「彼」の検索結果
全体で72,732件見つかりました。
後輩の策略にはまり、恋人も職も住む場所も失った国枝雷(28)。
どん底に落ちた彼が出会ったのは、“幻獣”と呼ばれる人外たちだった。
ひょんなことから始まった彼らとのシェアハウス生活。
そこで待っていたのは、癖も事情も一筋縄ではいかない住人たち。
腕っぷしが強く、簡単には折れないライ。
けれど、相手は人間の常識が通じない人外たち。
常軌を逸した執着と、逃げ場を奪うほどの愛情を向けられ、ライは振り回されていく。
彼らの「好き」は、どうにも一筋縄ではいかない。
ヤンデレ人外×強気受け。
溺愛、執着、ヤクザ、荒事あり。
登場人物、大体ヤバイ奴。
※タイトルに★が付いているとイチャイチャ注意
※投稿日模索中…(しばらく金土日予定)
2025.7 10000View突破感謝✨
2025.12 20000View突破感謝✨
2026.6 30000View突破(*・ω・)*_ _)✨
文字数 1,113,296
最終更新日 2026.11.06
登録日 2024.05.22
バレンタインデー当日。大の甘党である無頓着系男子・柳真琴は、他校の女子から預かったチョコを同級生の美甘海寧へ届けることになる。
美甘は現役の高校生モデルとしても活躍する、絵に描いたような美男子。
あまり接点のなかった柳は、さっさとチョコを渡して帰るつもり──だったはずが、その流れで「自分用に持っていたチョコ」も美甘へあげることに。
しかし密かに柳に想いを寄せていた美甘は、そのチョコを“柳からの告白”だと勘違いしてしまい──。
秘めていた想いが溢れ出し、激流のように告げられる「好き」の言葉。
でも柳は、それを“甘いものが好き”という意味でしか受け取っておらず……?
両想い(※ただの勘違い)から始まる、片想い拗らせ男子×無頓着甘党男子のすれ違い青春ラブコメディ。
文字数 82,932
最終更新日 2026.09.06
登録日 2026.08.12
極低音の声にコンプレックスを持ち、表では無口なモブとして生きる藍沢 奏(あいざわ かなで)
彼は覆面ASMR配信者『HAKU-shion』として、誰にも言えない二重生活を送っていた。
そんなある日。
『スクールカースト外』の危険な一匹狼・黒瀬 瑛理(くろせ えいり)と教科書を取り違え、挟んでいた配信用の甘い台本を拾われてしまう。
正体発覚を恐れる奏だったが、実は黒瀬は『HAKU-shion』の熱狂的なリスナーで……!?
コンプレックスと執着が入り混じる、声から始まる救済の物語。
文字数 80,693
最終更新日 2026.08.30
登録日 2026.08.08
「陛下って呼ばれるの、好きなのか?」
「……何?」
「名前があるだろ。あんたにも」
その一言が、皇帝の人生を狂わせる。
テスは、帝国の辺境で起きた反乱の責任を押しつけられ、処刑される寸前だった。
しかし、皇帝アデュリアンは彼を死刑にせず、皇宮直属の近衛兵に任命する。
それは恩赦ではなかった。
テスが反乱軍から押収された古い文書を読める、数少ない人間だったからだ。
皇帝のそばで働くうち、テスは気づいていく。冷酷な皇帝が隠している秘密。そして、帝国が長年守ってきた歴史の嘘に。
一方、アデュリアンもまた、命令に従わず、平気で自分を叱り、時には笑わせる一人の兵士から目が離せなくなっていく。
やがて二人の間に生まれるのは、主人と従者の忠誠ではない。
どちらかが命令すれば成立するような、簡単な関係でもない。
皇帝は、愛する男に命令することができるのか。兵士は、愛する男に逆らうことができるのか。
そして、もし愛することが相手の自由を奪うのなら、その愛を手放すことはできるのか。
*から⸻ね変更してます。
文字数 257,825
最終更新日 2026.11.07
登録日 2026.10.15
学園祭のステージで、5人の体育会主将が全裸になり、勃起したペニスを握りしめて観客の前で激しく扱き始める……
部費獲得のためだけに渋々出場したはずの「主将対抗! ベストボディ選手権」は、観客の野次と体育会ノリが絡み合ううちに完全に制御不能となった。コンパクトな筋肉質ボディの器械体操部・坂口太河、日焼け跡が目に鮮やかな水球部・村井竜也、学内イケメンNo.1のアメフト部・三浦佑太郎、J1入りが内定しているサッカー部・庄子圭太、そして規格外の巨体と巨根を誇るカヌー部・久保田玲音——ノンケの体育会男子である彼らは、羞恥を笑い飛ばしながらも、次第に本気の性欲を剥き出しにしていく。
最初はただのボディビル大会だった。しかし極小ビルパン姿で並んだ瞬間から、すべてが変わった。陰嚢がはみ出し、ペニスが露わになり、やがて5人全員がステージ上で堂々とオナニーを始めてしまう。ピンクの亀頭から弧を描いて飛び散る精液、極太男根をドクドクと脈打たせながら悶えるイケメンの表情、垂直に噴き上がる白濁、観客席にまで届く規格外の遠射——すべてが明るく、激しく、容赦なく描かれる。ノンケ体育会男子特有の「恥ずかしいけど、みんなやってるなら俺も」という負けず嫌いと、底抜けの性欲が炸裂する。
最後まで笑顔を崩さず、照れながらも本気でイキ果てる体育会主将たち。彼らの汗と精液と喘ぎ声が、頭の中から離れなくなる!
