歴史・時代 小説一覧
2,961
Butler Memories
『Butler Memories』――それは、狂気の世界に刻まれた「正気」の記録。
敵対するA国とB国の境界線に立つ一本の給水塔。そこには、二人の兵士が密かに分かち合う「交換日記」が隠されていた。
リンゴの花の香りを懐かしむ通信兵エリックと、妹の似顔絵を描く哲学者ハンス。
月に一度、新月の夜に更新される日記は、いつしか互いを「敵」ではなく「唯一の理解者」へと変えていく。しかし、戦況の激化と共に、彼らは究極の選択を迫られる。相手を救うことは、祖国への反逆を意味していた。
飢え、凍土、そして名前の解禁。
13ヶ月にわたる魂の交流と、炎の中で交わされた「笑顔の敬礼」。戦後、一人の老兵が守り抜いたその記憶は、やがて国境を越え、平和の象徴としてリンゴの花を咲かせていく。
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文字数 30,188
最終更新日 2026.06.15
登録日 2026.04.26
2,962
我虎なり
信用していた者に裏切られ、檻の中の虎となりし者の記録
文字数 3,323
最終更新日 2025.06.11
登録日 2025.06.09
2,963
Shine
音楽が最も栄える街ウィルム。その街に生きる二人の少年。
過去に囚われ歌う事を恐れた”天才シンガー”ナイトと、精神病に侵される”隻眼ピアニスト”のカイヤ。互いに枷を背負いながらも、音楽の道を貫く音楽物語。
感想数 1
文字数 7,143
最終更新日 2016.08.24
登録日 2016.08.19
2,964
落語の世界へご案内致します
本作は落語と縁のない人に、少しでも興味を持って貰おう、落語に触れてもらおう、という趣旨で書いております。
落語の内容を少し変えて書いていますので、本物の落語と同じ感覚ではお読みになりませんようご注意ください。
変える内容というのは、登場人物の名前であったり、登場人物が発する言葉(現代人に通じるように言い換える)です。
予備知識がなくても理解できるよう努力はしますが、私も素人ですのでミスがあるかもしれません。
その際は感想等でご指摘頂ければ、すぐに訂正致しますのでご協力とご理解のほど宜しくお願い申し上げます。
ちなみに、落語の前に話すマクラと呼ばれるものも書いております。基本、オリジナルです。
本作が取り扱う噺に於いて、伝わりづらい単語または表現等がありましたら、噺の完結後に【 用語注釈 】と題を打って新たに解説する予定です。
【 注意 】
なお、一度作者が落語を聴き、覚えてからの執筆になりますので時間が掛かります。
多くても月一の更新となる予定ですのでご了承ください。
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文字数 17,152
最終更新日 2020.01.02
登録日 2018.11.18
2,965
幕末妖怪奇譚・短編集
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文字数 5,740
最終更新日 2018.12.07
登録日 2018.12.05
2,966
華鏡【はなかがみ】~帝に愛された姫君~
第一話『潮騒鳴り止まず~久遠の帝~』
~その男、敵か味方か?~
激動の歴史に翻弄される恋の辿り付く先は―。
そして、やがて解き明かされる頼朝の死の真相。
〝私は、あなたの胸の中にはいられない。
誰より大好きなあなたの傍にはもう、いられない。
何故なら、私は源氏の女
あなたは平家の男だから〟
鎌倉御家人の河越三郎恒正の一人娘楓は父から、北条時政の息子時晴に嫁ぐように
言い渡されている。
とかく悪評のある時晴を嫌い、邸を飛び出した楓はある日、由比ヶ浜で時繁と名乗る
不思議な漁師の若者に巡り会う。
やがて、楓が知った時繁の重大な秘密とは。
鎌倉幕府を創立した源頼朝の死の真相には
平家の生き残りが拘わっていた―!?
