「自身」の検索結果
全体で6,750件見つかりました。
高校2年生の主人公安藤みみ (あんどう みみ)は、大好きな片思い相手の夏野楓(なつの かえで)に毎日猛アタックをしていた。そんなある日、楓がほかの女の子と親しげにカフェから出てきて、居てもたっても居られなくなったみみは、信号が赤に変わってるにも関わらず、飛び出してしまい車に轢かれてしまう。しかし、みみが気が付いた時は痛みを感じないどころか知らないベッドに寝ていた。それだけならまだしも、隣には全く知らない美形の男の人が眠っていた。同じ指輪もしてるし、もしやと思ったが、まさかそんな事起こるわけが無いとそこで目を閉じる。いつの間にか眠ってしまってたみみを起こしたその人が言うには、みみと俺は2年前に結婚したよと言う。兎に角元の世界に帰りたいと思ったみみはその人に一緒に出掛けて初恋の人を探してくれないかと頼む。
未来で彼女自身の旦那さんに翻弄されそうになりつつ、楓への気持ちとで揺れ動く心。
何故未来へ意識が飛んだのかが段々と明らかになってくる。
果たして、みみは元の世界に帰れるのかー。
文字数 132,727
最終更新日 2024.05.24
登録日 2018.06.20
シングルマザーの母に母の手一つで育てられている小学六年生 楠 麻也は日々若干ではあるが自身の体に違和感を持ち始めた。
ほんの些細なことだったが念のため病院へ行くことになった。
そこで病気を患っていることが発覚!
普通の小学生だった彼女は病気の発覚により自分の価値観や自分の回りの見方が変わり、成長していく。
そんな物語です。
これは主人公の麻也か他の人の視点で描かれています。
主人公の病名に対しては現実的に存在している病名で確定させるのはその病気を患われている方々に失礼だと思い、病名は出していません。
ご協力とご理解をお願いします。
文字数 12,616
最終更新日 2021.05.23
登録日 2021.03.31
『ひたすら明るい、バカな物語』を追求した、ドタバタ・ラブコメファンタジー。
舞台は中世風ファンタジー。
この世界ではサキュバス・ヴァンパイア・エルフをはじめとした西洋モンスターが多数派で、
いわゆる『日本妖怪』は差別を受けている世界だった。
そんな世界に、主人公「ナーリ・フォン」は異世界に転移してしまう。
彼に与えられたスキルは『合法侵入』。
これは相手の家に身分を怪しまれずに上がり込めるというだけのゴミスキルであった。
この能力を使って、他人の家でご飯をご馳走になりながら生きていたナーリだが、
ある日妖怪『あかなめ』にであう。
彼女の話では、
「自分たちが住んでいた砦が、サテュロスの盗賊たちに奪われ、仲間が奴隷にされてしまった」
とのことであった。
そこでナーリは『合法侵入』のスキルを利用してサテュロスたちを退治し、
奴隷たちを助けだす。
さらに、助けた奴隷たちに『妖怪の総大将』として祭り上げられたナーリ。
しかも、ひょんなことから自身の名を、
『ぬらりひょん』
と間違えられて覚えられてしまう。
そして、
・ナーリの垢が大好きで、いつも体を嘗め回そうとする底抜けの馬鹿「アカナメ」、
・ナーリのことが大好きでヤンデレ気味だけど、本当は自己評価がすごく低い「雪女」、
・ナーリを「お兄ちゃん」と慕う、猫のようにかわいらしい幼女「スネコスリ」
・気さくな性格で、ナーリと親友のように接してくれる男性「手の目」
といった、個性豊かな妖怪たちとともに、日本妖怪をまとめ上げながら、
妖怪たちが差別されない世界を作るため、活躍をしていく。
小説家になろう・カクヨムでも掲載しています!
