「朝」の検索結果
全体で6,812件見つかりました。
万人に夜はくるけれど、朝のくる人間は限られているのではないかと思っていた。少なくとも、僕に朝はこなかった。暗鬱な夜には、月明かりも星明りもない。光は、ない。
時々、風鈴の音がするだけだった。
心を回し、回転させながらでないと、直線を保って生きていくことができない。回転体の慣性の法則を利用した、僕の心。どれだけ世界が傾いても、僕の回転する心は、同じ方向を保ち水平に飛んでいける。
それが僕の編み出した生き方であり、処世術。
見抜いたのは、たった一人。いや、二人だろうか。
茉莉(まつり)は「冷たい」だけでなく、「怖い」と言った。偽りでも、偽りの本気で付き合った茉莉には、知らずしらずのうちに見せてしまっていたのかもしれない。
笑顔の下に隠した、残酷なまでに純粋で、凶暴な本質を――。
婚約者がいるにもかかわらず。
大きな仕事が一段落した土曜日の朝。目覚めると、隣に寝ていたのは婚約者の茉莉ではなかった……。
文字数 35,609
最終更新日 2018.06.29
登録日 2018.04.09
真殿鳴海は父親を知らずに育てられた。
ある日、弁護士から自分が有名な会社の会長才賀与一の隠し子だと知らされ。ある島に向かう事になった。
島では『身内』からの冷ややかな態度を取られ、不安になりながら一夜を過ごす。
そして次の日の朝、才賀与一の遺体が発見される。
文字数 112,072
最終更新日 2019.06.27
登録日 2019.05.15
かごめ♪かごめ♪
籠の中の鳥は いついつ出やる♪
夜明けの晩に 鶴と亀が滑った♪
後ろの正面、だあれ?
誰もが知るわらべ歌。
母が好きだった歌。
お母さんと私の思い出の歌。
…お母さんがあの男とどうして結婚したの?
生まれてこの方あの男に愛された記憶なんてない。
当然だろう。
…あの男にとって母以外は眼中にないのだから。
一緒に出掛けた記憶も、経験もない。
きっとあの男──父は私が嫌いなのだ。
母譲りの艶やかな黒髪、大きな黒目…顔立ち面立ちは母と瓜二つ。…性格はまるで似ていない。
少なくとも“私は” そう思う。
母は天使のような、聖母のような女性(ひと)だから…。
母が亡くなった時も…あの男は私を見てはくれなかった。
見てよ…私をーー、ううん、違う…私はあの男に認められたい訳じゃない。
嫌い…嫌いよ、大っ嫌いだわ…!
…そうだ、蔵の奥の奥に厳重に封じられた玉虫色の箱──どこか、アラベスク調の異国情緒溢れる手のひらに乗る小型の箱。
「…あの男が私を嫌うなら、私だって容赦しない…ッ!」
【パンドラの箱】と呼ばれたあらゆる災厄が詰まれた箱。
我が家──“籠目家”の初代からずっと在る摩訶不思議なモノ。
躊躇いもせず、私は開けた──その瞬間から身の毛もよだつ悍ましい非日常の日々が、日常が─…、私の──いや、世界中に広がった。
朝鮮半島の“獄炎焦土”の事変、異能に覚醒(めざ)める若者の増加、凶暴化する動物達…ペットですら日頃の関係が良好でなければ容易く飼い主に牙を剥いた。
嗚呼、嗚呼…!!私…私は…っ!あの男を殺すわ。“生まれた力で”──!!
「──お父様、今そちらに参りますね?」
少女の憎悪が禁忌の箱を開けさせた。
あらゆる“災厄”が解き放たれた。
文字数 5,669
最終更新日 2020.10.29
登録日 2020.10.29
「お父様、今、なんと仰いました?」
コルベット伯爵令嬢、アデル・コルベットは午後の優雅なティータイムの席で声を上げた。
聞けば今際の際にあると噂の第三王子との結婚が決まった、と。
アデルは仕事が続けられなくなるのではと焦る。
彼女‥いや彼らコルベット伯爵家は暗殺・間諜のスペシャリスト集団≪梟≫の筆頭なのだ。
アデルはこの仕事を辞める気なんてさらさら無い。
その夜任務からの帰りで謎の手練れ男から襲撃を受けるアデル。
応戦すると、あっさりと手を引いて帰って行った。
謎の男を気にしながら次の日の朝父の書斎へ向かうと、一人の青年が。え?第三王子ジルベルト・ヴィン・クリーフ殿下ですか?とても病弱には見えない程健康そうですね。えっ、昨日の手練れ男は貴方ですか?
