「設備」の検索結果
全体で88件見つかりました。
「松の湯にようこそ。ここは江戸時代からある古き良き公衆浴場だ。
外観は、神社仏閣風の甍で、唐破風造り。おんぼろじゃなくてレトロで趣があるっていって欲しいね。
設備は、コインランドリー、売店(駄菓子あり)、石鹸、シャンプー、リンス、ドライヤー、体重計、マッサージ機(故障中)、電気風呂(危険)、ジャグジー、薬湯(お勧め)、サウナ、水風呂、以上。水質は超軟水だから、お肌の弱い女性や乳幼児の方にもお勧めだよ。
年中無休。営業は午前十時から午後十時まで。
入浴料は大人が四百円、学生は三百円。十歳以下のお子様は無料だ。
……おおっとお客さんは異世界人だね?
子供の振りしちゃあいるがあんたはハーフリングだ。しらばっくれようたってそうはいかない。しれっとただ湯にありつこうなんざ太え野郎だね。おまけにそっちは女湯だ。お天道様が許しても公衆浴場法第三条とこの番頭さんが許さないよ。
さあさあこの手拭いとバスタオルを貸してやるから、身も心も、それから泥だらけのあんよも綺麗にしてくるんだよ」
所謂、テンプレ系異世界お店屋さんモノです。
短編連作の予定です。
登録日 2015.10.31
主人公、樹神 健(こだま たける)25歳。両親から受け継いだ小料理屋の“いつでも小料理屋”を経営している。その片手間に“戦士エコーズ”の4人のメンバーのリーダーとして、“悪の組織・デビルグリード”と戦っている。しかし、健とメンバーたちは“いつでも小料理屋”の売り上げのことばかりを気にして、戦いに身が入らない毎日だった。戦士運営団体とは店の仕入れや設備の費用を借りるために提携した。それに、毎月スズメの涙のバイト料をもらっていた。そして、対する“悪の組織・デビルグリード”の頭領(とうりょう)と戦闘員は“戦士エコーズ”の動向を探るため常連客として“いつでも小料理屋”に潜入していた。それに対して、健たちは全く気が付いていなかった!
文字数 60,035
最終更新日 2024.05.20
登録日 2024.04.18
藤岡耕一はしがない稲作農家の息子。代々伝えられてきた田んぼを継ぐつもりの耕一だったが、日本農業全体の衰退を理由に親に反対される。農業を継ぐことを諦めた耕一は『勝ち組人生』を送るべく、県下きっての進学校、若竹学園に入学。しかし、そこで校内ナンバー1珍獣の異名をもつSEED部部長・森崎陽芽と出会ったことで人生は一変する。
森崎陽芽は『世界中の貧しい人々に冨と希望を与える』ため、SEEDシステム――食料・エネルギー・イベント同時作を考案していた。農地に太陽電池を設置することで食料とエネルギーを同時に生産し、収入を増加させる。太陽電池のコストの高さを解消するために定期的にイベントを開催、入場料で設置代を賄うことで安価に提供できるようにするというシステムだった。その実証試験のために稲作農家である耕一の協力を求めたのだ。
必要な設備を購入するだけの資金がないことを理由に最初は断った耕一だが、SEEDシステムの発案者である雪森弥生の説得を受け、親に相談。親の答えはまさかの『やってみろ』。
その言葉に実家の危機――このまま何もせずにいれば破産するしかない――を知った耕一は起死回生のゴールを決めるべく、SEEDシステムの実証に邁進することになる。目指すはSEEDシステムを活用した夏祭り。実際に稼いでみせることでSEEDシステムの有用性を実証するのだ!
