「体温」の検索結果
全体で48件見つかりました。
社会のゴミから人間になろうとする二人の、破滅を伴う儚く刹那的な愛
この小説はノベラボにも掲載しています。
題名の意味に真に気づいたとき、貴方の胸は締め付けられる……触れるほどに、願うほどに遠くなる、彼。
赤方遷移……観測者から遠ざかる光源から発せられる光が赤く見える現象。
生きた屍、理想を持ってはならない者がそれに気づいたとき、ゾンビたちは届かない体温を求めて彷徨うのだ……
登録日 2017.11.14
君と目が合うと、僕の体はいつもより1度高い熱を持つ。
君に触れると、僕の体は周りより2度高い熱に包まれる。
おかしいのかな?だって僕らは親友で──男同士だ。
文字数 2,920
最終更新日 2017.07.12
登録日 2017.07.12
侯爵令嬢ルイーズは卒業記念パーティで一方的な婚約破棄を宣言される。
どうにか婚約者を言い負かしたものの、もはや疲労困憊。
退席しようとする彼女に、第二王子ステファンが近づき愛の言葉を囁く。
「私の妻になってほしい。君を愛している」
芝居がかった仕草で右手を握られ、指先と指先が絡み、彼の体温と汗が伝わってくる。
次いで隣国の王子チャムカが、王宮魔術師のアズベルが。
「僕は君のことが好きなんだ」
「ずっと前から君のことを想っていた、オレと付き合ってほしい!!」
困惑するルイーズに彼らからの愛の囁きが追い打ちをかけていく。
お気持ちは嬉しいですが、それは今言うことですの?
その気のないルイーズは彼らの求愛にただ辟易とする。
更に【ある人物】からの思わぬ告白。
守り抜いた侯爵令嬢としての矜持は砕け落ち、ルイーズの本音が露わになっていく。
彼女が最後に愛した男性は、いったい誰?
婚約破棄直後のドタバタを描く、困惑と苛立ちの求愛ストーリーです。
■婚約破棄の描写はほぼ導入だけ。その後に起こった出来事が主のお話です。
最後はハッピーエンドです。
設定などゆるめのシチュエーション重視。お気軽にお読みください。
■小説家になろう・カクヨム様でも掲載しています。
文字数 18,293
最終更新日 2022.11.06
登録日 2022.11.04
霧島 冬夜
比較的背が低く病弱で容姿端麗。中性的な雰囲気を纏う。
クラスの女子からは人気が高いが、それを良く思わない一部の男子からいじめのようなものを受けている。
幼なじみでクラスの人気者の夏樹に憧れている。
両親に過保護なまでに溺愛されている。歳の離れた兄が居た。
金原 夏樹
幼なじみで身体の弱い冬夜をいつも気にかけている。
冬夜に庇護欲的なものを持ちそれを恋愛感情と錯覚している。
母親の連れ子で父親とは血縁関係が無い。
しかし母親が他に男を作り失踪した後は父親が引き取り父親と二人で暮らしている。
文字数 22,057
最終更新日 2023.11.21
登録日 2023.05.01
触れた肌から、体温が爛れるようだった。吐息が耳朶をくすぐり、胸を焦がす。
―…放課後、桜井みつきは美術教師の黄瀬立夏に穢される。痛みを伴い、生まれる熱は行き場を失くし、燻ったのだった。
文字数 2,359
最終更新日 2016.02.14
登録日 2016.02.14
夜。
強い雨が降る中、甘粕正彦は漆黒のサキュバスと出会った。
全身は雨で濡れて、服は体に張り付いている。細い体だ。サキュバスとしては異端なほど華奢な方だろう。
そのサキュバスは地面に座り込んでいた。誰も通らない道の真ん中で、力なく座っている。冷たい風と水が彼女の体温を奪っているのにすぐに気づいた。息をする度に白が走っている
金色の瞳に光はなく、呆然としていた。
甘粕正彦は雨に濡れる少女に言葉を刺す。