将軍頼朝の死を平家落人伝説を元に私なりに新解釈で描いてみました。
☆第二話には 絶唱~身代わり姫の恋~を同時収録。
源頼家の息女として生まれ、16歳年下の四代将軍頼経に嫁いだ源鞠子の生涯。
感想数 0
文字数 142,674
最終更新日 2021.05.16
登録日 2021.05.08
2,967
奇説二天記
播磨明石に在住する宮本伊織は、小笠原忠政の近習を勤める若き英才である。しかし彼には頭を悩ませる身内がいた。その人は宮本武蔵。恐れ多くも主君に斡旋されて彼の養父となってくれた高名な武士にして剣豪である。そして変人でもあった。
武蔵の奇矯な言動行動に日々悩まされている伊織であるが、あるときに敵討ちと養父を狙う女が訪ねてきて…。
その日から、宮本家の周辺には不穏な影が見え隠れするようになっていくのだが――
感想数 2
文字数 108,093
最終更新日 2022.05.31
登録日 2022.05.30
2,968
天保戯作者備忘録 ~大江戸ラノベ作家夢野枕辺~
時は天保年間、老中水野忠邦による天保の改革の嵐が吹き荒れ、江戸の町人が大いに抑圧されていた頃の話である。
戯作者夢野枕辺は、部屋住みのごくつぶしの侍が大八車にはねられ、仏の導きで異世界に転生して活躍する筋書きの『異世界転生侍』で大人気を得ていた。しかし内容が不謹慎であると摘発をくらい、本は絶版、当人も処罰を受ける事になってしまう。
だが、その様な事でめげる夢野ではない。挿絵を提供してくれる幼馴染にして女絵師の綾女や、ひょんなことから知り合った遊び人の東金と協力して、水野忠邦の手先となって働く南町奉行鳥居甲斐守耀蔵や、その下でうまい汁を吸おうとする木端役人と対決していくのであった。
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文字数 113,560
最終更新日 2023.06.28
登録日 2023.05.28
2,969
東へ征(ゆ)け ―神武東征記ー
日向の皇子・磐余彦(のちの神武天皇)は、出雲王の長髄彦からもらった弓矢を武器に人喰い熊の黒鬼を倒す。磐余彦は三人の兄と仲間とともに東の国ヤマトを目指して出航するが、上陸した河内で待ち構えていたのは、ヤマトの将軍となった長髄彦だった。激しい戦闘の末に長兄を喪い、熊野灘では嵐に遭遇して二人の兄も喪う。その後数々の苦難を乗り越え、ヤマト進撃を目前にした磐余彦は長髄彦と対面するが――。
『日本書紀』&『古事記』をベースにして日本の建国物語を紡ぎました。
感想数 1
文字数 1,986
最終更新日 2023.05.21
登録日 2023.05.21
2,970
【アラウコの叫び 】第3巻/16世紀の南米史
【毎週月曜07:20投稿】
3巻からは戦争編になります。
戦物語に関心のある方は、ここから読み始めるのも良いかもしれません。
※1、2巻は序章的な物語、伝承、風土や生活等事を扱っています。
1500年以降から300年に渡り繰り広げられた「アラウコ戦争」を題材にした物語です。
マプチェ族とスペイン勢力との激突だけでなく、
スペイン勢力内部での覇権争い、
そしてインカ帝国と複雑に様々な勢力が絡み合っていきます。
※ 現地の友人からの情報や様々な文献を元に史実に基づいて描かれている部分もあれば、
フィクションも混在しています。
動画制作などを視野に入れてる為、脚本として使いやすい様に、基本は会話形式で書いています。
HPでは人物紹介や年表等、最新話を先行公開しています。
公式HP:アラウコの叫び
youtubeチャンネル名:ヘロヘロデス
insta:herohero_agency
tiktok:herohero_agency
感想数 0
文字数 74,268
最終更新日 2026.01.03
登録日 2025.01.01
2,971
桜さくら
※注)江戸時代、遊郭吉原を舞台にしておりますが、時代考証、話し言葉などは大きくアレンジしています。江戸をモチーフとした異世界だととらえてくださいましたら幸いです。
* * * * * *
花のお江戸に、恋の花火が打ち上がる。
吉原の太夫 雪桜太夫
芳町の陰間 狐
江戸の絵師 喜多川歌磨
悲しみの町から始まる恋は、幾重にも絡まりすれ違う。
それでも、真っ直ぐに恋をした。
血を吐くように激しくて、真綿の様に優しい恋。
愛の形は姿を変え、やがては空に舞い上がる。
* * * * * *
他サイトにて2008年に完結した作品の焼き直しです。
感想数 0
文字数 1,797
最終更新日 2025.09.06
登録日 2025.09.06
2,972
鳳凰の爪1 《雲巌寺の変》
Rabbit bride 2085の登場人物である『課長』の若い頃の物語
課長が内閣調査室にスカウトされ、天皇陛下の護衛に着くまでの物語です
内閣調査室とは何を目的とした組織なのか?
