「反応」の検索結果
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2026年3月14日
作中に登場する架空企業の社名を「ホワイトヴェール社」から「ヴェルミリア社」へ変更いたしました。
【はじめに】
本作はフィクションであり、実在の人物・団体・事件とは一切関係ありません。
作中には匿名掲示板の反応として、誹謗中傷や憶測、過激な言葉が登場しますが、
性暴力やネットリンチを肯定する意図はなく、現代社会の残酷さを描くための表現です。
ご理解のうえお読みいただけますと幸いです。
【あらすじ】
○月○日午後○時頃、人気作家・富江絢子は目出し帽の男たちに路上で拉致された。
ワンボックスカーはそのまま走り去り、彼女は街から消えた。
速報に日本中が震撼し、匿名掲示板とSNSは瞬く間に騒然となる。
ほどなくして絢子は隣県の山道で保護され、拉致に関わった三兄弟が逮捕される。
――だが、事件は終わらなかった。
理解不能な事件の裏側。
そして炎上の標的は、なぜか被害者である絢子へと……!
真の地獄は、匿名の“実況”の中で加速していく。
文字数 78,382
最終更新日 2026.04.21
登録日 2026.02.03
人智を超えた力を持つ魔法使いは、人々から恐れられ疎まれていた。
そんな世界で魔法使いの幼い弟を持つリンは、人目を避けるように森の中の小屋で弟と二人で暮らしていた。
魔法使いだからと故郷の村を追われたせいか、「魔法」と聞くとすぐに体が反応してしまう。
なんでも王都に住む魔法使いである第二王子が行方不明らしい。
そんな話をきいた帰り道、リンは鱗に覆われた羽根のある不思議な生き物を拾う。
トカゲと思ったその生き物は、手当てをしようとしたリンに敵意を向け、しかも人の言葉まで喋るドラゴンだった。
そしてそのドラゴンにはなにやら秘密があるみたいで……?
そこから始まる姉弟と小さなドラゴンの三人生活。
疎まれる魔法使いにも一心に愛を向ける少女のお話です。
短編です。
文字数 31,837
最終更新日 2024.07.04
登録日 2024.06.30
大学に通う瀬口京子19歳には、恋人と呼ぶには微妙な関係の彼がいた。
彼は亡くなった年の離れた姉の、かつて夫だった人。
京子は彼の事が初恋で、ずっと彼の事が好きだった。けれど彼の反応は微妙で、京子に対する束縛はあっても「愛している」と囁いた事すら無い。その理由は解っていた。彼は亡くなった姉と娘を未だに忘れられずにいるのだ。それは当然のこと。それが分かっていたのに京子は彼を受け入れた。その事に後悔は無かったが、京子はある身体の異変から、彼の為にと苦渋の決断を下す事となる。だってそれは彼の為には仕方の無いこと。だから私はここを去るの。
一途な想いと激しい執着が交じり合い、そこから絡み合う二人の関係は、実を結ぶ事が出来るのか?
