「愛」の検索結果
全体で52,341件見つかりました。
あらすじ
かつて傍若無人に振る舞い、他者を足蹴にしていた男爵家のαであったリュシャール。しかし、信頼していた親友、イザークの裏切りにより、彼は家を追放され、イザークの斡旋ど高級娼館の娼婦として働くことになる。そこで彼を待っていたのは、かつて「獣以下」と蔑んでいたΩへの、違法薬物による強制的な身体改造だった。
そして、裏切り者のイザークが客として現れ、初めてを奪われた挙句心も体も蹂躙され、自死を遂げようとしたリュシャール。
そんな絶望の淵に立った彼の前に現れたのは、10年間彼を想い続けてきた男、伯爵家跡取りであり王宮官僚のディートリヒだった。
「必ず君を救う」
その言葉に縋りかけたリュシャールを嘲笑うように、残酷な報せが届く。
「あいつ、婚約するらしいぜ。お前はただの、結婚前の『遊び相手』だったんだよ」
絶望の果て、愛を乞うだけの人形へと成り果てたリュシャール。傲慢さ故にα貴族から男娼Ωへと成り下がったリュシャールが、泥沼の地獄から真実の愛を掴み取るまでの物語。
⚠️注意⚠️
※メイン攻め以外とのガッツリ性行為
※自業自得とは言え、受けが可哀想です、苦手な方はご注意ください。
※イラマなどのハードな表現あり
※最後の方で男性出産後の表現があります
文字数 43,861
最終更新日 2026.04.02
登録日 2026.04.02
リストラにあった上に義姉に拒絶された事で実家も頼れない宿無し職無しとなったオタクOLの咲良は、同じ学校に通っていたイケメン先輩・秀介へ片思いと憧れと妄想を抱いたまま気がつけばアラサーを迎えている。
居酒屋でやけ酒暴食をしていると、偶然にも秀介と遭遇。そのまま酔ってしまうと、翌朝妄想とは違ってとてもえっちな姿を見せる彼と関係を築いてしまった!
そんな中秀介からある話を持ちかけられて、3か月のお試し契約結婚をする事になった咲良。秀介の不健全極まりない溺愛がスタートして?!
「先輩、えっちなのはいけないと思います……!」
※他サイトでも更新しています
文字数 100,803
最終更新日 2025.11.30
登録日 2025.11.26
異世界転移して奴隷になったひよりが銀髪美形ハイスペ童貞ご主人様に買われてえっちするだけの話。いちゃらぶ、溺愛。
※ムーンライトノベルズにも掲載しています
文字数 36,873
最終更新日 2026.03.20
登録日 2026.03.11
公爵令嬢のカナリアは、原因不明の高熱に襲われた事がきっかけで、前世の記憶を取り戻した。そしてここが、前世で亡くなる寸前まで読んでいた小説の世界で、ヒーローの婚約者に転生している事に気が付いたのだ。
その物語は、自分を含めた主要の登場人物が全員命を落とすという、まさにバッドエンドの世界!