文字数 128,255
最終更新日 2024.10.13
登録日 2024.09.21
戦後約20年。
北の国境で起きた戦争の爪痕は未だ残っていた。
戦争の影響て内政がガタガタになってしまった国で生きるミチト・スティエットは自称<器用貧乏>。
自分を<器用貧乏>と呼ぶ理由は、裏切られ、蔑まれ、いいように使われてきた。
そんな中で生き延びるために何とかしてきた事を<器用貧乏>と呼んだ。
蔑まれる中、生きる事に注力したミチトは筋金入りの世間知らずで地名人名等に疎かった。
遂にミチトはチームに裏切られ全ての罪を背負って流刑地「ラージポット」に送られる事になる。
そんなミチトの目的は「何が何でも生き延びる」事、願いは「ヒッソリと平穏無事に生きる」事。
だが本人の思惑とは裏腹に物語は始まり進んでいく。
運命の出会いを果たし、自身に向き合い、器用貧乏の力を全て使った先に待つ結果は…。
俺、器用貧乏なんですよ。と派生作品はすべて下記コレクションに収録してありますのでお楽しみください。
https://kakuyomu.jp/users/sanma_to_magro/collections/16817139558231250810
登録日 2024.09.26
世界に、たった一度でも抗った人たちへ。
血に、運命に、王国に、誓いに──それでも自由を選んだ者たちの物語を書いています。
舞台は、王が死に、血に濡れた国。
選ばれるべき者ではなかった少女たち、王子たち、権力者たちが、それぞれの想いを胸に運命に立ち向かいます。
蒼く咲き誇る「夜狼花」は、失われた王国の希望か、あるいは新たな血の呪いか。
それぞれの選択が交差する時、運命は静かに、そして激しく動き出します。
『蒼薔薇の王冠 ─運命に抗う者たち─』
血と誓い、愛と裏切り、そして自由を求める闘いの先に──
あなた自身の中にも、きっと「抗う心」が灯るはず。
そんな物語を、届けられたら嬉しいです。
文字数 20,878
最終更新日 2025.04.30
登録日 2025.04.30
燻る心と悩む生徒。音色で未来を響かせろ。
35歳の進は、冴えない日々を送りながら、廃校が決まった母校の中学校を訪れる。偶然耳にした吹奏楽の音色に導かれ、かつての同級生で今は教師兼吹奏楽部顧問の紀美と再会。進は中学時代、吹奏楽部で燻っていた過去を思い出しつつ、半ば投げやりな気持ちで部の手伝いを始める。しかし、家庭問題や人間関係に悩む生徒たちや、同級生たちの見てこなかった現状を知り、自身の停滞感と向き合うことに。卑屈な心を隠しながらも、生徒たちと音楽を通じて絆を深め、秋の定期演奏会を目指す進。過去の自分を乗り越え、音色と共に新たな一歩を踏み出せるのか?
文字数 202,083
最終更新日 2025.09.08
登録日 2025.05.27
特撮ヒーロー番組『ユーマニオン』シリーズ。
そのファンである一月(いつき)はオーディションで、夢だった主演の座を手に入れる。
そしてカリスマスーツアクター・羽田光耀(はだ こうよう)とタッグを組むことになるのだが、クランクインが迫ったある日、彼が撮影所内で男ともつれあっているところを目撃してしまう。
特撮ヒーローに強い憧れを持つ一月は、それを演じる羽田が職場でそんなことをするのが許せない。
しかし演技となればベテランの羽田に敵うはずもなく……。
潔癖な若手俳優と、酸いも甘いも噛み分ける大人なスーツアクター。
仕事と恋と特撮ヒーローにかける熱い想いを描きます。
※ムーンライトノベルズからの転載です
***
■上岡 一月(かみおか いつき)
20歳。ユーマニオンレッド役の若手俳優。
特撮オタクでコミュ障かつ潔癖症。
ユーマニオンシリーズのファンで同シリーズへの出演が夢だった。
■羽田 光耀(はだ こうよう)
31歳。スーツアクターで特撮界のカリスマ。
一月の演じるユーマニオンレッドの、変身後を担当する。
一月の憧れの人だったのだが、どうも彼には別の顔もあるらしい。
■宇佐見 丈(うさみ じょう)
27歳。一月のマネージャーで、一月をスカウトしたのも彼自身。
適当で調子のいい性格で、一月のことは自身の出世の道具だと思っているようだが……
文字数 125,892
最終更新日 2020.09.30
登録日 2020.02.06
2184年、人々は脳と手にインプラントをすることで驚くべき力を手に入れていた。しかし、この新しい世界は一筋の暗雲に覆われていた。
主人公は、世界に不信感を抱きはじめる。ある日、彼は偶然にも、過去の情報が残されている「旧世代インターネット」と呼ばれるサイトに辿り着く。彼はそこで、不思議な人格データ「geniusY」と出会う。
geniusYは、未来の人間牧場が待ち受けていると警告し、主人公をその実現を防ぐために戦うように説得する。人格データは、支配者によって操作され、人々が家畜として使われる世界について警告する。
主人公は、この恐ろしい未来を防ぐため、一人で戦いを始める。しかし、彼は次第に自分自身がその支配者の罠に落ちていることに気づき始める。
果たして主人公は、この闇に覆われた世界を救うことができるのか?その先に待つ真実とは?