(過激な描写を含むため、18歳以上の読者に限定)
【「男子体操部シリーズ」の第16作です。これまでの作品を先に読んでいただけると、なお一層お楽しみいただけます!】
文字数 60,606
最終更新日 2026.07.29
登録日 2026.06.27
子供の頃から多くの異性から好意を寄せられていた【周(しゅう)】。中学高校と告白されて、何度か女の子と付き合ってはみたものの、自分の心が動いた事は無かった。しかし、ある事をきっかけに、自分は同性が好きなのだと自覚した時、自分には恋愛することは出来ないのだと感じた。心を閉ざし、高校を卒業した周は、大学の新入生オリエンテーションで出会った【諒平(りょうへい)】に強く惹かれていく。そして周が大学で知り合った同期生【みくり】と【真樹子】。
男子生徒に人気がある、ふんわりと可愛らしみくりに、ボーイッシュであっさりとした、みくりとは正反対な印象の真樹子。
気が付けば、4人はいつも共に行動をしていた。
そんなある日、周は、ひょんなことから、みくりが【自分と同じ部類の人間】だと気がつく。
周はみくりに、ある提案をし2人は付き合う事に。
2人が付き合った事で動き出した4人の心は……?
※この物語は、日常のありふれた風景の中、どこかの街で生きている青年達を描いた作品です。そのため、ゆっくりと進んでいく物語です。一人称ではありますが、地の文多めとなっておりますので、ご了承ください。
前半は、天根周(受)視点から。
後半は、木原諒平(攻)視点となります。
よろしくお願いします。
*****
【ブルーグレイ・バタフライ】は造語です。
ブルーグレイの色の意味には「信頼感」という意味があります。また、グレーには「不安」や「迷い」という意味を持っています。
この物語の主人公は4人ですが、軸は「周」です。彼の心の葛藤や苦悩を表現しています。
バタフライには「バタフライエフェクト」の意味が込められています。4人の小さな勇気が、大きな変化へと繋がっていく、という意味が込められています。
※この小説はフィクションです。実在の人物や団体などとは関係ありません。
※短編バージョン(R15)はカクヨムで公開しております。
※カクヨムバージョンより、BLを中心とした改稿版となります。
文字数 53,807
最終更新日 2026.11.07
登録日 2026.10.28
その夜、レオンハルトはうなされていた。
好色な王に婚約者を奪われたのだ。
小貴族の若き当主であるレオンハルトには、強権をもつ王に逆らうすべなどない。
うなされて飛び起きた彼のそばにいるのは、いつものように幼なじみのヴィルターであった。
緋色の髪をした幼なじみは、レオンハルトにとって唯一絶対味方の存在である。
「お前の手は気持ちいいな」
触れられた手が冷やりと心地よいのも、いつものことだ。
今夜が少し違ったのは、ヴィルターの手がレオンハルトの秘部にのびたから──。
「この奥に、もっと気持ちよくなれる処があるんだよ」
指で奥を弄いながらも、一線を超えようとはしないヴィルター。
──大切にしたいから。
その言葉に偽りはなかった。
しかし、レオンハルトに異様な執着を寄せる国王ルーカスの手がじわじわと彼に迫っていた。
【主な登場人物】
レオンハルト・クライン…弱小貴族クライン家の若き当主。家と王の板挟みになり苦しい立場。
ヴィルター・シュルツ…レオンハルトの幼なじみで、大貴族の跡継ぎ。レオンハルトにみせる執着はすこし常軌を逸しており…。
ルーカス・マイヤー・アインホルン…横暴な専制君主。レオンハルトの婚約者を奪うが、実は狙いは…。
エドガー・クライン…レオンハルトの弟。兄に逆らってばかりの困り者。
シンシア・シュルツ…レオンハルトの婚約者で、ヴィルターの妹。王に奪われるが、本当の想い人は…。
文字数 95,173
最終更新日 2026.11.07
登録日 2026.09.11
