「スラム街」の検索結果
全体で101件見つかりました。
――私にもお仕事を手伝わせてください。
暗殺業を営むスヴェンは、クスリの売人を殺した帰りに、崩れかけた教会の前で一人の少女――アーリーを発見する。
血まみれで、今にも死にそうだった。
「助けて……」
最後の力を振り絞って出した声を聞いたスヴェンは、「好きな食べ物が同じだったら助ける」と賭けをして、見事に負けた。
「お前は俺との賭けに勝った。だから助けた。それ以上の意味はない」
「……ありがとう……ございます」
「お前の答えが違ったら見捨ていた。礼などいらない」
「わかってます。それでも……言わせてください」
廃墟となった教会で、二人の共同生活の日々が過ぎていく。
暗殺業を知らずに接していたアーリーだったが、ある日、スヴェンの本業に気づき、それが暗殺者になる道へとつながっていく……。
「私にも戦う方法を教えてください!」
捨てられた教会に住み着いた暗殺者がアーリーをパートナーにして、スラム街にはびこる悪を成敗していく物語。
文字数 10,755
最終更新日 2021.02.12
登録日 2021.02.10
異世界転生したと思ったら未来だった…。
忍者の家系のナオは 20歳の若さで銃で撃たれ、脳だけ保存されコールドスリープをしていた。
ナオは自称神様のカレンの手によって砦学園都市の病院で目覚め、新しい身体を貰い、将来の為に学校に入り直す…。
そして…ナオがこの世界に来てから 1ヶ月後…圧倒的な物量と、際限が無い自己進化する宇宙最強の生命体『ワーム』が砦学園都市に攻めて来た…。
ナオは人型兵器のDLに乗り、大型シャベルでワームと戦う…。
そして、都市のピンチを救ったのは、ナオでは無く、機械の翼を持つ機械人『エレクトロン』の少女『クオリア』だった。
主な登場人物
ナオ
主人公 DLのテストパイロットをやっており、全体的に能力が弱いが道具と一体化する事で強くなる。
クオリア
機械人の為、不老不死で空間ハッキングと言う科学魔法を操る。
異世界転生者も真っ青な 大量破壊兵器の機械人であるが、ロボット三原則を守っており、主にナオをサポートしてくれる。
トヨカズ
VRゲームで中距離スナイパーを主に戦っている。
ワームとの戦いでVRゲームでの能力を生かし、中距離スナイパーとして戦う。
レナ
トニー王国の砦学園都市の次期都市長。
スラム街出身の移民で、戦闘能力は低いが、脳筋型のメンバーの中で作戦指揮や政治に長けており、メンバーの能力をフルで発揮出来るようする中間管理職。
ジガ
大戦時、ヒューマノイドの整形と義体整備を行う造顔師の師が運営していた風俗店のセクサロイド。
師が死んだ作中内では、造顔師と義体をメンテナンスする義体整備師を行う。
大戦前の人の文明に興味があり、大戦前のアニメや漫画、ゲームなどが好き。
ロウ
氷河期になり、低酸素状態の現在の地球で暮らす野生児。
雑食狼に育てられ、母親が死んだことで文明が衰退して産業革命前まで戻った集落で育てられる。
獣人の為 身体能力が高い。
カズナ
トヨカズとレナの娘で 最適化されたネオテニーアジャストの完成型の新人類。
頭が良く、3歳ながら義務教育終了レベルの頭を持つ、体重に対して筋肉量の比率が多く身軽に動けるが一定水準以上の筋肉は付かない。
ハルミ
大戦時にエレクトロンと戦っていた衛生兵。
大戦時に死亡し、機械の身体になる。
作中では 数少なくなってしまった医師として活躍。
文字数 214,423
最終更新日 2022.01.29
登録日 2022.01.29
