「初」の検索結果
全体で22,766件見つかりました。
ー不思議な夢を見た。
それは見覚えのある部屋だ。
どうやら、少し前に泊まったことがあるホテルの客室のようだ。
夢の中で、私1人ぽつんと佇んでいる。
私は前へと歩を進め、部屋の端から端まである大きなカーテンを思いっきり、開けた。
すると、目の前にはそこに存在しないはずのオーシャンブルー。
いや、海ではない。水族館だ。
正確に言ったら、私が佇んでいる部屋を囲むような円柱型のガラス張りでできている水族館だ。
呆然とその光景を見ていた私は「なぜ?」とはてなマークを浮かばせる前に夢中になって見入っていた。
目の前にはカラフルな色を持つ魚達が優雅に泳いでいる。
周囲には海藻やイソギンチャクが魚達に負けじと独特なダンスで舞っていた。
目を凝らして眺めていると、どこからかとてつもなく大きいマンタがこちらへ向かってきた。
現実の世界でも水族館は大好きで、よく訪れていたが、こんなにも大きなマンタは初めて目にした。
夢の中で、私はそれが現実か夢か区別がつかず、興奮気味でマンタに見とれていた。
しかし次の瞬間、マンタがいきなりガラスの水槽に体当たりをしたのだ。
それも何度も何度も。
その間、私が佇んでいる部屋も少しばかり揺れていた。
ドスンドスンという鈍い音が部屋中、飛び交い、思わず耳を塞いだ。
輝かせていた瞳も思いがけない恐怖で瞼で閉じられた。
私はこれ以上、立っていられずその場にしゃがみ込んだ。
「もう、やめて!」と叫ぼうとした。
しかし、声が出ない。それでも諦めずに心の中で、もう一度叫んだ。
すると、閉じられていた瞼は再び開いて
瞳は開けられた。
あたりは白い光に包まれていた。
カーテン越しに陽光が差し込んでいる。
私はどうなったのだろう。
気絶している間にあの巨大なマンタがとうとう、ガラスの水槽を割って水が部屋へ流れ込んで、私は溺死したのか?
そこまで、考え込んでいたら意識が着実に回復していき、あることに気付いた。
そこには、見覚えのあるインテリアやぬいぐるみ、絵画が飾られていた。
どうやら、私は夢を見ていたのだ。
それも、長くて不思議な夢をー。
今となっても、私が見たあの不思議な夢のディテールをよく覚えている。
何かの折に鮮明に思い出すことがある。
ただ、よく分からないのがあのマンタはなぜガラスの水槽に体当たりしたのか、それも何度も何度も。
あくまで私の推測だが、私に対しての何かのメッセージだったのかと思わずにいられない今日この頃だ。
みなさんはどう思いますか?
文字数 1,006
最終更新日 2021.11.24
登録日 2021.11.24
芽衣は、
彼氏のできない 探偵一年目
そこにボーイフレンドが、できる
そんな最中に
大人気アイドルが、
殺された。
最初の事件が、始まる
文字数 5,044
最終更新日 2022.06.28
登録日 2022.06.28
1人用/2人用声劇台本です。
台本を書くのは初めてで至らない点等多いですが、よろしければご自由に演じてください。
投稿、配信等に関しても基本的に制限はいたしません。
演じた場所や作品を教えていただけたら拝見いたしますので、良ければ教えていただけると有難く思います。
【】内は読んでも読まなくても構いません。大幅なストーリー変更はないようにお願いいたします。性転換や語尾の変更、アドリブに関してはご自由にどうぞ。
由貴
健人の彼女。健人とは付き合って4年目。
少々気が弱いところがあり、中々人に逆らうことが出来ない。
健人
由貴の彼氏。由貴とは付き合って4年目。