物心ついた時からずっと自分の傍にいてくれた婚約者のアルトを、心から愛しているカナリアは、酷く動揺する。それでも愛するアルトの為、自分が身を引く事で、バッドエンドをハッピーエンドに変えようと動き出したのだが、なんだか様子がおかしくて…
全く違う物語に転生したと思い込み、迷走を続けるカナリアと、愛するカナリアを失うまいと翻弄するアルトの恋のお話しです。
展開が早く、ご都合主義全開ですが、よろしくお願いしますm(__)m
文字数 69,013
最終更新日 2024.05.25
登録日 2024.05.03
幼馴染みだったαの村上 陽司と早くに番になっていた南井 義希は、村上に運命の番が現れた事から、自然解除となり呆気なく捨てられた。
そして時が経ち、アラフォー会社員になった南井の前に現れたのは、南井の"運命"の相手・大学生の村上 和志だった。同じビルの別会社のインターン生である彼は、フェロモンの残り香から南井の存在に気づき、探していたのだという。
「僕の全ては運命の人に捧げると決めていた」
と嬉しそうに語る和志。
だが年齢差や、過去の苦い経験の事もあり、"運命"を受け入れられない南井はやんわりと和志を拒否しようと考える。
ところが、意外にも甘え上手な和志の一途さに絆され、つき合う事に。
だが実は、村上は南井にとって、あまりにも因縁のありすぎる相手だった――。
自身のトラウマから"運命"という言葉を憎むアラフォー男性オメガと、まっすぐに"運命"を求め焦がれる20歳の男性アルファが、2人の間にある因縁を越えて結ばれるまで。
◆主人公
南井 義希 (みない よしき) 38 Ω (受)
スーツの似合う細身の美形。 仕事が出来て職場での人望厚し。
番を自然解除になった過去があり、恋愛感情は枯れている。
◆主人公に惹かれ口説き落とす歳下君
村上 和志 (むらかみ かずし)20 α (攻)
高身長 黒髪黒目の清潔感溢れる、素直で一途なイケメン大学生。 " 運命の番"に憧れを抱いている。複雑な事情を抱えており、祖父母を親代わりとして育つ。
◆主人公の元番
村上 陽司 (むらかみ ようじ) 38 α
半端ないほどやらかしている…。
文字数 86,485
最終更新日 2022.04.15
登録日 2022.04.01
「君と結婚はするよ。愛することは無理だけどね」
婚約者はミレーユに恋人の存在を告げた。
愛する女は彼女だけとのことらしい。
相手から、侯爵家から望まれた婚約だった。
真面目で誠実な侯爵当主が、息子の嫁にミレーユを是非にと望んだ。
だから、娘を溺愛する父も認めた婚約だった。
「父も知っている。寧ろ好きにしろって言われたからね。でも、ミレーユとの婚姻だけは好きにはできなかった。どうせなら愛する女を妻に持ちたかったのに」
彼はミレーユを愛していない。愛する気もない。
しかし、結婚はするという。
結婚さえすれば、これまで通り好きに生きていいと言われているらしい。
あの侯爵がこんなに息子に甘かったなんて。
文字数 11,239
最終更新日 2023.02.07
登録日 2023.01.31
悪役令嬢は双子の淫魔と攻略対象者に溺愛される
レンタル有り旧題:悪役令嬢は自分の手下その1とその2のインキュバスと攻略対象者達に溺愛される。
お父様に連れられて魔物市場にやって来た私は、インキュバスの双子を見つけた。
その瞬間に私は前世の記憶を思い出す。そして気付いた。この世界がR18指定の乙女ゲーム、「白薔薇の乙女」の世界で、私が悪役令嬢だという事に。
記憶を取り戻すまではシナリオ通り、王太子殿下をお慕いしていたけれど、前世の私の推しは攻略対象じゃない。このインキュバスの双子だったのよ!
攻略対象者やヒロインなんてどうでもいいし。
双子のフィルとナハトと楽しく過ごそ!!
そう思ってたのに、何故だか他の攻略対象者達にも迫られて……
あれれ?おかしくない?
私、ヒロインじゃありませんから!!
迫ってこなくていいから!!
どうしてこうなった?!
※本編2についての注意
書籍化に伴い、本編の内容が変わった為、本編2とは話が合わなくなっております。
こちらは『if』としてお楽しみいただければ幸いです。
文字数 424,334
最終更新日 2024.08.27
登録日 2019.11.09
国王を護るαの護衛騎士ルカは最近続く体調不良に悩まされていた。
それはビッチングによるものだった。
幼い頃から共に育ってきたαの国王イゼフといつからか身体の関係を持っていたが、それが原因とは思ってもみなかった。
国王から寵愛され戸惑うルカの行方は。
※不定期更新になります。
文字数 6,454
最終更新日 2024.02.03
登録日 2024.01.31
『俺の花嫁になれ』強大な力を持ちながらも隠し続けていた術者は、現最強術者の人の花嫁となり溺愛されるようになる。
十八歳の清原舞花は術者の分家に生まれたが
妾や妾の子だけを愛する実の父親から蔑ろにされていた。
心が壊れてしまった時「舞花様は舞花様らしく生きてください。」と召使いから背中を押され
愛してくれない人に執着することを辞めて自分のために自由に生きようと決める。そしていつしか、人型の武神を生み出せる程の強大な力を身につけるも父親達には話さず隠し、自ら生み出した人型の武神と平和な生活を送っていた。しかし、平和な生活は束の間で東風谷家の新たな当主であり現最強術者である
東風谷凪斗に自分の力を見初められ「俺の花嫁になれ。」
と迫られてしまう。
条件を飲み込んでくれることで凪斗の花嫁になった舞花。様々な災難に立ち向かい、やがて凪斗から溺愛されるようになり…!?
