「刻む」の検索結果
全体で186件見つかりました。
「フィリア、頼む」
私の名前を呼びながら、彼が両膝を地面に落とす。
真紅の髪に添えられた碧色の瞳が、乞うように私を見上げていた。
彼––エリクはハーヴィン王国の王太子であり、隣国のシルヴァン国の王女の私––フィリアは彼の元へ嫁いだ。
しかし嫁いだ先にて……私は『子が産めない』身である事を告げられる。
絶望の中でエリクは、唯一の手を差し伸べてくれた。
しかし待っていたのは苦しみ、耐え続けねばならぬ日々。
『子が産めない』私は、全ての苦痛を耐え続けた……全ては祖国の民のため。
しかし、ある事実を知ってその考えは変わる。
そして……
「頼む。俺と離婚してほしい」
その言葉を、他でもないエリクから告げさせる事が叶った。
実り叶ったこの瞬間、頭を落として頼み込むエリクに、私は口元に微笑みを刻む。
これまで苦しんできた日々、約五年。
それがようやく報われる。
でもね、許す気はない。
さぁ、エリク。
『次は貴方の番です』
◇◇◇◇
ざまぁを多めにしたお話。
強い女性が活躍する爽快さを目指しております。
読んでくださると嬉しいです!
文字数 90,478
最終更新日 2025.05.18
登録日 2025.04.20
大阪の山奥から偏差値62の進学校へ、片道2時間かけて通学していた高校2年生の吉川遥。
ゴールデンウィーク明けにとうとう限界を迎えた彼女は、叔父・神崎篤史のマンションへ居候することになる。
通学時間が20分になり、念願のJKライフを手に入れた遥だったが、お小遣い不足を補おうとしたバイトは全滅。パン工場に皿洗いと過酷な短期バイトを経験し、「働きたくない」という信念を胸に刻む。
そんな折、叔父からもらった「マクドナルドの株主優待券」をきっかけに、株や資本主義の仕組みを知ることに。
「資本家と労働者」「金のなる木」
――叔父の言葉は、なんとなく生きていくつもりだった女子高生の価値観をひっくり返す。
「お前は、資本家になったらええんや」
叔父の一言が、遥の人生を大回転させる――。
関関同立を目指し、猛勉強を始めた女子高生の、お金と未来をつかむための青春物語。
文字数 82,663
最終更新日 2026.07.04
登録日 2026.06.11
かつて神であった男と、神の影を追うことでしか己の輪郭を保てない男。二人の男が繰り広げる、泥濘の上の愛憎劇をここに記す。
瀬戸悠真(せとゆうま)。彼は、冷徹な理知を宝石のように散りばめた瞳を持つ男だ。髪は短く切り詰められ、剃刀で裁断したかのように寸分の狂いもない。常に仕立ての良い黒のスーツを鎧のように纏い、その指先は獲物を解剖するためのメスよりも鋭い。彼の美しさは、街の喧騒を無価値な砂粒に変えてしまうほどの拒絶の美学に基づいている。鏡の前に立つその姿は、自らが「観客」であることを誇示する神の如くあり、彼がネクタイを締める所作ひとつに、世界はひれ伏す。彼は支配という名の甘美な毒を飲み干し、常に高層ビルの頂上から、蟻のような人間たちの末路を眺めて愉悦を感じている。
対する相沢湊(あいざわみなと)。彼は、壊れた精巧な人形を彷彿とさせる、あどけない容貌の持ち主だ。かつては柔らかい光を湛えていたであろう瞳は、今や度重なる「調教」によって、濁った水底のように淀んでいる。長い前髪はいつも額を覆い、その隙間から覗く眼差しには、飢えた犬のような切実さと、自らを破壊されることを渇望する歪んだ情熱が同居している。彼の肌は不健康なほど白く、まるで陽光にさらされることを禁じられた植物のようだ。瀬戸に与えられた傷跡を勲章のように刻み付け、首筋には支配の隷属を証明するかのように、常に服従の影がまとわりついている。彼は、自らの名前を忘れ、瀬戸という名の記号を脳髄に刻むことでしか、肉塊であることを免れない。
舞台は、湿った壁紙が剥がれ落ち、古時計が死の刻を刻み続ける六畳間。
支配者である瀬戸は、湊の過去をすべて消去し、彼を「人間」から「所有物」へと書き換えるための言語の検閲を行う。湊は、彼に罵倒され、否定され、外の世界との境界線を切り刻まれるたびに、自らの魂が瀬戸という名の巨大な鏡に飲み込まれていく悦楽に身を震わせる。