由貴の大学の先輩だった。モテていて、少し女癖が悪いところがある。
文字数 1,859
最終更新日 2023.02.03
登録日 2023.02.03
『いらっしゃいませ。カフェではなく、【劇場】の方のお客様ですか。……それなら、あなたはヒトではないようですね』
表向きは、美しすぎる男性店主と元気なバイトの男の子が迎える女性に大人気のカフェ。
しかしその地下に人知れず存在する秘密の【朗読劇場】こそが、彼らの本当の仕事場。
観客は、かつては物語の主人公だった者たち。
未完成のまま葬られてしまった絵本の主人公たちにその【結末】を聴かせ、在るべき場所に戻すのが彼らの役目。
そんな二人の地下劇場の、ちょっとダークな幻想譚。
どなたでも自由にご使用OKですが、初めに「シナリオのご使用について」を必ずお読みくださいm(*_ _)m
文字数 47,380
最終更新日 2023.06.14
登録日 2023.06.06
自分は同性が好きだと気づいたテオキには初めての彼氏が出来た。テオキの彼氏、シロヤ。テオキは自身の誕生日にシロヤの家へお泊まりすることになっている。こんな経験も初めてでドキドキワクワクのテオキ。しかし、そんな2人を揶揄うかのように家にきたのはテオキの幼なじみであり、シロヤのバイトの後輩であるクウガ。クウガは2人を揶揄うとすぐに帰宅し、いい雰囲気になるテオキとシロヤ。しかし、ベッドの上で突然…テオキはシロヤに別れを告げられるのだった。意味が分からずパニックになるテオキ。シロヤはなぜテオキに別れを告げたのか?悲しすぎる現実にテオキの涙が溢れ出す。
文字数 11,993
最終更新日 2024.02.05
登録日 2024.02.05
今日の昼は「すしだ!」朝からすしを食べると決めていた男のはなし
口人格ってのがある。今日はカレーの口、ラーメンの口、ピザの口のように。何を食べたいかなんてのは、頭よりも「口」が決めてるんじゃないかってくらいに、理性が働かない。そんな今日のお昼の口は「すしの口」。寿司ではなく、鮨を食いに朝から準備して出かけた男。いつも前を通りかかるだけの、気になる鮨屋「とめ鮨」。意を決しての初「鮨屋」。寿司ではなく鮨。そこで出てきた驚きの「すし」とは?
※この作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
いつも、誰かに何かを決められている、自分の意志なんてないんじゃないか、お昼ごはん何食べたい?なんてのも自分の意志すらないんじゃないかと、そんな「自分の意志」の危うさについて、考えた時に着想した短編です。
読んだあなたは、何の「口」になるでしょーか。
※この作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
文字数 4,551
最終更新日 2024.07.05
登録日 2024.07.05
三十歳目前の漫画家である入沢みのり(ペンネーム・澤みのり)は、三度目の連載にこのままでは打ち切りを宣告されるというまさに崖っぷちに立たされていた。
彼女の漫画の欠点は、ヒーローが完全無欠過ぎることだと主張する担当編集。
そして担当から漫画のヒーローのモデルにするため『スパダリなのに欠点がある』という弁護士・村地高尚を紹介される。
初対面のふたりは相性最悪!
けれど、苛立ちをお酒に向け互いに飲みまくった結果、なんと気付けばワンナイトしてしまっていた!?
しかも話を聞けば襲った側はなんと自分自身。
これはもう出頭するしかない、と嘆くみのりに、なんと高尚が交際を申し込んできて……?