真性オタク男の金子雄二をイベント担当として新部員に迎えたところ、『男は邪魔だ!』との理由で耕一はメイドさんとして接客係を担当する羽目に。実家の危機を救うべく決死の覚悟で挑む耕一だが、そうたやすく男の娘になれるはずもなく悪戦苦闘。劇団の娘鈴沢鈴果を講師役として迎えることでどうにか様になっていく。
人手不足から夏祭りの準備は難航し、開催も危ぶまれる。そのとき、耕一たちの必死の姿に心を動かされた地元の仲間や同級生たちが駆けつける。みんなの協力の下、夏祭りは無事、開催される。祭りは大盛況のうちに終り、耕一は晴れて田んぼの跡継ぎとして認められる。
――SEEDシステムがおれの人生を救ってくれた。
そのことを実感する耕一。だったら、
――おれと同じように希望を失っている世界中の人たちだって救えるはずだ!
その思いを胸に耕一は『世界を救う』夢を見るのだった。
※『ノベリズム』から移転(旧題·SEED部が世界を救う!(by 森崎陽芽) 馬鹿なことをと思っていたけどやれる気になってきた(by 藤岡耕一))。
毎日更新。7月中に完結。
文字数 129,281
最終更新日 2022.07.24
登録日 2022.06.25
それは 父からの電話が 始まりだった
母が 具合悪いので 来てくれ!という
そんなに 慌ててるそぶりもなく 緊急を要さない電話だったが
とりあえず 自宅から車で30分の実家に向かった
玄関に出た 父は 電話と変わらなく 落ち着いていて 笑みさえ見せていた
でも 奥の母の寝室からは 母の苦痛に耐えてる声が聞こえてきた
母を見ると お腹を押さえて ガタガタ震えており これは ただ事じゃないと 直感で思った
すぐ 救急車を呼んだ しばらくだって 救急車がきて 救急隊員が3人 家に入ってきて 脈をとったり 血圧をとったり 状況を聞いたりしてきて
救急車に母を運び かかりつけの病院ありますか?と聞くので 高血圧の母が通院している 近所の総合病院の名前を言うと
救急隊員は しばらく 考え その病院ではなく 隣町の総合病院へ 連れて行きますと言う
私が いや 近くの病院でいいです!と言ったが
いや 設備の整った 隣町の総合病院が良いだろうと まー 半ば強引に そちらに 搬送した
隣町の総合病院に着くと 母はERに運ばれ
私は 看護師に促され 受付に行き 保険証などを提出したり 診察の申し込み用紙に 記入したりして
やっと 待合室に 座った
30分くらいして ERからドクターが出てきて CTをとっていいか?など 家族の承諾があるような検査などのサインを 頼まれサインをして 検査してもらった
ドクターは たいしたことない みたいに 言っていて 私は ホッと胸を撫で下ろし 又 待合室で 座っていると
又 ドクターが 来た あきらかに 先ほどとは 顔色が違った
そして ドクターは 母の病状が かなり ヤバそうだと 言い 家族を全員揃えてください!と 言った
え!? たいしたことないんじゃないの? なんなの?
と思いながら 1番下の妹に連絡をし
家で待ってる 父に連絡をし
しばらく待っていると ドクターが 全員揃ったか?という
いや まだ あたし以外は 向かっていて 着いていません というと
消化器の先生から お話があるから
君だけでいいから 入って と言われ ERに入ると パーテーションで仕切られた 小部屋に 通された
そこには 消化器の先生とやらが いて パソコンな画面と にらめっこしていた
先生は 静かに 淡々と話し始め
母が 大腸ガン
文字数 1,330
最終更新日 2017.05.14
登録日 2017.05.14
初期研修医・木村一郎は、救命救急部門で手順を外れた行動を取り、下町の川浜夜間急病診療所へ配置される。
高度な検査設備も入院病床もないその場所は、患者を診察して終わるのではなく、必要な医療と生活支援へつなぐための夜間外来だった。
午前二時に訪れるのは、軽症に見えて危険な兆候を抱える者、費用や仕事を理由に治療をためらう者、介護や家族の事情から入院を選べない者たち。医学知識と観察力には自信を持つ一郎だが、独断的な判断と説明不足によって、何度も患者を危険にさらしかける。
看護師、医療事務員、薬剤師、救急救命士、医療ソーシャルワーカー、訪問看護師。異なる専門性を持つ者たちの情報を受け入れるたび、一郎は病名だけでなく、その先にある患者の暮らしまで考えられる医師へと近づいていく。
やがて、彼を支える女性達との関係も、反発や衝突を越えて少しずつ変わり始める。
失敗した研修医が、深夜の診察室で医師としての信頼と、失った家族とのつながりを取り戻していく、一話完結型の医療再生ドラマ。
文字数 18,727
最終更新日 2026.08.17
登録日 2026.08.08
気づいたときには海の中、大海原で突然気づいた少年は半分溺れながら何故か近くにあったイカダに乗り込み一命をとりとめる。
大海洋のど真ん中でなぜ自分がこんなところで溺れているのかも記憶になくとにかくテンパる少年。
たしか俺、家で引きこもってたはずじゃ......
