「家族」の検索結果
全体で11,436件見つかりました。
乙女ゲームの世界でクローディアという令嬢に転生した私は、家族に可愛がられ、幸せな生活を送っていた。
学園に入学したら、ついに乙女ゲームの醍醐味である様々なイベントが発生すると思ってわくわくしていたーのに!
最初のイベントはまさかのイケメンからの悪役令嬢認定イベント!!?
私がヒロインじゃないなんて聞いてない!ってショックを受けていたら、クローディアのもとにヒロイン役という女子生徒が宣戦布告にやってきて……。
悪役令嬢だってヒロインフラグ回収したって良いじゃない!
ヒロインに対抗するべく、悪役令嬢に転生した身ではあるものの、ヒロインフラグを回収させていただきます!
文字数 30,329
最終更新日 2022.12.28
登録日 2021.08.28
いつもと変わらない朝、今日もナンの変哲もない毎日が始まると思っていた。
だが、その日は違った。
通勤の電車内で、オレは右手を掴まれたかと思うと、強引に掲げられた。
そして、隣に立って居た女子高生がヒステリックに叫ぶ。
「この人、痴漢です‼」
頭が混乱する中、ここに居てはいけない。ただそれだけが心を支配し
ワケもわからずに、駅のホームから線路の上に飛び降りる。
しかし、その後に待っていたのは、悲劇であった。
痴漢の濡れ衣を着せられて死んだオレに、アイツが
異世界転生の話を持ち掛けてきた。
『これはボーナスだ。元の世界でくたばっちまったテメェを
違う世界へ転生させてやる』
でき過ぎた話に不審がるオレに、アイツが畳みかける。
『オイオイ、忘れちまったのか~? テメェが死ぬことになった原因を
果たしてテメェの家族は、一体どうなっちまうだろうな……?』
『そこんとこいい感じにするくらい、オレ様なら簡単にできちまうワケよ
最も、それもこれもテメェの気持ち次第だけどな』
無論、話はこれで終わらない。上手い話には裏がある。これは世の常だ。
アイツが更なる衝撃的な話を続ける。
『テメェにやって欲しいのは、簡単に言うと、バケモノ退治だな』
『現地では「妖魔」なんて呼ばれていてな、姿は気色悪いわ、力はハンパねぇわ
魔法は使うわで、マジヤベー奴でよ、普通の人間には手に負えねぇのさ。
おまけにコイツには、人間を食っちまう習性までありやがる』
そんなモノの相手はできないと尻込みするオレに、アイツが事も無げに告げた。
『目には目を歯には歯を、バケモノにはバケモノってヤツさ。簡単な話だろ?
テメェをそのバケモノと、似たような存在にしてやる。
案外テメェにとっちゃ、その方が幸せかもしれないけどよ』
だが、異世界へ転生したオレに待ち受けていたのは
予想外な見覚えのある風景と、若者たちから突然の理不尽な暴力であった。
果たしてオレの未来はどうなってしまうのか?
文字数 71,024
最終更新日 2026.06.30
登録日 2026.06.30
かつてこの世界には、十柱の神々が存在した。
神々は、自ら選んだ人間たちに血と神力を分け与え、人々を助け、導く使命を託した。
その血は神血(イコル)と呼ばれ、力を授かった神力者たちは災厄を祓い、人々を守る存在として活躍し、人々もまた彼らを敬い、崇めていた。
しかし時代は進み、文明は発展し、蒸気や鉄道が生活を変えてから、人々は神の力に頼らずとも生きられるようになった。
やがて神選者は歴史の表舞台から姿を消し、おとぎ話のような存在として語られるようになっていく。
それでもなお、一部の神選者たちは人々の助けとなるため、その力を振るい続けていた。
大地の神力を受け継ぐ少女、アイカ・カコエラもその一人だった。
いつか誰かの力になれる自分でありたい。そんな願いを胸に、家族や友人たちと穏やかな日々を過ごしていた彼女だったが、ある夜、その平穏は別の神選者による襲撃によって、終わりを迎えた。
人々が次々と命を奪われていく中、人並み外れた力を持ちながらも、アイカは恐怖に囚われ、ただ立ち尽くすことしかできなかった。
その無力さを悔やみ、アイカは心の底から強くなることを願う。
奇妙な仲間たちと出会い、笑い、ぶつかり合いながら、時に神の力に翻弄され、世界の闇に立ち向かっていく。弱さを知った少女たちが、誰かを助けるための強さを手に入れていく物語です。
文字数 5,547
最終更新日 2026.09.06
登録日 2026.08.18
国王謀殺の容疑をかけられて、一家皆殺しの危機にひんした男爵令嬢のフロランス・マツモーティス。
彼女はレスラーの覆面型の悪魔、ダンプこと『ハンプティダンプティ』に助けられた。
ダンプは、家族も守ってくれるという。
条件は、自分を被って悪役覆面レスラーとなること。
竹刀と警察帽で武装し、極悪の文字が描かれた覆面で顔を覆う。
「つーいーほうっ! つーいーほうっ!」
と客から罵倒されても、
「うるっせ! おめえらが追放だよ!」
と、リング上で悪の限りを尽くす。
バレたら殺害される。
その前に、このクソッタレな格闘技大会をぶっ潰して、真犯人である運営を血祭りにあげてやる!