これは、崩壊という名の祝祭である。
瀬戸が、飽き飽きとした実験を終えてその地獄から去ったとき、湊は「所有者」を失った家畜として、新宿という巨大な肉挽き機の中へ放り出される。かつて彼を形作っていたはずの愛情は、神の不在によって、ただの執着という名の腐敗へと変貌した。
鏡の中の影絵芝居は、終焉を迎えることなく、泥沼の深淵へと続いていく。神を失った道化師は、街の雑踏という名の冷たい水底を彷徨い、今日もまた、誰にも届かぬ声で、かつての支配者の名を呼び続けているのだ。これは、愛されるために自らを殺し続けた男と、愛することを手段として世界を殺し続けた男の、逃げ場のない地獄の肖像である。
文字数 22,756
最終更新日 2026.07.04
登録日 2026.07.04
愛蘭が二十歳の誕生日を迎えた初春の日、港湾都市・緑港には重たい雲が垂れこめていた。
本来なら祝われるはずのその日、彼女は緑港伯爵家の大広間にひとり立たされていた。
正面には叔父、その隣には従姉の麗香、そして――昨日まで婚約者だった沈琳道。
「どうして……わたしが家をでないといけないの?」
問いかけても、答えは返らない。
沈琳道は視線を逸らし、「麗香を選んだ」とだけ告げた。
麗香は勝者のように微笑み、愛蘭が五年間フラン王国に渡っていたことを責め立てる。
「あなたの後ろ盾だったおじい様も亡くなった。
フラン人とのハーフであるあなたが、この家にいる理由はもうないわ」
叔父は淡々と命じた。
「今日限りで屋敷を出て、街からも去りなさい」
愛蘭に許されたのは、小さな荷物袋ひとつだけ。
怒鳴ることも泣くこともなく、彼女は静かに頭を下げた。
屋敷の門を出た瞬間、冷たい雨が降り始めた。
それはまるで、彼女の代わりに空が泣いているようだった。
――これで、この街での暮らしは終わり。
市場の喧騒も、港の鐘の音も、すべてが遠ざかる。
愛蘭が向かう先は帝都だった。
祖父が遺した言葉だけを胸に刻む。
『何かあったら、顔中蓮を頼りなさい』
後ろは振り返らなかった。
戻れる場所は、もうないと知っていたから。
誕生日に家を追われるという皮肉な運命の中で、
愛蘭はまだ知らない。
この日が――
一人の女性が「家族」を失い、
一人の女性絵師が生まれる、始まりになることを。
文字数 107,101
最終更新日 2026.01.31
登録日 2025.12.28
ここはレヴァリアスという名の星。
この星に住む人類は、死しても朽ちることなく、その魂は輪廻から外れて悠久の時を刻む。
その悠久の時から死者の魂を解き放ち、再び輪廻の輪に導くことができる者を輝葬師と呼んだ。
輝葬師の才を持つ者はすべからく青い瞳を持つ。
これは、この星の運命に大きく関わることになる青い瞳の少年アスの物語。
【あらすじ】
<第一章>主人公の少年アスは父ヴェルノ、姉ジゼルと共に死者を弔う儀式「輝葬」を行う輝葬師として活動している。行方不明者の捜索依頼への対応を行う中で、アスたちは人類の敵「フレア」との戦いに身を投じる。
<第二章>アスたちは、ヴェルノの旧友から捜索依頼を受けて、王都の西にあるロムトアに向かう。捜索結果を報告した後、アスは思いがけずジゼルの重大な出生の秘密を知る。アスは家族との絆を確かめつつも、運命に翻弄されるかのように姉のジゼルと別れることとなる。
<第三章>王都北部の村がフレアに襲われて壊滅する。唯一の生存者シオンを保護した国とフレアとの戦いに巻き込まれたアスたちは、その戦いの中で大きな犠牲を払ってしまう。それから五年の月日が流れ、アスは新たに得た仲間たちと共に、大いなる旅路の第一歩を踏み出す。
<第四章>王都を出発したアスたちは、道中で輝葬の依頼をこなしつつ大陸を北上し、北の地でこの星の秘密の一端を知る。その後、アスたちは雪の都での激闘後、運命に抗うための方法を求め、東の大陸を目指す。
<第五章>
現在、執筆中です。
文字数 408,854
最終更新日 2026.07.04
登録日 2023.09.20