そんな中、視界に謎の文字が浮かび上がりここが ”Life” という世界であることを知る。
この世界で生き延びるためには海を流れるアイテムをかき集め、新たな装備や設備を増やしながらイカダを補強していくしかない。
少年は新たに手に入れたスキル【作成】を駆使してイカダに魔改造を施しゴージャスなサバイバルをしながらこの世界の謎とはぐれてしまった幼馴染の一ノ瀬 成瀬を探し出すために大海原を冒険する大海上サバイバルファンタジー。
文字数 64,065
最終更新日 2020.12.12
登録日 2019.05.21
⓵登場人物の紹介
森沢美鈴は、八年前に旧青藍工場の火災責任を負わされた父・森沢譲の名誉を取り戻すため、白砂ものづくり再生協会の受付補助として旧工場に入る女性。名札の間違いも、席の扱いも飲み込みながら、紙、床傷、映像、証言を静かに積み上げていく。
佐々原遼太郎は、旧工場の安全点検を任された設備点検士。無口に見えるが、床、階段、非常灯、搬入口の傷を見逃さず、美鈴が怒りに飲まれそうな時ほど、現場に残った事実へ戻らせる。
鷲尾郁也は、柔らかな声と白い手袋で町の信頼を集める再生協会の代表理事。旧工場を「町の未来」と語りながら、八年前の火災と現在の利権に深く関わっている。
菜瑚、朝霞、煌介、流清、怜生、悠飛、鮫島徹は、それぞれの持ち場から美鈴を支え、八年前に黙らされた証拠を少しずつ表へ出していく。
②あらすじ
汐凪市の海辺にある旧青藍工場は、八年前の火災で閉鎖された。責任を負わされたのは、森沢美鈴の父・森沢譲。けれど美鈴は、父が残した手帳の言葉を胸に、再公開準備の場へ受付補助として入り込む。
名札を間違えられ、補助席へ追いやられながらも、美鈴は資料の食い違い、防犯映像の反射、搬入口の床傷、透明な樹脂跡、浜辺の群生地に残った踏み跡、輸入雑貨倉庫の木箱番号を拾い集めていく。設備点検士の遼太郎は、感情ではなく現場に残った痕跡を見ろと示し、美鈴の復讐は少しずつ、父の名を取り戻すための記録へ変わっていく。
公開説明会の日、美鈴たちは鷲尾が隠してきた八年前の搬出と、現在も続く不正な権利取得の流れを順番に示す。罵倒ではなく、事実で白い手袋の善人像を崩した後、美鈴はようやく「森沢美鈴」として父の墓へ報告に行く決意をする。
文字数 140,877
最終更新日 2026.07.31
登録日 2026.06.05
主人公、國崎莉々菜は地元では有名な資本家の娘である。そんな莉々菜の父が設立した地元の名門高校私立明美台高校。そしてその隣に隣接するのは県立明美台南高校。両校はグラウンドなど一部設備が共用であるのにも関わらず高い壁で区切られている。そんな中、南高校の生徒会長である萩原ユウトは資本家の娘の集まりであり、いつも鉄仮面を被っている彼女達を笑わせる事を目的に生徒会メンバーを引き連れて両校の境界線に向かうのであった。
文字数 2,343
最終更新日 2024.11.15
登録日 2024.11.15
どんな年齢でも結婚が認められ、子育て支援が充実した日本。10代の出産も珍しくなく、シングルマザーへのサポートも手厚い。色んな場所に専用の医療設備や、育児に必要なものを購入できる施設も作られた