しかし、ところどころで生来の人の良さが出てしまう。
これでも、悪役令嬢なんだよ!
文字数 80,185
最終更新日 2025.08.06
登録日 2025.07.27
「あなたは皇太子妃に相応しくない」
そう告げられ、婚約者である皇太子から婚約破棄された公爵令嬢エルザ。
さらに妹を虐げた「悪女」として罪を着せられ、家族からも見放された彼女は、故郷も爵位も捨て、唯一の味方である侍女クラリッサと愛犬アーデルを連れて隣国へ向かう。
そこで始めたのは、小さな香り工房。
誰にも価値を認められなかった調香の才能は、人々を癒やし、荒れた街に希望をもたらしていく。
しかし、エルザ自身はまだ知らなかった。
彼女が「地味な魔法」と思っていた力が、世界を救うほど希少な魔法であることを――。
そんな彼女の前に現れたのは、冷酷と恐れられる隣国の大公アルベルト。
「君の香りは、人の心を救っている」
誰にも見つけてもらえなかった本当の価値を、彼だけが見抜いていた。
血の繋がった家族に選ばれなかった令嬢が、今度は自分を心から大切にしてくれる人たちと出会い、本当の幸せを手に入れていく。
これは、愛される価値を知らなかった令嬢が、自分自身の輝きを取り戻す物語。
文字数 12,108
最終更新日 2026.08.05
登録日 2026.08.03
――“いえ”って、なんだろう。
見世物小屋で“商品”として扱われていた兎族の少女、ルーチェ。
問題児の少年、ナハトは彼女の手を引いてこう言った。
「散歩しよう」
その散歩で、見世物小屋は崩壊した。
そしてそれはルーチェにとって初めての「あったかい家」への導きとなった。
あたたかいお話が好きな方へ。
笑って騒いでときどき胸も熱くなる。
読んだ後にはほっこりあったか。
最後は「ただいま」と言いたくなる物語。
―――――――
第一話が一番どん底です。
ルーチェが自分を取り戻せるよう、ぜひ見守ってやってくださいませ
(*・ω・)*_ _)ペコリ
※本作の執筆にあたり、文章表現の補助としてAIツールを一部使用しています。
生成AIの利用ツールと利用目的
・chatGPT
・誤字脱字チェック
・言い回し、表現チェック
登録日 2026.08.09
「さり気ない日常の風景と私のプチ幸せポイントを雑多ですが、集めてみました。くつろぎのひとときになれば幸いです」by 桜子。
この日記風投稿小説の読者Xは、桜子の正体に気付く。
一方、読者Xの存在すら知らない作者。
作品をきっかけにして 作者実名:葵と 読者X実名:優 のリアルの 付き合いも すすんでゆく。
また 葵の姉:咲子の存在が 葵の日常を 惑わせてゆく。
葵の姉 咲子 は 何者なのか?