「アデル嬢、≪梟≫として俺と共に、王家を裏から支えて欲しい」
「しかと承りましたわ、殿下」
こうして、アデルと第三王子は政略結婚をする事になった。
最強夫婦バディが織りなす刺激的な物語。
腕は一流、恋は奥手な主人公夫婦がゆっくりと愛を育みます。
※一部残酷な描写があるのでR15にしています。
※小説家になろうさんでも同名にて連載しております。
文字数 48,153
最終更新日 2023.04.13
登録日 2023.03.31
【完結しました】ガブリエラはヴィラーグ王国の侯爵令嬢。突然、王太子アルパードから結婚の申し入れをされる。
だけど嬉しくない。なぜならヴィラーグ王国では三大公爵家の権勢が絶大。王太子妃は王家にも比肩する勢力の三大公爵家から輩出するのが慣例で、ガブリエラが王太子妃になれば実家のホルヴァース侯爵家がいじめ潰されてしまう。
かといって光栄な申し入れを断っても王家への不敬。それもお家断絶につながりかねない。
やむなく一旦は婚約するけれど、愛する実家を守るためどうにか穏便に婚約破棄しようと、ガブリエラの奮闘がはじまる。
しかし、アルパードの誰もが見惚れる美麗な笑顔と、まるで子供のように純粋な瞳。そして、アルパードがなぜ自分を選んだのか、その驚くべき理由を知ったガブリエラは、次第にアルパードに惹かれてしまい――。
ガブリエラとアルパードの初々しい恋は、王位継承を巡る陰謀、隣国との複雑な駆け引き、さらには権謀渦巻く国際謀略の渦へと呑み込まれてゆく。
華麗で重厚な王朝絵巻を舞台に、優雅で可憐で個性豊かなご令嬢キャラが多数活躍する、実は才色兼備で文武両道の猫かぶり令嬢ガブリエラが軽快に駆け抜ける、異色の異世界恋愛外交ファンタジー。
文字数 285,303
最終更新日 2025.02.25
登録日 2025.01.31
1945年、鹿児島・鹿屋基地。
零戦搭乗員・桐生遼(きりゅうりょう)は、出撃前夜に満天の星を見上げていた。
戦友・渡瀬司と交わす他愛ない会話の中に、「未来を信じたい」という小さな灯が揺らめく。
翌朝、遼は特攻出撃に向かう――が、光に包まれた瞬間、彼は見知らぬ空へと導かれる。
目を覚ました先は、戦のない日本。
そこには、彼の祈りが届いたかのように、平和な日々を生きる人々がいた。
過去と未来、祈りと記憶が交錯するなか、遼は「生きる意味」と「未来への約束」を探し始める。
戦場から未来へ――。
それは、一人の青年が“希望”を託した、時を超える旅だった。
文字数 26,226
最終更新日 2026.04.25
登録日 2025.10.21
文字数 175
最終更新日 2026.08.28
登録日 2026.08.28
20○○年、福井県の中心部である福井市では不可解な失踪や猟奇殺人が多発していた。
そんな治安の不安定な土地に高校の新入生としてやってきた柊 真凪はやってきて早々にクラスメイトの絡んだ事件に巻き込まれてしまう。
クラスメイトを助ける為、真凪は教室で噂になっている探偵事務所を訪れた。そこは市で起きている神憑と呼ばれる異能犯罪者を捕まえる異能探偵事務所だった!