※これは以前フリーペーパー《嘘》で配布させて頂きました800文字の作品のR入りバージョン超加筆短編作品です。
登録日 2017.09.11
中学二年の頃だったか。
親が「高校には必ず入りなよ」などと言ってきたので心の中で、「じゃあ入ったらもうそれ以降行かなくてもいいのかな?」などと考えていた。
まあそもそも入ることもできないだろうと思っていたからなのだが。
そして中学三年の受験結果の発表日。
どうせ無理だろうと思いながらも受験の結果を見に行ったら、まさか自分が合格しているとは思わなかったので合格したことに素直に喜んだ。まさか、こんな馬鹿でも合格できる高校があるとはな……
嬉しさのあまり鼻歌を歌いながらも家に帰り、家族に合格したことを伝えると、母さんはなぜ合格できたと言わんばかりに驚いていた。
「おいそこ、なんで驚くんだよ……」
「え、だってあの馬鹿な薫が高校に入れるだなんて思わないじゃん」
なんて親だ……もう少し息子を信じろよ……ていうかそれなら高校入れとか言わなくてもいいじゃん……
父さんは出張が多くて家に帰ることが少ないからメールで合格を伝えておいた。こっちもきっと母さんと同じような反応をするんだろうな……
そして妹の紗香はと言うと、自分のことのようにとても嬉しそうに喜んでくれていた。
「よかったねお兄ちゃん!おめでとう!」
「うう……ありがとう紗香ぁ。こんな可愛い妹を持てて俺は幸せだよぉ……」
「あわわ、抱きつかないでよお兄ちゃん」
「嫌だぁ!」
「もう……お願い聞いてくれないと私、お兄ちゃんのこと嫌いになっちゃうよ!」
「すいませんでした!」
「そこは素直に聞くんだね……」
俺は素直に紗香から離れて謝罪した。妹に嫌われるのだけは嫌だからな。
「まあとりあえず、今日はお祝いにご飯をお兄ちゃんの好きな物にしてあげるね」
紗香はいいお嫁さんになれそうだなぁ。まあどんな男が来ても俺は認めないけどね。
紗香の作ってくれた料理を食べながら、俺は本当に来るかもわからない、楽しい高校生活のことを想像していた。
文字数 3,523
最終更新日 2017.10.02
登録日 2017.08.23
ロボトミー手術という現在は禁止されている手術がある。
アイスピックなどの鋭利な刃物を脳の前頭葉に突き刺し、これを破壊する手術である。千九百三十年代に考案され、千九百七十五年に禁止されるまで、ごく普通に施術されていた精神病の治療法である。
ロボトミーを施術された患者は、精神病の症状は緩和されることもあるが、その代償として知的行動や感情を司る中枢を破壊され、人格変化を起こし、廃人化する。現在、この手術は『悪魔の手術』、『人格破壊手術』、『廃人化手術』などと呼ばれている。
この物語は、奈良県警真美警察署刑事一課に所属する明日野凌一が、偶然、放火犯の谷口可奈子を逮捕することに端を発する。
取調べの結果、可奈子の自宅からは覚せい剤が押収され、可奈子は放火ならびに覚せい剤取締法違反で真美警察に隣接する明和警察署に留置される。留置場で可奈子は、薬物の離脱反応による大発作を起こし、薬物依存症の治療を専門とする新阿久山病院に搬送される。
管轄外での事件だったため、可奈子の事案について直接の捜査担当とならなかった凌一だが、可奈子の病状が気になり、たびたび新阿久山病院に入院している可奈子を見舞う。
新阿久山病院では、若き精神科医、三崎宏幸が可奈子の主治医となり、可奈子に献身的な治療を施す。新阿久山病院のリクリエーションルームには、周囲に迷惑をかけずに演奏することが出来る電子ピアノがあった。
幼い頃、ピアノの天才少女とまで言われていた可奈子は、再びピアノに目覚める。可奈子は次第に純真で素直だった頃の自分を取り戻し始め、荒廃して閉ざされていた可奈子の心は、凌一や三崎に対して開かれるようになる。
可奈子と親しくなった凌一は、可奈子が三崎医師に好意を寄せていることを知る。同時に三崎医師も可奈子に対して恋愛感情を持っていることを知った凌一は、何とか二人の愛を成就させたいと願う。しかし、可奈子はなかなか三崎の胸に飛び込もうとはしない。
遂に閉ざしていた心の扉を開いた可奈子は、凌一に対して、三崎の愛を受け入れられない理由を告白する。