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※小説エブリスタで同時掲載中です。
文字数 42,904
最終更新日 2026.04.23
登録日 2026.04.13
双子の姉として生まれたエヴィ。双子の妹のリンディは稀な光の魔力を持って生まれた為、体が病弱だった。両親からは愛されているとは思うものの、両親の関心はいつも妹に向いていた。
妹は、病弱だから─と思う日々が、5歳のとある日から日常が変わっていく事になる。
今迄関わる事のなかった異母姉。
「私が、お姉様を幸せにするわ!」
その思いで、エヴィが斜め上?な我儘令嬢として奮闘しているうちに、思惑とは違う流れに─そんなお話です。
最初の方はシリアスで、恋愛は後程になります。
❋主人公以外の他視点の話もあります。
❋独自の設定や、相変わらずのゆるふわ設定なので、ゆるーく読んでいただけると嬉しいです。ゆるーく読んで下さい(笑)。
文字数 160,695
最終更新日 2023.05.07
登録日 2022.10.22
「追放」「ざまぁ」「実は最強」「生産チート」「スローライフ」「可愛いヒロイン」などなど、どこかで見たことがあるような設定を山盛りにして、ゆきむら的に書き殴っていく異世界ファンタジー。
■あらすじ
勇者パーティーで雑用兼ポーション生成係を務めていた錬金術師・アルト。
彼は勇者から「お前のスキルはもう限界だ。足手まといだ」と無一文で追放されてしまう。
失意のまま辺境の寂れた村に流れ着いたアルトだったが、
そこで自身のスキル【アイテム・クリエーション】が、
実はただのアイテム作成ではなく、
物質の構造を自在に組み替える神の御業【物質創造】であることに気づく。
それ以降、彼はその力で不毛の土地を肥沃な農地に変え、
枯れた川に清流を呼び戻し、
村人たちのために快適な家や温泉まで作り出していく。
さらに呪いに苦しむエルフの美少女を救い、
お人好しな商人、訳ありな獣人、腕利きのドワーフなどを取り入れ、
アルトは辺境を活気あふれる理想郷にしようと奮闘する。
一方、アルトを追放した勇者パーティーは、なぜかその活躍に陰りが見えてきて……。
―・―・―・―・―・―・―・―
タイトルを全部書くなら、
『追放された錬金術師は、神スキル【物質創造】で辺境に楽園を築きます ~今さら戻ってこいと泣きつかれても、もう遅い。周りには僕を信じてくれる仲間がいるので~』という感じ。ありそう。
※「小説家になろう」「カクヨム」「アルファポリス」に同内容のものを投稿しています。
※この作品以外にもいろいろと小説を投稿しています。よろしければそちらもご覧ください。
文字数 200,472
最終更新日 2026.04.11
登録日 2025.10.28
とある事件で稀少な聖魔法の使い手だと分かり、侯爵家の養子になったナツメ。
一つ上の義兄からは冷たい態度を取られていてあまりいい関係とは言えず、ちょっと辛い。
マナーや勉学を頑張り、主に貴族の子息が通う学園に中途編入ながらも成績優秀で無事に卒業を迎えるという直前で───。
実は義兄に溺愛されていることに最後まで気付かず、自分は平凡と思っている可愛いナツメがクーデレのスパダリ美形義兄に囲われる話です。
短編で完結予定で五話程度の予定。書き溜めしてる途中なので不定期です。→倍以上書きました。スミマセン。
書き忘れましたが*印の回はR18です。ご注意ください。
文字数 61,314
最終更新日 2024.11.24
登録日 2024.11.10
「価値のない君を愛してあげられるのは僕だけだよ?」
気弱な伯爵令嬢カトレアは両親や親友に勧められるまま幼なじみと結婚する。しかし彼は束縛や暴言で彼女をコントロールするモラハラ男だった。
ある日カトレアは夫の愛人である親友に毒殺されてしまう。裏切られた彼女が目を覚ますと、そこは婚約を結ぶきっかけとなった8年前に逆行していた。
このままではまた地獄の生活が始まってしまう……!
