「下」の検索結果
全体で31,191件見つかりました。
コリーヌは閨の教師として、モローニ伯爵家に赴いていた。
応接間に通され、そこには生徒(チャールズ14才)の隣に、何故か彼の父のハーバート・モローニ伯爵(34才)も一緒に座っていたのだった…
舞台は近世ヨーロッパ風ナーロッパ(異世界)だと思って下さいな。
※大人のラブコメを目指しています(一応)
※R18本番は最後の方かと思いますが、閨教育(性教育)を題材にしているので、たまにR15?かもしれません。
※関西弁を訛りに使用していますが、異世界なので細かいツッコミは無しで。
ムーンライトノベルにも投稿しております。
文字数 51,985
最終更新日 2024.04.22
登録日 2024.04.22
両親を亡くした後、靴屋を継いで一人で暮らしているトーリには幼馴染がいる。五才年下の宿屋の息子、ジョゼフだ。
ジョセフは「恋人になって欲しい」とトーリに告白をし続けている。
しかしトーリはとある理由から、ジョゼフからの告白をずっと断り続けていた。
幼馴染二人が幸せになる話です。
文字数 13,578
最終更新日 2021.11.19
登録日 2021.11.19
歴代最年少で魔王の地位に就いたレイには隠し通さなければならない秘密がある。それは……「魔王もうやだぁぁぁ~~!!下剋上こわいよぉぉぉーーー!!!」その実態が泣き虫ポンコツ魔王だということ。バレれば即・下剋上を挑まれることは必至!なので先々代の魔王を父に持ち、悪魔公爵ジェラルドが膝を折ったという2枚看板を武器にクールな魔王を演じている。だけどその実力を疑う者たちも出てきて……?!果たしてレイの運命は……?!溺愛腹黒系悪魔×初心な小悪魔系吸血鬼。お茶目なパパんも大活躍!!短編「魔王さまのヒミツ♡」文字数の関係で削ったシーン・設定などを大幅加筆の連載版となります。
文字数 45,977
最終更新日 2025.10.17
登録日 2025.09.30
近衛隊隊長のバスクアル・フォン・ベルトランにバラを差し出されて結婚前提のプロポーズされた俺フラン・フライレですが、何で初対面でプロポーズされなくてはいけないのか誰か是非教えてください!
話しを聞かないベルトラン公爵閣下と天涯孤独のフランによる回避不可のプロポーズを生暖かく距離を取って見守る職場の人達を巻き込みながら
「公爵なら公爵らしく妻を娶って子作りに励みなさい!」
「そんな物他所で産ませて連れてくる!
子作りが義務なら俺は愛しい妻を手に入れるんだ!」
「あんたどれだけ自分勝手なんだ!!!」
恋愛初心者で何とも低次元な主張をする公爵様に振りまわされるフランだが付き合えばそれなりに楽しいしそのうち意識もする……のだろうか?
文字数 92,285
最終更新日 2019.12.12
登録日 2019.10.30
【年下腹黒ワンコくん×年上鬼上司】
28歳という若さで副部長の肩書きを持つ小笠原環(おがさわらたまき)は、仕事はできるが鋭い目つきと容赦ない発言で周りから恐れられていた。そんな彼女に無謀にも近づいたのは、コミュ力MAXイケメン新入社員の犬飼日向(いぬかいひなた)。
環をお昼に誘い周りから英雄視される犬飼だが、彼でさえ『鬼の副部長』を好感度を上げることは難しく、逆に嫌われてしまう。
ある日、職場の飲み会でお酒を飲む環を目撃し悪知恵が働いた犬飼は―――
※R18シーンには※マークをつけています。前半エロエロ後半じれじれ。
※最終的にはハッピーエンドですが女の子が可哀想な場面も多々あるため、なんでもOKの方のみご覧ください。
※表紙は那由多ふ可思議様に描いていただきました。
文字数 75,012
最終更新日 2021.07.31
登録日 2021.06.05
ハルクレスト王国には、ある曰く付きの川がある。
王都と国領の間にあるセレーヌ河は、時間帯によって様々な顔を見せることから、「虹の河」と呼ばれ、多くの観光客を呼び寄せていた。