天皇陛下にSP以外の護衛が着く理由はなにか?
そして何故、民間人をスカウトするのか?
報道されることのない、歴史の真実をここに見せよう
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文字数 6,721
最終更新日 2023.07.13
登録日 2023.07.12
2,973
東洲斎写楽の懊悩
江戸の版元である蔦屋重三郎は長崎にてエゲレス人シャーロック・カーライルと出会う。類まれなる画力を持つシャーロックを重三郎は東洲斎写楽として売り出すことにした。しかしそこには陰謀があった。徳川幕府の過去とローゼンクロイツの企みが交差するとき運命という歯車が動き出す!
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文字数 101,551
最終更新日 2025.09.11
登録日 2025.09.10
2,974
二人の花嫁
江戸時代、下級武士の家柄から驚異の出世を遂げて、勘定奉行・南町奉行まで昇り詰めた秀才、根岸鎮衛(ねぎしやすもり)が30年余にわたって書き記した随筆「耳嚢」
その「巻之七」に二部構成で掲載されている短いお話を、軽く小説風にした二幕構成の超短編小説です。
第一幕が「女の一心群を出し事」
第二幕が「了簡をもつて悪名を除幸ひある事」
が元ネタとなっています。
江戸の大店の道楽息子、伊之助が長崎で妻をつくり、彼女を捨てて江戸へと戻ってくるところから始まるお話。
おめでたいハッピーエンドなお話です。
感想数 2
文字数 3,437
最終更新日 2020.03.31
登録日 2020.03.30
2,975
殿様の隠密
部屋住みの与四郎と啓三郎は暇を持て余し、噂の真相を確かめたり小遣い稼ぎのバイトをしたりしていたが、ある日化け猫が出るという噂が流れたので見に行くと、怪しい侍がいた。まさか藩主になったばかりの殿様とも気付かず、3人で謎を追い始める。
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文字数 15,187
最終更新日 2023.06.28
登録日 2023.05.27
2,976
女髪結い唄の恋物語
今は昔、江戸の時代。唄という女髪結いがおりました。
ある日、唄は自分に許嫁がいたことを知ります。一体、唄の許嫁はどこの誰なのでしょう?