口悪仕事優先人間のヒーロー×崖っぷち漫画家ヒロインの喧嘩しつつ愛され甘やかされる物語です。
※他サイト様でも公開しております。
文字数 69,614
最終更新日 2025.02.13
登録日 2025.01.31
魔王城の玉座に座る史上最強の魔王、ヴァルザックは、数百年続く平和な世界に心底退屈していた。世界征服は完璧に成し遂げられ、部下は有能、もはや魔王に「難題」はない。彼が飢えているのは、予測不能な「物語」への刺激だった。
そんな虚無にも似た日々の中、人間界に**新たな勇者「ライナス」**が誕生したという報告が入る。
「勇者か。退屈を終わらせる観測者として、この目で確かめよう」
ヴァルザックは、正体を隠す魔道具で平凡な青年**「ザック」**に変身し、勇者の動向を「観察」するため、勇者パーティへの潜入を決意する。本来の目的は、勇者の成長という物語を追うこと、そしていざとなればその芽を摘むことだった。
勇者の町でザックは、眩しい光を放つ勇者ライナスと、冷静な魔法使いシルフィ、心優しい聖女ティアに出会う。ライナスは、ザックの灰色の瞳の奥に、ヴァルザック自身さえ自覚していなかった**「底知れない才能」**を見出し、即座に採用。
「よし! ザック、お前は我がパーティの希望だ!」
こうして、勇者の暗殺者として潜入した魔王ヴァルザックの、見習い兼雑用係ザックとしてのヒヤヒヤする潜入生活が幕を開ける。
最初のミッション、ゴブリン討伐。
手練れの魔物に対処するため、ザックは思わず魔王の力**『虚無の一瞥』**を「うっかり」発動させてしまう。敵は瞬く間に塵と化し消滅。
(やっべええええええええ! 力を出しすぎた!)
正体がバレるかと焦るザックだったが、勇者ライナスは目を輝かせ、その魔王の力を「魔石を割ってゴブリンを倒す機転だ! さすが俺が見込んだ逸材!」と、最高の勘違いで片付けてしまう。
魔王の圧倒的な力は、次々と「底知れない才能」や「優しさ」へと誤認されていく。
そして、勇者パーティの、人間味溢れる日常に触れるうち、ヴァルザックの冷え切った心は溶かされていく。料理が苦手な聖女、勉強嫌いで怒られる勇者。彼らのひたむきな姿は、魔王の「観察」という目的を上書きした。
「ああ。もう、この推しが解散するのは、耐えられない!」
いつしかヴァルザックは、勇者を倒すべき敵ではなく、**世界で一番、彼らの幸せを願う熱狂的な「推し」**へと変貌していた。
正体がバレたら即死! 推しの笑顔のために、今日も魔王ザックの**「誤魔化し必須! 激重ファン活動」**が始まる。最強の魔王は、最強の雑用係として、世界を救済(?)することになるのか――!?
文字数 40,261
最終更新日 2025.10.22
登録日 2025.10.13
夢を追う彼女と、それを見守る彼。二人の距離が、少しずつ変わっていく——。
中学三年の春、結城沙友里は「アイドルにならないかって言われた」と打ち明けた。
笑わずにその夢を肯定したのは、漫画家志望の桐谷直哉――彼女の最初の味方だった。
だが沙友里のデビューとともに、二人の距離は少しずつ変わっていく。
会えない日々、短くなる連絡、触れられなくなる手。
スキャンダルの噂が広がる中、直哉は彼女を守るため、自ら距離を取ることを選ぶ。
それでも、想いは消えなかった。
触れられなくても、離れていても、同じ未来を信じていたから。
離れていくはずの二人が、それでも手放さなかった恋の行方とは――。
「手を繋ぐことができなくなっても」
——それでも心は、ずっと繋がっていたいと願う。
文字数 9,584
最終更新日 2026.04.04
登録日 2026.03.19
いじめに耐えられず自殺した主人公本城勇希は現世での復讐を条件に異世界へ転生する。
どこの世界にもいじめや一方的な暴力があることに気づいた勇希は世界の理不尽を無くすために自分が魔王を倒し全ての世界を救うことを決意する
初投稿です。見てくださると嬉しいです。