しかし、昨今この川は「忘却の河」と呼ばれている。
10数年前に恋人に裏切られた若い女性がこの川に身を投げた所、奇跡的に命が助かった。助けられた女性は恋人のことを全て忘れて、自分を助けてくれた男性と恋に落ちて幸せになった。
その事実に尾ひれはひれがついて、川に飛び込めば嫌な事を忘れる事が出来ると噂になってしまい、多くの民衆が川に飛び込もうとして、怪我人が続出する始末。
そこで国は、川に沿って飛び込み防止の柵を作った。結果、景観の美しい川縁は囚人の鉄格子の如く殺伐としたものに変わってしまった。
当然、観光業にも大打撃を与えてしまっている。そこで、国は川に大きな眼鏡橋を架け、川の色の変化を楽しめるようにした。
2年ほど前に、この眼鏡橋にいた年若い恋人たちのおかげで眼鏡橋には「恋を成就する運命橋」と密かに巷で囁かれる様になったのだが……。
その話には大きな真実が隠されていた。
主人公となるルナリア・ジャンヌ・ロマネスク公爵夫人は、1週間程高熱で生死を彷徨っていた。
彼女には、記憶が無い。
2年前、眼鏡橋で、現夫であるジェラール・エイダン・ロマネスク公爵を暴漢から身を呈して助けて、川に落ちてしまったのである。
その際に頭を打ったらしく、一月意識不明になっていた。目が覚めると自分の名前すらも分からない状態になっており、両親や兄から事情を説明しされても首を傾げることしかできなかった。
新聞でも「健気な深窓の伯爵令嬢。初恋の公爵閣下を庇って意識不明の重体!!」と大きく取り上げられていた。その二人が結婚したとなれば、皆が恋を成就させれる橋と騒ぐのも理解できる。
橋の近くのカフェや飲食店、ホテルはこの話に便乗し、恋が実る為のケーキや飲み物、ハンカチやブーケおまけに怪しげな人形なども販売し始め、国を挙げての観光事業にまで発展した。
ところが、2年経った今、ルナリアはある事がきっかけで全ての記憶を取り戻してしまったのだ。
そして、「今のこの場所は、本来別の人間のもので、私はここにいるべきではない」という結論に至った。
その後、ルナリアは夫ジェラールが王宮に勤務している間、使用人達に別れを告げて、デルメット伯爵領にいる兄ルーベンスの元に馬車を走らせた。
理由は簡単…この国では女性からの離縁の申し出には、実家の許可が必要で、ルナリアは当主となった兄に離縁状のサインをもらう為に公爵家を旅立った。
文字数 3,622
最終更新日 2024.03.08
登録日 2024.03.07
昔から占いが得意なソフィアは占い屋を開く。そこに相談にくるお客様達。何故貴方が毎日来るのですか。気づいたら囲われていた令嬢の話。
文字数 10,939
最終更新日 2026.05.30
登録日 2026.05.30
会社員α×発達遅延Ωの話です。
登場人物
白河 ユイ(しらかわ ゆい)
Ω/二十歳
就労支援施設(パン屋)で働いている。
無邪気で言葉が少なく、判断力に乏しい。
「Ωだから普通」と教えられてきた歪んだ常識を持つ。
神崎 鷹臣(かんざき たかおみ)
α/二十五歳
偶然ユイと出会った会社員。
特別な力や権威はないが、距離と境界を大切にする。
白河 明也(しらかわ あきや)
α/二十歳
ユイの双子の弟。(二卵性)
ユイを支配し、搾取してきた存在。見下し、嫌っている。
「家族」という言葉で暴力を正当化していた。
⸻
注意
※本作には以下の要素が含まれます。
受の発達の遅延
近親間の性的虐待を示唆する描写
身体的・精神的暴力
妊娠および流産
発情期・噛み跡などオメガバース特有の設定
直接的な性行為描写は少ないですが、重いテーマを扱っています。
記載内容を推奨しているわけではもちろんありません。
上記内容に不安のある方は閲覧をお控えください。
2026/1/21 完結しました!たくさん読んでくださりありがとうごさいます!
