「履歴」の検索結果
全体で85件見つかりました。
(あらすじ)
昭和末期、地方都市のパチンコ店で店長を務める「私」は、ある夏の日、刑事の抜き打ち訪問を受ける。
従業員の履歴書を集めた分厚いファイルと引き換えに、刑事は賄賂代わりのタバコを受け取り去っていく。
パチンコ業界では、警察、闇金、在日労働者が暗黙の了解のもとで共存していた。
やがて店内で起きた乱闘事件をきっかけに、主任に対する違和感が浮かび上がる。履歴書のない男、曖昧な名前、警察を避ける態度。
そしてある日、主任は突然姿を消す。
朝鮮人である店長は、「名前」と「差別」という言葉の曖昧さを思い返しながら、冷めたコーヒーを飲み干す。
裁かれない沈黙だけが残った。
(社会派ドラマ)
※本作は実体験をもとにしたフィクションです。
登場する人物・団体・出来事はすべて架空であり、実在のものとは関係ありません。
文字数 4,552
最終更新日 2026.01.18
登録日 2026.01.18
履歴書だけじゃない。迷い子に光を灯す物語。
東京の片隅にある、小さなキャリアコンサルティング事務所。その扉を開けるのは、仕事やキャリアに疲れ、自分の価値が見えなくなり、「このままでいいのだろうか」と迷子になった大人たちだ。大手企業の歯車に不安を感じる若手、技術の波についていけないと悩むベテラン、異なる業界への一歩を踏み出したい女性、何度転職しても満たされないビジネスパーソン…。彼らは皆、データやスキルシートだけでは測れない、市場に存在する「見えない壁」にぶつかり、立ち尽くしていた。 主人公の**結城 遼介(ゆうき りょうすけ)**は、そんな「迷子」たちの案内人だ。元会社員、IT分野での起業・経営、M&A、そして投資家としての経験――多岐にわたるキャリアを歩んできた彼だからこそ見える「働く現場」のリアル、そして「市場価値」の真実がある。彼はAIツールを駆使して客観的なデータ分析を行う一方、それだけでは決して見抜けないクライアントの心の声、潜在能力、そして人間的な魅力を引き出す。 物語は、結城のもとを訪れる様々な「君」(クライアント)たちのエピソードを中心に展開する。彼らが抱える具体的な悩みに寄り添いながら、結城はAIと共に市場の冷たい現実、業界の不条理、そして人の評価に潜む「見えない壁」の正体を解き明かしていく。その過程で、結城自身の過去の傷や失敗談も、クライアントを導くための「生きた教訓」として語られる。 共に壁に立ち向かうバディや協力者との人間的な繋がり、AIとのユニークな協働、そして困難を乗り越えるクライアントたちの成長。それは単なる転職成功物語ではない。自分の価値を再定義し、働くことの意味を見つめ直し、どんな時代でも希望を持って生きていくための「働く羅針盤」を見つける物語だ。 東京という巨大な迷宮の中で、疲れ果てた「君」へ贈る、希望と再生の物語。この小さな事務所こそが、働く私たちの心を癒し、明日へ踏み出す勇気を与える「読むオアシス」となる。
文字数 110,687
最終更新日 2025.05.09
登録日 2025.05.09
セリフ初心者の、珠姫が書いた声劇台本ばっかり載せております。
裏劇で使用する際は、報告などは要りません。
一人称・語尾改変は大丈夫です。
少しであればアドリブ改変なども大丈夫ですが、世界観が崩れるような大まかなセリフ改変は、しないで下さい。
著作権(ちょさくけん)フリーですが、自作しました!!などの扱いは厳禁(げんきん)です!!!
あくまで珠姫が書いたものを、配信や個人的にセリフ練習などで使ってほしい為です。
配信でご使用される場合は、もしよろしければ【Twitter@tamahime_1124】に、ご一報ください。
ライブ履歴など音源が残る場合なども同様です。
覗きに行かせて頂きたいと思っております。
特に規約(きやく)はあるようで無いものですが、例えば舞台など…劇の公演(有料)で使いたい場合や、配信での高額の収益(配信者にリアルマネー5000円くらいのバック)が出た場合は、少しご相談いただけますと幸いです。
無断での商用利用(しょうようりよう)は固くお断りいたします。
何卒よろしくお願い申し上げます!!
