「奇」の検索結果
全体で8,204件見つかりました。
私はある日この広い屋敷で目を覚ました。
私は、記憶を失っていた。
記憶の無い少女、ノラは千年以上の時間を生き、高名な魔法使いでもあるという“吸血鬼”と暮らしている。
その吸血鬼を先生と呼び二人っきりで平穏な暮らしを続けていたノラだったが先生の吸血鬼らしからぬ行動に不満を抱えていた。
「先生は私の血を吸ってはくれないんですか?」
「別に家畜のように飼って食べるために一緒に暮らしているわけじゃないですよ」
それなら、何故先生は私と暮らしているのだろう。魔法も使えない、ただの人間である私が先生にあげられるものなんて血だけなのに。
記憶もない、役立たずの私はいつか捨てられるかもしれないと怯えていた。
しかしそんな二人の関係ははある日屋敷にやってきたラルフという吸血鬼の青年が持ってきた戦争の招集によって一変する。
何故ノラの記憶は消えたのか、ノラは記憶を取り戻し、先生の真意を知ることはできるのか──?
「お伽話のような奇跡が起こればいいですねえ?」
文字数 62,665
最終更新日 2025.09.28
登録日 2025.09.20
高校生の上条律(かみじょう りつ)は、自他共に認める潔癖な完璧主義者だ。彼の世界は、1分刻みのスケジュールが記されたシステム手帳と、ミリ単位の狂いもなく整えられたペンケースによって統治されている。彼にとって「正しさ」とは論理的であることであり、予測不能な「ノイズ」は排除すべき対象でしかなかった。
そんな彼の「秩序」を揺るがしたのは、同じクラスの瀬戸口紬(せとぐち つむぎ)だった。彼女は律とは正反対の性格で、天真爛漫という名の「カオス」を撒き散らす存在だ。ある日、紬が図書室に持ち込んだ、鏡文字で綴られた古いチケット。それがきっかけとなり、律は校内で起こる奇妙な小事件の解決を彼女から依頼されることになる。
「10年前の和紙」「不自然に細いテグス」……。律は持ち前の論理的思考で、次々と事件の裏にある「不規則な真実」を暴いていく。解決のたびに増えていく奇妙な証拠品(ガラクタ)を、律は忌々しく思いながらも、なぜか捨てられずにペンケースの奥へと仕舞い込んでいくのだった。
共に過ごす時間が増えるにつれ、律は紬の笑顔の裏に隠された、微かな「歪み」に気づき始める。彼女が図書室に執着し、律の「完璧な日常」に寄り添おうとするのは、単なる好奇心からではなかった。彼女の家庭環境は、律の想像を絶するほどの混沌(カオス)の中にあり、彼女にとって律の隣は、唯一「秩序」を感じられるシェルターだったのだ。
しかし、運命は律の予測を超えて加速する。ある日、紬が突然学校から姿を消した。彼女がひた隠しにしてきた家庭の崩壊が、ついに臨界点に達したのだ。彼女を救うために律が辿り着いたのは、彼女の住所さえ失われようとしている、荒れ果てた現実だった。
自分の信じてきた「正論」が、最も救いたい相手を傷つけてしまうという矛盾。泥だらけになった制服と、雨に濡れて波打つ手帳を前に、律は人生最大の選択を迫られる。効率を捨て、論理を捨て、それでもなお彼女の隣に居続けるための「非論理的な解答」とは何なのか。
潔癖な少年が、自分の世界を汚してでも守りたかったもの。一冊の手帳と一通の古い和紙が紡ぐ、不器用で切ない「観測記録」が、今、動き出す。
<小説家になろう様、カクヨム様にて同時に連載>
文字数 50,334
最終更新日 2026.07.10
登録日 2026.05.11
普通の公立中学校に通う普通の中学生の少女だった石脇佑香はある時、何の前触れもなく落ち度もなく14年の短い生涯を終えた。そして彼女は、自分が見たこともない街にいることに気付く。
その石脇佑香の前に現れた三つ目の少女?アーシェスに、自分は死んでデータとしてこの<書庫>に転送させられたのだと告げられた。そこは、宇宙のあらゆる事柄をデータとして保存することを至上の喜びとする変態種族が管理運営する、宇宙の巨大なデータサーバーだった。
あらゆる宇宙のあらゆる種族がデータとして記録され、しかし感覚的には生きていた頃と全く変わらず存在出来る<書庫>の中で、平凡な地球人の少女・石脇佑香と彼女を取り巻く不思議な人々との奇妙な日常がこうして始まったのであった。
筆者より。
なろうで連載していたものの、キャラ同士の会話を中心にしたバージョンとして連載を始めます。
文字数 230,938
最終更新日 2019.04.23
登録日 2018.09.30
その「色」との出会いは、衝撃だった。
大学で、植物から自然の色素を抽出する研究を続ける御影 彩人(みかげ・あやと)は、数年前に偶然目にした、ひとつの絵を忘れられずにいる。
しかし、その絵を描いた「天才画家の卵」であったはずの蘇芳 日和(すおう・ひより)が、なぜかまったく絵に関係のない学部に入学してきたことに、もやもやとしたものを感じていた。
そしてもうひとつ、彩人を悩ませる謎の怪奇現象が身の回りで起こり出す。
「色」が失われていく世界。
あるコンプレックスが元で永らく使っていなかった「力」を開放する決意をした彩人は――?