文字数 18,018
最終更新日 2018.03.01
登録日 2018.02.11
文字数 4,677
最終更新日 2019.08.17
登録日 2019.08.17
異世界へ続く穴が開き、ファンタジー好きの青年は現実に目を背け、救いを求め異世界へと飛び降りる。チート禁止でスキル創造。理不尽をぶっ壊すダークファンタジー寄りの物語です。
※16、17話少々残虐な表現が含まれています。
一章全18話公開予定。書き終えてますので初日以外は、二日一度お昼に三話ずつ公開。6月30日の16、17、18が1章最終話になります。
※ボッチテイマー用に作った『死者の模倣』というボツスキルを生かしたくて書いた話です。最後の三話のみ書き直し中ですので多少の増減はお許しください。軽い気持ちで書き始めたら、そこそこ長くなってしまいました……
文字数 60,322
最終更新日 2020.06.30
登録日 2020.06.20
主人公の将樹(マサキ)は家族3人で川にキャンプへ行くが、そこで不幸な事故に遭ってしまう。
そこで家族を失い、自身も死んでしまう。
そして目が覚めると将樹は、いつの間にか知らない真っ白な空間に居た。
状況が分からない将樹に突然、創造主の声が聞こえてくる。
「貴方は運命を変えたい?」
「もしも、この世界で死んでしまえば、もう二度と輪廻転生も出来ず、貴方自身が消失してしまいます。」
「それでも貴方は、この運命を変えるための旅を受け入れる事ができますか?」
そんな問いかけに対して将樹は答えた。
「お願いです、僕にそのチャンスをください。」
将樹は迷う事もなく叫んだ。
自身の消失を賭けてもいい、そんな一心で将樹はその旅を受け入れた。
そして〝星の祈りと祝福〟を手に入れる為に、旅を始める事となった将樹。
舞台は〝星の世界〟
各地にある〝星のカケラ〟を集める。
その星のカケラと引き換えに〝星の祈りと祝福〟を手に入れ、家族を救う事が目的だ。
愛情と勇気と煌めきが沢山詰まった将樹の旅が今始まる。
※小説は今回が初投稿となります、誤字脱字があるかもしれませんが、一生懸命書いていきます。異世界転生の王道?ストーリーですが、是非楽しんで頂けたらなと思っています。
応援して頂けたら大変嬉しく思います、何卒よろしくお願い致します。
文字数 12,478
最終更新日 2020.09.28
登録日 2020.09.22
龍を狩る者、龍脈衆のセレットは危険な龍が湧く場所――龍脈で毎日何十体と龍を狩り、国と城の安全を守っていた。
しかし「サボっているのだろう?」と彼は私利私欲のために龍脈を利用したい者達に無実の罪を着せられて追放されてしまう。
絶望に暮れて追放されている時に助けてくれたのは幼馴染のアイシャだった。「私と一緒に帝国に亡命しない?」彼女に助けられ請われる形で実力主義の帝国に行く。
今まで人前に晒されていなかったセレットの力が人の目に見られ、その実力が評価される。何十人と集まり、連携を深め、時間をかけて倒す龍を一撃で切り裂いていくセレットの実力は規格外だった。
亡命初日に上級騎士、そして、彼のために作られた龍騎士という称号も得て人々から頼りにされていく。
その一方でセレットを追放した前の国は、龍脈から龍が溢れて大事件に。首謀者たちはその責任を取らされて落ちぶれていくのだった。
これはいいように使われていた最強の龍脈衆が、最高最強の龍騎士になる物語。
小説家になろう様でも投稿しています。
文字数 184,121
最終更新日 2021.05.16
登録日 2021.03.05
僕、高橋悠人は冴えない大学生だった。成績も平凡、運動神経も平凡、容姿も……うん、平凡。目立つことなく、誰かに必要とされることもなく、そんな日々を過ごしていた。
しかし、ある日を境に、僕の人生は180度変わることになる。いや、正確には人生じゃなくて、"存在"そのものが変わったんだ。