この作品はなろうさんに掲載されています。
不定期更新です。
登録日 2016.11.29
ガキの頃から一緒で、毎朝だらしない俺を起こしにきてくれるお節介な幼馴染、神楽坂陽奈。
席次トップ、容姿端麗、人当たりのいい性格とかなりの才女な陽奈は、実は俺のことが好きかもしれないらしく。
まぁ、それはそれとしてこの前の定期テストで全科目赤点だった俺は、今度こそ退学になるかもしれん。
なんとか陽奈が尽力してくれてはいるがどうなることやら。
部活立ち上げたり、三角関係出来上がったり、ヤンキー女出てきたり、ヤンデレ出てきたり。
リア充爆発しろ!が口癖のが捻くれた男が中心になって紡がれる、学園ドタバタラブコメ。
文字数 18,143
最終更新日 2018.06.16
登録日 2018.05.07
第二次世界大戦に関わる、御伽噺である。
最近、非常に多くの資料が、様々な観点から構築されて出版されるようになった。
お爺ぃのテーマは、「滅びなければならなかった、大日本帝国」である。
昭和16年夏の時点で、困ったことに日米開戦は、必然であった。
参考資料
CGS動画 「目からウロコの日本の歴史」 小名木善行&神谷宗幣
CGS動画 「じっくり学ぼう!日本近現代史」 倉山満&神谷宗幣
ハワード・ジン著「学校では教えてくれない 本当のアメリカの歴史 上下」
猪瀬直樹著 「昭和16年夏の敗戦」
前泊博盛著 「日米地位協定」
C.K.Ogden著「意味の意味」
荒木 博之著 「日本語が見えると英語が見える」
今野真二著 「日本語の歴史」
山口仲美著 「日本語の歴史」
西澤泰彦著 「図説 満鉄」
歴史読本編集「関東軍全史」
文献資料:明治大学、黒曜石研究センター関連資料
誉田亜紀子著「ときめく縄文図鑑」
植田文雄 著 「縄文人の淡海学」
瀬川拓郎 著 「縄文の思想」
松木武彦 著 「縄文とケルト」
西田正規 著 「人類のなかの定住革命」
安田喜憲 著 「森と文明の物語」
鬼頭宏 著 「人口から読む日本の歴史」
滋賀県立安土城考古博物館「人・自然・祈り」共生の原点を探る
滋賀県立安土城考古博物館「水中考古学の世界-琵琶湖湖底の遺跡を掘る-」
サンライズ出版「滋賀県の歴史」
山形県教育委員会「押出遺跡発掘調査報告書」
山川登 著「倭国大乱は二王朝の激突だった」
寺本克之 著「倭国大乱 軍事学的に見た日本古代史」
倉本一宏 著「内戦の日本古代史」
兼好法師 著「徒然草」
清水克之 著「喧嘩両成敗の誕生」
関 幸彦 著「武士の誕生」
網野善彦 著「日本の歴史をよみなおす」
本郷和人 著「承久の乱」「軍事の日本史」
作者不詳 「伊勢物語」
原田信男 著「義経伝説と為朝伝説」
出雲隆 編 「鎌倉武家辞典」
講談社 編 「難波大阪 全三巻」
桃崎有一郎 著「武士の起源を解きあかす」
山内 譲 著「海賊の日本史」
呉座勇一 著「応仁の乱 戦国時代を生んだ大乱」
桃井治郎 著「海賊の世界史」
曲亭馬琴 著「椿説弓張月」
本居宣長 著「日本人のこころの言葉」
太安万侶、鈴木三重吉、武田祐吉「古事記」
紀貫之 著「土佐日記」
菊池寛 著「応仁の乱」
日下雅義 著「地形からみた歴史」
関裕二 著「地形で読み解く古代史」
鴨長明 著「方丈記」
黒嶋敏 著「海の武士団」
文字数 42,845
最終更新日 2019.04.25
登録日 2019.03.06
一回見た夢って朝起きたら忘れちゃいますよね
こんなにも楽しいのに
こんなにもまだ続いてほしいのに
こんなにも知りたいのに
そんな葛藤を書いていきます
文字数 329
最終更新日 2021.04.18
登録日 2021.04.18
佐倉美智子のささやかな誇りは、毎朝手入れする庭の花々だった。だが、ある日を境に、花壇が荒らされ、糞尿の臭いが漂いはじめる。原因は、隣人・間宮による猫の餌やり。注意しても理解されず、被害は近所に拡大していく。