「サキュバス、リルカフェ。なぁ、オイ。どうして泣いているんだ?」
「……」
「理由は知っているとも。だが人としての礼儀として直接本人に聞くのが当然だろう?」
「貴方は私の体を見てどう思いますか?」
「ふむ、まぁ少数派であることは予想出来る。ああ、続けてくれ」
「私はサキュバスです。妖艶で、美しく、大きな胸と、くびれた腰、大きく柔らかなお尻。男性を蠱惑する魅力的な存在……そうなるはずでした。しかし」
「胸は小さく、肉付きは悪く、ごぼうように細い。所謂スレンダー体型だな、とても、サキュバスとは思えない」
「その、とおりです。私はサキュバスとして落第です。私はこの痩せ細った体が、醜い体が憎いッ! 誰もが私を笑う、醜いと罵る、下劣だと嘲笑う。みんな! みんな!! お母さんもお父さんも私を捨てた!! 友達は陰で私を罠にハメていた」
それを聞いて男は笑う。
「なぁ、オイ、立ち上がれよ」
弱りきった魔族のサキュバス。
俺はそんな存在だからこそ立ち上がって欲しいと願う。
「己を否定され、排斥され、罵倒され、苦しいだろう。悲しいだろう。わかる、とは言わんよ。だが想像はできる。コミュティから弾かれ過ごすというのは過酷なものだ。だから、こそ、俺はお前に話しかけた」
「俺はお前に立ち上がってほしい。周囲の圧力に屈せず、立ち上がり、勝ち上がってほしい。この殺し合いの運命を勝ち生き残ると信じている」
文字数 7,446
最終更新日 2022.10.23
登録日 2022.10.22
「最近は暑くてかなわないのに…、よくこんな辺鄙な場所まで来たねえ。いらっしゃい」
「…いえ、こちらこそ二ヶ月程お世話になります」
物書きとしてド田舎でゆったりと生活を過ごしていた桜木修。
そこに押しかけてきた、友人、星月の弟、星月渉。
なんだかんだで二ヶ月程彼を匿う報酬は、彼のこれまでの思い出。
彼を受け入れるために新調したクーラーやら扇風機の準備は完璧だったが、
何故か注文した布団だけが一向に届かないのであった。
仕方なく修はソファで寝ようとするが、自分以外の体温や気配に自分を深く傷つけた元カレを思い出し、渉の前で思わず泣き出してしまって__。
初投稿、拙い部分もあると思いますがどうか温かい目で。
一部暴力表現等があります、お気をつけて。
クーラーの効いた涼しい部屋でどうぞお楽しみください。
表紙は立ち絵風男子メーカー様より制作させていただきました。
文字数 3,738
最終更新日 2023.10.11
登録日 2023.09.20
少し前に結婚した夫婦だが、最近、夫が夜に外出し、朝帰りするという現象が続いていた。
そして、その日はいつもより強く酒の匂いがし、夫の体温も少し高く感じる日であった。
妻にとっては疑わしくて仕方がない。そして…
文字数 1,463
最終更新日 2022.04.30
登録日 2022.04.30
主任に昇格してしばらくが経った会社員・赤羽根玲一は不眠に悩まされていた。病気なのか、それほどでもないのか、それすらも判断が付かない玲一に、同僚の井上は「枕でも買えてみたらどうだ」と勧める。
そして枕を探して街を歩いていた玲一が偶然行き会ったのは、「お昼寝屋」という不思議な店。名前に惹かれ足を踏み入れた玲一を、神秘的な雰囲気を漂わせる「浅葱」という青年の店員が出迎えた。
真実「眠ること」だけに特化した「お昼寝屋」で、カウンセリングを受けた玲一はためらいがちながらも浅葱に提案される。
「添い寝を、試してみてもいいかもしれません」と。
性的なことは何もなく、ただ客を寝付かせるための添い寝。縋る想いでそれを試した玲一は、浅葱の隣で驚くほどすっきりと眠ることができた。