姉弟は 同じ家庭環境 同じ両親のもと 普通に育てられた。中流上の家計、高校までは公立に通った。常識的凡人の弟、非常識偉そうな姉、両親は同じように育てたつもりなのに。
9歳のときの大病を境に 咲子は 別人のように変わる。
年頃になった咲子には 贈り物が届くようになり 贈り物攻勢は 咲子が結婚後も続く。姿を見せない送り主のせいで 咲子・満の夫婦は 離婚の危機に。
葵のアルバイトがきっかけで 贈り主の正体と事情が家族に説明される。
咲子の中に居るもう一人の存在があきらかになり、一体の中に二人存在する異常事態を解消すべく 異世界へ旅立つ。
*ばらばらピースを集めたら、どんな絵になるのか 筆者自身も迷走中のため、公開済み分も 随時加筆訂正がありまので、若干ストレスを感じることもあるかと思いますが、ご容赦願います。
*お読みいただいていますこと、心より感謝申し上げます。
*ストーリー展開紆余曲折で すみません。内容紹介文も 修正追記をご容赦ください。
文字数 31,051
最終更新日 2026.08.09
登録日 2026.03.27
第二次世界大戦から80年以上。平和な日本で、世界の誰も知らない戦いが続いていた。
岐阜県高山市の山奥で、家族と穏やかに暮らす少年・大狼糸成。狩りを生業とする彼の日常は、ある日突然、惨劇へと変わる。
家を襲った謎の男によって、父と母を殺され、弟と愛犬までもが行方不明となった。
すべてを奪われた糸成が選んだのは、復讐の道だった。
しかし、育ての親同然だった男・服部雷蔵から教えられたのは、復讐のための力ではない。
――奇跡の術を操る者、“奇術師”。
この世界には、人類の住む「聖界」と、魔獣や魔人が暮らす「魔界」が存在する。そして両世界を繋ぐ「門」を巡り、奇術師たちは人知れず戦い続けていた。
やがて糸成は、父が遺した「人は支え合いながら生きる」という教えを胸に、復讐ではなく、理不尽な犠牲をこれ以上生まないために戦うことを決意する。
だが、彼自身も知らない秘密があった。
緋色に輝く右目。
そこから漏れ出す、奇術師ですら知らない異質な力。
そして、家族を奪った謎の男が残した言葉――
「次だ」
世界の裏側でうごめく魔界の脅威。
人間と魔人の対立。
そして、自らの血に隠された真実。
これは、すべてを失った少年が“緋色の奇術師”と呼ばれるまでの、成長と戦いの記録である。
感想、レビュー、ブクマ、評価、待ってます!!
文字数 23,583
最終更新日 2026.08.14
登録日 2026.07.28
「この鏡に映っている少女は誰でしょう…?」
蔑まれ、ろくにご飯を与えられず倒れてしまった【フローライト・ミューズリア】
目を覚ますと日本という国の【音神ほたる】という少女に転生していた
フローライトはほたるとして生きることを決意する
そんな矢先、晩御飯に呼ばれダイニングに向かうほたる
ほたるの目の前に現れたのは…
これはフローライトがほたるとして現代の日本で生きて家族の愛(ご飯)をいただいていく話である
文字数 273
最終更新日 2023.12.17
登録日 2023.12.17
もし、長年連れ添った妻が、亡くなろうとする瞬間に「助ける方法があります」と誰かに言われたら、どうしますか?
条件は、数百年に及ぶ長い一生を過ごすことです。異世界にも行ってもらいます。赤ちゃんから、やりなおしてもらいます。生き延びるために、強くなってもらいます。魔物と戦ってもらいます。ダンジョンにも行ってもらいます。他の女性と結婚してもらいます。いっぱい子供を作って遺伝子を残してください。そして…。そして、この星を守ってください。そんなことを言われたら、どうしますか?