これは、女髪結い唄にまつわる恋の物語。
(実際の史実と多少異なる部分があっても、フィクションとしてお許し下さい)
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文字数 116,446
最終更新日 2022.08.02
登録日 2022.05.30
2,977
侍と音楽
侍が倒れている現代人に会う。現代人はウオークマンと靴下と靴をくれた。侍は音楽に驚くけれど気に入る。雨が降り小屋に泊まるともう一人若い侍が来る。仇討をするらしい。侍は自分が来世で蘇る女性を時々見るようになる。弱い若侍の助っ人をする事になり相手が待っている場所に音楽を聴きながら若侍と行く。
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文字数 8,966
最終更新日 2022.06.27
登録日 2022.06.27
2,978
祝杯
第一次世界大戦に、兵士としてその身を投じた青年。
その戦争は、クリスマスまでには終わるだろうと言われていた。
しかし戦争は長引き、どんどんと自軍は疲弊していく。
そんな中、彼が出会ったのは一人の白人であった。
白人は聡明そうな男であった。青年はその兵を見かけては、寂しくはないのだろうかと、つくづく思っていた。
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文字数 8,052
最終更新日 2023.10.04
登録日 2023.10.04
2,979
座頭軍師 ー花巻城の夜討ちー
関ヶ原の合戦のさなかに起こった覇権を画策するラスボス伊達政宗による南部への侵攻で、花巻城を舞台に敵兵500対手勢わずか12人の戦いが勃発した。
圧倒的な戦力差で攻める敵と少数ながらも城を守る南部の柔よく剛を制す知恵比べによる一夜の攻防戦。
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文字数 61,877
最終更新日 2026.06.13
登録日 2026.05.01
2,980
ウィッチとガンマン
新大陸、フロンティア、荒野に群がる人と人。
いい奴もいればそりゃ悪い奴だっている。だけどな、大抵悪い奴等のが多いのさ。真面目にやってる奴等にゃ悪いが、悪い奴ってのは賢しらだ。弱い奴を見つけて巻き上げる事しか考えちゃいねぇ。
金もお宝も、力があれば手に入る。力ってのは何だってか?そりゃ権力でもいいし、人脈でもいい。でももっと単純なのがあるって知ってるか?銃だよ。
鉛の弾を一発眉間に喰らわせてやれば、金なんざ必要ねぇ。後はお前の好きな様にしな。
でもな
不思議なもんで、力を使って好き放題やってると、何でか知らんが寄って来るんだ。生死問わずの張り紙片手に賞金稼ぎのお出ましさ。
ささ、ケツを巻くって逃げるとしようぜ。ここは荒野。運の無い奴からくたばっていく所さ。
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文字数 5,257
最終更新日 2019.04.21
登録日 2019.04.21
2,981
【完結】永遠の海賊 エルメンヒルデ (海賊令嬢シリーズ3)
【第2部】の続編ですが、時間軸が戻りましたので、新しい作品として投稿します。
英西戦争直前、女海賊団に新たなメンバーが加わった。
名前は、エルメンヒルデ。
彼女は、自身の素性を話すことが出来ない。
何故なら、素性を話すと「殺す」と祖父母から脅されているからだ。
しかし、彼女は自由な生き方、海賊を選らぶ。
家を捨て、名前を捨て、家族と別れ、海賊として生きる彼女の末路は?
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文字数 25,817
最終更新日 2022.03.17
登録日 2022.03.06
2,982
幸せにいたします作戦
山下ともゆきの娘は苦手の人から逃げるため、幸せにいたします宣言。未来からきた勝夫は喜んで引き受け、帝国の勝利作戦なる
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文字数 806
最終更新日 2025.12.18
登録日 2025.12.17
2,983
戦国短編集
短編はここで章立てして公開します。
第一章は戦国武将太田資正です。一万文字程を九話に分けています。一日に一話づつ上げます。当初は「奔れ資正 走れ源九郎」なるタイトルを予定していましたが、何も考えずに書いたせいか話の筋がぼやけてしまったので、郷土史家の論文みたいな表題となりました。太田資正は私の好きな戦国人物のひとりです。彼の人生のほんの一コマを描いたのみですが、楽しんでいただければ幸いです。
※なおこれらの小説は史実を元にしてはおりますが、基本的にフィクションです。
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文字数 11,311
最終更新日 2021.03.12
登録日 2021.03.04
2,984
平安の都で妖狐は笑う
まだ若い尾の数も定まらない妖狐の紫檀と、陰陽師の安倍晴明。
晴明になついた紫檀は、晴明と一緒に平安の世で妖や物の怪に関する事件を、喧嘩しながら解決します。
『妖狐』で登場した紫檀狐と晴明の話です。
「鳴神」の章は、『妖狐』で書いた話です。
「金毛九尾」とのつながりで、どうしても入れなければ話がつながりませんので、入れましたが、「妖狐」で読んだ方は、すっとばして「金毛九尾」へどうぞ。
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文字数 61,626
最終更新日 2023.10.15
登録日 2023.03.27
2,985
維新竹取物語〜土方歳三とかぐや姫の物語〜
月を見つめるお前は、まるでかぐや姫だな。
幼き歳三は、満月に照らされた女を見て呟いた。
会社勤めの東雲薫(しののめ かおる)は突如タイムスリップし幼い”歳三”と出会う。
暫らくの間土方家で世話になることになるが、穏やかな日々は長く続かなかった。
ある日川に流され意識を失うと、目の前に現れたのは大人の”歳三”で…!?
