「腐」の検索結果
全体で2,238件見つかりました。
「殿下、その追放宣告は新刑法により『誘拐未遂』に該当します」
煌びやかな祝賀夜会。第二王子による「婚約破棄」と「国外追放」の宣言。
それは本来、公爵令嬢カトリーヌが惨めに泣き崩れる「断罪」の儀式になるはずだった。
しかし、この日は運悪く(あるいは計画通り)、
カトリーヌの実家が私財を投じて整備した**「新憲法・改正刑法・民法」が正式に発効した翌日**だった。
法務事務官リチャードは、冷徹にバインダーを叩き、王子の無知を突きつける。
「追放」は基本的人権の侵害であり刑法に存在しない。
「婚約破棄」は債務不履行。支援金の即時一括返還を請求する。
「和解(妥協)しないと、明日には一文無しの平民ですよ?」
辣腕の令嬢と、眼鏡の奥に狂気を宿した事務官が、腐った旧秩序をリーガル・ハックで解体する!
文字数 5,557
最終更新日 2026.04.18
登録日 2026.03.21
現代において、モンスターや魔物と出会う確率はいか程だろうか。
0%そう答える人が多いことであろう。
そのようなファンタジーの世界には生きていない。我々が暮らしているのは地球。天寿を全うする直前であっても、見ることは叶わない。
その青年もゲームの中でのみ存在するもの、架空の生物として認識し過ごしてきた。
しかし、突然は本当に突然やって来る。ごくありふれた日常の中で、彼は不運にも生を終える。行き先は昇る天か落ちる地か。
「何あれ⋯?なんか知ってる亀より凶暴すぎません⋯?あ、おいたわしや」
目を覚ました場所は森の中。抜けた先に見えるのは近代じみた魔法世界。それは見覚えのあるゲームの中の世界。
彼は記憶も自我も何もかも持ったまま、魂を洗われることなく、転生待ちをすることなく第2の生が与えられ次生開始。
「おや?第2生の始まりですか?」
いいでしょう。ならば、まったりのんびりスローライフしようじゃないですか。
笑えや笑え、邪魔するものは腐らせてあげよう。
愉快で外道な青年が、妖精NPCとしてTS転生してしまったお話である。
※この作品に戦闘シーンはありますが、メインではありません。
基本ほのぼの作品です。
一緒にゆるゆると楽しんでいただければと思います。
※気まぐれ更新、のんびり進行です。
※小説家になろう様、カクヨム様にも同時掲載。
※無断転載厳禁。
※この物語は、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません。
文字数 428,639
最終更新日 2026.04.23
登録日 2026.04.11
「浄化の力を持つ聖女よ、どうか我が国をお救いください」
「......ねえ、それやったら、私に何か利点があるの?」
聖なる力を持つ姫巫女(略して聖女)の末裔サーシャの前に突如現れ、そんな願いを口にしたのは、見目麗しいプラチナブロンドの髪を持つ王子様だった。
だが、ちょっと待った!!
実はサーシャの曾祖母は「お前のその力なんぞ不要だわっ」と言われ、自国ライボスアの女王に追放された過去を持つ。そしてそのまま国境近くの森の中で、ひっそりとあばら家暮らしを余儀なくされていたりもする。
そんな扱いを受けているサーシャに、どの面下げてそんなことが言えるのだろうか。
......と言っても、腐っても聖女の末裔であるサーシャは、嫌々ながらも王都にて浄化の義を行うことにする。
万物を穢れを払うことができる聖女は、瘴気に侵された国を救うことなど意図も容易いこと。
でも王子のたった一つの願いだけは、叶えることができなかった。
などという重いテーマのお話に思えるけれど、要は(自称)イケメン種馬王子アズレイトが、あまのじゃく聖女を頑張って口説くお話です。
※一話の文字数は少な目ですがマメに更新したいと思いますので、最後までお付き合いいただければ幸いです。
文字数 79,393
最終更新日 2021.05.01
登録日 2020.06.04
BL大好きな腐男子がゲームの世界に転生するお話。健全でほのぼのとした作品になる予定です!
ちなみに主人公が一番ヤバいやつです。
文字数 3,219
最終更新日 2022.08.20
登録日 2022.02.22
亜麻色の髪に茶色い瞳の、キリリとしたハーフ美女。
医療機器メーカー、クインパスの秘書 (だけどBL好きの腐女子) ヨーコが朝起きると、同じベッドにいたのは会社の御曹司で開発部部長の黒瀬透(くろせとおる)だった。
「BL? せっかくの美人なのに勿体ないな」
「ハァ、勿体ない? BLを見下していますネ! 腐の沼に引き摺り込んでやる〜!」
「ええっ?!」
大人しくて真面目な彼が、この日を境にグイグイ迫る!