瀧村家の父と成人した三兄妹(兄妹弟)は、突然倒れた母を死なせないため、代償を払う契約を結び、現代日本とは異なる世界へ赴くことになる。そこは伝説の英雄が千年前に人類を転移させた世界。天才ながら天然の長男、太陽のような明るさの長女、頭脳派策士の末っ子。個性豊かな三兄妹は、赤子に生まれ変わった父を育ててながら、魔獣や魔王と戦い異世界の人類を救う。現代地球では地殻変動により人類滅亡の危機が…。伝説の英雄とは誰か?瀧村家の人たちは人類を救えるのか?生まれ変わった赤子父は、英雄となれるのか?剣神を継ぐのか?最強空間魔法使いとは誰なのか?。家族のため、仲間のため、それぞれが行きつく果てはいずこか。英雄の方舟に乗った一家の、人類存亡をかけた大冒険
登録日 2026.08.10
俺は乙女ゲームが好きな普通の高校生だ。新しい恋愛小説を買って、るんるんとした気分でいると、居眠り運転の車に轢かれてあっさり死んだ。
そして気がつくと、俺はどこか家族の赤ちゃんに転生していた。だが俺は言葉は分かるが、前世の記憶は一切なく、すくすくと育った。俺には可愛い幼馴染みがいる。エマだ。俺はこのエマに恋をしていた。何事もなくエマとの婚約が決まったが、そこで王子が現れエマを横取りされてしまうー
そしてそのショックから俺は前世の記憶が蘇る。ここは俺のやっていた乙女ゲームの世界だと。そして同時に思い出すのは王子の婚約者であり、悪役令嬢と呼ばれたいたルナだった。ルナの家族が反逆の罪で処刑されてしまい貴族の身分を剥奪されて、盧垂れ死んでしまうことをー。
俺はルナ推しだった。だからどうしてもルナを助けたかった。どうすれば防げるか考えながら歩いていると、ルナが襲われそうなところに遭遇する。
それを助けて家族に頼みルナを養子にしてもらい義理の妹になる。
それで貴族だったルナに庶民の生活などを教えて、学校での平均な生活を営んで楽しんでいると、エマが泣きながら現れたー
文字数 6,715
最終更新日 2025.09.02
登録日 2025.08.12
平凡な村に住むルクスは、7歳のスキル鑑定の儀式で『テイム』の力に目覚めると同時に前世の記憶を思い出した。
「…そうだ。僕はかつて『魔獣の勇者』と呼ばれていた……」
人間たちの希望《勇者》と人間を滅ぼす魔王の戦い。
ルクスは前世で「魔獣の勇者紋」を宿した勇者ルトとして魔王軍と戦っていた。
その戦いの最中、ルトは仲間たちから裏切りに遭い大切な家族を失くしていた。そして戦いが終わったあとも人々から酷い扱いを受け絶望しながら生涯を終えた。
「さぁ、前世の復讐は今世で果たそうか」
これは人間の欲深さに絶望した勇者が復讐を遂げるまでの物語。
文字数 199
最終更新日 2026.06.30
登録日 2026.06.30
まだ10歳の僕は、誰1人いない惑星に辿り着いてしまった。
僕と家族が乗る宇宙船が、なんらかの原因で不時着してしまった為に……
コールドスリープ装置に眠る未だ目覚めない家族のため、僕はこの惑星からの脱出方法、または救助されることを待ち望んでいる。
途方にくれる日々のなかで、ひとりの人工知能(AI)と出会った。
彼女は、船の中に1人でいる僕に温かい手を差し伸べてくれた唯一の存在。僕は家族のため、彼女と2人でこの困難を懸命に生き抜こうと心に誓う。
どうしたら帰れるのか。どうやったら生き延びれるのか。
いくつもの課題があるこの状況をどう打開していこう……
※毎週日曜日、朝10時に更新します!
※年中行事等がある場合は、その日も更新されます!
※1話あたり1500字以内を目安に書いてます!
※表紙は自作です!
※5/1題名変更しました。(旧題 : この広い宇宙で〜僕と船の物語〜)
文字数 71,419
最終更新日 2020.07.05
登録日 2018.07.19
東洋の衣食住文化と最新技術が融合した 麗辰(れいしん)王国。 千年間戦争のないこの国では、 四年に一度「奉神祭(ほうしんさい)」が行われる。 だが、その神聖な祭には古くから不穏な噂があった。 「巫女長は祭の後、神の生贄となる」――と。 主人公ナミのたった一人の家族、 姉のリアはその巫女長に選ばれた。 祭の間、心配で気が気じゃないナミを、 リアは隣の幼馴染の家族に預けた。 「ナミー、心配しないで! うちでゲームでもして待ってよう!」 優しく安心させてくれる姉のユキナ。 彼女の弟のソクは、 ナミの腕の血管を指ですぅーとたどり、 手首をぎゅっとつかまえてきた。 「きゃああ!何?」 ナミの全身が甘く痺れる。 「ナミの血の鼓動が、花火みたい」 「何言ってんの?」 「……ずっと顔色悪いかっただろ。 心拍数けっこう高いな。水飲みなさい」 ソクは、距離感がバグったナミと同じ年の幼馴染だった。 そんな二人と楽しく過ごして待っていたのに、 ナミの元へ帰ってきたのは――リアの亡骸だった。 国家は“事故”と発表し、 ナミに高額な報奨金を与え、 強引に海外の神学校へと送り込む。 自分もリアのように生贄に選ばれるのでは? ――そんな疑念を胸に抱きながらも、 ナミは逆にその機会を利用し、 神殿に入ることを決意する。
「姉を奪った真相を、この手で暴く」 四年後、巫女として帰還したナミを迎えたのは、 王政を支える二人の男。
急成長し、外交官長まで上り詰めた、 人懐っこい幼馴染・ソク。 そして、麗辰一の美貌を誇る大神官であり、 姉の上司であったジア。 再び動き出す祭と陰謀。 神殿の奥でナミが見つけたのは――? 甘く優しい言葉でナミに触れてくるソクと、 理想と威厳を備え、彼女を導くジア。 二人の差し伸べる手は、救いなのか、 それとも深淵への誘いなのか――。 姉の死を探るサイバー巫女×溺愛ロマンスサスペンス、ここに開幕。
登録日 2026.08.29
その日、世界は物語に呑み込まれた。
力と引き換えに記憶を失う世界。愛する家族の顔も名前も、自分の名前さえ失った時、あなたは「あなた」で居られるだろうか?
