「刻」の検索結果
全体で2,394件見つかりました。
あの日、俺は公園のベンチに座り、満天の星空を眺めていた...まだこんなことが起こるとも知らずに。
何か月前(2018年)
最近、南海トラフについてテレビやラジオ、新聞でよく言うようになった。まるで数年前日本最大級の震災以来だ。あの頃俺は10歳は小学5年生、まだ幼かった。何度もおじいちゃんからよく大地震の話を聞いていたが、無邪気だったせいか、当てにせずいつまでも平和な生活があると思っていた。
あの頃は、大阪で住んでいて被害はあまりなかった。ただ出張で福島にいた父さんが亡くなった、その上母親は俺が生まれた当時に男とどっかに消えた。なので、いつも父さんとおじいちゃんだけだった... あの東日本大震災の後、何週間も連絡がなくじいちゃんと一緒に暮らしていて、毎日放課後に電話を待っていた。そんなある日、電話がきて期待しながら出てみると。
「お父さん!元気?大丈夫?」と言ってみると
「あの~江川高尾さんのご家族ですか?死者の特定をしている団体のものなんですけど...」と言い、俺はじいちゃんを呼び、じいちゃんが電話を手に取り話し始めた
じいちゃんは納得したような顔で電話を切り、俺に向いて
「峡...高尾、お父さんはね...死んじゃったんだ...」と言い、俺を抱きしめてくれた。その時、俺は我慢できず大泣きしたのを覚えている。
それからは、じいちゃんに引き取られ、毎日
「強く生きれ!」と言われていたのが記憶に残っている。
それが、記憶に深く刻まれている...
文字数 997
最終更新日 2018.07.24
登録日 2018.07.24
文字数 2,443
最終更新日 2021.12.03
登録日 2021.12.03
シンガーソングライターを目指して、バイトばかりの刻彩(ときいろ) 瑞希(みずき)。
ある日、バイトの帰り道。なぜか、次の言動についての選択肢が目の前に出現。そうして、車両故障の影響で大混雑の電車に乗ることになってしまう。
あとからあとから乗る人に押され流され、気がつくと、背の高い綺麗な男がすぐ隣にいた。混雑している電車。もちろん密着度は満点。
しかも、視線がチラチラと合う。
だが、それは別の意味だった。自分が降りる駅の1つ手前で、男に無理やりホームへ下されてしまった瑞希。そうして、男からこう言われた。
「お前、俺のペ××こすって、ぼ××させて、何してくれちゃってんの? こういうの、痴漢って言うんだよね?」
砕けた口調な上に、18禁満載な男。だがしかし、バカみたいに口をパカーッと開けてしまうほど見惚(ほ)れるようなイケメンなのだ。
もちろん、瑞希はわざと痴漢したのではない。だが、結果はそうなってしまった。その経緯と謝罪をしていると、男は今度、
「お前、鈍臭いね」
そう言ったと同時に、景色が急に変わり、男の家――高層マンションの最上階へと連れてこられていた。
男の独特の雰囲気に知らず知らずの内に引き込まれ、一緒に眠ることになってしまった瑞希。言葉で抵抗しようとしたが、
「お前、もう諦めて、俺におとなしく守られちゃいなよ」
という意味不明であり一方的な理由で、瑞希は言い返しというカウンターパンチをくらわしたくなったのである。だがしかし、そこは大人ということで、ぐっと堪えた。彼女は魔法でもかけられたように、すぐに眠くなり、そのまま意識を喪失。
そうして、瑞希が目を覚ますと、男はそばにおらず、あの駅のロータリーに座っていた時刻へと、時は巻き戻っていた――――
*この作品は、小説家になろう、エブリスタ、魔法iランド、カクヨムにも掲載されています。
文字数 203,893
最終更新日 2019.05.17
登録日 2019.04.17
英雄に憧れた魔術の使えない少女が、英雄になるため剣で頑張るおはなし。