人気BLランキング、HOT女性向け、人気の完結(BL)ありがとうございます🙏
文字数 82,799
最終更新日 2026.01.21
登録日 2026.01.12
勇者の実弟でありながら、勇者パーティーのお荷物扱いなオジサン剣士・フランクは、魔王軍幹部を前にして、囮役として仲間たちから見捨てられた。
必死に命乞いをした結果――元々がセックス大好きな淫乱ビッチだった彼は、幹部による快楽責めに敗北し、淫魔として改造されてしまう。
性欲モンスターと化したフランクは、正義の心に燃える聖騎士たちや、かつての仲間をも快楽洗脳し、自らの性処理玩具に貶めていく――!
露骨表現多めの抜きエロです。基本的に悪堕ち/快楽堕ち/洗脳/催眠要素ばっかり。陵辱と襲い受しかない。
主人公が左右非固定、♡と淫語飛び交うハード系エロ、濁点喘ぎ、精飲/ぬるめの小スカ/軽度のチンカス描写注意。
※pixiv、ムーンライトノベルズにて先行掲載済みの作品です。完結済みのため、一日一話ずつ毎日投稿していきます。
【主人公】
フランク…ヤリチンでビッチなゲイ。性格はお気楽な快楽主義者。クソ野郎。
【お相手一覧】
魔王軍幹部の高慢触手男(リバ)/童貞な騎士団モブ兵士×主人公(襲い受)/主人公×ノンケ妻子持ち騎士団長/高飛車青年魔導師×主人公/主人公の配下×ウブな生真面目ガチムチ神官(挿入無し)/主人公×女好きクズな兄貴の勇者(本番行為は同人誌版に収録)
文字数 84,987
最終更新日 2024.04.20
登録日 2022.11.12
イケメン×美人ビッチです。
ご安心下さい、エッチまでの最短ルート完備しております。
ビッチは本命に手を出すのが遅いので、いつもの倍くらいの分量になってしまいました。
こんにちは、ビッチが本命に出会った時の話大好きな者です。
何百回でも読みたいですね。
積み上げた過程があるからこその、えっちなのかもしれません。
わたしたちはいつも少し急ぎすぎなのかも……。
そう思わせてくれるBLでした。
適当言ってます。
いつも感想やいいね、しおり、ありがとう御座います。
本当に大変な励みになっております。
作品は誰かに読んでもらえるから形になるのだなぁと染み入るように思います。
また読んで頂けると嬉しいです。
文字数 18,896
最終更新日 2022.12.19
登録日 2022.12.19
主人公【相田理人(そうた りひと)】は帰宅後、自宅の扉を開いた瞬間視界が白く染まるほど眩い光に包まれた。
次に目を開いた時には全く見知らぬ場所で、目の前にはまるで映画のセットのような王の間が。
これは異世界召喚かと期待したのも束の間、理人にはジョブの表示がなく、他にも何人かいた召喚者達に笑われながら用無しと城から追放された。
しかし理人にだけは職業が見えていた。理人は自分の職業を秘匿したまま追放を受け入れ野に下った。
これより理人ののんびり異世界冒険活劇が始まる。
文字数 261,785
最終更新日 2026.01.25
登録日 2025.09.11
半分の月が照らすのは、秋の虫が鳴き交わす草深い庭。
明かりの消えた居間で、猫の鳴き声に惹かれてカーテンの隙間から覗いてみれば、
半年前に関係を絶った白ロリ美少女――雪子が、自分を見上げていた。
「どうして、私と別の高校に行ったの?」
忘れようのない、ぞくぞくするような甘くかすれた声。
雪子の真綿のような呪縛に耐えかねて這々の体で逃げ出したなどと、
どの面下げていえるだろうか。
行き掛かり上、庭に迷い込んだ子猫を一緒に探すことになったのだが――
今しも捕らえられようとしているのは、
猫か、自分――司(つかさ)か。
※一度、女性向けで投稿しましたが大爆死。どうやら男性向けの作品(百合ホラー)のようなのでジャンルを選択し直し再投稿する運びになりました。
※本文に変更はありません。以前お読み頂いた方、誠にありがとうございました。(-人-)
旧題【絶縁したはずの白ロリ美少女の元同級生に襲われたんだけど、いま草深い庭で迷い猫を探している最中なんですが⁉】(非公開)
※白ロリとはホワイトロリータ(ファッション)の略です。
※この話はフィクションです。参考にした類似、または特定の事件等はありません。
※R15指定に従い、残虐表現や性的な仄めかしがある話には*を付けてあります。宜しくご検討ください。
※毎年ホラー・ミステリー小説大賞にエントリーしています。
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原題『何かが、庭で。』40枚(16000字)2009/10 PNイマダ名義
※某小説投稿サイトのお題企画で書いた作品を改稿したものです。
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本作品は生成AI不使用です。
本作品は小説家になろうにも掲載しています。
文字数 20,203
最終更新日 2026.06.24
登録日 2026.06.24
「フィニアス・ペンデルトンが行方不明になったんだって」
それは、単に大学のランチタイムの話題として出された噂。
没落しそうな貧乏子爵家の名ばかり令嬢ダニエルが、その噂を友人ステラから聞いていたその目の前を。
フィニアス本人が横切っていった。
え、あそこを歩いているのに !?
