「誰」の検索結果
全体で18,508件見つかりました。
登録日 2020.02.28
僕がベッドに入って、なかなか眠れずにいると、お母さんは「眠れないときは、羊を数えなさい」と言いました。
「なんで羊を数えるの?」
「羊を数えるとよく眠れるからよ」
「なんで羊を数えるとよく眠れるの?」
「昔からそう決まっているのよ」
「誰が決めたの?羊が決めたの?」
お母さんは困ったような顔で、僕の顔を見つめています。僕は「質問ばっかりして悪かったかな」と思いましたが、気になるものは仕方がありません。気になったままでは、眠れないのです。お母さんは、しばらく考えた後、僕に言いました。
「羊を数えることに決めたのは人間なのよ」
「どうして羊に決めたの?」
「それはね。羊が英語で『シープ』、眠ることは英語で『スリープ』って言うからなのよ。ほら、シープとスリープって似ているでしょ?」
「シープ、スリープ、シープ、スリープ・・・本当だ!似ているね!」
「似ているでしょ?さぁこれでもうスッキリしたでしょう。もう寝なさい」
お母さんは、一仕事終えた後のようなホッとした表情を浮かべながら、僕に言いました。
「・・・でもさ、他の言葉じゃ駄目なのかな?」
僕の質問を聞いたお母さんの顔は、少しムッとしていました。だって、気になるものは仕方がありません。気になったままでは、眠れないのですから。
「他の言葉って?」
「スープとかどうかな?シープとスープは似ているでしょ?」
お母さんは、またしばらく考えた後、僕に言いました。
「確かに、シープとスープは似ているわね」
「でしょ?」
「でもね、スープは駄目なのよ」
「どうして?どうしてスープは駄目なの?」
「だって、スープは寝たままの状態では飲めないでしょ?スープを飲むためには、起きなければならないのよ。もしも寝たままの状態でスープを飲もうとしたら、ダラダラとこぼれてしまうわ。そんなのは嫌でしょ?」
僕は、寝たままの状態でスープを飲むことを想像しました。僕の口からは、まるでよだれのように、スープがダラダラとこぼれ落ちています。僕はなんだか、ゲッという気持ちになりました。
「うーん、お母さんの言う通り、寝たままスープを飲むのは無理そうだね」
「そうでしょ?さぁこれでとってもスッキリしたでしょう。もう今度こそ寝なさい」
「うん、お母さん、今度こそお休み・・・あ!明日の朝ごはんはスープにしてね。寝たままじゃなくて、起きたままスープを飲みたいから!」
お母さんは優しくうなずくと、ゆっくりと部屋から出ていきました。僕は、明日に食べるスープのことを考えながら、朝までぐっすりと眠ったのです。
文字数 1,026
最終更新日 2020.11.04
登録日 2020.11.04
俺は何処にでもいる極々平凡な男子高校生だった。
そんなある日、俺は気になる女の子と仲良くなりたいが為に、とある乙女ゲームに手を出した事がきっかけで、何故かそのゲームのキャラクターになってしまった。
しかし、俺がなったキャラクターは俺様王子でもツンデレ幼馴染でも通りすがりのイケメンでも可愛いショタっ子でも怪しい隠れキャラでもなく、まさかの「悪役令嬢」だったのだ。
しかもこの悪役令嬢、かなりの頻度で追放されたり処刑されたりする超ハードモードな人生なのだ!
更にこのイケメン達の誰かを攻略しないと現実世界に帰れない?
俺は女の子が好きなのに何でイケメン野郎と仲良くしなくちゃいけないんだよ!?