幕末を舞台に繰り広げられるタイムスリップ小説。
新選組だけでなく、長州や薩摩の人たちとも薫は交流を深めます。
歴史に疎い薫は武士の生き様を見て何を思い何を感じたのか、是非読んでいただければ幸いです。
感想数 2
文字数 223,871
最終更新日 2025.07.22
登録日 2021.01.04
2,986
江戸心理療法士(時代小説新人賞最終選考落選歴あり、別名義、別作品)
(時代小説新人賞最終選考落選歴あり、別名義、別作品) 死の間際、陰陽師の師が「そちの出自のことを知りたくば、江戸の智徳殿にお会いするのだ」という言葉と江戸へ向かえというせりふを遺したために京を旅立つ伊左衛門。
江戸について早々、“狐憑き”の女性に遭遇し老女に襲いかかろうとするのを取り押さえる。彼女は大店の内儀であり成り行きから“治療(じょれい)”をすることになる、彼の除霊は、後世いう心理療法のことだった――
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文字数 78,834
最終更新日 2024.05.29
登録日 2024.05.28
2,987
三人の洗礼者~聖ヨハネの物語
サンファン=バウティスタ号——洗礼者ヨハネの名前を冠するその船は慶長遣欧使節を新大陸へと運ぶ箱舟でもあった。太平洋を二往復したのち。マニラにて行方不明となる。
それから350年後、バブルに沸く日本で再びこの船は再建される。展示船としてこの船は石巻に係留されるが、2011年大津波が船を襲う。未曽有の大津波に、当然船は破壊されるか流されるかと思われたのだが——
2024年、三たびこの名前の船が建造される。
これは三代のサン・ファン・バウティスタ号にまつわる、時代を超えた物語である。
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文字数 14,563
最終更新日 2025.06.12
登録日 2025.05.31
2,988
無慚
破戒無慚──仏の戒律を破りながら良心に恥じぬこと。
その言葉にちなみつけられた流浪の僧、名を無慚。行雲流水のごとく行脚する先々で起こる奇怪な事象に、奇妙な力をもった無慚が挑む噺。
江戸中期の道頓堀で、娘が目玉をくりぬかれる事件が発生した。同心から雇われた無慚は、山川草木の力を借りて事件解決に踏み出す。
鳥獣がうたうは近松作『曽根崎心中』の語り節。無慚はその真意を問うてゆくが……。
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文字数 93,129
最終更新日 2022.04.24
登録日 2022.03.14
2,989
消された小説
昭和15年10月、満州国の首都新京。
文芸雑誌の編集者有沢ヒナは、評論家の相馬和臣と自堕落な肉体関係を続けていた。
そんな折に二人は、所属する文芸団体と関東軍の連絡将校となった金山英順と知り合う。
やがて金山とヒナは肉体関係を持つようになり、相馬もそれを知るが、相馬は咎める事はなく、奇妙な三角関係が始まる。
そこから一つの小説が生み出されるのだが…。
激動の時代、異端児達はどんな小説を生み出したのか。
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文字数 7,930
最終更新日 2022.11.09
登録日 2022.10.30
2,990
月と影は西風に踊る~佐々源之助退魔録