あわててフィニアスを指差して、ステラに教えても、彼女は
「何言ってるの」と取り合ってくれない。
仕方がないので、ダニエルがフィニアスを追いかけて、彼に声を掛けると。
「君には、僕が見えるのか?」
王室御用達の看板を掲げた超高級老舗ホテルの御曹司フィニアスと。
世界を飛び回る父親の仕事を手伝いたいダニエル。
その時、それまで全く縁が無かったふたりの。
お気軽なボンボンに見えて、実は真面目な彼と。
大人しそうに見えて、実は強気な彼女の。
誰も知らない恋の物語は始まった。
※サブタイトルに『わたし』『彼』の回はダニエル視点
『俺』『彼女』はフィニアス視点となります
※拙作『やる気ゼロ令嬢と時戻しの魔法士』と同じ世界の物語で、やる気ゼロのヒロインと魔法士ヒーローが登場しますが、メインではありません
※物語の時代背景は魔法と公衆電話、馬車と2階建てのオムニバス、自動車(キャリッジと呼ばれるタクシーも) が混在しています
※魔法を扱えるのはごく一部の人のみで、ヒロインもヒーローも魔力持ちではないので、魔法は使えません
※男女平等を掲げる女王陛下の治世の下で、女性の高学歴化が進み、貴族令嬢であっても10代で婚姻などせずに大学へ進学し、就職することが増加している設定です
※ヒロインは自分は1人で何でも出来る、と強がっている生意気さもあります
文字数 147,796
最終更新日 2025.09.14
登録日 2025.08.15
大体はタイトル通りの展開です。
頭を空っぽにしてお読み下さい。
〈人物紹介〉
林 昂輝視点で物語は進みますが、最後は川田 奈央視点になります。
林 昂輝(ハヤシ コウキ)ノンケ/29才
既婚者。
恋愛経験が余り無い。
押しに弱く、快楽に弱い。
建設業で鍛えた体が自慢。
塩顔。
川田 奈央(カワダ ナオ)バイ/24才
独身。
人気AV男優。
ハーフの双子で兄。
バリタチ。
ヤンデレ、ストーカー気質、執着攻め。
弟を溺愛。
有り余る性欲。
川田 理央(カワダ リオ)バイ/24才
ハーフの双子で弟。
兄を溺愛。
後は同上です。
〈超絶簡単なあらすじ〉
林昂輝はある日家に帰ると、家財道具一式と妻を失っていた。
失意の中で聞かされた借金問題。返済するためには割の良いAV出演を勧められて……。
撮影当日に、双子の人気AV男優を紹介されるが、二人を相手にするなんて、聞いて無いよ〜ッ!?
衝動的に降ってきたお話です。
勢いだけです。スミマセン(汗)
続くか、…………な?
少しでも楽しんで頂ければ嬉しいです!