これは、そんなモブの男子高校生の、乙女ゲーム奮闘記である。
文字数 71,105
最終更新日 2022.09.24
登録日 2021.04.23
王国騎士団の一兵卒だった主人公が魔王軍との戦闘中味方の誰かに殺され命を落とした後、神の使いより死ぬべき運命ではなかったと言い渡され、魂は死んだ時のままで再び同じ人生を歩んでいく事となった。
そのため幼少時代トロルによって家族を殺され、村を滅ぼされた出来事を阻止しようと思い、兄貴分的存在の人と父親に話し賢者と呼ばれる人やエルフ族らの助けを借りて襲撃を阻止した。
その後前世と同じく王国騎士団へ入団するための養成学校に入学するも、入学前に賢者の下で修行していた際に知った兄貴分的存在の人と幼馴染みに起こる死の運命を回避させようとしたり、前世で自分を殺したと思われる人物と遭遇したり、自身の運命の人と出会ったりして学校生活を堪能したのだった。
そして無事学校を卒業して騎士団に入団したが、その後も自身の運命を左右させる出来事に遭遇するもそれらを無事に乗り越え、再び魔王軍との決戦の場に赴いたのだった······。
文字数 605,783
最終更新日 2023.11.02
登録日 2023.08.21
誰にも言えなかった感情。
誰かに見られたかった衝動。
少女だった私の中に、
「恥ずかしい」と「見られたい」が
同時に芽生えた、あの日。
失敗、冷やかし、逆らえなかった命令。
積み重なるたびに、
知らない快感が心の奥で、静かに育っていった。
そして大人になり、
ある夜、"主"と出会う。
——すべては、この瞬間のためだった。
この連載は、
「ナナという女が、なぜここまで倒錯した生き方にたどり着いたのか」
を、赤裸々に、でも丁寧に紐解いていく自叙伝的エッセイです。
どうか、
この物語のはじまりを、見届けてください。
文字数 11,439
最終更新日 2025.05.03
登録日 2025.04.27
片目を失ったフィギュア評論家・浅見透は、革新的な「クォンタムアイテクノロジー」で作られた美少女フィギュアシリーズ「深淵の瞳」のレビューを依頼される。撮影中、彼は写真に映りこんだ異常な影と、見えないはずの右目に戻りつつある視力に困惑する。やがて透は恐ろしい真実に直面する—フィギュアの瞳には別の意識が宿っており、彼の右目を通じて現実世界に降臨しようとしていたのだ。「見る専門家」だった彼が「見られる存在」へと変わっていく中、透は自分の体と意識を守るべきか、それとも未知なる存在との共存を模索すべきか、選択を迫られる。
その瞳の向こうに、誰かがいる—。
文字数 31,668
最終更新日 2025.04.29
登録日 2025.04.29
①登場人物の紹介
歩は、海辺の団地で暮らす二十四歳の女性です。生まれつき重い心臓病があり、秋に三度目の手術を受けるかどうか決めなければならないのに、弱音だけは誰にも言えません。陽大は、歩と同じ団地で育った二十六歳の男性で、料理が得意な世話焼きです。海央は、根菜を育てながら惣菜店を切り盛りする二十七歳の女性。瑛音は、訪問介護事業所で働きながら看護師への未練を抱える二十二歳の女性。恋は、歩の従弟で、病気に負けたくない高校生。鷹幸は、葬祭会社で働き、下手な絵と不器用なやさしさで場を和ませる二十九歳の男性です。歩が大事にしている祖母の手作りのうさぎのぬいぐるみも、夏の夜に突然しゃべり出し、止まっていた日々を動かします。
②あらすじ
七月の夜、うさぎのぬいぐるみは、歩がずっと胸の奥にしまっていた願いを暴きます。夏の匂いが消えるまでに、みんなで鍋を囲みたい。陽大はその願いをかなえようと動き出し、海央、瑛音、恋、鷹幸も巻き込みながら、閉ざされていた団地の屋上で毎週木曜の鍋会を始めます。笑って、食べて、失敗して、また集まるうちに、それぞれが本当にやりたかったことへ踏み出していきます。けれど歩だけは、自分の手術の話を隠したままです。やがて別れを経て、歩は生きたいからこそ手術を受けると決意します。
文字数 75,213
最終更新日 2026.05.29
登録日 2026.04.04
異世界に転生されたフリーター「ヨウスケ」。
特別な力が宿るわけでもなく、魔法も剣術も才能なし。
悩んだ末、クエストの発行と発注のバランスを取る”人材派遣業務”を異世界で始める。
なぜ、ヨウスケは主人公になれなかったのか。
そもそも、主人公とは何なのか。
日本では、アニメ、漫画、ライトノベルなどの物語たちが大量生産されては消費される。
改めて考えたい”物語の役割”とは?