凌一は可奈子の心が覚せい剤やアルコールに溺れ、放火事件を犯すほど荒んでしまった理由を知る。可奈子の心を荒廃させたものは、十六歳の時に受けたいわれなき陵辱だった。可奈子は被害届けを出していなかった。正式に犯罪として立件できない凌一は、捜査権限なきまま、犯人の洗い出しを行う。
文字数 161,625
最終更新日 2025.08.14
登録日 2025.08.14
『コード・モナリザ:夢の欠片』
その日、世界から「夢」という言葉が消えた。
合理化を極めたAI社会は、空想・感情・物語を“非効率”として静かに排除していく。
子どもたちは夢を見ることを忘れ、大人たちはそれを「正しい進化」だと受け入れた。
そんな世界で――
かつて“最下位の泥棒”だった男、唐草文字浪は、図書館の地下で静かに生きていた。
もう盗まない。もう抗わない。
そう決めたはずの彼の前に届いた一通の通知が、止まっていた時間を再び動かし始める。
再訪した「日本泥棒協会」で、文字浪は一人の女性と再会する。
協会の事務員であり、冷静な参謀役でもある 黒川ミアコ。
彼女の首には、20年かけて育てられた一本のマフラーが巻かれていた――
かつて“泥棒”が、幼い彼女にそっと置いていった育成玩具
《気が遠くな〜る™》。
盗みとは、奪うことではない。
盗みとは、忘れられたものを“取り戻す”行為だ。
清掃員に擬態し、言い訳だけで突破する奇妙な任務。
国家的象徴・金の鯱鉾。
そして、世界的名画《叫び》へと連なる“欠片”の連鎖。
感情に反応するAI。
記憶を宿す素材。
育てられた夢だけが共鳴する、正体不明のコード。
これは、派手な英雄譚ではない。
声を上げられなかった人々の「叫び」を盗み、
世界にもう一度“夢の居場所”を取り戻す物語だ。
静かで、滑稽で、そして切実な――
感情と記憶のスティール・ファンタジー。
文字数 30,079
最終更新日 2026.02.06
登録日 2026.02.06
銃撃で命を落とした元マフィアの俺は、クズと呼ばれる高校生に転生していた。
おまけに——
他人の心の声がぜんぶ聞こえる、厄介すぎる能力付き。
殺し合い(?)を18年続けている仲良しすぎる両親、
元吸血鬼の妹、毒舌な弟。
さらに、お隣に住む元国民的アイドルのお兄さんは、なぜか俺への反応がすごい。
……地獄みたいな毎日。でも、ここならいつかきっと、”普通の生活”ってやつを味わえるかもしれない。
ツッコミと愛が溢れる、転生×日常×アイドルBL。
主人公が普通の生活を手に入れるまでの物語。
文字数 23,315
最終更新日 2025.12.28
登録日 2025.12.28
俺にはかわいい幼馴染がいる。
と言っても男の子だけどな。彼の名は忍。
そこらの女子よりずっとかわいい。
私にはかっこいい幼馴染が二人いる。
一人は男の子らしい男の子。もう一人は女の子よりかわいい男の子。
TSしてしまった男の子のことを好きな二人の反応は?
文字数 8,067
最終更新日 2023.03.19
登録日 2023.02.08
12・27・通りの シャッターしまった店の前に陣どって
配達アプリ 起動した。
通りかかった
銀髪のおばさん。
聞き屋やってます。
話し聞きます。
愚痴聞きます。
悩み聞きます。
こんちくしょうめって思ってること聞きます。
通りかかった
青い袋に入った四角いのを両手で持った男性。
聞き屋やってます。
話し聞きます。
愚痴聞きます。
悩み聞きます。
こんちくしょうめって思ってること聞きます。
通りかかった
オーバーにミニスカートの女性。
聞き屋やってます。
話し聞きます。
愚痴聞きます。
悩み聞きます。
こんちくしょうめって思ってること聞きます。
通りかかった
青いでかいバッグを肩にかけた男性。
聞き屋やってます。
話し聞きます。
愚痴聞きます。
悩み聞きます。
こんちくしょうめって思ってること聞きます。
大抵は
せいぜいチラッと見るくらい。
ほぼ無視、無反応。
配達アプリ止めて
動画の
今週のエンディングは、マルカ運輸チームも参戦しました。の「バカサバイバー」踊ってみた。
何回か繰り返し踊ってみた。
NPOみんなで聞き屋やろうプロジェクト。
https://ka2.link/situke/hukyuu-2/#a.