焦ったカトレアの前に現れたのは、当時少しだけ恋心を抱いていたコワモテの騎士だった。
もし人生やり直しが出来るなら、諦めた初恋の騎士様を選んでもいいの……よね?
逆行したヒロインが初恋の騎士と人生リスタートするお話。
ざまぁ必須、基本ヒロイン愛されています。
※誤字脱字にご注意ください。
※作者は更新頻度にムラがあります。どうぞ寛大なお心でお楽しみ下さい。
※ご都合主義のファンタジー要素あり。
文字数 60,844
最終更新日 2025.01.12
登録日 2024.11.15
悪役令嬢を庇っただけ――そのはずなのに、攻略対象全員の様子がおかしい。
茨城県日立市出身の青年・立花恒一は、幼い頃から御岩神社の山を愛し、中学卒業後に比叡山へ入門した。
厳しい修行の果てに、彼は史上最年少で千日回峰行を成し遂げた阿闍梨となる。
だが、ある祈祷の最中、恒一は突然まばゆい光に包まれ、剣と魔法の異世界へ迷い込んでしまった。
しかもその世界は、まるでエロゲのような恋愛イベントと、悪役令嬢の断罪劇が現実になったかのような学園世界。
女性経験どころか、女性を“神聖で敬うべき存在”としか見てこなかった恒一にとって、肌の露出が多い制服も、意味深な距離感も、妙な恋愛イベントも、すべてが理解不能。
しかし異世界で彼に宿ったのは、なぜか世界最強の賢者の力だった。
そんな中、王立学園で目にしたのは、婚約者の王子や周囲の貴族子弟たちから糾弾され、まさに断罪されようとしている公爵令嬢セレスティア・フォン・ローゼンベルクの姿。
誰もが彼女を「高慢な悪役令嬢」と決めつける中、恒一――異世界で九十九院霊真と名乗る若き阿闍梨だけは、彼女の言葉の奥にある苦しみを見抜き、静かに告げる。
「……その令嬢に、そこまでの罪があるとは思えません」
その一言が、断罪の空気を一変させた。
セレスティアを救ったことで、恒一は学園中から注目を集め、王子、騎士、天才魔術師、聖女候補、さらには本来のヒロインまで巻き込みながら、次々とおかしなフラグを立てていく。
だが当の本人は、恋愛感情にとことん鈍く、ただ目の前で苦しむ者を放っておけないだけだった。
これは、煩悩に極端に疎い最強阿闍梨が、
断罪寸前の悪役令嬢を救い、
ついでに攻略対象たちの心まで救い、
なぜか全員から慕われながら、
学園に渦巻く陰謀と誤解を静かに打ち砕いていく物語。
恋愛イベントは通じない。
けれど、この聖人すぎる青年は、誰よりも深く人を救ってしまう。
文字数 396,973
最終更新日 2026.04.19
登録日 2026.03.23
学園の卒業パーティ。
傲慢で我儘と噂される私には、婚約者である王太子殿下からドレスが贈られることもなく、エスコートもない…
そして会場では冤罪による婚約破棄を突きつけられる。
味方なんて誰も居ない…
そんな中、私を助け出してくれたのは、帝国の皇帝陛下だった!?
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HOTランキング入りありがとうございます
※こちらの作品はカクヨムにも掲載しています
文字数 48,488
最終更新日 2021.05.28
登録日 2021.04.29
国を襲う伝染病で幼くして母親を失い、父からも愛情を受けることが出来ず、再婚により新しくできた異母妹に全てを奪われたララスティは、20歳の誕生日のその日、婚約者のカイルに呼び出され婚約破棄を言い渡された。
失意の中家に帰れば父の命令で修道院に向かわされる。
しかし、その道程での事故によりララスティは母親が亡くなった直後の7歳児の時に回帰していた。
頭を整理するためと今後の活動のために母方の伯父の元に身を寄せ、前回の復讐と自分の行動によって結末が変わるのかを見届けたいという願いを叶えるためにララスティは計画を練る。
前回と同じように父親が爵位を継いで再婚すると、やはり異母妹のエミリアが家にやってきてララスティのものを奪っていくが、それはもうララスティの復讐計画の一つに過ぎない。
やってくる前に下ごしらえをしていたおかげか、前回とは違い「可哀相な元庶子の異母妹」はどこにもおらず、そこにいるのは「異母姉のものを奪う教養のない元庶子」だけ。
変わらないスケジュールの中で変わっていく人間模様。
またもやララスティの婚約者となったカイルは前回と同じようにエミリアを愛し「真実の愛」を貫くのだろうか?
