緒正しい魔法使い。
半分でも魔法使いの血は流れてる。
魔法回路を開ければ、俺も魔法使いになれる。
魔法使いになれば、あいつの側にいられる。
大好きなあいつ。唯一俺を認めてくれた姉。
あいつと一緒にいるために、あいつと一緒に学園にいるために、俺は魔法使いになる。
どんなに泥沼な世界だって構わない。
俺は決めたんだ。
文字数 23,069
最終更新日 2017.10.17
登録日 2017.08.25
嘉永六年六月、幕府は武力を以て開国を迫るペリー艦隊に対し迎撃を行い、その軍事政権たる所以を完遂した。いわゆる「嘉永の外寇」である。
そして敵将ペリーの戦死を確認した幕府は直ちに迎撃態勢を整え始め、諸大名に数百年振りの動員命令を下した。
だが、いかに装備は諸外国に引けを取らない、最新に近いものだとしても長年の泰平で軍紀は緩み切っており、槍すら握ったことも無い「武士」すら存在していた……。
文字数 5,999
最終更新日 2026.06.13
登録日 2026.05.28
ミュージシャンの若者達がクリスマス・パーティーを開こうと準備をしていたその夜、戸締りしたはずの貸倉庫の中が酷く荒らされていた。それはいったい誰の仕業だったのか……。
ヘヴィメタルが好きな人なら何となく笑ってくれそうなネタを仕込んだ、ミステリーの様なコメディ短編。
キャラ文芸というほど濃くもないけど、真面目な文学というわけでもないので気軽にお楽しみいただければと思います。
平成三十年十二月執筆、令和元年六月改稿。
文字数 8,365
最終更新日 2020.12.23
登録日 2020.12.23
出てくる皆が主人公!
幸せに暮らしていたある地方領主の娘である灘姫。突然味方の裏切りに会い城と家族を無くし、敵に誘拐されてしまいます。生き残ったくノ一、弥生とともに茶屋へと潜入し、自国を滅亡へと陥れた敵国の情報を探っていると、事はただの領土争いではなく非常に複雑な展開を迎えます。
敵は恐山にあり!?
六月は21時頃更新予定です。
第八回歴史時代小説大賞
エントリー作品。
(旧タイトル灘姫は新月と共に)
主な登場人物
【灘姫】
羽後にある曉国の姫。両親を殺され、裏切者に捕えられるが逃げだすことに成功。忍頭の言葉を頼りに旅に出る。容姿端麗で頭脳明晰な完璧美女。
【弥生】
灘姫の侍女兼護衛。
裏切者から逃げ出した灘姫に再会し
一緒に旅に出る。
運動神経抜群のくノ一。
【弥助】
城の忍部隊の中堅。
兄弟子に師匠を殺され自信喪失。
師匠より預かった巻物と遺言を頼りに
灘姫を探す旅に出る。
【左京】
灘姫を連れ去った忍。
姫を解放した後行方不明。
【才蔵】
弥助と弥生が幼き頃より親代わりとして育ててくれた、暁国の忍頭。
【風魔小太郎】
弥助の師匠である、才蔵の師匠。
師匠を亡くした弥助の手助けを
してくれる心優しき翁。
【猿飛佐助】
弥助、弥生の実の父親。
才蔵とは幼なじみであるが
性格は正反対の孤高の忍者。
己の利益のみを考えて動く。
※本編は予告なく加筆修正します。
本作の中の国名は架空です。
文字数 116,698
最終更新日 2022.08.01
登録日 2022.05.29
昭和二十年六月。国民学校の屋上でスケッチ
をしていた大和は一人の女性と出会う。校庭
に佇んでいた女性は偶然見つけた子猫の身を
案じており、大和はその子猫を引き取ることに。
後日二人は再会を果たし、また会うことを
約束するのだが……。
時は太平洋戦争末期。岡山の市街地を舞台に
戦時下を生き抜いた人々の想いと葛藤を描く
ヒューマン・ラブストーリー。
※この物語は史実を基にしたフィクションです。
登場人物は実在しません。
※表紙絵はたろたろ様のフリー画像からお借り
しています。
<参考文献・webサイト>
・語りつぐ記憶 伝えていく平和への思い
おかやまの戦争・戦災体験集 岡山市
・『おかやまを語る 第一集』
・『おかやまを語る 第二集』
・『ふるさとの想い出写真集 明治大正
昭和岡山』
・『岡山・玉野の昭和』
・写真で見る岡山の戦災 岡山市
・郷土資料 『昭和初期旧市内番地図』
・新聞切抜集 『岡山わが町』
・山陽新聞 さんデジ
県庁坂・スウェーデン坂・権現坂
平坦な岡山にも坂はある
(コラム 岡山よざんごと)
・ホームページ
鹿島の軌跡 ~歴史の中から見えてくる
ものがある~ 第三十三回『洋館の鹿島』
が建てた岡山県庁舎
文字数 29,004
最終更新日 2025.06.30
登録日 2025.06.30
久野木修平は超難関都立進学校理数科に入学出来たものの、男ばかりのクラスの雰囲気に辟易していた。そんな六月半ばのある日、担任の伊月先生から単位互換提携している神戸にある女子小中高一貫校で三日間ほど体験授業を受けてみないかと勧められる。修平は快く申し込み幼馴染の智景(ちかげ)と翌週月曜からその学校へ。しかしそこは――
登録日 2015.10.18
文字数 7,798
最終更新日 2023.12.06
登録日 2023.11.30
僕こと平坂真は県立七夕高校の一年生だ。嵌められて入部することになった文芸部で、毎日のごとくトリッキィな部長の、実験と称した悪質な悪戯に付き合わされている。今日も今日とて部室に呼び出されたわけだが、いつもとは違い、同じ文芸部の深谷彩花さんが伝えに来てくれた。高校生活にも慣れてきた六月下旬のある日のこと、呼ばれるがまま訪れた校舎の端に位置する文芸部の部室では、僕の日常を変える出来事が待っていた。