辻尾藩には、暗い噂がある。
もともとが、初代藩主である武田家中の武将鎌掛三秀が、いちはやく主君を裏切り、松平元康に走ったのが、その祖だったという。
時期は、長篠の合戦の直後。確かに、多くの有力な武将を失ったものの、まだ滅亡の兆しは見えない。どころか、当主松平元康にしてみれば、凄まじいまでの甲斐の国からの圧力が、一段落し、ほっと一息がつけたという感触しかない。
鎌掛三秀が、つてをたぐって、松平元康に、面会を求めてきたのはそんな折である。
後に徳川家康となるこの人物は、裏切り者を好まなかった。
それでもことが己に利があるとするならば、苦渋を飲み込むのが、この男である。
なので、密かに、会った。
場所は、地元の名刹宝徳寺とも言われている。
繰り返す。
元康はそのような人物は好まなかったのだ。
会見は、武田家からの離反を申し出る三秀に対し、松平側がいろいろと理由をつけては、それを思うとどまらせるという、わけのわからない押し問答がしばらくの間、続いた。
業を煮やしたか、鎌掛三秀は、こう言ったのだ。
お命を縮めたいお方はおられまするか?
松平元康は 渋い顔をした。三成の話は 戦場働きのことを言っているのではない。
戦場以外で 人の命を殺める。そのような特殊な技術を 代々伝えてきた一族 なのだと。その噂はかねがね伝わっていた。
「例えば、誰じゃ?」
「恐れ多くも、織田信長公。」
傲然と答えて、三秀は、からからと笑った。
その笑いは凶にして狂。
だが、直後になにも感じさせないふよふよとした柔和な表情に戻った。
結果として、元康は御側衆の1人として、三秀を召抱えた。
のちの織田信長の非業の死、本能寺の変において、また、大阪城の陥落と豊臣家の滅亡において、鎌掛三成とその家臣たちがどのような働きをしたのかは、伝わっておらぬ。
だが、のちに、鎌掛家は、駿河の国にて、一万二千石を拝領した。
これを城の置かれた地名をとって辻尾藩と称した。
時は流れ、太平の世。
まだ夜も開ける道中を、国境に向かって急ぐ若き侍の姿があった。
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文字数 3,884
最終更新日 2023.06.05
登録日 2023.05.30
2,991
柿ノ木川話譚1・狐杜の巻
お城の姫様が狙われた。従者は賊を城外へとおびき出し、わざと姫の良く目立つ羽織と共に川に飛び込む。
それっきり従者は帰って来なかったが……。
翌日川下のあばら家に住む孤児が川から流されてきたらしい傷を負った青年を見つける。
その驚くほど美しい青年は、自分の記憶が一切ないという。
お武家様のような言葉遣いや端正な物腰とは裏腹に、草鞋を編んだり山野草を食べたりする彼はいったい何者なのか。
平和に生きてきた孤児たちは、その青年を拾ったことでお城のお家騒動に巻き込まれることに。
『柿ノ木川話譚』第一弾。
『柿ノ木川話譚2・凍夜の巻』https://www.alphapolis.co.jp/novel/793477914/50879806
『柿ノ木川話譚3・栄吉の巻』https://www.alphapolis.co.jp/novel/793477914/398880017
『柿ノ木川話譚4・悠介の巻』https://www.alphapolis.co.jp/novel/793477914/642880356
※地名・人名はフィクションです。
感想数 0
文字数 131,824
最終更新日 2024.05.14