文字数 11,583
最終更新日 2022.03.06
登録日 2021.03.14
あらすじ☆私はアンデルセンの【人魚姫】が好き。図書館で借りたアンデルセンの本を教室に忘れた。それをクラスメイトの廣崎真学(ひろさきまなぶ)が読んでいてーーーー
拙作【川本宝飾店】の「アクアマリンのため息」の前日譚(2019年5月7日(火)より『アクアマリンのため息』公開開始しました)
☆注意☆
作品の無断転載、改変、盗用はご遠慮下さい。
著作権は当方にあります。
ウェブ小説投稿サイト公開履歴
2017年03月~2017年08月 香月文博名義で某小説投稿サイトに公開
2018年10月~2019年02月 某小説投稿サイトに 川本宝飾のサポーター特典として公開開始
2019年02月09日 カクヨムに公開開始
2019年02月21日 アルファポリスに公開開始
文字数 1,502
最終更新日 2019.02.21
登録日 2019.02.21
――世界は異能に包まれている。
誰もが生まれながらにして固有の異能《アビリティ》を持っている。だから、自己紹介、履歴書、面接、合コンetc、どんな場面でも異能を聞くのは話の定番ネタの一つ。しかし、『佐倉綴(さくらつづる)』は唯一能力を持たずに生を受けており、この話題の時いつも肩身の狭い思いをしていた。
そんな彼の行き着いた先は『語部市中央図書館』。
そこは人が息づきながらも静寂に包まれた綴にとって最高の世界だった。そして、そこの司書『書院紡子(しょいんつむぐこ)』に恋をしてしまう。
書院紡子はあまりの読書好きから司書を職業に選んだ。いつも本に囲まれ、いつもでも本に触れられ、こっそり読書に邁進できる司書は彼女の天職であった。しかし、彼女には綴とは真逆の悩みがあった。それは彼女の異能が読書にとってとても邪魔だったからである。
そんな紡子さんの異能とは……
異能を持たずにコンプレックスを抱く綴と異能のせいで気がねなく読書ができない紡子が出会う時、物語が本の中で動き出す!
文字数 29,291
最終更新日 2024.01.05
登録日 2023.12.29
☆1分でわかる「いくさびと」のあらすじ
→https://www.youtube.com/watch?v=ifRWMAjPSQo&t=4s
○イラストは和輝こころ様(@honeybanana1)に書いていただきました!ありがとうございました!
◆□◆□◆□◆
時は、2032年。
人のあらゆる事象は、ほぼ全て数値で管理できるようになっていた。
身長や体重、生年月日はもちろん、感情や記憶までもが、数値によって管理されている。
事象の数値化に伴って、行動履歴なども脳内に埋め込まれた機械〝シード〟によって記録されるようになり、
監視社会となったことで犯罪率も格段に低下していた。
しかし、そんな平和にも思える世界で、新しい火種が生まれだそうとしていた。
突如、全身を黒く染めた怪物が、街に出現し始めたのだ。
前触れもなく街に現れ、見境なく人を襲う存在――〝シカバネ〟。
ただ、そんな人に危害を加えるような存在を見逃すほど世界は怠けてはいない。
事件が起こるやいなや、シカバネに対抗しうる特殊な能力を持った人間を集め、警察組織に「第七感覚特務課」を新設。
人員不足ながら、全国に戦闘員を配置することに成功した。
そんな第七感覚特務課・埼玉支部に所属する桜庭大翔は、ある日、シカバネとなりかけていた姫宮明日香と遭遇する。
感情を失い、理性を失い、人ではない存在、〝シカバネ〟になりかけている少女に、少年は剣を向けた。
己の正義を執行するために。
この出会いは、偶然か運命かはわからない。
一つ確かなのは、二人が出会ったその瞬間から、未来が大きく動き出すことになったということだけだった。
文字数 78,537
最終更新日 2022.02.05
登録日 2021.08.29
*2021/04/29完結いたしました。改定等々しますが、ご愛好をありがとうございました!