文字数 76,702
最終更新日 2020.02.26
登録日 2019.12.31
あらすじ
ときは、天正十年、の六月。
たまたま堺にきていた、出雲の阿国とその一座。それがまきこまれてゆく、冒険の物語。
ことのおこりは、二年に一度、泉州の沖にある島の山寺で、厄祓いにみたてた、風変わりな荒行(ひとは、それをぶちりと呼んでいる)がおこなわれる。
それが、こたび島の荒行では、ほとんどのひとが戻らなかった。やがて、うわさがささやかれた。
この荒行は、なにかある。
呪われておる。もののけがおる。闇から死人が、おいでおいでする。
人々は怖れた。
寺は、これを鎮め、まさに島の厄祓いをするために、ひと集めをはじめた。
かつて、阿国一座にいた鈴々という、唐の娘が、そのひと集めにいってしまったことから、事件に阿国と、その仲間達が巻き込まれてゆく。
はたして、島では、景色を自在に操るもののけ、唐のキョンシーらしきもの、さらに、心をのぞける、さとりや、なんでも出来るという、天邪鬼らが現れ、その戦いとなります。
時代劇ではお馴染みの、霧隠才蔵や、猿飛も登場します。
どういう、展開となるか、お楽しみください。
文字数 268,143
最終更新日 2020.07.19
登録日 2019.11.27
異世界に転生したが女神?のせいで
転生した時の姿は猫だった。
オレは人間になれるのか?
そんな猫のおはなし
作者の思いつきと気紛れで掲載しますので
不定期掲載です。
登録日 2016.04.25
去年の六月、両親が海外赴任することになり家から近い神無月高校に通うことになった斉藤風太。
妹の桜と二人で生活をしていく必要があるため、あまり部活に時間を割けないが、神無月高校の校則でどこかの部活には所属しなければならないようだ。
風太は入学前に配られた資料で気になる部活を見つける。
ミステリー探偵部。七不思議を解き明かす事を目的としているようだが・・・。
日常に潜む怪異と戦う非日常的青春物語ここに始まる!!
文字数 20,320
最終更新日 2021.10.25
登録日 2021.09.17
六月上旬のある金曜夕方。大阪在住の瓦谷慶一は就活帰りにたこ焼きそっくりなモンスターに遭遇する。愛用のビジネスバッグで叩いて退治した直後、佐桜里と名乗る少女達からこのゲームからリアル大阪府内に飛び出してしまったご当地モンスター退治のために勇者として協力して欲しいとお願いされゲームも手渡された。頼もしい大人の男の人が必要だからということで慶一は引き受けてしまう。佐桜里はゲーム内のヒロインキャラで他の四人の女の子は現実世界のごく普通の小中高生だという。小四の羽音、中二の桃絵、高一の舞衣の三姉妹と、舞衣の親友の千景。佐桜里はゲームシステムを説明するため一晩慶一宅にお世話になると言い張る。慶一は当然困惑するがゲーム内で過ごすから心配ないと言われ、連れて帰ることに。慶一は帰宅後、そのRPGを自室でプレイしてみた。従来のRPGの設定とはいろいろ違い現代日本が舞台、敵もご当地関連のものがモンスター化されている。魔法は一切使えないなどリアル近似な世界観だという。こんな経緯があり勇者の慶一、三姉妹、千景。案内役の佐桜里の六人パーティで土日を利用して装備を整え、敵モンスター退治にリアル大阪府内を旅することに。
文字数 102,051
最終更新日 2021.04.25
登録日 2021.04.25
文字数 1,182
最終更新日 2023.08.27
登録日 2023.08.27
もし本当に明日という日があるのなら、俺はここで死ぬわけにはいかない!
織田信長の姿としてぼんやりと記憶にあるのは、中学の時の教科書に記載されていた、掛け軸に描かれた色白でつり目の肖像画がなんとなくだけだ。その姿を思いだそうにも、はっきりと思い出せない。俺が最後に見た信長は、確か新着ゲーム看板のいかつい髭を生やしたもみあげのやたら勇ましい……。
「えー! 俺が織田信長!?」
この現象をもし異世界転生歴史タイムスリップというのなら、俺は直前に見た本能寺の変勃発の日である六月二日の、その三日前に信長に転生したことになる。
「マジか……」
意識が遠のく。強いめまいに襲われ、その場にバタリと倒れ込んでいた。
文字数 20,514
最終更新日 2025.05.09
登録日 2025.04.29
戦国の世に杉の坊という山伏がいた。近江の山中にて、彼はたまたま行き会った武将を危機から救った。
――それから四百年近く後の昭和二十年。フィリピン・ルソン島の戦場。
何の因果か、彼らの子孫たち(上杉兵長と織田二等兵)が再び出会い、とある丘陵地で激戦を共に戦うことになる。でこぼこコンビの二人は同じたこつぼ壕に籠り、助け合って戦闘するが、米軍の火力は凄まじく彼らの運命は風前の灯に。
そしてその二十数年後、ところどころ白い花の咲くこの丘陵地にてささやかな奇蹟が起こる。
この物語では、二人の人間に巡る不思議な因果の糸を描く。
(全十三話、約二万六千字)
※ちなみに、最後の音のエピソードは作者の身内に起こった実話をモチーフにしております。
毎日正午に更新、六月七日に完結します。
文字数 26,356
最終更新日 2026.06.07
登録日 2026.05.26