幼い頃、寝物語に語られた十三人の英雄に憧れた少女エルアリアは、人々を助け、愛される存在に、いつか自分もなりたいと、英雄を志した。
だが、残酷なことに彼女の血には呪いが刻まれていた。
呪いの影響で魔術が一切使えないエルアリアは、憧れがどれほど遠いかを思い知り、夢を一度諦めてしまう。
しかし、そんな灰色な日々の中で、騎士団に所属する父の洗練された剣技を見てとある事を思いついた。
——魔術が使えなくても剣術ならば、と。
そうしてエルは、再び憧れへの道を歩き始る。
※本作は改稿版として新たに投稿しています。
旧版とは一部展開・描写が異なります。
なろう、カクヨムにも掲載しております。
基本的にこちらの方が更新が早いですが、代わりに不定期更新になってます。
文字数 114,869
最終更新日 2026.06.12
登録日 2026.04.18
「この世界は、あまりにも『仕様通り』に動きすぎていた」
高校生・只野平太にとって、日常は質の低いB級映画の連続だった。友人の凄惨な死さえも、通学ルートに発生した「一時的な障害物」としか感じられない。そんな冷めきった視界が、一匹の三毛猫との邂逅によって一変する。
猫に「右目」を焼かれた平太が見たのは、世界を支配する無機質なログと、人々の頭上に浮かぶ死のカウントダウン。
そして――最愛の先輩・咲桜に刻まれた【実行エラー(デリート)】の文字列。
神という名のプレイヤーが、退屈しのぎに指先一つで命を消し去る「クソゲー」。
抗おうとする平太に、世界は残酷な代償を突きつける。
能力を使うたび、削り取られていく「人間としての記憶」。
他人の幸福を啜り、絶望をツギハギに縫い付けて、平太は異形のバグへと変質していく。
「悲しみじゃ足りない。神すら予期せぬ『仕様の破壊』を――」
これは、自分を失いながら世界を殺そうとした、ある復讐者(ヘイター)の、最も残酷で純粋な「救済」の記録。
※一部、残虐な描写(R-18G)を含みます。
文字数 31,293
最終更新日 2026.04.08
登録日 2026.03.19
病弱で入院生活を送る美冬はある日、親友の勧めで匿名相談アプリ『ライトオピニオン』に登録する。
当初は苦手意識を持っていた美冬だが、初めての相談相手『トト』の歯に衣着せぬ意見と厳しくも親身な励ましに感銘を受け、徐々に心を開いていくが……。
同時刻、某所にて部下から勧められたアプリに嫌々登録する男がいた。
これは不遇な人生と決別する少女と、自らの存在に疑問を感じる男の顔を合わせぬ物語。
文字数 5,490
最終更新日 2020.12.13
登録日 2020.12.04
◆愛し君追ひ刻の彼方より来りて我ら救ひし/県警機動捜査隊長なる者ありけり◆
キャリア機捜隊長×年下刑事バディシリーズPart24[全48話]
同性愛者を公言する機捜隊長・霧島ではなくバディでパートナーの京哉に見合いが舞い込む。同時に時空警察なる怪しい男二人が現れ、京哉に子供が出来たら宇宙が滅ぶと言い出し……見合い三連チャンの覗き見もとい尾行・宇宙レヴェルの特別任務・ミスって跳ばされ平安時代!? な、スラップスティックコメディ!
▼▼▼
【シリーズ中、何処からでもどうぞ】
【BL特有シーンはストーリーに支障なく回避可能な仕様です】
【ノベルアップ+・ステキブンゲイにR無指定版/エブリスタにR15版を掲載】
文字数 125,583
最終更新日 2022.12.30
登録日 2022.03.14
嫌なことには目標にする価値がある。
1、嫌だってことを目標にする。
2 、「快感」って言い聞かせる。
↓↓生死の境(別世界)をさまようって快感。
行かなくても ここで出来ちゃってる
同等の生死の境(別世界)って何?