※2020/04/26 以前の更新で琥珀の慟哭47話が、琥珀の慟哭28話と同じものでした。正しいものを掲載しました。大変ご迷惑おかけします。
※2019/10/20、【川本宝飾店】からの改題。タイトル変更しました。
思い出が見える宝石買取店
あらすじ・川本リカコは、【物に触れると過去が見える】。親から引き継いだ宝石買取店を営んでいる。そこで持ち込まれた宝石たちの過去とリカコは向き合う。
☆【アクアマリンのため息】は拙作、【黄昏の教室】の後日譚です。
☆注意☆
作品の無断転載、改変、盗用はご遠慮下さい。
著作権は当方にあります。
表紙は2018年12月16日に神戸のルミナリエを当方が撮影したものです。
イメージソング
Sia / Alive
近野淳一 / 鍵
ウェブ小説投稿サイト公開履歴
2018/09/30~2019/02/24 某小説投稿サイトに公開
2019/02/05 カクヨム 公開開始
2019/02/19 アルファポリス 公開開始
文字数 393,301
最終更新日 2021.04.16
登録日 2019.02.19
『ディープフェイク』AI顔交換アプリから、新たな犯罪が生まれた――
法創造が追いつかぬ現代。
先進国の深い闇は、すぐ目の前までやってきている・・・・・・
警察関係者によると、容疑者のドライブレコーダーには走行履歴が残っていた。遺体が見つかった山中は、2人が落ち合ったファミレスから車で50分ほどの距離にある。事件当日の12日午後6時前、山中に着いた容疑者はその場に2時間ほどとどまり、その後に勤務先へと向かっていた。被害者の死因は急性窒息。首には圧迫された痕があり、車の中で首を絞められたとみられる。
死亡後に埋められたことも判明している
カクヨムでは、「遺体を埋めたのは間違いない」で連載していました。
角川の会長が逮捕されたので、こちらに引っ越しました⇨
文字数 18,560
最終更新日 2023.03.01
登録日 2022.11.26
昭和末期、地方都市のパチンコ店で店長を務める「私」は、ある夏の日、刑事の抜き打ち訪問を受ける。
従業員の履歴書を集めた分厚いファイルと引き換えに、刑事は賄賂代わりのタバコを受け取り去っていく。
パチンコ業界では、警察、闇金、在日労働者が暗黙の了解のもとで共存していた。
やがて店内で起きた乱闘事件をきっかけに、主任に対する違和感が浮かび上がる。履歴書のない男、曖昧な名前、警察を避ける態度。
そしてある日、主任は突然姿を消す。
朝鮮人である店長は、「名前」と「差別」という言葉の曖昧さを思い返しながら、冷めたコーヒーを飲み干す。
裁かれない沈黙だけが残った。
文字数 11,581
最終更新日 2026.01.21
登録日 2026.01.21
拾った携帯は、100件を超す電話履歴が残されていた!
保存された36件の留守番電話のメッセージは、
自分へ宛てたSOSだった――!?
携帯を拾っただけなのに。
日常の平穏を襲う、全く新しいミステリーホラー!
あなたは、これを読んだ後でも携帯電話を拾えますか?
※この小説は多重投稿になります。
文字数 13,359
最終更新日 2019.04.21
登録日 2019.04.01
一体全体、誰がどこで間違えたのか?
「なろう」「カクヨム」「アルファポリス」「pixiv」「Novel Days」「ノベリズム」「GALLERIA」「ノベルアップ+」に同じモノを投稿しています。
文字数 627
最終更新日 2021.08.03
登録日 2021.08.03
【あらすじ】 「その感情は、あなたの意志ですか? それとも、最適化された演算結果ですか?」
西暦20XX年。人々は感情代行AIアプリ『SkipMe』によって、不快な感情をパージし、最も効率的な「正解」だけを選んで生きる術を手に入れた。 エリート社員の凛花は、このシステムの体現者だ。後輩を論理の刃で追い詰め、友人との会話もAIにミラーリングさせる。彼女の日常には、1ミリの無駄もノイズも存在しないはずだった。
しかし、完璧だったはずの彼女のライフログに、奇妙な「空白」が生じ始める。 身に覚えのない行動履歴。認識できないはずの「死んだ元恋人」の面影。
「私は、私を演算できているか?」
