「時間」の検索結果
全体で8,367件見つかりました。
柊(ひいらぎ)学園音楽大学に通う牧野美風(まきのみふう)は、夏休みのアルバイトに海辺のホテルで開かれるピアノ演奏会での譜めくりの仕事を選ぶ。本格的なアルバイトは初めてで、しかも譜めくりも初めてだった美風。譜めくりをするピアニストも誰だかわからない状況に不安ばかりが募る。天才ピアニストとして幼い頃より注目されていた美風だったが、ここ最近はあれほど優勝するのが当たり前だったコンクールでずっと第二位に甘んじていた。すっかりピアノに対する自信も情熱も失いかけていた美風は、いったんピアノから離れて自分を見つめ直す時間や状況が必要だと考えたゆえの譜めくりのアルバイトだった。それに譜めくりというものが、自分にとってどこか絶妙な距離感にも思える美風だった。
白亜の美しいホテルに着くと、支配人が出迎えてくれた。そのホテルのラウンジに流れているジャズを聴いて、美風は弾いているのが人気ピアニストの野崎京介だとわかる。支配人にそのことを尋ねると、確かに弾いているのは野崎京介で、このホテルをよく利用している会員だということだった。野崎京介が弾いているとわかったのは、美風で二人目だと支配人は言う。美風の驚くべき感性に感心する支配人。支配人は美風に一枚の演奏会のパンフレット用の写真を見せる。そこに写っていたのは、まぎれもない野崎京介本人だった。まさかと思った美風だったが、支配人はそこで初めて譜めくりの相手が彼であることを明かすのだった。野崎京介はこの三年間、表舞台から姿を消していた。その前の三年間で出したアルバムはインストゥルメンタルとしては記録的な売り上げとなり、その楽曲はさまざまな媒体に使用され、本人もCMなどに出演していた。その容姿から彼には熱狂的な女性ファンがいた。美風ももちろん彼のことは知っていたし、アルバムも何枚か持っていた。譜めくりの相手が野崎京介だとわかって、仕事に対する不安はどこかに吹き飛び、喜びにはしゃぐ美風だった……
登録日 2020.03.22
ここは、のどかな町にある、ごく普通のお花屋さん「Sunsevery」。
夫婦で営んでいるこのお店の前を、毎日通りかかる一人の少年がいた。彼はいつも、母親の押す車いすに座り、家と病院を行き来していた。そして、いつもお花屋さんの前で止まり、じっとお花の数々を眺めていた。その視線に気づいていた夫婦は、彼に花束を送ろうと計画し、「最高」の花束を用意したが・・・。
文字数 20,670
最終更新日 2024.01.13
登録日 2024.01.09
赤い右目と漆黒の左目を持つ異形の王太子・イグジリス。
誰にも心を許さない彼には、ただ一人、唯一、全てを委ねる相手がいた。
その相手とは、幼い頃から側にいる近衛のシュライト。
これは、主と従者という関係を壊してはならないと知りながら、それでも互いに心惹かれる、二人の哀れな男の、物語。
※オムニバス形式というか、思いついたシーンを書くスタイルなので、時間軸は前後します。
※なろう、カクヨム、アルファポリスで掲載中。
文字数 20,565
最終更新日 2021.12.05
登録日 2021.12.05
ーその日、よくある飛行機の遅れは俺に出会いをもたらした。
「スカンジナビア航空2870便ベルゲン行きご搭乗のお客様にご案内いたします。使用機の到着の遅れのため、出発時間が18:30に変更となります」
どうやら目的地につくのは大分先になるらしい。
憂鬱な気持ちでカフェに入れば美しい女に話しかけられた。
全1話。『恒久の月』書籍化記念、発売日まで1日1作短編公開キャンペーン中。5/17の更新。
文字数 3,117
最終更新日 2024.05.17
登録日 2024.05.17
日向秋久は近道をしようと旧校舎の脇を通り、喫煙所へと差し掛かる。人気のないそこはいつも錆びた灰皿だけがぼんやりと佇んでいるだけであったが、今日は様子が違っていた。誰もいないと思っていた其処には、細い体に黒を纏った彼がいた。
日向の通う文学部には、芸能人なんかよりもずっと有名な男がいた。誰であるのかは明らかにされていないが、どの授業にも出ているのだと噂されている。
煙草を挟んだ指は女性的なまでに細く、白く、銀杏色を透かした陽射しが真っ直ぐに染み込んでいた。伏せた睫毛の長さと、白い肌を飾り付ける銀色のアクセサリーが不可思議な彼には酷く似合っていて、日向は視線を外せなかった。
須賀千秋と名乗った彼と言葉を交わし、ひっそりと隣り合っている時間が幸せだった。彼に笑っていてほしい、彼の隣にいたい。その気持ちだけを胸に告げた言葉は、彼に受け入れられることはなかった。
*****
怖いものは怖い。だけど君となら歩いていけるかもしれない。
文字数 80,527
最終更新日 2024.10.28
登録日 2024.10.28
最初は、ただの小さなトカゲだった。
過酷な環境を生き抜いた彼らは、膨大な時間をかけ、全く違う生物に進化する。
『ドラゴン』と名付けられた彼らは、やがて世界中に飛び立った。
ドラゴンベンチャーとは、ドラゴンとペアを組み、ドラゴンの研究、ドラゴンが引き起こす事件を解決する仕事である。
アドは、黒いドラゴンとペアを組み、世界中を飛び回る。
登録日 2015.02.16