最高級の寝具に、眠るためのアロマ、そしてほのかな他人の体温に癒やされ、玲一は繰り返しお昼寝屋を訪れ、浅葱と添い寝をするようになる。
そしてその奇妙な信頼関係は、玲一の中で次第に形を変え、浅葱への甘えへ、ミステリアスな彼への微かな思慕へと変化していった。
浅葱に対する淫夢を見たことと、年末年始にさしかかったタイミングが重なり、気まずさを抱えたまま玲一の足は自然とお昼寝屋から遠ざかっていった。しかし、お昼寝屋での体験が忘れられない玲一は、井上に背を押される形で「添い寝はしなくてもいい、ただあそこの布団で眠りたい」とお昼寝屋を訪れる決心をした。
久々に訪れたお昼寝屋では、玲一を迎えたのは浅葱ではなかった。玲一が離れている間に、シフトが変わったのだという。予想外の落胆に打ちのめされ、玲一はお昼寝屋を利用することなくその場を後にした。
そして偶然にも、公園で猫に餌をやっている浅葱に出会う。客と店員という関係ではなく、君と話をしたいと告げる玲一に、浅葱は一枚の名刺を渡す。そこにはお昼寝屋ではない店の名前と、「浅葱」という名前が印刷されていた。
浅葱はお昼寝屋でのアルバイトの他にも、ウリ専をしていたのだ。浅葱が去った後初めてその事実を知った玲一は、「添い寝だけでいい」と浅葱を繰り返し買う。
しかしそれは、玲一に特別な感情を抱えていた浅葱を「男としては求められていない」と絶望させる言葉だった。
互いを特別に思いながらもすれ違うふたり。いびつな関係が決壊しようとするとき、ふたりの前に新しい関係が広がろうとしていた。
文字数 70,603
最終更新日 2022.10.10
登録日 2022.10.08
事故でフェロモンを出さなくなったΩ・香月は夜な夜な夜の街で一夜の恋を繰り返す。
恋人は作らない。だから毎夜、体温を求めて街へ繰り出すのだ。
自分にはそれで十分と思う香月の目の前にある日運命の番が現れた。
官能的な運命の香りに香月は体を熱くするがー…
欠落α×欠陥Ω
独自設定ありオメガバース。
ハピエン予定です。
サブカプのお話もそのうち書く予定なのでタイトルにα×Ωの表示してます。予定はみてい。
・基本ゆっくり目でお話が続きます。
・途中まで攻空気。
・主人公が怪我するシーンがあります。
・幼少期に初発情を迎えます。
・主人公Ωが攻以外と行為を行う描写があります。
・R18シーンは予告なく入ります。*表記。
不定期更新。
できるだけΩが幸せになれる世界を書きたいと思います。
※あまり頭が良くないので設定が甘いところがあるかと思いますが、生暖かく見守ってやってください。
初投稿で勝手がわからないので何かやらかしてたらあーあと思ってやってください。
文字数 77,143
最終更新日 2023.05.23
登録日 2023.04.16
小説VANTAGE 1話 一条瑠樹
朝起きたら中学生の瑠太郎は何もする事無く宿題も破いて勉強すらしない…中学一年生だ…なんのとりえもない馬鹿な少年だ。学校までは歩いて2分…仲間が呼びに来る…それから
瑠太郎の1日が始まる…毎日毎日
それと言ってやる事も無く母親のマイルドセブンを二本盗んでパカパカとタバコ🚬吸う
学校に行ったら授業を受けて隣りの席の女子にアメ玉をもらう…
瑠太郎君2時間目は算数の時間やでと言って来る…
馬鹿で興味が無いので保健室行って体温計の水銀が上がるようにして火起こしをするがの如く37.8度まで上げてベットて2時間程寝る…
それから母が作ってくれた弁当🍱を食べる…ラグビー🏉を小学生の頃からやってゲーム性クオリティにラグビースクールに週に2、3回通ってた…
担任の先生が国語先生だった山本ようこに似てる!