これは28歳のハーフ腐女子と、彼女に一目惚れした29歳のマジメ御曹司の、ニューヨークを舞台にした恋のお話。
*R18です。該当シーンのあるお話には*が付きます。
*イラストはミカスケ様です。
文字数 125,047
最終更新日 2021.02.14
登録日 2020.07.21
リーベント国第五王子ロイは庶民出身の第二公妾の母を持つ貧乏王子。リーベント国は農業が盛んで豊かな国。平和だが貴族や王族の権力争いが絶え間ない。ロイと母は、貴族出身の正妃と第一公妾、その王子王女たちに蔑まれて過ごしていた。ロイの唯一の支えは、いつか国を脱出し母と小さな洋菓子店を開き暮らすこと。ある日、ロイが隣国アドレアに友好のため人質となることが決定される。国王の決定には逆らえず母をリーベントに残しロイは出国する。
一方アドレア国では、第一王子ディモンがロイを自分のオメガだと認識したためにロイをアドレアに呼んでいた。現在強国のアドレアは、百年前は貧困の国だった。当時の国王が神に救いを求め、卓越した能力を持つアルファを神から授かることで急激な発展を実現した国。神の力を持つアルファには獣の発情期と呼ばれる一定の期間がある。その間は、自分の番のオメガと過ごすことで癒される。アルファやオメガの存在は国外には出せない秘密事項。ロイに全てを打ち明けられないまま、ディモン(ディー)とロイは運命に惹かれるように恋仲になっていく。
ロイがアドレアに来て二年が過ぎた。ロイは得意の洋菓子でお金稼ぎをしながら、ディーに守られ幸せに過ごしていた。そんな中、リーベントからロイの母危篤の知らせが入る。ロイは急いで帰国するが、すでに母は毒殺されていた。自身も命を狙われアドレアに逃避しようとするが、弓矢で射られ殺されかける。生死をさ迷い記憶喪失になるロイ。アドレア国辺境地集落に拾われ、シロと呼ばれ何とか生きて行く。
ディーの必死の捜索により辺境地でロイが見つかる。生きていたことを喜び、アドレア主城でのロイとの生活を再開するディー。徐々に記憶を取り戻すロイだが、殺されかけた記憶が戻りパニックになる。ディーは慈しむような愛でロイを包み込み、ロイを癒す。
ロイが落ち着いた頃、リーベント国への友好訪問をする二人。ディーとリーベント国王は、王室腐敗を明るみにして大掛かりな粛清をする。これでロイと幸せになれる道が開けたと安堵する中、信頼していた親代わりの執事にロイが刺される。実はロイの母を殺害したのもこの執事だった。裏切りに心を閉ざすロイ。この状態ではアルファの発情期に耐えられないと思い、発情期を一人で過ごす決意をするディー。アルファの発情期にオメガが居なければアルファは狂う。ディーは死を覚悟するが、運命を共にしようと言うロイの言葉を受け入れ、獣の発情期を共にする。狂ったような性交のなかにロイの愛を感じ癒されるディー。これからの人生をロイと過ごせる幸福を噛みしめ、ロイを守るために尽くすことを心に誓う。
文字数 104,019
最終更新日 2023.10.31
登録日 2023.10.31
真面目に見せかけてエロいことしか考えてないイケメンが、腐女子な神様が創った世界でイケメンにエロいことされる話。
BL ボーイズラブ 苦手な方はブラウザバックお願いします
文字数 28,300
最終更新日 2020.10.03
登録日 2020.05.23
倫理観が神と名高いファンタジー乙女ゲー「タイムループクロニクル」通称「ルプクル」の世界のヒロイン(デフォルト名:リーリエ)に転生してしまった前世雑食貴腐人本間海南は、手っ取り早く最推しキャラに巡り会うため、悪役令嬢こと公爵令嬢のティアーナとの交渉を決意する!