無能と罵られ、学校を中退させられ、実家の印刷所からも追放された少年。だが彼の頭脳は、当時誰も知らなかった“経営工学”そのものだった。
「紙とインクで、この世界のすべてをハックする」
行き着いた先は、職人を使い潰す当時の暗黒印刷業界。だが彼の目は死んでいなかった――
無能と罵られ、学校を中退させられて実家(兄の印刷所)からも追放された少年。
しかし彼には、現代でいう『経営工学』の概念を先取りしたかのような、圧倒的に合理的な思考力があった。
行き着いた先は、過酷な労働環境で職人を使い潰す、当時の暗黒ブラック印刷業界。
普通なら絶望するような状況だが、彼の目は死んでいなかった。
「無駄だらけの生産ライン、非効率なサプライチェーン……ふん、俺の合理主義なら3日で最適化(ハック)できるな」
独自の『13の徳目』による徹底した時間管理、業務のカイゼン、さらには大衆の心を掴む圧倒的なメディア戦略を駆使し、彼は瞬く間に印刷業界で頭角を現していく。生産性を爆発的に向上させ、あっという間にブラックなライバルたちを逆に圧倒(ハック)してしまう。
だが、彼の野望はそこでは終わらない。
彼が目をつけたのは、激動の時代における「情報」と「物流」、そして――「金」の仕組みそのものだった。
精巧な印刷技術と、経済の本質を見抜く知性。
これらを組み合わせ、彼は植民地(国家)の生命線である『通貨発行権(紙幣印刷の請負)』を文字通りハッキングし、富と信用をその手に掌握する。
「ただの紙切れに価値を与える。これ以上の快感があるか?」
独自のインフラと圧倒的な経済力、そして大衆を動かすメディアの力を手にした彼の勢いは、もはや誰にも止められない
。
気づけば激動の時代を裏から動かし、やがて来る「新たな国家の建国」の立役者へ。
そして、その国の最高額紙幣(100ドル札)に描かれたのは、かつてすべてを奪われ追放された、あの少年の肖像画だった――。
これは、学校を中退させられた一人の少年が、徹底した合理主義とメディアの力で世界のパワーバランスをひっくり返し、建国の父、そして最高額紙幣の「顔」へと登り詰める、実話をベースにした痛快無比な歴史・伝記ハックストーリー!
文字数 87,289
最終更新日 2026.07.04
登録日 2026.06.05
♡R18 ラブラブな2人の激甘エッチ短篇集♡
愛溢れる幸せなエッチ短篇集♡
互いを思い合う、2人の気持ちが伝わりますように。
本編 #秒恋(学園ものラブコメ)もよろしくお願いします!
・第1章は、2人の初エッチ♡
前半は、2人で買い物をしたりお料理をしたりする、全年齢OKの甘々エピソード。
後半は、愛し合う2人の、初めてのエッチ♡
優しい言葉をかけられながら、たくさん愛される、R18エピソードです。
・第2章
初エッチから、2週間後の2人。
初めて、舌でイかされちゃったり、愛の証をつけられちゃうお話♡
・第3章
まだまだ初々しい悠里。
でも、だんだん剛士に慣らされて?
無意識に、いやらしく腰を振っちゃう可愛い悠里に、夢中になってしまう剛士のお話♡
・第4章
今回は、攻守交代。
クラスメイトと、彼の悦ばせ方の話をした悠里は、剛士に「教えて?」とおねだり。
剛士に優しく教えられながら、一生懸命に彼を手とお口で愛してあげる……
健気でエッチな悠里、必見♡
・第5章
学校帰り、初めて剛士の家にお呼ばれ♡
剛士の部屋で、剛士のベッドで組み敷かれて……
甘い甘い、制服エッチ♡
・第6章、11/18公開!
いわゆる、彼シャツなお話♡
自分の服を着た悠里に欲情しちゃう剛士をお楽しみください♡
★こちらは、 #秒恋シリーズの、少し未来のお話。
さまざまな試練を乗り越え、恋人になった後の甘々ストーリーになります♡
本編では、まだまだ恋人への道のりは遠い2人。
ただいま恋の障害を執筆中で、折れそうになる作者の心を奮い立たせるために書いた、エッチな番外編です(笑)
なので、更新は不定期です(笑)
お気に入りに登録していただきましたら、更新情報が通知されますので、ぜひ!
2人のなれそめに、ご興味を持ってくださったら、
本編#秒恋シリーズもよろしくお願いします!