悪逆非道を働いてきたスラム街の少年は、ある日ひとつの絵本を見つける。その話に書いてあった天国は、それはそれは魅力的だった。少年は思う。生前、ろくなことがなくても、死んだ後くらい幸せになりたいな、と。しかし、自分のこれまでの行いは絵本に書いてある地獄へ堕とされる条件そのもの。それならば、これまでの行いを全て帳消しにできるほどの人助けをしよう。そう思い立ち少年は、最低限の物資と共に、スラムを飛び出し天国行きの旅を始めた。
文字数 14,829
最終更新日 2020.09.09
登録日 2020.06.28
サメのはびこる超巨大スラム街『ヤーバンストリート』。人々はあらゆる面でサメに脅かされていた。ジョセフィーヌ嬢は、サメハンターとしてその地で名を轟かせていた。ある日彼女の生命線である燃料の供給がサメに止められ窮地に追いやられる。同じく腕利きのサメハンターである『サー・チェーンソード』を探しに街へ繰り出すのだった。
文字数 13,983
最終更新日 2022.08.14
登録日 2022.06.24
トマウは底辺の生活から抜け出すために墓荒らしを生業に生きていた。ある日出会った少女スースの母親探しを手伝う事になる。機骸スペクターを鎮静化させる唯一の武器弔銃を片手に、莫大な報酬目当てに。
死者が燃料となる時代。新大陸の疫病が蔓延るスラム街でトマウは真っ当な人生、世間並の生活を夢見ていた。
産業革命の栄華を極めし時代。機械仕掛けの亡霊が彷徨うスラム街で何処かへ連れ去られた母を探し、スースは燐光に隠れた星に祈る。
意図は違えど目的が重なった時、聖俗両社会の陰謀を巻き込んだ二人の冒険が始まる。
登録日 2018.08.26
スラム出身の主人公、リドは情報屋から汚れ仕事を貰い生計を立てていた。
そんな冬のある日、たまたまぶつかったフードの女になけなしの金を使い手当てをしてやると、彼ら彼女らの人生は大きく動き出す。
戸籍のない者から最強へ。
スラム出身の騎士は様々な出会いと別れを繰り返す。
カクヨムの方に最新話掲載してます。
よろしければそちらもよろしくお願いします。
文字数 32,762
最終更新日 2023.09.02
登録日 2023.08.24
生まれて間もないワンちゃんが異世界へ転生するワンワン!
与えられた【廃品回収者】のスキルで、人が捨てる壊れた桶、ボロ布、穴の開いた鍋、腐った野菜、時々人(?)。色んなものを回収して異世界で生きていく。
【廃品回収者】は人さえも対象となり、スラム街で生きる少女、勇者、元盗賊団の首領と個性豊かな人達を回収していく。そうして新たな生では得られなかった温かい家族を作ろうとするが、その行動は多くの人を救う……?
犬っぽい癒し系主人公は家族を愛し、愛されながら、楽しく異世界を過ごす。
家訓は「みんな仲良く!」
なろう、カクヨムでも投稿しています。
文字数 279,089
最終更新日 2019.12.08
登録日 2019.04.23
主人公のエリックは、王都のスラム街で『黒鴉』と呼ばれる少しは名の知れたならず者。そんなエリックは日々気にいらない貴族たちから金品を巻き上げ、それを売り、金にしながら生計を立てていた。
そんなある日、他のならず者に捕まり死ぬ覚悟をしたエリックだったが、風魔法を使う金髪の貴族令嬢ステラ=シルフィードに助けられ、こう言われる。
「あなた私の代わりに魔法学園に通って卒業しなさい」と。
男の自分が貴族令嬢に?こいつ頭イカれてんのか?そう思っていたが、すぐに理由がわかる。
なんと自分とそのステラ=シルフィードは顔も声も同じ!?長年一緒にいなければ気づかれないほど良く似ていた。
もし無事に卒業できたら、将来の安泰を約束されるが、自分が男とバレたら死ぬ。そんな制約をかけられたエリックは卒業するまでの3年間をステラ=シルフィード(偽)として逃げ切ることができるのか???