その日、僕はいつものように大学からの帰り道、頭を空っぽにして家路を急いでいた。すると突然、空から謎の光が降り注ぎ、僕を包み込んだ。気がつくと、僕は見知らぬ場所にいた。目の前に広がるのは、異様な光景。空は紫がかり、地面は黄金色に輝く砂が広がっている。そして、僕は……ごみ箱だった。
そう、文字通りのごみ箱。四角く、蓋もなく、中を覗くと何も入っていない。でも、なぜか意識はある。視界もある。ただ、体は動かせない。これが転生ってやつか……。
最初は混乱した。でも、すぐにこの新しい"体"に秘められた力に気づく。この世界では、人々が捨てる"ごみ"が、僕にとっての"力"になるのだ。ごみを吸収することで、僕は強くなれる。そして、この異世界ではごみがとても価値のあるものらしく、人々はごみを捨てるために僕のもとを訪れる。
最初に吸収したのは、小さな紙くず。それを吸収した瞬間、僕の内部に微かな力が宿るのを感じた。次に吸収したのは、壊れた剣。これを吸収したとき、僕の中に新たな感覚が生まれた。まるで、その剣の持つ歴史や物語まで吸収しているようだった。
日が経つにつれ、僕のもとには様々なごみが持ち込まれるようになった。食べ残し、壊れた武器、さえも古い魔法の書。それらを吸収するたびに、僕の中の力は大きくなっていった。そして、それと同時に、この世界に隠された秘密や、人々の生活に深く関わる真実も少しずつ理解していくことになる。
ごみ箱として転生した僕は、この異世界で何を成し遂げることができるのだろうか。そして、本当の意味での"価値"とは何なのか。そんな冒険が、今、始まろうとしている。
登録日 2024.02.20
ダンジョンの出現から数十年、魔法やモンスターも日常になった世界。
探索者として「外れ職」と呼ばれる地味職《ウォッチャー》に就いた志摩結人。
彼の能力は「観察と記録」だけで、戦闘ではまったく役に立たないと嘲笑されていた。
そんな彼が出会ったのは、同じく居場所を失った落ちこぼれ探索者たち。
盾役なのに防御が不安定な慎、血が苦手なヒーラー彩葉、失敗続きのクラフター陽向、
不器用で冷静な剣士・翔子、そして熱血すぎる格闘家・烈。
最初は失敗だらけの寄せ集めパーティ。
だが、結人の「観察眼」が仲間の才能を見抜く。
弱者の集まりが少しずつ連携を磨き、やがて迷宮をも突破していく──。
これは、地味職から始まる逆転のダンジョンファンタジー。
文字数 149,513
最終更新日 2026.02.17
登録日 2025.09.15
高校二年の涼音は学校では男子にモテモテだが、それがなぜなのかわかっていない。自分のことは退屈な人間だと思っている。そんな涼音が好きになったのはクラスではおとなしい今野くん。鉄オタの弟に連れられて行った電車の施設で会ったとき、クラスで見る彼とは違いたくさん話してくれたし、眠った弟を今野くんは自分の家のレストランポプリまで運んでくれた。
今野くんは素敵だ。優しいし、かっこいい。もうポプリを継ぐことまで決めているしっかり者。でもクラスには馴染めていないようなので涼音と付き合っていることにしようと提案すると今野くんは乗ってくれる。
付き合っているふりをしていてもますます今野くんを好きになるから、彼の一挙手一投足を忘れないように涼音は『今野くん日記』を書くことにした。
ピュアな二人のじれじれ初恋成長物語。
文字数 60,583
最終更新日 2026.05.28
登録日 2026.04.20
雨の日になると、いつもお気に入りの傘をどこかに置き忘れてしまう男・透。ある日、駅の忘れ物センターを訪ねると、奥にもう一つ、奇妙な部屋があった。そこに保管されていたのは傘だけではない。「あなたがこれまで人生で無くしてきた、形のないもの」——初恋の記憶、二十二歳の頃のやる気、いつか手放した夢。係員に導かれ、透は棚の一つひとつを開けていく。取り戻すのか、もう一度そっと置いていくのか。
文字数 4,514
最終更新日 2026.06.24
登録日 2026.06.24