大学二年の榊真樹は、臨床心理学科教授の紹介で映像関連企業のインターンに入る。
慣れないオフィスでの雑務に追われる日々、営業の高木歩だけは、真樹の不安を切り捨てない人だった。
距離の近い声、触れそうで触れない手、名前の呼び方ひとつで揺れる心。
惹かれてはいけない、と分かっているのに、真樹の身体はその優しさを覚えてしまう。
けれど、穏やかな時間に混じって、海の気配が増えていく。
波の音はないのに聞こえ、足音がひとつ多い気がして、見られている感覚だけが残る。安心を与える腕ほど、境界を曖昧にする――そんな違和感を抱えたまま、真樹は高木の出張に同行し、香川・琴平へ向かう。
文字数 175,185
最終更新日 2026.04.11
登録日 2026.02.28
俺、山下浩一郎は就職活動が上手くいかずに悩んでいた。大学からの帰り、駅の壁面広告ポスターにふと目がとまった。
「現実を変えたいあなたへ 夜行列車ツアー」
参加条件 お持ちのスマートフォンに以下のアプリをインストールしてください
動作環境
必要OS Idroid《アイドルイド》 7.2以上 aOS《アオス》 9以上
必要メモリ 20G以上
参加費 4泊3日3万円
参加したツアーで乗った夜行列車がついた先は、見知らぬ星。地球から遠く離れた知的生命体の存在する文明国。ただし地球と違うのは、知的生命体には複数の種族があること。街の外には地球の動物と似て非なるモンスターが姿を見せること。
そこでツアーの案内人が言う。
「10億メル貯めるまで、あなた方は地球に戻ることはかないません。ただし、戻るときには1メル=1円換算で貯めた分だけお渡しします。一つ注意をしていただきたいことがあります。ここはあなた方が生活する地球と同じ時が流れています。今もあなた方はここで生きています。ここはゲームの中のような世界ですが死んではおしまいです。」
スマホアプリを軸にシステム化されたゲームの世界で、モンスターを倒して得られるお金を貯めることになる。もともと、ゲームが好きでMMORPGの世界に住んでみたいと思ったこともある俺が、この世界に順応するのに時間はかからなかった。そんな中、魔法スキルとシステム外スキルの併用でチート級のコンボを繰り出せることを発見し、なんとか生きぬいて地球への帰還を目指す。
レベルも上がり、新しい職業も得てゲームになれてきたある日、明らかにこの星の物ではない、機械獣に遭遇する。そして、この星に構築されたシステムに対抗しようとする、地球人によるレジスタンスの存在を知る。俺は、そのレジスタンスに参加協力することになる。
果たして、俺の未来はどうなっているのか。無事に地球へと戻れるのか。
最終話の構想は出来ています。最後まで頑張って書き上げたいです。
*このようなタイトルですが、謎解き要素は一切ありません。ご了承ください。
この作品は「http://attakakoori.livedoor.blog/」にも掲載しております。
登録日 2020.06.27
「おぬしには巨神を倒してもらうから、とりあえずオリンポス十二神の寵愛与えとくわ」「は、はぁ。ありがとうございます......って、え!?」
〈スキル・敵性魔法無効〉でも、〈スキル・物理攻撃無効〉でも防げない、絶対的な力〈異能〉。そんな力を十二種類も貰っちゃった!?
もはや神にとってもチートな存在になってしまった主人公が、仲間を集めて面白おかしく冒険していく物語。
シリアス少なめです。
投稿する時間帯は特に決めておりません、ご了承ください。
小説家になろう、カクヨムでも投稿しております。
登録日 2019.10.13
ここはどこにでもある小さなシェアハウス、このシェアハウスには未来から時間旅行でこの時代に来たけどタイムマシンが壊れてしまったゼース
15歳までトナカイに育てられた人間ミケ
一度家を出たら五年は帰ってこない女ラファの三人が住んでいる
文字数 27,547
最終更新日 2020.12.25
登録日 2020.06.01
侯爵令嬢であるエルミナと、同じく侯爵令息であるルディウスは同い年。
二人は10歳のときに婚約した。
親の決めた婚約であったが、二人はお互いを想い合っていた。
親同士が友人だったこともあり、二人で過ごす時間は日常的なものとなった。
そんな中、あることがきっかけとなり、決意を胸に二人は離れ離れの生活を選択する。
顔を合わせることはなくとも、お互いを想いながら迎えた17歳になる年の春。
二人は王立学院で再会、一年だけのクラスメイトになる。
グイグイきてほしい女の子と、グイグイいかないように頑張る男の子の卒業までの一年間の話。
*ヒーローとヒロインの二人の視点で話が進みます。
文字数 102,850
最終更新日 2021.11.09
登録日 2021.10.14
恋人の浮気を目撃して走って逃げたその日の夜のこと。ヤケ酒が足りなくなり買いに来た24時間営業のスーパーで、私はあり得ない光景を見てしまう。私の視線の先には、“スパダリ100万円”という値札があった……
「オネエサン、トテモオカイモノジョウズネ」
金髪碧眼の半裸スーパーイケメンが片言で告げてくる。ぽかんとする私を見た彼が再度値札をちぎり、とうとう0円になった。
え? プライスレス?