#秒恋 タグで検索♡
★1
『私の恋はドキドキと、貴方への恋を刻む』
ストーカーに襲われた女子高の生徒を救う男子高のバスケ部イケメンの話
★2
『2人の日常を積み重ねて。恋のトラウマ、一緒に乗り越えましょう』
剛士と元彼女とのトラウマの話
★3
『友だち以上恋人未満の貴方に甘い甘いサプライズを』
2/14バレンタインデーは、剛士の誕生日だった!
親友たちとともに仕掛ける、甘い甘いバースデーサプライズの話
★4
『恋の試練は元カノじゃなく、元カノの親友だった件』
恋人秒読みと思われた悠里と剛士の間に立ち塞がる、元カノの親友という試練のお話
2人の心が試される、辛くて長い試練の始まりです…
よろしくお願いします!
文字数 122,663
最終更新日 2025.04.06
登録日 2023.06.16
生まれ変わったら時計の歯車になりたいと願って死んだ男は願い通り小さな歯車に生まれ変わった。
名前はそのままにクロック・ギア。しかしとある人形に組み込まれて彼の平凡で平和な時を刻むことは終わりを告げる。
モノの想いが聞こえる最高傑作の戦闘人形クロック・ギアは元の平凡な時計の歯車に戻ることを望みながら、モノの願いを叶えていく。
ただ、純粋にモノとしての願いは時として後悔を産む。その時、歯車は逆回転を覚える。
………
完結まで辿り着けました。ひとえに読んで下さった皆様のお陰です!(挫折しそうに何度もなりました)
暗い話が好きな方(!)胸糞悪い話が好きな方(?)感想で(=´∀`)人(´∀`=)絵文字一つでも貰えると励みと燃料になります!よろしくお願いします(´∀`)もちろん一般的な方も……!
サクッと終わるかと思ったら伸びに伸びて10万字超えて16万字まで行きました。
ありがとうございました!
文字数 167,982
最終更新日 2025.04.22
登録日 2024.12.07
崖から落ちてしまった幼馴染の加代。何とか救ったものの彼女は顔に傷を負い一部記憶を失った。そのスキをついて横恋慕する男子が嘘の作り話を吹き込んで主人公を陥れ、彼女は嘘を鵜呑みにし彼と恋人となった。
まるで寝取られたかのように隣の家で彼女らの交わる声を聞かされながら、主人公は自分の死のカウントダウンを刻む。
「もうすぐ死ぬんだ、大好きな彼女が今も生きているんだ、俺は耐えられる」
彼らに何があったのか。
【ご注意】
この作品には心を強く揺さぶる大変つらい表現が含まれています。
★尖った作品を書きたくて、R15ギリギリを攻めてみたのですが、さすがにやり過ぎたと反省しています。
文字数 23,529
最終更新日 2026.06.18
登録日 2026.06.17
離婚した工藤さゆり(45歳)が実家に戻り、旧姓(村上)に戻さず工藤姓のままで実家が経営する従業員が90名いる村善建設総務部で働き始める。
さゆりの弟の村上健太郎(38歳、妻の加奈28歳)が二代目社長、そして、さゆりの上司である総務部長は犬猿の仲の義妹加奈、公私は分ける大人の対応をするつもりでいたのだが・・・。
さゆりが離婚せざるを得なかった理由を知った加奈、知られたさゆり、負い目を追うさゆりは反撃の糸口を模索する、日常の中で二人の思惑が動き出したとき嫉妬とマゾヒズムを刻む時計の針が動き始める。
文字数 129,012
最終更新日 2023.06.04
登録日 2022.10.20
**「ねえ陽太、やっと同じ時間を生きられるね」**
前作『君の時間は六歳で、僕の夏は十六歳で。』
前世の夏、激しい濁流の中で、僕たちは永遠に引き裂かれた。
あと数センチ、届かなかった指先。
六歳のまま止まってしまった君の時計と、後悔だけを抱えて生きた僕の人生。
そして一度神様にもらった26日。
そして天国での再会。
しかし、神様はそれ以上の祝福をくれたそうだ。
巡りゆく輪廻の果て、十六歳の春。
高校の校門で僕を待っていたのは、自分と同じ速さで時を刻む**「生まれ変わった」**君だった。
これは、神様がくれた二度目の人生。
幽霊でも幻でもない、確かな体温。
お揃いのミルクティー色の髪をなびかせ、五人の仲間と笑い合う。
前世では決して叶わなかった「共に大人になる」という当たり前の奇跡を、二人は一分一秒、慈しむように積み上げていく。
そして、サクラ舞う卒業式。
かつて濁流に消えたあの指先へ、陽太は一生をかけた約束を贈る。
**「もう、絶対に離さない。一生、僕の隣にいてください」**
死ですら分かつことのできなかった、魂の再会。
前世の「さよなら」を、永遠の「愛してる」へと書き換えるための、千九十五日間の物語。
文字数 22,950
最終更新日 2026.07.03
登録日 2026.04.29
⚠️最後までお読みください!