王妃の死を招いた「悪魔の子」として、辺境の離宮へ追いやられた第三王子。十四歳になるまで名前すら呼ばれず、孤独と罪悪感の中で生きてきた彼の前に、ある日、白髪と金の瞳を持つ青年ヨシュアが現れる。
「やっとお会いできましたね、テオ」
誰もが忘れたはずの名前を呼び、王宮魔導士を名乗るヨシュア。彼は冷えきった部屋を魔法で温め、食事を作り、王子の髪を梳き、初めての優しさを惜しみなく与えていく。
ヨシュアに手を引かれ、外の世界を知る王子。空を泳ぐ魚、星空を駆ける熊、動き出す生垣――荒れ果てた離宮は、二人だけの美しい楽園へ変わっていく。王子もまた、笑い、走り、自分の望みを口にする一人の青年へと成長していった。
しかし、城が幸福に満たされるほど、使用人たちの笑顔はどこか不自然になっていく。ヨシュアはなぜ、失われた王子の名を知っていたのか。彼が王子へ向ける深い愛情は、本当にただの優しさなのか。
やがて古い図書室で見つけた一冊の絵本が、二人の物語を静かに反転させる。
これは、悪魔の子と呼ばれた王子と、彼を愛する魔法使いの、歪で優しい救済の物語。
文字数 70,109
最終更新日 2026.08.22
登録日 2026.07.23
気だるげな年下美人カモシカ×笑顔が可愛い、しっかり者の年上リカオン。
――面倒なことは、嫌い。でも、欲しいものまで諦めるつもりはない。
故郷を飛び出した十九歳のカモシカ、スオウが辿り着いたのは、さまざまな亜人が暮らす交易都市。
そこで出会ったのは、小さな商店を営む八歳年上のリカオン、ミエルだった。
人懐っこくて、働き者で、誰にでも優しい。
けれどそんなミエルには、夜になるとうまく眠れないという秘密がある。
ひょんなことから店を手伝い始めたスオウは、いつしかミエルの暮らしにすっかり馴染んでしまう。
店番をして、お茶を淹れて、疲れた彼を休ませて。
最初は、ただ居心地がよかっただけ。
けれど、笑っていてほしいと思うようになって、そばにいたいと思うようになって。そして気づいた。
どうやら俺は、この人が欲しいらしい。
「眠れないなら、俺が店番してるよ。起きるまで、ここにいるから」
マイペースな年下美人と、甘やかされ慣れていない年上店主の、ゆっくり距離が近づくファンタジーBL。
文字数 32,807
最終更新日 2026.11.07
登録日 2026.10.30
学生時代から長く付き合っていた恋人と別れたジェイミーは、心機一転縁もゆかりもない街でひとり暮らしをはじめる。
新しい街で出会った隣人のリュカ。
奇天烈ボンボン系攻めが常識を身につけ、美味しいものを食べ、隣人に癒されつつ惹かれていく、日常系ゆるふわBL。
現代なんちゃって微ファンタジー。
あんまりえっちにはならない予定です。
最終的には溺愛です。
オメガバ独自設定あり。嚙んでも番にはなりません。
【登場人物】
ジェイミー・ハッター:ちょっとろくでもないボンボン。アルファ。つくしたい派。「非魔法使い」たちに紛れたい魔法使い。
リュカ:ジェイミーの隣人。オメガ。
リーアム:ジェイミーの友人
レイフ:ジェイミーの友人
文字数 85,254
最終更新日 2026.11.07
登録日 2024.10.01
前世でレーベンとの婚約を勝手に破棄し、彼自身の実家や周囲に多大な迷惑をかけてしまった『ダグラス・バートン』は、侯爵家の次男だった。
そんな彼は、典型的なざまぁ小説に出てくる序盤の婚約者らしく家から追放され、鉱山で働く事を命令された。
そんなダグラスは数ヶ月後に崩落事故に巻き込まれて命を落とす。
死に戻りを経験した彼は、心に深い傷を負いαとしての力をほとんど発揮出来ない欠陥αになってしまった。
そんな彼とは裏腹に、婚約破棄されたΩの『レーベン・フォン・アイゼンブルク』はダグラスとの婚約破棄後、『運命の番』の男性と出会い婚約、のちに結婚。
子宝にも恵まれて幸せな人生を送った。
長生きをして天寿を全うした際に、ダグラスが鉱山で働いて数ヶ月後に命を落としていた事を思い知る。