あなたを2184年の世界へと誘う。
文字数 17,229
最終更新日 2023.04.30
登録日 2023.04.25
超常的な力が世界中に満ち、魔法や異能、怪異が日常の一部となった時代。
物語の舞台はかつて大規模な戦争が起きた際、東西に分断された日本。その西の中心に位置する最大の超常都市「ネオ・アストラルシティ」。
主人公であるカケルは、高校生ながら「身体強化」というシンプルでありながらも地味な能力を持ちながら、日々「何でも屋」として生計を立てていた。
そんな彼の前に次々と現れる異能力者、魔法使い、怪異、そして神魔を拳ひとつで次々と打ち倒していき、戦いを通じてカケルは自分自身の出生や「身体強化」能力に隠された真実に近づいていく。
これは少年が仲間たちと共に彼はこの力を武器に世界を変える戦いに挑む物語。
全ての力を越え、拳で運命を打ち砕く――。
文字数 332,375
最終更新日 2025.07.01
登録日 2024.11.12
舞台は能力者、魔族、魔法使い、妖怪など様々な種の生物が暮らしている異世界ルナソル。
3年前、魔物に襲われたことで記憶喪失になってしまった屈魅 狭霧。
彼はかつての記憶を取り戻せないまま、対魔物戦闘組織レグウスのサボり魔として過ごしていた。
ある日、魔族との戦闘をきっかけに記憶の断片を思い出した狭霧は、自分がかつて魔王を封印した勇者であることを悟る。
しかし、言い伝えで勇者は自身の命と引き換えに魔王城に魔王を封印したことになっていて…。
自分の記憶を取り戻すため動き出す狭霧だが、そこには様々な人物たちの複雑に絡み合った思惑があった…。
記憶を失った勇者が自分の過去を解き明かしていく異世界ファンタジー。
文字数 39,547
最終更新日 2025.08.31
登録日 2025.08.30
高校生の時に両親が離婚し、母と暮らしていた井上栞乃は、二十歳にして母を亡くす。母の死をきっかけにそれまで諦めかけていた美容師の夢を叶えるべく美容専門学校へ通うことにした。卒業を間近に控えたある日、初めて同級生たちとの飲み会に参加する。そして、そこで自分が場違いだと知り、困っている彼女を連れだしたのは、小野塚淳という青年だった。彼は、日本モード界の巨匠の孫であり、自身も優秀なサラブレッドだった。流れで一夜を共にするが、失敗。自分に魅力がなかったせいだと惨めな気持ちになった栞乃は、淳に冷たくあたり、彼の元を去る。
それから美容師になった栞乃の前に再び小野塚が現れる。
文字数 70,436
最終更新日 2022.04.09
登録日 2021.10.07
冤罪で「最難関ダンジョン」最深部へ追放された悪役令嬢が、
隠していた規格外の土魔法で地下リゾートを開拓!