↓↓
断崖絶壁から落下。冬山で遭難。敵陣に潜入して暗殺。綱渡り。トライアスロン。滝行。千日回峰行。空中ブランコ。ライオンに喰われる。強盗と殺しあう。
臨死のユーフォリア(幸福感)。 あれはドーパミンです。
闘う事もも逃れる事もできない深刻で重大なストレスにさらされると「心の最期の救い」とも呼べる処置を脳がするんです。
極度の緊張状態で脳内麻薬様物質(オピオイド)を多量に放出し、精神の麻痺や感情鈍麻を起こし、夢うつつのまま捕食者の餌食となるのです。
臨死体験などは呼吸停止くらいから意識が無くなる瞬間くらいにユーフォリアがあるみたいです。
感覚が無くなってしまうから、死の直前は苦しい訳ではないみたいです、試しようがないですが。
ガゼルなど大型草食獣が、ライオンやハイエナ等の捕食者に襲撃され、追跡と闘争の結果として捕食されるような場合、実は被捕食者は殆ど痛みを感じていません。
むしろ、擬人化を行うならば「恍惚とした」感覚に近いのではないかと推測されます。
動物は恐怖・驚愕の刺激を受けるとノルアドレナリンという物質を脳内で分泌し、闘争か逃避か、ストレス体験を終息させるための行動を選択します。
このとき、ノルアドレナリンの過剰分泌は強い疲労感を生むため、基本的には抑制ホルモンであるセロトニンも分泌されて沈静化が図られます。
しかし、回避不能のストレスにさらされ続けると、セロトニンの分泌が生成を上回るために枯れ、興奮が続くことで脳内麻薬物質(オピオイド)が分泌されることになります。
このオピオイドが脳内で分泌されることにより、沈痛・無痛・褒賞・傾眠といった感覚がもたらされます。
全てを合わせると何も感じることができず、むしろ心地よく眠りに就く寸前のような感覚と推測されます。
主観が可能な人間でも、オピオイドが大量分泌されることにより、離人症的な症状がもたらされることが確認されています。
https://ka2.link/situke/betusekai/#b
弱っちいほうが 生死の境(別世界) に行くのに手間が少なくてすむ。
文字数 8,394
最終更新日 2023.01.31
登録日 2023.01.31
「記録されたものだけが存在する世界」――記録都市《セントラル・クロニクル》。
すべてがデータ化され、記録されない者は存在すら許されない。
ハルは『記録されない』まま生きてきた青年。
そんな彼はある日、《リライトメモリ》という、世界の記録を改変する特別な装置を手に入れる。
記録を巡る闘いの中で、記録都市の謎を解き明かすため、さまざまな“断片世界”を旅することに。
機械仕掛けの蒸気都市、情報が支配する電脳都市、
人生すべてを演じる舞台都市、感情が暴走した獣たちの世界、
そして、時を超える文明の記録世界へ――。
これは『記録されない』はずだった者たちが、自らの存在を賭けて戦う物語。
記録されないまま、それでも誰かの“記憶”に刻まれるために――。
文字数 2,564
最終更新日 2025.04.11
登録日 2025.04.11
寒さが身体に及ぼす影響は、我々が考える以上に深刻です。人々は日常的に冷えを感じることがあるが、それが健康に与える影響を軽視しがちです。しかし、身体を適切に暖めることは、健康を維持・向上させるために非常に重要な要素となります。
文字数 761
最終更新日 2023.10.21
登録日 2023.10.21
彼女が欲しいと嘆く、親友同士DKの加藤くんと佐藤くんのおバカえろ短編話。
互いに彼女作って童貞卒業を一刻も早くしたいという話から、『ファーストキスはレモンの味』は本当なのか気になりだし、加藤くんがちょうどレモン味のアメを舐めてたことから何故かキスしちゃう…?
と、勢いでキスからあれよあれよとセックスしちゃうおバカな二人の純情物語です♡
R-18エロで、♡喘ぎモノなのでご注意を。
一言でも感想などあったら泣いて喜びます!
気になる点などもお気軽にどうぞ。
※ 素敵な表紙は、pixiv小説用フリー素材にて、『やまなし』様からお借りしました。
ありがとうございます!
文字数 15,202
最終更新日 2020.01.04
登録日 2020.01.04
終電で居眠りしていた藤堂蓮が目を覚ますと、そこは果てしなく続く“忘却図書館”。
滅んだ文明や忘れ去られた歴史が集う場所で、彼は「管理者候補」に選ばれてしまう。
だが図書館には、記録を喰らう怪物〈影喰い〉が徘徊していた。
武器は「索引カード」。本と心を結びつけることで知識を力として呼び出せる唯一の術。
冷徹な司書リィナとともに、蓮は“忘却”そのものと戦うことになる。
知識を守るか、呑まれるか――世界の存亡を懸けた異世界ファンタジーが幕を開ける!