そんな中、石川県でとある学校が特異な制服を採用していた。
それは、全身を黒のタイツで覆うというもの。
文字数 14,899
最終更新日 2025.11.07
登録日 2025.11.02
そこは、一年を通して雨量が少ない乾いた土地だった。
灌漑設備を駆使して、遊牧民達が都を作り出した。その国の名は、アズベール。
大国アズベールの第一王子は内気で女嫌いの変わり者だと噂されている。
アズベールに戦争で負けたルビトリア王国の王の孫娘のジゼル。
アズベールに引っ越して以降、ディディと名前を変えて男の子のふりをして生活していた。書記として宮殿で働いていた。
そんなディディが、ある日、薄暗い書庫でレイ王子と知り合う。噂とは違っていた。美しくて皮肉屋だった。
ディディは、レイ王子と接しているうちに魅かれていく。そして、そんなディディの恋をセルディーも後押しするようになるが、レイ王子は反対勢力から命を狙われるようになる。
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文字数 107,306
最終更新日 2023.07.30
登録日 2019.01.18
主人公の飯富晴信(16)はしがない高校生。
ある朝目覚めると、そこは見たことのない工場の中だった。
この工場は宇宙船を作るための設備であり、材料さえあれば巨大な宇宙船を造ることもできた。
未知の世界を開拓しながら、主人公は現地の生物達とも交流。
そして時には、戦乱にも巻き込まれ……。
文字数 114,259
最終更新日 2022.09.14
登録日 2022.07.17
◆高速回転する宇宙船の中を、ハムスターの如く駆け続ける。
●あらすじ
根住(ねすみ)絹家(きぬいえ)は、宇宙船に乗って、火星から地球へと向かっている。その船は、一人用で、細長い形をしており、内部には人工重力が設けられていた。
しかし、航行の途中、宇宙船の設備の一部が故障してしまう。そのせいで、船は、進行方向を軸として、回転し始める。
回転の速度は、最初こそ遅かったものの、それから、どんどん上がっていく。やがて、絹家は、船内を、ハムスターのごとく駆ける羽目になる。はたして、彼は、無事に地球へ着くことができるのか?
登録日 2021.07.30
断罪エンドを迎え、悪役公爵令嬢レティシアは幽閉塔送りになった。
幽閉――貴族にとってそれは社会的な死。
しかし、貴族牢ゆえの好みの内装と設備、身分的配慮で三食お茶付き、執事のごとく要望を聞く看守、警備兵常駐でセキュリティ万全!
さらに小庭園と図書室つきと高級レジデンス並の優雅さ!
そう、八歳の時、小説の悪役令嬢に転生したと思い出しレティシアは計画を練った。
断罪エンド後、王太子はヒロインと結ばれ小説は完結。その後はない。
“いい感じの処罰”で婚約破棄し、義務からも解放される!
こうして手に入れた優雅な幽閉生活……だったのに元婚約者の王太子が毎日のように訪ねてくる。
「レティシア、君の名誉は回復したよ。出てきてくれないかな?」
エンド後、ヒロインの家の不正を暴いたからって呼び戻しにこられても困る!