文字数 193,809
最終更新日 2026.06.03
登録日 2025.12.02
少女向けラノベのヒロイン・聖乙女アンマリアに転生した“わたし”。しかし原作には存在しないはずのキャラクター・通称“天使ちゃん”が現れたことで環境は一変。今までわたしをちやほやしてくれていたイケメンたちは、軒並み天使ちゃんに骨抜きにされてしまった。……これまで苛烈なイジメにも屈せず、腐ることもなく、高潔であろうとし、コツコツひたすら頑張れたのは、自分がヒロインだと思っていたから。けれどもどうやら違ったらしい。今やわたしを気づかってくれるのは、ニンジャのモチくんというモブだけとなった。
※恋になるまでの話。微ざまぁというか微ぎゃふん系。ぎゃふんするのは天使ちゃんだけですし、その要素はごく微量ですので、スカッとはしないと思います。主人公が完全に目を覚ますまでちょっとかかります(具体的には第6話で目を覚まします)。
文字数 26,834
最終更新日 2023.02.25
登録日 2023.02.01
友人と「もしも異世界に行ったらなんの職業につきたいか」という話をした翌日、異世界にたどり着いた自分とゆうちゃん
「あ、アニ○イトでグッズ買ってない!そのために池袋に来たのに!」
「なんという悲劇だ!」
「同人誌欲しかったなぁ」
「友よ…私は生産職だ!」
「つまり、レベルをあげればフィギュアだって作れる!?」
夢女子と腐女子が送るハートフルボッコストーリー
※夢やBL要素は(多分)ありません
文字数 17,202
最終更新日 2017.02.17
登録日 2017.02.07
月に一度のお茶会では修道女達によるBLに対する想いを形にして語られる。
「ルナマリア=ブルーローズ!公爵令嬢でありながら嫉妬で我が愛しのプッシー=アバズーレ男爵令嬢を虐めている貴様には王太子妃になる資格などない!!王太子であるオタンコ=エッグプラントの名において貴様を国外追放とする!!!」
「王太子殿下の命令に従います」
エッグプラント王国の王宮では王太子であるオタンコの十八歳の生誕パーティーが開かれているのだが、国王夫妻が登場する前にルナマリアに国外追放を宣言してしまう。
オタンコの母親は側室にもなれない妾という立場なのだが、国王であるソーローにとっては唯一愛する女性が産んだ男児である。
オタンコの王太子という立場を安定させる為、側室だが由緒ある公爵令嬢を母とする自分の弟とクリスタルローズ帝国の第一皇女を母とするルナマリアを婚約者にしたのだ。
ルナマリアは貴族令嬢らしく振舞いながらも心の中では脳内お花畑なオタンコの子守りというか尻拭いをしなくて済むと喜んでいた。
「王太子の名においての国外追放ですもの。一刻も早く国境を越えて薔薇の修道院の修道女にならないと・・・」
薔薇の修道院とは理由があって離縁したいのに離縁できない、婚約したくない女性達の受け皿となる修道院で三年修行したら夫と離縁した、婚約者との婚約がなくなった事になるのだ。
表向きはそうだが、その実態は腐女子の巣窟である。
表の顔は完璧な淑女だが根っからの腐女子であるルナマリアは薔薇の修道院の修道女となり、修道女として働きつつBLという煩悩に塗れた日を送るのだった───。
以前、ゲームと現実の区別が出来ないヒドインがざまぁされるのはお約束である(仮)の続きというか、ヒロインによって簡単に語られていた攻略対象者の一人であるアーデルヴェルトの両親の過去編として書いていたのですが、書いていくうちに修道女達が発表する自作のBLがメインとなってしまいました。
前に載せていたのは削除、ジャンル変更して修正しています。
自分の中では修道院での生活って清貧がモットーというイメージがありますが、強者な腐女子のみが集う薔薇の修道院なので彼女達は世俗的。お金様が大事という事をちゃんと理解しています。
調教表現ありのタグを選んでいますが、修道女達が調教されるのではなく修道女達が書く物語に出てくる男性達が調教されるものです。
思い付きで書いたのでガバガバ設定+設定に矛盾がある+ご都合主義。オムニバス形式です。
文字数 33,219
最終更新日 2025.10.01
登録日 2025.09.07
鷹司グループ会長を父に持つ一人息子の鷹司千尋(たかつかさちひろ)と、幼馴染みで専属執事の一ノ瀬和馬(いちのせかずま)。
気がつけば二人揃って突然異世界の迷宮最深部へ転移していた。
暇を持て余していた神(腐男子)がゲームと称し、若いイケメン男ばかりを何人か迷宮のあっちこっちへ転移させたらしい。
一年以内に迷宮を脱出すれば元の世界へ帰してくれるというが、迷宮の10階層ごとにエッチな事をしないと先へ進めない仕様になっていて…………
※下ネタ、H系の用語使用、性行為及びそれを想起させる描写があるのでR18指定にしていますが、比較的過激な描写は少なく緩めです。
しかしそういったものが苦手な方はご注意下さい(強めのHな描写がある章のタイトルには※印を付けています)。
※この作品は「小説家になろう」様(ムーンライトノベルズ様)にも掲載しています。
文字数 58,484
最終更新日 2018.07.20
登録日 2018.06.13
二十歳にして早々に親戚の策略と実力不足により隠居を余儀なくされたしがない元当主のアビタは特に野心も復讐心も無くただ一人暮らしの屋敷でぬくぬく過ごしていた。
ある日彼は商人の持ってきたチラシに目を通し極上の寝心地を約束する抱き枕を見つけ即購入を決めた
少し肌寒い地方で暖かな服、ハチミツホットミルク、毛布を揃えほくほくとした気持ちで抱き枕を受け取ろうと玄関を開けると、商人の隣にはぼろ布に包まれたゴツい男が立っていた
……抱き枕は?