文字数 18,944
最終更新日 2025.10.07
登録日 2025.09.25
人は、生命を創れるのか――。
王立学院の片隅で、ひとり冷遇されてきた灰色の研究者アーレン。
禁忌とされる“生命創造”の研究に没頭し、誰からも認められず笑われ続けてきた彼は、ある雨の夜、ついに成功を果たす。
生まれたのは、一人の少女。
名をリュミナ。
拙い言葉で問いかけ、よろめきながら歩み出すその姿は、紛れもなく「人」としての輝きを宿していた。
――理(ことわり)が壊れた日、人は神を失った。
かつて、世界はまだ**理(ことわり)**を信じていた。
それは祈りでも魔法でもない、
世界そのものを記す法――。
誰も成功しなかったホムンクルスの創造。
それは奇跡であり、そして――世界の終わりの始まりだった。
理は歪み、国は崩壊する。
灰に沈んだ世界で、二人はまだ“生きている理由”を探している。
――理は命を拒まない。
拒んでいるのは、いつだって人の方だ――
これは「創られし命」と「灰の研究者」が紡ぐ、世界に刻まれる物語。
文字数 267,259
最終更新日 2025.11.08
登録日 2025.10.03
高2の夏、二者面談。主人公の刻尾 翔(ときお しょう)は親友と同じ大学に行ける推薦枠を蹴った。他にやってみたいと思ったことができたから、……夢を、抱いたからだという。
しかし親友は上手くは納得してくれなかった。親友は翔と離れることを極端に嫌がってしまう。あまりにしつこく同じ大学に来ることを誘う親友とその異様さに怖くなり翔は彼と喧嘩をする。その次の日、朝の訪れと共に翔は時を超えてしまう。
着いた先は200年後の未来。
ロボットと人間が戦争をしていた。
……これは一生忘れられないあの夏から始まった物語である。
諸事情によりあまり投稿頻度は高くないかもしれません。また誤字がありました場合にはご容赦ください。感想頂けましたら嬉しいです。厳しい意見、アドバイス等もしっかり読みます。よろしくお願いします!
性的な描写がある場合軽度は※
重度の場合は⚠︎
としています。
小説家になろう様でも同名で投稿しております。
▶4月2日物語の編集のため一時的に2話目を非公開にしました。ご迷惑をおかけします。
1話が長かったため前編後編に分け加筆修正を加えて再度投稿いたします。
文字数 22,237
最終更新日 2024.04.10
登録日 2024.03.31
国立学院に通う王太子のバルタザール
そこで彼は一人の男に出会う
作りもののような精悍な顔立ちに、熟れた果実のような紅い唇
そしてその容姿すら添えものにしてしまう、彼の自信に満ちあふれた性格と誰にもなびくことのない立ち振る舞い
彼は誰もを魅了して、そして誰にも手に入れることのできない存在
ヘルムートへの気持ちは、もはや恋
友人になりたい?
恋人になりたい?
そんなおこがましい願いは抱かない
それでも、たった一刻、そばに寄り添って欲しい
その一刻を願うバルタザールの、願いが叶う物語
『魔力がないと見下されていた私は仮面で素顔を隠した伯爵と結婚することになりました〜さらに魔力石まで作り出せなんて、冗談じゃない〜』
こちらの番外編となります
短編でもお楽しみいただけますが、お時間があれば是非、覗いてやって下さい
文字数 11,919
最終更新日 2025.07.08
登録日 2025.07.08
文字数 10,766
最終更新日 2018.04.05
登録日 2018.03.31
・「退路はない」 「これが晴れの舞台」ってラベルを
いろんな苦しい状態 それぞれ 取り上げて
貼っていく
・「退路はない」 「これが晴れの舞台」ってラベルを
いろんな苦しい状況 それぞれ 取り上げて
貼っていく
・「 〇〇になる」ってラベルは
自分に貼っていく
を やってる と↓
自分を大事にする 思考
嫌がる 思考
を遮断する 阻止する
ことが出来るか
そして ↓
苦しみを大事にする 愛する 差別しない 容認する
ってなるか
・「退路はない」 「これが晴れの舞台」ってラベルを
いろんな苦しい状態 それぞれ 取り上げて
貼っていく
の例
↓
・ジャンヌダルク が 火あぶり
・ウィリアム ウォレス がぐっちゃぐちゃにされて 処刑され
・中村久子 が病気で両手両足無くして
・ヴィクトールフランクル アウシュビッツの
・ガンジー 非暴力抵抗で
・明石屋万吉 が賭場荒らしでボコボコ 身代わり拷問
・五右衛門 が釜茹で
・半平太 が切腹
・イエス がはりつけ
・ホーキング が全身不随