※この作品はフィクションです。史実上の人物や、話中に出ている研究等の内容につきましても創作としてのアレンジを加えておりますので、事実としての正確性を欠く場合がありますが、ご了承ください。
参考文献:「日本の色図鑑」(マイルスタッフ発行)
文字数 64,880
最終更新日 2022.02.28
登録日 2021.12.12
陰キャJKの橘 柊花は夜歩いていると、少女が男に馬乗りになってボコボコにしている現場に遭遇してしまう。
拳を血で染めた少女の目は赤く、笑う口元には長い牙が生えている。つまりヴァンパイアだ。
ヴァンパイアの少女の名は一ノ瀬 夢織。
危うく、ヴァンパイアガールの夢織に襲われそうになる柊花だが、直前にヴァンパイアガール夢織が人気VTuberの巴 アシュリーのファンだということに気付く。
実はVTuber 巴アシュリーだった柊花とヴァンパイアガール夢織。
人間とヴァンパイアの奇妙な友情が始まった。
※たいあっぷ様にて公開しているものになります。
毎週金曜0時更新
全体約5万文字のうち7割くらい完成しています。
たいあっぷ様のコンテストに応募していますので応援して下さる方は下記URLから続きが読みたいボタンをお願いします!
https://tieupnovels.com/tieups/1495
文字数 37,741
最終更新日 2022.02.11
登録日 2021.12.23
都会の生活に疲れ果てた宇津保聰は、リフレッシュするため故郷へと戻る。しかし、彼を待っていたのは、どこか見慣れない故郷の姿だった。
違和感は、日常の些細な場面に潜んでいる。父のスマホ、新築の駅舎、見知らぬ実家…。そして、聰の記憶を大きく揺るがす、家族との再会。まるで、よく似た別の世界に迷い込んだかのようだ。
そんな中、幼馴染の三枝あか里と再会した聰は、彼女も同じように「自分の世界ではない」という感覚を抱いていることを知る。二人は力を合わせ、この世界の謎を解き明かすため、そして元の世界へ帰るため、「異世界のいやしツアー」と銘打ち、奇妙な旅に出ることに。
「変わらないもの」を求めて異世界を巡る、二人の旅。それは、失われた記憶と向き合い、自分自身を取り戻すための物語。
文字数 82,178
最終更新日 2025.02.27
登録日 2022.06.18
古隈明紀(こぐまあきのり)は、四十歳を迎えたある日、妻と娘に捨てられた。元々好きで結婚したわけでもなくただ体裁を繕うためのそれだったことにより妻や娘に対して愛情が抱けず、それに耐えられなくなった妻に三下り半を突き付けられたのだ。
財産分与。慰謝料なし。養育費は月五万円(半分は妻が負担)という条件の一切を呑んで離婚を承諾。独り身となった。ただし、実は会社役員をしていた妻の方が収入が多かったこともあり、実際はコグマに有利な条件だったのだが。妻としても、自分達を愛してもいない夫との暮らしが耐えられなかっただけで、彼に対しては特段の恨みもなかったのである。
こうして、形の上では家族に捨てられることになったコグマはその後、<パパ活>をしていた女子高生、大戸羅美(おおとらみ)を、家に泊めることになる。コグマ自身にはそのつもりはなかったのだが、待ち合わせていた相手にすっぽかされた羅美が強引に上がり込んだのだ。
それをきっかけに、捨てられたおっさんと拾われた(拾わせた)女子高生の奇妙な共同生活が始まったのだった。
筆者より。
中年男が女子高生を拾って罪に問われずに済むのはどういうシチュエーションかを考えるために書いてみます。
なお、あらかじめ明かしておきますが、最後にコグマと大虎はそれぞれ自分の人生を歩むことになります。
コグマは結婚に失敗して心底懲りてるので<そんな関係>にもなりません。
文字数 113,326
最終更新日 2023.01.08
登録日 2022.09.25
文字数 6,452
最終更新日 2024.02.15