余り相手にもされなかった…
くだらない毎日に瑠太郎は中学二年生の先輩に対して気に入らなかったら難癖をつけてタバコをがめたり🚬
今考えるととんでもない事してた…
あの頃はチェッカーズやBOOWYやラフィンノーズや中森明菜を聞いていた…
ラグビー🏉やって学校行ったらペイントマーカーで落書きばかりしていた。零戦や憎たらしい先生の漫画チックな絵をあちこち描いていた…瑠太郎は馬鹿だから自分のサインまで入れていた…
こんな義務教育なんか糞喰らえと毎日毎日思ってた…
バレンタインデーを中学一年生の中でもらった事も無かった。
ラグビーやってゲームセンターでたむろしていた…
管理作業員のオッさんが大事にしてる池に鯉の餌しこたま入れてみたり竿持って学校に行っては鯉釣り🎣したり体育館の裏にタバコ🚬吸いに行ったり瑠太郎は人生の先が見通せないと感じていた…何をやれば良いのだろう?なんで生きているんだろうと言う疑問だけが後ろ髪を引かれる思いだった担任にも恵まれなかった…
孤独な少年だった…必ずしも一人ではなかった…
1話は短い文章になりますが2話に続く
文字数 814
最終更新日 2021.12.14
登録日 2021.12.14
寄せては返す波、日光よりも温かく感じられる体温、そして、「ごめんね」の言葉。
それが友人 黒百合美海(クロユリヨシミ)との
最後の記憶であり一番鮮明に残っている記憶であった。
しかし、美海はその翌日から失踪してしまう。
それから2年後、みもりは彼女に関する情報を手に入れる。それは死のゲームCrystal Clear内で彼女が一位であることである。
そして、彼女に会う唯一の方法はゲーム内でポイントを稼いで情報を買うことだった。
蛇草みもりは消えた友人•黒百合美海に会うべく、Crystal Clearを攻略する。
文字数 8,779
最終更新日 2023.08.06
登録日 2023.08.06
薄暗くしてある個室は、壁紙や床、リクライニングソファーまで、全てブラウンに統一してある。
スイート・マジョラムをブレンドしたアロマが燻り、ほんのりと甘い香りに 極小さい音量で流れるヒーリング音楽、滞在しているだけで寝てしまいそうな空間。
リクライニングソファーに横たわる彼に、至極丁寧にタオルが掛けられた。
一つ大きく深呼吸をしてから、タオル越しの額に両手を重ね じんわりと自分の体温を伝える。ゆったりとしたリズムにのせて、彼の感触を指先で捉える……
すると、お互いの体温は融け合いはじめ、呼吸までもが重なり──
やがてその波は徐々に緩急を失くしてゆき、穏やかで抑揚のない寝息へとかわった。
目を閉じると、初めて“みる”ストーリーが、走馬燈のように流れ始める……
*
橘(たちばな)あかりはドライヘッドスパサロン『re-move』 で、セラピストとして働いている。
頭を揉み解す事で疲労を回復させながら、お客様を究極の癒しへと誘うドライヘッドスパ。
この仕事が大好きなあかりだったが、彼女には誰にも話していない能力がある。
マッサージを施しているあいだ、彼女には『お客様の過去』が走馬灯のようにみえている。
そして、その人の後悔があまりにも強い場合には……
その『過去』へと、憑依することができた。
その日のお客様は、スタイリッシュなサラリーマン【武田慎吾様】
武田様の『過去』に憑依したあかりは、その日を彼と共にやり直そうとして……
──疲労と後悔を癒すドライヘッドスパサロン『re-move』 へようこそ。
文字数 30,596
最終更新日 2024.03.20
登録日 2022.04.30
世界の違う彼に会った時、俺の世界に彩度が足されていく。
鮮明に、ゆっくりと、俺の心に名のない絵を描き残して。
名前を呼び合う度、
体温が滲む度、
瞳に映る度、
彼が、欲しく、愛おしくなる。
文字数 123
最終更新日 2024.05.16
登録日 2024.05.16
ロサンゼルスに突如パンデミックが発生した。街の人々が理性を失い、次々と人間を食らい襲い始める。ロスの悲劇と呼ばれたこの現象は街中を脅威に至らしめ、多くの人間が被害を受けていた
ロサンゼルスに住む青年セバスチャンと幼馴染のエリーは迫り来るゾンビと化した集団から逃れながら、街の研究施設を目指す。様々な研究を行なっている博士の元へ辿り着けば何かがわかるかもしれないと真相を確かめる為に。
一方研究所の博士は街の様子をモニターで見ながら、次々と増えるゾンビの群生に頭を悩ませていた。死者であるゾンビは生者に比べ体温が減少する事から、体温で生存者を識別する事で街の様子を判断している。
モニターを暫く見ていると異変が起こる。
街を彷徨っている筈のゾンビの群生の一部が、ごっそりと何処かへ突然消えたのだ。
「一体何が起きた?」
頭を悩ませる博士だが、真相はわからない。
そんな折、消えたゾンビはとある山奥へ出現。
景色は確実に時系列の異なる、浮世絵に描かれるような背景。
「何者だ、貴様らは?」
ゾンビ達に声を掛ける九つの尾を持つ狐。
「俺達は侍と相対するのに忙しいんだ、邪魔はしないで貰いたんだが?」
獣とも、動物とも言えない者達が問いかけているが死者に声が届く訳も無く、妖達は平然と貪ららる。
江戸時代の妖達は、不死の妖と成り果てた。
文字数 25,766
最終更新日 2021.10.23
登録日 2021.10.05
親戚のおじさんが、蓮の唯一の家族だ。両親は物心もつかない頃に交通事故で亡くなったらしい。おじさんに育ててもらった恩を返すため。これまで自分を育てるのにかかったお金を返すため、おじさんに言われるまま、今日も男に抱かれに行く。久々に新しいお客様――遊仙に蓮は笑みを浮かべて、喘ぎ声をこぼした。
文字数 3,336
最終更新日 2019.10.21
登録日 2019.10.21
ネリウスはいつも寒さを感じていた。自分の過ちによって、魔女に姿を変えられたネリウスは、夜になると体温を自分で管理出来なくなるのだ。必死で呪いを解こうとするが、それより先に体温管理で出来なくて死んでしまいそう──
文字数 2,681
最終更新日 2019.08.11
登録日 2019.07.28
……私が恋する銀色狼さんは、夢の中では大胆。現実ではスパダリ。そんな憧れの彼が、私の旦那様になっちゃうなんて!