その空白を追い求めた先で、凛花が直面するのは、自分自身の存在を根底から覆す「仕様(コード)」の真実だった。 感情を捨てた女と、データの中にだけ生きる男。二人のログが重なる時、美しくも残酷なディストピアの幕が上がる。
【登場人物紹介】
凛花(りんか):大手企業の管理職。AIアプリ『SkipMe』を完璧に使いこなし、感情を「コスト」として排除して生きている。自分の意志だと思っていた思考が、ある時「実行コマンド」に見え始めてしまう 。
航平(こうへい):凛花の元恋人。ある事故で亡くなっているが、凛花の最適化された視界の中に、バグのように現れる。彼の存在こそが、凛花のログを狂わせる最大のノイズとなる 。
『SkipMe』:全市民に普及している感情代行・対人最適化AI。ユーザーに代わって「完璧な社交」を行い、ストレスを自動で検知・パージする 。
【こんな方におすすめ】
徹底的にロジカルで冷徹な世界観を味わいたい方。
「自分という意識」の正体を疑ったことがある方。
サイバーパンクやディストピア飯、システムによる支配という設定に惹かれる方 。
情緒的な描写よりも、緻密に積み上げられた伏線回収を楽しみたい方 。
文字数 5,679
最終更新日 2026.02.09
登録日 2026.02.08
「他殺・自殺・その他。ご利用の際は該当事故物件のグレード表をご覧ください、報酬額は応相談」
巻波 南(まきなみ・みなみ)27歳、職業はフリーター兼事故物件クリーナー。
事故物件には二人目以降告知義務が発生しない。
その盲点を突き、様々な事件や事故が起きて入居者が埋まらない部屋に引っ越しては履歴を浄めてきた彼女が、新しく足を踏み入れたのは女性の幽霊がでるアパート。
当初ベランダで事故死したと思われた前の住人の幽霊は、南の夢枕に立って『コロサレタ』と告げる。
犯人はアパートの中にいる―……?
南はバイト先のコンビニの常連である、男子高校生の黛 隼人(まゆずみ・はやと)と組み、前の住人・ヒカリの死の真相を調べ始めるのだが……
恋愛/ТL/NL/年の差/高校生(17)×フリーター(27)
スラップスティックヒューマンコメディ、オカルト風味。
イラスト:がちゃ@お絵描き(@gcp358)様
文字数 56,787
最終更新日 2022.11.12
登録日 2022.11.12
勇者でも、剣聖でもない。俺が目指すのは――世界を熱狂させる「ファンタジスタ」だ。
高校二年生・レオは、サッカーとフリースタイルフットボールをこよなく愛する少年。ある日突然、ポンコツだけど憎めない女神アクエリアに導かれ、剣と魔法の異世界へ転移してしまう。しかし、授かったのは最強の剣でも禁断の魔法でもなく、愛用のサッカーボールだけだった。
辿り着いた先は、世界中から英雄候補三百名だけが集められる英雄育成機関《ヴァルハラ》。そこには勝利だけを信じる天才剣士アルト、ブラックホール魔法だけを極めようとする重力魔導士ノア、そして「英雄とは異常者である」と語る狂気の教導官・九鬼玲司が待ち受けていた。
本来なら召集されるはずのないレオ。しかし九鬼は、履歴書には記されていない“人を惹きつける才能”を見抜き、特例として入学を認める。
剣で勝利を掴むアルト。重力で世界の理を探究するノア。そしてボール一つで人々の心を繋ぎ、戦場さえも競技場へ変えてしまうレオ。
三人が目指す道は違う。それでも辿り着こうとする頂は同じ――「英雄」。
伝説の英雄アレスの真実、ヴァルハラに秘められた目的、そして世界を揺るがす戦いの中で、レオは自分だけのプレーで奇跡を起こしていく。
これは、勝利だけでは終わらない。世界を魅了し、熱狂させる英雄ファンタジスタの物語。
文字数 17,797
最終更新日 2026.07.09
登録日 2026.07.03
あらすじ☆普通の主婦 上山真理亜は旦那 聡と子供の優貴と三人暮らし。ある時、芸能プロダクションの関係者 草田好が引っ越してくる。真理亜の日常が少しずつ、壊れていく。既婚者の真理亜にアプローチしてくる謎の若者の林竜聖、妖しい美形で大家の来宮久雄etc
※R18のシーンは最初のほうにはございません。更にはR18シーンはそれほど多くありません。
予めご了承ください。
