「心」の検索結果
全体で34,313件見つかりました。
妻が髪を切った。その毛は獣のモノのようで。あまりにも呆気ない別れ方。隙間風吹きすさぶ心を埋めようと、その髪を人形の頭に植えた夫に訪れる、不思議な夜の物語。
文字数 4,629
最終更新日 2020.05.27
登録日 2020.05.27
心地よい鼻声が聞こえ、さらさらと流れる水の音に合わせて、軽やかで愉快な口調で、主人の愉快な心境を語っています。 白木雪、つまり私の妻が、浴室内でシャワーを浴びています。 谁の流行歌なのか分からないイントネーションをしていますが、とにかく彼女の口からは、とてもきれいです。 私は小さなエンジニアです。東京で生まれ、東京で育ち、東京人です。 子供のころから、東京の社会的な気風と教育環境の下で、両親はいつも私に注意してくれました。 よく勉強して、高学歴を持って、これから仕事を探しやすいです。生活の質がいいです。他の雑多なことは触らないようにしてください。 子供のころから、私はずっと話を聞いています。 一生懸命勉強しています。高校の統一試験と大学の統一試験が通ると、第一志望です。 大学に行っても、毎日本を持ってクラス一位の成績で卒業します。 つまらないでしょう?そうです。 これは私の成長生涯です。 なんですか?部活?ありません。彼女?もっとありません。 ましてや、ダンスホールに行ったり、クラブに行ったりしてはいけません。それは悪い学生が勉強しないと行けないところで、堕落させられるところです。 大学を卒業するまでは、まだこの考えです。かわいそうですね? 大学を卒業してから、順調に仕事を見つけて、ハイテク会社に勤めています。 両親の親友はみんな私を手本にして、子供を教育しています。私の業績も両親の誇りになります。 これを見て聞きたい人がいますが、奥さんはどうやって来ましたか? 焦らないでください。もう話します。 白木雪は、私が研究所に通っていた時に知り合った同校の後輩で、東京第一学府の美女です。 当時の妻は外国語学部を専攻していました。 第一学府に合格したのは聡明さはもちろんのこと、工学を専攻している人は記憶力だけではなく、論理と推理も一流だと思っていました。 奥さんは身長172センチで、体の中ぐらいは正常です。 175センチの私の隣に立って、ローヒールだけ履いています。 私より高いと思います。 妻は長い髪を残すことが好きで、通常は少なくともすべて肩の左右まであって、1対の柳眉、弦の月湾の、事細かで長いです。 目はとても大きくて、まつげは密で長いです。彼女の目は水色です。 特に綺麗な中に艶やかな感じがします。 奥さんの電気眼というのは宇宙無敵の霹靂というスーパー放電の目です。 そうです。 奥さんの鼻はとても高くて、唇はふくよかですが、とても小さいです。 顔の輪郭はと
文字数 9,963
最終更新日 2020.07.07
登録日 2020.06.29
逃げることと隠れることだけが得意な男子中学生、園部優理。
従来のお節介な性格で、いじめられっ子を助けては自分がいじめの標的にされるということを繰り返していた。
ある日、自分をいじめた不良達と一緒に事故に遭い、異世界転生させられてしまうことに。
帰るためには、異世界を荒らす魔女を倒さなければいけない。しかし与えられたのは“引き寄せ”というよくわからないスキルで……
いじめられっ子だけれど、心の強さなら誰にも負けない!