一方、彼女が施していた結界が、追放したことで破れて魔物が氾濫。
国中が大パニックに陥る。
未曽有の災難に見舞われた元婚約者たちが彼女を連れ戻しに来るも、
悪役令嬢は餌付けした邪竜と一緒に、王子たちを物理的におもてなし。
返り討ちにしてしまう。
そんな痛快逆転劇。
連れ戻しに来た王子? 失禁したので出禁です。
■あらすじ■
婚約破棄を言い渡された公爵令嬢・シャーロットは、婚約者だった王子・エドワードから身に覚えのない罪を着せられ、生きて戻った者はいないと言われる『奈落のダンジョン』の最深部へ投げ落とされてしまう。
彼女は自身のスキルによって王国を守る結界を張っていたが、本当の能力は「ダンジョンの空間構造を自在に再構築する魔法」だった。最深部で出会った伝説の黒竜グラディウスを美味しい料理と極上の温泉で懐柔したシャーロットは、桁外れのスキルを駆使してダンジョン最深部を豪華絢爛な『地下高級リゾート』へと改造していく。
一方、彼女を追放した地上では、シャーロットの結界が消えたことでダンジョン内の魔物が暴走。国中が大混乱に陥っていた。事態の深刻さに気づいたエドワードは「恩赦を与えてやるから戻って仕事をしろ」と上から目線でダンジョンへ乗り込んでくる。
ボロボロになりながら最深部にたどり着いたエドワードたちが目にしたのは、優雅に紅茶を飲み、魔物たちに囲まれて極上のスローライフを送るシャーロットの姿だった――。
※「小説家になろう」、「カクヨム」、「アルファポリス」に同内容のものを投稿しています。
文字数 14,756
最終更新日 2026.08.31
登録日 2026.08.31
愛しています。間違いない。この一言。僕自身を救った言葉。そんな唄があるとゆう。そんな国があるとゆう。絶望に潰されていた僕に一言。愛しています。素晴らしい日々を約束します。だから手紙を書く。愛しています。二人は恋人のように笑う。信じられない。触れてもいないのに。愛し愛される。不思議な言葉。愛しています。ただ、ただ。愛の唄。
文字数 234
最終更新日 2023.01.23
登録日 2023.01.23
かつて世界は大規模戦争により壊滅的打撃を受け、崩壊した国家群は八つの区域に再編成された。新たな統治機構として軍管区総司令部が設立、各区域を管轄する支部を通じ世界全体の平和と治安を一元的に管理する体制が築かれた。
安定した時代に突如訪れた、杏病原体という未知のウイルスによる災厄。感染者は侵蝕者と呼ばれる異形の姿へ変貌し、無差別に人々を襲い感染を拡大させるパンデミックを引き起こす。
人類存亡を脅かす脅威に対抗すべく秘密裏に結成された特殊部隊——K-9s。人類に残された最後の砦である。彼らはウイルス耐性を持つ者達で構成された特殊部隊。民間や軍の大部分に存在を隠されたそれは、侵蝕者を殲滅する唯一の手段を持ち厳格な管理の下任務を遂行する。
物語は、記憶を失ったハチがK-9sの一員・レンハルトの私室に突然現れるところから始まる。侵入者と看做されたハチは苛烈な尋問に晒されるが、施設監視室の介入により事態は急変。監視役の下へ招集されたハチは、そこで出会う人物から自身のルーツに纏わる説明を受ける。記憶の欠落に困惑しつつも第三師管区内の不正を暴く任務を与えられ、レンハルト率いる第一部隊に配属されるのであった。
超人的能力を持つ精鋭達で構成された集団K-9s。ハチは侵蝕者との激しい戦闘任務を通じ、自身の身体が常人を凌駕する力を持っている点に気付き始める。更に周囲の者達に影響を与える不思議な能力も徐々に明らかになっていく。任務は他部隊との合同作戦へと広がり、世界各地を巡る旅を強いられるのであった。
死線を潜り抜け、断片的な情報を集積し失われた過去の手掛かりを探る。杏病原体の起源に纏わる古の名門神社、忍び寄る不穏な影、大戦の遺産、そして謎の薬物やクローン技術の存在。これらが巨大な陰謀の輪郭を浮かび上がらせる。
小説に隠された暗号、仲間達の秘められた苦悩、蘇る記憶の欠片。ハチは部隊員達との絆を深めつつ、己がただの人間ではないという可能性に直面する。第三師管区と軍管区間の緊張関係、情報漏洩を恐れる厳重な監視システム、そして上層部の思惑。全てが絡み合い、ハチを真実へと導いていく。
旅の果てに待つのは記憶の回復と世界の闇を暴く闘い。杏病原体を巡る陰謀の核心に迫り、失われた自己を取り戻すための戦いが、静かに加速する。平和の裏に潜む脅威を前に、ハチの運命が交錯する。
文字数 115,787
最終更新日 2024.04.01