無力感と苛立ち、やがて吐いてしまう厳しい一言。だが夏のある日、間宮が倒れるという出来事が、美智子の胸に去来する“選択”を突きつける。人はどこまで許せるのか。どこまで見て見ぬふりができるのか。
文字数 4,931
最終更新日 2025.05.25
登録日 2025.05.25
辺境の村で畑を耕すだけの男、アレン。彼の望みはただ一つ――静かに土と向き合い、不格好な大根を育てて生きること。
だが、ある朝突然現れた銀髪の王女セレスティアが、その平穏を粉々に砕いた。「あなたは世界の『特異点』です」と告げる彼女の瞳には、狂気じみた愛が宿っていた。
世界を管理する「システム」は、アレンを排除しようと刺客を送り込み、王国は陰謀に揺れる。巻き込まれた農民は鍬を握りしめ、泥にまみれながら抗い続ける。
「俺はただ、畑を守りたいだけだ」
だが世界は、彼にそれを許さない。泥臭い農民vs世界を支配するシステム――規格外の異世界バトルファンタジー、ここに完結。
文字数 80,477
最終更新日 2026.06.18
登録日 2026.06.18
学生の高志は朝目覚めたら異世界に居た。
そこで理不尽な扱いを受けた彼は自身の力で復讐を行なう・・・
短編3話位の予定です。
文字数 15,678
最終更新日 2017.11.13
登録日 2017.10.22
皆さんも三国志はご存じですね、私も学生の頃嵌って読みふけりました。丁度図書委員をしていたので放課後遅くまで図書館で読んでいたのを思い出します。
三国志を見ていると弱い劉備と強い曹操を見て何時も不思議に思っていました。劉備の配下には曹操配下の猛将に劣らない関羽、張飛、趙雲等の勇将が居るのに、なぜ?何時も負けているのか?
劉備も漸く軍師諸葛亮を得て蜀と言う辺境の小国の主となりますが、漢王朝の復興も出来ないまま死んでいきます。
反三国志等が出て、徐庶の母親を趙雲が助けて、鳳士元、諸葛亮、徐元直の3名の軍師が揃って、劉備が曹操を打倒する物語もあります。
他だ黄巾党が滅んだ時点で軍師なり有能な文官が付いていれば1国の主となり、曹操や孫権、董卓や袁紹等にも対抗で来たのではないでしょうか?
兎も角劉備に漢帝国を再興して欲しいので、この物語を書きました。是非、皆さんも応援してください!
9歳になり早くに父親を失った劉備は従兄らと長安を牛耳る秦王劉星玄に招集され、彼の一番下の息子となる。秦王には16名の息子があり、それぞれが英雄クラスの武官・文官であった。
彼らの教育を受けながら劉備は成長して行く、10歳になり幼年学校に進み同じく劉氏の子弟達と争いながらも成長して行く。幼年学校を3年で納めた劉備は12歳で高校に進んだ。
劉備はここで知己を得て人脈を築いていく、師範級の兄達に幼少時から剣術、槍術、弓術、太極拳等を叩き込まれた劉備は学生では敵う者がなかった。高校を是も2年で終わらせ大学へ進む。
大学では学生以外に学者や官吏、商人とも接する機会があり、劉備の人脈は急速に拡大した。
大学を3年で終わらせ劉備は18歳で南陽の丞(太守の副官)となり政治の世界に入った。
これから太守を目指して勉学に勤しむ劉備の姿があった。
文字数 53,016
最終更新日 2020.03.28
登録日 2019.10.11
陽国の首都、冠藍の北の外れの地下室でスズは閉じ込められ育った。
卵を産む卵生であるスズは国にとって稀少価値のある生き物だが、出来損ないという理由で、卵生の管理をしている銀に虐く扱われる毎日。
いつか外に出たいと思いながらも、諦めつつあったある朝。
格子の外から現れたのは太陽のような金色の髪を持つシンだった。
シンはスズに外に出たいか尋ねて手を伸ばし、スズはその手を取る。
だが、シンにはある目的があり────。
無表情系童貞×不憫系生意気少年(なお卵を産む)
R18描写がある話には、タイトルに※印がついています。
文字数 41,478
最終更新日 2024.11.30
登録日 2024.10.31