これはそんな少年が、最強の仲間を引き寄せて異世界で成り上がる物語である。
※表紙絵は汐茜りはゆさんに描いて頂きました。
文字数 182,189
最終更新日 2022.06.01
登録日 2022.05.07
加賀美 由奈27歳独身ブラック企業に勤めている。ある日目が覚めると知らない屋根裏部屋で寝ていた。
そこには大きな姿見鏡があってオッドアイの美少女が映りこんで泣いている。
「お願い妖精さん、私を助けて」泣きながら少女が願うと由奈は少女バレンシアに成り代わってしまう。
元に戻ろうにもバレンシアは虐待に心を壊して鏡の世界に逃げてしまった。
「まさかの異世界転生?私は鏡の妖精なの⁈」
魔法、獣人、魔族、妖精が存在するファンタジーな世界で教育係のヘレンの虐待に耐えつつ由奈はバレンシアと自分も幸せになる方法を探して奮闘するのだが、次々と厄介に巻き込まれていくのをポンコツ従者黒猫ネーロと乗り越えていく。
最初は重い展開ですが好転していきます。
世界観はフワッとです。完結しました。読んで頂いて有難うございました。
文字数 73,169
最終更新日 2023.10.22
登録日 2023.08.29
ここは……森の中、目の前には小さな家。
遭難を避けるために誰も住んでいないこの家に住み始めて一年。
結局誰にも会うこともなく一人言も増え始めた頃……
森の中で男の子を拾った。
魔力というものを目の当たりにしてやっぱり異世界に来てしまったのかと一年越しに改めて実感することになるとは……
魔王が誕生したとか勇者募集とか、周りは目まぐるしく変わるけれど……
異世界で安心して穏やかな生活を送りたいと願う私のお話。
文字数 296,863
最終更新日 2024.09.29
登録日 2024.08.29
大学一年の夏、英田ハルカは沖縄へ来ていた。祖父が亡くなり、幼なじみとの関係に思い悩む日々を送り、手元に残されたのは祖父の遺品である青い宝石のついた指輪。自暴自棄になったまま、大切な指輪ごと海へ沈もうかと、指輪を投げた瞬間だった。
いとも簡単に海へ飛び込み、指輪を拾おうとする男が現れた。落ちた男を助けようとハルカも海へ飛び込むが、結局は彼に助けられてしまう。
彼はフィンリーと名乗り、アンティーク・ディーラーとして仕事のために沖縄へきたと告げる。
フィンリーはハルカに対し「指輪を鑑定させてほしい」と頼んだ。探しているものがあるようで、何かの縁だとハルカも承諾する。
東京へ戻ってからも縁が重なり、ハルカはフィンリーの店で働くことになった。
アルバイトを始めてからまもなくの頃、大学で舞台の無料チケットをもらえたハルカは、ミュージカル『クレオパトラ』を観にいくことになった。ステージ上で苦しむクレオパトラ役に、何かがおかしいと気づく。亡くなる場面ではないはずなのにもがき苦しむ彼女に、事件が発生したと席を立つ。
そこにはなぜかフィンリーもいて、ふたりは事件に巻き込まれていく。
クレオパトラ役が身につけていたネックレスは、いわくつきのネックレスだという。いろんな劇団を渡り歩いてきては、まとう者の身に不幸が訪れる。
居合わせたフィンリーにアリバイはなく、警察からも疑われることになり、ハルカは無実を晴らすべく独りで動こうと心に誓う。
文字数 143,236
最終更新日 2025.09.07
登録日 2024.11.20
第2次大戦の悲惨な記録から、古いテレビ映画の記憶から、生命の危機をただ守りたいと願望から詩と文で書きました・・