この物語は「実は双子の一卵性双生児」「転生して女になった」「いわゆるTS」というわけではなく、ただ1人の男が自由を掴みとるために貴族令嬢としてクセのある個性的な仲間と共に3年間バレずに生き、逃げ切る学園魔法ファンタジー。
文字数 69,063
最終更新日 2022.10.05
登録日 2022.09.26
この世界では、長い間人間族は差別に遭い続けてきた。
この世界上では、様々な動物の姿をした、高度な知能を持つ生物、日本で言う、「人間」的な存在のものが生活している。それらは、「民」と呼ばれる。しかし、彼らは人間の姿とは限らず、犬、猫、猿、馬、牛、様々な姿をしており、それぞれ「犬族」「猫族」などと言った風に呼ばれる(この呼び方は”民”種差別に当たるため、廃止が検討されている)。その中でも、人間のような姿をした民は、「人間族」及び「ヒト族」と呼ばれる。
ちなみに、動物と民を見分ける最も簡単な方法は、彼らが四足歩行しているか、二足歩行しているかどうかである。
人間族は、毛が生えているのは頭など一部だけ、など、他の種に比べて特異な点があるために、長い間他の種の民によって差別に遭い続けていた。
その背景として、指先に毛がないことから、細かい作業のために奴隷として駆り出された過去が一つ挙げられる。そのおかげで産業は発展したため、むしろ他の民は人間族に感謝すべきであるが、やはり、その特異な見た目上、差別は決して絶えることがなく、むしろ、近年の機械化によって人間族の良さが失われつつあることで、差別は一層加速していた。
仕事を失った人間族は、行き場を失い、スラム街を形成し始める。差別のせいで都市部のアパート、マンションは軒並み断られるうえ、労働の賃金も安かったためである。
そのスラム街には、他の民は決して近付こうとはせず、その近辺には、ほとんど人間族以外は住んでいない。
ただ、誰もいないというわけではない。そのスラム街に、小さな街が隣接していた。そこには、人間族への配慮があり、人間族への差別を撤廃しようと努力する民の姿があった。
彼らは、人間族のために都市部から食料や日用品、家電、建築資材…あらゆる物を仕入れては、人間族に販売していた。当然、人間族が都市部の店へ行ったところで、入店拒否であるためだ。
では、肝心の人間族は収入をどこから得ているのか…
その街に、とあるIT企業の姿があった。
登録日 2021.02.20
ーーまた明日も、日常(ふくしゅう)が始まる。ーー
○概要
"骸街SS(ムクロマチエスエス)"、略して"むくえす"は、歪められた近未来の日本を舞台として、終わらない少年青年達の悲劇と戦いと成長、それの原動力である苦悩と決断と復讐心、そしてその向こうにある虚構と現実、それら描かれた作者オリジナル世界観ダークファンタジーです。
※小説としては処女作なので、もしも設定の矛盾や面白さの不足などを発見しても、どうか温かい目で見てください。設定の矛盾やアドバイスなどがあれば、コメント欄で教えていただけると嬉しいです。
※なろう・ノベルバでも投稿しています!
○あらすじ
それは日本から三権分立が廃止された2005年から150年後の話。政府や日本国軍に対する復讐を「生きる意味」と考える少年・隅川孤白や、人身売買サイトに売られていた記憶喪失の少年・松江織、スラム街に1人彷徨っていたステルス少女・谷川独歌などの人生を中心としてストーリーが進んでいく、長編パラレルワールドダークファンタジー!