※無断転載禁止
文字数 8,506
最終更新日 2023.09.20
登録日 2023.09.18
深夜0時、看板の灯りがひとつだけ灯る――。
午前5時までのあいだ、「未明書房」は心の奥に眠る物語を静かに紐解く。
ここでは誰もが、“忘れていた自分”と出会うことになる。
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この物語は、ひとたびここで灯りを閉じます。
語り手の声は静かに棚へ戻され、記憶は場に沈みました。
けれど、もしこの物語の背表紙をもう一度開きたいと望む声が灯ったなら――
未明書房は再び頁の隙間を整え、
喫茶 木霊では語られなかった時間に灯りを注ぐことでしょう。
続きは語られなくとも、語りが巡ることはあります。
その声が届いたとき、語る者たちもまたそっと棚の奥から立ち上がるはずです。
それまで、灯りは静かにここで息を潜めております。
文字数 58,962
最終更新日 2025.07.22
登録日 2025.06.20
☆香りの鳥籠、比翼の登場人物のスピンオフですが、この話単独でも読めると思います。
香りの鳥籠の登場人物の両親のお話です。
シリーズの時間軸としては「香りの比翼」と「香りの虜囚」が同時期の話で、「香りの鳥籠」が一番未来です。よろしくお願いいたします。
🏵登場人物紹介🏵
ミカ
勉強熱心だが、身体が弱く学校を休みがち。輝く夕焼けのような瞳にダークブロンドの美少年。バルクと出会い恋に落ちる。年齢より華奢で稚げに見える。
バルク 「香りの比翼」のソフィアリ、セラフィンの兄。
真面目な兄、優秀な双子の弟達とはつかず離れずの遊び人。
時計塔でミカと運命的な出会いを果たし、虜となる。
サリエル
ミカの侍従で幼い頃より面倒を見ている。
ミカへ報われることのない想いを抱く。
父は公爵家の家令。
ソフィアリ
バルクの双子の弟たちの一人でΩ。
双子の弟からの愛執から逃れ、新天地へ向かう→『香りの比翼』主人公。
セラフィン
ソフィアリの双子の弟でα。兄に禁断の思いを寄せ、番にしようとする。
ラファエロ
バルクやソフィアリたちの父。貴族院議員でα。
ジブリール
美しいだけの存在とバルクには軽んじられてきた兄弟の母でΩ。
☆前作の登場人物たちもでてきます。
文字数 71,006
最終更新日 2021.05.04
登録日 2021.02.28
彼女は、街でふとした瞬間に目にした男性に心を奪われた。彼は見るからに自信満々で、女性たちの視線を集めていた。彼女もその一人だった。
彼女は彼のことを知りたくて、何度か彼に声をかけた。最初は彼に距離を置かれたが、時間とともに距離が縮まっていった。彼は面倒くさがりな性格だったが、彼女は彼の面倒を見ることができた。
二人は一緒に過ごす時間が長くなり、お互いのことをよく知るようになった。彼は予想以上に優しく、時には弱音を吐くこともあった。彼女は、彼のそんな一面に惹かれていった。
そして、ある日、彼女は思い切って彼に告白した。彼は驚いたような表情を浮かべ、しばらく考えた後に彼女の気持ちに答えた。彼女は嬉しくて涙がこぼれ落ちた。
二人は付き合い始め、幸せな日々を過ごした。彼女は彼にすべてを委ねることができ、彼も彼女を大切に思っていた。
しかし、ある日、彼は彼女に別れを告げた。彼は自分にとっては彼女が特別だったが、一生を共に過ごす相手としては向いていなかったと言った。
彼女はショックを受け、彼との別れを受け入れることができなかった。彼女はしばらくの間、彼との思い出を振り返り、彼のことを忘れることができなかった。
しかし、時間が経つにつれ、彼女は彼との恋が自分自身を成長させたことに気づいた。彼女は自分自身を取り戻し、再び前を向くことができた。
そして、ある日、彼女は新しい恋を見つけた。彼女は過去の彼との恋を忘れることはできないが、彼女は新しい恋に向かって前を向いている。
文字数 1,148
最終更新日 2023.05.05
登録日 2023.05.05