日が暮れかかっているが、砲弾の音が鳴り止まず、直撃を受け、一軒のこの小さな農家は全壊した。・・若い妻マーシャの赤ん坊は、火が付いたように泣いていたが、たった今、ほんの小さな命を閉じた。マーシャは泣きくずれながら、伏せている。第二次大戦末期の東欧の田園地帯。 アメリカ兵が二人、一人は足を引きずり、友は肩を貸し、視力を失った血だらけのドイツ兵捕虜を引っ張って、やってくる。・・「少し、休ませてくれ。連合軍だ。部隊とはぐれて後方へ戻る。・・」手ぶりを加えて兵士は言った。若い妻は泣きながら、身を起こした。......「.......井戸も....こわれたわ...。」捕虜はかすれた声で「...水...Water...くれ。」....「今...夜か.....Nightか..。」小さく言う捕虜の、開いてる瞳は青色。もう一人のアメリカ兵の足を見て、破れた前かけで、血に染まった布を替えて、しばりなおした。「ああ、すまない。..」「......夫も私の....赤ちゃんも....死んだの....」「...み....水を....」ドイツ兵の喉は熱いらしい。「いいわ...そこ..どいてて。」若い母親マーシャは、息絶え絶えのドイツ兵の頭を膝に乗せ、母乳を飲ませた。 砲弾の音、硝煙の匂い、地響きの中、安心したのか、見えない瞳を閉じた。 「..眠ったわ...」 「ああ、俺だってドイツには友だちが居るんだ。なんだってナチに、なりやがったのだ。俺たちも大事な戦友を何人も失った。奥さん、ありがとう。夜になって、砲撃が止めば、捕虜を起こして、連れていく。味方にたどり着けば、野戦病院に行ける。奥さんも生き抜くんだ。連合軍は市民を保護できる。
一部を略して、記述。
文字数 1,017
最終更新日 2025.03.01
登録日 2025.03.01
春のはじまり。
桜が少しずつ開き始める季節、風があたたかくなってきた頃。
こゆのは、いつも通り教室の窓際の席に座っていた。
風がカーテンをふわりと持ち上げるたび、心の奥が少しくすぐったくなる。
そんな毎日に、少しだけ特別な“違和感”があった。
それは、彼の視線。
クラスの人気者。優しくて、みんなに好かれている男の子。
でも、なぜか彼の目は、時々こゆのだけを見ていた。
名前は、ゆうき。
さりげない仕草も、笑った横顔も、声のトーンまでもが優しくて。
だけどどこか、不思議な“距離感”があった。
彼と話すたび、胸がふわっと浮かんで、
でも、それが“恋”なのかどうか、まだよくわからなかった。
春の風が、教えてくれる。
この心のざわめきが、ただの憧れじゃないことを。
そしてこゆのは、まだ知らなかった。
この春、彼の言葉が、自分の世界を変えてしまうことを。
文字数 27,082
最終更新日 2025.06.19
登録日 2025.05.16
【「あんたを帰す気がなくなった」ーー孤独な吸血鬼と、迷い子の少女が織りなす「恋の魔法」】
舞台は現代と人間界の隣に潜む亜空間。
ヴァンパイアは15歳になると、愛する者たちの記憶を消し、自らの領域「アステリズム」へと居を移す。それが、愛すべき人間を傷つけぬために課された彼らの「鉄の掟」だった。
不老不死の時を刻み、独り立ちから10年。
25歳を迎えた律は、変化のない永遠の日常に退屈していた。
伴侶を定める時期が近づく中、吸血鬼界が期待するのは「同族との血の継承」。
彼らの世界に結婚相手の明確なルールは存在しない。
天使だろうが、獣人だろうが、どんな種族でも問題はない。
ただ唯一、「人間」という種族を除いてはーー。
吸血鬼にとって人間は、彼らの幼少期を支え、育ててくれる、いわば慈しみ、守るべき不可侵の存在。彼らに手を出すことは許されないと暗黙のルールで決められていた。
しかしそんな律の領域に、絶対に侵入できないはずの境界を越え、一人の「人間の乙女」が迷い込む。
掟が禁じる、禁断の対象。
だが、彼女が放つ果実のような甘い香りは、律の理性を静かに狂わせていく。
孤独な吸血鬼と迷い子の、甘く危険な禁断ロマンス。
掟を越え、モノクロだったアステリズムが、今、恋という色彩に染まり始める――。
【お知らせ】本作は、『ドS大佐はVチューバー 』のキャラクターによる公式IFストーリーです。アルファポリス内で『ドS大佐はVチューバー 』と検索すると、全ての始まりである、二人の本編の恋模様を覗くことができます。
文字数 162,616
最終更新日 2026.07.12
登録日 2026.03.14
転移系拳闘ヒロイック・サーガ。目指すはエピック・ファンタジー。伝説の魔闘拳士が、その拳と知恵で異世界を切り拓く大河戦記。