登録日 2024.05.10
2,992
生首絵師 骸語り
夜見彦は、御上の命で晒し首を専門に描く絵師。
そんな夜見彦には特技があった。それは、斬り落とされて首だけになった骸と、口がきけること。
今宵も小塚原で晒された生首たちは、夜見彦に己の生き様を語り始める。
感想数 0
文字数 66,650
最終更新日 2025.06.30
登録日 2025.05.21
2,993
日露戦争の真実
私の先祖は日露戦争の奉天の戦いで若くして戦死しました。
日本政府の定めた徴兵制で戦地に行ったのでした。
日露戦争が始まったのは明治37年(1904)2月6日でした。
帝政ロシアは清国の領土だった中国東北部を事実上占領下に置き、さらに朝鮮半島、日本海に勢力を伸ばそうとしていました。
日本はこれに対抗し開戦に至ったのです。
ほぼ同時に、日本連合艦隊はロシア軍の拠点港である旅順に向かい、ロシア軍の旅順艦隊の殲滅を目指すことになりました。
ロシア軍はヨーロッパに配備していたバルチック艦隊を日本に派遣するべく準備を開始したのです。
深い入り江に守られた旅順沿岸に設置された強力な砲台のため日本の連合艦隊は、陸軍に陸上からの旅順艦隊攻撃を要請したのでした。
この小説は第12回歴史・時代小説大賞のエントリー作品です。
どうか皆様のご支援をお願い申し上げます。
また、この作品を最後までお読み頂き、皆様のお役に立てれば幸いです。
蔵屋日唱
感想数 0
文字数 275,299
最終更新日 2026.06.22
登録日 2025.10.24
2,994
老紳士とEDAMAME
三題噺をやってみました。
「紳士」「幹」「枝豆」
感想数 0
文字数 5,223
最終更新日 2020.06.01
登録日 2020.06.01
2,995
永遠より長く
戦国時代の安芸国、三入高松城主熊谷信直の娘・沙紀は「天下の醜女」と呼ばれていた。そんな彼女の前にある日、次郎と名乗る謎の若者が現れる。明るく快活で、しかし素性を明かさない次郎に対し沙紀は反発するが、それは彼女の運命を変える出会いだった。
全五話 完結済み。
感想数 0
文字数 20,195
最終更新日 2023.05.30
登録日 2023.05.13
2,996
【戦国時代小説】 甲斐の虎•武田信玄と軍師•山本勘助
わたしは、以前、甲斐国を観光旅行したことがある。
何故、甲斐国なのか?
それは、日本を象徴する富士山があるからだ。
さて、今回のわたしが小説の題材にした『甲斐の虎•武田信玄と軍師•山本勘助』はこの甲斐国で殆どの戦国乱世の時代を生き抜いた。そして越後の雄•上杉謙信との死闘は武田信玄、山本勘助にとっては人生そのものであったことだろう。
そんな彼らにわたしはスポットライトを当て読者の皆さんに彼らの素顔を知って頂く為に物語として執筆したものである。
なお、この小説の執筆に当たり『甲陽軍鑑』を参考にしていることを申し述べておく。
それでは、わたしが執筆した小説を最後までお楽しみ下さい。
読者の皆さんの人生において、お役に立てれば幸いです。
感想数 0
文字数 88,293
最終更新日 2026.01.30
登録日 2026.01.18
2,997
国王のチャンピオン
一六八九年、名誉革命と呼ばれる政変で英国王に即位したウィリアム三世とメアリ二世。
その戴冠式後の大祝宴で、事件は起こった。
史上初、国王の即位に対する異議申立。
若き国王の守護闘士サー・チャールズ・ダイモークは、時代に翻弄される誇りを貫き通すことができるのか?