危険人物ばかりが集められた、とある更生施設。
そこに集められた更生員0〜5の全員が、自分の過去の一部を思い出せずにいた。
名前、記憶、人との関係――
欠け方は違えど、全員が何かを失っている。
施設には三人の教官が存在し、
更生員たちは番号で管理されている。
「1」はすでに何年も施設にいる古参。
「0」と「5」は最近入ったばかりの新入り。
そして「2」「3」「4」もまた、それぞれ事情を抱えてここにいる。
教官たちは「更生」の名のもと、
精神と肉体に深く踏み込む方法で彼らを支配・管理していく。
下腹部に刻まれる“印”は、
「これは俺のものだ」という所有と支配の証だった。
日常を過ごすうち、
更生員たちは少しずつ違和感を抱き始める。
なぜ全員が記憶を欠いているのか。
なぜ、この施設に集められたのか。
そして、教官たちは本当に「正しい側」なのか。
――思い出せない。
――おかしい。
――この施設は、どこか決定的におかしい。
やがて「更生」という言葉の裏に隠された、
過去の罪、歪んだ愛情、執着と狂気が浮かび上がっていく。
欠けている“ナニカ”に気づいたとき、
彼らはもう、元の場所へは戻れない。
【用語】
◆ 印
教官が更生員に刻む所有の証。
花のマークが下腹部に現れる。
◆ 花言葉
各キャラクターの性質や関係性を象徴する要素。
物語理解の重要な鍵。
注意タグ(その他)
• 淫語表現あり
• 流血表現あり
文字数 177,063
最終更新日 2026.06.21
登録日 2021.09.26
カメラの無情なレンズが、逞しい肉体を剥き出しに晒す――体育大学の教員・芝康二が、汗に濡れた厚い胸板を震わせ、ぬるぬるのローションで硬くそそり立つ18cmの露茎を掌で包み込む瞬間、研究の名の下に禁断の痴態が露わになる。器械体操部員の俺・真邊佑司は、卒業論文に必要な「性教育動画」の制作のため、仲間と芝先生の身体を研究に捧げることになる。教材の取り扱う課題は過激だ。第二次性徴の個人差を映すための全裸横並び――5人の男たちが照明の下で勃起した陰茎をメジャーの横に晒し、サイズの多様性をカメラに刻む。適切な絶頂の迎え方を教える自慰実演では、芝先生がカメラの視線に晒されながら、親指と人差し指でカリを挟み、優しく撫で回す。最初は「研究のため」と平静を装うが、無意識に乳首を撫で、腰がくねり始める。寸止めの限界で、勢いよく飛び散る白濁の弧が床を汚す瞬間、羞恥の瞳に甘い傾倒が宿る。コンドームの着脱方法も、勃起した陰茎で実演。ゴムを根元まで下ろし、ぬめりを帯びた竿をゴム越しに扱く中、芝先生の息が荒くなり、左手が胸板を撫でる仕草が、ノンケの葛藤を露呈する。射精の脈動がゴムを膨らませ、零さずゴムを縛る手つきが、教育的必要性を強調しつつ、視線の熱さを増幅させる。
一方、俺と水泳部の友人・誉田航也は、互いの体をカメラに晒しながら、先生や仲間たちの視線に耐える。日焼けした筋肉質ボディの誉田が、ズル剥けの15cmをゴム越しに扱き、白濁が脈打つ感触に体を震わせる姿や、俺のアナルに芝先生の18cmが沈み、内壁を抉る熱い摩擦に喘ぎが漏れる瞬間……。器械体操部の後輩・高瀬のドSなカメラワークが、微かな震えや滴る汗、溢れる精液のぬめりを克明に捉える。ノンケの俺が、男たちの熱い視線に溺れ、好奇心が疼く過程を、詳細に追う。安全なアナルセックスを教えるための前戯では、芝先生の指が俺の最奥を広げ、ローションのぬめりが前立腺を刺激。電撃のような快楽に、俺の陰茎が触れずビクビク震え、白濁が腹筋に飛び散る。芝先生の逞しい掌が俺の腰をがっちりと固定し、逃げ場を失った俺のアナルを犯すピストンが加速する中、無意識に自分の乳首を撫でる仕草が、葛藤の深さを物語る。寸止めの繰り返しで溜め込んだ28歳の熱い精液がドクドクと奥に注がれ、内壁を満たす脈動が俺を溶かす。
前4作で築いた体操部の絆が、性教育の名の下に新たな痴態を生む。第5作は、元アメフト選手・芝先生の内面的葛藤と快楽への傾倒を克明に描くエロティックな作品。カメラの前で、男たちの身体が絡み合う禁断の教材制作。後半、無修正の動画が付属高校の生徒たちの視線に晒され、教室が18歳の青臭い精液の匂いでむせ返る模擬授業の熱気は、さらなる恥辱の連鎖を呼ぶ。ノンケの肉体が、カメラと視線に犯される!