様々な出来事の中で失意のうちに少年・流堂櫂は異世界に転移してしまう。
持ち前の格闘術と魔法の応用で身を寄せた王国ホルツレインを救い、彼は魔闘拳士として吟遊詩人にまで歌われる英雄として世界に名を轟かせた。
一度は日本に戻った櫂だが、自らの存在意義を異世界に感じてしまった彼は再びその異世界に舞い降りる。謎の多い青髪の美貌チャムと出会った彼は魔闘拳士カイ・ルドウとして、世界を見つめる旅に出かける決意をする。全ては温かく迎えてくれた人々の為に。何も言わずに受け入れてくれたチャムの世界を、自らが信じる正しい形に導く為に。
心強い仲間を加えつつ、カイの冒険の旅が幕を開ける。
登録日 2017.01.02
「あなたには向日葵より、百合が似合いますよ」
――ある日新宿駅で出会ったのは美貌の神父だった。
新宿の教会に、上永谷瀬人という若き神父がいる。誰よりも信仰に篤く、慈愛に溢れ、美しい声を持っていた。彼が春を鬻ぐのもまた、麗しき自己犠牲であり、そこに裏も表も存在していない。彼はただ神の御心のままに、他人の幸せだけをずっと願っている。
四辻善路は彼のために名前を捨てたが決して不幸ではない、二条皐月は彼のために花を買ったがそれもまた幸福であった。
上永谷だけが心の奥になにもない。異国の地に置いてきてしまった本当の愛は、自分でももう見つけられなかったし、思い出すこともなかった。
半神の英雄は、神の子を迎えにはこない。
※この物語はフィクションです。実在するあらゆるものとは関係ありません。
※主軸はBLですが、いろいろあります。
※母子の近親相姦表現がほんの一瞬出てきます。
※更新頻度はとても低い
文字数 31,671
最終更新日 2017.11.06
登録日 2017.10.09
かつて、世界にその悪名を轟かせた、最強の軍事国家、帝国。
数十年の時が経ち、すっかり平和主義に染まった帝国の中心、皇居で、アイリスは働いていた。面倒なことを嫌う彼女は、洗濯係として平凡な日々を過ごしていた。
ある日、仕事中に、アイリスは誘拐事件に遭遇してしまう。そして、誘拐されかけている少女を助けようとするのだが…
文字数 4,897
最終更新日 2019.09.15
登録日 2019.09.12
平和な日常に突然刺殺者が現れた。
その者に家族を殺され、惨めにも奴隷にされたりと地獄な日々を過ごしている。フェレン・ディーア。
だが、ある出来事により復讐する心が芽生える。
そして復讐することを目的に彼はどう行動するのか?
『仮面をそして貴族を世界を1度壊して俺は世界を変える。母さんの約束を守るため自分が幸せになるために。』
こんな感じの異世界復讐小説を作って見ました。
テンプレが沢山含まれています。軽い気持ちで見たい人は是非見てください。
登録日 2020.04.18
貴族の青年、イオは冒険者パーティーの中衛。
彼はレベルの低さゆえにパーティーを追放され、さらに婚約者を寝取られ、家からも追放されてしまう。
全てを失って悲しみに打ちひしがれるイオだったが、騎士学校時代の同級生、ベガに拾われる。
「──イオを勧誘しにきたんだ」
ベガと二人で新たなパーティーを組んだイオ。
ダンジョンへと向かい、そこで自身の本当の才能──『対人能力』に気が付いた。
そして心機一転。
「前よりも強いパーティーを作って、前よりも良い婚約者を貰って、前よりも格の高い家の者となる」
今までの全てを見返すことを目標に、彼は成り上がることを決意する。
これは、そんな英雄譚。
文字数 107,849
最終更新日 2020.09.20
登録日 2020.07.23
第一子が生まれそうだと聞いた夫は急いで妻のいる病院へと駆け込んだ。外で待つように言われ、分娩室の前にあるベンチに座り、今か今かとソワソワとしながら待っていた。暫くして、分娩室の中から慟哭とも絶叫ともとれる叫び声が聞こえた。何事かと心配するも、待つことしかできない夫。間も無くして分娩室に入るよう言われ、歩を進める。その中で見たものとは?