※「カクヨム」様、「小説家になろう」様、「アルファポリス」様、重複投稿となります。
全17話予定 ※18話になりました。
第1話 ダイモーク卿
第2話 マーミオンの血脈 5月2日公開予定
第3話 即位大祝宴の夜 5月3日公開予定
第4話 ジョン・チャーチルと国王 5月4日公開予定
第5話 シュロウズブリ伯爵 5月5日公開予定
第6話 老人と娘 5月6日公開予定
第7話 ティターニア 5月7日公開予定
第8話 レディ・スノーデン 5月8日公開予定
第9話 森の水辺 5月9日公開予定
第10話 彼女の理由 5月10日公開予定
第11話 夏は来たりぬ 5月11日公開予定
第12話 それぞれの誇り(上) 5月12日公開予定
第13話 それぞれの誇り(下) 5月13日公開予定
第14話 ふたたび即位大祝宴の夜 5月14日公開予定
第15話 戦場の剣と守護の剣 5月15日公開予定
第16話 決闘の朝 5月16日公開予定
第17話 旅路の果て 5月17日公開予定
第18話 エピローグ ~ そして今 5月18日公開予定
感想数 1
文字数 44,962
最終更新日 2019.05.18
登録日 2019.05.01
2,998
大東亜架空戦記
感想数 2
文字数 231,441
最終更新日 2026.02.19
登録日 2021.07.29
2,999
おまさの歩 本郷将棋料理屋
本郷竹町の一角に八一屋という見世がある。将棋盤の升目の数にちなむその見世では、酒肴のほかに将棋も楽しむことができる。
亡くなった父から将棋の薫陶を受けた娘のおまさは、棋書に親しんでめきめきと腕を上げる。
母とともに八一屋を切り盛りするおまさのもとに思いがけない話が持ちこまれる。当時、江戸にはほかにもいくたりか女将棋指しがいた。その競いに加わらないかという誘いだ。
おまさは競いに参加する。四人で行われた競いは厳しい戦いだったが、おまさは父から教わった天空の城の囲いを用い、二度にわたって勝利を収める。その様子はかわら版に載って名が揚がる。
そんなおまさの前に、またしても強敵が現れる。傍流ながら、将棋家の血を引く若者だ。御城将棋に出ることになったおまさは必死に戦うが、果たしてその結果は……。
将棋と料理と人情、三つ揃いのデビュー作!
感想数 0
文字数 53,943
最終更新日 2026.02.13
登録日 2026.02.13
3,000
処刑人×夫人革命逃亡記
一話に付き最低一枚絵を冒頭に挟んでます、ダウンロード容量にはお気を付けを。
追記:ごめん、私の容量が足りんかった。十一話以降の絵は遅れる。
庶民から成り上がり、いつしか先王の愛人となっていた女──アデル。
ある日、彼女は冷徹な高等法官レイモンを見初め、「恋人に」と誘う。
だが、その男の正体は国家公認の処刑人だった。
これを“侮辱”と受け取ったアデルは、革命裁判所に彼を起訴する。
しかし、時代はすでに革命の渦中。
裁判費用の捜査を通じて、アデルによる亡命貴族への金品輸送が発覚。
彼女自身が死刑宣告を受けることになる。
命乞いすら惨めとされる中、処刑を任されたのは皮肉にもレイモンだった。
だが彼は、幾千の命を奪い続けてきた過去に疲弊していた。
その隙を突き、アデルは彼を人質に逃亡。
共に逃げる中、二人は互いの罪と傷を詫び、感謝し、
やがて――奇妙な共犯関係として新たな旅路へと踏み出す。
「私は祖国と財産を取り返す。」「……今まで殺した人間と、処刑予定だった三千人以上を助ける。」
──捕まれば即、断頭台。
交錯する赦しと野望、血と魂の逃亡劇が今、始まる。
史実では処刑されている人物がモデルなのともう少し後の時代のネタが使いたいのでその関係でフィクション寄りとしていますが最後の方で解説を一応挟ませてもらいます。
感想数 0
文字数 985,686
最終更新日 2026.06.18
登録日 2025.07.22
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