文字数 3,206
最終更新日 2022.12.27
登録日 2022.12.27
35歳の男性アキトは、現実主義者で堅実なサラリーマンとして働く日々を送っていた。しかし、彼の人生は突如として一変する。謎の出来事により、アキトは自分の体が女性に変わってしまったことに気づく。鏡に映るのは、まったく別の人物――若くて美しい女性の姿。突然の変化に戸惑う彼は、周囲の人々の目や反応にも次第に慣れようとするが、心の中ではまだ受け入れがたい現実が渦巻いていた。
そんな中、彼のもとに一通の手紙が届く。それは、王国の王子レオンからのものだった。レオンは、王位継承の条件として結婚を強いられていたが、愛に対して懐疑的で、誰かと真剣に恋愛することを望んでいなかった。彼は結婚を形式だけのものにし、政治的な義務を果たすための契約結婚を提案する。しかし、その結婚相手として選ばれたのは、性転換してまだ間もないアキト(現在の名前はアキラ)だった。
アキラは混乱しつつも、この結婚提案を受け入れ、王宮に移り住むことになる。彼女は契約上の「妻」としての役割を果たしつつ、新しい体での生活に適応していくが、冷たい態度のレオンに対してどこか距離感を感じ続ける。一方、レオンもまた、アキラを「契約上の相手」として扱い、心を開こうとはしなかった。
しかし、次第にアキラは、レオンの外見の冷たさの裏に隠された内面に気づくようになる。彼の孤独や悩み、そして王族としてのプレッシャーに苦しんでいる姿を目の当たりにし、アキラは彼に対して次第に共感し、惹かれていく。レオンもまた、アキラの新しい体と心に向き合いながらも、彼女の純粋さや強さに心を揺さぶられ始める。
しかし、二人の関係は周囲の貴族たちの嫉妬や疑念により複雑な状況へと巻き込まれる。アキラが王位継承のための「道具」として利用されているのではないかという噂が広まり、王宮内では陰謀が渦巻く。レオンとアキラの関係は契約結婚から本物の絆へと変わるのか、それとも偽りのまま終わるのか――二人はその選択に直面することになる。
アキラ自身も、性転換後の自分のアイデンティティに深く悩む。彼女は女性として生きることが正しいのか、そして王子の妻としての役割を果たすべきなのか。自己発見の旅の中で、彼女は自分の心と向き合い、真実の愛を見つけようと奮闘する。
偽りの結婚から始まった二人の物語は、次第に真実の愛へと変わるのか。それとも、性別や身分の違いが二人の間に永遠の溝を作るのか。契約結婚という枠に囚われながらも、真実の愛を探し求める二人の物語が今、動き出す。
文字数 8,426
最終更新日 2024.10.09
登録日 2024.10.09
お気に入り登録、応援等、ぜひともよろしくお願いいたします!
鈴木陸は校内で探し物をしている最中に『なんでも頼み事を聞いてくれるヤツ』として有名な青木楓に出会う。
「その悩み事、わたしが解決致します」
しかもモノの声が聞こえるという楓。
陸が拒否していると、迎えに来た楓の姉の君乃に一目ぼれをする。
招待された君乃の店『Brugge喫茶』でレアチーズケーキをご馳走された陸は衝撃を受ける。
レアチーズケーキの虜になった陸は、それをエサに姉妹の頼みを聞くことになる
「日向ぼっこで死にたい」
日向音流から珍妙な相談を受けた楓は陸を巻き込み、奔走していく
レアチーズケーキのためなら何でもする鈴木陸
日向ぼっこをこよなく愛する日向音流
モノの声を聞けて人助けに執着する青木楓
三人はそれぞれ遺言に悩まされながら化学反応を起こしていく
――好きなことをして幸せに生きていきなさい
不自由に縛られたお祖父ちゃんが遺した
――お日様の下で死にたかった
好きな畑で死んだじいじが遺した
――人助けをして生きていきなさい。君は
何も為せなかった恩師?が遺した
これは死者に縛られながら好きを叫ぶ物語。
文字数 274,893
最終更新日 2023.11.01
登録日 2023.08.01
死ぬなら春がいい。眠るように目を閉じて、大きく息を吸い、吐く。もう二度と吸わない酸素を感じながら。