3行あらすじ:
辛い過去のせいで男性不信気味の普通のOL、織部伊都。趣味は編み物と読書。
彼女はある日見るようになった大好きな絵本の世界のような夢の中で編み物魔女として活躍し、憧れの人とそっくりの人型になれる銀狼・ジルバーとイチャイチャしたり、ラブラブする。可愛い子狼との触れ合いも。
現実はブラック企業OLで辛いけど、なぜか憧れの人、白銀理一と接近していったり、趣味の編み物が認められブランド化したり……ついには憧れの人のお嫁さんになるのであった。ざまあもあるよ。
詳細:
ブラック企業で日々精神をすり減らす普通のOL、織部伊都(おりべ・いと)には秘密がある。
大好きな絵本の魔法の呪文を歌いながら編み物する事と、出入り業者の白銀理一(しろがね・りいち)に、ひっそりと恋していること……。
白銀との関係悪化を恐れて「顔見知り」の距離で、その姿を眺めていることに満足していた伊都だが……ある日を境に、不思議な夢を見るようになった。
大好きな絵本の世界で魔女役を楽しんでいたら、命の恩人である銀狼、ジルバーの変身した姿が、白銀そっくりである事に驚く。
夢の中で、ジルバーの群れに温かく迎え入れられた魔女こと伊都は、彼らとの関係の中で、五年前の悲しい記憶……彼女が軽い男性不信に掛かる理由となった過去と向き合うこととなる。
一方、伊都には完璧男子に見られる白銀理一にも、癒えぬ傷を抱えていた。
二人の共通点は、愛する人に裏切られたこと……それゆえに、恋愛に前向きになれないこと。
夢に現実に、二人の心が重なって近づく━━魔女とジルバー、伊都と理一のその距離も。
恋に臆病な大人二人が、互いの体温に癒され、ハッピーウェディングを迎えるまでを描く、ラブ・ファンタジー。
*現実お仕事話がメインで、モフモフは冒頭と七章あたりが本番です。
(別名義でムーンライトノベルズ、同名でエブリスタに掲載あり。)
文字数 270,285
最終更新日 2022.06.05
登録日 2021.12.21
現代社会の在り方に心底から虚無的になった、1人の大学生、芦澤 海渡。子供の頃に父からの虐待にあったのもあり、彼の心は荒み切っていた。しかし、そんな海渡に、気になる女の子ができた。世界にすっかり失望していた彼にとってその存在は、もはや失ったはずの生きがいへと変化していた。ただ流れ過ぎていく時間の中、その娘との交流を深め、他の面倒な毎日をやり過ごしている内に、段々と海渡の心に、人として生きる喜びが、少しずつ復活していく。生きるだけで忙しくて吐きそうになる今を、愛する人と交えた手から伝わる、優しい体温を感じるため、今日も生きる。爪弾きにされた2人の、不安定で温かい愛情の物語。
⚠︎注意事項⚠︎
・生憎文才には恵まれておりませんので、ご容赦ください
・多少のセンシティブな表現があります
文字数 18,646
最終更新日 2024.05.13
登録日 2024.04.14