文字数 3,335
最終更新日 2020.11.04
登録日 2020.10.31
保育園、小学校、中学校、高校……全部クラスが一緒。引っ越ししてもついて来る。そんなガンコな油汚れ以上の腐れ縁のルカとクウガ。トラックに突っ込まれ、死ぬのも一緒。死後の世界のマッチョ神から前世から続く腐れ縁と教えられ、ルカは異世界転生でこの腐れ縁を切ろうと試みる。
だが細マッチョなエルフに転生したルカの前に現れたのは、クウガの姿をした騎士。転生しても切れない腐れ縁にうんざりしつつ、魔物にかけられたクウガの呪いを解くためにルカは弟分アグードを引き連れ、解呪の旅をする。しかしルカも魔物に呪いをかけられるが、体に浮き出たのは淫紋――クウガたちに慰めてもらいながら、今度こそ腐れ縁を切るためにルカは解呪の旅を続けていく。
ガンコな腐れ縁をめぐる、異世界転生ストーリー。悪ノリ&エロス御免のコメディBL(たまにシリアスあり)。第10回BL小説大賞参加作品。よろしくお願い致します!
※R18シーンは話タイトルの前に『●』がつきます。
文字数 47,077
最終更新日 2022.11.24
登録日 2022.10.28
莫大な魔力を持ちヒト族最強と名高い魔術師のノエルは、ある日女神様の怒りに触れ最弱の魔族である淫魔に落とされてしまう。
……え? 淫魔の体は両性具有?元の体に戻るには男とセックスしまくってレベル100まで上げなきゃいけない!?ふざけんなよこのクソ女神ーーー!!!
しかも女神の【呪い】により魔物やら人間の男やらに(性的な意味で)襲われるようになってしまう。そんなノエルを助けたのは、腐れ縁兼悪友のグレンだったが……
※ストーリーなどほとんどない9割エロのエロコメディ。
※受けが両性具有(男ふたなり)、女性器を使った性描写があります。というよりそれがメインです。
※受けは見た目ショタの中身大人です。
※最初に少しだけスライム姦がありますがあとはすべて固定カプです。
※一応愛ある無理矢理ですが攻めの受けに対する扱いがひどいです。
※章ごとそれぞれ短編で楽しめる短編集のようにしていきたいと思います。気軽にお楽しみください。
※初投稿です。まだ慣れていないため何か不備がありましたら教えていただけると助かります。
文字数 41,148
最終更新日 2019.05.05
登録日 2019.05.01
1000年に一度魔王が復活して世界が荒れて、色々あって魔王が封印されてから三年。
人々が文化を発展させあらゆる種族が手を取り合い平和を謳歌する時代に、人も寄り付かない辺境の森で静かに暮らす一人の夢魔がいた
魔王の力によって暴走した末あらゆる種族に嫌われた魔族、そのひとつである夢魔はある日食料の気配に誘われ住んでいる森の広場にのそのそと出る
するとそこには目に大きな隈のできた男が立ち、気づけば夢魔はその男に手を伸ばす。
一度は半殺し一歩手前になるも後に何故か気に入られてしまった夢魔はそのまま拐われもてなされ甘やかされ、心地よい中一緒にいてくれと懇願されて共に過ごすことになり……
面倒ごとが嫌いな夢魔、夢魔を離したくない男、何かすれ違っている気がするようなちょっとだけシリアスな物語のはじまり
文字数 124,972
最終更新日 2025.12.22
登録日 2019.10.20
木から降りれなくなった子猫を助けようとした侯爵令嬢の次女フレーシア・アドルミデーラは、木から落ちて、池で溺れた。池に落ちた勢いで、水底の石に頭をぶつけ、高熱にうなされた挙げ句、自分が腐女子OLだった前世の記憶をとり戻す。
転生先は、前世でやり込んでいた乙女ゲーム『君に翼があるならば、この愛を捧げよう』(略してキミツバ)の世界だった。
フレーシアは攻略キャラに出会うごとに、前世で課金しまくったキミツバの内容を思い出していく。
だが、彼女は、ヒロインでも、悪役令嬢でもなく、侯爵の次女に転生していた。
ただのモブ、と思ったら、異母兄は、キミツバで一番大好きだった(貢いだ)攻略キャラだった。
だが、フレーシアは、キミツバの本編が始まる前に、池で溺れて死んだという、攻略キャラにトラウマを与えるために設定されたキャラだった。
たしかに、池で溺れたけど、なぜか生きてます?