落ちこぼれαと強かなΩの、前世を乗り越えて再び相手と向き合うオメガバース小説です。
文字数 14,200
最終更新日 2026.11.07
登録日 2026.10.31
寂れたシャッター街にある、占いの館『アルカナイカ』。
その二代目占い師・天野川 怜(あまのがわ れい)のもとには、今日も占いそっちのけで雑談や愚痴を吐きにくる客たちが集まっていた。
そんなある日、『アルカナイカ』に可愛い美大生・駿河 華音(するが かおと 18 男)が恋愛相談に訪れる。
久々にまともに占いが出来ると喜んだ怜。
しかし華音が恋する相手は、チャット占いアプリ「ウーラ・ナッテ」の人気占い師、心星ランであった。
怜はその占い師のことよく知っていて、これは難関だと頭を悩ませつつも、華音の恋を応援することに。
……ところが華音は、「自信をつけたい」と言って、怜に毎日、【あるとんでもないもの】を見せ始める。
そんな華音の行動を受け入れながらも、怜は次第に、彼が想いを寄せる心星ランに激しく嫉妬するようになっていき――。
変態×変態。まともな人なんて出てこない!
現役占い師がお届けする鑑定BL、いざ開幕──!
文字数 49,754
最終更新日 2026.10.31
登録日 2026.10.30
受けにしか懐かない過保護系ワンコ攻め×逃げ腰天然ツンデレ受けの両片思いから始まる青春BL────
4月、無事志望校に入学した高校1年生の奥村 晋は中学時代に発症した赤面症に悩み、高校では病気を隠して平凡に過ごそうと考えていた。
しかし初日から赤面症が顔を出し、今すぐにでも教室から逃げたくなった奥村を助けてくれたのは
クラスでも目立つ存在で、誰とでも分け隔てなく接する人気者の沼塚 朔だった。
そんな彼とは正反対に、人見知り陰キャな奥村はクラスの中では目立たない存在で
沼塚と深く関わることは無いだろうと思っていた。
そんな初日を境にどうしてか沼塚に話しかけられるようになり、困惑するも馬が合い友達になり、少しずつ心を開く。
沼塚と話していくうちに、沼塚という人間に憧れを持つようになるが、それがあるときそれが恋心に変わる。
忘れるためにと沼塚のことを避けるようになるが…
すれ違いの狭間で両想いだということを知り、恋人として交際をスタートする───
正反対な二人のじれったい青春ボーイズラブが幕を開ける───!!
文字数 121,742
最終更新日 2026.09.21
登録日 2026.06.29
レトロゲームに転移したサラリーマンを、勇者こと若き王子が溺愛!?
突然RPGの世界に飛び込んでしまった、ごくごく普通のサラリーマン・大和。
彼を待っていたのは大和を「導きの精霊」と敬う、一国の第一王子・エティオクレス。
ファミコンの中から現実世界に戻るには、やっぱり魔王を倒すしかない!?
一途な純情王子(18)と強気なサラリーマン(26)の、恋する楽屋落ち冒険譚。
文字数 96,584
最終更新日 2026.10.30
登録日 2026.10.02
2つの国の血の証である、美しい二色の瞳(オッドアイ)を持つ狙撃手ミズキ。 彼は国家を守る兵士の性奴隷となりながら体内に自爆装置を抱えて戦地へ征く。
ミズキはあるミッションで仲間の裏切りに遭い、敵国の将官に捕らえられてしまう。
「今すぐ殺せ」と抵抗するものの、敵国の将官に捕らえられ、甘やかな身体検査と称して抱かれてしまったことをきっかけに、性奴隷としての価値しかないと思ってきた自分が「愛されるということ」を少しずつ自覚し始める。
ミズキとそれを取り巻く人たちの、理不尽な時代が生む愛憎劇。
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主人公チートでも、オメガバース要素もありませんが、BLならではのヒリヒリした恋愛模様とか、ギリギリの攻防戦、どこまでもエロく、どこまでも濃い関係とかを書きたくて、それらをたっぷりもりこんでいます。作者、妄想全開です。
みなさま、どうぞよろしくです!