登録日 2024.02.15
人助けの為に荒廃した灰の世界を旅する、少し特殊な力を持つ少女プロミと、相棒の喋るカラスのナチャは、ある日荒原の中で倒れる少女を見つける。
プロミ達はひとまず少女を保護するが、少女、カナタは自身の名前以外の記憶を失っていることが判明する。
手掛かりはカナタが行おうとしていた謎の“お使い”の存在だけ。
そこでプロミ達は、旅の目的である人助けの為、カナタを故郷まで帰してあげる事を決める。
だが、カナタには世界すら揺るがす大きな秘密があった。
迷える青年、夢破れた男、鉄面皮の女性と奇妙な天才少女。道中で出会う人々を巻き込み、事態は予想だにしない方向へと転がり始める。
文字数 31,833
最終更新日 2024.03.22
登録日 2024.03.10
君達も気を付けて欲しい。
わからない事に興味を持ち調べたくなるという知的好奇心は人類のこれまでの発展においてとても重要な事だと私は思う。
しかしだ、UFOや心霊のように己の好奇心を満たそうと深入りするばかりに良くない事に巻き込まれるなどもよく聞く話だ。
そんなの自分には関係ないと油断している君達に警告しておこう。
やつは虎視眈々とその時を伺っていると。
文字数 3,914
最終更新日 2025.03.01
登録日 2025.03.01
実家暮らしに飽き、両親の反対を押しきって夜行バスに乗り、遠く離れた夜光町へとやって来た馬宮。行くあても仕事も何もない馬宮は偶然、インターネットのアルバイト募集の中に「夜光町四丁目夜間警備求ム。」とだけ書かれた奇妙な募集を見つける。
仕事の内容を確認し5日間で100万円という破格の報酬に目がくらんだ馬宮がアルバイト先の工場に連絡を取ると、担当者からは即採用。「今夜の見回りを手伝ってほしいので今からこちらにこれますか?」と言われた馬宮が向かうと出迎えた担当者の仁礼野は夜間警備のマニュアルなるものを出してきて……。
文字数 20,039
最終更新日 2025.05.23
登録日 2025.05.23
魔王である主人公ルイは、1年でたった1日だけ自身の魔力がかなり弱まる日に勇者達に奇襲され、そのまま敗れてしまう。
死を覚悟したルイだったが勇者がとんでもないことを言いだす。それは、魔王の力を封印し、生かした状態で自分の手元に置いておくというものだった。こうして半ば強制的に勇者に連行されるルイ。
嫌々勇者達と生活することになったルイだが、勇者に普通の生活というものを教えられ、更には学園にまで通わされる。
その学園では大富豪を乗っ取ったシステムにより、機械が個々の能力を判定しそれに応じたカードをもらえるというものだった。
こうして勇者たちと主人公との奇妙な生活が始まる。
登録日 2015.03.17
猫になっても最強なことに変わりはなかったようだな。
この作品は
カクヨム
ノベルアップ+
アルファポリス
に投稿しております。
私は猫である。名前は、ケントニス・ノレッジ・コネサンス・シュテルケ・ポテンツァ・サジェス・ウィズダム・ヴィスハイト・ヴィゴーレ・マハト・フォルスだ。
前世を最強の魔王として過ごしたベルルムは、気がつけば猫の姿になっていた。
人間に拾われて飼い猫生活が始まると思ったら、ご主人様はなんとも奇特な人物であった。
このご主人……あまりにも危機感がなくて危なっかしい。しかし、こんなやつでも私の飼い主なのだ。一応守ってやろう。この姿だと魔法は使えないが、まぁ最強であることに変わりはないから大丈夫だろう。
文字数 270,672
最終更新日 2026.04.06
登録日 2026.02.28
主人公の武者小路実広は品行方正な普通の男子高校生である。特に争い事というものを嫌っており、世界平和を深く望んでいる。
そんな彼が日曜の昼下がり、だらけきった調子で居間のテレビをつけると、全チャンネル特報ニュースが報道されていた。