トラウマ発生しませんでした?
フレーシアが死ななかったことにより、攻略キャラたちの運命が微妙に変わっていく。
ただ、このキミツバの世界。
乙女ゲームとしては異色ともいえる廃課金ユーザーターゲットのハードなゲームだった。
選択肢を間違えたら、攻略キャラは簡単に死亡するのは当たり前。恋愛シーンスチルよりも、死亡シーンスチルの方が圧倒的に多いという阿鼻叫喚なゲーム。
うっかりしてたら、侯爵家は陰謀に巻き込まれ、兄以外は使用人もろとも全員が死亡して、御家断絶。
他の攻略キャラも似たような展開なのだが、異母兄は自分の家を滅ぼした連中の復讐のために、国を滅ぼし、他の攻略キャラを惨殺する。
家族が惨殺されるのを防ぐため、
推しキャラの闇落ちを阻むため、
死亡絶対回避不可能といわれている最難関攻略キャラを助けるため、
転生腐女子フレーシア・アドルミデーラは、破滅フラグを折りまくる!
文字数 182,868
最終更新日 2025.02.27
登録日 2023.08.20
腐敗と発酵。
どちらも腐る。
その言葉の違いは、人間にとって有害か有益かどうか。
ボーッと生きてる大人たちを叱る5歳の少女曰く、腐敗は有害で、発酵は有益、らしい。
BL作品を好む女子・男子を腐女子・腐男子という。
由来は忘れた。
僕は、ボーッと生きてたら腐男子になった。
少年漫画のファンアートを描く神絵師をフォローしていたら、タイムラインの「おすすめ」に腐った二次創作が流れてきた。
衝撃だった。こんな楽しみ方があるなんて。
僕は、子どもの頃から大好きだった正義を象徴するキャラクターの服を脱がせることができる。口を大きく開かせて、ライバルキャラクターの性器を突っ込ませることもできる。興奮した。子どもの頃の無垢な自分を汚しているような罪悪感と背徳感で胸が締め付けられた。知ってしまったら、もう戻れない、後戻りできない、中毒感がそこにはあった。
僕は、公式に迷惑をかけないようにアカウントに鍵をかけていたけれど、自分の部屋に鍵をかけていなかった。
父は、クローゼットの奥の奥の衣装ケースに詰めたはずの、初開催のオンリーで手に入れた新刊を、ワックスをかけたばかりのフローリングに叩きつけ、死んだ魚のような虚ろな目で、腐敗した人間を見た。「正気か?」と尋ねて、部屋から出た。
僕は、有害かもしれない。
腐らずに生きられたらって、初めて後悔した。
同人誌も捨てて、二次創作アカウントも消した1ヶ月後。蒸し暑いある夏の昼。森本先輩がいた。目立ってて、一軍代表みたいなキラキラした人だった。ちょっとルーが飛び散った白いワイシャツの袖をまくり、大盛りのカレーライスを目の前にして、好きなAV女優の名前を叫んでいた。
森本先輩の叫びで彩られた食堂は、「うるせーよ!森本!」「味噌汁吹いたw」と騒ぐ男子の声や、クスクスと笑う女子の声で飾りつけられる。
森本先輩ってノンケなのかな。
この人に抱かれたいな。
僕が生きてる現実で、二次創作を作りたいって思った。
森本先輩と僕の二次創作。しかも、nmmn注意。でも、ハッシュタグは一次創作。
新しいアカウントを作って、約12,000字のイケメン俺様系先輩×平凡ワンコ系後輩の高校生カップルの学園ストーリーを徹夜で打ち込んで、下書きに保存した。
何度も読んでシコって読んで目を閉じて出して、精液がこびりついた両手を組んで祈る。
朝、目覚めたら、森本先輩と僕の公式の物語になりますように。
食堂の床に落とした恋が、僕の人生にとって有益なものになりますように。
叶うはずない恋の物語の主人公は、僕で、この物語の二次創作の作者も、僕だ。
腐敗と発酵。
どちらも腐る。
どちらも僕だ。
文字数 1,075
最終更新日 2024.12.11
登録日 2024.12.11