文字数 426,118
最終更新日 2026.11.08
登録日 2025.11.22
感情を味として感じ取る外れスキル。
王都の路地裏で占い屋を営むカニスは、ある日『氷の男』と呼ばれる次期剣聖エリオと出会う。
だが彼の感情は、冷徹な外見とは裏腹に、舌が痺れるほど濃厚な『激甘ショコラ』の味だった。
やがてカニスは公爵家の陰謀、魔獣討伐、魔縛、そして王国を揺るがす秘密へと巻き込まれていく。
これは、捨てられたと思っていた青年が、自らの出生と運命を知り、『人を救う力』と本当の愛を見つける物語。
※BL作品です。
※プロット・構成等の相談に一部AIを活用しています(本文は自筆です)。
※各章に挿絵イラストあり(イラスト:生成AI使用)。
文字数 43,008
最終更新日 2026.11.06
登録日 2026.09.27
「レオンハルト・ヴァルツ。今宵をもって、あなたとの婚約を破棄いたします」
王宮の夜会で、第一王女エルネスタから婚約破棄を告げられた侯爵令息レオンハルト。
理由は、男爵令息ミシェルへの嫌がらせと殺害未遂。死んだ鼠、落下した植木鉢、細工された馬車の車軸。並べられた証拠には、いずれもヴァルツ侯爵家の影があった。
だが、レオンハルトには身に覚えがない。
証拠の弱さを指摘し、この断罪が仕組まれたものだと見抜いた彼は、煙幕を残して王宮から逃亡する。
その行く先をことごとく先回りするのは、王女付き筆頭騎士ユリウス・クレイツ。
レオンハルトとエルネスタより一歳年上の幼馴染であり、幼い頃からレオンハルトの命令に従い、その無謀を補い、剣では一度も負けなかった男。今では法と規律を重んじ、「白い剣」と称えられる正義の騎士である。
ユリウスは知っている。
レオンハルトがどこへ逃げるか。
何を捨て、何だけは守ろうとするか。
どの道を選び、最後に誰のもとへ戻るのか。
王都全体を使った追跡の末、レオンハルトは審理の場へ立たされる。
被害者であるミシェルの証言によって殺害未遂の証拠は崩れ始めるが、レオンハルトは無実の善人ではなかった。密輸、贈賄、司法への圧力、そして現女王を排除するための準備。冤罪の奥から、彼が自ら選んだ罪が姿を現す。
すべては、男であることを隠して王女として生きるエルネスタ——エルネストを王にするためだった。
自らの王のため、悪役であることを選んだレオンハルト。
正義を掲げながら、思惑を隠し彼を追うユリウス。
そして、全てを手に入れるために微笑みをたたえるエルネスト。
同じ未来を見て育ち、やがて異なる未来を選んだ三人の幼馴染。
断罪の夜に始まった追跡は、やがて法と王位、忠誠と執着、そして「誰が誰のものなのか」を巡る争いへ変わっていく。
これは、自分を知り尽くした男から逃れるため、名前も身分も、それまでの自分さえ捨てて地の果てを目指す悪役令息の物語。
文字数 39,448
最終更新日 2026.11.06
登録日 2026.08.28
魔力吸収の付与しかできない、平民の付与術師ニコ。
亡き父から継いだ店は、いつしか『呪いの装備専門店』などと呼ばれるようになり、客足は遠のく一方。
とうとう借金も返せなくなり、店を手放すことになってしまった。
そんな閉店寸前の店に現れたのは、苦しそうな顔をした小柄な冒険者だった。
「それ貸して」
「えっ?」
「他にはないの?」
「……は?」
店の商品を片っ端から使い、それでも足りないと言い出す彼の名はエル。
見た目にそぐわぬSランク冒険者で、魔力が多すぎるせいで体調を崩すという、とんでもない体質の持ち主だった。
ニコの魔力吸収付与は、そんなエルにとってまさに救世主!
しかも、施術の代金として渡されたのは、借金を返しても余るほどの金貨だった。
こうして店を続けられることになったニコだが、エルは何度も店に押しかけてくるうえ、魔力過多に苦しむ人々まで連れてくるようになり……?
「僕のために店、続けてよ」
自分では大したことがないと思っていた能力が、誰かにとってはなくてはならないものだった。
これは、呪いの装備しか扱えないと思われていた付与術師が、ちょっと変わった冒険者や貴族、皇太子、殺し屋に振り回されながらも、いつしか人々に頼られる店主になっていく物語。
文字数 9,356
最終更新日 2026.11.01
登録日 2026.10.30