物語は終わっても人生は続く。
どこにいても国に貢献してしまう公爵令嬢と、愛が重い腹黒王子のお話。
文字数 17,033
最終更新日 2026.02.12
登録日 2026.02.12
大陸の南西端に位置するベルナ子爵領。
かつては貿易で栄えたこの港町も、今は見る影もない。
海底には土砂が堆積して大型船は入港できず、倉庫街は老朽化し、特産品もない。借金まみれの父と、諦めきった家臣たち。そこにあるのは、緩やかな「死」だけだった。
そんな没落寸前の領地の嫡男、アレン(16歳)に転生した主人公には、前世の記憶があった。
それは、日本で港湾管理者兼エンジニアとして働き、現場で散った「整備士」としての知識。
そして、彼にはもう一つ、この世界で目覚めた特異な能力があった。
対象の構造や欠陥、魔力の流れが設計図のように視えるスキル――【構造解析】。
「壊れているなら、直せばいい。詰まっているなら、通せばいい」
アレンは錆びついた古代の「浚渫(しゅんせつ)ゴーレム」を修理して港を深く掘り直し、魔導冷却庫を「熱交換の最適化」で復活させて、腐るだけだった魚を「最高級の輸出品」へと変えていく。
ドケチな家令ガルシアと予算を巡って戦い、荒くれ者の港湾長ゲンと共に泥にまみれ、没落商会の女主人メリッサと手を組んで販路を開拓する。
やがてその港には、陸・海・空の物流革命が巻き起こる。
揺れない「サスペンション馬車」が貴族の移動を変え、「鮮度抜群の魚介グルメ」が王族の胃袋を掴み、気性の荒いワイバーンを手懐けた「空輸便」が世界を結ぶ。
文字数 144,028
最終更新日 2026.02.26
登録日 2026.02.14
僕、五十嵐翔(いがらし・しょう)は高2の春、親の転勤で突如転校することになった。
そんな僕が辿り着いた街はあまり聞きなれない場所だった。
なのに設備が整いすぎていて、下手な地方都市よりも便利な、人口5000人くらいの小さな街。
その街に一つだけある高校への初登校時、最初に受けた質問は衝撃的だった。
「君は体のどこが悪いの?」
「え……?」
そして、僕はなぜそのようなことを問うと、驚くべき返答が帰ってきた。
「だって、ここの人口の約8割が5年以内の余命宣告を受けている人だからね」
そう、僕が引っ越した町は政府が作った最期の”生”を謳歌するための市街地……いや、”死”街地だった!
僕はそこで知り合った大切な仲間たちと日本一……いや、世界一濃い青春をして、冒険をする。
――さあ、僕たちの”幸せ”を探しに行こうー―
文字数 20,840
最終更新日 2022.04.04
登録日 2022.04.02
日本の宇宙開発機関 JAXA で働く青年・ 天羽悠真 は、イプシロン打ち上げ事故に巻き込まれ、目を覚ますと —— なぜか異世界の旅客機の中だった。
降り立ったその国は USA ではなく UKA(アメリカ王国)。
科学も歴史も微妙にズレていて、なぜか「日本の宇宙技術は世界最強」という謎評価までついている。
事情聴取の最中、自分には“化学物質を生成できる魔法”があると発覚。しかし体力をごっそり持っていかれる残念仕様。
そんな悠真の前に現れたのは、まだ少年の アメリカ王国国王。彼は一言、こう告げる。
「宇宙開発をしなければ処刑する。宙か死か、選べ。」
選択肢などあるわけもなく、悠真は即答した。
——「やらせていただきます」
こうして、異世界でもまた宇宙開発をする羽目に。
彼が配属された組織は、職員わずか11名、建物はプレハブ小屋、設備も予算もゼロ同然の新興宇宙機関 UASA。
ロケット?
研究所?
技術?
そんなもの、まだ黎明期!
命を守るため、そして“空を目指す心”のため。
天羽悠真は異世界に 宇宙開発の夜明け をもたらすことができるのか——!?