物語を楽しんでいるのは、本当にあなただろうか?
あなたではないとしたら、誰が物語を楽しんでいるのだろう?
ライトノベルがあるなら、ヘヴィノベルがあっても良いのでは?
ということで、勝手に「ヘヴィノベル」というカテゴリーを作りました。
ヘヴィノベルの定義は以下の通り。
・表紙のイラストがアニメ調
・文章の30%以上が会話で占められている
・作中の登場人物が記号的で単純化されている
・物語が登場人物の為に存在しない
まあ、定義なんてあってないようなものです。
要は、ライトノベルのような世界観で若年層をターゲットにしない話をしようぜ!ということです。
初めに取り組むのは「異世界」。
15分程度で読める作品です。
「ヘヴィノベル 異世界編」の第1作目になります。
最初に断っておきます。
最低の作品です。
登録日 2016.05.20
タイトルの通りに私と言う存在以外の誰かが書いたであろう詩文とポエムを纏めたのです
文字数 5,256
最終更新日 2024.02.29
登録日 2018.10.18
アベラール王国第一王子の婚約者であるエミリア・レイノはとある瞳を持っているせいでいじめられ、誰にも助けてはもらえない生活を送っていた。そんなある日、通っている学校に隣国のエルヴァスティ王国第二王子と第三王子の二人が留学生としてやってきたことでエミリアの世界が変わってしまう。長年、虐げられたエミリアはすでに人が苦手、これから先、どうなっていくのか…?※いじめや虐待描写があります。別サイト様にも投稿しています。
文字数 4,440
最終更新日 2020.05.18
登録日 2020.05.12
まことしやかに囁かれる噂……。
寂れた田舎町の路地裏迷路の何処かに、人ならざる異形の存在達が営む喫茶店が在るという。
店の入口は心の隙間。人の弱さを喰らう店。
そこへ訪れてしまう難儀な業を持つ彼ら彼女ら。
様々な事情から世の道理を逸しかけた人々。
それまでとは異なるものに成りたい人々。
代わり映えしない日々に疲れた人々。
曰く、その喫茶店では【特別メニュー】として御客様のあらゆる全てを対価に、今とは別の生き方を提供してくれると噂される。それはもしも、あるいは、たとえばと。誰しもが持つ理想願望の禊。人が人であるがゆえに必要とされる祓。
自分自身を省みて現下で踏み止まるのか、何かを願いメニューを頼んでしまうのか、全て御客様本人しだい。それ故に、よくよく吟味し、見定めてくださいませ。結果の救済破滅は御客しだい。旨いも不味いも存じ上げませぬ。
それでも『良い』と嘯くならば……。
さぁ今宵、是非ともお越し下さいませ。
※注意点として、お求めになったメニューの返品や交換はお受けしておりませんので悪しからず。
※この作品は【小説家になろう】さん【カクヨム】さんにも投稿しております。 ©️2022 I'm who?