文字数 25,669
最終更新日 2022.05.15
登録日 2022.05.15
引き出しの奥に有った 紙袋
気に成り取り出した袋の中に有った
色取り取りの下着 妻の浮気を疑う夫
され妻とされ夫 二組の夫婦の物語
文字数 61,258
最終更新日 2026.01.01
登録日 2025.10.30
気が付いたら男性向けエロゲ『王宮淫虐物語~鬼畜王子の後宮ハーレム~』のヒロインに転生していた。このままでは山賊に輪姦された後に、主人公のハーレム皇太子の寵姫にされてしまう。自分に散々な未来が待っていることを知った男爵令嬢レスリーは、どうにかシナリオから逃げ出すことに成功する。しかし、逃げ出した先で次期辺境伯のお兄さんに捕まってしまい……、というお話。ヒーローは白い結婚ですがお話の中で一度別の女性と結婚しますのでご注意下さい。
文字数 80,817
最終更新日 2021.04.16
登録日 2021.04.12
「あなたは皇妃となり、国母となるのよ」
幼い頃からそう母に言い聞かされて育ったロートリアス公爵家の令嬢ソフィリアは、自分こそが同い年の皇帝ルドヴィークの妻になるのだと信じて疑わなかった。父は長く皇帝家に仕える忠臣中の忠臣。皇帝の母の覚えもめでたく、彼女は名実ともに皇妃最有力候補だったのだ。
ところがその驕りによって、とある少女に対して暴挙に及んだことを理由に、ソフィリアは皇妃候補から外れることになる。
それから八年。母が敷いた軌道から外れて人生を見つめ直したソフィリアは、豪奢なドレスから質素な文官の制服に着替え、皇妃ではなく補佐官として皇帝ルドヴィークの側にいた。
上司と部下として、友人として、さらには密かな思いを互いに抱き始めた頃、隣国から退っ引きならない事情を抱えた公爵令嬢がやってくる。
「ルドヴィーク様、私と結婚してくださいませ」
彼女が執拗にルドヴィークに求婚し始めたことで、ソフィリアも彼との関係に変化を強いられることになっていく……
『蔦王』より八年後を舞台に、元悪役令嬢ソフィリアと、皇帝家の三男坊である皇帝ルドヴィークの恋の行方を描きます。
文字数 153,840
最終更新日 2021.10.03
登録日 2021.09.01
目覚めた時、私は自分の名前すら思い出せなかった。
刑事・香月レイ、35歳。白い部屋、窓のない密室、そして記憶喪失——精神科病院で目を覚ました彼女を待っていたのは、想像を絶する悪夢だった。担当医の橘サキは言う。「あなたは三日前、廃ビルで倒れていた」。だが、何が起きたのか、なぜここにいるのか、すべてが闇の中。
病院には奇妙な患者たちがいた。穏やかだが悲しみを秘めた田所ケンジ、明るいが不安定な森川タクミ、空虚な目をした水野アヤ、寡黙な老人・山下トシオ。そして田所が囁く——「この病院は普通じゃない。患者が、次々と消えている」。十人いた患者が、今は四人。誰も退院の様子を見ていない。ある日突然、いなくなる。
深夜、橘医師の後をつけた香月が地下で見たものは——巨大な水槽に浮かぶ、消えた患者の姿。橘医師の正体は、人間の記憶を操作する禁断の研究を行う狂気の科学者だった。患者たちは実験台。記憶を消され、新しい記憶を植え付けられ、水槽で「保管」される。発覚した香月に、橘は注射器を向ける——「あなたも『治療』を受けていただきます」。
だが田所と森川が決死の救出。警察が突入し、橘は逮捕される。しかし事件は終わらなかった。到着した刑事・村田が告げる——「田所ケンジは連続殺人犯だ」。だが田所は反論する。「真犯人は、村田だ」。混乱する香月の脳裏に、記憶が蘇る——廃ビルで自分を撃ったのは、村田だった。
真実が明らかになる。村田は十年間で十五人以上を殺害した連続殺人犯。田所は元刑事として真犯人を追っていたが、逆に犯人に仕立て上げられ、病院に潜伏していた。そして香月も真相に気づいたため、村田に襲撃され記憶を奪われた——橘医師の実験によって。追い詰められた村田は自殺。すべてが終わった。
だが香月には、まだ思い出せない記憶があった。「大切な人の顔」。黒崎リョウ——田所の本名——の調査で判明したのは、五年前に事故で亡くなった婚約者・桜井ケンタの存在。辛すぎて封印していた記憶。涙と共に思い出す、失われた愛。
記憶を取り戻した香月は、黒崎と共に新たな戦いに挑む。橘医師の技術を引き継ぐ組織との闘い。記憶操作に苦しむ人々を救うために。過去を背負い、現在を生き、未来を作る——それが、人間の強さだと信じて。
記憶の迷宮を抜けた先に、希望はある。
文字数 11,300
最終更新日 2026.01.21
登録日 2026.01.21