登録日 2024.04.01
第1章は美浜学園の開校式と入学式を舞台にした物語です。愛知県知多郡美浜町に新しく設立されたこの学園では、開校初日に防衛大臣、三菱重工の社長、町長といった重要な来賓が招かれ、盛大な式が行われます。
物語は、新入生総代が挨拶を行い、感謝の意を述べるところから始まります。続いて、美浜学園の理事長が新入生に対して祝辞を述べ、美しい自然と豊かな文化に恵まれた美浜の地での学びを激励します。理事長自身も新しく着任したばかりで、新入生と共に成長していく決意を表明します。
さらに、防衛大臣や三菱重工の社長が、新入生に向けて将来の展望や友人関係の重要性について語り、学園生活を充実させるためのアドバイスを送ります。
最後に、町長が美浜学園の開校を宣言し、式は無事に終了します。物語の終盤では、三日後に控えた三菱重工長崎造船所でのもがみ型1番艦「みはま」の進水式について触れられ、主人公の新たな学園生活への期待と希望が描かれます。
この小説は、新しい環境に飛び込む新入生たちの緊張と期待、そしてそれを見守る大人たちのエールを描いた感動的な作品です。
登録日 2026.08.07
私は過去に決してしてはいけない恋をした。
それはもう、時間を戻したくても戻すことのできない暗く深い闇の中。思い出したくもない私自身の後悔という名の扉にしっかりと鍵をかけられている。
しかし、それが本当に後悔なのか?と扉の外から強く叩きつけてくる本当の自分がいる。
本当の自分…
そう、この消したい過去も全て本当の自分が全てやってしまったこと。だから後悔なのかと問い質されても答えを見つけることは未だできていない。
文字数 2,732
最終更新日 2020.01.21
登録日 2020.01.21
出席した夜会で、かつての婚約者をみつけた。
向こうは隣の男に話しかけていて此方に気づいてはいない。
「ほら、あそこ。子爵令嬢のあの方、伯爵家の子息との婚約破棄されたっていう」
「あら?でも彼女、今侯爵家の次男と一緒にいらっしゃるけど」
「新たな縁を結ばれたようよ」
後ろにいるご婦人達はひそひそと元婚約者の話をしていた。
話に夢中で、その伯爵家の子息が側にいる事には気づいていないらしい。
「そうなのね。だからかしら」
「ええ、だからじゃないかしら」
「「とてもお美しくなられて」」
そうなのだ。彼女は綺麗になった。
顔の造作が変わったわけではない。
表情が変わったのだ。
自分と婚約していた時とは全く違う。
社交辞令ではない笑みを、惜しみなく連れの男に向けている。
「新しい婚約者の方に愛されているのね」
「女は愛されたら綺麗になると言いますしね?」
「あら、それは実体験を含めた遠回しの惚気なのかしら」
婦人たちの興味は別の話題へ移った。
まだそこに留まっているのは自身だけ。
ー愛されたら…。
自分も彼女を愛していたら結末は違っていたのだろうか。
文字数 3,662
最終更新日 2022.06.15
登録日 2022.06.15
公爵令嬢ルーナには、婚約者がいる。
彼は麗しい正統派イケメンで、外見も中身も完璧。
社交界の貴公子として女性たちの熱い眼差しを一身に受ける、それはそれは素晴らしい人だ。
だが、彼の瞳に映るのはルーナではなく、自身の義理の妹だった。
そう、彼は自分の義妹を愛していたのだ。
彼女は可愛らしい容姿で、誰からも愛される花の妖精のような女の子だった。
そんな彼女に恋をしてしまった彼は、彼女の義兄であるがゆえの悩みを抱えていた。
自身も婚約者がいる中での、決して結ばれぬ恋。
相手は義理とはいえ妹であり、しかも彼女はこの国の第一王子と良い雰囲気になっている。
我慢できなくなった彼は、何度も義妹に愛を乞うが、彼女は取り合ってくれない。
そんな婚約者の姿に気づいたルーナは、義妹に酷く嫉妬し、彼女に危害を加える悪役となるーーはずだった。
公爵令嬢ルーナは、転生者だったのだ。
前世で一番好きだった漫画。
かつてのルーナが何よりも好きだったのは、その少女と義兄のカップリング。
だが公式は第一王子を選び、彼女は絶望した。
しかし転生した今、目の前にはあの推しカプがいる世界が広がっている。
自分がどうにかすれば、もしかすると推しカプが公式になる世界線がやってくるのかもしれない。
その事実に歓喜したルーナは、自身の婚約者とその義妹をくっつけようと、恋のキューピッド役を演じることに決めたのだった。
文字数 2,991
最終更新日 2023.03.18
登録日 2022.09.19