文字数 67,833
最終更新日 2022.02.16
登録日 2021.09.07
孤児として孤児院で育てられていた、幼い少女のヒメナ達。
お腹一杯に食べられてはいなかったものの、幸せに暮らしていた彼女達の生活は、戦争に巻き込まれて一変した。
王都でスラム街で暮らし、盗みを働くような生活となったヒメナ達。
しかし、そんな生活はいつまでも続かず、ヒメナだけが王都を追放された。
――そして数々の大切なモノを失ったヒメナ以外の一行は、歌姫アリアを守るために闘うメイド達、冥土隊を結成する。
王都を追放された後、師匠に出会って鍛錬を積み、修行を終えて帰って来たヒメナが戦場で見るのは、一筋の希望か、それとも絶望か。
冥土隊はそれぞれのメイド服を翻し、戦場を駆る。
※表紙は@Chocolat02_1234様からファンアートで頂きました。
文字数 299,225
最終更新日 2022.09.29
登録日 2022.05.18
転生者として都に生まれついた男、ダッシュ。
しかし、転生後の能力により人々から厄災として忌み嫌われる。
最初は思っていただろう。きっと、第2の人生は素敵なパーティーに恵まれて可愛いヒロインに囲まれて。
だが、現実は違った。
彼には両親が居ない。嫌われ続け、逃げのびた先はスラム街。
明日を生き抜くのもやっとな世界で彼は思い出す。
「能力もなく耐えることしかできない人間が、最後はどうなるかを俺は知っている」
もう、我慢しなくていいよな…
ーー能力『奪取』ーー
そう、彼は奪い取る者である。
※序盤から俺TUEEEではないかもしれません。ざまぁ成分薄めです。また更新中に追記や修正する場合があります。
※ダーク系、ちょっとだけディストピアな世界のため、物騒な表現や差別的表現がでてくる場合があります。
※小説家になろう様、カクヨム様、ノベルアップ様にて、同様の内容で掲載させていただいております。
文字数 65,368
最終更新日 2022.11.29
登録日 2022.11.13
ある日異世界から転移してきた主人公『セドナ』。
だが、その世界はいわゆる『チート』『ハーレム』が行えるような世界ではなかった。
『魔王』や『モンスター』と言った『人類共通の敵』がいない上、
エルフが全人口の80%を占めており、人間の人口比はわずか1%。
この世界で人間は、
「すぐに老いるため、労働力としても恋人としても不十分」
とされていたこともあり、差別的な扱いを受けていた。
しかし、セドナは『チート能力』こそ持たないが、
その持ち前の博愛主義的な性格からスラム街にすぐに溶け込んでいく。
そんなセドナに、
「貧しくて、可哀そうな美少女だから」
と言う理由で、自分「だけ」がエルフから優しくされてきた、という境遇の人間『チャロ』は興味を惹かれ、一緒に暮らすようになる。
セドナとチャロは貧しいながらも慎ましく生活をしていたが、
長引く食料不足の影響で日雇いの仕事も少なくなり、困窮を強めていく日々。
そんな中『弓士団(人間の世界でいう『剣士団』)』の募集を行うことを知ったセドナ。
その内容は、今までと異なり『ドワーフやサキュバス、インキュバスや人間』も参加できるものだった。
だが、その国の王女は『首狩り姫』と呼ばれる、死刑執行が趣味と噂される姫である。
そのことを知らず受験したセドナ達。
その弓士団試験は実は罠であり、セドナ達を「あること」に利用するためのものだった。
小説家になろう、カクヨムでも掲載しています!
文字数 139,576
最終更新日 2024.06.23
登録日 2024.06.23
三歳という幼いアリエル・ミダデスは聖女の力がない事が理由で一度公爵家から捨てられた。
理由としては、元々アリエルは公爵令嬢として生まれたが父がアリエルが生まれて間もなく亡くなり、母も父を失ったか悲しみですぐ再婚をして義父を公爵家に招き入れて聖女の力を持っているソフィアを出産する。
アリエルが三歳のになった時に母も亡くなり、公爵家には義父とソフィアが権力を行使するようになった。
その結果……聖女の力を持たないアリエルは公爵家を追い出されるように切り捨てられたのだ。
幸いにもパロムおばさんに拾われてスラム街で超極貧生活ながらもすくすくアリエルは育っていく。
アリエルが18歳を迎えたある日、アリエルには聖女の力が封印されている事を知った義父は聖女の力があるのか確かめたいとアリエルを公爵家に呼び戻す。
これでアリエルに幸せな生活が訪れるかと思われたが……現実はそんなに甘くなかった。
アリエルの力は封印されたままで、公爵家では酷い扱いを受ける日々を過ごすことになる。