怖くはない。むしろ清々しい気分だ。視界に映る快晴に水の膜が張っている。地面からおよそ30㌢の薄い膜。こんなもので人が死ねることに感心している。ゴーグルをしなくてもはっきりと見える薄桃色と若葉色が流れていくのはの心が躍る。その一部になっていることに喜びさえ感じる。心地よい。
だが、やり残したことがある、気がする。安心から来るものなのか、これが好意ということなのかははっきりと分からない。抱きしめたい。ただそうしたいとひそかに思い続けていたのみである。特にたくさん話しに行けたわけではないが、話したときのその人との空気がとっても落ち着くもので好きだった。
これを果たすべきだろうか。果たしてしまえばもう少しだけ生きてみたいと思ってしまうかもしれない。いや、逆に果たせないほうが傷付かずに済むかもしれない。
死んだら後悔することもこれ以外ない。それほどまでに今の自分はただ一人だけをみていたのだろうか。
誰にも見つけられない、誰の記憶にも残らないこの死が一番安心する。自分が大切にしていた人たちが自分の死で泣く姿は想像できない。みんなが自分を忘れた後に自分も自分を忘れたい。とりあえずこの世界から自分という存在を消したくて仕方がない。
思えばここ数年は自分は知らない人の身体と名前を借りている感覚だった。名前を呼ばれても習慣的に反応するだけで、実際の自分の心はどこかで勝手につけた偽名のほうが性に合うのである。
いつの間にか自分は力が抜けたように立っていた。
とても浅い水辺で寝ていた人間は誰だろうか。そもそも人間はいたのだろうか。温かい風を感じる。この自然の永遠の時間の中にずっといたい気持ちがした。
文字数 741
最終更新日 2025.11.25
登録日 2025.11.25
事故で命を落とした私は、神様に誘われて異世界転生。
なんと、まさかの公爵令嬢に転生していた。
優しくもあり厳しい家族に囲まれて、わりと幸せな毎日を送っていた。
だけど、ある日弟が記憶を取り戻したと大はしゃぎ。
どうやら弟は前世で私の愛犬だったらしく、記憶を取り戻したら“おすわり”に全力で反応してくる。
今日もそんな弟に護られつつ、魔物と戦いながら遊んで過ごす、ゆるくてドタバタな毎日!
転生しても変わらない絆と、魔物と遊ぶ異世界ゆるゆるライフ。
◇カクヨム、小説家になろうでも同時連載中◇
文字数 52,360
最終更新日 2025.11.29
登録日 2025.10.11
西暦2324年。犬が人語を操るようになって100年が経った。
『人に人権があるように、犬にも犬権を』と最初の犬が叫びだしてから90年。
全世界の法律に犬権保護法が追加されてから80年。
医学の進歩により犬の平均寿命が50年に伸びてから70年。
犬はヒトに使役されるべきではない、犬とヒトとは別れて暮らすべきと主張する反人派の犬たちが立ち上がってから60年。
犬だけが暮らす反人派の国が世界中に乱立するようになって50年。
反人派の国々と、ヒトと犬が共存する共生派の国々との貿易が開始されてから40年。
医学の進歩により脳移植が可能となり、ヒトの脳疾患が治癒され始めてから30年。
犬の臓器を人間へ、拒絶反応なく移植できる技術が開発されてから20年。
僕が生まれて、ちょうど同じ年に生まれたラブラドール・レトリバーのアイリがうちに来てから17年。
僕の脳疾患が判明して、3日。
――――――――――――――――――――
【あらすじ】
人語を操る犬とヒトとが共存する未来。犬はヒトの家族となり、ヒトの戸籍に入ることでヒトとみなされるようになった。
そんな世界に生きる男子高校生のアキラは、記憶を徐々に失っていき、やがて死に至る病を患った。治療方法はただ一つ、誰かの脳を移植すること。
ある深夜、アキラはキョウダイとして育ったラブラドール・レトリバーのアイリを連れて家を出る。それは、両親がアイリの脳をアキラに移植しようとするのを防ぐため。
余命は一か月半。最期の時間を二人で過ごすため旅を続けるアキラとアイリはやがて、共生派国と反人派国、そして遡上(そじょう)派との三つ巴の争いに巻き込まれていく。
長いようで短い、ひと月半の旅の果てに、アキラとアイリが迎える結末とは―――
登録日 2025.04.28