なんと、ヤーマダホッサムと名乗る謎の男が渋谷のファッションビル屋上に突如現れ、メガホンを片手に狂ったような様子で叫んでいた。
薬物中毒でおかしくなりでもしたのか。実広はそう思いながらその様子を見守る。
男はこう言い出した。
「この世界は腐っている! だから俺は理想のファンタジー世界を創り上げた。だがちょっとやり過ぎてしまった!(てへぺろ) このままではあの世界が崩壊し、この現実世界に魔物が乗り込んでくることになる。もうそうなってしまってはおしまいだ。こっちの世界には魔法もチートもない。今まだあの世界が何とか原型を保っているうちに、こちらから勇者を募りたい。俺の言うことを信じられる奴はこの番号に電話してくれ!!」
馬鹿じゃないのかと実広は思った。そう、信じる信じないとかそんな話じゃないのだ。
そんな風に電話番号を大々的にフリップに書いて生中継されたら全国一斉に面白がった輩が電話してきて絶対に回線がパンクする。
だが、そう思いつつもたまたまソファーに転がっていた自分のスマートフォンにふと目がいった。
まさかな、繋がる訳ないだろ。だが冗談半分で実広はそのスマートフォンを手に取り、テレビ画面に映るフリップに記載された番号を押した。
すると数コールの後。
「おい、お前、今これを見ているのか?」
テレビの前のヤーマダホッサムと名乗る科学者のような白衣姿で髪がボンバーヘッドの奇人は画面越しにこちらを見つめているような気さえした。
なぜなら、そのテレビから流れるその台詞と、自分のスマホから聞こえてくる台詞が全く同じだったからだ。
文字数 5,992
最終更新日 2016.09.12
登録日 2016.09.11
小さなこの国を、北へ南へ、東へ西へ、旅を続ける二人連れがいた。片や、優れた才を持ちながらもどこにも寄る辺を持たない人間の術者、空彦。片や、幼い子供のような気性のままの炎の妖、火華。奇縁によって出会った二人は、ただ、旅をしている。どこへ行くとも、何をするとも決まっていない、気まぐれな旅だ。
友のように、同胞のように、家族のように。少しずつ互いの存在を己の内側に刻んでいく二人が、最後に辿り着く、その場所は。
これは、人と異形が、縁を紡ぐ、物語。
※なろう、カクヨム、アルファポリスに掲載しています。
文字数 13,415
最終更新日 2019.02.19
登録日 2019.02.15
ごくごく一般的な日本在住の高校生、高峰恭也は喜んだ。彼は死んだ。なぜ死んだかよくわからないまま死んだ。けれど、死後の世界で対話した奇妙な「意志」なる存在よって、好きな世界に転生することができたからだ。
彼はごくごく一般的なハ◯◯◯◯ター的世界を想像していた。魔法学校で切磋琢磨しつつ、面白い魔法を扱い、程よい刺激ライフを満喫して可愛い嫁さんをもらう……そんな世界を想像していた。
しかし、現実は酷だった。地球の数十倍も広い巨大な世界と、各地に点在する百を超えた魔王のせいで。闇に落ちた最強の魔道士、世界に復讐せんとする伝説の剣士、冥界の魔王、封印された龍……。ファンタジーも顔負けの邪悪な存在たち。
しかし、彼はくじけない。
「しゃあねえ。いっちょ魔王を全滅させてやりますか。」
こうして高峰恭也ことアドルフ・ルイ・シャヴァネエは魔王殺しの勇者として立ち上がる……。
※なろう、カクヨムのマルチ連載です。
文字数 5,510
最終更新日 2018.10.28
登録日 2018.10.26
東京都新宿区の歌舞伎町に佇む夜の8時から12時までしか開かない洋菓子屋“トルテ”。店員の白井洋は毎日ここで働いており、いつか自分だけのアップルパイを作り売りたいと夢見る小さな女の子。
ある夜、歌舞伎町の有名ホストクラブ
“Ein traum”のNo. 1ホスト、凰牙がお店に訪れる。そこから2人の奇妙な関係が始まる。2人と2人を取り巻く人々の優しい
物語。
文字数 2,732
最終更新日 2019.01.18
登録日 2019.01.17