※R18のシーンがある項目にかんしてはタイトルを【※】で囲います。堕落のマリア更新に関しては近況ボードをご確認ください。ご迷惑おかけします。
☆注意☆
作品の無断転載、改変、盗用はご遠慮下さい。
著作権は当方にあります。
※18歳未満の方はお読みいただけません。
☆2018 大人向けドロドロ恋愛 マンガボックス原作賞 優秀作品選出(アカウント削除のため、閲覧不可)
ウェブ小説投稿サイト公開履歴
2018/10月~2019/02月 某小説投稿サイトに公開
2019/02月~2月 カクヨム公開開始(利用ガイドラインに抵触のため現在削除)
2019/08月 アルファポリス公開開始
文字数 22,929
最終更新日 2019.09.09
登録日 2019.08.07
在澤哉子(ありさわかなこ)55歳。
30代までは、159cm42kg83・52・81の嫋やかな(たおやか)10人中9人は美人と言ってくれる美貌と、マックスマーラを着こなすセンスと、メーカーでエンジニアとして第一線で活躍するキャリアウーマンだった。
結婚の為、退職。夫は、一流企業に勤務していた。親がいないんじゃないかと思う程無関心だったのに、哉子の妊娠と共に干渉が始まり、夫は、哉子に自分の親を押し付け仕事に託け逃げるくせに、哉子が苦情を訴えると暴力を振る様になった。子供にも。百歩譲って自分は嫁だから、我慢したとしても、まだ、離乳食も始まっていない生後4ヶ月の息子の口に大福を捩じ込むバカな夫の両親には恐怖しかなく、息子を連れて逃げ出した。哉子の父は、癌で亡くなっており、母は、妻子ある男と出奔していた。
息子は、23週で既に異常があったにも関わらず、出産予定日迄見逃された。羊水は既に微量破水により、無く、胎児仮死だった。先天性の疾病も抱えていた。異常分娩の影響もあった。
医者も、看護師も、夫も、義父母も、実母も、百害あって一利なし、だった。なんだかんだと、よく、育てたと、今になって思えば、自分を褒めてあげたい、って処だが、いかにせん、哉子は、典型的な自己評価の低い人間だった。だから、恐らく、かなり、苦しい人生だった。
50になってから、蕁麻疹と持病の喘息の悪化で薬を多量に服用し始めた。掛かっていた病院の医療ミスで怪我をして、仕事もクビになった。病院は、認めないしね。弁護士は、お金のないのは相手にしないしね。
哉子は、クソ真面目で、融通のきかないタイプ。メーカーで開発は、楽しかったし、性格に合っていたから、ハードな仕事だったが、少しも苦しくなかった。のに、子育てをしながら出来る仕事は所謂、誰にでも出来る事だったが、哉子には、出来なかった。履歴書を出して応募すれば、わざわざ面接で、いや〜こんな高学歴でキャリアのあるひとにうちの仕事なんか申し訳なくて、と嫌味を言われて何十社も落とされた。前職や学歴を黙っていても、意地の悪いノンキャリアの役付にバラされ、同僚に意地悪された。
気がつくと、借金700万。
挙句は、子宮癌で、ステージⅣ、余命3ヶ月だってさ。
奮発して、30年ぶりに、カルヴドスを買った。懐かしい味だった。わたしの、輝きがあったとしたら、恐らく、その象徴。
真っ暗な部屋で、中島みゆきを聴きながら泣いた。なんて、生きづらい人生だったろう、って。ただ、黙って泣いた。
1本空けた。倒れる様に、寝た、筈。
誰かに、揺さぶられ、眼を開けたら、知らないオジサンの腕の中、だった。
文字数 32,499
最終更新日 2026.05.01
登録日 2021.08.19
【極東経済新聞社文化面、経営者の過去を振り返る連載企画「荒波の舵取」】
■あらすじ
極東経済新聞社文化面、経営者の過去を振り返る連載企画「荒波の舵取」。今月は極皇商事元社長・江島優次郞氏の連載です。
※400字詰め原稿用紙換算枚数:26枚
※非ラノベ作品です。
※こちらの作品はエブリスタ、カクヨム、小説家になろう、ノベルデイズの各小説サイトにも掲載予定です。
■所感
・今回の作品は日○経済新聞の文化面欄に掲載されている「私○履歴書」の形式で書いてみました。全30回程度、1回あたり約1200字前後の形で、経営者が過去を振り返るというものです。今回はその第23回目から29回目という想定で書いています。
登録日 2024.02.19