ソフィアからは陰湿ないじめ、義父からは強姦未遂……毎日涙を流す日々を過ごしていたある日、邪魔になったアリエルを伯爵家に押し付ける為にアリエルは伯爵家に嫁ぐことになる。
嫁ぎ先の伯爵家の嫡男リオラルド・グランベルズからは公爵家の生活とは真逆のとても良い待遇で迎えられる。
上機嫌なアリエルだったが、リオラルドの元へ公爵家からアリエル暗殺の指令が届く……。
一度命を失った事がキッカケで封印された聖女の力が解放されたアリエルが、悪役令嬢になり切って公爵家へ舞い戻る。
この物語は、悪評高い公爵家を断罪して公爵家を良い方向へと変えて素敵な男性と出会っていく物語。
文字数 49,635
最終更新日 2022.07.01
登録日 2022.06.18
地上――それは、かつて人類が繁栄を誇った〈失われし世界〉。
環境破壊が進み、地上を追われた人々は、やがて、コンピュータにより管理された巨大地下帝国《メガロポリス》を築き上げる。
地上唯一の都市《旧世界》は、ドームで覆われ、《メガロポリス》の管理下に置かれた、罪人の流刑地、あるいはアウトローたちの集まる犯罪最多発地区として地下の一般居住区とは隔絶されていた。
新米新聞記者の新見翼は、その《旧世界》で、社会から逸脱し、退廃的生活を享楽する若者たちを取材するため、相棒のカメラマン、レオとともにスラム街を訪れ、ひとりの少年と出逢う。
覇権を巡り、日夜熾烈なグループ抗争が繰り広げられるスラムで、名実ともに非行少年たちの頂点に君臨する至高の存在――《セレスト・ブルー》のルシファー。
繰り返される抗争の中で、ルシファーが真に敵とし、打倒を目論んだのは、絢爛たる栄光と栄華に彩られ、世界に冠すると謳われる巨大企業『グレンフォード財閥』だった。
目映い脚光を浴びる華やかな舞台裏で、人類の王座に就く一族が欲したもの。それは、〈神〉への挑戦だった。
ルシファーとの出逢いは、やがて、翼の運命を大きく変えていく――
登録日 2016.04.06
(この作品は、pixivsketch内個人企画 invincibleの二次創作です。それぞれキャラクター本来の設定とは異なる設定がございます。是非、pixivsketch内 #invincibleにて本来の設定をご覧下さい。尚、企画参加も可能です❁⃘*.゚)
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1900年代 ヨーロッパ
カリスシティ
カジノやギャンブル等の賭博を行う邸宅街から離れると、悲惨な光景が広がるスラム街があった
物乞いをする子供達 見世物にされる動物
快楽のための道具として使われる女
『人権』という概念すらもないようなそのスラム街には、数々のギャングやマフィアが隠遁していた
その中でも卓越した身体能力や頭脳を持つ者が集まる、最も嫌われているグループがあった
invincible/アンヴァンシーブル
文字数 26,075
最終更新日 2022.03.21
登録日 2022.01.20
ジェネリック医薬品とは、新薬の独占販売期間が終了した後に発売される、原則同じ効能効果を持ちながら低価格で提供可能な医薬品である。
――――――対してジェネリック魔術とは、新魔術を封印する秘術庫(ラガー)の期限が切れた後に主人公、梓乃志那の持つ能力によって得られる、同じ破壊力・修復力を持ちながら無詠唱無反動でぶっ放すことが可能な魔術である。
スラム街で奴隷薬剤師として最低賃金で労働する彼の前に突如現れた魔導士の少女メルーナ・フィル・ノイエス、それを追う秘術庫管理機関 守護の宵。
或る日の11時58分17秒から勃発する全世界での秘術庫の大量開口を境に、奴隷と魔導士、そして魔術師達の特許切れ魔術を巡る物語が始まる。
文字数 5,345
最終更新日 2021.03.05
登録日 2021.03.05
レーヴェルマキナ、それは灰すらも燃ゆる街だ。
首都に存在する、他の区域と隔絶された帝国政府認定のスラム街。
そんな街を汚しているマフィア──通称〈灰虫〉を殲滅せんと日々奮闘しているのが、私たち〈黒犬〉だ。
善良な一般市民を守るためならば、手段は厭わない。暴力も殺しもなんのその。
どうやら、そんな〈黒犬〉に新入りが来るそうな。どんな子なんだろうね。
先輩として、〈黒犬〉の副隊長として教えてあげよう。
〈黒犬〉がどんなお仕事をしているのか。
レーヴェルマキナとはどんな場所なのか。
この場所が、どれほど危険か――。
新入りちゃんが来たら、この一句を詠まないと。
この街は、今日も灰すら燃えている。
文字数 14,264
最終更新日 2021.07.08
登録日 2021.06.17