・タイタニック が沈没して 氷の海に投げ出され
・ノルマンディー 上陸作戦で片っ端から撃ち殺され
・アウシュビッツ 飢えと寒さと重労働と毒ガスでガンガン 処刑
・シベリア抑留で重労働と寒さで
・引きずり回されて拉致されてボコボコに殴られて 生き埋めにされる
・津波 で溺れて
・地震 で生き埋め
・雷 で真っ黒こげ
・噴火 で岩石 溶岩で潰されたり 焼かれたり
・雪崩 で生き埋め
・特攻隊 が戦艦に突撃してって こっぱみじん
人間魚雷 が戦艦に突撃してって こっぱみじん
・サメ に食われる
・ワニ に食われる
・蛇に食われる
・串刺し にされて食われる
・チェーンソー で切り刻まれる
・ハンマー で潰されまくる
・鉄パイプ で潰されまくる
・火炎放射器 で洞窟に隠れてたら焼かれ
・ハサミ で指をチョキチョキ
・ワイヤー で首絞められ 窒息
・包丁 でグサグサ
・「退路はない」 「これが晴れの舞台」ってラベルを
いろんな苦しい状況 それぞれ 取り上げて
貼っていく
の例
↓
・排泄 裸 ハレンチな格好させられプライドズタズタ
・ キチガイ 扱いされてプライドズタズタ
・仕事山積みで罪悪感の重圧
・借金山積みで家失う 金失う コレクション失う 宝物失う
・詐欺犯罪に振り回されて・家族失う奪われる
・いろんな苦しい状態
いろんな苦しい状況
を利用して目指す
「 〇〇になる」
の例
↓
火あぶり
ぐっちゃぐちゃにされて 処刑
争い 事故 病気で両手両足無くす
文字数 3,298
最終更新日 2026.01.07
登録日 2026.01.07
前文(読み飛ばして良し)
これは、あったかもしれない未来のお話の一つ。
地球は遂に限界を迎え、人々はその地を離れることを強いられる。オゾン層の崩壊、著しい海面上昇、生命を揺るがす夏の極暑と冬の死寒。もはやそこは、生命の富む恵みの星と呼ぶには苦しい環境へと変わり果て、多くの種が絶滅していく。火星への移住や月への移住などの計画も、絶望的な自然災害と資源の枯渇、その他様々な要因によって頓挫し、消え去った。もはや人類の絶滅も時間の問題。そこで、最後の賭けにも等しい宇宙を渡る術をもって、少数の人類と食料、その英知の結晶と技術の情報を乗せ、その星を離れた。その後その青き星の種の末路を知る者は誰も居ない。
星を離れてしばらくの時が流れ、誰しもが絶望していたその時、小窓から故郷の星に瓜二つな星を見つける。まさに奇跡であった。かつての天体観測でもこれほどまでのものは発見されていなかったが、それでも生の希望の前にはそんな事はどうでもよかった。その舟をその星に向けて動かし、無事着陸する。奇跡的に人類に深刻な害をもたらすような大気成分でもなく、一命を取り留めた。そして、その地にいた存在に人類は目を疑った。
それは、人型に近い生き物。それこそ、架空の存在であったエルフのようなもの。それが今、目の前にあった。言葉のようなものは分からなかったが、害意が無かったそれらを、奇跡的なこの現状を先人達の創造の世界に沿って、エルフと呼び、その地の害意の無い存在の総称を魔族と呼ぶ事にした。そして、彼らの使う不思議な力も、魔法と呼んだ。
人類と魔族は時間をかけて打ち解けていった。言語は現地の民のものを徐々に身につけていき、子孫繁栄もとい繁殖の為に人類は子を産み増殖していった。しばらくすれば、現地のエルフ達とも交わるようになる。数百年もすれば、人類は全て現地の民の血も持つようになり、数はおぞましい速度で増えていった。魔族以外にも、害意のある存在もあったが、それを魔物と呼びながら魔族と協力して退けていった。
移住して千年もすれば、余裕の出てきた人類は先人達の知恵を活用してその星を発展させていった。無論、あの星の二の舞にならないように。また、それと同時に、先住民の生ける地を奪い奪われる争いさえも生まれた。現在ではそれほどでもないが、それ以降人類と魔族の間には未だ深い軋轢が残っていた。
あらすじ本編
西暦が一万と一千を超える頃、空想の世界でのみ存在し得たような環境を得た人類は、まさにそれに近しく、魔物や魔王との対立に悩まされていた。
とある国で、勇者パーティやその他冒険者達は、その近くの地を占有する魔王の討伐に燃えていた。そんな時彼らは、一人の少女に出会う。白銀の髪を持ち、目をボロボロの布で隠し、耳も聞こえず、片腕片脚を失い杖と感覚だけを頼りに生きる、醜くも美しい少女。これは、そんな彼女が枯れるまでのお話。
文字数 55,694
最終更新日 2025.04.04
登録日 2025.01.30