文字数 756
最終更新日 2021.02.27
登録日 2021.02.27
ぼんやりと生きていると白昼夢みたいなものを見ることが増えてきます。そんな夢現(ゆめうつつ)みたいな短編集です。
1.何でも代行屋
お掃除代行、退職届代行、試験代行、…様々な事柄の代行が許される様になった世の中。全部代行で済むなら本人なんて価値無いんですかね。ある家庭のワンシーンを描いたショートショート。
2.最高の絵画
芸術の事はとんとわかりません。どれだけ有名で、どれだけ価値があって、どんな経緯で作られたか、くらいしか判断できません。10人の芸術家が作った最高の絵画にまつわるショートショート。
3.車離れ
最近の若者は○○離れで困る…ってフレーズを良くききます。たぶん3000年前の人たちも同じ事を言ってたと思います。車離れに焦点を当てたショートショート。
4.天使のハープ
辛い事や悲しい事も、気の持ちようだったりします。持ち方を変えても、持ってるものは変わらないんですけどね。人々を幸せにする幸せのハープを弾く天使のショートショート。
5.偉いひと
「偉い」って言葉は「立派」とは別物でしょうか。身の回りに「偉い」って思える人がいません。「偉そう」な人は沢山います。偉そうな人に従う人のショートショート。
6..宇宙動物園
動物園は良いところです。図鑑や動画でしか見れない生き物を間近で観察する事が出来ます。宇宙中の珍しい動物を集めた、宇宙動物園のショートショート。
7.愚者の贈り物
賢者の贈り物という有名な物語があります。お互いの大切なものを犠牲にして贈り物を渡す。犠牲に出来るものが無い人たちのクリスマスを描いたショートショート。
8.外飛ぶくじら
雲を眺めていると色んな形の雲があって見ていて飽きないです。遠い昔に、くじらが空を飛んで雲を作っていた時のショートショート。
9.秘伝の言葉
先祖代々〜とか、一子相伝〜とか、語り継がれてきた文化や思想が遥か後世まで生き続ける事があります。読み方と意味が分からない言葉を語り継いできた一族のショートショート。
10.世界一の殺し屋
世界一になるというのは簡単な事ではありません。簡単に世界一とか言ってしまうのは、世界一いけない事です。世界一と呼ばれる殺し屋のショートショート。
11.夢見心地
夢を見ている時は、夢を見ていると気付けないものです。夢が終わって初めて夢だと気付けるのです。私は今、起きているんでしょうか。夢を見たい男のショートショート。
12.走馬灯
人は死にかけた時に走馬灯を見れると言います。生き延びる方法を探す能力だと聞きますが、役に立った話は聞きません。走馬灯を自由に見れる男のショートショート。
13.夫の告白
大事な話があると前置きされることがありますよね。大体は本人の自己満足ですが。妻に身勝手な告白を始める夫のショートショート。
以上でこの短編集は区切りとします。
文字数 23,875
最終更新日 2024.04.17
登録日 2021.08.16
俺は真城ゆき19歳、妹はさくら16歳。とある事がきっかけで妹は中学生の時に言葉を話したり、理解することが出来なくなった。
医者には軽くストレスが原因でしょうと、どこの病院でも同じ答えだった。
母と父の度重なる度が過ぎた夫婦喧嘩が心優しいさくらに重くストレスがかかったのが原因だと思う。
幸い、さくら自身は視覚的情報で今どうしたら良いかという自分なりの判断はでき、文字も理解できる。厶の発音で音の感情表現もできる。他人の意志とは一致しない事があるが、さくらなりに頑張ってるから、俺は決して怒ったりはせず、上手くやり取りしている……つもりだ。
さくらがこうなってからも夫婦喧嘩は止むどころか、更に酷くなって行った……症状が悪化する事を恐れ、さくらと2人で家を出る為に俺は、高校に通いながら親に内緒で得意の絵でお金を稼いで貯蓄する事に、俺自身もかなり参っていたのはある。
ありがたい事に直ぐに仕事は軌道に乗った。家を出てからもフリーランスのイラストレーターとして活動している。
妹が中学卒業で家を出て二人暮しが始まる。さくらは、知り合いのツテで普通の高校に通わせてもらっている、本人の希望だ。
この話はさくらが卒業するまでのちょっと変わった日常の話。
文字数 5,970
最終更新日 2021.10.26
登録日 2021.10.20