そしてルドルフとの接触で判明したララスティですら知らなかった「その後」の真実も明かされ、物語はさらなる狂想へと進みだす。
味方のふりをした友人の仮面をかぶった悪女は物語の結末を待っている。
フ ル ハッピーエンディング
そういったのは だ ぁ れ ?
☆他サイトでも投稿してます
文字数 353,932
最終更新日 2025.06.04
登録日 2024.11.01
聖地の僧院で、見習いの僧侶として生涯不犯を誓っていたシウリンは、ある日帝都からの迎えの使者によって皇宮に連れ去られ、彼の死んだ双子の兄弟であるユエリン皇子として生きることを余儀なくされる。無垢だった彼は名を奪われ、過去を奪われ、後宮で破戒を強いられ、意に染まぬ結婚生活に心を荒ませながら、初恋の少女から預かった指輪を、無事に彼女に返すことだけを念じて、生きる。
「陰陽の聖婚」の恭親王の過去篇。同性愛の描写があります。最初穏やかだったヒーローが次第に壊れて悪行に走ります。この話だけならバッドエンド。現代感覚では未成年者に対する性的虐待にあたりますが、異世界のお話とお考えください。
文字数 763,551
最終更新日 2023.08.19
登録日 2022.12.10
相沢綾は、ささやかな幸せと、拭いきれない劣等感の狭間にいた。 眩いほどに美しく、すべてを兼ね備えた「王女」のような親友・高瀬葉月。 一方、綾の夫・拓磨は、かつてのラグビー部のスターとしての輝きを失い、今は閑職に追いやられ、自室に籠もって不可解な「小説」を書き続ける日々を送っている。
二年前、銀杏が黄金に染まる頃、あのカフェで、何かが狂い始めた。
久しぶりに再会した葉月は、以前と変わらず優雅に綾を包み込む。しかし、綾の心には微かな違和感が芽生えていた。葉月の体から消えた、かつて記憶に深く刻まれたはずの「あの香水の匂い」。そして、夫・拓磨が「上司(葉月の夫)からもらった」と語っていた、限定品のレザー・ストラップ。
会話が進むにつれ、穏やかだった再会の場は、逃げ場のない心理的な檻へと変貌していく。 葉月が綾にくれる高価すぎるプレゼント、そして語られる「ロゴシス遺伝子」の衝撃的な真実。 数十万人に一人、青年期に発現し、論理や計算能力を奪う代わりに、圧倒的な感受性と表現力を与えるという特異な遺伝形質。その発現の証は、瞳の虹彩に浮かび上がる「薄い金色の環」だった。
「拓磨さんが書いているのは、男と女の愛の話よ」
葉月の口から語られる「夫の小説」の内容。それは、綾が信じていた友情の裏側に潜んでいた、凄絶な略奪の記録だった。学生時代からの羨望、二組の夫婦の交錯、そして秘められた情事。葉月の告白は、綾の精神を焼き尽くす炎となって襲いかかる。
夕陽に赤く染まる「ホテル・レトワール・ノワール」を背景に、綾の意識は光の中に呑み込まれていく。 知性が剥がれ落ち、直感だけが真実を暴き出すとき、綾には「光」しか見えない。 これは、人間の本質(エッセンシャル)を問う、美しくも残酷な三部作の幕開けである。
文字数 21,997
最終更新日 2026.03.21
登録日 2026.03.21
勇者エルドは元服を迎えた日に、魔王退治の旅に出た。勇者の母親アンナは愛する我が子の成長を喜びつつも、寂しさと不安を覚えていた。そんな時、国王ハロルドはアンナに近づいてきて…
文字数 109,064
最終更新日 2025.07.12
登録日 2021.07.29