文字数 176,234
最終更新日 2025.03.14
登録日 2022.09.17
進学校に通う天城桜夜(あまぎさくや)は誰もが認める完璧人間である。
文武両道、品行方正、眉目秀麗と何かと注目を集める存在にも関わらず、それをひけらかさない性格と人当たりの良さで周りから絶大な支持を得ている。
一方桜夜と同じクラスで現在不登校の地引乙女(ちひきおとめ)は校内きっての嫌われ者。
猫背でぼそぼそと喋り、愛想が悪い彼女には様々なよくない噂で持ちきりだった。
桜夜は学校に来ない乙女にも優しく今日も学校から渡されたプリントを乙女に渡すために家に訪れる。
実は2人だけの秘密の関係があったのだ。
サイコパス系人気者ヤンデレと臆病なヒロインの短編です。
文字数 3,313
最終更新日 2023.02.10
登録日 2023.02.10
甘い日々をこれからもずっと。
文字数 1,512
最終更新日 2023.09.07
登録日 2023.09.07
オカルト同好会の会長である小泉藍は日々怪異を探して西へ東へ大忙しである。ある時は謎の風習があったとされる廃村へ、ある時は霊の出ると言う廃屋へ。彼女が何故そこまでして怪異を追うのか。それは誰にもわからない。
ただひとつ言えるのは、彼女が根っからのオカルトクレイジーであるという事だけだった。
※基本的には一つの話は一話完結で、不定期更新の作品となります。
文字数 37,572
最終更新日 2024.04.15
登録日 2024.04.15
大学生の主人公・伊藤亮は、突然「笑わせないと死ぬ病気」にかかってしまう。この病気のルールは「1日1回、誰かを本気で笑わせなければならない」というものだった。最初は親しい友人や家族に助けてもらいながらなんとか生き延びていたが、ある日、全く笑わないことで有名な同じ大学の同級生・水城葵に出会う。
なぜか彼女の笑顔を見たいという衝動に駆られる亮は、「彼女を笑わせる」ことを目標に、自分の命を懸けた挑戦を始める。
文字数 1,940
最終更新日 2025.01.19
登録日 2025.01.19
ここはバッドエンド不回避の乙女ゲームの世界。
このゲームに出てくる悪役令嬢のシャーロットは誰からも愛されることなく最後は絶対に殺されるという定められた運命があった。殺されないためには運命を変えないと… でも、運命を変えるには一体どうすれば…… 現世で高校生だった私は吹奏楽部だったことを思い出し、
「これだわ!!」
音楽は人の心を動かす。私は音楽の力で運命を変えようと思った。ある日、演奏をしていると声をかけられた。そこにいたのはーー周りからは氷の王子と呼ばれているクリス王子だった。
「……君の名前は…?君のことが知りたい…」
(氷の王子……悪役令嬢のシャーロットはこの王子に殺されるんだよね…)
運命が決められたこの世界。確かに運命は簡単には変えられない。だけど、運命を切り開けるのは自分だけ。必ず変えてみせる。
そして、シャーロットが運命を変えようとしているその頃、裏では、ゲームのストーリーには無かったこの世界を巻き込む最悪な計画が企てられていた。その計画とは一体… そして、この計画の裏に隠された真の目的とは…
※こちらの作品は、小説家になろうにも投稿しています。
文字数 53,092
最終更新日 2026.02.26
登録日 2025.09.16
その恋、法に触れず、心に触れる。
AV新法施行から3年。
若き弁護士・虎谷郁夫(32)は、出演被害に悩む女性たちを救う「正義の味方」として、業界で確固たる地位を築いていた。
しかし、彼には誰にも言えない裏の顔がある。
夜な夜な、自分が救ったはずの女性たちの出演作を検索し、その絶望を「消費」することでしか、己の精神を保てない歪んだ性(さが)を抱えていたのだ。
そんなある日、事務所を訪れたのは、同い年の相談者・中曽根真美。
彼女の瞳に宿る、底知れない「拒絶」の静寂に触れたとき、虎谷の完璧だったはずの日常にひびが入り始める。
「先生、私の動画……どんな顔で見ましたか?」
法を武器に戦う男と、法によって過去を縛られた女。境界線の上で出会った二人が、偽りの正義と絶望を脱ぎ捨て、本当の愛と再生を掴み取るまでの全10話。歪んだ執着が、真実の救済へと変わる奇跡の物語。
文字数 13,572
最終更新日 2026.04.19
登録日 2026.04.16
伝えなければなかったコトと同じこと。君を想うこの気持ちも、胸を灼く嫉妬も、募らせる慕情は胸に秘めるだけでは海に沈む宝石と同じ。そんな想いをオムニバス形式で綴るマスターと私と今日も来る誰か。
※他サイトで先行掲載済み
文字数 3,969
最終更新日 2018.11.18
登録日 2018.11.16