単身赴任中の父親は、美しい魔女の姿で、行方不明の娘を探す旅に出る。
平凡な主婦は、愛する子供たちを守るため、忌まわしい悪魔の力を振るう。
引きこもりの青年は、愛するアイドルの仇を討つため、理想の英雄となる。
小さな怪物は、友の死をきっかけに、人間への復讐を誓う。
壊れた世界で自分を探す人々の物語は、やがて一本の線に集約されていく。
これは、壊れた世界で「自分」を探す、魂の物語。
文字数 127,861
最終更新日 2025.11.20
登録日 2019.06.15
「なんというか、虚しい」それでも――
天と地の狭間を突き進む、硬派中華ファンタジー。
《あらすじ》
鼎国(ていこく)は伝説の上に成り立っている。
また、鼎国内には鬼(き)が棲んでいる。
黎王朝大統二年十月、それは起こった。
鬼を統べる冥界の王が突如、朝議の場に出現し、時の皇帝にひとつの要求を突きつける。
「我が欲するは花嫁」
冥王が、人の花嫁を欲したのだ。
しかし皇帝には、求められた花嫁を譲れない事情があった。
冥王にも譲れない事情がある。
攻防の末、冥王が提案する。
「我の歳を当ててみよ」
言い当てられたら彼女を諦める、と。
冥王は鬼であり、鬼は己のことは語らない。鬼の年齢など、謎そのもの。
なんの前触れもなく謎解きに挑戦することになった皇帝は、答えを導きださねばならず――。
朝廷がぶちあたった前代未聞の不思議話。
停滞する黎王朝(れいおうちょう)に、新たな風が吹き抜ける。
《国と中央機関》
① 国名は、鼎(てい)。鼎国の皇都は、天延(てんえん)。
② 現在、鼎国を統治しているのは黎家(れいけ)であり、黎王朝では二省六部を、史館(しかん)と貴族院の一館一院が支える政治体制をとっている。
③ 皇帝直属の近衛軍を神策軍(しんさくぐん)という。
④ これらの組織とは別に、黎家を護る三つの家・護三家(ごさんけ)がある。琉(りゅう)、環(かん)、瑶(よう)の護三家はそれぞれ異能を駆使できる。
《人物紹介》
凛丹緋(りん・たんひ)
美人だが、家族から疎まれて育ったために性格の暗さが顔に異様な翳をつくっている。人を寄せつけないところがある。後宮で夫人三妃の選別のため、采女として入宮したばかり。
黎緋逸(れい・ひいつ)
見たものが真実であるという、現実主義の皇帝。
凶相といえるほどの三白眼(さんぱくがん)をもつ。
黎蒼呉(れい・そうご)
緋逸の実弟。流罪となり、南の地で暮らしている。恋魔(れんま)とあだ名されるほど女癖が悪い。多くの文官武官から見下されている。
黎紫苑(れい・しおん)
緋逸の異母弟。これといった特徴のない人。皇帝の異母弟ということもあり、半ば忘れ去られた存在。詩が好き。
崔美信(さい・びしん)
殿中監。殿中省は皇帝の身辺の世話だけでなく、後宮の一切合財を取り仕切る。まだまだ男社会の中でとくに貴族の男を見下している。皇帝相手でも容赦ナイ。
環豈華(かん・がいか)
美信によって選ばれ、丹緋付きの侍女となる。見鬼の能力を有する環家の出だが、無能。いらない存在だった身の上が、丹緋との距離を近づける。
文字数 101,186
最終更新日 2022.11.18
登録日 2021.12.25