文字数 4,848
最終更新日 2025.11.29
登録日 2025.11.25
i) 登場人物の紹介
エア(24)――旧・霧河第二中学校の臨時管理人。まだ壊れていない物、終わっていない関係、負けていない挑戦にまで「生前葬」をする女。落ち着いた顔で白い小鐘を鳴らし、紫色のチョークで終了予定日を書く。
アルテュール(27)――町役場の施設管理係。エアの奇行を止める常識人だが、やがて彼女の言葉を現実的な方法へ変える相棒になる。
イル(31)――エアの姉で歌手兼音響編集者。母の死に関わる秘密を抱える。
アドオン(34)――設備保守担当。儀式も偶然への意味づけも嫌う現実主義者。
エスア(30)――図書館司書。エアの奇妙な行動の奥にある喪失感を理解する。
トゥバ(22)――「前世は美少年」と信じる古着店員。エア以上に予測不能。
メディネ(29)――社会人ラグビー部主将。「傷つく前に終わらせる」エアの価値観を真正面から揺さぶる。
ii) あらすじ
解体まで三十六日となった旧校舎で、エアは千四百十二点の備品と校舎そのものを、生きているうちに弔おうとしていた。
自動販売機、机、ラグビー部、初デート、姉の紫のルージュ――彼女は「急な別れに傷つかないため」と、何でも先回りして終わらせようとする。
だが善意の葬式は、他人の現在や選択する権利まで奪ってしまう。仲間が離れ、一人になったエアは、自分の異常な準備癖が十四年前に亡くなった母への罪悪感から生まれたものだと向き合い始める。
やがて壊れた録音機から、母の最後の声がよみがえる。母は約束を破ったのではない。増水した道で子供たちを救っていた。
「別れを準備すること」と「今いる人を愛すること」は同じなのか。
校舎解体の日、いつも先にさよならを言ってきたエアが、生まれて初めて“終わりを決めない”選択をする。
文字数 65,105
最終更新日 2026.10.03
登録日 2026.08.15
地方都市の狐火商店街。昼は客足の減った古いアーケードだが、午後9時の閉店放送を境に、そこは妖怪たちの生活圏と重なり始める。
松本健太郎、24歳。実家の稲荷神社を継ぐ覚悟も、定職に就く意欲も決められないまま、商店街の店番や荷運びを請け負って暮らすフリーターだった。そんな彼が、巡回を続けられなくなった前任者に代わり、商店街の臨時夜番人を引き受けることになる。
夜番人の仕事は、現れた妖怪を片っ端から退治することではない。捨てられると思い込んだ付喪神、閉店によって居場所を失う妖怪、代替わりの中で忘れられた約束。人間と妖怪、それぞれの事情を聞き、店の商品や設備、商売の知恵まで利用して、怪異が起きた原因そのものを解いていく。
やがて一軒一軒の小さな事件は、傷ついた石標、減り続ける店と人通り、狐火祭り、そして商店街を揺らす再開発へとつながっていく。さらに、喫茶店、金物店、呉服店、精肉店、書店、電器店、菓子舗で働く女性たちも、それぞれの得意分野で夜番を支え、仕事を重ねるほど健太郎との距離を変えていく。
古い街をそのまま閉じ込めるのでも、すべてを新しく塗り替えるのでもない。人間も妖怪も、この先も暮らしていける場所を探すため、狐火商店街の長い夜が始まる。
文字数 4,898
最終更新日 2026.08.17
登録日 2026.08.17
私立秋穂学園の旧校舎は、老朽化により今学期限りでの解体と新校舎への完全移転が決まっていた。新校舎への期待に湧く周囲に対し、放送委員の「僕(葵)」とパートナーの優斗は、慣れ親しんだ校舎が消えてしまう寂しさを拭えずにいた。
ある日、2人は教員から命じられた旧放送室の機材整理中に、古びたレコードや一冊のノート、そして『ラジオ・リクエストカード』を見つける。ノートには『屋上のラジオ:言葉にできなかった想いのために』と記されていた。かつて旧放送室から屋上のホーンスピーカーへ音を届けていた設備が独立して残されていることを知った2人は、真空管アンプに火を入れ、半分冗談で秘密の放課後放送を開始する。
誰も聴いていないはずの、自分たちの本音や寂しさを語った放送だったが、翌朝、葵の靴箱に一通のメモが届く。それはグラウンドでたまたま放送を聴き、ノイズ混じりのピアノ曲に涙した生徒からの手紙だった。これをきっかけに、2人の『屋上のラジオ』は本格化する。毎朝のように靴箱へ届く手紙には、進路の悩み、解体への寂しさ、好きな人への言えなかった想いなど、面と向かっては誰にも言えない胸の奥の感情が綴られていた。2人は名前を伏せたまま手紙を「宛名のないお便り」として紹介し、寄り添うようなレコードの曲を流し続けた。
文字数 5,453
最終更新日 2026.07.24
登録日 2026.07.24