(過激な描写を含むため、18歳以上の読者に限定)
文字数 34,630
最終更新日 2025.11.23
登録日 2025.11.05
『誰にも、見られないようにね、先生』
JU大学精神科教授・新城。
潔癖なまでに「正しく、立派な大人」であろうとする彼の鋼の自尊心を、呪いのように侵食していくのは、大学2年生の羽生だった。
8年前、診察室で出会った少年は、今や「見捨てられ不安の化物」となり、新城の理性を泥濘(ぬかるみ)へと引きずり込んで離さない。
内腿に刻まれたタトゥー、コンシーラーで消し去る首筋の痕跡、そして理性を焼き切るねっとりとした執着。
どれほど「これは医療的措置だ」と自分を欺いても、化物の影はもう、新城を日常へは帰さない。
徹底したリアリズムで綴られる、狂気と自己欺瞞の記録。
※R18回は💖マークつけます。読み飛ばしても問題ありません。
文字数 76,521
最終更新日 2026.06.04
登録日 2026.03.07
『──蒼い日々をただ、守りたかった。』
人は誰しも、心の中に『異常』を飼っている。
行き場を失った嫉妬、憎しみ、諦め――。その澱が臨界点を超えたとき、感情は質量を持ち、異形の怪物『アンチャー』へと姿を変える。
舞台は、未曾有の大災害から復興を果たした大都市「新クロニクル都」の「夜明町」。
この不条理な世界で、全ての人々が生まれ持った属性「特性」を背負い、そして選ばれた者は自らの生き様を刻む唯一の武器「能力」を糧に生きていた。
昼間は真面目な国語教師、夜は毒を武器に戦う、風間勇人。
昼間はしがないストリートミュージシャン、夜は音の衝撃で闇を払う、雨谷暖人。
二人のバディが守るのは、決して英雄譚ではない。
喧嘩をして、笑い合い、少し焦げたハンバーグを囲む、そんな当たり前で、けれど壊れやすい「日常」である。
これは、自分たちの「色」を奪い返そうとする者たちの、青く、苦く、そしてひりつくほどに熱い――抵抗の記録である。
↓《自我注意》↓
ずっと書き溜めていた小説を公開します!
実は完結まで見据えておりますので、終わりのないお話ではございません!全四章で構成する予定ですので、ぜひよろしくお願いします!
文字数 21,780
最終更新日 2026.07.02
登録日 2026.06.28
独身一人暮らしの気楽なサラリーマン「加藤祐也」は、週末になると凝った料理を作っては動画サイトに投稿している「素人料理人」だった。ある日、いつものように料理の撮影を終えて食事をしていると、食いしん坊でちょっと残念な「のじゃロリ女神ヘスティア」に呼び出されてしまう。
元の世界に戻れなくなった主人公はチート能力を手にして異世界へと転移する。
「どうせなら魔王を倒し、勇者として歴史に名を刻むのじゃ!」
「はぁ? 嫌だよそんなの」
チート能力「アルティメット・キッチン」を使い、元の世界から食材や調理道具を取り寄せつつ、異世界で気楽なグルメ旅を始めた主人公は、様々な人と出会い、食文化を広げていくのであった。
※読むだけでお腹が空くような、飯テロノベルを目指して書いています。画像はiStockで購入、加工して使っています。著作権の問題はありません。
※エロシーンは多分無いですが、一応のためR15にしています。
文字数 154,423
最終更新日 2023.03.15
登録日 2020.05.03